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JPH01105453A - 質量分析装置 - Google Patents

質量分析装置

Info

Publication number
JPH01105453A
JPH01105453A JP62262355A JP26235587A JPH01105453A JP H01105453 A JPH01105453 A JP H01105453A JP 62262355 A JP62262355 A JP 62262355A JP 26235587 A JP26235587 A JP 26235587A JP H01105453 A JPH01105453 A JP H01105453A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
intensity
pulse ionization
signal
ionization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62262355A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroto Itoi
弘人 糸井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP62262355A priority Critical patent/JPH01105453A/ja
Publication of JPH01105453A publication Critical patent/JPH01105453A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electron Tubes For Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は四重極イオントラップを備えた質量分析装置や
フーリエ変換質量分析装置(FT−MS)などのように
、パルスイオン化によって生成したイオンを一時的に捕
捉し検出する質量分析装置に関するものである。
(従来の技術) パルスイオン化によって生成されたイオンを一時的に捕
捉し検出する場合、捕捉し得るイオン量はイオンどうし
の衝突、イオンと中性分子の衝突、さらに空間電荷によ
る捕捉場の乱れなどによって制限され、試料濃度が高い
場合、頭打ち現象が起こる。この現象は、三次元四重極
イオントラップに関してはrQuadrupole M
ass Spectrometry andits a
pplicationsJの第204〜222頁に記載
されている。
一定パルス幅のイオン化を行なった場合、そのダイナミ
ックレンジは検出部の感度と最大捕捉イオン量によって
制限され、検出部のみのダイナミックレンジに比べて低
いものとなっていた。例えば三次元四重極イオントラッ
プ質量分析装置においてはダイナミックレンジは一般に
約104と言われ、四重極質量分析装置やセクター型質
量分析装置のダイナミックレンジが約10’であるのと
比べると遥かに低い値となっている。   “そこで、
本発明者はパルスイオン化によって生成されたイオンを
一時的に捕捉し検出する方法において、ダイナミックレ
ンジを拡大し感度を向上させるために、イオン量又は試
料濃度を監視し、その値が所定の範囲内にないときは捕
捉イオン量が適量になるようにパルスイオン化時間を変
化させ、かつ、パルスイオン化時間の変化に対応して信
号増幅度を変化させるようにする方法を提案した(特願
昭60−283973号参照)。
(発明が解決しようとする問題点) 上記の方法では、イオン量又は試料濃度を監視するため
の機構が必要になり、それだけ質量分析装置が複雑化し
、検出時間が長くなる問題がある。
本発明は、装置の大幅な複雑化や検出時間の延長を伴な
わずに、ダイナミックレンジを拡大し、感度を向上させ
ることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 実施例を示す第1図と第2図を参照して説明すると、本
発明の質量分析装置は、パルスイオン化によって生成さ
れたイオンを一時的に捕捉し検出する動作を繰り返す質
量分析装置において、パルスイオン化強度を変化させる
ことのできるパルスイオン化手段5,6と、検出したイ
オン信号の信号増幅度を変化させることのできる信号増
幅手段9と、最近の1以上のパルスイオン化のイオン信
号強度から次回のパルスイオン化の強度を算出してパル
スイオン化手段5,6を制御するパルスイオン化強度算
出手段13と、変化させるパルスイオン化強度を補償す
るように次回検出の信号増幅度を算出して信号増幅手段
9を制御する信号増幅度算出手段14とを備えたもので
ある。
(実施例) 第1図は一実施例の四重極イオントラップ質量分析装置
を備えたGC−MSを表わす。
1はガスクロマトグラフであり、そのカラム2が質量分
析装置3に接続されている。
