JPH01162247A - 書換型相転移光記録媒体 - Google Patents
書換型相転移光記録媒体Info
- Publication number
- JPH01162247A JPH01162247A JP62320541A JP32054187A JPH01162247A JP H01162247 A JPH01162247 A JP H01162247A JP 62320541 A JP62320541 A JP 62320541A JP 32054187 A JP32054187 A JP 32054187A JP H01162247 A JPH01162247 A JP H01162247A
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- JP
- Japan
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- optical recording
- recording
- recording medium
- erasing
- medium
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、レーザ光を照射し、その照射部に光学的変化
を起こさせて情報を記録する書換型相転移光記録媒体に
関するものである。
を起こさせて情報を記録する書換型相転移光記録媒体に
関するものである。
(従来技術及び発明が解決しようとする問題点)最近、
収束レーザ光を基板上の薄膜状媒体に照射して、薄膜に
穿孔もしくは非晶質−結晶転移のような構造変化を生じ
せしめて情報の記録消去を行う光学的記録は高密度、大
容量記録を可能ならしめる新技術として注目されている
。これらの記録に用いる薄膜状媒体の材料としては、通
常TeやSeなどのカルコゲン、あるいはBl+ Sn
、 pb、 sbなどの金属、Goなどの半導体を含む
多元系の物質が用いられる。
収束レーザ光を基板上の薄膜状媒体に照射して、薄膜に
穿孔もしくは非晶質−結晶転移のような構造変化を生じ
せしめて情報の記録消去を行う光学的記録は高密度、大
容量記録を可能ならしめる新技術として注目されている
。これらの記録に用いる薄膜状媒体の材料としては、通
常TeやSeなどのカルコゲン、あるいはBl+ Sn
、 pb、 sbなどの金属、Goなどの半導体を含む
多元系の物質が用いられる。
また、上述した技術の中でも非晶質−結晶転移のような
構造変化に基づく光記録は、原理的に情報の記録と消去
を多数回繰り返すことが可能であり、いわゆる書換型光
記録媒体としての用途が広(期待されている。この光記
録は、レーザ光により薄膜状光記録媒体を融点以上に加
熱して、急冷することによりレーザ照射部分を非晶化し
て記録を行い、またその非晶化部分を別のレーザ光によ
り結晶化温度以上に加熱してアニールすることにより結
晶状態に戻して消去を行うものである。
構造変化に基づく光記録は、原理的に情報の記録と消去
を多数回繰り返すことが可能であり、いわゆる書換型光
記録媒体としての用途が広(期待されている。この光記
録は、レーザ光により薄膜状光記録媒体を融点以上に加
熱して、急冷することによりレーザ照射部分を非晶化し
て記録を行い、またその非晶化部分を別のレーザ光によ
り結晶化温度以上に加熱してアニールすることにより結
晶状態に戻して消去を行うものである。
このような光記録媒体としては、5bSe、 5bTe
を主成分とした化合物組成の合金膜が研究されているが
(特願昭61−64496号及び、特願昭61−644
97号)、このような化合物組成の合金膜においては、
1IJsec以下での記録、消去が可能であるが、■あ
る特定の化合物組成を得るために作製時の制御性が少な
い。
を主成分とした化合物組成の合金膜が研究されているが
(特願昭61−64496号及び、特願昭61−644
97号)、このような化合物組成の合金膜においては、
1IJsec以下での記録、消去が可能であるが、■あ
る特定の化合物組成を得るために作製時の制御性が少な
い。
■記録、消去を繰り返すうちに、初期の結晶状態からず
れやすく、初期の媒体特性を損なう0等の問題点があっ
た。これらの問題点を解決するため、例えば、特願昭6
2−166508号に見られるように、高融点のInT
e+ IntTesの二つの化合物組成の間の組成を用
いることも提案されているが、この場合には、作製時の
制御性や記録消去の繰り返し性、記録状態の室温での経
時安定性には優れているが、融点が高いために記録に高
