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JPH01167455A - 燃料噴射ポンプの駆動軸固定装置 - Google Patents

燃料噴射ポンプの駆動軸固定装置

Info

Publication number
JPH01167455A
JPH01167455A JP32374387A JP32374387A JPH01167455A JP H01167455 A JPH01167455 A JP H01167455A JP 32374387 A JP32374387 A JP 32374387A JP 32374387 A JP32374387 A JP 32374387A JP H01167455 A JPH01167455 A JP H01167455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive shaft
injection pump
fuel injection
locking body
reference position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32374387A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Mori
克己 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP32374387A priority Critical patent/JPH01167455A/ja
Publication of JPH01167455A publication Critical patent/JPH01167455A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M39/00Arrangements of fuel-injection apparatus with respect to engines; Pump drives adapted to such arrangements
    • F02M39/02Arrangements of fuel-injection apparatus to facilitate the driving of pumps; Arrangements of fuel-injection pumps; Pump drives

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、燃料噴射ポンプを内燃機関に装着するに際
して、この機関のクランクシャフトに噴射ポンプの駆動
軸が適正な回転角位置で結合されるように、上記駆動軸
の回転角位置を固定設定する燃料噴射ポンプの駆動軸固
定装置に関する。
[従来の技術] 燃料噴射ポンプを内燃i関に取付けるに際しては、この
内燃機関のクランクシャフトと燃料噴射ポンプの駆動軸
との回転角度関係を特定された適正状態に設定する必要
がある。すなわち、内燃機関の適正な動作工程時期に対
応して、燃料噴射動作が実行されるようにする必要があ
るからである。
しかし、通常の燃料噴射゛ポンプにあっては、内燃機関
に取付けられない状態では、その駆動軸が自由に回転で
きるようになっている。したがって、この噴射ポンプの
輸送時あるいは内燃機関に取付けようとするときには、
この噴射ポンプの駆動軸であるカムシャフトが最もすわ
りの良い位置まで回転し、安定しているものであり、こ
のカムシャフトが内燃機関に取付ける際の適正回転角位
置に保持されていない。
このため、燃料噴射ポンプのカムシャフトを適正回転角
位置に設定するために、適正回転角位置を示す線等によ
るマークを、カムシャフトに結合したカップリングブロ
ックとポンプ本体とに付けることが考えられている。そ
して、燃料噴射ポンプを内燃fiIKに取付ける際に、
カップリングブロックのマークとポンプ本体のマークと
が一致するまでカムシャフトを回転させ、これらマーク
が一致する状態でカップリングブロックと内燃機関のク
ランクシャフト等の駆動部材とを結合させて、燃料噴射
ポンプのカムシャフトと機関のクランクシャフトとの回
転角位置関係が最適に設定されるようにしている。
しかし、このようにマークを形成する手段では、噴射ポ
ンプを内燃機関に取付け設定する作業が、マークの状態
