JPH01150030A - ディスクブレーキ - Google Patents
ディスクブレーキInfo
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- JPH01150030A JPH01150030A JP30761987A JP30761987A JPH01150030A JP H01150030 A JPH01150030 A JP H01150030A JP 30761987 A JP30761987 A JP 30761987A JP 30761987 A JP30761987 A JP 30761987A JP H01150030 A JPH01150030 A JP H01150030A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
a0発明の目的
(産業上の利用分舒)
この発明に係るディスクブレーキは、航空機や高速鉄道
車両の車輪部分に組み込み、高速で走行する航空機や鉄
道車両の制動を安定して行ない、しかも摩擦材の摩耗量
が徒に多くなる事を防止するものである。
車両の車輪部分に組み込み、高速で走行する航空機や鉄
道車両の制動を安定して行ない、しかも摩擦材の摩耗量
が徒に多くなる事を防止するものである。
(従来の技術)
ディスクブレーキはドラムブレーキに比べて放熱性が良
く、安定した制動力を得られる為、自動車だけでなく、
航空機用或は鉄道車両用のブレーキとして多く使用され
る様になって来た。
く、安定した制動力を得られる為、自動車だけでなく、
航空機用或は鉄道車両用のブレーキとして多く使用され
る様になって来た。
、ところが、航空機や高速鉄道車両に使用するブレーキ
の場合、制動時に要求される条件が厳しく、特に制動時
に摩擦材の表面が高温になる事が避けられず、乗用車等
に使用される通常のディスクブレーキの様に、アスベス
トや焼結金属を摩擦材として使用した場合、制動時に摩
擦材表面の変質に伴なって、摩擦材とロータとの間の摩
擦係数が極端に低下し、十分な制動力を得られなくなっ
てしまう。
の場合、制動時に要求される条件が厳しく、特に制動時
に摩擦材の表面が高温になる事が避けられず、乗用車等
に使用される通常のディスクブレーキの様に、アスベス
トや焼結金属を摩擦材として使用した場合、制動時に摩
擦材表面の変質に伴なって、摩擦材とロータとの間の摩
擦係数が極端に低下し、十分な制動力を得られなくなっ
てしまう。
この為、炭素繊維をフィラーとし、炭素をマトリックス
とした高強度の複合材料である炭素/炭素複合材料(c
/c Camp、)を摩擦材として使用したディスクブ
レーキが、コンコルド(SST)の様な一部の航空機の
制動に使用されている。
とした高強度の複合材料である炭素/炭素複合材料(c
/c Camp、)を摩擦材として使用したディスクブ
レーキが、コンコルド(SST)の様な一部の航空機の
制動に使用されている。
(発明が解決しようとする問題点)
ところが、炭素/炭素複合材料を使用して造られた摩擦
材の場合、耐熱性に優れ、高温時にも十分な制動力を得
られる反面、次に述べる様な不都合を生じる。
材の場合、耐熱性に優れ、高温時にも十分な制動力を得
られる反面、次に述べる様な不都合を生じる。
即ち、炭素/炭素複合材料を制動に伴なう高温に曝し、
しかも周囲に酸素を存在させた場合、炭素が酸化し、二
酸化炭素や一酸化炭素として周囲に飛散する事により、
摩擦材を構成する炭素/炭素複合材料の摩耗が促進され
て、摩擦材の交換を短期間の間に行なわなければならな
くなってしまう。
しかも周囲に酸素を存在させた場合、炭素が酸化し、二
酸化炭素や一酸化炭素として周囲に飛散する事により、
摩擦材を構成する炭素/炭素複合材料の摩耗が促進され
て、摩擦材の交換を短期間の間に行なわなければならな
くなってしまう。
本発明のディスクブレーキは、上述の様な不都合を解消
するものである。
するものである。
b0発明の構成
(問題を解決するための手段)
