JPH01184402A - 光学式変位測定方法および測定装置 - Google Patents
光学式変位測定方法および測定装置Info
- Publication number
- JPH01184402A JPH01184402A JP63008975A JP897588A JPH01184402A JP H01184402 A JPH01184402 A JP H01184402A JP 63008975 A JP63008975 A JP 63008975A JP 897588 A JP897588 A JP 897588A JP H01184402 A JPH01184402 A JP H01184402A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- interference
- displacement
- measurement
- moving part
- mirror
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Instruments For Measurement Of Length By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、光学式の変位測定方法および測定装置に関
し、詳細には波長の16分の1の分解能を有し、かつ移
動部の変位方向を識別する方法および装置に関するもの
である。
し、詳細には波長の16分の1の分解能を有し、かつ移
動部の変位方向を識別する方法および装置に関するもの
である。
[従来の技術]
光学式変位測定装置においては、光の干渉現象を利用し
て、波長程度の微小変位を測定することができる。
て、波長程度の微小変位を測定することができる。
第3図(a)はトワイマン・グリーン型とよばれる干渉
計による変位測定方法の原理図で、レーザ光源1よりの
レーザビームをビームスプリッタ2により進行方向の測
定ビームmと、これと直角方向の参照ビームrに分割す
る。測定ビームは測定対象の移動部7に固定された測定
ミラー4により反射して、ビームスプリッタ2に戻り、
さらに直角方向に反射して下方に進む。一方、参照ビー
ムは固定部に固定された参照ミラー3により反射し。
計による変位測定方法の原理図で、レーザ光源1よりの
レーザビームをビームスプリッタ2により進行方向の測
定ビームmと、これと直角方向の参照ビームrに分割す
る。測定ビームは測定対象の移動部7に固定された測定
ミラー4により反射して、ビームスプリッタ2に戻り、
さらに直角方向に反射して下方に進む。一方、参照ビー
ムは固定部に固定された参照ミラー3により反射し。
ビームスプリッタを透過して、前記の測定ビームと合成
され、互いに干渉して干渉縞5を生ずる。
され、互いに干渉して干渉縞5を生ずる。
干渉縞のピッチ間隔δXはビームの往復により、移動部
の2分の1波長の変位に相当し、すなわち干渉縞の周期
はλ/2である。移動部の移動に伴って移動する干渉縞
を受光器6により検出して干渉縞信号5aをえて、その
ピークをカウントすれば、変位がλ/2単位で測定でき
る。
の2分の1波長の変位に相当し、すなわち干渉縞の周期
はλ/2である。移動部の移動に伴って移動する干渉縞
を受光器6により検出して干渉縞信号5aをえて、その
ピークをカウントすれば、変位がλ/2単位で測定でき
る。
以上においては、レーザビームの偏光面は無関係とした
が、直線偏光ビームを使用して構成することができる。
が、直線偏光ビームを使用して構成することができる。
第3図(b)はその1例で、光源1より直v&偏光のレ
ーザビームは、偏光ビームスプリッタ8により、互いに
直角な偏光面の測定ビームmと参照ビームrに分割され
、図(a)の場合と同様に合成されて干渉縞を生ずる。
ーザビームは、偏光ビームスプリッタ8により、互いに
直角な偏光面の測定ビームmと参照ビームrに分割され
、図(a)の場合と同様に合成されて干渉縞を生ずる。
ただしこの場合は、両ビームの開先面が互いに直角であ
るのでこのままでは干渉しない。そこで、λ/4位相板
9により、回転方向が互いに反対の日清光波として干渉
させ、さらに一定の偏光面のみを透過する直線検光子I
Oを通して干渉縞信号をうるちのである。
るのでこのままでは干渉しない。そこで、λ/4位相板
9により、回転方向が互いに反対の日清光波として干渉
させ、さらに一定の偏光面のみを透過する直線検光子I
Oを通して干渉縞信号をうるちのである。
なお、この場合は測定ミラー4を固定し、これに対して
ビームスプリッタ8と参照ミラー3を移動部7に固定し
て、移動するものであるが、その変位δXの測定原理は
上記と変わりはない。
ビームスプリッタ8と参照ミラー3を移動部7に固定し
