JPH01111084A - 干渉色を発現する柔軟な繊維製品の製造法 - Google Patents
干渉色を発現する柔軟な繊維製品の製造法Info
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- JPH01111084A JPH01111084A JP26366487A JP26366487A JPH01111084A JP H01111084 A JPH01111084 A JP H01111084A JP 26366487 A JP26366487 A JP 26366487A JP 26366487 A JP26366487 A JP 26366487A JP H01111084 A JPH01111084 A JP H01111084A
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06Q—DECORATING TEXTILES
- D06Q1/00—Decorating textiles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Decoration Of Textiles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、干渉色、すなわち光の干渉現象によって発色
する可撓性に優れたシート状物およびその製造法に係わ
り、さらに詳しくは、従来の染色などによってシート状
物に色彩を付与するのではな(、光の干渉現象を利用し
、染色しなくても発色し、或いは染色による発色と組み
合わせて一層深い、審美性に富む色彩を付与した可撓性
シート状物およびその製造法に関する。
する可撓性に優れたシート状物およびその製造法に係わ
り、さらに詳しくは、従来の染色などによってシート状
物に色彩を付与するのではな(、光の干渉現象を利用し
、染色しなくても発色し、或いは染色による発色と組み
合わせて一層深い、審美性に富む色彩を付与した可撓性
シート状物およびその製造法に関する。
従来、編織物などの繊維製布帛に代表される可撓性のシ
ート状物に色彩を付与する手段としては、有機系または
無機系の各種染料を用いて前記布帛を染色したものまた
は顔料を配合した原料を用いて着色繊維などを製造し、
これを織編成したものが一般に広く知られている。
ート状物に色彩を付与する手段としては、有機系または
無機系の各種染料を用いて前記布帛を染色したものまた
は顔料を配合した原料を用いて着色繊維などを製造し、
これを織編成したものが一般に広く知られている。
そして、これらの手段により着色された可撓性シート状
物の色彩を多様化するため、繊維表面にプラズマを照射
して粗面化し、この繊維に繊維の屈折率よりも小さい屈
折率を有する樹脂組成物をコーティングしたもの(特開
昭59−15568号公報)、不活性微粒子を繊維表面
に付着させ、プラズマを照射し、該微粒子の付着してい
ない部分をエツチングして粗面化し、染色後の色の深み
等を改良したちのく特公昭59−163471号公報)
、収縮特性を異にする少なくとも2種のポリマを貼り合
わせた扁平状の複合繊維から得られる鱗片状構造を有す
る繊維織物(特開昭59−228042号公報)などが
提案されているが、これらはいずれも染色や原着に基づ
く色彩を大きく変更するものではなく、色彩の鮮明性の
上で格別差異はなかった。
物の色彩を多様化するため、繊維表面にプラズマを照射
して粗面化し、この繊維に繊維の屈折率よりも小さい屈
折率を有する樹脂組成物をコーティングしたもの(特開
昭59−15568号公報)、不活性微粒子を繊維表面
に付着させ、プラズマを照射し、該微粒子の付着してい
ない部分をエツチングして粗面化し、染色後の色の深み
等を改良したちのく特公昭59−163471号公報)
、収縮特性を異にする少なくとも2種のポリマを貼り合
わせた扁平状の複合繊維から得られる鱗片状構造を有す
る繊維織物(特開昭59−228042号公報)などが
提案されているが、これらはいずれも染色や原着に基づ
く色彩を大きく変更するものではなく、色彩の鮮明性の
上で格別差異はなかった。
本発明者らは、先にフィルム上に細隙パターンを設けた
フォトレジスト層を繊維基材と積層体することにより得
られる、光干渉色を有するシート状物を提案したが、こ
のシート状物は、可撓性が十分でなく、その優れた干渉
