JPH0117516B2 - - Google Patents
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- JPH0117516B2 JPH0117516B2 JP55500490A JP50049080A JPH0117516B2 JP H0117516 B2 JPH0117516 B2 JP H0117516B2 JP 55500490 A JP55500490 A JP 55500490A JP 50049080 A JP50049080 A JP 50049080A JP H0117516 B2 JPH0117516 B2 JP H0117516B2
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- coke
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- cooling
- chamber
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10B—DESTRUCTIVE DISTILLATION OF CARBONACEOUS MATERIALS FOR PRODUCTION OF GAS, COKE, TAR, OR SIMILAR MATERIALS
- C10B39/00—Cooling or quenching coke
- C10B39/14—Cars
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10B—DESTRUCTIVE DISTILLATION OF CARBONACEOUS MATERIALS FOR PRODUCTION OF GAS, COKE, TAR, OR SIMILAR MATERIALS
- C10B39/00—Cooling or quenching coke
- C10B39/02—Dry cooling outside the oven
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Coke Industry (AREA)
Description
請求の範囲
1 (a)断面、容積および表面積が一炉分のコーク
スに実質的に等しく設けられ開放可能な一端部を
除いて他の面が閉鎖されているコークス箱の開放
可能な前記一端部をコークス炉の放出端部と合致
させ、(b)前記コークス炉面と前記コークス箱との
間を密封しコークスを放出中コークスおよび汚染
物の漏出を防ぎ、(c)前記コークス炉内から前記コ
ークス箱の前記開放可能な一端部に一炉分のコー
クスを水平に押し込み且コークスの形状を前記コ
ークス炉内と実質的に同じ断面および表面積に維
持せしめ、(d)前記コークス箱が前記コークス炉の
前記放出端部に対し配置されている間前記コーク
ス箱内のコークスを密閉し大気中の酸素および外
部冷却媒体からコークスを実質的に隔離し、(e)前
記コークス箱の外面に冷却媒体を供給することに
より前記コークス箱内のコークスを発火温度以下
に間接的に冷却し、(f)前記コークス箱およびコー
クスをコークス放出領域に移動し、(g)前記コーク
ス箱から冷却されたコークスを、コークス箱の一
端部を再開放し、且コークス箱を傾斜させて放出
して成るコークス炉から一炉分のコークスを乾式
消火するコークス処理方法。
スに実質的に等しく設けられ開放可能な一端部を
除いて他の面が閉鎖されているコークス箱の開放
可能な前記一端部をコークス炉の放出端部と合致
させ、(b)前記コークス炉面と前記コークス箱との
間を密封しコークスを放出中コークスおよび汚染
物の漏出を防ぎ、(c)前記コークス炉内から前記コ
ークス箱の前記開放可能な一端部に一炉分のコー
クスを水平に押し込み且コークスの形状を前記コ
ークス炉内と実質的に同じ断面および表面積に維
持せしめ、(d)前記コークス箱が前記コークス炉の
前記放出端部に対し配置されている間前記コーク
ス箱内のコークスを密閉し大気中の酸素および外
部冷却媒体からコークスを実質的に隔離し、(e)前
記コークス箱の外面に冷却媒体を供給することに
より前記コークス箱内のコークスを発火温度以下
に間接的に冷却し、(f)前記コークス箱およびコー
クスをコークス放出領域に移動し、(g)前記コーク
ス箱から冷却されたコークスを、コークス箱の一
端部を再開放し、且コークス箱を傾斜させて放出
して成るコークス炉から一炉分のコークスを乾式
消火するコークス処理方法。
2 冷却媒体に水を用いてなる特許請求の範囲第
1項記載の方法。
1項記載の方法。
3 (a)断面、容積および表面積が一炉分のコーク
スに実質的に等しく設けられ開放可能な一端部を
除いて他の面が閉鎖されているコークス箱の開放
可能な一端部をコークス炉の放出端部と合致さ
せ、(b)前記コークス炉面と前記コークス箱との間
を密封しコークスの放出中コークスおよび汚染物
の漏出を防ぎ、(c)前記コークス炉内から前記コー
クス箱の前記開放可能な一端部に一炉分のコーク
スを水平に押し込み且コークスの形状を前記コー
クス炉内と実質的に同じ断面積および表面積に維
持せしめ、(d)前記コークス箱が前記コークス炉の
前記放出端部に対し配置されている間前記コーク
ス箱内のコークスを密閉し大気中の酸素および外
部冷却媒体からコークスを実質的に隔離し、(e)前
記コークス箱の内部と外部との圧力差に応じて前
記コークス箱の少なくとも一部をコークスへ向つ
て内側に変容させ、(f)前記コークス箱の外面に冷
却媒体をかけることにより前記コークス箱内のコ
ークスを発火温度以下まで間接的に冷却し、(g)前
記コークス箱およびコークスをコークス放出領域
に移動する工程と、(h)前記コークス箱から冷却さ
れたコークス、コークス箱の一端部を再開放し且
コークス箱を傾斜させて放出して成るコークス炉
から一炉分のコークスを乾式消火するコークス処
理方法。
スに実質的に等しく設けられ開放可能な一端部を
除いて他の面が閉鎖されているコークス箱の開放
可能な一端部をコークス炉の放出端部と合致さ
せ、(b)前記コークス炉面と前記コークス箱との間
を密封しコークスの放出中コークスおよび汚染物
の漏出を防ぎ、(c)前記コークス炉内から前記コー
クス箱の前記開放可能な一端部に一炉分のコーク
スを水平に押し込み且コークスの形状を前記コー
クス炉内と実質的に同じ断面積および表面積に維
持せしめ、(d)前記コークス箱が前記コークス炉の
前記放出端部に対し配置されている間前記コーク
ス箱内のコークスを密閉し大気中の酸素および外
部冷却媒体からコークスを実質的に隔離し、(e)前
記コークス箱の内部と外部との圧力差に応じて前
記コークス箱の少なくとも一部をコークスへ向つ
て内側に変容させ、(f)前記コークス箱の外面に冷
却媒体をかけることにより前記コークス箱内のコ
ークスを発火温度以下まで間接的に冷却し、(g)前
記コークス箱およびコークスをコークス放出領域
に移動する工程と、(h)前記コークス箱から冷却さ
れたコークス、コークス箱の一端部を再開放し且
コークス箱を傾斜させて放出して成るコークス炉
から一炉分のコークスを乾式消火するコークス処
理方法。
4 (a)容積が一炉分のコークスの容積に実質的に
等しいコークス箱の開放可能な端部をコークス炉
の放出端部と合致させ、(b)前記コークス炉内から
前記コークス箱の開放可能な一端部に一炉分のコ
ークスを押し込み、(c)前記コークス箱内のコーク
スを密閉して大気中の酸素および外部冷却媒体か
らコークスを実質的に隔離し、(d)乾式消火法によ
り前記コークス箱内のコークスを発火温度以下に
冷却し、(e)前記コークス箱の前記放出端部と合致
される前記コークス箱の一端部と前記コークス箱
の他端部とを開放せしめ、(f)次の一炉分のコーク
スを前記コークス箱に押し込むことにより前記コ
ークス箱から冷却されたコークスを放出して成る
コークス炉から一炉分のコークスを乾式消火する
コークス処理方法。
