JPH01149853A - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH01149853A JPH01149853A JP30803587A JP30803587A JPH01149853A JP H01149853 A JPH01149853 A JP H01149853A JP 30803587 A JP30803587 A JP 30803587A JP 30803587 A JP30803587 A JP 30803587A JP H01149853 A JPH01149853 A JP H01149853A
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- JP
- Japan
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- weight
- polyphenylene ether
- block copolymer
- copolymer elastomer
- carboxylic acid
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は耐熱性、寸法安定性、耐衝撃性、溶融流動性な
どの緒特性にすぐれ、なおかつ低温における落球或いは
落錘試験において脆性破壊を起こさないすぐれた耐低温
破壊性を有する熱可塑性樹脂組成物に関し、更に詳しく
は特定の変性ポリフェニレンエーテル、ポリアミド、A
−B−A’型ブロック共重合弾性体および変性水素添加
A−B−A’型ブロック共重合弾性体からなる熱可塑性
樹脂組成物に関するものである。
どの緒特性にすぐれ、なおかつ低温における落球或いは
落錘試験において脆性破壊を起こさないすぐれた耐低温
破壊性を有する熱可塑性樹脂組成物に関し、更に詳しく
は特定の変性ポリフェニレンエーテル、ポリアミド、A
−B−A’型ブロック共重合弾性体および変性水素添加
A−B−A’型ブロック共重合弾性体からなる熱可塑性
樹脂組成物に関するものである。
〈従来の技術〉
近年二種類以上のポリマをブレンドして新しい材料を生
み出そうとする検討が盛んに行われている。なかでもポ
リアミドとポリフェニレンエーテルを主成分として組み
合わせたポリマブレンド材料は両ポリマの親和性が良好
であり、ポリアミドのすぐれた成形加工性、耐摩耗性、
耐薬品性とポリフェニレンエーテルのすぐれた耐熱性、
寸法安定性、耐水性とを兼備した材料が得られる可能性
があるために数多くの検討例が報告されている。
み出そうとする検討が盛んに行われている。なかでもポ
リアミドとポリフェニレンエーテルを主成分として組み
合わせたポリマブレンド材料は両ポリマの親和性が良好
であり、ポリアミドのすぐれた成形加工性、耐摩耗性、
耐薬品性とポリフェニレンエーテルのすぐれた耐熱性、
寸法安定性、耐水性とを兼備した材料が得られる可能性
があるために数多くの検討例が報告されている。
これらの中で特に特性バランスのすぐれたブレンド系は
ポリアミドと特定の変性ポリフェニレンエーテルとを用
いさらに第3成分としてゴム成分を添加導入したもので
あり、代表的な例として、ポリアミド、酸変性ポリフェ
ニレンエーテル、スチレンーブタジエンースチレンブロ
ノク共重合体を組み合わせたもの(たとえば特願昭61
−146433号公報)、ポリアミド、酸変性ポリフェ
ニレンエーテル、水素化スチレン−ブタジェン−スチレ
ンブロック共重合体を組み合わせたもの(たとえば特開
昭62−138553号公報)、ポリアミド、酸変性ポ
リフェニレンエーテル、酸変性水素化スチレン−ブタジ
ェン−スチレンブロック共重合体を組み合わせたもの(
例えば特開昭62−68850号公報)などを挙げるこ
とができる。
ポリアミドと特定の変性ポリフェニレンエーテルとを用
いさらに第3成分としてゴム成分を添加導入したもので
あり、代表的な例として、ポリアミド、酸変性ポリフェ
ニレンエーテル、スチレンーブタジエンースチレンブロ
ノク共重合体を組み合わせたもの(たとえば特願昭61
−146433号公報)、ポリアミド、酸変性ポリフェ
ニレンエーテル、水素化スチレン−ブタジェン−スチレ
ンブロック共重合体を組み合わせたもの(たとえば特開
昭62−138553号公報)、ポリアミド、酸変性ポ
リフェニレンエーテル、酸変性水素化スチレン−ブタジ
ェン−スチレンブロック共重合体を組み合わせたもの(
例えば特開昭62−68850号公報)などを挙げるこ
とができる。
〈発明が解決しようとする問題点〉
上記従来技術はポリアミドと酸変性ポリフェニレンエー
テルの組み合わせを基本としである種のゴム成分を選択
配合することにより特性発現を目指したものであり、こ
れらはいずれも耐熱性、寸法安定性、成形加工性やアイ
ゾツト衝撃強度に代表される耐衝撃特性などの基本特性
の面においてはかなり良好な結果を与えている。
テルの組み合わせを基本としである種のゴム成分を選択
配合することにより特性発現を目指したものであり、こ
れらはいずれも耐熱性、寸法安定性、成形加工性やアイ
ゾツト衝撃強度に代表される耐衝撃特性などの基本特性
の面においてはかなり良好な結果を与えている。
しかし、たとえば自動車のフェンダ−、ドアパネル、バ
ンパなどの外装部品への使用を想定した場合に実用評価
に近いと考えられる落球試験や落錘試験においては上記
従来材料は必ずしも満足できない。すなわち上記従来材
料はいずれも0℃〜−30℃の低温域において落球、落
錘試験を行うと脆性破壊し、球や錘の打撃場所よりも広
い範囲で割れやクラックを生ずるという極めて脆い性質
を示すのである。この性質は自動車外装部品など大型部