て、移動するものであるが、その変位δXの測定原理は
上記と変わりはない。
さて、半導体製品においては技術の進歩によりfCCフ
ッのパターンサイズはますます微細化してサブミクロン
の領域に達しており、これに対応した微小移動機構およ
びその移動距離の測定装置が必要とされている。これに
対して上記のトワイマン・グリーン型干渉計による測定
では、例えばレーザ光源として波長が凡そ0.8μmの
半導体レーザを使用する場合、入/2=0.4μmとな
り、分解能が過大で使用できない。また、製品の製造、
検査における移動機構においては変位の方向を知ること
が必要な場合があるが、上記の干渉縞信号のカウントで
は、変位または移動の方向性が判別できない。そこで、
分解能を高め、かつ変位方向を識別できる方法が望まれ
ている。
ッのパターンサイズはますます微細化してサブミクロン
の領域に達しており、これに対応した微小移動機構およ
びその移動距離の測定装置が必要とされている。これに
対して上記のトワイマン・グリーン型干渉計による測定
では、例えばレーザ光源として波長が凡そ0.8μmの
半導体レーザを使用する場合、入/2=0.4μmとな
り、分解能が過大で使用できない。また、製品の製造、
検査における移動機構においては変位の方向を知ること
が必要な場合があるが、上記の干渉縞信号のカウントで
は、変位または移動の方向性が判別できない。そこで、
分解能を高め、かつ変位方向を識別できる方法が望まれ
ている。
し解決しようとする課題]
以上に対する先行技術として、干渉ビームの受光系を工
夫して分解能をλ/8に高め、同時に変位方向を識別で
きる方法が、この発明の発明者により提案され「特願6
2−1923445号、光学式変位測定方法および測定
装置」として出願されている。
夫して分解能をλ/8に高め、同時に変位方向を識別で
きる方法が、この発明の発明者により提案され「特願6
2−1923445号、光学式変位測定方法および測定
装置」として出願されている。
第4図(a ) 、 ’(b )は上記特願による変位
測定装置の要部と作用の説明図で、図<a)において直
線偏光の合成ビームはλ/4位相板9により回転偏光と
され、2個の無偏光のビームスプ゛す・ツタ11により
3分割されてそれぞれ直線検光子10−1 、10−2
.10−3に入力する。各検、光子は、その偏光面の方
位角を順次π/2づつ変化しておき、これに対する3個
の受光器6の出力する干渉縞信号gl、E、、i:、を
差動増幅器!3を通すことにより、λ/2を周期とする
正弦波E1と余弦波Ebがえられる。信5号処理部12
にお−いてEa、Ebの極性変換点を検出することによ
り°、変位量をλ/8の分解能で測定し、同時に図(b
)に示す両波の極性の性質より変位の方向を識別するも
のである。
測定装置の要部と作用の説明図で、図<a)において直
線偏光の合成ビームはλ/4位相板9により回転偏光と
され、2個の無偏光のビームスプ゛す・ツタ11により
3分割されてそれぞれ直線検光子10−1 、10−2
.10−3に入力する。各検、光子は、その偏光面の方
位角を順次π/2づつ変化しておき、これに対する3個
の受光器6の出力する干渉縞信号gl、E、、i:、を
差動増幅器!3を通すことにより、λ/2を周期とする
正弦波E1と余弦波Ebがえられる。信5号処理部12
にお−いてEa、Ebの極性変換点を検出することによ
り°、変位量をλ/8の分解能で測定し、同時に図(b
)に示す両波の極性の性質より変位の方向を識別するも
のである。
しかしながら、上記の特願による変位測定装置の分解能
λ/8では、いまだ不充分な場合がある。
λ/8では、いまだ不充分な場合がある。
すなわち、前記のように波長λが0,8μmの場合、分
解能は0,1μmであるが、例えば0.5μmのパター
ンサイズのICチップの製蓬ないしは検査においては、
その10分の1の0.05μmの精度で移動または検査
を行うことが必要である。そこで、上記特願にかかる方
法をさらに改善して分解能を向上することが望まれてい
る。
解能は0,1μmであるが、例えば0.5μmのパター
ンサイズのICチップの製蓬ないしは検査においては、
その10分の1の0.05μmの精度で移動または検査
を行うことが必要である。そこで、上記特願にかかる方
法をさらに改善して分解能を向上することが望まれてい
る。
この発明は上述したところに鑑みてなされたもので、ト
ワイマン・グリーン型干渉計による変位測定装置におい
て、干渉ビームを4分割して各干渉ビームにπ/4の位
相差を与えて処理することにより、λ/16の分解能を
有し、かつ変位の方向が識別できる変位測定方法および
測定装置を提供することを目的とするものである。
ワイマン・グリーン型干渉計による変位測定装置におい
て、干渉ビームを4分割して各干渉ビームにπ/4の位
