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JPH0112972Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0112972Y2
JPH0112972Y2 JP3308486U JP3308486U JPH0112972Y2 JP H0112972 Y2 JPH0112972 Y2 JP H0112972Y2 JP 3308486 U JP3308486 U JP 3308486U JP 3308486 U JP3308486 U JP 3308486U JP H0112972 Y2 JPH0112972 Y2 JP H0112972Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
clip
pin
piece
air intake
Prior art date
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Expired
Application number
JP3308486U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62144712U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3308486U priority Critical patent/JPH0112972Y2/ja
Publication of JPS62144712U publication Critical patent/JPS62144712U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0112972Y2 publication Critical patent/JPH0112972Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は簡単な構成によつてフイルタを容易に
取り付けられるようにした空調装置のフイルタ取
り付け構造に関する。
(従来の技術) 例えば車両用エアコンの送風ダクトに設けた内
外気取入口のうち、内気取入口には一般に吸入空
気中の塵や埃を除去するためのフイルタが取り付
けられており、このフイルタは経時的な使用によ
り汚れて機能が劣化するため、適時新たなフイル
タとの交換を要する関係上、その取り付け構造は
なるべく簡潔で簡便にフイルタを着脱できるもの
が望ましいとされている。
従来、このような要請に応ずるものとしては、
例えば実開昭56−18207号公報に開示された技術
がある。すなわち、この公報では送風ダクトの空
気吸入口にフイルタ取付枠体の一端を回動可能に
枢着し、該枠体の内側にフイルタを取り付け、か
つこれをフイルタ取付枠体と空気吸入口の開口縁
部との間に挾持させて、固定するようにした空調
装置のフイルタ取り付け装置が示されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、このような従来の装置ではフイルタ取
付枠体と空気吸入口の開口縁部の双方に、フイル
タを固定するための係合ピンや係合孔の構成を要
し、その構造が複雑化する上に通常合成樹脂で成
型されるこれらの型設計や成型加工が複雑化し、
しかもこれらの取付構造を有しない空調装置への
適用は実際上困難になる等の問題があつた。
本考案はこのような従来の問題を解決し、簡単
な構成によつてフイルタを簡便に着脱し得るとと
もに、このための専用部品や特別な取付構造を要
することなく、既存の空調装置にも容易に適用で
きるようにした、空調装置のフイルタ取り付け構
造を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) このため、本考案の空調装置のフイルタ取り付
け構造は、ピンを突設したダクトケースを連結可
能なクリツプに掛止部を設け、この掛止部に上記
ピンと係合可能な係合孔を有するフイルタの端部
を係合し、かつ上記係合孔を前記ピンに係合させ
てフイルタを固定するようにして、フイルタの着
脱操作を簡便に行なうようにするとともに、上記
クリツプにダクトケースの連結機能とフイルタの
取り付け機能を併有させて部品点数の低減を図
り、しかも既存のクリツプやフイルタ等に僅かな
改変を加えるだけで所期の目的を達成でき、既存
の空調装置にも容易に適用し得るようにしたこと
を特徴としている。
(実施例) 以下、本考案を車両用エアコンの内気取入口に
適用した図示実施例について説明すると、第1図
乃至第8図において1は送風ダクトを構成する合
成樹脂製のダクトケースで、管軸方向に沿つて二
つ割りに成型されたケース枠1a,1bからな
り、それらの端面は第1図示のように傾斜面をな
していて、この端面に内気取入口2を構成する矩
形状をした大小複数の吸気口3が開口され、これ
らの吸気口3は縦横に配設された架橋枠4で区画
されている。
ケース枠1a,1bの接合部の対応位置には、
第4図に示すような幅広の張出片5a,5b,6
a,6bが突出成型され、これら張出片5a,5
b,6a,6bの上面は架橋枠4,4の表面と略
同高面に形成されていて、これら各一対の張出片
にケース枠1a,1bを連結するクリツプ7,8
が取り付けられている。これらのクリツプ7,8
は共に鋼板を折曲形成して構成され、このうちク