を確認しながら行う必要があり、作業性が繁雑となる。
また、この取付け作業時にマークが例えば機関側部品に
よって隠れてしまうことがあり、実質的に噴射時期の調
整作業が困難となるものである。
[発明が解決しようとする問題点] この発明は上記のような点に鑑みなされたもので、燃料
噴射ポンプの駆動軸が、その輸送中さらに内燃機関に装
着するに際して、特定される適正回転角位置に確実に設
定されるようにし、特に駆動軸が上記適正回転角位置に
容易に調整設定することができ、その位置が効果的にロ
ックされるようにして、燃料噴射時期が正確に設定され
るようにして容易に内燃ta関に装着できるようにする
燃料噴射ポンプの駆動軸固定装置を提供しようとするも
のである。
[問題点を解決するための手段] すなわち、この発明に係る燃料噴射ポンプの駆動軸固定
装置にあっては、駆動軸に第1の係止体を設定した第1
の基準位置設定部材を取付けると共に、ケーシングに固
定的に設定されるようにして、上記第1の係止体に係止
係合されるようになる第2の係止体を備えた第2の基準
位置設定部材を設け、この第2の基準位置設定部材の第
2の係止体を選択的に上記第1の係止体の係合されるよ
うにするもので、上記第1および第2の基準位置設定手
段の第1および第2の係止体の少なくとも一方の位置が
、移動調整できるようにしているものである。
[作用] 上記のように構成される燃料噴射ポンプの駆動軸固定装
置にあっては、駆動軸に設定した第1の基準位置設定部
材の第1の係止体に、固定的に設定される第2の基準位
置設定部材の第2の係止体を係合させるように設定する
ことによって、この噴射ポンプのカムシャフトに対応す
る駆動軸が、特定される基準位置に固定されるようにな
る。したがって、輸送中はもとより内燃機関に取付ける
に際しても、噴射ポンプのカムシャフトは適正回転角位
置に固定されるもので、この状態で確実に機関のクラン
クシャフトに係合され、燃料噴射時期も、機関の動作時
期に正確に対応設定できるようになる。また、上記カム
シャフトの基準位置は、第1あるいは第2の基準位置設
定部材で、第1あるいは第2の係止体の位置を移動する
ことによって、容易且つ確実に調整可能となるものであ
る。
[発明の実施例] 以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説明する。
第1図および第2図は、燃料噴射ポンプ10の特に駆動
軸を固定する部分の構成を示しているもので、駆動軸1
1にはこの燃料噴射ポンプ10の装着される内燃機関の
各気筒に燃料を供給し、各気筒において燃料噴射動作を
実行させるためのカム121.122、・・・が同軸に
取付けられている。
すなわち、この駆動軸11はカムシャフトとなるもので
あり、この駆動軸11は噴射ポンプケーシング13に軸
支されているもので、同軸に第1の基準位置設定部材と
なる円板14が、一体内に取付けられている。そしてこ
の円板1桿の外周部には、切欠きによる係止凹部15が
形成されているもので、この係止凹部15が駆動軸11
の特定される回転角位置を示す第1の係止体とされる。
ケーシング13には、さらに第2の基準位置設定部材を
設定するためのハウジング16が設けられているもので
、このハウジング16は上記駆動軸11の円板14部に
開口するように形成される。
上記ハウジング16内には、駆動軸11の軸線を中心と
する円弧面に対応したガイド面171を有するガイド孔
17が形成されているもので、このガイド孔17部に支
持部材18が取付け設定され、この支持部材18が上記
ガイド面171に沿って、駆動軸11の外周部で移動可
能にされるようになる。支持部材18は円筒状に形成さ
れるもので、その中空部には棒状の固定片19が、上記
中空部の軸線方向に移動可能の状態で挿入設定されてい
る。
ここで、上記支持部材18の中空部は、上記ガイド面1
71に直角となる方向に延びるように設定されているも
のであり、したがって固定片19はこの中空部で移動す
ることで、駆動軸11に近接して円板14の外周面に当
たるようになり、またこの円板14の外周部から離反さ
れるようになる。
固定片19は、先端に円板14の係止凹部15に係合さ
れるようになる係止突体20を備えるもので、この固定
片19が駆動軸11の方向に移動されたときに、係止突
体20が係止凹部15に嵌まり込み、円板14の回転を
阻止し、駆動軸11をその回転位置に固定するようにな
る。
