JPH0110526Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0110526Y2 JPH0110526Y2 JP1982202126U JP20212682U JPH0110526Y2 JP H0110526 Y2 JPH0110526 Y2 JP H0110526Y2 JP 1982202126 U JP1982202126 U JP 1982202126U JP 20212682 U JP20212682 U JP 20212682U JP H0110526 Y2 JPH0110526 Y2 JP H0110526Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- valve body
- solenoid
- core
- movable core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Multiple-Way Valves (AREA)
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、電磁弁に関するものである。
[従来の技術]
従来、第1図に示すようなパイロツト電磁弁は
公知である。この電磁弁は、ソレノイド1におけ
る励磁用コイル2への非通電状態において、図示
したように、復帰スプリング3の付勢力により弁
体11が一方の切換位置に保持され、それによつ
てポート5,6間の第1弁座7が閉鎖され、また
コイル2への通電状態においては、復帰スプリン
グ3の付勢力に抗して可動鉄心8が固定鉄心9に
吸着され、プツシユロツド10を介してそれに連
設した弁体11が第2弁座12に当接するまで駆
動され、それに伴つて第1弁座7が開放されるも
のである。
公知である。この電磁弁は、ソレノイド1におけ
る励磁用コイル2への非通電状態において、図示
したように、復帰スプリング3の付勢力により弁
体11が一方の切換位置に保持され、それによつ
てポート5,6間の第1弁座7が閉鎖され、また
コイル2への通電状態においては、復帰スプリン
グ3の付勢力に抗して可動鉄心8が固定鉄心9に
吸着され、プツシユロツド10を介してそれに連
設した弁体11が第2弁座12に当接するまで駆
動され、それに伴つて第1弁座7が開放されるも
のである。
而して、可動鉄心8のストロークS1を弁体11
のストロークS2より大きく設定すると共に、可動
鉄心8とプツシユロツド10とをバイアススプリ
ング13を圧縮しながら相互に摺動可能としてい
るので、可動鉄心8の下動に伴つて先ず弁体11
が第2弁座12に当接して該弁体11及びプツシ
ユロツド10が停止し、その後可動鉄心8がバイ
アススプリング13を圧縮しながら固定鉄心9に
吸着される。
のストロークS2より大きく設定すると共に、可動
鉄心8とプツシユロツド10とをバイアススプリ
ング13を圧縮しながら相互に摺動可能としてい
るので、可動鉄心8の下動に伴つて先ず弁体11
が第2弁座12に当接して該弁体11及びプツシ
ユロツド10が停止し、その後可動鉄心8がバイ
アススプリング13を圧縮しながら固定鉄心9に
吸着される。
このように、従来の電磁弁においては、弁体1
1に対して可動鉄心8をオーバートラベルさせる
ことにより、弁体11及び可動鉄心8のそれぞれ
のストロークを高精度に設定する必要をなくして
いる。しかしながら、弁体11に対して可動鉄心
8をオーバートラベルさせるためには、その構成
が複雑となるだけでなく、構成部品が増加して組
立、保守管理に手数を要するという問題がある。
1に対して可動鉄心8をオーバートラベルさせる
ことにより、弁体11及び可動鉄心8のそれぞれ
のストロークを高精度に設定する必要をなくして
いる。しかしながら、弁体11に対して可動鉄心
8をオーバートラベルさせるためには、その構成
が複雑となるだけでなく、構成部品が増加して組
立、保守管理に手数を要するという問題がある。
[考案が解決しようとする課題]
本考案が解決しようとする課題は、弁棒自体に
剛性と伸縮の両機能を持たせることにより、弁棒
のみによつて可動鉄心をオーバートラベルさせる
ことのできる電磁弁を提供することにある。
剛性と伸縮の両機能を持たせることにより、弁棒
のみによつて可動鉄心をオーバートラベルさせる
ことのできる電磁弁を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
上記課題を解決するため、本考案の電磁弁は、
弁筐内に対向配置した一対の弁座間に、それらの
弁座を選択的に開閉することにより流路の切換え
を行う弁体を配設し、この弁体をソレノイドにお
ける励磁用コイルへの通電及びその解除によつて
固定鉄心に接離する可動鉄心で駆動させる電磁弁
において、上記可動鉄心の駆動を弁体に伝達させ
るための弁棒を、一部の線条間に圧縮変形のため
の隙間を備え、その他の部分を添巻きしたバイア
ススプリングによつて構成したことを特徴として
いる。
弁筐内に対向配置した一対の弁座間に、それらの
弁座を選択的に開閉することにより流路の切換え
を行う弁体を配設し、この弁体をソレノイドにお
ける励磁用コイルへの通電及びその解除によつて
固定鉄心に接離する可動鉄心で駆動させる電磁弁
において、上記可動鉄心の駆動を弁体に伝達させ
るための弁棒を、一部の線条間に圧縮変形のため
の隙間を備え、その他の部分を添巻きしたバイア
ススプリングによつて構成したことを特徴として
いる。
[作用]
励磁用コイルへの通電及びその解除によつて可
動鉄心が固定鉄心に接離し、この可動鉄心の動き