本発明のディスクブレーキは、従来からのディスクブレ
ーキと同様に、車輪と共に回転するロータと、ボデーに
対して固定のキャリパに内蔵されたピストンの押し出し
に伴なって上記ロータの側面に押圧される押圧部材とか
ら成り、ロータと押圧部材との互いに対向する面の間に
、炭素/炭素複合材料製の摩擦材を設けている。
ーキと同様に、車輪と共に回転するロータと、ボデーに
対して固定のキャリパに内蔵されたピストンの押し出し
に伴なって上記ロータの側面に押圧される押圧部材とか
ら成り、ロータと押圧部材との互いに対向する面の間に
、炭素/炭素複合材料製の摩擦材を設けている。
更に、本発明のディスクブレーキに於いては、上記摩擦
材が存在する空間部分を外気から遮断し、この空間部分
内に不活性ガスを充填したり、或はこの空間部分内を真
空或は低圧状態とする事で、この空間部分内を低酸素状
態(無酸素状態を含む。)に保持している。
材が存在する空間部分を外気から遮断し、この空間部分
内に不活性ガスを充填したり、或はこの空間部分内を真
空或は低圧状態とする事で、この空間部分内を低酸素状
態(無酸素状態を含む。)に保持している。
(作 用)
上述の様に構成される本発明のディスクブレーキの制動
時に於ける作用自体は、従来のディスクブレーキの場合
と同様である。
時に於ける作用自体は、従来のディスクブレーキの場合
と同様である。
即ち、制動を行なう場合には、キャリパに内蔵したピス
トンの押し出しに基づぎ、押圧部材をロータの側面に押
し付け、この押圧部材とロータとを、摩擦材を介して摩
擦係合させて、ロータを固定した車輪を制動する。
トンの押し出しに基づぎ、押圧部材をロータの側面に押
し付け、この押圧部材とロータとを、摩擦材を介して摩
擦係合させて、ロータを固定した車輪を制動する。
但し、本発明のディスクブレーキの場合、摩擦材が存在
する空間部分を外気から遮断し、この空間部分内を低酸
素状態に保持している為、制動に伴なって摩擦材が高温
になった場合に於いても、この摩擦材を構成する炭素/
炭素複合材料が酸化する事がなく、摩擦材の摩耗が徒に
促進される事がなくなる。
する空間部分を外気から遮断し、この空間部分内を低酸
素状態に保持している為、制動に伴なって摩擦材が高温
になった場合に於いても、この摩擦材を構成する炭素/
炭素複合材料が酸化する事がなく、摩擦材の摩耗が徒に
促進される事がなくなる。
(実施例)
次に図示の実施例を説明しつつ本発明を更に詳しく説明
する。
する。
第1〜3図は本発明のディスクブレーキの実施例を示し
ており、第1図は部分断面図、第2〜3図は第1図のA
−A断面に相当する図である。
ており、第1図は部分断面図、第2〜3図は第1図のA
−A断面に相当する図である。
この実施例は、本発明を液冷式のディスクブレーキに通
用したものである。
用したものである。
自動車のアクスル軸等の被制動軸1の外周面には2枚の
円輪状のロータ2.2が、セレーション部3を互いに係
合させる事で、軸方向(第1図の左右方向)に亘る若干
の移動のみを自在に、且つ互いに間隔をあけて装着され
ている。各ロータ2、・2は、円輪状で金属製の基板2
aの両側面に、炭素/炭素複合材料製の摩擦材2b、2
bを添着する事で構成されている。
円輪状のロータ2.2が、セレーション部3を互いに係
合させる事で、軸方向(第1図の左右方向)に亘る若干
の移動のみを自在に、且つ互いに間隔をあけて装着され
ている。各ロータ2、・2は、円輪状で金属製の基板2
aの両側面に、炭素/炭素複合材料製の摩擦材2b、2
bを添着する事で構成されている。
上記被制動軸1の近傍に於いて車体に固定された支持ブ
ラケット4には、ボルト5によって、内周側が開口した
略コ字形断面を有し、被制動軸1の全周を囲む環状に形
成されたキャリパ6を、上記2枚のロータ2.2を囲む
状態で固定している。
ラケット4には、ボルト5によって、内周側が開口した
略コ字形断面を有し、被制動軸1の全周を囲む環状に形
成されたキャリパ6を、上記2枚のロータ2.2を囲む
状態で固定している。