等しいコークス箱の開放可能な端部をコークス炉
の放出端部と合致させ、(b)前記コークス炉内から
前記コークス箱の開放可能な一端部に一炉分のコ
ークスを押し込み、(c)前記コークス箱内のコーク
スを密閉して大気中の酸素および外部冷却媒体か
らコークスを実質的に隔離し、(d)乾式消火法によ
り前記コークス箱内のコークスを発火温度以下に
冷却し、(e)前記コークス箱の前記放出端部と合致
される前記コークス箱の一端部と前記コークス箱
の他端部とを開放せしめ、(f)次の一炉分のコーク
スを前記コークス箱に押し込むことにより前記コ
ークス箱から冷却されたコークスを放出して成る
コークス炉から一炉分のコークスを乾式消火する
コークス処理方法。
5 (a)金属シートのパネルで区画され且断面、容
積および表面積が一炉分のコークスと実質的に等
しく設けられ、コークス炉の開放炉面と密封状態
で合致可能な、開放された一端面を有し且この一
端面を除いて他面が閉鎖された、コークスを収容
するコークス箱と、(b)コークス炉から水平方向に
押し込まれる一炉分のコークスが収容された前記
コークス箱の開放された端面を密封状態を保ち閉
鎖して、大気中の酸素および外部冷却媒体から前
記コークスを実質的に隔離するコークス箱の開放
された端面に開閉可能に装着されるドアと、(c)前
記コークス箱の表面上に冷却媒体を分散せしめて
前記コークス箱の前記表面を介しコークス箱内に
密閉されたコークスを間接的に冷却する冷却装置
と、前記コークス箱をコークス炉と冷却装置とコ
ークス放出領域との間において移動する移動装置
とを備えたコークス炉の一炉分のコークスを乾式
消火するコークス処理装置。
積および表面積が一炉分のコークスと実質的に等
しく設けられ、コークス炉の開放炉面と密封状態
で合致可能な、開放された一端面を有し且この一
端面を除いて他面が閉鎖された、コークスを収容
するコークス箱と、(b)コークス炉から水平方向に
押し込まれる一炉分のコークスが収容された前記
コークス箱の開放された端面を密封状態を保ち閉
鎖して、大気中の酸素および外部冷却媒体から前
記コークスを実質的に隔離するコークス箱の開放
された端面に開閉可能に装着されるドアと、(c)前
記コークス箱の表面上に冷却媒体を分散せしめて
前記コークス箱の前記表面を介しコークス箱内に
密閉されたコークスを間接的に冷却する冷却装置
と、前記コークス箱をコークス炉と冷却装置とコ
ークス放出領域との間において移動する移動装置
とを備えたコークス炉の一炉分のコークスを乾式
消火するコークス処理装置。
6 コークス箱の金属シートであるパネルの少な
くとも一部の厚さが前記パネルの対向する両側部
にかかる圧力差に応じて変位可能に薄手に設けら
れてなる特許請求の範囲第5項記載のコークス処
理装置。
くとも一部の厚さが前記パネルの対向する両側部
にかかる圧力差に応じて変位可能に薄手に設けら
れてなる特許請求の範囲第5項記載のコークス処
理装置。
7 移動装置はコークスをコークス箱から放出す
るように傾斜可能に設けられてなる特許請求の範
囲第5項記載のコークス処理装置。
るように傾斜可能に設けられてなる特許請求の範
囲第5項記載のコークス処理装置。
技術分野
本発明はコークスのコークス炉からの押出時か
ら冷却されたコークスを次段の処理場に置く時ま
での間周囲に汚染物を放出しないようになし、か
つコークスの品質および生産高を上げ更に赤熱す
るコークスの顕熱の大半を容易に回収可能にコー
クス炉から一炉分のコークスを受容し冷却する装
置に関する。
ら冷却されたコークスを次段の処理場に置く時ま
での間周囲に汚染物を放出しないようになし、か
つコークスの品質および生産高を上げ更に赤熱す
るコークスの顕熱の大半を容易に回収可能にコー
クス炉から一炉分のコークスを受容し冷却する装
置に関する。
高品質のコークスの生産高を上げるためには、
生産効率を上げる必要がある。一方更に重要なこ
とは溶鉱炉の効率を高めてスチール工場の生産高
を上げるに伴いコークスの品質を上げることが望
ましい。
生産効率を上げる必要がある。一方更に重要なこ
とは溶鉱炉の効率を高めてスチール工場の生産高
を上げるに伴いコークスの品質を上げることが望
ましい。
背景技術
従来のコークス生産作業では、一炉分のコーク
スを押し出す時コークス炉の各端部のドアが取り
除かれ、ラム形押出装置がコークス炉の一端部に
コークス案内装置がコークス炉の他端部に夫々配
設され、かつコークス案内装置の放出部に開口ホ
ツパー車が配置される。コークス炉内の押出装置
によりコークス案内装置から赤熱するコークス塊
が押し出されホツパー車に落下される。この時ホ
ツパー車はコークスがホツパー車の長手方向に沿
つて多少均等に分配されるようコークス放出口に
向つて緩徐に移動される。次にホツパー車はコー
クス冷却場へと迅速に移動され、そこでコークス
に大量の水がかけられ発火温度以下に冷却され
る。
スを押し出す時コークス炉の各端部のドアが取り
除かれ、ラム形押出装置がコークス炉の一端部に
コークス案内装置がコークス炉の他端部に夫々配
設され、かつコークス案内装置の放出部に開口ホ
ツパー車が配置される。コークス炉内の押出装置
によりコークス案内装置から赤熱するコークス塊
が押し出されホツパー車に落下される。この時ホ
ツパー車はコークスがホツパー車の長手方向に沿
つて多少均等に分配されるようコークス放出口に
向つて緩徐に移動される。次にホツパー車はコー
クス冷却場へと迅速に移動され、そこでコークス
に大量の水がかけられ発火温度以下に冷却され
る。
コークス生産での押出作業に関し少なくとも2
つの別個の現象が存在する。第1にコークス炉の
コークス案内装置からコークスがホツパー車に落
下されるので、コークス炉内部の形状と合致する
形状をもつた半硬質のコークス塊が、寸法のバラ
ツキのある塊に分断される。一方溶鉱炉作業の作
質上、所定寸法以下のコークスは使用出来ない。
従つて上述した従来の方法では、大半のコークス
が使用出来ない「コークスブリーズ」と呼ばれる
微粉コークスあるいは所定寸法以下の小さな塊に
されてしまう。
つの別個の現象が存在する。第1にコークス炉の
コークス案内装置からコークスがホツパー車に落
下されるので、コークス炉内部の形状と合致する
形状をもつた半硬質のコークス塊が、寸法のバラ
ツキのある塊に分断される。一方溶鉱炉作業の作
質上、所定寸法以下のコークスは使用出来ない。
従つて上述した従来の方法では、大半のコークス
が使用出来ない「コークスブリーズ」と呼ばれる
微粉コークスあるいは所定寸法以下の小さな塊に
されてしまう。
第2に、赤熱するコークスは一度大気にふれる
と発火し、例えば大量の水で冷却することにより
発火点以下の温度に下げられるまで燃え続ける。
コークス炉と冷却場所との間の距離にもよるが、
コークスの一部は冷却場所まで運ばれる前に燃焼
され尽される危惧がある。又冷却作業自体におい
てコークスが分断され更に品質を低下させてい
た。
と発火し、例えば大量の水で冷却することにより
発火点以下の温度に下げられるまで燃え続ける。
コークス炉と冷却場所との間の距離にもよるが、
コークスの一部は冷却場所まで運ばれる前に燃焼
され尽される危惧がある。又冷却作業自体におい
てコークスが分断され更に品質を低下させてい
た。
従つて従来の構成では分断、コークス炉から冷
却場所への移動中におけるコークスの燃焼、およ
び水による冷却場所でのコークス品質の低下等に
よるコークス生産全体に損失があるので、正味の
コークス生産高は実際上コークス炉から放出され
る量より大巾に少なくなる。
却場所への移動中におけるコークスの燃焼、およ
び水による冷却場所でのコークス品質の低下等に
よるコークス生産全体に損失があるので、正味の
コークス生産高は実際上コークス炉から放出され
る量より大巾に少なくなる。
また従来のコークス生産作業での他の欠点は水
によりコークスを冷却することに起因する。例え
ば水により冷却して生産したコークスの加熱温度
は通常いわゆる乾式消火法により生産したコーク
スより低い。後述の周知の乾式消火法では、通常