ここで、固定片19の上記固定突体20に近接する位置
には、止め輪21が嵌め込み取付けられているものであ
り、この止め輪21によって固定片19の駆動軸11か
ら離反する方向の移動範囲が規制されるようにすると共
に、支持部材18との間にスプリング22を介在させ、
固定片19に駆動軸11方向に移動する力が付勢設定さ
れるようにしている。そして、固定片19の頭部分には
この固定片19と直角の方向に延びる状態の頭部材23
が一体に取付けられている。この頭部材23には適宜透
孔231が形成され、適当な治具を用いてこの頭部材2
3をスプリング22に抗して引出し回転できるようにし
ている。
上記支持部材19はロックナツト24によって、ガイド
孔17の選択された位置に固定されるようになっている
。ここでロックナツト24には、溝241が形成されて
いるもので、上記頭部材23がこの溝部分内に設定され
た状態では、固定片19が駆動軸11に近接し、係止突
体20が円板14の係止凹部15に係合されるようにな
るようにしている。
上記固定片19の操作は、ハウジング16に形成した開
口部から行うことができるもので、この開口部は適宜キ
ャップ25によって閉じられるようになっている。
すなわち、上記のように構成される燃料噴射ポンプ10
にあっては、第1図および第2図で示されるように固定
片19の頭部材24が、ロックナツト24の溝241内
に設定されるようにすれば、この固定片19はスプリン
グ22によりて駆動軸11の方向に移動位置設定され、
駆動軸11の特定される回転角位置で、円板14の係止
凹部15に、係止突体20が嵌まり込むようになる。こ
の状態では、燃料噴射ポンプ10のカムシャフトすなわ
ち駆動軸11が特定される基準位置に設定されるように
なるものであり、駆動軸11の回転位置はこの位置で固
定設定されるようになる。したがって、この駆動軸11
が所定の基準位置に設定された状態で、この噴射ポンプ
10が輸送され、またこの状態で内燃機関に対する装着
作業が行われるようになり、内燃機関のクランクシャフ
トと燃料噴射ポンプのカムシャフトとが所定の角度関係
で確実に連結されるようになる。
ここで、固定片19を支持する支持部材18は、ロック
ナツト24を緩めることによって、ガイド孔17のガイ
ド面171に沿って移動させ、その位置を調整すること
ができる。したがって、この調整機構を利用することに
よって固定片19の回転角方向の位置が変更され、駆動
軸11とこれに連結される内燃機関のクランクシャフト
との相対回転角関係が調整されるようになり、噴射ポン
プ個別に駆動軸11の適正位置が調整できるようになる
このようにして燃料噴射ポンプ10が内燃機関に装着さ
れたならば、キャップ25を適当な治具を用いて開き、
また適当な治具を頭部材23の透孔231に係止し、ス
プリング22に抗して固定片19を引出すと共に、頭部
材23を回転させて第3図で示すようにロックナツト2
4の溝241部の外に引出し、頭部材23を上記溝24
1部分より高い位置に乗せるようにする。
すなわちこの第3図の状態に設定すれば、固定片19の
先端の係止突体20が円板14の係止凹部15から外れ
、上記突体20の先端部と円板14の外周面との間にク
リアランスが設定されるようになる。したがって、この
状態では内燃機関の運転に伴いクランクシャフトによっ
て駆動軸11が回転されるようになり、上記内燃機関に
噴射燃料を供給するようになるもので、このように燃料
噴射ポンプ10の装着作業が終了したならば、キャップ
25を閉じる。
第3図において、第1図と同一の構成部分は同一の符号
で示し、詳細な説明は省略する。
このように内燃機関に取付けられた燃料噴射ポンプ10
を取り外す場合には、キャップ25を明けて駆動軸11
を特定される基準回転角位置に設定して後取り外し作業
を行う。この駆動軸110基準角位置に設定する作業は
、内燃機関のクランクシャフトを所定の基準位置に設定
して、駆動軸11が基準角位置にある状態とした状態で
、治具を用いた第3図の状態にある固定片19の頭部材
23をスプリング22に抗して引出し、90度回転させ
る。この状態では頭部材23がロックナツト24の溝2
41に対応する位置に設定されるもので、この状態でス
プリング22の力に対応するように固定片19を押し込
めば、この固定片19の係止突体20が円板14の係止
凹部15に嵌まり込んで、第1図で示すようになって駆
動軸11の回転を阻止し固定するようになる。