品への使用を著しく制限するものであり、この耐低温破
壊性の向上が切に望まれているのが現状である。
ンパなどの外装部品への使用を想定した場合に実用評価
に近いと考えられる落球試験や落錘試験においては上記
従来材料は必ずしも満足できない。すなわち上記従来材
料はいずれも0℃〜−30℃の低温域において落球、落
錘試験を行うと脆性破壊し、球や錘の打撃場所よりも広
い範囲で割れやクラックを生ずるという極めて脆い性質
を示すのである。この性質は自動車外装部品など大型部
品への使用を著しく制限するものであり、この耐低温破
壊性の向上が切に望まれているのが現状である。
〈問題点を解決するための手段〉
そこで本発明者らは上記の耐低温破壊性を改良し、真に
有用性の高いナイロン/ボリフエニレ/エーテル/ゴム
系ブレンド材料を得るべく検討した結果、ゴム成分とし
てA −B−A’型ブロック共重合弾性体と変性A−B
−A’型ブロック共重合弾性体の両者を併用することに
より各々を単独で使用した場合からは想像もつかない=
4− 側的な耐低温破壊性向上がなされることを見出し本発明
に到達した。
有用性の高いナイロン/ボリフエニレ/エーテル/ゴム
系ブレンド材料を得るべく検討した結果、ゴム成分とし
てA −B−A’型ブロック共重合弾性体と変性A−B
−A’型ブロック共重合弾性体の両者を併用することに
より各々を単独で使用した場合からは想像もつかない=
4− 側的な耐低温破壊性向上がなされることを見出し本発明
に到達した。
すなわち本発明は、
(4)下記(I)式で表わされるフェノール類の一種又
は二種以上を酸化重合して得られるポリフェニレンエー
テルと該ポリフェニレンエーテル100ffili部に
対してカルボン酸基、カルボン酸無水物基、イミド基の
内から選ばれる少なくとも一部の官能基を分子内に有す
る置換オレフィン化合物0.05〜20重量部をラジカ
ル発生剤の共存下で反応させることにより得られる変性
ポリフェニレンエーテル5〜901t(I%、(2)ポ
リアミド5〜90重量%、 (C) A −B −A’型ブロック共重合弾性体(こ
こでA1八′はビニル系芳香族炭化水素ブロックであり
、Bは重合された共役ジエンブロックである。)1〜2
0重量%および ■前記ブロック共重合弾性体中の中間重合体ブロック部
Bの一部又は全部が水素添加された水素添加A−B−A
’型ブロック共重合弾性体にカルボン酸基、カルボン酸
無水物基、カルボン酸エステル基またはイミド基を含有
する構造単位が結合した変性水素添加A−B−A’型ブ
ロック共重合弾性体1〜20車量%よりなる樹脂組成物
を提供するものである。
は二種以上を酸化重合して得られるポリフェニレンエー
テルと該ポリフェニレンエーテル100ffili部に
対してカルボン酸基、カルボン酸無水物基、イミド基の
内から選ばれる少なくとも一部の官能基を分子内に有す
る置換オレフィン化合物0.05〜20重量部をラジカ
ル発生剤の共存下で反応させることにより得られる変性
ポリフェニレンエーテル5〜901t(I%、(2)ポ
リアミド5〜90重量%、 (C) A −B −A’型ブロック共重合弾性体(こ
こでA1八′はビニル系芳香族炭化水素ブロックであり
、Bは重合された共役ジエンブロックである。)1〜2
0重量%および ■前記ブロック共重合弾性体中の中間重合体ブロック部
Bの一部又は全部が水素添加された水素添加A−B−A
’型ブロック共重合弾性体にカルボン酸基、カルボン酸
無水物基、カルボン酸エステル基またはイミド基を含有
する構造単位が結合した変性水素添加A−B−A’型ブ
ロック共重合弾性体1〜20車量%よりなる樹脂組成物
を提供するものである。
(ここでR1、R2,1(3、R4は水累原子、炭素数
1〜10のアルキル基およびハロアルキル基、アリール
基、ハロゲン原子の内から選ばれR1−R4は互いに同
じでも異なっていてもよい。)本発明で用いられる(4
)成分の変性ポリフェニレ7 :r−−f ルの原料と
なるポリフェニレンエーテルは前記−数式中で示された
フェノール類を酸化重合することによって得られる。
1〜10のアルキル基およびハロアルキル基、アリール
基、ハロゲン原子の内から選ばれR1−R4は互いに同
じでも異なっていてもよい。)本発明で用いられる(4
)成分の変性ポリフェニレ7 :r−−f ルの原料と
なるポリフェニレンエーテルは前記−数式中で示された
フェノール類を酸化重合することによって得られる。
フェノール類の具体例としては、2,6−シメチルフエ
ノール、2,6−ジニチルフエノール、2.6−シブチ
ルフェノール、2.6−ジプロピルフェノール、2,6
−ジフェニルフェノール、2−メチル−6−ニチルフエ
ノール、2−メチル−6−トリルフェノール、2−メチ
ル−6−メドキシフエノール、2−メチル−6=ブチル
フエノール、2,6−シメトキシフエノール、2,3.
6−ドリメチルフエノール、2、3.5.6−チトラメ
チルフエノールなどが挙げられる。これらフェノール類
を単独で重合せしめたホモポリマあるいは二種以上の混
合物を重合せしめたコポリマのいずれも本発明で使用可
能である。とりわけ2,6−シメチルフエノールを重合
して得られるホモポリマや2,6−シメチルフエノール
と2.3.6−ドリメチルフエノールの混合物を共重合
して得られるコポリマは好適に用いられる。
ノール、2,6−ジニチルフエノール、2.6−シブチ
ルフェノール、2.6−ジプロピルフェノール、2,6
−ジフェニルフェノール、2−メチル−6−ニチルフエ
ノール、2−メチル−6−トリルフェノール、2−メチ
ル−6−メドキシフエノール、2−メチル−6=ブチル
フエノール、2,6−シメトキシフエノール、2,3.