コークスを水と接触させずにコークス間に流動せ
しめて顕熱を吸収する不活性ガスが使用される。
水により冷却されたコークスの加熱温度が低いの
は、冷却作業中蒸発されるだけの水を供給するよ
う制御するにもかかわらず、コークスに依然水分
が残るからである。水供給量を正確に制御するこ
とは、水がコークスに不均等に加わること、ホツ
パー車にコークスを不均等に分配すること、コー
クス生産高がコークス炉により異なること等によ
り極めて困難である。
によりコークスを冷却することに起因する。例え
ば水により冷却して生産したコークスの加熱温度
は通常いわゆる乾式消火法により生産したコーク
スより低い。後述の周知の乾式消火法では、通常
コークスを水と接触させずにコークス間に流動せ
しめて顕熱を吸収する不活性ガスが使用される。
水により冷却されたコークスの加熱温度が低いの
は、冷却作業中蒸発されるだけの水を供給するよ
う制御するにもかかわらず、コークスに依然水分
が残るからである。水供給量を正確に制御するこ
とは、水がコークスに不均等に加わること、ホツ
パー車にコークスを不均等に分配すること、コー
クス生産高がコークス炉により異なること等によ
り極めて困難である。
又昨今エネルギ消費の経済性が徐々に重要視さ
れてきており、一炉分のコークスから発生される
高熱を用いて単に冷却用水を蒸発させることは不
経済であり、この高熱を熱回収装置を介しより有
効に利用することが望ましい。
れてきており、一炉分のコークスから発生される
高熱を用いて単に冷却用水を蒸発させることは不
経済であり、この高熱を熱回収装置を介しより有
効に利用することが望ましい。
コークス生産作業の重要な見地から考えるに、
この生産作素に伴なう周囲環境の汚染も良好に抑
止することが望ましい。水を用いた従来のコーク
ス生産方法によれば、上述したコークス押出・冷
却作業には相当の環境汚染を伴なう。
この生産作素に伴なう周囲環境の汚染も良好に抑
止することが望ましい。水を用いた従来のコーク
ス生産方法によれば、上述したコークス押出・冷
却作業には相当の環境汚染を伴なう。
尚詳述すればコークスの押出作業中、コークス
をホツパー車に落下させたときの衝撃により相当
のコークスが微粉化される。またコークス移動中
のコークスの燃焼により生じる煙および気化分の
発散、現場での水の散布による粒子を含んだ水蒸
気の発生で、相当のコークス粒子物質が大気に放
出される。更に次段の水冷却作業でも大量の粒子
を含んだ水蒸気が発生される。冷却水を再使用す
る場合この冷却水に大量の粒子が含まれている場
合問題は一層重大となる。
をホツパー車に落下させたときの衝撃により相当
のコークスが微粉化される。またコークス移動中
のコークスの燃焼により生じる煙および気化分の
発散、現場での水の散布による粒子を含んだ水蒸
気の発生で、相当のコークス粒子物質が大気に放
出される。更に次段の水冷却作業でも大量の粒子
を含んだ水蒸気が発生される。冷却水を再使用す
る場合この冷却水に大量の粒子が含まれている場
合問題は一層重大となる。
コークスの押出作業中汚染物の放出を軽減する
ため、ホツパー車がコークス炉の前面に位置せし
められたとき、コークス案内装置およびホツパー
車の全体又は一部を囲設するフード装置ないしは
コークス炉の放出側全体を囲設するフード装置
等々、各種フード装置が提案された。コークス炉
の放出側全体を囲設する方法は保守および修理に
費用がかかることは理解されよう。一方コークス
の冷却作業に関して、コークスをホツパー車から
水冷却場へ移動させる従来の構成にフード・タワ
ー構成を適用する方法が各種提案されている。
ため、ホツパー車がコークス炉の前面に位置せし
められたとき、コークス案内装置およびホツパー
車の全体又は一部を囲設するフード装置ないしは
コークス炉の放出側全体を囲設するフード装置
等々、各種フード装置が提案された。コークス炉
の放出側全体を囲設する方法は保守および修理に
費用がかかることは理解されよう。一方コークス
の冷却作業に関して、コークスをホツパー車から
水冷却場へ移動させる従来の構成にフード・タワ
ー構成を適用する方法が各種提案されている。
コークスの落下による微粉砕化ないしは押出作
業および冷却作業から生じる汚染を低減しようと
するため、上述のような周知方法とは別のコーク
ス生産構成も提案されている。例えば、コークス
塊を多孔コークス箱に入れて水で冷却する方法が
周知である。しかしこの方法は赤熱するコークス
を大気にふれさせ水で冷却しなければならず問題
があつた。多孔コークス箱を用いる他の方法によ
れば、フード装置を多孔箱の上部に配置し発散を
抑止するものもある。
業および冷却作業から生じる汚染を低減しようと
するため、上述のような周知方法とは別のコーク
ス生産構成も提案されている。例えば、コークス
塊を多孔コークス箱に入れて水で冷却する方法が
周知である。しかしこの方法は赤熱するコークス
を大気にふれさせ水で冷却しなければならず問題
があつた。多孔コークス箱を用いる他の方法によ
れば、フード装置を多孔箱の上部に配置し発散を
抑止するものもある。
上述のような多孔コークス箱を用いる方法は先
に述べた周知方法より利点があるが、依然として
汚染物が発散されコークスの顕熱が効率よく利用
されず更に水による冷却のためコークスに水分が
含まれるという欠点があつた。
に述べた周知方法より利点があるが、依然として
汚染物が発散されコークスの顕熱が効率よく利用
されず更に水による冷却のためコークスに水分が
含まれるという欠点があつた。
コークス生産作業の効率をあげ汚染を防止する
他の方法として上述した乾式消火法がある。この
方法では、水で冷却せず不活性ガス例えば酸素の
ないガスをコークスに対し流動せしめコークスを
冷却する。不活性ガスに吸収された顕熱は例えば
ボイラーで回収され、その後不活性ガスは連続的
に清浄にされ再使用される。この方法によれば高
品質の乾燥したコークスが得られる。このような
一方法は1923年の英国特許第183113号に開示され
ている。この後に提案された乾式消火法によれ
ば、コークス炉放出口から大形の溶鉱炉のホツパ
ーへ覆い付きのバケツト装置を用いてコークスが
移動され、不活性ガスがコークスに通される。上
記英国特許にも示されるように、覆い付きのバケ
ツト装置を用いる構成ではコークスは二度処理さ
れるが、コークス移動中および乾式消火中汚染の
発生が抑えられる利点がある。
他の方法として上述した乾式消火法がある。この
方法では、水で冷却せず不活性ガス例えば酸素の
ないガスをコークスに対し流動せしめコークスを
冷却する。不活性ガスに吸収された顕熱は例えば
ボイラーで回収され、その後不活性ガスは連続的
に清浄にされ再使用される。この方法によれば高
品質の乾燥したコークスが得られる。このような
一方法は1923年の英国特許第183113号に開示され
ている。この後に提案された乾式消火法によれ
ば、コークス炉放出口から大形の溶鉱炉のホツパ
ーへ覆い付きのバケツト装置を用いてコークスが
移動され、不活性ガスがコークスに通される。上
記英国特許にも示されるように、覆い付きのバケ
ツト装置を用いる構成ではコークスは二度処理さ
れるが、コークス移動中および乾式消火中汚染の
発生が抑えられる利点がある。
しかしながら周知の乾式消火法では、上述した
コークスの微粉砕化問題、および溶鉱炉型の熱回
収装置ないしは既存のコークス生産構成に適用す
るに要する変更に大きな費用がかかる等の上記の
利点を相殺するような欠点がある。
コークスの微粉砕化問題、および溶鉱炉型の熱回
収装置ないしは既存のコークス生産構成に適用す
るに要する変更に大きな費用がかかる等の上記の
利点を相殺するような欠点がある。
発明の開示
本発明の一目的はコークス炉からコークスを押
し出す時から冷却されたコークスを次段の処理場
へ置く時まで汚染物を周囲に実質的に放出しない
ようになし、かつコークスの品質および生産高を
上げ、更に赤熱するコークスの顕熱の大半を容易
に回収可能にコークス炉から一炉分のコークスを