このように構成される燃料噴射ポンプにおいて、駆動軸
11に対する円板14の取付け角度位置、および円板1
4の係止凹部15の位置が高精度であることが要求され
る。しかし、実際には加工誤差が生ずる可能性があるも
のでるが、この加工誤差は移動調整機構によって簡単に
吸収することができる。
すなわち、前述したようにロックナツト24を緩め、支
持部材18をガイド孔17内でガイド面111に沿って
移動させ、駆動軸11が適正回転角状態に設定されたと
きに、円板14の係止凹部15に固定片19の係止突体
20が嵌まり込む位置に固定片19が設定されるように
する。そして、この状態でロックナツト24を締付け、
支持部材18の位置を固定するものである。
また、駆動軸11を固定するようになる固定片19の操
作は、頭部材23を治具を用いて引出し90度回転させ
るような操作で簡単に実行できる。また第3図のような
状態では、この燃料噴射ポンプ10の結合された内燃機
関が運転され、大きな機械的振動が作用するようになる
。しかし、例えばロックナツト24の溝241と90度
異なる方向に、浅い溝242を形成し、頭部材23が溝
241から外され90度回転されたときに、この9部材
23が溝242に嵌まり込むようにすれば、この状態は
スプリング22の引張力によって確実に保持される。
そして、上記固定片19には常時スプリング22による
付勢力が作用しているものであり、また固定片19には
頭部材23が設けられ、さらに止め輪21が設定されて
いるものであるため、上記固定状態の解除状態における
作業中においても、機械的振動によって抜は落ちること
が無く、作業性が充分に簡易化されるものである。
ここで、スプリング22を受けるようになる部材を第4
図で示すようにリング状のシート211で構成し、この
シート211の内周部に対応して形成した段部212に
止め輪21が嵌まり込むようにすれば、より確実に固定
片19の抜は落ち防止ができる。
第5図および第6図は第2の実施例を示しているもので
、この実施例にあっては固定片19は支持部材18の中
空部分に挿入設定され、その軸方向に移動自在に設定さ
れている。この場合固定片19の外周には0リング27
が嵌め込まれているもので、この0リング27を介して
固定片19が支持部材18の中空部の内周ガイド面に接
触されるようにする。
すなわち、燃料噴射ポンプ10の内燃機関に対する取付
け角度が、第6図で示されるようにθ傾斜した場合には
、固定片19が自然落下して作業性を悪くするものであ
るが、Oリング27によってこの固定片19の自然落下
が防止されるようにしているものである。
そして、この実施例にあっては、固定片19の頭部に形
成した鍔状部26とキャップ25の内周面251との間
にスプリング22を介在させ、このスプリング22によ
って固定片19を駆動軸11の方向に移動させる力を作
用させ、固定片19の先端の係止突体20が係止凹部1
5に係合されるようにしている。
この場合、スプリング22が当たるようになるキャップ
25の内周面251は、駆動軸11の軸線を中心とした
円弧面とするものであり、支持部材18が傾斜したよう
な場合でも、固定片19に円滑にスプリング22による
付勢力が作用させられるようにしている。
その他の構成部分は第1図乃至第3図で示した実施例と
同様であり、この実施例と同一構成要素は同一番号を付
してその詳細な説明は省略する。
すなわち、この実施例にあっては、支持部材18で支持
されるようになる固定片19の角度が、カムシャフトが
適正回転角位置に設定させるために必要な位置に、支持
部材18をガイド孔17内でガイド面171に沿って移
動させ、その適正位置でロックナツト24を締め付ける
ことによって、固定片19の位置が固定設定されるよう
にする。この場合、スプリング22を第5図のよに鍔状
部26とキャップ25の内周面251との間に設定する
ことによって、固定片19の係止突体20が円板14の
係止凹部15に嵌まり込み、円板14すなわち駆動軸1
1の回転角位置を適正位置に固定するようになる。
これに対して、この燃料噴射ポンプ10を内燃機関に取
付けた後において、カムシャフトである駆動軸11が機
関のクランクシャフトに連結された状態では、第6図で
示されるように、固定片19の係止突体20が、円板1
4の係止凹部15から外れるように移動される。
この駆動軸11の固定状態を解除する作業は、まずキャ
ップ25を外し、固定片19を支持部材18から引き抜