リツプ7は第5図に示すように略U字形断面に屈
曲され、幅広なクリツププレート9に連続する一
方の脚片10を内側に湾曲形成するとともに、該
脚片10に相対する脚片11を内側に折り曲げ、
かつこの脚片11の端縁を外側に折り返して、カ
ール状のビード部12を形成している。
また、他方のクリツプ8は上記クリツプ7と同
様なクリツププレート13と、脚片14,15そ
れにビード部16を有し、脚片14,15の径間
は前記脚片10,11のそれと同一に形成されて
いて、そのクリツププレート13の端縁の中央に
舌片17を突設し、該舌片17の端部を外側に折
り返して略U字形状の掛止部18を形成し、この
掛止部18内にフイルタ19の端部を収容するよ
うにしている。
フイルタ19は第2図および第7図に示すよう
に内気取入口2の形状と略同形状の矩形に構成さ
れ、その周囲を画する合成樹脂製のフイルタ枠2
0の内側には、補強フレーム21が縦横に配設さ
れていて、これらの間に微格子状のフイルタネツ
ト22が張設されている。上記フイルタ枠20,
20の相対する外側位置には、合成樹脂製の固定
片23,23が一体に突出成型されており、この
固定片23の端縁に係合孔24が開口されてい
て、該孔24内にダクトケース1の外側に突設し
たピン25,25を収容するようにしている。
この他、26は内気取入口2と相対するダクト
ケース1の対応位置に開口した外気取入口で、そ
の開口部内側位置には内外気切換ドア27が軸2
8を介して回動可能に設けられている。29,3
0は前記内気取入口2,26に臨ませて配設され
たブロワとブロワモータである。
第9図は本考案に使用したクリツプ8の他の実
施例を示し、前述した実施例の構成と対応する部
分には同一の符号を用いている。この実施例では
舌片17の先端部に設けた掛止部18の代わり
に、舌片17の中間位置に掛止部としての段部3
1を形成し、この段部31にフイルタ19の端部
を掛止させることにより、フイルタ19の着脱操
作の簡便化とクリツプ8の加工の容易化を図るよ
うにした点を特徴としている。
(作用) このように構成したフイルタの取り付け構造で
は、フイルタ19を取り付ける前にダクトケース
1をクリツプ7,8を用いて連結させて置く必要
があり、その場合にはダクトケース1を構成する
ケース枠1a,1bの接合端面を突き合わせ、そ
の際各ケース枠1a,1bに突設した張出片5
a,5b,6a,6bを目安にして、互いに対を
なす張出片5a,5bおよび6a,6b同志を整
合配置し、かつ突き合わせて形成された、例えば
内気取入口2側端面が同一面を形成するように関
係位置を調整し、この状態を維持しながら張出片
5a,5b,6a,6bにクリツプ7,8を取り
付ける。
これらのクリツプ7,8の取り付けに際して
は、各クリツプ7,8を保持して、該当する張出
片5a,5bおよび6a,6b上から押し込めば
よい。例えば、クリツプ8を取り付ける場合に
は、クリツプ8に形成した一方の脚片14を先ず
張出片6bの側端面に掛け止め、この状態を保持
しながら張出片6b側に傾斜したクリツププレー
ト13を押圧すれば、他方の脚片15が外側に拡
開して他方の張出片6aの側端面と係合し、係合
後は脚片15がスプリングバツクして張出片6a
の側端面を強圧するから、張出片6a,6bを介
してケース枠1a,1bが強固に連結されること
となる。
この場合、クリツプ8の脚片15は上記スプリ
ングバツク作用によつて張出片6aの側端面を強
力に押圧しており、また脚片14,15の端縁が
隣接する架橋枠4,4の内側端面と係合している
から、クリツプ8が張出片6a,6bから脱落す
ることはない。他方のクリツプ7においても、脚
片11がスプリングバツクして張出片5aの側端
面を強力に押圧しているから、上記脱落の心配は
無い。
このようにして張出片6a,6bに取り付けら
れたクリツプ8は第2図および第3図に示すよう
に、クリツププレート13と舌片17が上記張出
片6a,6bの表面より板厚分突出しているのみ
で、上記表面と後述のように取り付けられたフイ
ルタ19との間に形成される空隙32は微少に留
まり、該空隙32から流入する内気を微量に抑制
できるから、フイルタ19による除塵効果を高確
度に施し得ることとなる。また、クリツプ8の掛
止部18は内気取入口2の開口域外に位置してい
るから、上記取入口2面積を損なわず、しかも内
気流通の障害になることはない。
このような取り付け状況の下でフイルタ19を
取り付ける場合は、フイルタ19の上部、すなわ
ち固定片23寄りの端部を保持し、その他端をク
リツプ8の掛止部18内に落し込み、当該端部を
支点にフイルタ19を内気取入口2の開口側に押
し倒して、固定片23に形成した係合孔24をダ
クトケース1の外側の突設したピン25に押し当
て、これを一気に押し込んで係合孔24内にピン
25を収容させればよい。このようにすると、係
合孔24はピン25の挿入時に開口縁部が拡開
し、ピン25の収容を許容する一方、収容後は開
口縁部がスプリングバツクして開口部の原状を回
復しピン25と係合するから、ピン25の離脱が
阻止されることとなる。
このようにフイルタ19の実質的な取り付け操
作は、フイルタ19の一端を保持し、その他端を
掛止部18内に収容後ダクトケース1側に倒し
て、軽く押圧するだけでよく、またこれを取り外
す場合でも、フイルタ19の上端をダクトケース
1と離反方向に引つ張つて、係合孔24からピン
25を引き抜き、その後フイルタ19の下端部を