このキャリパ6には、上記ロータ2.2を挟む状態で第
一、第二の円輪状壁7.8を形成しており、この内のイ
ンチ側(インナ側とは車両に装着した場合に中央寄りと
なる側を言い、第1図に於いて右側となる。)に存在す
る厚肉の第一の円輪状壁7には、この円輪状壁7の内面
に開口するシリンダ9を、円周方向に亘って複数個(第
1図には1個のみ示す。)、等間隔で設けており、制動
時に給油口10からシリンダ9内への圧油の供給に基づ
き、ロータ2に向けて突出するピストン11を、各シリ
ンダ9内に嵌装している。
一、第二の円輪状壁7.8を形成しており、この内のイ
ンチ側(インナ側とは車両に装着した場合に中央寄りと
なる側を言い、第1図に於いて右側となる。)に存在す
る厚肉の第一の円輪状壁7には、この円輪状壁7の内面
に開口するシリンダ9を、円周方向に亘って複数個(第
1図には1個のみ示す。)、等間隔で設けており、制動
時に給油口10からシリンダ9内への圧油の供給に基づ
き、ロータ2に向けて突出するピストン11を、各シリ
ンダ9内に嵌装している。
上記第一の円輪状壁7の内周縁には、円環状のスペーサ
12を介してバッキング13を設け、このバッキング1
3の内周面を、被制動軸1の外周面に当接させている。
12を介してバッキング13を設け、このバッキング1
3の内周面を、被制動軸1の外周面に当接させている。
又、第二の円輪状壁8の内周面には、直接バッキング1
3を装着し、このバッキング13の内周縁をアクスル軸
1の外周面に当接させている。14.14は、各バッキ
ング13.13を補強する為の、針金状のリングである
。
3を装着し、このバッキング13の内周縁をアクスル軸
1の外周面に当接させている。14.14は、各バッキ
ング13.13を補強する為の、針金状のリングである
。
上述の様に、第一、第二の同円輪状壁7.8の内周縁に
、それぞれバッキング13.13a装着し、各バッキン
グ13.13の内周縁をアクスル軸1の外周面に当接さ
せている為、キャリパ6の外周壁16の内周面と、第一
、第二の同円輪状壁7.8の内側面と、アクスル軸1の
外周面とによって回りを囲まれる円輪状の空間部分15
は、外気から遮断された状態となる。
、それぞれバッキング13.13a装着し、各バッキン
グ13.13の内周縁をアクスル軸1の外周面に当接さ
せている為、キャリパ6の外周壁16の内周面と、第一
、第二の同円輪状壁7.8の内側面と、アクスル軸1の
外周面とによって回りを囲まれる円輪状の空間部分15
は、外気から遮断された状態となる。
この様に外気から遮断された空間部分15内には、窒素
ガス等の不活性ガスを充填して、この空間部分15内に
、摩擦材2bを構成する炭素/炭素複合材料を酸化させ
る酸素が存在しない様にしている。
ガス等の不活性ガスを充填して、この空間部分15内に
、摩擦材2bを構成する炭素/炭素複合材料を酸化させ
る酸素が存在しない様にしている。
一方、外周壁16を介して第一の円輪状壁7と連続した
第二の円輪状壁8の外側面(第1図の左側面)には、こ
の円輪状壁8の全周に亘って凹部17を形成し、円輪状
の蓋板18によりこの凹部17の開口部を塞ぐ事で、第
二の円輪状壁8を中空に構成している。上記蓋板18に
は給液口19と排液口20とを設けてわら、この内の給
液口19には給液ホース21の一端を、排液口20には
排液ホース22の一端を、それぞれ接続して、蓋板18
で塞がれた凹部17内に冷却液を循環自在としている。
第二の円輪状壁8の外側面(第1図の左側面)には、こ
の円輪状壁8の全周に亘って凹部17を形成し、円輪状
の蓋板18によりこの凹部17の開口部を塞ぐ事で、第
二の円輪状壁8を中空に構成している。上記蓋板18に
は給液口19と排液口20とを設けてわら、この内の給
液口19には給液ホース21の一端を、排液口20には
排液ホース22の一端を、それぞれ接続して、蓋板18
で塞がれた凹部17内に冷却液を循環自在としている。
上記第一の円輪状壁7のシリンダ9に嵌装したピストン
11の端面11aと、このピストン11寄りのロータ2