色を活かした実用用途に展開する上で制約があった。そ
こで、この可視性の改良、向上の面からさらに鋭意、検
討を進めて本発明を見出したものである。
フォトレジスト層を繊維基材と積層体することにより得
られる、光干渉色を有するシート状物を提案したが、こ
のシート状物は、可撓性が十分でなく、その優れた干渉
色を活かした実用用途に展開する上で制約があった。そ
こで、この可視性の改良、向上の面からさらに鋭意、検
討を進めて本発明を見出したものである。
本発明の目的は、光の干渉現象によって色を発現し、必
ずしも従来の染色などを要しないし、また染色などと組
み合わせることによって、従来の染色による色彩に較べ
て、遥かに深くて鮮明で審美性に富み、かつ色の褪せる
ことのない色彩を有し、通常の編織物と実質的に変わら
ない可撓性を有するシート状物およびその製造法を提供
することである。
ずしも従来の染色などを要しないし、また染色などと組
み合わせることによって、従来の染色による色彩に較べ
て、遥かに深くて鮮明で審美性に富み、かつ色の褪せる
ことのない色彩を有し、通常の編織物と実質的に変わら
ない可撓性を有するシート状物およびその製造法を提供
することである。
このような本発明の目的は、繊維基材の表面に、ピッチ
が0.3〜3.0ミクロン(以下、μと略す)、深さが
0.01μ以上の多数の細隙を有する厚さが10μ以下
のフォトレジストからなる膜を一体に形成した可撓性シ
ート状物および繊維基材の少なくとも一面に、フォトレ
ジストを直接塗付し、フォトリソグラフィーを施し、多
数の細隙からなるパターンを有するフォトレジスト膜を
形成せしめる方法により達成することができる。
が0.3〜3.0ミクロン(以下、μと略す)、深さが
0.01μ以上の多数の細隙を有する厚さが10μ以下
のフォトレジストからなる膜を一体に形成した可撓性シ
ート状物および繊維基材の少なくとも一面に、フォトレ
ジストを直接塗付し、フォトリソグラフィーを施し、多
数の細隙からなるパターンを有するフォトレジスト膜を
形成せしめる方法により達成することができる。
本発明に使用される繊維基材としては、公知の各種編織
物、不織布などであり、各種合成繊維や天然繊維または
再生セルロース系繊維などから得られる布帛類が包含さ
れ、特に限定されるものではない。しかしながら、これ
ら繊維基材は、その上にフォトレジスト膜を直接塗付し
得る繊維密度を有するもの、たとえば塗付されるフォト
レジストの種類、組成或いは繊維基材の種類、組織等に
より相違するが、織物であれば0.8以上のカバーファ
クターを有するものがよい。
物、不織布などであり、各種合成繊維や天然繊維または
再生セルロース系繊維などから得られる布帛類が包含さ
れ、特に限定されるものではない。しかしながら、これ
ら繊維基材は、その上にフォトレジスト膜を直接塗付し
得る繊維密度を有するもの、たとえば塗付されるフォト
レジストの種類、組成或いは繊維基材の種類、組織等に
より相違するが、織物であれば0.8以上のカバーファ
クターを有するものがよい。
これらの繊維基材の表面に形成されるフォトレジストと
しては、紫外線照射によって架橋または重合反応を起こ
すネガ型レジスト、紫外線照射によって分解するポジ型
レジストまたは現像液を使用しないドライ現像用レジス
トなどの公知の各種フォトレジストを使用することがで
きるが、好ましくはシャープな細隙パターンを形成する
ポジ型レジストがよい。
しては、紫外線照射によって架橋または重合反応を起こ
すネガ型レジスト、紫外線照射によって分解するポジ型
レジストまたは現像液を使用しないドライ現像用レジス
トなどの公知の各種フォトレジストを使用することがで
きるが、好ましくはシャープな細隙パターンを形成する
ポジ型レジストがよい。
しかしながら、上記繊維基材の表面に形成されるフォト
レジスト膜は、その厚さがIOμ以下、好ましくは0.
5〜1.5μの範囲内がよく、該フォトレジストの厚さ
が10μを越えると、繊維基材、すなわち得られる製品
の可撓性が失われ、また、該フォトレジスト膜に割れが
おこるため好ましくない。また、該フォトレジスト膜の
厚さは可能な範囲内でできる限り薄くすることが望まし
いが、余りに薄くなり過ぎると、干渉色を発現する細隙
を形成できなくなるし、耐久性も低下するため好ましく
ない。
レジスト膜は、その厚さがIOμ以下、好ましくは0.