6−ドリメチルフエノール、2、3.5.6−チトラメ
チルフエノールなどが挙げられる。これらフェノール類
を単独で重合せしめたホモポリマあるいは二種以上の混
合物を重合せしめたコポリマのいずれも本発明で使用可
能である。とりわけ2,6−シメチルフエノールを重合
して得られるホモポリマや2,6−シメチルフエノール
と2.3.6−ドリメチルフエノールの混合物を共重合
して得られるコポリマは好適に用いられる。
本発明で用いられる変性ポリフェニレンエーテルの変性
成分はカルボン酸基、カルボン酸無水物基、イミド基、
エポキシ基の内から選ばれた少なくとも一種の官能基を
有する置換オレフィン化合物であり、具体例としてはア
クリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタ
コン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水グルタ
コン酸、無水シトラコン酸、無水アコニット酸、マレイ
ミド、N−フェニルマレイミド、N−メチルマレイミド
、N−エチルマレイミドなどを挙げることができる。こ
れら置換オレフィン化合物の使用量はポリスユニしンエ
ーテル1oo*m部に対して0.05〜20重量部、好
ましくは0.1−10重量部の範囲内である。置換オレ
フィン化合物の使用量が005重量部に満たない場合に
は変性ポリフェニレンエーテル、ポリアミド、変性ポリ
オレフィンを混練して得られる組成物の耐衝撃性、耐熱
性が不足し、使用量が20重量部を越えると組成物の流
動性が低下し、成形性が損なわれるので好ましくない。
成分はカルボン酸基、カルボン酸無水物基、イミド基、
エポキシ基の内から選ばれた少なくとも一種の官能基を
有する置換オレフィン化合物であり、具体例としてはア
クリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタ
コン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水グルタ
コン酸、無水シトラコン酸、無水アコニット酸、マレイ
ミド、N−フェニルマレイミド、N−メチルマレイミド
、N−エチルマレイミドなどを挙げることができる。こ
れら置換オレフィン化合物の使用量はポリスユニしンエ
ーテル1oo*m部に対して0.05〜20重量部、好
ましくは0.1−10重量部の範囲内である。置換オレ
フィン化合物の使用量が005重量部に満たない場合に
は変性ポリフェニレンエーテル、ポリアミド、変性ポリ
オレフィンを混練して得られる組成物の耐衝撃性、耐熱
性が不足し、使用量が20重量部を越えると組成物の流
動性が低下し、成形性が損なわれるので好ましくない。
ポリフェニレンエーテルと置換オレフィン化合物の反応
はラジカル発生剤の存在下に行われ、好適なラジカル発
生剤の例としてはベンゾイルパーオキシド、ジクミルパ
ーオキシド、ジーt−プチルパーオキンド、t−ブチル
クミルパーオキシド、クメンハイドロパーオキシド、2
゜5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチルパーオキシヘ
キサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチルパ
ーオキシヘキシン−3、アゾビスイソブチロニトリルな
どを挙げることができ、ラジカル発生剤は好適には置換
オレフィン化合物1003mt量部に対して5〜30重
量部の範囲内で使用されるがラジカル発生剤の種類、使
用量ともこれに限定されるものではない。
はラジカル発生剤の存在下に行われ、好適なラジカル発
生剤の例としてはベンゾイルパーオキシド、ジクミルパ
ーオキシド、ジーt−プチルパーオキンド、t−ブチル
クミルパーオキシド、クメンハイドロパーオキシド、2
゜5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチルパーオキシヘ
キサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチルパ
ーオキシヘキシン−3、アゾビスイソブチロニトリルな
どを挙げることができ、ラジカル発生剤は好適には置換
オレフィン化合物1003mt量部に対して5〜30重
量部の範囲内で使用されるがラジカル発生剤の種類、使
用量ともこれに限定されるものではない。
ポリフェニレンエーテルと置換オレフィン化合物を反応
させる方法については適当な溶媒を用いて溶液中で反応
せしめる方法や溶媒の非存在下に200〜350℃の高
温でポリフェニレンエーテル、置換オレフィン化合物、
ラジカル発生剤の混合物をlO秒〜30分間溶融混合し
ながら反応せしめる方法などがあり、いずれの方法を用
いてもよい。
させる方法については適当な溶媒を用いて溶液中で反応
せしめる方法や溶媒の非存在下に200〜350℃の高
温でポリフェニレンエーテル、置換オレフィン化合物、
ラジカル発生剤の混合物をlO秒〜30分間溶融混合し
ながら反応せしめる方法などがあり、いずれの方法を用
いてもよい。
このようにして得られた変性ポリフェニレンエーテルの
最終樹脂組成物中に占める割合は5〜90重量%、好ま
しくは10〜80重量%である。変性ポリフェニレンエ
ーテルが5重量%に満たないと樹脂組成物の耐熱性、寸
法安定性が不足し、90重里%を越えると樹脂組成物の
成形性が損なわれるので好ましくない。
最終樹脂組成物中に占める割合は5〜90重量%、好ま
しくは10〜80重量%である。変性ポリフェニレンエ
ーテルが5重量%に満たないと樹脂組成物の耐熱性、寸
法安定性が不足し、90重里%を越えると樹脂組成物の
成形性が損なわれるので好ましくない。
本発明で用いられる(B)成分のポリアミドは、アミノ
酸、ラクタム、あるいはジアミンとジカルボン酸を主た
る構成成分とするポリアミドである。構成成分の具体例
を挙げるとε−カプロラクタム、エナントラクタム、ω
−ラウロシクタムなどのラクタム、ε−アミノカプロン
酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン
酸などのアミノ酸、テトラメチレンジアミン、ヘキサメ
チレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメ
チレンジアミン、2.2゜4−/2.4.4−トリメチ
ルへキサメチレンジアミン、5−メチルノナメチレンジ
アミン、m−キシリレンジアミン、p−キンリレンジア
ミン、■、3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、1.