相差を与えて処理することにより、λ/16の分解能を
有し、かつ変位の方向が識別できる変位測定方法および
測定装置を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段]
この発明は、直線偏光のレーザビームを偏光ビームスプ
リッタにより、偏光面が互いに直角をなす測定ビームと
参照ビームに分割し、移動部の測定ミラーおよび固定部
の参照ミラーによりそれぞれ反射された測定ビームと参
照ビームとを合成した合成ビームの干渉縞を検出して移
動部の変位を測定する測定方法であって、合成ビームを
λ/4位相板(λ;波長)を通して円偏光の干渉ビーム
に変換したのち、3個の無偏光ビームスプリッタにより
4分割し、分割された各干渉ビームを、偏光面が順次に
π/4づつ異なる方向(方位角)の4個の直線検光子を
それぞれ透過させて受光器で受光する。信号処理部にお
いては、受光器より出力され、順次にπ/4の位相差を
有する’4gの干渉縞信号の極性変換点を検出して、移
動部の変位とλ/16の分解能で測定し、かつ変位方向
を識別するものである。
リッタにより、偏光面が互いに直角をなす測定ビームと
参照ビームに分割し、移動部の測定ミラーおよび固定部
の参照ミラーによりそれぞれ反射された測定ビームと参
照ビームとを合成した合成ビームの干渉縞を検出して移
動部の変位を測定する測定方法であって、合成ビームを
λ/4位相板(λ;波長)を通して円偏光の干渉ビーム
に変換したのち、3個の無偏光ビームスプリッタにより
4分割し、分割された各干渉ビームを、偏光面が順次に
π/4づつ異なる方向(方位角)の4個の直線検光子を
それぞれ透過させて受光器で受光する。信号処理部にお
いては、受光器より出力され、順次にπ/4の位相差を
有する’4gの干渉縞信号の極性変換点を検出して、移
動部の変位とλ/16の分解能で測定し、かつ変位方向
を識別するものである。
次にこの発明による変位測定装置は上記の方法を具体化
したもので、直線偏光のレーザビームを偏光面が互いに
直角をなす測定ビームと参照ビームに分割する偏光ビー
ムスプリッタと、測定ビームに対して移動部1こ設けら
れた測定ミラーと、参照ビームに対して固定部に設けら
れた参照ミラーと、測定ビームと参照ビームの合成ビー
ムを円偏光の干渉ビームに変換するλ/4位相板と、こ
の干渉ビームを4分割する3個の無偏光ビームスプリ
−ツタと、分割された各干渉ビームに対応し、透過する
偏光面の方位角が順次にπ/4づつ異なる4個の直線検
光子と、各検光子に対する受光器と、信号処理部とによ
り構成される。信号処理部においては、各受光器より出
力される、順次にπ/4の位相差を有する4個の干渉縞
信号を入力して、移動部のλ/!6の変位に相当する干
渉縞信号の極性変換点を検出し、併せて移動部のλ/1
6の変位に相当する変位方向を識別するものである。
したもので、直線偏光のレーザビームを偏光面が互いに
直角をなす測定ビームと参照ビームに分割する偏光ビー
ムスプリッタと、測定ビームに対して移動部1こ設けら
れた測定ミラーと、参照ビームに対して固定部に設けら
れた参照ミラーと、測定ビームと参照ビームの合成ビー
ムを円偏光の干渉ビームに変換するλ/4位相板と、こ
の干渉ビームを4分割する3個の無偏光ビームスプリ
−ツタと、分割された各干渉ビームに対応し、透過する
偏光面の方位角が順次にπ/4づつ異なる4個の直線検
光子と、各検光子に対する受光器と、信号処理部とによ
り構成される。信号処理部においては、各受光器より出
力される、順次にπ/4の位相差を有する4個の干渉縞
信号を入力して、移動部のλ/!6の変位に相当する干
渉縞信号の極性変換点を検出し、併せて移動部のλ/1
6の変位に相当する変位方向を識別するものである。
[作用]
この発明による光学式変位測定方法および測定装置にお
いては、測定ビームと参照ビームをλ/4位相板を通す
ことにより、各ビームは互いに反対方向に回転する2つ
の円偏光ビームとなって干渉する。この2つのビームは
、移動部の変位により互いの位相差が変化するもので、
それらの合成ビームの偏光面は位相差の変化とともに回
転し、移動部のλ/2の変位ごとに1回転する。すなわ
ちλ/2が周期である。この干渉ビームを4分割して、
それぞれを方位角が順次π/4づつ異なる4111の直
線検光子を通すときは、位相がπ/4づつ異なる4個の
干渉縞信号かえられる。このような干渉縞信号の各極性
変換点を検出することにより、λ/16の分解能で変位
が測定され、同時に各干渉縞信号の極性の性質より移動
部の変位方向が識別されるものである。
いては、測定ビームと参照ビームをλ/4位相板を通す
ことにより、各ビームは互いに反対方向に回転する2つ
の円偏光ビームとなって干渉する。この2つのビームは