5〜1.5μの範囲内がよく、該フォトレジストの厚さ
が10μを越えると、繊維基材、すなわち得られる製品
の可撓性が失われ、また、該フォトレジスト膜に割れが
おこるため好ましくない。また、該フォトレジスト膜の
厚さは可能な範囲内でできる限り薄くすることが望まし
いが、余りに薄くなり過ぎると、干渉色を発現する細隙
を形成できなくなるし、耐久性も低下するため好ましく
ない。
そして該フォトレジスト膜に光干渉による発色性を付与
するためには、多数の細隙からなるパターンを形成する
必要があるが、この細隙のピッチは0.3〜3μ、好ま
しくは0.5〜1.5μの範囲内で、かつその深さが0
.01 μ以上、好ましくは0.2〜1μの範囲内であ
ることが必要である。すなわち、該細隙のピッチが前記
範囲外になると、干渉色か十分に発現し難くなるため好
ましくないし、また細隙の深さが0.01 μ以下では
、干渉色が十分に発現し難くなるため好ましくない。
するためには、多数の細隙からなるパターンを形成する
必要があるが、この細隙のピッチは0.3〜3μ、好ま
しくは0.5〜1.5μの範囲内で、かつその深さが0
.01 μ以上、好ましくは0.2〜1μの範囲内であ
ることが必要である。すなわち、該細隙のピッチが前記
範囲外になると、干渉色か十分に発現し難くなるため好
ましくないし、また細隙の深さが0.01 μ以下では
、干渉色が十分に発現し難くなるため好ましくない。
そして該細隙の密度は、300〜3,000本/mmの
範囲がよい。この密度が前記範囲外のときは、干渉色か
十分に発現し難くなるため好ましくない。
範囲がよい。この密度が前記範囲外のときは、干渉色か
十分に発現し難くなるため好ましくない。
細隙の断面形状は半円形、半楕円形、多角形など任意の
形状であればよく、特に限定されるものではないし、こ
の細隙は直線状、曲線状、不連続線状(黒縁)等任意の
形態をとることができ、これらの細隙は、相互に実質的
に平行に配置されてパターンを形成する。
形状であればよく、特に限定されるものではないし、こ
の細隙は直線状、曲線状、不連続線状(黒縁)等任意の
形態をとることができ、これらの細隙は、相互に実質的
に平行に配置されてパターンを形成する。
そして、該細隙パターンを設けたフォトレジスト膜面に
は、繊維基材の柔軟性を損なわない範囲内で、その上に
屈折率を異にする各種樹脂をコーティングし、該細隙を
保護することができる。こdようなコーテング層の形成
は、該フォトレジスト層からの反射光量を減少させ、干
渉色の濃度を高くするのに有効である。また、該フォト
レジスト膜面に金属蒸着を施し、フォトレジスト層の発
色性を向上させることができる。もちろん、金属蒸着層
を保護のため、金属蒸着膜の上に、前記柔軟性の低下を
もたらさないようにさらにフィルム層を形成してもよい
。
は、繊維基材の柔軟性を損なわない範囲内で、その上に
屈折率を異にする各種樹脂をコーティングし、該細隙を
保護することができる。こdようなコーテング層の形成
は、該フォトレジスト層からの反射光量を減少させ、干
渉色の濃度を高くするのに有効である。また、該フォト
レジスト膜面に金属蒸着を施し、フォトレジスト層の発
色性を向上させることができる。もちろん、金属蒸着層
を保護のため、金属蒸着膜の上に、前記柔軟性の低下を
もたらさないようにさらにフィルム層を形成してもよい
。
次に、このような光干渉色を発現する可撓性シート状物
の製造法としては、フォトリソグラフィー、すなわち、
まず、繊維基材の少なくとも一面にフォトレジストを直
接塗付し、この塗付したフォトレジスト層を加熱、硬化
させ、厚さや<10μ以下の膜を形成した後、この硬化
フォトレジスト膜面上にストライプ状の細隙パターンを
有するフォトマスクを積層して紫外線を照射し、しかる
後フォトレジスト膜面を現像して、紫外線照射部分を溶
出除去し、凹凸状の細隙パターンを出現させる、必要に
応じて、さらにレジストを2次硬化させることにより製
造することができる。
の製造法としては、フォトリソグラフィー、すなわち、
まず、繊維基材の少なくとも一面にフォトレジストを直
接塗付し、この塗付したフォトレジスト層を加熱、硬化
させ、厚さや<10μ以下の膜を形成した後、この硬化
フォトレジスト膜面上にストライプ状の細隙パターンを
有するフォトマスクを積層して紫外線を照射し、しかる
後フォトレジスト膜面を現像して、紫外線照射部分を溶
出除去し、凹凸状の細隙パターンを出現させる、必要に
応じて、さらにレジストを2次硬化させることにより製
造することができる。
繊維基村上へのフォトレジストの塗付手段としては、フ
ォトレジスト膜を均一に塗付する上でスピンコード法を
適用するのがよい。特に連続的に、能率よく塗付するた
めには、グラビアコート等の方法を適用するのがよい。
ォトレジスト膜を均一に塗付する上でスピンコード法を