4−ビスアミノメチルシクロヘキサン、ビスーp−アミ
ノシクロヘキシルメタン、ビス−p−アミノシクロヘキ
シルプロパン、イソホロンシアミンなどのジアミン、ア
ジピン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ド
デカンニ酸、l、4−シクロヘキサンジカルボン酸、1
.3−シクロヘキサンジカルボン酸、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ダイマー酸など
のジカルボン酸がある。これらの構成成分は単独あるい
は二種以上の混合物の形で重合に供され、そうして得ら
れるポリアミドホモポリマ、コポリマいずれも本発明で
用いることができる。特に本発明で有用に用いられるポ
リアミドはポリカプロアミド(ナイロン6)、ポリヘキ
サメチレンアジパミド(ナイロン66)、ポリへキサメ
チレンジアミン(ナイロン610)、ポリウンデカンア
ミド(ナイロン11)、ポリドデカンアミド(ナイロン
12)、そしてこれらポリアミドの共重合体および混合
物である。ここで用いられるポリアミドの重合度につい
ては待eこ制限なく、1%濃硫酸溶液の25℃における
相対粘度が1.5〜5.0の範囲内にあるものを任意に
用いることができる。
酸、ラクタム、あるいはジアミンとジカルボン酸を主た
る構成成分とするポリアミドである。構成成分の具体例
を挙げるとε−カプロラクタム、エナントラクタム、ω
−ラウロシクタムなどのラクタム、ε−アミノカプロン
酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン
酸などのアミノ酸、テトラメチレンジアミン、ヘキサメ
チレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメ
チレンジアミン、2.2゜4−/2.4.4−トリメチ
ルへキサメチレンジアミン、5−メチルノナメチレンジ
アミン、m−キシリレンジアミン、p−キンリレンジア
ミン、■、3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、1.
4−ビスアミノメチルシクロヘキサン、ビスーp−アミ
ノシクロヘキシルメタン、ビス−p−アミノシクロヘキ
シルプロパン、イソホロンシアミンなどのジアミン、ア
ジピン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ド
デカンニ酸、l、4−シクロヘキサンジカルボン酸、1
.3−シクロヘキサンジカルボン酸、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ダイマー酸など
のジカルボン酸がある。これらの構成成分は単独あるい
は二種以上の混合物の形で重合に供され、そうして得ら
れるポリアミドホモポリマ、コポリマいずれも本発明で
用いることができる。特に本発明で有用に用いられるポ
リアミドはポリカプロアミド(ナイロン6)、ポリヘキ
サメチレンアジパミド(ナイロン66)、ポリへキサメ
チレンジアミン(ナイロン610)、ポリウンデカンア
ミド(ナイロン11)、ポリドデカンアミド(ナイロン
12)、そしてこれらポリアミドの共重合体および混合
物である。ここで用いられるポリアミドの重合度につい
ては待eこ制限なく、1%濃硫酸溶液の25℃における
相対粘度が1.5〜5.0の範囲内にあるものを任意に
用いることができる。
本発明の樹脂組成物中に占めるポリアミドの割合は5〜
90重垂%、好ましくはlO〜80重漱%である。ポリ
アミドが5重量%に満たないと樹脂組成物の溶融流動性
、耐薬品性が不十分であり、ポリアミドが90厘量%を
越えると耐水性、寸法安定性が不足するので好ましくな
い。
90重垂%、好ましくはlO〜80重漱%である。ポリ
アミドが5重量%に満たないと樹脂組成物の溶融流動性
、耐薬品性が不十分であり、ポリアミドが90厘量%を
越えると耐水性、寸法安定性が不足するので好ましくな
い。
本発明で(0成分として用いられるブロック共重合弾性
体とは、ビニル系芳香族炭化水素と共役ジエンとからな
るA −B−A’型のブロック共重合弾性体であり、末
端ブロックAおよびA′は同一でも異なってもよく、か
つ芳香族部分が単環でも多環でもよいビニル系芳香族炭
化水素から誘導された熱可塑性単独重合体または共重合
体である。かかるビニル系芳香族炭化水素の例としては
、スチレン、α−メチルスチレン、ビニ/l/ トルエ
ン、ビニルキシレン、エチルビニルキシレン、ビニルナ
フタレンおよびツレらの混合物などが挙げられる。中間
電合体ブロックBは共役ジエン系炭化水素からなり、た
とえば1.3−ブタジェン、2,3−ジメチルブタジェ
ン、イソプレン、l、3−ペンタジエンオヨびそれらの
混合物から誘導された重合体などが挙げられる。
体とは、ビニル系芳香族炭化水素と共役ジエンとからな
るA −B−A’型のブロック共重合弾性体であり、末
端ブロックAおよびA′は同一でも異なってもよく、か
つ芳香族部分が単環でも多環でもよいビニル系芳香族炭
化水素から誘導された熱可塑性単独重合体または共重合
体である。かかるビニル系芳香族炭化水素の例としては
、スチレン、α−メチルスチレン、ビニ/l/ トルエ
ン、ビニルキシレン、エチルビニルキシレン、ビニルナ
フタレンおよびツレらの混合物などが挙げられる。中間
電合体ブロックBは共役ジエン系炭化水素からなり、た
とえば1.3−ブタジェン、2,3−ジメチルブタジェ
ン、イソプレン、l、3−ペンタジエンオヨびそれらの
混合物から誘導された重合体などが挙げられる。
本発明の樹脂組成物中に占める働成分のA、−B−A’
型ブロック共重合弾性体の割合は1〜20東量%、好ま
しくは2〜15重凰%重量る。A−B−A’型ブロック
共重合弾性体が1重量%に満たないと樹脂組成物の耐低
温破壊性、耐衝撃性が低下するので好ましくなく、逆に
20重量%を越えると樹脂組成物の耐熱性、流動性が損
なわれるので好ましくない。
型ブロック共重合弾性体の割合は1〜20東量%、好ま
しくは2〜15重凰%重量る。A−B−A’型ブロック
共重合弾性体が1重量%に満たないと樹脂組成物の耐低
温破壊性、耐衝撃性が低下するので好ましくなく、逆に