との間、2枚のロータ2.2同士の間には、全体が円輪
状で、内側に冷却液を循環させる流路23を有する2枚
のステータ24.24を設けている。
11の端面11aと、このピストン11寄りのロータ2
との間、2枚のロータ2.2同士の間には、全体が円輪
状で、内側に冷却液を循環させる流路23を有する2枚
のステータ24.24を設けている。
上記各ステータ24.24の内側には、第2図或は第3
図に示す様に、両端をステータ24.24の外周面に開
口させる口字形の流路23a、23aを間欠的に設けて
いる。一方、前記第一、第二の同円輪状壁7.8の外周
縁同士を連続させ、上記各ステータ24.24の外周縁
を内嵌させる短円筒状の外周壁16の内周面には、複数
の凹部25.25を間欠的に形成する事により、上記複
数の流路23a、23aの内、隣り合う流路23a、2
3aの端部開口同士を連続させている。但し、隣り合う
流路23a、23aの端部間口同士を連続させるのは、
第3図に示す様な、ステータ24の外周面に螺着したプ
ラグ26により行なっても良い。
図に示す様に、両端をステータ24.24の外周面に開
口させる口字形の流路23a、23aを間欠的に設けて
いる。一方、前記第一、第二の同円輪状壁7.8の外周
縁同士を連続させ、上記各ステータ24.24の外周縁
を内嵌させる短円筒状の外周壁16の内周面には、複数
の凹部25.25を間欠的に形成する事により、上記複
数の流路23a、23aの内、隣り合う流路23a、2
3aの端部開口同士を連続させている。但し、隣り合う
流路23a、23aの端部間口同士を連続させるのは、
第3図に示す様な、ステータ24の外周面に螺着したプ
ラグ26により行なっても良い。
尚、外周壁16の内周面に凹部25.25を形成した場
合は、上記外周壁16の内周面の内、各凹部25.25
の開口周縁部に位置する部分、及び各ステータ24.2
4の外周面でこの部分龜整合する部分を平坦に形成する
と共に、画部分の間に0リング27.27を装着して、
上記各流路23a、23aと凹部25.25との連続部
の液密保持を図る。
合は、上記外周壁16の内周面の内、各凹部25.25
の開口周縁部に位置する部分、及び各ステータ24.2
4の外周面でこの部分龜整合する部分を平坦に形成する
と共に、画部分の間に0リング27.27を装着して、
上記各流路23a、23aと凹部25.25との連続部
の液密保持を図る。
各ステータ24.24に形成したそれぞれ複数の流路2
3a、23aと、外周壁16の内周面に形成した複数の
凹部25.25とを互いに直列に連続させてなる流路2
3の両端部は、上記外周壁16に設けた冷却液入口28
と冷却液出口29とに液密に接続して、各ステータ24
.24の内側の流路23.23に冷却液を循環自在とし
ている。
3a、23aと、外周壁16の内周面に形成した複数の
凹部25.25とを互いに直列に連続させてなる流路2
3の両端部は、上記外周壁16に設けた冷却液入口28
と冷却液出口29とに液密に接続して、各ステータ24
.24の内側の流路23.23に冷却液を循環自在とし
ている。
即ち、第1〜2図に示した様に、外周壁16の内周面に
凹部25.25を形成した構造の場合、外周壁16の外
周面側端部開口にそれぞれ給液ホース30、排液ホース
31を接続した漏却液入口28と冷却液出口29との、
外周壁16の内周面側端部開口を、上記流路23の両端
間すに整合させ、両開口の間の液密を、外周壁16の内
周面とステータ24の外周面との間に挟持し゛た0リン
グ32.32により保持する。
凹部25.25を形成した構造の場合、外周壁16の外
周面側端部開口にそれぞれ給液ホース30、排液ホース
31を接続した漏却液入口28と冷却液出口29との、
外周壁16の内周面側端部開口を、上記流路23の両端
間すに整合させ、両開口の間の液密を、外周壁16の内
周面とステータ24の外周面との間に挟持し゛た0リン
グ32.32により保持する。
又、第3図に示した様に、プラグ26を使用する構造の
場合は、ステータ24に形成した流路23の両端開口部