出力のレーザが必要で、媒体の記録感度に問題点が生じ
ている。また、実際の光ディスクでは、プラスチック基
板を用いるので、106回以上の記録、消去の繰り返し
に対して、基板が変形しないことが必要である。このた
め、媒体の融点を余り高くできないという制限もある。
れやすく、初期の媒体特性を損なう0等の問題点があっ
た。これらの問題点を解決するため、例えば、特願昭6
2−166508号に見られるように、高融点のInT
e+ IntTesの二つの化合物組成の間の組成を用
いることも提案されているが、この場合には、作製時の
制御性や記録消去の繰り返し性、記録状態の室温での経
時安定性には優れているが、融点が高いために記録に高
出力のレーザが必要で、媒体の記録感度に問題点が生じ
ている。また、実際の光ディスクでは、プラスチック基
板を用いるので、106回以上の記録、消去の繰り返し
に対して、基板が変形しないことが必要である。このた
め、媒体の融点を余り高くできないという制限もある。
(発明の目的)
本発明の目的は、記録消去の繰り返し性、経時安定性に
優れ、消去速度が速い上に、しかも、記録が容易で、記
録感度に優れた書換型相転移光記録媒体を提供すること
にある。
優れ、消去速度が速い上に、しかも、記録が容易で、記
録感度に優れた書換型相転移光記録媒体を提供すること
にある。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本発明は、基板と、その基板
上に設けられた光記録層とを具備し、光記録層が【nと
Teとからなる合金膜であって、InとTeの原子数比
が、2:lとl;1の間もしくは、2:3と2:5の間
であることを特徴とする光記録媒体、さらには、光記録
媒体がGaとTeとからなる合金膜であって、GaとT
eの原子数比が、2:1と1;1の間もしくは、2:3
と1:3の間であることを特徴とする光記録媒体から構
成される。
上に設けられた光記録層とを具備し、光記録層が【nと
Teとからなる合金膜であって、InとTeの原子数比
が、2:lとl;1の間もしくは、2:3と2:5の間
であることを特徴とする光記録媒体、さらには、光記録
媒体がGaとTeとからなる合金膜であって、GaとT
eの原子数比が、2:1と1;1の間もしくは、2:3
と1:3の間であることを特徴とする光記録媒体から構
成される。
しかして本発明によれば、InとTeの原子数比を2:
1と1:1の間もしくは、2:3と285の間とするこ
とで、原子数比が1:1と2;3の間である場合に比べ
て、融点を低くすることができるため、記録が容易に行
え、記録感度に優れると言う利点を持ち、優れた記録消
去の繰り返し性、経時安定性といった後者の組成の場合
の特徴をも失わない光記録媒体となり得る。また、光記
録層をGaとTeとからなる合金膜とすることでも、上
記In −Te系合金膜で得られる特徴と同様な効果が
得られる。また、Ge、 Sb+ Sn、 As、 S
e+ Au、 Pb+ Ti。
1と1:1の間もしくは、2:3と285の間とするこ
とで、原子数比が1:1と2;3の間である場合に比べ
て、融点を低くすることができるため、記録が容易に行
え、記録感度に優れると言う利点を持ち、優れた記録消
去の繰り返し性、経時安定性といった後者の組成の場合
の特徴をも失わない光記録媒体となり得る。また、光記
録層をGaとTeとからなる合金膜とすることでも、上
記In −Te系合金膜で得られる特徴と同様な効果が
得られる。また、Ge、 Sb+ Sn、 As、 S
e+ Au、 Pb+ Ti。
Pt、 Pdのうち、少なくとも一つの元素を添加する
ことで消去速度がさらに速くなる。
ことで消去速度がさらに速くなる。
次に本発明の実施例について説明する。なお、実施例は
一つの例示であって、本発明の精神を逸脱しない範囲で
、種々の変更あるいは改良を行いうることは言うまでも
ない。
一つの例示であって、本発明の精神を逸脱しない範囲で
、種々の変更あるいは改良を行いうることは言うまでも
ない。
(実施例1)
第1図は、本発明による書換型相転移光記録媒体lの第
1の実施例を示す断面図であ710図中、2は厚さ1.
2m+sのガラス基板、3はガラス基板2上に5lot
を100n−厚形酸した透明な下地層、4は下地N3上
に90n■厚形成した記録層で、その組成はIn□↑e
hsであり、RFスパッタリング法にて作製したもので
ある。5は、記録層4上にSingを100ns厚形成
した透明な保!!層である。なお、a3・dap。
1の実施例を示す断面図であ710図中、2は厚さ1.