20重量%を越えると樹脂組成物の耐熱性、流動性が損
なわれるので好ましくない。
本発明の(へ)成分として用いられる変性水素添加A
−B −A’型ブロック共重合弾性体とは前記A −B
−A’型ブロック共重合弾性体の中間重合体ブロック
部Bの一部または全部をたとえば米国特許第34313
23号明細書に示された方法により水素添加することに
より得られる水素添加A −B−A’型ブロック共重合
弾性体eこカルボン酸基、カルボン酸無水物基、カルボ
ン酸エステル基およびイミド基の内から選ばれた少なく
とも一種の官能基を有する単量体成分(以下官能基含有
成分と称する)を導入して得られる酸変性重合体である
。
−B −A’型ブロック共重合弾性体とは前記A −B
−A’型ブロック共重合弾性体の中間重合体ブロック
部Bの一部または全部をたとえば米国特許第34313
23号明細書に示された方法により水素添加することに
より得られる水素添加A −B−A’型ブロック共重合
弾性体eこカルボン酸基、カルボン酸無水物基、カルボ
ン酸エステル基およびイミド基の内から選ばれた少なく
とも一種の官能基を有する単量体成分(以下官能基含有
成分と称する)を導入して得られる酸変性重合体である
。
官能基含有成分の例を挙げると、アクリル酸、メタアク
リル酸、マレイン酸、7マル酸、イタコン酸、クロトン
酸、メチルマレイン酸、メチル7マル酸、メサコン酸、
シトラコン酸、グルタコン酸、マレイン酸水素メチル、
イタコン酸水素メチル、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキ
シル、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタアクリル酸メ
チル、イタアクリル酸2−エチルヘキシル、メタアクリ
ル酸ヒドロキシエチル、メタアクリル酸アミンエチル、
マレイン酸ジメチル、イタコン酸ジメチル、無水マレイ
ン酸、無水イタコン酸、無水7トラコン酸、エンドビシ
クロ−(2−2・I)−5−ヘプテン−2・3−ジカル
ボン酸、工/トビシクロ−(2・2++ 1)−5−ヘ
プfンー2・3−ジカルボン酸無水物、マレイミド、N
−エチルマレイミド、N−ブチルマレイミド、N−フェ
ニルマレイミドなどがある。
リル酸、マレイン酸、7マル酸、イタコン酸、クロトン
酸、メチルマレイン酸、メチル7マル酸、メサコン酸、
シトラコン酸、グルタコン酸、マレイン酸水素メチル、
イタコン酸水素メチル、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキ
シル、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタアクリル酸メ
チル、イタアクリル酸2−エチルヘキシル、メタアクリ
ル酸ヒドロキシエチル、メタアクリル酸アミンエチル、
マレイン酸ジメチル、イタコン酸ジメチル、無水マレイ
ン酸、無水イタコン酸、無水7トラコン酸、エンドビシ
クロ−(2−2・I)−5−ヘプテン−2・3−ジカル
ボン酸、工/トビシクロ−(2・2++ 1)−5−ヘ
プfンー2・3−ジカルボン酸無水物、マレイミド、N
−エチルマレイミド、N−ブチルマレイミド、N−フェ
ニルマレイミドなどがある。
これらの官能基含有成分を導入する方法は、特に制限な
く、A−B−A’型ブロック共重合弾性体の製造時に主
成分のビニル系芳香族炭化水素、共役ジエン類と混合し
て共重合せしめたり、水素添加A −B −A’ブロッ
ク共重合弾性体eこラジカル開始剤を用いてグラフト導
入するなどの方法を用いることができる。官能基含有成
分の導入量は変性水素添加A −B−A’ブロック共重
合弾性体全体(こ対してo、ot −to重量%、好ま
しくは0.02〜8重量%の範囲内であるのが適当であ
る。
く、A−B−A’型ブロック共重合弾性体の製造時に主
成分のビニル系芳香族炭化水素、共役ジエン類と混合し
て共重合せしめたり、水素添加A −B −A’ブロッ
ク共重合弾性体eこラジカル開始剤を用いてグラフト導
入するなどの方法を用いることができる。官能基含有成
分の導入量は変性水素添加A −B−A’ブロック共重
合弾性体全体(こ対してo、ot −to重量%、好ま
しくは0.02〜8重量%の範囲内であるのが適当であ
る。
本発明の樹脂組成物中1・こ占める■成分の変性水素添
加A−B−A’型ブロック共重合弾性体の割合は1〜2
0ffi量%、好ましくは2〜15重量%である。変性
水素添加A −B −A’型ブロック共重合弾性体がI
N量%に満たないと樹脂組成物の耐低温破壊性、耐衝撃
性が低下するので好ましくなく、逆に20重量%を越え
ると樹脂組成物の耐熱性、流動性が損なわれるので好ま
しくない。
加A−B−A’型ブロック共重合弾性体の割合は1〜2
0ffi量%、好ましくは2〜15重量%である。変性
水素添加A −B −A’型ブロック共重合弾性体がI
N量%に満たないと樹脂組成物の耐低温破壊性、耐衝撃
性が低下するので好ましくなく、逆に20重量%を越え
ると樹脂組成物の耐熱性、流動性が損なわれるので好ま
しくない。
本発明しこおいて(C’l成分と0成分の両者を併用す
ることは極めて重要である。なぜならばゴム成分として
A −B −A’型ブロック共重合弾性体および変性水
素添加A−B−A’型ブロック共重合弾性体を各々単独
で用いた場合には一30℃の低温における落球、落錘試
験ではことごとく脆性破壊し、耐低温破壊性の低い材料
しか得られず、両者を併用した場合にのみ特異的に耐低
温破壊性が飛躍的に向−ヒし、脆性破壊率の極めて低い
材料が得られるのである。このゴム併用効果の詳細な作
用機構は明らかでないが、ポリフェニレンエーテルと親
和性の強い(0成分とポリアミドと親和性の強い0成分
とが各々ポリフェニレンエーテル相、ポリアミド相を効
率的eこ補強するためと考えられる。
ることは極めて重要である。なぜならばゴム成分として
A −B −A’型ブロック共重合弾性体および変性水
素添加A−B−A’型ブロック共重合弾性体を各々単独
で用いた場合には一30℃の低温における落球、落錘試
験ではことごとく脆性破壊し、耐低温破壊性の低い材料
しか得られず、両者を併用した場合にのみ特異的に耐低