掛止部18から引き抜けばよいから、これら一連
の着脱操作を簡便に行なえることとなる。
こうして取り付けられたフイルタ19は、前述
のように内気取入口2の開口部に略密着して装着
されるから、フイルタ効果を向上できるととも
に、下端部の動きを掛止部18で阻止され、上端
部の動きを固定片23とピン25により阻止され
ているから、車両の走行振動や衝撃によつても取
り外れることはない。
しかも、このようなフイルタ19の着脱操作の
要となるクリツプ8は、クリツプ7の構成と一部
共通しているから、クリツプ7の加工工程を一部
援用することができ、加工の容易化やプレス成型
に際しての型設計の合理化が図れるとともに、ダ
クトケース1の連結機能に加えてフイルタ19の
取り付け機能を持たせ、その実用性を高めた利点
がある。
(考案の効果) 本考案の空調装置のフイルタ取り付け構造は以
上のように、ピンを突設したダクトケースを連結
可能なクリツプに掛止部を設け、この掛止部に上
記ピンと係合可能な係合孔を有するフイルタの端
部を係合し、かつ上記係合孔を前記ピンに係合さ
せてフイルタを固定するようにしているから、フ
イルタの取り付け並びに取り外し操作を簡便に行
なえる効果がある。
また、本考案ではダクトケースを連結するクリ
ツプにフイルタの固定機能を持たせ、この複合機
能によつてフイルタ取り付けに要する部品点数の
低減を図ることができ、しかも上記クリツプやフ
イルタの構成は従来のこの種のものを僅かに改変
すれば足りるから、このための専用部品や構造を
新設することなく、既存の構成を合理的かつ有効
に利用して、所期の目的を達成できるとともに既
存の空調装置にも容易に適用し得る実用的な効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の概要を示す断面
図、第2図は内気取入口周辺の概要を示す正面
図、第3図は第2図のA−A′線に沿う拡大断面
図、第4図は内気取入口周辺におけるダクトケー
スの状態を示す正面図で、フイルタとクリツプを
取り外して示している、第5図および第6図はダ
クトケースの連結に用いたクリツプを示す斜視
図、第7図は本考案に適用したフイルタの一例を
示す正面図、第8図は上記フイルタの係合孔周辺
を拡大して示す正面図、第9図は本考案に適用し
たクリツプの他の形態を示す斜視図である。 1……ダクトケース、8……クリツプ、18…
…掛止部、19……フイルタ、24……係合孔、
25……ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピンを突設したダクトケースを連結可能なクリ
    ツプに掛止部を設け、この掛止部に上記ピンと係
    合可能な係合孔を有するフイルタの端部を係合
    し、かつ上記係合孔を前記ピンに係合させてフイ
    ルタを固定するようにしたことを特徴とする空調
    装置のフイルタ取り付け構造。
JP3308486U 1986-03-07 1986-03-07 Expired JPH0112972Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3308486U JPH0112972Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

Applications Claiming Priority (1)

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JP3308486U JPH0112972Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

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Publication Number Publication Date
JPS62144712U JPS62144712U (ja) 1987-09-12
JPH0112972Y2 true JPH0112972Y2 (ja) 1989-04-17

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ID=30840363

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JP3308486U Expired JPH0112972Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002028426A (ja) * 2000-07-18 2002-01-29 Daikin Ind Ltd 空気清浄機

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US5639373A (en) 1995-08-11 1997-06-17 Zenon Environmental Inc. Vertical skein of hollow fiber membranes and method of maintaining clean fiber surfaces while filtering a substrate to withdraw a permeate
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