質量分析装置3には四重極イオントラップ電極4が設け
られている。四重極イオントラップ電極4はリング電極
4aとエンドキャップ電極4b。
4cとから構成されている。エンドキャップ電極4bに
は導入された試料ガスに対し電子線照射を行なうための
電子線導入口4dが設けられ、エンドキャップ電極4c
には捕捉されたイオンを取り出すためのイオン取出し口
4eが設けられている。
7は四重極イオントラップ電極4に電場を発生させる高
周波電源であり、イオンの捕捉及び放出を制御して質量
分析動作させるためのものである。
カラム2からの流出ガスは四重極イオントラップ電極4
内に導入される。5は電子線導入口4dから四重極イオ
ントラップ電極4内へ電子線を照射する熱電子放出フィ
ラメント、6はフィラメント5からの電子線の放出時間
を制御するパルスイオン化制御器である。四重極イオン
トラップ電極4内に導入された流出ガスはフィラメント
5からの電子線によってイオン化される。
8はイオン取出し口4eから引き出されたイオンを検出
するイオン検出器であり、例えば二次型子増倍管などを
使用することができる。9は検出器8の検出信号を増幅
する増幅器であり、信号増幅度(ゲイン)の制御が可能
なものである。
10は入出力(I 10)装置、11はCPU、12は
メモリである。CPUI 1は入出力装置10を経てイ
オン信号を入力し、メモリ12に記憶するとともに、パ
ルスイオン化時間を設定し、入出力装置10を経てパル
スイオン化制御器6ヘパルスイオン化時間制御信号を出
力し、また、パルスイオン化時間の変化に伴なうイオン
量変化を補償するように増幅度を設定し、入出力装置1
0を経て増幅器9へ増幅度制御信号を出力する。したが
って、CPUl0は、第2図に示されるように、最近の
1以上のパルスイオン化のイオン信号強度Inと基準と
なるイオン信号強度■0から次回のパルスイオン化の強
度を算出するパルスイオン化強度算出手段13と、変化
させるパルスイオン化強度を補償するように次回検出の
信号増幅度を算出する信号増幅度算出手段14とを備え
ている。
次に、本実施例の動作の一例を第3図を参照して説明す
る。
ガスクロマトグラフによる分析開始時は試料がガスクロ
マトグラフに注入された直後であり、カラムからはまだ
試料が流出しないため、パルスイオン化時間が最大であ
り、感度が最高になるように設定される。一方、増幅器
9の増幅度は最低値に設定される。
分析開始後、繰り返して検出が行なわれるが、CPUI
Iは前回に検出されたイオン信号強度を記憶しており、
次のイオン信号強度が前回と同じであるとしてその時の
捕捉イオン量が基準値N。
(動作イオン量範囲の上限を適当に下まわる値)になる
ようにパルスイオン化時間が設定され、同時に増幅度も
設定されて検出が行なわれる。
ガスクロマトグラムの保持時間に対応する検出番号の1
〜3はイオン信号強度が基準値Noに対応するイオン信
号強度Ioに満たないため、パルスイオン化時間が初期
の最大のままで検出番号4の検出が行なわれる。検出番
号4のイオン信号強度がIoの3倍となったため、次回
検出番号5も検出番号4と同じイオン信号強度が得られ
るとして、パルスイオン化時間が1/3に、増幅度が3
倍に設定されて検出番号5の検出が行なわれる。
検出番号5のイオン信号強度がIoの6倍になったので
、次の検出番号6の検出では、パルスイオン化時間が1
/6に、増幅度が6倍に設定される。
このようにして次々と検出が行なわれ、ピーク終了時、
検出番号10の検出でイオン信号強度がIoに満たなく
なり、検出番号11の検出からパルスイオン化時間が再
度最大に設定される。
第3図の例によれば、カラムからの試料流出量が実線で
示されるように変化するにもかかわらず、捕捉イオン量
が破線で示されるように変化する。
このことは、ダイナミックレンジが11〜■2であった
ものが、■1〜工3に拡大されたことを意味している。
このような動作を起こさせるための操作手順を第4図に
より説明する。
初期のパルスイオン化時間を最大時間Toに設定してお
く。
前回に検出されたイオン信号強度がInであったとする
。基準のイオン信号強度Ioとの比に=Io/In を算出する。Kが1より大きいとき(InがIoに満た
ないとき)、次回のパルスイオン化時間TnHを最大の
Toと設定し、KがK ll1inと1の間にあるとき
、Tn++=KToと設定し、KがKminより小さい
とき、Tn++ = Kmin−Toと設定する。
一方、増幅度Aを A=To/Tn++ として算出し、増幅度をA倍に設定する。
このように設定されたパルスイオン化時間Tn↑1によ
ってパルスイオン化を行ない、検出を行なうとともに、
設定された増幅度によって増幅し、イオン信号強度In
++を得る。
次回のパルスイオン化では、このイオン信号弾・  度
In++をInとして記憶し、同様にして次回のパルス
イオン化時間と増幅度を算出する。
上記の説明ではイオン信号強度の予測を直前に検出され
た1回のイオン信号強度に基づいて行なっているが、最