温破壊性が飛躍的に向−ヒし、脆性破壊率の極めて低い
材料が得られるのである。このゴム併用効果の詳細な作
用機構は明らかでないが、ポリフェニレンエーテルと親
和性の強い(0成分とポリアミドと親和性の強い0成分
とが各々ポリフェニレンエーテル相、ポリアミド相を効
率的eこ補強するためと考えられる。
変性ポリフェニレンエーテル、ポリアミド、A −B−
A’型ブロック共重合弾性体および変性水素添加A −
B−A’型ブロック共重合弾性体の混合方法については
特に限定はなく、各樹脂の粉末、細片、ペレットの混合
物を単軸または二軸の押出機、バンバリーミキサ−、ニ
ーダ−、ミキシングロールなど通常公知の溶融混合機に
供給して220〜350℃の温度で混練する方法などを
例として挙げることができる。また、4種の樹脂の混合
順序にも特に限定はなく、4種の樹脂を一括して混合し
てもよく、2〜3種の樹脂を予め混合してその後に残る
他の樹脂との混合を実施する方法をとってもよい。
A’型ブロック共重合弾性体および変性水素添加A −
B−A’型ブロック共重合弾性体の混合方法については
特に限定はなく、各樹脂の粉末、細片、ペレットの混合
物を単軸または二軸の押出機、バンバリーミキサ−、ニ
ーダ−、ミキシングロールなど通常公知の溶融混合機に
供給して220〜350℃の温度で混練する方法などを
例として挙げることができる。また、4種の樹脂の混合
順序にも特に限定はなく、4種の樹脂を一括して混合し
てもよく、2〜3種の樹脂を予め混合してその後に残る
他の樹脂との混合を実施する方法をとってもよい。
本発明の樹脂組成物中はその物性を損なわない限りにお
いて樹脂の混合時、成形時に他の添加剤、たとえば顔料
、染料、補強剤、充填剤、耐熱剤、酸化劣化防止剤、耐
候剤、滑剤、離型剤、結晶核剤、可塑剤、難燃剤、流動
性改良剤、帯電防止剤などを添加導入することができる
。
いて樹脂の混合時、成形時に他の添加剤、たとえば顔料
、染料、補強剤、充填剤、耐熱剤、酸化劣化防止剤、耐
候剤、滑剤、離型剤、結晶核剤、可塑剤、難燃剤、流動
性改良剤、帯電防止剤などを添加導入することができる
。
本発明の樹脂組成物を射出成形、ブロー成形、押出し成
形などの方法で成形した成形品は耐熱性、耐水性、寸法
安定性、耐衝撃性はもちろん、特に耐低温破壊性の優れ
たものであり、これらは特に自動車のフエシダー、ドア
パネル、クォーターパネル、バンパ、スポイラ、yhイ
kキャップ、フエーエルリツド、サイドシールトナど
の外装部品あるいは羊の他一般機械部品として極めて有
用である。
形などの方法で成形した成形品は耐熱性、耐水性、寸法
安定性、耐衝撃性はもちろん、特に耐低温破壊性の優れ
たものであり、これらは特に自動車のフエシダー、ドア
パネル、クォーターパネル、バンパ、スポイラ、yhイ
kキャップ、フエーエルリツド、サイドシールトナど
の外装部品あるいは羊の他一般機械部品として極めて有
用である。
〈実施例〉
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
なお、実施例および比較例eこ記した諸特性は次の方法
により評価した。
により評価した。
(I) 引 張 特 性 : AST
M D638(2) 曲 げ 特 性 :
ASTM D790(3) アイゾツト衝
撃強度 : ASTM D256(4)熱変形温
度: ASTM D648(5) 耐低温破壊性:
高島式落錘試験機を用い、80 X 80 X 31
1111の角板を一30℃に冷却し、重110に4、プ
ローブ径12.711肩のオモリを50傷の高さから落
下せしめ落錘試験を行った。
M D638(2) 曲 げ 特 性 :
ASTM D790(3) アイゾツト衝
撃強度 : ASTM D256(4)熱変形温
度: ASTM D648(5) 耐低温破壊性:
高島式落錘試験機を用い、80 X 80 X 31
1111の角板を一30℃に冷却し、重110に4、プ
ローブ径12.711肩のオモリを50傷の高さから落
下せしめ落錘試験を行った。
合計10枚の試験を行い、延性破壊したサンプルの個数
を示し耐低温破壊1生を評価した。
を示し耐低温破壊1生を評価した。
参考例f(ポリフェニレンエーテルの製造)無水塩化第
1銅7.62とジ−t−ブチルアミン10yを溶かした
トルエン溶液llを重合槽に仕込み、次いで55重量%
2,6−シメチルフエノールのトルエン溶液41を添加
し、30℃の温度に保持し、この混合溶液に酸素を吹き
込みながら撹拌し、酸化重合を行った。重合後、酢酸水
溶液を加えて触媒を失活させ、反応を停止し、反応溶液
を濃縮した後多量のメタノールを加えてポリマを析出さ
せた。析出したポリマを濾過、洗浄、乾燥することによ
りポリフェニレンエーテルを得た。
1銅7.62とジ−t−ブチルアミン10yを溶かした
トルエン溶液llを重合槽に仕込み、次いで55重量%
2,6−シメチルフエノールのトルエン溶液41を添加
し、30℃の温度に保持し、この混合溶液に酸素を吹き
込みながら撹拌し、酸化重合を行った。重合後、酢酸水
溶液を加えて触媒を失活させ、反応を停止し、反応溶液
を濃縮した後多量のメタノールを加えてポリマを析出さ
せた。析出したポリマを濾過、洗浄、乾燥することによ
りポリフェニレンエーテルを得た。
参考例2(変性ポリフェニレンエーテルの製造)参考例
1の得られたポリフェニレンエーテル100貞凰部、無
水マレイン酸1重量部および2゜5−ジメチル−2,5
−ジ−t−ブチルパーオキシヘキサンo、i重量部の混
合物を押出機のホッパーに供給し、シリンダー温度32
0℃で溶融混練することにより無水マレイン酸変性ポリ
フェニレンエーテル(A−1)ヲ得り。
1の得られたポリフェニレンエーテル100貞凰部、無
水マレイン酸1重量部および2゜5−ジメチル−2,5
−ジ−t−ブチルパーオキシヘキサンo、i重量部の混
合物を押出機のホッパーに供給し、シリンダー温度32
0℃で溶融混練することにより無水マレイン酸変性ポリ
フェニレンエーテル(A−1)ヲ得り。
ポリフェニレンエーテルと無水マレイン酸カ反応したこ
とは、変性ポリフェニレンエーテルをメタノール溶媒と
して浴比30:lで48時間抽出をした後、変性ポリフ
ェニレンエーテルのIRを観測し、1,600〜1.8