、移動部の変位により互いの位相差が変化するもので、
それらの合成ビームの偏光面は位相差の変化とともに回
転し、移動部のλ/2の変位ごとに1回転する。すなわ
ちλ/2が周期である。この干渉ビームを4分割して、
それぞれを方位角が順次π/4づつ異なる4111の直
線検光子を通すときは、位相がπ/4づつ異なる4個の
干渉縞信号かえられる。このような干渉縞信号の各極性
変換点を検出することにより、λ/16の分解能で変位
が測定され、同時に各干渉縞信号の極性の性質より移動
部の変位方向が識別されるものである。
[実施例]
第1図(a)は、この発明による光学式変位測定方法お
よび測定装置の実施例の構成図である。図において、レ
ーザ光源lよりの直線偏光のレーザビームは投光レンズ
14によりコリメイトされ、偏光ビームスプリッタ8に
より進行方向の測定ビームmと直角方向の参照ビームr
に分割される。
よび測定装置の実施例の構成図である。図において、レ
ーザ光源lよりの直線偏光のレーザビームは投光レンズ
14によりコリメイトされ、偏光ビームスプリッタ8に
より進行方向の測定ビームmと直角方向の参照ビームr
に分割される。
両ビームはそれぞれ測定ミラー4と参照ミラー3により
反射されて、偏光ビームスプリッタにおいて合成される
。この場合、両ビームはλ/4位相板9−1.9−2に
より偏光方向が直角に変換されるので、測定ビームは反
射されて下方に向かい、また参照ビームは直進する0両
波の偏光面が互いに直角であるので、ここでは干渉しな
いが1次のλ/4位相板9−3により互いに反対方向に
回転する回転偏光波となって干渉し合う干渉ビームとな
る。
反射されて、偏光ビームスプリッタにおいて合成される
。この場合、両ビームはλ/4位相板9−1.9−2に
より偏光方向が直角に変換されるので、測定ビームは反
射されて下方に向かい、また参照ビームは直進する0両
波の偏光面が互いに直角であるので、ここでは干渉しな
いが1次のλ/4位相板9−3により互いに反対方向に
回転する回転偏光波となって干渉し合う干渉ビームとな
る。
干渉ビームは、3個の無偏光ビームスプリッタIt−1
,11−2,11づにより逐次に4分割されて、それぞ
れは直線検光子10−1.10−2,10づおよび10
−4によりそれぞれの偏光面の方位角に対する成分が透
過し、受光器6−1.6−2.6−3および6−4より
干渉縞信号E、、E、、E、およびE4として移動部の
位置に応じた値が出力される。各検光子の層光面の方位
角は、第1図(c)に示すA 1 、 A 2 、 A
3およびA4のように順次にπ/4づつの角度をなし
ているので。
,11−2,11づにより逐次に4分割されて、それぞ
れは直線検光子10−1.10−2,10づおよび10
−4によりそれぞれの偏光面の方位角に対する成分が透
過し、受光器6−1.6−2.6−3および6−4より
干渉縞信号E、、E、、E、およびE4として移動部の
位置に応じた値が出力される。各検光子の層光面の方位
角は、第1図(c)に示すA 1 、 A 2 、 A
3およびA4のように順次にπ/4づつの角度をなし
ているので。
各干渉縞信号の位相差もこれに従って、π/4をなす。
上記においては、3個の無偏光ビームスプリッタll−
1,11−2,114を縦続に接続したものであるが、
これらを第1図(b)のように接続することもできる。
1,11−2,114を縦続に接続したものであるが、
これらを第1図(b)のように接続することもできる。
すなわち無偏光ビームスプリッタ11−!で分割した一
方をさらに11−2で分割し、他方を11づで分割して
、4分割する。この場合は、分割された各ビームの強度
が等しいので受光器などのレベル調整がやや容易となる
。
方をさらに11−2で分割し、他方を11づで分割して
、4分割する。この場合は、分割された各ビームの強度
が等しいので受光器などのレベル調整がやや容易となる
。
第2図(a)、(b)は上記の干渉縞信号El〜E4よ
り、移動部の変位を検出する方法を示すもので、各干渉
縞信号波は図のように、π14の位相差でオーバーラツ
プして、それらの極性変換点の間隔は周期2πの8分の
1であり、これがλ/16に相当し、1周期は8区間と
なる。いま、移動部が変位すると干渉ビームが回転する
ので、各干渉縞信号E1〜E4の極性が図(b)に示す
ように区間I〜■に対応して変化する。信号処理部12
においてこの極性変換点を検出することにより、λ/1
6の分解能で変位を測定することができる。また、区間
■〜■では、各干渉縞信号の極性の配列には同一のもの
がなく順次サイクリックに変化し、極性の移行に方向性
があるので、信号処理部でこの移行を検知して変位方向
を識別するものである。
り、移動部の変位を検出する方法を示すもので、各干渉
縞信号波は図のように、π14の位相差でオーバーラツ