くと共にスプリング22を外し、このスプリング22を
鍔状部26の反対側に設定させるようにする。そして、
この固定片19を支持部材18の中空部に挿入して、ス
プリング22が鍔状部26と支持部材18との間に設定
されるようにし、キャップ25を装着する。
このようにすれば、固定片19にはスプリング22によ
って駆動軸11と反対の方向に付勢力が作用するもので
あり、したがって第6図のように駆動軸11が固定片1
9によって拘束されることがなく、結合された内燃機関
のクランクシャフトによって駆動軸が回転され、上記機
関の回転時期に対応して燃料噴射動作が実行される。
ここで、キャップ25は誤って緩められるようなことが
あったとき、あるいはこのキャップ25が充分に締め付
けられていないときには、このキャップ部分から油漏れ
が生ずるおそれがある。このような事故の発生を効果的
に防止するために、例えば第7図で示すようにキャップ
25の表面部の周囲に、複数の半円状の切欠き252を
形成する。そしてこの切欠き252を利用して、特殊工
具によってこのキャップ25の締め付けさらに取り外し
を行うようにすれば、不用意にキャップ25が緩められ
ることがなく、特に上記切欠き252の形状さらに配置
が、一般に市販されている工具では対応できないように
しておけば、この燃料噴射ポンプの内燃機関に対する装
着および取り外し作業時の保守管理が確実とされる。
第8因はさらに他の実施例を示しているもので、この実
施例にあっては駆動軸11の外周にプレート30を巻き
付け、このプレート3oの両端部をねじ31によって結
合するようにしている。すなわち、ねじ31を緩めるこ
とによってプレート3oが駆動軸11の外周で自由に動
けるようになるものであり、ねじ31を締め付けること
によって、プレート3oが駆動軸11の外周に固定設定
されるようになるものである。
上記プレート30には切欠き穴32が形成されており、
この切欠きには透孔による係止凹部の形成された筒状の
係止部材33が取付けられている。
またケーシング13には、駆動軸11の軸線方向に向け
て開口が形成されているもので、この開口部に盲蓋34
がその外周に形成したねじにより締め付け固定されるよ
うにする。この盲蓋34は筒状の本体部341が形成さ
れているもので、この筒状にした中空部には固定片19
の基端部が挿入設定され、この固定片19が保持される
ようにしている。
ここで、固定片19は一体的に鍔191を有するように
構成され、この鍔191を境にして基端領域192およ
び先端領域193に分けられるようにしているもので、
基端領域192の長さより先端領域193の長さが短く
なるように設定されている。そして、この図で示される
ように盲蓋34で固定片19の基端領域192を保持す
る状態では、固定片19の先端に形成された係止突体2
0が、係止部材33に係止され、駆動軸11の回転を阻
止し、この状態が固定設定されるようにする。
このような固定状態で前記実施例と同様に内燃機関に対
して装着されるようになるもので、この装着作業の終了
後は、盲蓋34を外しさらに固定片19を外して先端部
および基端部の方向を反転させ、上記先端領域193−
が盲蓋34によって保持されるようにする。このように
すれば、前記したように先端領域193が基端領域19
2より短いものであるため、この固定片19は駆動軸1
1のプレート30およびこのプレート30に取付けられ
る部材に接触することがなくなり、駆動軸11は自由に
回転されるようになる。
この実施例にあっては、駆動軸11に装着したプレート
30の回転方向の位置を、ねじ31を緩めることによっ
て回転することによって、係止部材33の回転角位置が
移動調整されるようになる。そして、この係止部材33
の位置によって駆動軸11の適正回転角位置が設定され
るようになるものである。
尚、これまでの実施例では駆動軸側に設定される第1の
係止体を凹部によって形成し、固定片側の第2の係止体
を突体によって形成するようにした。しかし、これは逆
の状態としてもよいものであることは勿論である。
[発明の効果] 以上のようにこの発明に係る燃料噴射ポンプの駆動軸固
定装置によれば、駆動軸の回転角位置を任意に設定した
状態で、すなわちこの噴射ポンプを内燃機関に装着する
際に、クランクシャフトとカムシャフトとが適正角度関
係で結合できる適正回転角位置に設定した状態で、簡単
且つ確実に駆動軸を固定することができる。この駆動軸