受容し冷却する装置を提供することにある。熱を
回収する装置が設けられない場合でも、緩徐にコ
ークスを冷却する頭初の工程により、コークスが
更に硬化されかつコークス炉の副生成物が除去さ
れる。
し出す時から冷却されたコークスを次段の処理場
へ置く時まで汚染物を周囲に実質的に放出しない
ようになし、かつコークスの品質および生産高を
上げ、更に赤熱するコークスの顕熱の大半を容易
に回収可能にコークス炉から一炉分のコークスを
受容し冷却する装置を提供することにある。熱を
回収する装置が設けられない場合でも、緩徐にコ
ークスを冷却する頭初の工程により、コークスが
更に硬化されかつコークス炉の副生成物が除去さ
れる。
本発明の他の目的は既存および新規の双方のコ
ークス生産設備に経済的に適用可能な利点を有す
るコークス受容・冷却装置を提供することにあ
る。
ークス生産設備に経済的に適用可能な利点を有す
るコークス受容・冷却装置を提供することにあ
る。
本発明の別の目的は熱交換がほぼ平衡状態で効
果的に行なわれるよう大量のコークスに各種の冷
却相を与えるコークス受容・冷却装置を提供する
ことにある。
果的に行なわれるよう大量のコークスに各種の冷
却相を与えるコークス受容・冷却装置を提供する
ことにある。
本発明の更に他の目的は各種の乾式消火法を適
用可能なコークス受容・冷却装置を提供すること
にある。
用可能なコークス受容・冷却装置を提供すること
にある。
本発明の更に別の目的は組をなすコークス炉に
対し冷却を最適に行ない得るコークス受容・冷却
装置を提供することにある。
対し冷却を最適に行ない得るコークス受容・冷却
装置を提供することにある。
本発明の他の目的と利点は以下の説明が進むに
応じ明らかとなろう。
応じ明らかとなろう。
以下本発明を図面に沿つて説明する。第1図は
コークス炉の側部とほぼ同じ構成を有する本発明
のコークス箱と移動車並びに組をなすコークス炉
の放出口の部分斜視図、第2図はコークス箱が旋
回されてコークス炉と整合された状態を示す第1
図と同様の部分斜視図、第3図はコークス箱がコ
ークス炉に整合されコークスを受容している状態
を示す第1図および第2図と同様の部分斜視図、
第4図はコークス箱がコークスを乾式消火処理す
るためドツクに移送された状態を示す部分斜視
図、第5図は移動車のコークス箱が次段における
処理のために放出位置で冷却されたコークスを放
出している状態を示す部分斜視図、第6図は固定
冷却箱が各コークス炉の放出口に設けられ移動車
を用いて冷却されたコークスを次段の処理部へ運
ぶ状態を示す本発明の他の実施例の部分斜視図、
第7図は本発明の実施例によるコークス箱の斜視
図、第8図は第7図のコークス箱の8−8面に沿
つて切断した断面図、第9図は第7図のコークス
箱の9−9面に沿つて切断した断面図、第10図
は第7図のコークス箱の10−10面に沿つて切
断した断面図である。
コークス炉の側部とほぼ同じ構成を有する本発明
のコークス箱と移動車並びに組をなすコークス炉
の放出口の部分斜視図、第2図はコークス箱が旋
回されてコークス炉と整合された状態を示す第1
図と同様の部分斜視図、第3図はコークス箱がコ
ークス炉に整合されコークスを受容している状態
を示す第1図および第2図と同様の部分斜視図、
第4図はコークス箱がコークスを乾式消火処理す
るためドツクに移送された状態を示す部分斜視
図、第5図は移動車のコークス箱が次段における
処理のために放出位置で冷却されたコークスを放
出している状態を示す部分斜視図、第6図は固定
冷却箱が各コークス炉の放出口に設けられ移動車
を用いて冷却されたコークスを次段の処理部へ運
ぶ状態を示す本発明の他の実施例の部分斜視図、
第7図は本発明の実施例によるコークス箱の斜視
図、第8図は第7図のコークス箱の8−8面に沿
つて切断した断面図、第9図は第7図のコークス
箱の9−9面に沿つて切断した断面図、第10図
は第7図のコークス箱の10−10面に沿つて切
断した断面図である。
好適な実施例の詳細
本明細書は各種の実施態様を含むコークス受
容・冷却装置全体に関するものであり、図示の装
置には既存のコークス炉に対し好適に適用可能な
第1の実施例および既存のコークス処理設備に適
用する要のない他の実施例が示されている。加え
て本発明のコークス箱として最適の実施例をも図
示してある。
容・冷却装置全体に関するものであり、図示の装
置には既存のコークス炉に対し好適に適用可能な
第1の実施例および既存のコークス処理設備に適
用する要のない他の実施例が示されている。加え
て本発明のコークス箱として最適の実施例をも図
示してある。
第1図乃至第4図に、コークス箱10および移
動車11を備えた本発明の好ましい実施例を示
す。この場合、コークス箱10および移動車11
を用いて組をなすコークス炉12の一炉分のコー
クスを受容し、各種の好適な乾式消火法により赤
熱するコークスを冷却する場所(第7図参照)へ
密封されたコークス箱が移送される。例えば、コ
ークス箱内のコークスを冷却する方法として、
不活性ガス(例えば塩基性酸素炉を持つ空気分離
工場から得られる窒素副生成物)を通す、コー
クス箱の外部に冷却水を散布する。箱の外部を
空気で冷却する、および箱を水中に浸漬する方
法がある。上記の方法は例えばボイラに加熱さ
れた窒素を通すことにより熱を回収する場合に特
に適しており、回収されたエネルギを有効に使用
できる。又乾式消火法の中にはコークス炉から生
じる副生成物をも同時に除去するために適するも
のもある。ある乾式消火法は特に特定の用途に好
適であり、特定の消火構成をコークス箱に関連し
て後述するが、本発明の多くの利点は特定の消火
構成に限ることなく得られる。
動車11を備えた本発明の好ましい実施例を示
す。この場合、コークス箱10および移動車11
を用いて組をなすコークス炉12の一炉分のコー
クスを受容し、各種の好適な乾式消火法により赤
熱するコークスを冷却する場所(第7図参照)へ
密封されたコークス箱が移送される。例えば、コ
ークス箱内のコークスを冷却する方法として、
不活性ガス(例えば塩基性酸素炉を持つ空気分離
工場から得られる窒素副生成物)を通す、コー
クス箱の外部に冷却水を散布する。箱の外部を
空気で冷却する、および箱を水中に浸漬する方
法がある。上記の方法は例えばボイラに加熱さ
れた窒素を通すことにより熱を回収する場合に特
に適しており、回収されたエネルギを有効に使用
できる。又乾式消火法の中にはコークス炉から生
じる副生成物をも同時に除去するために適するも
のもある。ある乾式消火法は特に特定の用途に好
適であり、特定の消火構成をコークス箱に関連し
て後述するが、本発明の多くの利点は特定の消火
構成に限ることなく得られる。
本発明による装置の基本動作を説明するに、比
較的低廉なコークス箱10を用いてコークス箱1
2から直接コークス塊が受容される。コークス箱
の容積は、大き過ぎれば間接的に冷却効率を下げ
るおそれがあるのでコークスを受容したときの箱
内の空隙を最小限に押えかつ、できるだけコーク
ス塊がバラバラにならないようにするため、受容
する一炉分のコークス塊の容積より僅かに大きく
なるように設ける。この場合図示の好ましい実施
例によれば、コークス箱10内部の長さ、幅およ
び高さが夫々コークス炉の内部寸法より僅かに大
にされる。このように構成することにより種々の
利点が得られる。まずコークス塊17(第3図参
照)がそのコークス炉内における形状をほとんど
変えることなくコークス炉からコークス箱に滑動
して移送され得、このためホツパー車又はバケツ
トのようなコークス炉から低位置に設置するチヤ
ンバにコークスを落下させた場合の如く微粉砕化
される危惧がない。コークスを緩徐に冷却する間
コークスをそのままの状態に維持することによ
り、コークスの強度が高められ、コークスが微粉
砕されることなく好適な強度を持つことは溶鉱炉
の動作全体に影響を与えるので溶鉱炉の性能が向
上される。更にコークスがコークス炉内で処理さ
れる際コークス塊は表面積が大きく薄い長四角体