2m+sのガラス基板、3はガラス基板2上に5lot
を100n−厚形酸した透明な下地層、4は下地N3上
に90n■厚形成した記録層で、その組成はIn□↑e
hsであり、RFスパッタリング法にて作製したもので
ある。5は、記録層4上にSingを100ns厚形成
した透明な保!!層である。なお、a3・dap。
状態で記録N4は非晶質であった。
以上の構成による媒体lをサンプルとして、レーザ記録
特性の評価を行った。まず、−様なレーザ加熱により、
全面を結晶状態とした後、13mlI4゜100naの
レーザパルスで、サンプル面に非晶化スポットを形成す
ることにより、情報の記録を行うことができた0次に、
レーザパワー、パルス幅を変えながら、結晶化可能条件
を測定し、それから、最短消去速度を決定した。その結
果、5mW、 0.6μsのレーザパルスで記録ビット
の消去を行うことができた。さらに、同じ条件で上述の
記録と消去を10’il&lり返したところ、記録、消
去特性に変化は観察されなかった。また、近赤外分光分
析の結果、非晶質状態と結晶状態での反射率変化は、1
0%程度であった。
特性の評価を行った。まず、−様なレーザ加熱により、
全面を結晶状態とした後、13mlI4゜100naの
レーザパルスで、サンプル面に非晶化スポットを形成す
ることにより、情報の記録を行うことができた0次に、
レーザパワー、パルス幅を変えながら、結晶化可能条件
を測定し、それから、最短消去速度を決定した。その結
果、5mW、 0.6μsのレーザパルスで記録ビット
の消去を行うことができた。さらに、同じ条件で上述の
記録と消去を10’il&lり返したところ、記録、消
去特性に変化は観察されなかった。また、近赤外分光分
析の結果、非晶質状態と結晶状態での反射率変化は、1
0%程度であった。
また、上記の媒体1をヒータ上に固定して加熱し、10
℃/分の一定速度で昇温させながら記録状態の観察を行
ったところ、180℃まで結晶化が起こらず室温におけ
る記録状態は、充分に安定であることが分かった。
℃/分の一定速度で昇温させながら記録状態の観察を行
ったところ、180℃まで結晶化が起こらず室温におけ
る記録状態は、充分に安定であることが分かった。
また、結晶構造を評価するために、媒体lを200℃で
30分間熱処理してX線デイフラクトメーターで観測し
た。その結果、回折ピークとして1nlTe*(333
) 、 (66G)にピークが現れ、他の化合物相のピ
ークは現れなかった。
30分間熱処理してX線デイフラクトメーターで観測し
た。その結果、回折ピークとして1nlTe*(333
) 、 (66G)にピークが現れ、他の化合物相のピ
ークは現れなかった。
(実施例2)
次に、本発明による第2の実施例について説明する0本
実施例では実施例1と同様の媒体構成で、記録M4にI
n5sTeaiの組成による合金膜を用いて、実施例1
と同様の実験を行った。
実施例では実施例1と同様の媒体構成で、記録M4にI
n5sTeaiの組成による合金膜を用いて、実施例1
と同様の実験を行った。
まず、−1なレーザ加熱により、全面を結晶状態とした
後、148141100nsのレーザパルスで、サンプ
ル面に非晶化スポットを形成することにより、情報の記
録を行うことができた0次に、レーザパワー、パルス幅
を変えながら、結晶化可能条件を測定し、それから、最
短消去速度を決定した。その結果、6mW 、 0.5
μsのレーザパルスで記録ビットの消去を行うことがで
きた。さらに、同じ条件で上述の記録と消去を10−回
繰り返したところ、記録、消去特性に変化は観察されな
かった。また、近赤外分光分析の結果、非晶質状態と結
晶状態での反射率変化は、20%程度であった。
後、148141100nsのレーザパルスで、サンプ
ル面に非晶化スポットを形成することにより、情報の記
録を行うことができた0次に、レーザパワー、パルス幅
を変えながら、結晶化可能条件を測定し、それから、最
短消去速度を決定した。その結果、6mW 、 0.5
μsのレーザパルスで記録ビットの消去を行うことがで
きた。さらに、同じ条件で上述の記録と消去を10−回
繰り返したところ、記録、消去特性に変化は観察されな
かった。また、近赤外分光分析の結果、非晶質状態と結
晶状態での反射率変化は、20%程度であった。
また、上記の媒体1をヒータ上に固定して加熱し、10
℃/分の一定速度で昇温さ廿ながら記録状態の観察を行
ったところ、190℃まで結晶化が起こらず室温におけ
る記録状態は、充分に安定であることが分かった。