と、可撓性を有するホース33.33との端部を直接接
続する。
場合は、ステータ24に形成した流路23の両端開口部
と、可撓性を有するホース33.33との端部を直接接
続する。
尚、第1図に於いてピストン11の端面11aとステー
タ24との間に挟持した板状の部材34は断熱材により
造られており、制動時に昇温したステータ24の熱がシ
リンダ9内のブレーキオイルに迄伝わるのを防止する。
タ24との間に挟持した板状の部材34は断熱材により
造られており、制動時に昇温したステータ24の熱がシ
リンダ9内のブレーキオイルに迄伝わるのを防止する。
又、第2〜3図に示す様に、ステータ24の外周面に形
成した凹部35.35と外周壁16の内周面に形成した
凸部36.36とを互いに嵌合させる事で、外周壁16
の内側でステータ24が、軸方向に若干移動するが、回
転はしない様にしている。
成した凹部35.35と外周壁16の内周面に形成した
凸部36.36とを互いに嵌合させる事で、外周壁16
の内側でステータ24が、軸方向に若干移動するが、回
転はしない様にしている。
更に、外周壁16の内周面で、2枚のステータ24.2
4の間部分にはストッパ37を装着して、アウタ側(車
両の外側。第1図の左側。)のステータ24のインナ側
への移動を制限している。
4の間部分にはストッパ37を装着して、アウタ側(車
両の外側。第1図の左側。)のステータ24のインナ側
への移動を制限している。
上述の様に構成される本発明のディスクブレーキにより
制動を行なう為、第一の円輪状壁7のシリンダ9に圧油
を送り込んで、このシリンダ9内に嵌装したピストン1
1をロータ2.2に向け、第1図の左方に突出させると
、ピストン11の端面11aと第二の円輪状壁8との間
隔が挟まり、2枚のロータ2.20両側面に添着された
摩擦材2b、2bと、抑圧部材である2枚のステータ2
4.24の側面及び第二の円輪状壁8の内側面とが互い
に強く摩擦し合って制動が行なわれる。
制動を行なう為、第一の円輪状壁7のシリンダ9に圧油
を送り込んで、このシリンダ9内に嵌装したピストン1
1をロータ2.2に向け、第1図の左方に突出させると
、ピストン11の端面11aと第二の円輪状壁8との間
隔が挟まり、2枚のロータ2.20両側面に添着された
摩擦材2b、2bと、抑圧部材である2枚のステータ2
4.24の側面及び第二の円輪状壁8の内側面とが互い
に強く摩擦し合って制動が行なわれる。
この際、摩擦材2b、2bと、ステータ24.24の側
面及び第二の円輪状壁8の内側面との摩擦に伴なって摩
擦面(摩擦材2b、2bの表面。
面及び第二の円輪状壁8の内側面との摩擦に伴なって摩
擦面(摩擦材2b、2bの表面。
ステータ24.24の側面。第二の円輪状壁8の内側面
。)の温度が上昇するが、この熱は直ちにステータ24
.24の内側に形成した流路23.23内、或は第二の
円輪状壁8の凹部17内を流れる冷却液に奪われる為、
ロータ2.2、ステータ24.24、及び第二の円輪状
壁8の摩擦面の温度が、正常な制動を行なえない程迄上
昇する事がない。
。)の温度が上昇するが、この熱は直ちにステータ24
.24の内側に形成した流路23.23内、或は第二の
円輪状壁8の凹部17内を流れる冷却液に奪われる為、
ロータ2.2、ステータ24.24、及び第二の円輪状
壁8の摩擦面の温度が、正常な制動を行なえない程迄上
昇する事がない。
更に本発明のディスクブレーキの場合、キャリパ6の外
周壁16の内周面と第一、第二の両円輪状壁7.8の内
側面と被制動軸1の外周面とによって回りを囲まれ、摩
擦材2b、2bを設けたロータ2.2が存在する空間部
分15が外気から遮断され、しかもこの空間部分15内
に不活性な窒素ガスが充填されている為、制動に伴なっ
て摩擦材2b、2bの温度が上昇した場合に於いても、
この摩擦材2b、2bを構成する炭素/炭素複合材料が
酸化する事はなく、酸化に基づいて各摩擦材2b、2b
が著しく摩耗する事を有効に防止出来る。
周壁16の内周面と第一、第二の両円輪状壁7.8の内