であるので、コークス箱内においてコークス箱の
表面全体にわたり効果的に間接冷却され得る。
較的低廉なコークス箱10を用いてコークス箱1
2から直接コークス塊が受容される。コークス箱
の容積は、大き過ぎれば間接的に冷却効率を下げ
るおそれがあるのでコークスを受容したときの箱
内の空隙を最小限に押えかつ、できるだけコーク
ス塊がバラバラにならないようにするため、受容
する一炉分のコークス塊の容積より僅かに大きく
なるように設ける。この場合図示の好ましい実施
例によれば、コークス箱10内部の長さ、幅およ
び高さが夫々コークス炉の内部寸法より僅かに大
にされる。このように構成することにより種々の
利点が得られる。まずコークス塊17(第3図参
照)がそのコークス炉内における形状をほとんど
変えることなくコークス炉からコークス箱に滑動
して移送され得、このためホツパー車又はバケツ
トのようなコークス炉から低位置に設置するチヤ
ンバにコークスを落下させた場合の如く微粉砕化
される危惧がない。コークスを緩徐に冷却する間
コークスをそのままの状態に維持することによ
り、コークスの強度が高められ、コークスが微粉
砕されることなく好適な強度を持つことは溶鉱炉
の動作全体に影響を与えるので溶鉱炉の性能が向
上される。更にコークスがコークス炉内で処理さ
れる際コークス塊は表面積が大きく薄い長四角体
であるので、コークス箱内においてコークス箱の
表面全体にわたり効果的に間接冷却され得る。
コークスが実質的に大気中の酸素に触れないよ
うに、コークス箱10をコークス炉12に当接可
能になし、開放状態でコークス塊を受容すべくコ
ークス箱の一端部15にドア14が設けられる。
即ちコークス箱10の端部15はコークスの押出
作業中コークス炉の放出面16に実質的に密封状
態で当接され得、コークス粒子および気化性ガス
が漏れないよう構成される。
うに、コークス箱10をコークス炉12に当接可
能になし、開放状態でコークス塊を受容すべくコ
ークス箱の一端部15にドア14が設けられる。
即ちコークス箱10の端部15はコークスの押出
作業中コークス炉の放出面16に実質的に密封状
態で当接され得、コークス粒子および気化性ガス
が漏れないよう構成される。
コークス箱内のコークスに不活性ガスを通して
乾式消火すべくコークス箱を構成する場合、コー
クス箱にはガスの入口部および出口部(図示せ
ず)および容易に着脱可能な不活性ガスの供給お
よび帰りダクト(第4図の符号29,30)用の
取付装置が付設される。コークスを受容し移送し
放出する間ガス入出口は閉鎖可能にされ、コーク
ス箱が熱交換すべくダクト等に連結された時適宜
開放状態にされる。
乾式消火すべくコークス箱を構成する場合、コー
クス箱にはガスの入口部および出口部(図示せ
ず)および容易に着脱可能な不活性ガスの供給お
よび帰りダクト(第4図の符号29,30)用の
取付装置が付設される。コークスを受容し移送し
放出する間ガス入出口は閉鎖可能にされ、コーク
ス箱が熱交換すべくダクト等に連結された時適宜
開放状態にされる。
コークス箱10は高温(約2000〓)に耐えうる
ようスチールプレートで作られることが好まし
い。またコークス箱は広い範囲の温度即ち高低差
の大きい温度を受けることになるからコークス箱
の表面は好適に熱膨張および熱収縮し温度の変形
が生じないように構成する必要がある。
ようスチールプレートで作られることが好まし
い。またコークス箱は広い範囲の温度即ち高低差
の大きい温度を受けることになるからコークス箱
の表面は好適に熱膨張および熱収縮し温度の変形
が生じないように構成する必要がある。
一部の購入者およびメーカの考えと僅かに異な
るが、コークスを受容し移送し保持して冷却する
基本機能を行うべくコークス箱の構成を比較的簡
素化し低廉にすることが望ましい。コークスの単
価を最小限に抑えることができれば相対的に多数
のコークス箱を経済的に使用し得ることになる。
後述するように一連に多数のコークス箱を設ける
ことにより冷却段を数段になし、実質的に瞬間的
な湿式の水消火法に比べ長所が多い反面長時間を
要する乾式消火法を順次一定の割合で実現でき、
かつコークスの顕熱を最大限に回収でき更にコー
クス副産物、廃棄物を経済的に除去できる。
るが、コークスを受容し移送し保持して冷却する
基本機能を行うべくコークス箱の構成を比較的簡
素化し低廉にすることが望ましい。コークスの単
価を最小限に抑えることができれば相対的に多数
のコークス箱を経済的に使用し得ることになる。
後述するように一連に多数のコークス箱を設ける
ことにより冷却段を数段になし、実質的に瞬間的
な湿式の水消火法に比べ長所が多い反面長時間を
要する乾式消火法を順次一定の割合で実現でき、
かつコークスの顕熱を最大限に回収でき更にコー
クス副産物、廃棄物を経済的に除去できる。
更に第1図乃至第3図の実施例を詳述するに、
好適に設計された移動車11を用いてコークス箱
10をコークス炉12に対し適所に位置決めし、
コークスを受容してコークス箱10を冷却部へ移
送する、あるいは冷却部から更に移送する。図示
の一実施例としての移動車11は限定された狭い
空間特に既存のコークス処理設備において許容さ
れる寸法A(第1図参照)を参酌して設計される。
従つて移動車11の移動空間が広げれば移動車を
コークス炉の放出端まで単に後退可能になすだけ
の構成にできるが、本実施例における移動車11
にはコークス箱10を載置する旋回可能な台18
が具備されている。移動車11の通常の移動方向
は第1図の矢印Bで示すようにコークス炉の巾方
向である。コークスを移送する際台18は移動車
の長手方向に整合される。図示の台18は軸19
を中心に旋回しコークス炉12とコークス箱10
とを整合可能ないわばタレツト台をなしている
(第2図参照)。又移動車11の車輪は好適な操作
により(第1図に符号20で示すように)90度旋
回することができる。別の特徴として、コークス
箱10に台18に対して図示の如きローラ21の
ような装置が付設されており、このローラにより
台18上においてコークス箱を好適に位置決めす
るようコークス箱を前後に円滑に移動でき、かつ
後述するように冷却作業に当つても台上において
その位置を好適に定めることができる。
好適に設計された移動車11を用いてコークス箱
10をコークス炉12に対し適所に位置決めし、
コークスを受容してコークス箱10を冷却部へ移
送する、あるいは冷却部から更に移送する。図示
の一実施例としての移動車11は限定された狭い
空間特に既存のコークス処理設備において許容さ
れる寸法A(第1図参照)を参酌して設計される。
従つて移動車11の移動空間が広げれば移動車を
コークス炉の放出端まで単に後退可能になすだけ
の構成にできるが、本実施例における移動車11
にはコークス箱10を載置する旋回可能な台18
が具備されている。移動車11の通常の移動方向
は第1図の矢印Bで示すようにコークス炉の巾方
向である。コークスを移送する際台18は移動車
の長手方向に整合される。図示の台18は軸19
を中心に旋回しコークス炉12とコークス箱10
とを整合可能ないわばタレツト台をなしている
(第2図参照)。又移動車11の車輪は好適な操作
により(第1図に符号20で示すように)90度旋
回することができる。別の特徴として、コークス
箱10に台18に対して図示の如きローラ21の
ような装置が付設されており、このローラにより
台18上においてコークス箱を好適に位置決めす
るようコークス箱を前後に円滑に移動でき、かつ
後述するように冷却作業に当つても台上において
その位置を好適に定めることができる。
また第1図乃至第3図を参照するに、コークス
塊17をコークス箱10に受容するまでのコーク
ス箱10および移動車11の各段階での状態、お
よび例えば周知のドア装置(図示せず)を介して
コークス炉12の各端部に付設されたドア23が
外された状態を示している。移動車11上のコー
クス箱10は台18の長手方向に配設されてお
り、移動車11は台18の長手軸線がコークス炉
と整合されかつコークス炉の控え梁22から台1