℃/分の一定速度で昇温さ廿ながら記録状態の観察を行
ったところ、190℃まで結晶化が起こらず室温におけ
る記録状態は、充分に安定であることが分かった。
また、結晶構造を評価するために、媒体lを200°C
で30分間熱処理してxwAデイフラクトメーターで観
測した。その結果、回折ピークとしてInTe(110
) 、 (220) 、 (330)にピークが現れ、
他の化合物相のピークは現れなかった。
で30分間熱処理してxwAデイフラクトメーターで観
測した。その結果、回折ピークとしてInTe(110
) 、 (220) 、 (330)にピークが現れ、
他の化合物相のピークは現れなかった。
なお、InとTeとの他の組成のInとTeとよりなる
合金膜についても試験を行った結果をまとめると第1表
のとおりである。
合金膜についても試験を行った結果をまとめると第1表
のとおりである。
(実施例3)
ここで説明する第3の実施例では、実施例1と同様の媒
体構成で、記録層4にGa□Teasの組成の合金膜を
用い、実施例1と同様の実験を行った。
体構成で、記録層4にGa□Teasの組成の合金膜を
用い、実施例1と同様の実験を行った。
まず、−様なレーザ加熱により、全面を結晶状態とした
後、14mW、 100nsのレーザパルスで、サンプ
ル面に非晶化スポットを形成することにより、情報の記
録を行うことができた0次に、レーザパワー、パルス幅
を変えながら、結晶化可能条件を測定し、それから、最
短消去速度を決定した。その結果、6.5mW 、 0
.7μsのレーザパルスで記録ビットの消去を行うこと
ができた。さらに、同じ条件で上述の記録と消去をlO
h回繰り返したところ、記録、消去特性に変化は観察さ
れなかった。
後、14mW、 100nsのレーザパルスで、サンプ
ル面に非晶化スポットを形成することにより、情報の記
録を行うことができた0次に、レーザパワー、パルス幅
を変えながら、結晶化可能条件を測定し、それから、最
短消去速度を決定した。その結果、6.5mW 、 0
.7μsのレーザパルスで記録ビットの消去を行うこと
ができた。さらに、同じ条件で上述の記録と消去をlO
h回繰り返したところ、記録、消去特性に変化は観察さ
れなかった。
また、近赤外分光分析の結果、非晶質状態と結晶状態で
の反射率変化は、15%程度であった。
の反射率変化は、15%程度であった。
また、上記の媒体1をヒータ上に固定して加熱し、lO
℃/分の一定速度で昇温させながら記録状態の観察を行
ったところ、210°Cまで結晶化が起こらず室温にお
ける記録状態は、充分に安定であることが分かった。
℃/分の一定速度で昇温させながら記録状態の観察を行
ったところ、210°Cまで結晶化が起こらず室温にお
ける記録状態は、充分に安定であることが分かった。
(実施例4)
次に、実施例4について説明する。実施例4では、実施
例1と同様の媒体構成で、記録層4としして、Gal1
.Te44の組成の合金膜を用い、実施例1と同様の実
験を行った。
例1と同様の媒体構成で、記録層4としして、Gal1
.Te44の組成の合金膜を用い、実施例1と同様の実
験を行った。
まず、−様なレーザ加熱により、全面を結晶状態とした
後、15mW、 LOOnsのレーザパルスで、サンプ
ル面に非晶化スポットを形成することにより、情報の記
録を行うことができた0次に、レーザパワー、パルス幅
を変えながら、結晶化可能条件を測定し、それから、最
短消去速度を決定した。その結果、7mW 、 0.6
μsのレーザパルスで記録ビットの消去を行うことがで
きた。さらに、同じ条件で上述の記録と消去を10”回
繰り返したところ、記録、消去特性に変化は観察されな
かった。また、近赤外分光分析の結果、非晶質状態と結
晶状態での反射率変化は、18%程度であった。
後、15mW、 LOOnsのレーザパルスで、サンプ
ル面に非晶化スポットを形成することにより、情報の記
録を行うことができた0次に、レーザパワー、パルス幅
を変えながら、結晶化可能条件を測定し、それから、最
短消去速度を決定した。その結果、7mW 、 0.6
μsのレーザパルスで記録ビットの消去を行うことがで
きた。さらに、同じ条件で上述の記録と消去を10”回
繰り返したところ、記録、消去特性に変化は観察されな
かった。また、近赤外分光分析の結果、非晶質状態と結
晶状態での反射率変化は、18%程度であった。
また、上記の媒体1をヒータ上に固定して加熱し、lO
℃/分の一定速度で昇温させながら記録状態の観察を行
ったところ、205°Cまで結晶化が起こらず室温にお