側面と被制動軸1の外周面とによって回りを囲まれ、摩
擦材2b、2bを設けたロータ2.2が存在する空間部
分15が外気から遮断され、しかもこの空間部分15内
に不活性な窒素ガスが充填されている為、制動に伴なっ
て摩擦材2b、2bの温度が上昇した場合に於いても、
この摩擦材2b、2bを構成する炭素/炭素複合材料が
酸化する事はなく、酸化に基づいて各摩擦材2b、2b
が著しく摩耗する事を有効に防止出来る。
非制動時に於いては、ピストン11がシリンダ9内に引
き込まれ、このピストン11の端面11aと第二の円輪
状壁8との間隔が拡がって、各ロータ2.2の摩擦材2
b、2bの表面と、ステータ24.24の側面及び第二
の円輪状壁8の内側面との間に微小な間隙が形成され、
ロータ2.2が自由に回転する。
き込まれ、このピストン11の端面11aと第二の円輪
状壁8との間隔が拡がって、各ロータ2.2の摩擦材2
b、2bの表面と、ステータ24.24の側面及び第二
の円輪状壁8の内側面との間に微小な間隙が形成され、
ロータ2.2が自由に回転する。
尚、上述の実施例に於いては、空間部分15の低酸素状
態として、窒素ガス雰囲気を示したが、低酸素状態を得
る為には、他の不活性ガス雰囲気としたり、或は空間部
分15を真空ポンプに通じさせ、この空間部分15内を
低圧乃至は真空状態とする事も出来る。但し、空間部分
15を低圧乃至は真空状態とする場合、バッキング13
.13として、空間部分15内外の圧力差に耐えられる
程度に、十分な剛性を有するものを用いる。
態として、窒素ガス雰囲気を示したが、低酸素状態を得
る為には、他の不活性ガス雰囲気としたり、或は空間部
分15を真空ポンプに通じさせ、この空間部分15内を
低圧乃至は真空状態とする事も出来る。但し、空間部分
15を低圧乃至は真空状態とする場合、バッキング13
.13として、空間部分15内外の圧力差に耐えられる
程度に、十分な剛性を有するものを用いる。
C0発明の効果
本発明のディスクブレーキは、以上に述べた通り構成さ
れ作用する為、耐熱性の優れた炭素/炭素複合材料製の
摩擦材を使用した場合に於いて、この摩擦材の酸化を有
効に防止して、酸化に基づく摩擦材の摩耗を防止し、摩
擦材の寿命を延長する事が出来る。
れ作用する為、耐熱性の優れた炭素/炭素複合材料製の
摩擦材を使用した場合に於いて、この摩擦材の酸化を有
効に防止して、酸化に基づく摩擦材の摩耗を防止し、摩
擦材の寿命を延長する事が出来る。
第1〜3図は本発明のディスクブレーキの実施例を示し
ており、第1図は部分断面図、第2〜3図は第1図のA
−A断面に相当する図である。 1:被制動軸、2:ロータ、2a:基板、2b:摩擦材
、3:セレーション部、4:支持ブラケット、5:ボル
ト、6:キャリパ、7:第一の円輪状壁、8:第二の円
輪状壁、9ニジリンダ、10:給油口、11:ピストン
、11a:端面、12ニスペーサ、13:パッキング、
14:リング、15:空間部分、16:外周壁、17:
凹部、18:蓋板、19:給液口、20:排液口、21
:給液ホース、22:排液ホース、23.23a:流路
、24:ステータ、25;凹部、26:プラグ、27:
0リング、28:冷却液入口、29:冷却液出口、30
:給液ホース、31:排液ホース、32:Oリング、3
3:ホース、34:部材、35:凹部、36:凸部、3
7:ストツバ。 特許出願人 株式会社曙ブレーキ中央技術研究所代
理 人 小 山 欽 造(ばか1名)第1図 ム
ており、第1図は部分断面図、第2〜3図は第1図のA
−A断面に相当する図である。 1:被制動軸、2:ロータ、2a:基板、2b:摩擦材
、3:セレーション部、4:支持ブラケット、5:ボル
ト、6:キャリパ、7:第一の円輪状壁、8:第二の円
輪状壁、9ニジリンダ、10:給油口、11:ピストン
、11a:端面、12ニスペーサ、13:パッキング、
14:リング、15:空間部分、16:外周壁、17:
凹部、18:蓋板、19:給液口、20:排液口、21
:給液ホース、22:排液ホース、23.23a:流路