8の旋回時の有効半径rより僅かに大きい距離だ
け離間されており、旋回されたときコークス炉と
近接可能にされる(第1図参照)。次に第2図に
示すように台18は90度旋回されてコークス炉1
2に近接される。次いでコークス箱10はコーク
ス炉の放出面16と実質的に密封状態になるよう
前進させられる(第3図参照)。この状態でドア
14(第1図および第2図の状態では閉じられて
いる)が開放される。図示の実施例の場合運転室
25はコークス箱10の受容端部付近にあること
は理解されよう。これにより、コークス箱10を
充分に監視しつつ位置決めすることができる。
塊17をコークス箱10に受容するまでのコーク
ス箱10および移動車11の各段階での状態、お
よび例えば周知のドア装置(図示せず)を介して
コークス炉12の各端部に付設されたドア23が
外された状態を示している。移動車11上のコー
クス箱10は台18の長手方向に配設されてお
り、移動車11は台18の長手軸線がコークス炉
と整合されかつコークス炉の控え梁22から台1
8の旋回時の有効半径rより僅かに大きい距離だ
け離間されており、旋回されたときコークス炉と
近接可能にされる(第1図参照)。次に第2図に
示すように台18は90度旋回されてコークス炉1
2に近接される。次いでコークス箱10はコーク
ス炉の放出面16と実質的に密封状態になるよう
前進させられる(第3図参照)。この状態でドア
14(第1図および第2図の状態では閉じられて
いる)が開放される。図示の実施例の場合運転室
25はコークス箱10の受容端部付近にあること
は理解されよう。これにより、コークス箱10を
充分に監視しつつ位置決めすることができる。
次にコークス塊17はラム24によりコークス
箱10内に押進され、コークス塊17がコークス
箱内に受容された時コークス箱のドア14が閉鎖
される。コークス箱10は控え梁22間から離間
して台18上の元位置(第2図の位置)に戻さ
れ、ここで台18が旋回されて移送位置(第1図
の位置)に復帰され、しかる後移送車11は第4
図に示されるようなコークス箱冷却部へと運ばれ
る。
箱10内に押進され、コークス塊17がコークス
箱内に受容された時コークス箱のドア14が閉鎖
される。コークス箱10は控え梁22間から離間
して台18上の元位置(第2図の位置)に戻さ
れ、ここで台18が旋回されて移送位置(第1図
の位置)に復帰され、しかる後移送車11は第4
図に示されるようなコークス箱冷却部へと運ばれ
る。
上述したように各種の乾式消火法を用いてコー
クスを冷却できる。コークス炉からのコークスの
押出時間(通常数分間)に相当のバラツキがあり
コークスを発火温度以下に冷却するに要する時間
が約2時間以上である点から、作業を確実かつ効
率的に行なうには複数のコークス箱が必要である
ことは明らかである。一方移動車11およびコー
クス箱10を移動可能な速度上、多数のコークス
炉を有するコークス処理工場において比較的小数
の移動車しか使用できない。従つて移動車11を
コークス箱10を熱交換すなわち冷却部へと運
び、コークス箱を冷却部に置き、すでに冷却され
たコークスをコークス箱の移動車11に載せ、そ
のコークス箱から冷却されたコークスを下して、
空のコークス箱を別のコークス炉へと運ぶように
構成する。これらの作業時間は移動車、コークス
箱およびコークス炉の数の比により決まる。
クスを冷却できる。コークス炉からのコークスの
押出時間(通常数分間)に相当のバラツキがあり
コークスを発火温度以下に冷却するに要する時間
が約2時間以上である点から、作業を確実かつ効
率的に行なうには複数のコークス箱が必要である
ことは明らかである。一方移動車11およびコー
クス箱10を移動可能な速度上、多数のコークス
炉を有するコークス処理工場において比較的小数
の移動車しか使用できない。従つて移動車11を
コークス箱10を熱交換すなわち冷却部へと運
び、コークス箱を冷却部に置き、すでに冷却され
たコークスをコークス箱の移動車11に載せ、そ
のコークス箱から冷却されたコークスを下して、
空のコークス箱を別のコークス炉へと運ぶように
構成する。これらの作業時間は移動車、コークス
箱およびコークス炉の数の比により決まる。
冷却場所において移動車11からコークス箱1
0を下し移動車11に別の冷却したコークスを収
容するコークス箱を載せる作業は、移動車の移送
面より高位置にあるドツクとの間でコークス箱を
ローラを介して移動する、あるいはコークス箱を
上方に配設した上動装置により移動することによ
り達成できる。移動車とドツクとの間でコークス
箱を単にローラ移動する構成が第4図に示されて
いる。この場合、移動車11はコークス箱10が
ローラ移動されるドツク26の位置に整合してい
る。コークスを冷却するため不活性ガスの入出口
部28,29および散布ノズル30等の別の冷却
装置が付設される。
0を下し移動車11に別の冷却したコークスを収
容するコークス箱を載せる作業は、移動車の移送
面より高位置にあるドツクとの間でコークス箱を
ローラを介して移動する、あるいはコークス箱を
上方に配設した上動装置により移動することによ
り達成できる。移動車とドツクとの間でコークス
箱を単にローラ移動する構成が第4図に示されて
いる。この場合、移動車11はコークス箱10が
ローラ移動されるドツク26の位置に整合してい
る。コークスを冷却するため不活性ガスの入出口
部28,29および散布ノズル30等の別の冷却
装置が付設される。
第5図には、コークス箱10の移動車11上に
おいて好適な角度で傾斜しコークス塊17をコー
クス箱の開口端部から放出し得る実施例を示す。
第5図の場合仮想線で示すようなコークス分断・
選別ハウジング31にコークス箱の放出口と整合
する開口部を設けることにより、冷却されたコー
クス塊17が円滑に落下せしめられ、微粉砕化さ
れたり大気中に汚染物質を放出することなくコー
クス分断・選別ハウジング内に放出される。
おいて好適な角度で傾斜しコークス塊17をコー
クス箱の開口端部から放出し得る実施例を示す。
第5図の場合仮想線で示すようなコークス分断・
選別ハウジング31にコークス箱の放出口と整合
する開口部を設けることにより、冷却されたコー
クス塊17が円滑に落下せしめられ、微粉砕化さ
れたり大気中に汚染物質を放出することなくコー
クス分断・選別ハウジング内に放出される。
第6図に本発明による別の実施例を示す。この
場合、上述のコークス箱と異なる構成のコークス
箱100が各コークス炉101の放出口に対して
固定して付設されている。コークス炉101の押
出作業の準備がなされると、コークス炉とコーク
ス箱100との間のドア(図示せず)が開かれコ
ークス塊102がコークス箱100に押し込まれ
る。各コークス炉からコークス103がコークス
箱100に押し込まれるとコークスは冷却される
ように設けられている。更にコークス箱100の
ドア104が開かれると、冷却されたコークス塊
103が待機している移動車106上の移動箱1
05に押し込まれる。次に冷却されたコークスは
例えば第5図に示すコークス分断・選別ハウジン
グ31のような次段の処理場へ運ばれる。上記の
コークスの冷却は当つて例えば乾式消火法による
場合、図示のように入出力冷却ダクトマニホルド
108,109が組をなして配列された冷却箱1
00に連結される。本実施例を既存のコークス処
理設備に応用する場合、又は新たに一連のコーク
ス炉を建設する場合、第6図の実施例は冷却時間
を延ばすこと(石炭からコークスへの工程の場合
と同様)、およびコークス炉の放出口から放出さ
れる高温のコークスを移動する必要がないこと等
のコークス処理作業を簡便にする利点がある。
場合、上述のコークス箱と異なる構成のコークス
箱100が各コークス炉101の放出口に対して
固定して付設されている。コークス炉101の押
出作業の準備がなされると、コークス炉とコーク
ス箱100との間のドア(図示せず)が開かれコ
ークス塊102がコークス箱100に押し込まれ
る。各コークス炉からコークス103がコークス