プして、それらの極性変換点の間隔は周期2πの8分の
1であり、これがλ/16に相当し、1周期は8区間と
なる。いま、移動部が変位すると干渉ビームが回転する
ので、各干渉縞信号E1〜E4の極性が図(b)に示す
ように区間I〜■に対応して変化する。信号処理部12
においてこの極性変換点を検出することにより、λ/1
6の分解能で変位を測定することができる。また、区間
■〜■では、各干渉縞信号の極性の配列には同一のもの
がなく順次サイクリックに変化し、極性の移行に方向性
があるので、信号処理部でこの移行を検知して変位方向
を識別するものである。
[発明の効果]
以上の説明により明らかなように、この発明による光学
式変位測定方法および測定装置においては、トワイマン
・グリーン型干渉計によりえられる干渉ビームより、位
相の異なる4個の干渉縞信号をつくり、その極性変換点
を検出することにより、λ/16の分解能で移動部の変
位が測定される。
式変位測定方法および測定装置においては、トワイマン
・グリーン型干渉計によりえられる干渉ビームより、位
相の異なる4個の干渉縞信号をつくり、その極性変換点
を検出することにより、λ/16の分解能で移動部の変
位が測定される。
例えば波長0.8μmのレーザビームを使用する場合、
分解能は0,05μmとなり、サブミクロンオーダーの
半導体ICパターンの製造、検査に充分適用できるもの
である。また、各干渉縞信号の極性配列の移行より、変
位方向を識別することができるので、方向性を必要とす
る場合に有効であり、半導体など微小加工技術分野に寄
与するところには大きいものがある。
分解能は0,05μmとなり、サブミクロンオーダーの
半導体ICパターンの製造、検査に充分適用できるもの
である。また、各干渉縞信号の極性配列の移行より、変
位方向を識別することができるので、方向性を必要とす
る場合に有効であり、半導体など微小加工技術分野に寄
与するところには大きいものがある。
第1図(a)、(b)、(C)は、この発明による光学
式変位測定方法および測定装置の実施例における構成図
と、直線検光子の方位角の図、第2@(a)、(b)は
、第1図(a)、(b)、(c)における干渉縞信号の
波形図と、移動部の変位による干渉縞信号の極性の移行
表の図、第3図(a)、(b)はトワイマン・グリーン
型干渉計と直線偏光波を使用する従来の変位測定装置の
構成図、第41ff(a)、(b)はこの発明の発明者
により特許された先行技術による光学式変位測定方法お
よび測定装置の構成図と干渉縞信号の極性の移行表の図
である。 1・・・レーザ光源、 2・・・ビームスプリッタ
、3・・・参照ミラー、 4・・・測定ミラー、
5・・・干渉ビーム、 5a・・・干渉縞信号。 6・・・受光器、 7・・・移動部、8・・・
偏光ビームスプリッタ、9・・・λ74位相板、10・
・・直線検光子、+1・・・無偏光ビームスプリッタ、
12・・・信号処理装置、 13・・・差動増幅器。
式変位測定方法および測定装置の実施例における構成図
と、直線検光子の方位角の図、第2@(a)、(b)は
、第1図(a)、(b)、(c)における干渉縞信号の
波形図と、移動部の変位による干渉縞信号の極性の移行
表の図、第3図(a)、(b)はトワイマン・グリーン
型干渉計と直線偏光波を使用する従来の変位測定装置の
構成図、第41ff(a)、(b)はこの発明の発明者
により特許された先行技術による光学式変位測定方法お
よび測定装置の構成図と干渉縞信号の極性の移行表の図
である。 1・・・レーザ光源、 2・・・ビームスプリッタ
、3・・・参照ミラー、 4・・・測定ミラー、
5・・・干渉ビーム、 5a・・・干渉縞信号。 6・・・受光器、 7・・・移動部、8・・・
偏光ビームスプリッタ、9・・・λ74位相板、10・
・・直線検光子、+1・・・無偏光ビームスプリッタ、
12・・・信号処理装置、 13・・・差動増幅器。
Claims (2)
- (1)偏光ビームスプリッタにより直線偏光のレーザビ
ームを、偏光面が互いに直角をなす測定ビームと参照ビ
ームに分割し、移動部の測定ミラーおよび固定部の参照
ミラーによりそれぞれ反射された測定ビームと参照ビー
ムとを合成した合成ビームの干渉縞を検出して上記移動
部の変位を測定する測定方法において、上記合成ビーム
をλ/4(λ:波長)位相板を通して円偏光の干渉ビー
ムに変換したのち、3個の無偏光ビームスプリッタによ
り4分割し、該分割された各干渉ビームを、偏光面が順
次にπ/4づつ異なる方位角とする4個の直線検光子を
それぞれ透過させ、該透過した各干渉ビームに対する受
光器より出力され、順次にπ/4の位相差を有する4個
の干渉縞信号の極性変換点を検出することにより、上記
移動部の変位をλ/16の分解能で測定し、かつ変位方