適用するのがよい。特に連続的に、能率よく塗付するた
めには、グラビアコート等の方法を適用するのがよい。
塗付されたフォトレジスト層の加熱、硬化条件としては
、フォトレジストやシート状物の種類により相違するが
、通常、温度60〜120℃で、時間5〜60分間程度
でよく、加熱装置としては乾熱オーブンを使用すること
ができる。
、フォトレジストやシート状物の種類により相違するが
、通常、温度60〜120℃で、時間5〜60分間程度
でよく、加熱装置としては乾熱オーブンを使用すること
ができる。
そして、フォトマスクとしては、石英ガラス面にクロー
ムメツキの薄膜層を設けたものが一般的である。フォト
マスクのパターンとしては、美しくて鮮明な干渉色を得
る上で、前述したピッチ、深さおよび密度を満足する細
隙パターンを形成するのがよい。
ムメツキの薄膜層を設けたものが一般的である。フォト
マスクのパターンとしては、美しくて鮮明な干渉色を得
る上で、前述したピッチ、深さおよび密度を満足する細
隙パターンを形成するのがよい。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1
単糸繊度が3デニール(d)のナイロンマルチフィラメ
ントからなる織物のカバーファクターが0.95の平織
物の片面にポジ型フォトレジスト (シブレイ・ファー
イースト社製“マイクロポジット”lllS−19)を
スピンコード法により、スピナーの回転数4000回/
分、回転時間25秒で直接塗付し、フォトレジストを形
成した。
ントからなる織物のカバーファクターが0.95の平織
物の片面にポジ型フォトレジスト (シブレイ・ファー
イースト社製“マイクロポジット”lllS−19)を
スピンコード法により、スピナーの回転数4000回/
分、回転時間25秒で直接塗付し、フォトレジストを形
成した。
このフォトレジスト層を設けたナイロン繊維織物を90
℃の乾熱オーブン中で20分間加熱し、該フォトレジス
ト層を硬化させ、厚さが約10μのフォトレジスト膜を
形成させた。このフォトレジスト膜面上にストライプ状
パターンを付設したフォトマスクを重ねて、該フォトマ
スクを通してピーク波長が360ミリミクロンの紫外線
を該フォトレジスト層に照射し5秒間露光した。
℃の乾熱オーブン中で20分間加熱し、該フォトレジス
ト層を硬化させ、厚さが約10μのフォトレジスト膜を
形成させた。このフォトレジスト膜面上にストライプ状
パターンを付設したフォトマスクを重ねて、該フォトマ
スクを通してピーク波長が360ミリミクロンの紫外線
を該フォトレジスト層に照射し5秒間露光した。
次いで、該紫外線を照射したナイロン繊維織物をシブレ
イ・ファーイースト社製の現像液“マイクロポジット″
303^の20χ希釈液中で、22℃で60秒間現像
し、水洗した後、60℃で10分間乾燥した。
イ・ファーイースト社製の現像液“マイクロポジット″
303^の20χ希釈液中で、22℃で60秒間現像
し、水洗した後、60℃で10分間乾燥した。
得られたナイロン繊維織物は、光干渉現象により発色し
、方向によって色が変化するのみならず、その色は著し
く鮮明であった。
、方向によって色が変化するのみならず、その色は著し
く鮮明であった。
実施例2〜3、比較例1〜3
実施例1において、ナイロン繊維織物上に膜厚の相違す
るフォトレジスト膜を形成し、同様に硬化、紫外線照射
、現像を行い、表1に示す5種類のシート状物を得た。
るフォトレジスト膜を形成し、同様に硬化、紫外線照射
、現像を行い、表1に示す5種類のシート状物を得た。
これらのシート状物の可撓性(柔軟性)等のシート特性
および干渉色の発色性を調べ、同じく表1示した。
および干渉色の発色性を調べ、同じく表1示した。
(以下、余白)
表1
◎:優、O:良、△:やや不良、×:不良。
本発明によれば、従来の染料に代表される色彩とは相違
し、光の干渉による色彩を繊維基材を付与することがで
き、該繊維基材を使用して作成した繊維製品の色彩は、
光干渉による色彩、すなわち光の方向によって変化する
と共に、これを見る方向によって色が相違する独特の色
彩をはつげんする。したがって従来の染色と併せて適用
すれば、極めて多様化した色彩模様を付与することがで
きる。
し、光の干渉による色彩を繊維基材を付与することがで
き、該繊維基材を使用して作成した繊維製品の色彩は、
光干渉による色彩、すなわち光の方向によって変化する
と共に、これを見る方向によって色が相違する独特の色
彩をはつげんする。したがって従来の染色と併せて適用
すれば、極めて多様化した色彩模様を付与することがで
きる。
そして、本発明のシート状物は、優れた可撓性を有し、
従来の編織物と実質的に変わらない柔軟性を示すから、
単に衣料用として利用できるだけでなく、高度の付加価
値を製品を与え、色彩の面からの新規な繊維製品の提供
を可能にする。
従来の編織物と実質的に変わらない柔軟性を示すから、