箱100に押し込まれるとコークスは冷却される
ように設けられている。更にコークス箱100の
ドア104が開かれると、冷却されたコークス塊
103が待機している移動車106上の移動箱1
05に押し込まれる。次に冷却されたコークスは
例えば第5図に示すコークス分断・選別ハウジン
グ31のような次段の処理場へ運ばれる。上記の
コークスの冷却は当つて例えば乾式消火法による
場合、図示のように入出力冷却ダクトマニホルド
108,109が組をなして配列された冷却箱1
00に連結される。本実施例を既存のコークス処
理設備に応用する場合、又は新たに一連のコーク
ス炉を建設する場合、第6図の実施例は冷却時間
を延ばすこと(石炭からコークスへの工程の場合
と同様)、およびコークス炉の放出口から放出さ
れる高温のコークスを移動する必要がないこと等
のコークス処理作業を簡便にする利点がある。
以上においては本発明によるコークス処理装置
の全体の動作および構成について説明した。上述
の点の外に本発明によれば好適な各種の実施態様
を実現できる。例えば、第1図乃至第3図の実施
例の移動車11に冷却装置を直接付設せしめて、
コークス炉から押出されたコークスを移送する際
コークス箱10を冷却するよう構成できよう。又
安全弁を用いて移送中コークス箱の外部と内部と
の圧力差を一定値に制御することもできる。
の全体の動作および構成について説明した。上述
の点の外に本発明によれば好適な各種の実施態様
を実現できる。例えば、第1図乃至第3図の実施
例の移動車11に冷却装置を直接付設せしめて、
コークス炉から押出されたコークスを移送する際
コークス箱10を冷却するよう構成できよう。又
安全弁を用いて移送中コークス箱の外部と内部と
の圧力差を一定値に制御することもできる。
本発明によるコークス箱を実施するに最適の実施
態様 第7図乃至第10図に、第1図乃至第3図に関
連して上述した方法でコークス炉から直接コーク
スを受容すべく構成するコークス箱200の一実
施例を示す。この構成によればコークス箱を比較
的低廉かつ高効率にできる。金属シート製のパネ
ル201によりコークスを受容するチヤンバ20
2が区画される。このコークスを受容するチヤン
バ202の断面積、全体の形状、容積および表面
積はコークス炉内のコークスの寸法にほぼ等し
い。チヤンバ202は第3図のようにコークス炉
からのコークスが導入される端部を除いて実質的
に気密に閉鎖されている。また図示の如くコーク
スが導入される端部には摺動ドア203が付設さ
れており、チヤンバ202内にコークスが押し込
まれたときチヤンバ202を気密に閉鎖可能に設
けられている(仮想線203′は摺動ドア203
の開位置を示している)。コークスを受容するチ
ヤンバ202をコークス炉チヤンバより僅かに長
くして、コークスをコークス炉からコークス箱に
導入する時のコークス塊の先端部の破損を防止す
るように設けることが望ましい。コークス箱のチ
ヤンバの長さがコークス塊の長さと全く等しい場
合、コークスの先端部にこのような破損が生じ、
コークスをチヤンバに導入する際にコークス塊を
圧縮しなければならず不都合である。
態様 第7図乃至第10図に、第1図乃至第3図に関
連して上述した方法でコークス炉から直接コーク
スを受容すべく構成するコークス箱200の一実
施例を示す。この構成によればコークス箱を比較
的低廉かつ高効率にできる。金属シート製のパネ
ル201によりコークスを受容するチヤンバ20
2が区画される。このコークスを受容するチヤン
バ202の断面積、全体の形状、容積および表面
積はコークス炉内のコークスの寸法にほぼ等し
い。チヤンバ202は第3図のようにコークス炉
からのコークスが導入される端部を除いて実質的
に気密に閉鎖されている。また図示の如くコーク
スが導入される端部には摺動ドア203が付設さ
れており、チヤンバ202内にコークスが押し込
まれたときチヤンバ202を気密に閉鎖可能に設
けられている(仮想線203′は摺動ドア203
の開位置を示している)。コークスを受容するチ
ヤンバ202をコークス炉チヤンバより僅かに長
くして、コークスをコークス炉からコークス箱に
導入する時のコークス塊の先端部の破損を防止す
るように設けることが望ましい。コークス箱のチ
ヤンバの長さがコークス塊の長さと全く等しい場
合、コークスの先端部にこのような破損が生じ、
コークスをチヤンバに導入する際にコークス塊を
圧縮しなければならず不都合である。
図示の実施例の場合、チヤンバ202を形成す
るパネル201の厚さはできるだけ薄く例えば1/
8インチ程度度であることが好ましい。外部支承
体204が隔離ポスト205によりチヤンバ20
2の両側部および底部から離間されて設置されて
おり、パネルに永久的に固定して連結することな
くパネル201を好適に支承するように設けられ
ている。このようにチヤンバ202を薄手のパネ
ルで形成することにより重要な利点を得ることが
できる。例えば、チヤンバが実質的に気密に閉鎖
される場合、冷却工程中コークス箱内に圧力変化
が生じてもパネル201は好適に湾曲しこれに対
応できる。即ち充分に硬化したコークスがチヤン
バ内に押し込まれ密封されると、次の冷却工程で
チヤンバ内の圧力は大気圧以下となる。パネルの
対向する両側部にかかる圧力差により、パネルが
内側に曲げられて圧力差がなくなりかつコークス
とチヤンバのパネルとの間の間隙が減少されて、
後述の如き間接冷却効果が高められる。
るパネル201の厚さはできるだけ薄く例えば1/
8インチ程度度であることが好ましい。外部支承
体204が隔離ポスト205によりチヤンバ20
2の両側部および底部から離間されて設置されて
おり、パネルに永久的に固定して連結することな
くパネル201を好適に支承するように設けられ
ている。このようにチヤンバ202を薄手のパネ
ルで形成することにより重要な利点を得ることが
できる。例えば、チヤンバが実質的に気密に閉鎖
される場合、冷却工程中コークス箱内に圧力変化
が生じてもパネル201は好適に湾曲しこれに対
応できる。即ち充分に硬化したコークスがチヤン
バ内に押し込まれ密封されると、次の冷却工程で
チヤンバ内の圧力は大気圧以下となる。パネルの
対向する両側部にかかる圧力差により、パネルが
内側に曲げられて圧力差がなくなりかつコークス
とチヤンバのパネルとの間の間隙が減少されて、
後述の如き間接冷却効果が高められる。
一方チヤンバ内のコークスが不充分に硬化され
たいわば「グリーン」コークスの場合副生成物と
してガスが生じチヤンバ内の圧力が上昇するが、
この薄手のパネルが外側へ膨張し、大気中にガス
副生成物を放出することなく内部圧力の上昇に対
応できる。又このような場合、支承体204の如
き直立部材も外側へ湾曲可能に構成することもで
きる。
たいわば「グリーン」コークスの場合副生成物と
してガスが生じチヤンバ内の圧力が上昇するが、
この薄手のパネルが外側へ膨張し、大気中にガス
副生成物を放出することなく内部圧力の上昇に対
応できる。又このような場合、支承体204の如
き直立部材も外側へ湾曲可能に構成することもで
きる。
支承体204内のパネル202の厚さが薄くい
わばチヤンバが「浮動するかのように」構成され
ているので、チヤンバ壁の熱による膨張が吸収で
き、特にコークスがチヤンバに押し込まれた時チ
ヤンバを急速に冷却しないことも重要である。又
チヤンバ202を支承体204に直接固定してい
ないので、支承体の有効寿命を長める利点を有し
チヤンバの交換を容易に行ない得る。更に隔離ポ
スト205が使用されているので外部から何如な
る冷却媒体を用いてもほぼ制限なく循環させるこ
とができる。
わばチヤンバが「浮動するかのように」構成され
ているので、チヤンバ壁の熱による膨張が吸収で
き、特にコークスがチヤンバに押し込まれた時チ
ヤンバを急速に冷却しないことも重要である。又
チヤンバ202を支承体204に直接固定してい
ないので、支承体の有効寿命を長める利点を有し
チヤンバの交換を容易に行ない得る。更に隔離ポ
スト205が使用されているので外部から何如な