向を識別することを特徴とする、光学式変位測定方法。 - (2)直線偏光のレーザビームを、偏光面が互いに直角
をなす測定ビームと参照ビームに分割する偏光ビームス
プリッタと、該測定ビームに対して移動部に設けられた
測定ミラーと、該参照ビームに対して固定部に設けられ
た参照ミラーと、該測定ミラーおよび該参照ミラーでそ
れぞれ反射した測定ビームと参照ビームとを上記偏光ス
プリッタで合成し、該合成ビームを円偏光の干渉ビーム
に変換するλ/4(λ:波長)位相板と、該干渉ビーム
を4分割する3個の無偏光ビームスプリッタと、該分割
された各干渉ビームに対応し、透過する偏光面の方位角
が順次にπ/4づつ異なる4個の直線検光子と、該4個
の検光子に対する4個の受光器と、該受光器より出力さ
れ、上記移動部のλ/2の変位を周期2πとして順次に
π/4づつの位相差を有する4個の干渉縞信号を入力し
て、上記移動部のλ/16の変位に相当する該干渉縞信
号の極性変換点を検出し、かつ上記移動部の変位方向を
識別する信号処理部とにより構成されたことを特徴とす
る、光学式変位測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63008975A JPH01184402A (ja) | 1988-01-18 | 1988-01-18 | 光学式変位測定方法および測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63008975A JPH01184402A (ja) | 1988-01-18 | 1988-01-18 | 光学式変位測定方法および測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01184402A true JPH01184402A (ja) | 1989-07-24 |
Family
ID=11707687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63008975A Pending JPH01184402A (ja) | 1988-01-18 | 1988-01-18 | 光学式変位測定方法および測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01184402A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0476404A (ja) * | 1990-07-19 | 1992-03-11 | Ind Technol Res Inst | レーザ干渉測長器 |
KR100371640B1 (ko) * | 2000-09-21 | 2003-02-11 | 강선모 | 측정 대역폭 및 분해능을 향상시킨 편광 간섭계 광파장측정 방법 및 시스템 |
JP2006322910A (ja) * | 2005-06-16 | 2006-11-30 | Yamatake Corp | 反射形レーザ測長器 |
JP2007225341A (ja) * | 2006-02-21 | 2007-09-06 | Lasertec Corp | 干渉計、及び形状の測定方法 |
JP2009115596A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-05-28 | Mitsutoyo Corp | 干渉計 |
WO2012134291A1 (en) * | 2011-03-30 | 2012-10-04 | Mapper Lithography Ip B.V. | Interferometer module |
JP2013029458A (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | Mitsutoyo Corp | 変位量測定装置、及びオフセット補正方法 |
-
1988
- 1988-01-18 JP JP63008975A patent/JPH01184402A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0476404A (ja) * | 1990-07-19 | 1992-03-11 | Ind Technol Res Inst | レーザ干渉測長器 |
KR100371640B1 (ko) * | 2000-09-21 | 2003-02-11 | 강선모 | 측정 대역폭 및 분해능을 향상시킨 편광 간섭계 광파장측정 방법 및 시스템 |
JP2006322910A (ja) * | 2005-06-16 | 2006-11-30 | Yamatake Corp | 反射形レーザ測長器 |