00α−1の領域のνc=00吸収ピークを解析するこ
とにより確認した。
とは、変性ポリフェニレンエーテルをメタノール溶媒と
して浴比30:lで48時間抽出をした後、変性ポリフ
ェニレンエーテルのIRを観測し、1,600〜1.8
00α−1の領域のνc=00吸収ピークを解析するこ
とにより確認した。
参考例3
オレフィン化合物の種類と量を変えた以外は参考例2に
示したのと全く同様の操作を行い変性ポリフェニレンエ
ーテルA−2おヨヒA−3オレフィン化合物 添
加 患 (重量部vSポリフ ェニレンエーテル A−2N−フェニル 3.0 マレイミド 参考例4.5(変性水素添加A −B −A′型ブロッ
ク共重合弾性体の製造) シェル・ケミカル社製水素化ポリスチレンーポリブタジ
エンーボリメチレン共重合体″クレイトン”G 165
2 100 重量部、無水マレイン酸3電産部および2
,5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチルパーオキシヘ
キサン0.3重量部の混合物を押出機のホッパーに供給
し、シリンダー温度250℃で溶融混練することにより
無水マレイン酸変性水素化ポリスチレン−ポリブタジェ
ン−ポリスチレン共重合体(D−1)を得た。
示したのと全く同様の操作を行い変性ポリフェニレンエ
ーテルA−2おヨヒA−3オレフィン化合物 添
加 患 (重量部vSポリフ ェニレンエーテル A−2N−フェニル 3.0 マレイミド 参考例4.5(変性水素添加A −B −A′型ブロッ
ク共重合弾性体の製造) シェル・ケミカル社製水素化ポリスチレンーポリブタジ
エンーボリメチレン共重合体″クレイトン”G 165
2 100 重量部、無水マレイン酸3電産部および2
,5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチルパーオキシヘ
キサン0.3重量部の混合物を押出機のホッパーに供給
し、シリンダー温度250℃で溶融混練することにより
無水マレイン酸変性水素化ポリスチレン−ポリブタジェ
ン−ポリスチレン共重合体(D−1)を得た。
また同じくシェル・ケミカル社の″クレイトン゛’ G
1657および無水イタコン酸、2,5−ジメチル−
2,5−ジ−t−ブチルパーオキシヘキサンを原料とし
て同様の手順で無水イタコン酸変性水素化ポリスチレン
ーボリブタジエンーボリスチレン共重合体(D −2)
を得た。
1657および無水イタコン酸、2,5−ジメチル−
2,5−ジ−t−ブチルパーオキシヘキサンを原料とし
て同様の手順で無水イタコン酸変性水素化ポリスチレン
ーボリブタジエンーボリスチレン共重合体(D −2)
を得た。
実施例I
相対粘度2.9のナイロン6650重量部、参考例1で
得られた変性ポリフエニレンエーテル(A−1)40M
i部、シェル・ケミカル社製ポリスチレン−ポリブタジ
ェン−ポリスチレン共重合体(゛′カリフレックス”
1’ R−1102)(C−1)5重量部および参考例
4で得られた変性共重合体(D−1)5重量部をヘンシ
ェルミキサーを用いてトライブレンドした後、30Hφ
2軸押出機のホッパーに供給し、シリンダー温度280
℃、スクリュー回転数20Orpmの条件で溶融混練し
ペレット化した。このペレットを100℃で24時間真
空乾燥した後、シリンダー温度280℃、金型温度80
℃の条件で射出成形を行い各種物性評価用試験片を得た
。試験片の特性は第1表に示す通りであり、ここで得ら
れた樹脂組成物はすぐれた強度、耐熱性、耐衝撃性に加
えて特に耐低温破壊性が極めて良好な実用的価値の高い
材料であることが判明した。
得られた変性ポリフエニレンエーテル(A−1)40M
i部、シェル・ケミカル社製ポリスチレン−ポリブタジ
ェン−ポリスチレン共重合体(゛′カリフレックス”
1’ R−1102)(C−1)5重量部および参考例
4で得られた変性共重合体(D−1)5重量部をヘンシ
ェルミキサーを用いてトライブレンドした後、30Hφ
2軸押出機のホッパーに供給し、シリンダー温度280
℃、スクリュー回転数20Orpmの条件で溶融混練し
ペレット化した。このペレットを100℃で24時間真
空乾燥した後、シリンダー温度280℃、金型温度80
℃の条件で射出成形を行い各種物性評価用試験片を得た
。試験片の特性は第1表に示す通りであり、ここで得ら
れた樹脂組成物はすぐれた強度、耐熱性、耐衝撃性に加
えて特に耐低温破壊性が極めて良好な実用的価値の高い
材料であることが判明した。
比較例1
変性共重合体(D−1)を用いず、ポリスチレン−ポリ
ブタジェン−ポリスチレン共重合体(C−1)の使用量
を10重量部とした以外は実施例1と全く同様に溶融混
線、射出成形、特性評価を行い第1表(・こ示す結果を
得た。ここで得られた樹脂組成物は低温落錘試験におい
て全て脆性破壊となり耐低温破壊性が不足であった。
ブタジェン−ポリスチレン共重合体(C−1)の使用量
を10重量部とした以外は実施例1と全く同様に溶融混
線、射出成形、特性評価を行い第1表(・こ示す結果を
得た。ここで得られた樹脂組成物は低温落錘試験におい
て全て脆性破壊となり耐低温破壊性が不足であった。
比較例2
ポリスチレン−ポリブタジェン−ポリスチレン共重合体
(C−1)を用いず、変性共重合体(D−1)の配合量
を10!虚部とした以外は実施例1と全く同様に溶融混
練、射出成形、特性評価を行ったところ第1表に示す結
果となり、このものも耐低温破壊特性が不足であった。
(C−1)を用いず、変性共重合体(D−1)の配合量
を10!虚部とした以外は実施例1と全く同様に溶融混
練、射出成形、特性評価を行ったところ第1表に示す結
果となり、このものも耐低温破壊特性が不足であった。
笑施例2〜6
ポリアミド、変性ポリフェニレンエーテル、A−B−A
’型ブロック共重合弾性体、変性水累化A−B−A’型
ブロック共重合弾性体の種類および配合量を種々変、更
して溶融混線、射出成形を行って得られた成形片の特性
を第1表にまとめて示した。ここで得られた樹脂組成物
はいずれも強反、耐熱性、耐衝撃性、耐低温破壊性のす
ぐれた有用な材料であることが判明した。
’型ブロック共重合弾性体、変性水累化A−B−A’型