ける記録状態は、充分に安定であることが分かった。
℃/分の一定速度で昇温させながら記録状態の観察を行
ったところ、205°Cまで結晶化が起こらず室温にお
ける記録状態は、充分に安定であることが分かった。
(実施例5)
実施例5では、実施例1に用いたIn5sTethsの
組成の合金膜に、AuもしくはTiを7%〜10%添加
した三元系合金膜を記録層4として、この媒体lについ
て、実施例1と同様の実験を行った。
組成の合金膜に、AuもしくはTiを7%〜10%添加
した三元系合金膜を記録層4として、この媒体lについ
て、実施例1と同様の実験を行った。
まず、−様なレーザ加熱により、全面を結晶状態とした
後% lhW、 100nsのレーザパルスで、サンプ
ル面に非晶化スポットを形成することにより、情報の記
録を行うことができた0次に、レーザパワー、パルス幅
を変えながら、結晶化可能条件を測定し、それから、最
短消去速度を決定した。その結果、5mW 、 0.2
μsのレーザパルスで記録ビットの消去を行うことがで
き、第三元素の添加の効果により消去速度を速めること
ができた。さらに、同じ条件で上述の記録と消去を10
6回繰り返したところ、記録、消去特性に変化は観察さ
れなかった。
後% lhW、 100nsのレーザパルスで、サンプ
ル面に非晶化スポットを形成することにより、情報の記
録を行うことができた0次に、レーザパワー、パルス幅
を変えながら、結晶化可能条件を測定し、それから、最
短消去速度を決定した。その結果、5mW 、 0.2
μsのレーザパルスで記録ビットの消去を行うことがで
き、第三元素の添加の効果により消去速度を速めること
ができた。さらに、同じ条件で上述の記録と消去を10
6回繰り返したところ、記録、消去特性に変化は観察さ
れなかった。
また、上記の媒体1をヒータ上に固定して加熱し、10
℃/分の一定速度で昇温させながら記録状態の観察を行
ったところ、160°Cまで結晶化が起こらず室温にお
ける記録状態は、充分に安定であることが分かった。
℃/分の一定速度で昇温させながら記録状態の観察を行
ったところ、160°Cまで結晶化が起こらず室温にお
ける記録状態は、充分に安定であることが分かった。
また、本実施例で用いた三元系合金膜を、初期結晶化後
、走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、結晶
粒の大きさが添加前の約900人から300人と小さく
なることも分かった。
、走査型電子顕微鏡(SEM)で観察したところ、結晶
粒の大きさが添加前の約900人から300人と小さく
なることも分かった。
なお、上記の実施例において添加金属としてAu。
T1の場合について説明したが、この他にGe、 sb
。
。
Sn、 As、 Se、 Pbt Pt、 Pdについ
ても適用できるものである。
ても適用できるものである。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明によれば、InとTeの原
子数比が2:1から1:1もしくは2:3から2:5の
間とすることで、書き込み消去を繰り返し行っても、初
期の媒体特性を損なわず保持できる。また、この組成で
は、結晶化温度が比較的高いため、記録状態が室温で安
定で、かつレーザ光の照射による消去時には、1μ3以
下での素早い結晶化を行うことができる利点がある。ま
た、本発明によれば、記録時のレーザパワーを小さくす
ることができるため記録感度が向上する利点がある。
子数比が2:1から1:1もしくは2:3から2:5の
間とすることで、書き込み消去を繰り返し行っても、初
期の媒体特性を損なわず保持できる。また、この組成で
は、結晶化温度が比較的高いため、記録状態が室温で安
定で、かつレーザ光の照射による消去時には、1μ3以
下での素早い結晶化を行うことができる利点がある。ま
た、本発明によれば、記録時のレーザパワーを小さくす
ることができるため記録感度が向上する利点がある。
記録層として、In、 Teの代わりにGa、 Teを
用いて、その原子数比を2:1から181もしくは2:
3から1:3とすることでも、上記と同様の特徴を持つ
媒体が構成できる。
用いて、その原子数比を2:1から181もしくは2:
3から1:3とすることでも、上記と同様の特徴を持つ
媒体が構成できる。
さらに、Ss、 sb、 Snt Au+ Pb+^s
、 Ti、 Pt+ I’dのうち少なくとも一つの元
素を添加することで、消去速度が更に向上する利点があ
る。