JP2007225341A (ja) * | 2006-02-21 | 2007-09-06 | Lasertec Corp | 干渉計、及び形状の測定方法 |
JP2009115596A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-05-28 | Mitsutoyo Corp | 干渉計 |
WO2012134291A1 (en) * | 2011-03-30 | 2012-10-04 | Mapper Lithography Ip B.V. | Interferometer module |
CN102735170A (zh) * | 2011-03-30 | 2012-10-17 | 迈普尔平版印刷Ip有限公司 | 具有差分干涉仪模块的光刻系统 |
JP2014515186A (ja) * | 2011-03-30 | 2014-06-26 | マッパー・リソグラフィー・アイピー・ビー.ブイ. | 微分干渉計モジュールを備えたリソグラフィシステム |
JP2013029458A (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | Mitsutoyo Corp | 変位量測定装置、及びオフセット補正方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3482107A (en) | Photoelectric position sensing device comprising light diffracting phase gratings using polarizer beam splitters for sensing the time phase position of the gratings | |
US7333214B2 (en) | Detector for interferometric distance measurement | |
CN105571529B (zh) | 一种用于角度测量无非线性误差的激光外差干涉系统 | |
JP2603305B2 (ja) | 変位測定装置 | |
US5333048A (en) | Polarizing interferometric displacement measuring arrangement | |
CN101581576A (zh) | 基于双频干涉原理的直线度及其位置的测量方法 | |
JPH07101181B2 (ja) | 位置検出器及び位置測定方法 | |
CN104964649B (zh) | 光栅分光式同步移相干涉测量装置及方法 | |
CN110360931A (zh) | 一种对称式紧凑型外差干涉光栅位移测量系统 | |
CN106091940A (zh) | 一种外差式四自由度光栅运动测量系统 | |
CN101403608A (zh) | 工件表面形貌精密测量装置及测量方法 | |
US7034947B2 (en) | Compact interference measuring apparatus for detecting the magnitude and direction of positional deviation | |
EP0522557A1 (en) | Optical heterodyne measuring method and apparatus | |
US5717488A (en) | Apparatus for measuring displacement using first and second detecting means for measuring linear and rotary motion | |
JPS58191907A (ja) | 移動量測定方法 | |
JPH01184402A (ja) | 光学式変位測定方法および測定装置 | |
CN115597511A (zh) | 光栅栅距测量装置及方法 | |
JPH06177013A (ja) | 位置検出装置 | |
CN107036527B (zh) | 同步测量绝对寻址距离与偏摆角度的光学系统与方法 | |
JPH0749926B2 (ja) | 位置合わせ方法および位置合わせ装置 | |
CN109974576A (zh) | 单频激光干涉仪非线性误差修正方法与装置 | |
JP2675317B2 (ja) | 移動量測定方法及び移動量測定装置 | |
JPH05126603A (ja) | 格子干渉測定装置 | |
JPH04130220A (ja) | エンコーダ | |
Chen et al. | A new high-precision device for one-dimensional grating period measurement |