ブロック共重合弾性体の種類および配合量を種々変、更
して溶融混線、射出成形を行って得られた成形片の特性
を第1表にまとめて示した。ここで得られた樹脂組成物
はいずれも強反、耐熱性、耐衝撃性、耐低温破壊性のす
ぐれた有用な材料であることが判明した。
〈発明の効果〉
本発明の特徴はポリアミド、ポリフェニレンエーテル、
ゴムからなるブレンド系において特にゴム成分としてA
−B −A’型ブロック共重合弾性体と変性水素化A−
B−A’型ブロック共重合弾性体の両者を併用する点に
ある。両者を併用する場合にのみ各々単独で使用した場
合からは想像のつかない顕著な耐低温破壊性の向上が達
成され、真(こ実用価値の高いポリアミド/ポリフェニ
レンエーテル/ゴムブレンド系成形材料が得られたので
ある。
ゴムからなるブレンド系において特にゴム成分としてA
−B −A’型ブロック共重合弾性体と変性水素化A−
B−A’型ブロック共重合弾性体の両者を併用する点に
ある。両者を併用する場合にのみ各々単独で使用した場
合からは想像のつかない顕著な耐低温破壊性の向上が達
成され、真(こ実用価値の高いポリアミド/ポリフェニ
レンエーテル/ゴムブレンド系成形材料が得られたので
ある。
特許出願大東し株式会社
26(完
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (A)下記( I )式で表わされるフェノール類の一種
又は二種以上を酸化重合して得られるポリフェニレンエ
ーテルと該ポリフェニレンエーテル100重量部に対し
てカルボン酸基、カルボン酸無水物基、イミド基の内か
ら選ばれる少なくとも一種の官能基を分子内に有する置
換オレフィン化合物0.05〜20重量部をラジカル発
生剤の共存下で反応させることにより得られる変性ポリ
フエニレンエーテル5〜90重量%、 (B)ポリアミド5〜90重量%、 (C)A−B−A′型ブロック共重合弾性体(ここでA
、A′はビニル系芳香族炭化水素ブロックであり、Bは
重合された共役ジエンブロックである。)1〜20重量
%および (D)前記ブロック共重合弾性体中の中間重合体ブロッ
ク部Bの一部又は全部が水素添加された水素添加A−B
−A′型ブロック共重合弾性体にカルボン酸基、カルボ
ン酸無水物基、カルボン酸エステル基またはイミド基を
含有する構造単位が結合した変性水素添加A−B−A′
型ブロック共重合弾性体1〜20重量%よりなる樹脂組
成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ここでR^1、R^2、R^3、R^4は水素原子、
炭素数1〜10のアルキル基およびハロアルキル基、ア
リール基、ハロゲン原子の内から選ばれR^1〜R^4
は互いに同じでも異なつていてもよい。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30803587A JPH01149853A (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30803587A JPH01149853A (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | 樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01149853A true JPH01149853A (ja) | 1989-06-12 |
Family
ID=17976103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30803587A Pending JPH01149853A (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01149853A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5449722A (en) * | 1993-03-19 | 1995-09-12 | Mitsubishi Petrochemical Co., Ltd. | Thermoplastic resin composition |
JPH08295798A (ja) * | 1995-04-25 | 1996-11-12 | Cheil Ind Co Ltd | ナチュラル色相の優れたポリフェニレンエーテル系熱可塑性樹脂組成物 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6268850A (ja) * | 1985-09-21 | 1987-03-28 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 耐衝撃性に優れたポリアミド含有樹脂組成物 |
JPS62257957A (ja) * | 1986-05-01 | 1987-11-10 | Toray Ind Inc | 熱可塑性樹脂組成物 |
-
1987
- 1987-12-04 JP JP30803587A patent/JPH01149853A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6268850A (ja) * | 1985-09-21 | 1987-03-28 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 耐衝撃性に優れたポリアミド含有樹脂組成物 |
JPS62257957A (ja) * | 1986-05-01 | 1987-11-10 | Toray Ind Inc | 熱可塑性樹脂組成物 |
Cited By (2)
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JPH08295798A (ja) * | 1995-04-25 | 1996-11-12 | Cheil Ind Co Ltd | ナチュラル色相の優れたポリフェニレンエーテル系熱可塑性樹脂組成物 |
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