、 Ti、 Pt+ I’dのうち少なくとも一つの元
素を添加することで、消去速度が更に向上する利点があ
る。
第1図は本発明による書換型相転移光記録媒体を示す断
面図である。 l・・・・光記録媒体 2・・・・ガラス基板 3・・・・下地層 4・・・・記t1層 5・・・・保護層 第1図
面図である。 l・・・・光記録媒体 2・・・・ガラス基板 3・・・・下地層 4・・・・記t1層 5・・・・保護層 第1図
Claims (8)
- (1)基板とその上に設けられた光記録層を具備し、光
記録層がInとTeとからなる合金膜であって、Inと
Teとの原子数比が2:1と1:1との間であることを
特徴とする書換型相転移光記録媒体。 - (2)基板とその上に設けられた光記録層を具備し、光
記録層がInとTeとからなる合金膜であって、Inと
Teとの原子数比が2:3と2:5との間であることを
特徴とする書換型相転移光記録媒体。 - (3)InとTeとの原子数比が2:1と1:1との間
であるInとTeとからなる合金膜にGe、Ga、Sb
、Sn、As、Se、Au、Pb、Ti、Pt、Pdの
うち少なくとも一種の元素を添加させたことを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の書換型相転移光記録媒体
。 - (4)InとTeとの原子数比が2:3と2:5との間
であるInとTeとからなる合金膜にGe、Ga、Sb
、Sn、As、Se、Au、Pb、Ti、Pt、Pdの
うち少なくとも一種の元素を添加させたことを特徴とす
る特許請求の範囲第2項記載の書換型相転移光記録媒体
。 - (5)基板とその上に設けられた光記録層を具備し、光
記録層がGaとTeとからなる合金膜であって、Gaと
Teとの原子数比が2:1と1:1との間であることを
特徴とする書換型相転移光記録媒体。 - (6)基板とその上に設けられた光記録層を具備し、光
記録層がGaとTeとからなる合金膜であって、Gaと
Teとの原子数比が2:3と1:3との間であることを
特徴とする書換型相転移光記録媒体。 - (7)GaとTeとの原子数比が2:1と1:1との間
であるGaとTeとからなる合金膜にGe、Sb、Sn
、As、Se、Au、Pb、Ti、Pt、Pdのうち少
なくとも一種の元素を添加させたことを特徴とする特許
請求の範囲第5項記載の書換型相転移光記録媒体。 - (8)GaとTeとの原子数比が2:3と1:3との間
であるGaとTeとからなる合金膜にGe、Sb、Sn
、As、Se、Au、Pb、Ti、Pt、Pdのうち少
なくとも一種の元素を添加させたことを特徴とする特許
請求の範囲第6項記載の書換型相転移光記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62320541A JPH01162247A (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 書換型相転移光記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62320541A JPH01162247A (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 書換型相転移光記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01162247A true JPH01162247A (ja) | 1989-06-26 |
Family
ID=18122587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62320541A Pending JPH01162247A (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 書換型相転移光記録媒体 |
Country Status (1)
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JP (1) | JPH01162247A (ja) |
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1987
- 1987-12-18 JP JP62320541A patent/JPH01162247A/ja active Pending
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