単に衣料用として利用できるだけでなく、高度の付加価
値を製品を与え、色彩の面からの新規な繊維製品の提供
を可能にする。
代理人 弁理士 小 川 信 −
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)繊維基材の表面にピッチが0.3〜3.0ミクロン
、深さが0.01ミクロン以上の多数の細隙を有する厚
さが10ミクロン以下のフォトレジストからなる膜を一
体に形成したことを特徴とする干渉色を発現する可撓性
シート状物。 2)フォトレジスト膜表面に、金属薄膜を形成したこと
を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の干渉色を発
現する可撓性シート状物。 3)繊維基材の少なくとも一面に、フォトレジストを塗
付して厚さが10ミクロン以下の該フォトレジスト膜を
形成し、この膜面にフォトリソグラフィーを施し、多数
の細隙を有するフォトレジスト膜を形成せしめることを
特徴とする干渉色を発現する可撓性シート状物の製造法
。 4)多数の細隙を有するフォトレジスト膜を形成せしめ
る工程が次の(a)、(b)、(c)および(d)の工
程からなる特許請求の範囲第3項に記載の干渉色を発現
する可撓性シート状物の製造法。 (a)繊維基材の少なくとも一面にフォトレジストを直
接塗付する工程、 (b)該フォトレジスト層を加熱硬化せしめ、厚さが1
0ミクロン以下の該フォトレジスト膜を形成する工程、 (c)該硬化フォトレジスト膜面に紫外線を照射する工
程、および (d)フォトレジスト膜を現像する工程。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26366487A JPH01111084A (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 | 干渉色を発現する柔軟な繊維製品の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26366487A JPH01111084A (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 | 干渉色を発現する柔軟な繊維製品の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01111084A true JPH01111084A (ja) | 1989-04-27 |
JPH0577794B2 JPH0577794B2 (ja) | 1993-10-27 |
Family
ID=17392617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26366487A Granted JPH01111084A (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 | 干渉色を発現する柔軟な繊維製品の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01111084A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005314394A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-11-10 | Kose Corp | クレンジング料 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6228466A (ja) * | 1985-07-25 | 1987-02-06 | 東レ株式会社 | 干渉色を有する布帛およびその製造方法 |
-
1987
- 1987-10-21 JP JP26366487A patent/JPH01111084A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6228466A (ja) * | 1985-07-25 | 1987-02-06 | 東レ株式会社 | 干渉色を有する布帛およびその製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005314394A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-11-10 | Kose Corp | クレンジング料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0577794B2 (ja) | 1993-10-27 |
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