、24:ステータ、25;凹部、26:プラグ、27:
0リング、28:冷却液入口、29:冷却液出口、30
:給液ホース、31:排液ホース、32:Oリング、3
3:ホース、34:部材、35:凹部、36:凸部、3
7:ストツバ。 特許出願人 株式会社曙ブレーキ中央技術研究所代
理 人 小 山 欽 造(ばか1名)第1図 ム
Claims (3)
- (1)車輪と共に回転するロータと、ボデーに対して固
定のキャリパに内蔵されたピストンの押し出しに伴な■
■■ロータの側面に押圧される押圧部材とから成り、ロ
ータと押圧部材との互いに対向する面の間に、炭素/炭
素複合材料製の摩擦材を設けたディスクブレーキに於い
て、上記摩擦材が存在する空間部分を外気から遮断し、
この空間部分内を、低酸素状態にした事を特徴とするデ
ィスクブレーキ。 - (2)低酸素状態が不活性ガス雰囲気である、特許請求
の範囲第1項に記載のディスクブレーキ。 - (3)低酸素状態が真空乃至は低圧状態である、特許請
求の範囲第1項に記載のディスクブレーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30761987A JPH01150030A (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | ディスクブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30761987A JPH01150030A (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | ディスクブレーキ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01150030A true JPH01150030A (ja) | 1989-06-13 |
Family
ID=17971208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30761987A Pending JPH01150030A (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | ディスクブレーキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01150030A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05147533A (ja) * | 1990-10-04 | 1993-06-15 | Knorr Bremse Ag | 鉄道車両用の多板ブレーキ |
US6668984B2 (en) | 2000-12-06 | 2003-12-30 | Honeywell Advanced Composites Inc. | Oxidation protection for carbon/carbon composite and graphite friction materials |
-
1987
- 1987-12-07 JP JP30761987A patent/JPH01150030A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05147533A (ja) * | 1990-10-04 | 1993-06-15 | Knorr Bremse Ag | 鉄道車両用の多板ブレーキ |
US6668984B2 (en) | 2000-12-06 | 2003-12-30 | Honeywell Advanced Composites Inc. | Oxidation protection for carbon/carbon composite and graphite friction materials |
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