近の2回以上のイオン信号強度とその変化に基づいて行
なうようにすれば、さらにダイナミックレンジを拡大す
ることができる。
第1図の実施例では、増幅器9の増幅度を制御している
が、検出器8に二次電子増倍管を使用した場合には二次
電子増倍管で制御するようにしてもよい。
本発明はイオン源が化学イオン化イオン源(CI ) 
、L D (Laser Desorpt、1on)イ
オン源、PD(Photo Desorption)イ
オン源の場合にも適用することができる。
また、本発明はLC−MS (液体クロマトグラフ質量
分析装置)やDI(直接試料導入法)などにも適用する
ことができる。
(発明の効果) 本発明の質量分析装置では、最近の1以上のパルスイオ
ン化のイオン信号強度から次回のパルスイオン化の強度
を設定し、そのパルスイオン化強度の変化を補償するよ
うに次回検出の信号増幅度を設定するようにしたので、
装置の大幅な複雑化や検出時間の延長を伴なわずに、ダ
イナミックレンジを拡大することができる。
また初期のパルスイオン化強度を最大に設定したおくこ
とができるので、検出感度を向上させることができる。
さらに、導入試料の量が増してきてもイオン化の増加分
を小さく抑えるので、イオン化が行なわれる部分の電極
の汚れ具合を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例を示す構成図、第2図は同実施例にお
けるCPUの機能を示すブロック図、第3図は同実施例
の動作の一例を示す図、第4図は同実施例の動作の手順
を示すフローチャート回である。 3・・・・・・質量分析装置、4・・・・・・トラップ
電極、5・・・・・・フィラメント、6・・・・・・パ
ルスイオン化制御器、7・・・・・・高周波電源、8・
・・・・・検出器、9・・・・・・増幅器、10・・・
・・・入出力装置、11・・・・・・CPU、12・・
・・・・メモリ、13・・・・・・パルスイオン化強度
算出手段、工4・・・・・・信号増幅度算出手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パルスイオン化によって生成されたイオンを一時
    的に捕捉し検出する動作を繰り返す質量分析装置におい
    て、パルスイオン化強度を変化させることのできるパル
    スイオン化手段と、検出したイオン信号の信号増幅度を
    変化させることのできる信号増幅手段と、最近の1以上
    のパルスイオン化のイオン信号強度から次回のパルスイ
    オン化の強度を算出して前記パルスイオン化手段を制御
    するパルスイオン化強度算出手段と、変化させるパルス
    イオン化強度を補償するように次回検出の信号増幅度を
    算出して前記信号増幅手段を制御する信号増幅度算出手
    段とを備えたことを特徴とする質量分析装置。
JP62262355A 1987-10-17 1987-10-17 質量分析装置 Pending JPH01105453A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62262355A JPH01105453A (ja) 1987-10-17 1987-10-17 質量分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62262355A JPH01105453A (ja) 1987-10-17 1987-10-17 質量分析装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01105453A true JPH01105453A (ja) 1989-04-21

Family

ID=17374592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62262355A Pending JPH01105453A (ja) 1987-10-17 1987-10-17 質量分析装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH01105453A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517723A (ja) * 2003-01-24 2006-07-27 サーモ フィニガン エルエルシー 質量分析器におけるイオン集団の制御
JP2006343319A (ja) * 2005-05-12 2006-12-21 Hitachi High-Technologies Corp 質量分析用データ処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517723A (ja) * 2003-01-24 2006-07-27 サーモ フィニガン エルエルシー 質量分析器におけるイオン集団の制御
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