る冷却媒体を用いてもほぼ制限なく循環させるこ
とができる。
摺動ドア203のチヤンバ側の補強およびドア
密封構成が第8図に示されている。この場合、C
形チヤネル部材206が摺動ドア203の移動路
直近のチヤンバのパネル201に溶接される。こ
の構成により、チヤンバ構成体が補強されるのみ
でなくチヤンバのパネル201とチヤネル部材2
06とにより小チヤンバが区画され、この小チヤ
ンバはパネル201近傍が相当に高温で変形する
ような場合でも摺動ドアを密封する水ジヤケツト
として機能しこれを冷却して摺動ドアの円滑な動
作を保証する。この目的を有効に実現するため、
第8図に示す如くチヤネル部材209内に収納さ
れ摺動ドア203および高温のコークス塊に直接
触れることのない金属板片210を有したゴムの
ような弾性密封体208が具備される。
密封構成が第8図に示されている。この場合、C
形チヤネル部材206が摺動ドア203の移動路
直近のチヤンバのパネル201に溶接される。こ
の構成により、チヤンバ構成体が補強されるのみ
でなくチヤンバのパネル201とチヤネル部材2
06とにより小チヤンバが区画され、この小チヤ
ンバはパネル201近傍が相当に高温で変形する
ような場合でも摺動ドアを密封する水ジヤケツト
として機能しこれを冷却して摺動ドアの円滑な動
作を保証する。この目的を有効に実現するため、
第8図に示す如くチヤネル部材209内に収納さ
れ摺動ドア203および高温のコークス塊に直接
触れることのない金属板片210を有したゴムの
ような弾性密封体208が具備される。
コークス炉面から突出する構成体例えば第1図
乃至第3図に示すような控え梁22に影響される
ことなく、突出する構成体と摺動ドアおよび駆動
装置(図示せず)との間に間隙を与えるに充分な
ように所定の距離だけ摺動ドア203を越えて延
びるコークス案内部211が具備されており、コ
ークス箱200のコークス案内部211とコーク
ス炉り面とが直接当接される。このコークス案内
部211は最小限に小さくされる、あるいは摺動
ドアおよび駆動装置ないしはコークス炉面の構成
体がコークス案内部211を要しない場合省略す
ることもできる。コークス受容チヤンバに関しコ
ークス案内部の補強部材又は支承部材並びにコー
クス受容チヤンバとの連結部材が必要であること
は理解されよう。
乃至第3図に示すような控え梁22に影響される
ことなく、突出する構成体と摺動ドアおよび駆動
装置(図示せず)との間に間隙を与えるに充分な
ように所定の距離だけ摺動ドア203を越えて延
びるコークス案内部211が具備されており、コ
ークス箱200のコークス案内部211とコーク
ス炉り面とが直接当接される。このコークス案内
部211は最小限に小さくされる、あるいは摺動
ドアおよび駆動装置ないしはコークス炉面の構成
体がコークス案内部211を要しない場合省略す
ることもできる。コークス受容チヤンバに関しコ
ークス案内部の補強部材又は支承部材並びにコー
クス受容チヤンバとの連結部材が必要であること
は理解されよう。
図示の実施例の場合、上述したようにコークス
受容チヤンバ202は好適な冷却水タンク・制御
装置を用いることによりコークス炉面に対し適所
に位置決めされている間でも冷却できる。第9図
を参照するに、コークス受容チヤンバ202の側
部パネル201に上周部に沿つて互いに離間し、
塞き止め部材として機能するプレート212が溶
接される。プレートは互いに離間せしめて溶接さ
れているので水が流され得チヤンバ202の側部
パネル201を冷却する流路213がプレート間
に形成される。またプレート212をチヤンバ2
02の頂面部を越え上方に延長しプレート間にい
わばタンクを形成することにより、水供給源(図
示せず)からの水が流路213を経て所定のレベ
ルになるような速度で供給され得、この水はチヤ
ンバ202の頂面部を冷却するだけでなく流路を
比較的一定した流量で流すよう作用する。このよ
うなタンクは第8図の上述した水ジヤケツトによ
る密封構成体の水供給源としても使用されること
は当業者には理解されよう。
受容チヤンバ202は好適な冷却水タンク・制御
装置を用いることによりコークス炉面に対し適所
に位置決めされている間でも冷却できる。第9図
を参照するに、コークス受容チヤンバ202の側
部パネル201に上周部に沿つて互いに離間し、
塞き止め部材として機能するプレート212が溶
接される。プレートは互いに離間せしめて溶接さ
れているので水が流され得チヤンバ202の側部
パネル201を冷却する流路213がプレート間
に形成される。またプレート212をチヤンバ2
02の頂面部を越え上方に延長しプレート間にい
わばタンクを形成することにより、水供給源(図
示せず)からの水が流路213を経て所定のレベ
ルになるような速度で供給され得、この水はチヤ
ンバ202の頂面部を冷却するだけでなく流路を
比較的一定した流量で流すよう作用する。このよ
うなタンクは第8図の上述した水ジヤケツトによ
る密封構成体の水供給源としても使用されること
は当業者には理解されよう。
第10図を参照するに、支承体204の下部は
液密に作られるので、冷却水がタンク内のチヤン
バ202の底面部に集められ(この水面を仮想線
214で表わす)、チヤンバの底面部も冷却され
ることになる。
液密に作られるので、冷却水がタンク内のチヤン
バ202の底面部に集められ(この水面を仮想線
214で表わす)、チヤンバの底面部も冷却され
ることになる。
又第7図および第10図に示すようにホイール
215を支承体204に取り付け、第1図乃至第
3図に関し上述したようにコークス箱200を容
易に位置決め可能になす。
215を支承体204に取り付け、第1図乃至第
3図に関し上述したようにコークス箱200を容
易に位置決め可能になす。
産業界への応用性
本発明は広範囲に亘つて各種のコークス生産作
業に適用でき、汚染を低減しかつ高品質のコーク
スを大量生産できる。又本発明は各種のコークス
箱を適宜選択して既存のコークス炉設備に適用で
きる。
業に適用でき、汚染を低減しかつ高品質のコーク
スを大量生産できる。又本発明は各種のコークス
箱を適宜選択して既存のコークス炉設備に適用で
きる。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US978479A | 1979-02-06 | 1979-02-06 | |
US05/110,351 US4285772A (en) | 1979-02-06 | 1980-01-23 | Method and apparatus for handlng and dry quenching coke |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56500217A JPS56500217A (ja) | 1981-02-26 |
JPH0117516B2 true JPH0117516B2 (ja) | 1989-03-30 |
Family
ID=26679876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55500490A Expired JPH0117516B2 (ja) | 1979-02-06 | 1980-01-30 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4285772A (ja) |
EP (1) | EP0024074A1 (ja) |
JP (1) | JPH0117516B2 (ja) |
AU (1) | AU538299B2 (ja) |
CA (1) | CA1140887A (ja) |
DE (1) | DE3030686T1 (ja) |
GB (1) | GB2057653B (ja) |
WO (1) | WO1980001567A1 (ja) |
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