の固定状態は、この噴射ポンプの輸送中さらに機関に対
しての取付け作業時において確実に保持されるものであ
り、噴射ポンプのカムシャフトが適正状態で内燃機関の
クランクシャフトと結合されるようになる。そして、こ
のようにしてシャフト相互が結合された後は、簡単に上
記駆動軸の固定状態が解除されるものであり、しかもこ
の解除動作に際して駆動軸を固定する部材がそのまま保
持されるようになるものであり、したがってこの噴射ボ
ンブを内燃機関から取り外すに際しても、再び簡単且つ
確実に駆動軸の固定が行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る燃料噴射ポンプの特
に駆動軸固定要素部分を説明する断面構成図、第2図は
第1図の■−■線部分に対応する断面構成図、第3図は
上記装置の駆動軸の固定解除状態を示す図、第4図は上
記装置における固定片に作用するスプリングの設定状態
の例を示す図、第5図および第6図はこの発明の他の実
施例を説明するための駆動軸固定状態および固定解除状
態を示す断面構成図、第7図はこれまでの実施例におけ
るキャップの構成を説明する図、第8図はこの発明のさ
らに他の実施例を説明する断面構成図である。 11・・・駆動軸、13・・・ケーシング、14・・・
円板(第1の基準位置設定部材)、15・・・係止凹部
(第1の係止体)、16・・・ハウジング、17・・・
ガイド孔、18・・・支持部材、19・・・固定片(第
2の基準位置設定部材)、20・・・係止突体(第2の
係止体)、・・・スプリング、23・・・頭部材、24
・・・ロックナツト。 出願人代理人  弁理士 鈴江武彦 l111図 第2図 第3図 第4図 第5図 第7図 第8図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)燃料噴射ポンプの駆動軸と一体的に回転されるよ
    うに設定され、その外周部に少なくとも1個の第1の係
    止体を形成した第1の基準位置設定部材と、 上記駆動軸を支持するようになるケーシングに固定的に
    設定されるようになり、上記第1の係止体に係止結合さ
    れるようにする第2の係止体を備えた第2の基準位置設
    定部材と、 この部材の第2の係止体を上記駆動軸の軸線を通る線上
    で、第2の係止体が上記第1の係止体に結合されるよう
    になる駆動軸に近接する第1の位置、あるいは上記駆動
    軸から離れて第1および第2の係止体が離間する第2の
    位置の一方の位置に設定されるように上記第2の基準位
    置設定部材を支持固定する位置設定機構とを具備し、 上記第1あるいは第2の基準位置設定部材の少なくとも
    一方が、上記駆動軸の外周での角度位置が調整され、そ
    の調整位置で固定されるようにしたことを特徴とする燃
    料噴射ポンプの駆動軸固定装置。
  2. (2)上記第1および第2の係止体は、その一方が切欠
    き凹部によって形成され、他方が上記凹部に嵌まり込む
    ようになる突出体によって構成されるようにした特許請
    求の範囲第1項記載の燃料噴射ポンプの駆動軸固定装置
  3. (3)上記位置設定機構は、上記駆動軸の外周部に位置
    して、この駆動軸と同軸にした円弧に沿って形成された
    ガイドを備え、このガイドに沿って上記第2の基準位置
    設定部材が移動自在に支持され、固定されるようにした
    特許請求の範囲第1項記載の燃料噴射ポンプの駆動軸固
    定装置。(4)上記第1の基準位置設定部材は、上記駆
    動軸の外周に締め付け固定される部材によって構成する
    と共に、この部材には第1の係止体が取付け設定される
    ようにした特許請求の範囲第1項記載の燃料噴射ポンプ
    の駆動軸固定装置。
JP32374387A 1987-12-23 1987-12-23 燃料噴射ポンプの駆動軸固定装置 Pending JPH01167455A (ja)

Priority Applications (1)

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JP32374387A JPH01167455A (ja) 1987-12-23 1987-12-23 燃料噴射ポンプの駆動軸固定装置

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