が弁棒によつて弁体に伝達され、それにより弁筐
内の流体流路が切換えられる。
動鉄心が固定鉄心に接離し、この可動鉄心の動き
が弁棒によつて弁体に伝達され、それにより弁筐
内の流体流路が切換えられる。
この場合、弁棒を構成するバイアススプリング
の線条の大部分を添巻きとしたことにより軸方向
の剛性が大きいので、可動鉄心の駆動を直接弁体
に伝達することができ、弁体が弁座に圧接される
と、バイアススプリングの線条間に設けた隙間が
伸縮して、可動鉄心がオーバートラベルする。
の線条の大部分を添巻きとしたことにより軸方向
の剛性が大きいので、可動鉄心の駆動を直接弁体
に伝達することができ、弁体が弁座に圧接される
と、バイアススプリングの線条間に設けた隙間が
伸縮して、可動鉄心がオーバートラベルする。
[考案の効果]
本考案の電磁弁は、弁棒自体が剛性と伸縮の両
機能を備えているため、可動鉄心をオーバートラ
ベルさせるためのばねを別個に設ける必要がない
ので、構成の単純化と部品点数の減少を図ること
ができ、それによつて組立及び保守管理が容易で
低コストの電磁弁を得ることができる。
機能を備えているため、可動鉄心をオーバートラ
ベルさせるためのばねを別個に設ける必要がない
ので、構成の単純化と部品点数の減少を図ること
ができ、それによつて組立及び保守管理が容易で
低コストの電磁弁を得ることができる。
[実施例]
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明すると、第2図において、21は弁部、22
はソレノイドで、弁部21における弁筐23にポ
ート24,25を設けると共に、それらに連通す
る弁室26を形設し、該弁室26内に上記一対の
ポート24,25間に位置する第1弁座27及び
それに対向してポート25と第3のポート(図示
せず)に通じる流路28との間に位置する第2弁
座29を設けている。上記弁室26内には、弁体
30を軸方向に摺動可能に密嵌して、弾性材製の
シート部31を第1及び第2弁座27,29に接
離可能に配設し、さらに該弁体30はその一端と
弁室内面との間に復帰スプリング32を縮設する
と共に、その他端と可動鉄心38との間にバイア
ススプリング33を縮設している。該バイアスス
プリング33は、中間部分の線条間にのみ圧縮変
形のための隙間を備え、その他の部分を添巻きす
ることにより構成したもので、それにより軸方向
の剛性を高めて可動鉄心38の変位を直接的に弁
体30に伝達できるようにしている。
説明すると、第2図において、21は弁部、22
はソレノイドで、弁部21における弁筐23にポ
ート24,25を設けると共に、それらに連通す
る弁室26を形設し、該弁室26内に上記一対の
ポート24,25間に位置する第1弁座27及び
それに対向してポート25と第3のポート(図示
せず)に通じる流路28との間に位置する第2弁
座29を設けている。上記弁室26内には、弁体
30を軸方向に摺動可能に密嵌して、弾性材製の
シート部31を第1及び第2弁座27,29に接
離可能に配設し、さらに該弁体30はその一端と
弁室内面との間に復帰スプリング32を縮設する
と共に、その他端と可動鉄心38との間にバイア
ススプリング33を縮設している。該バイアスス
プリング33は、中間部分の線条間にのみ圧縮変
形のための隙間を備え、その他の部分を添巻きす
ることにより構成したもので、それにより軸方向
の剛性を高めて可動鉄心38の変位を直接的に弁
体30に伝達できるようにしている。
上記可動鉄心38を備えたソレノイド22は、
ボビン35に捲回した励磁用コイル36を備え、
その外側を磁気枠37で囲繞すると共に、ボビン
35の中心孔35aに上記可動鉄心38を軸方向
に摺動可能に挿嵌し、さらに該中心孔35aの弁
部21側に固定鉄心39を嵌着固定し、その固定
鉄心39の中心に穿設した孔39aに上記バイア
ススプリング33を挿嵌している。
ボビン35に捲回した励磁用コイル36を備え、
その外側を磁気枠37で囲繞すると共に、ボビン
35の中心孔35aに上記可動鉄心38を軸方向
に摺動可能に挿嵌し、さらに該中心孔35aの弁
部21側に固定鉄心39を嵌着固定し、その固定
鉄心39の中心に穿設した孔39aに上記バイア
ススプリング33を挿嵌している。
而して、上記可動鉄心38のストロークS3は弁
体30のストロークS4より大きくなるように設定
している。
体30のストロークS4より大きくなるように設定
している。
上記構成の電磁弁において、コイル36への非
通電時には、図示したように、復帰スプリング3
2の付勢力により弁体30が上動し、シート部3
1が第1弁座27を閉鎖すると共に第2弁座29
を開放し、またバイアススプリング33によつて
可動鉄心38が固定鉄心39から上方に離間した
位置にある。
通電時には、図示したように、復帰スプリング3
2の付勢力により弁体30が上動し、シート部3
1が第1弁座27を閉鎖すると共に第2弁座29
を開放し、またバイアススプリング33によつて
可動鉄心38が固定鉄心39から上方に離間した
位置にある。
この状態においてコイル36に通電すれば、可
動鉄心38がバイアススプリング33を圧縮しな
がら固定鉄心39に吸着され、それに伴つて弁体
30が復帰スプリング32の付勢力に抗して下動
せしめられ、シート部31が第1弁座27を開放
すると共に第2弁座29を閉鎖する。
動鉄心38がバイアススプリング33を圧縮しな
がら固定鉄心39に吸着され、それに伴つて弁体
30が復帰スプリング32の付勢力に抗して下動
せしめられ、シート部31が第1弁座27を開放
すると共に第2弁座29を閉鎖する。
上記実施例においては、バイアススプリング3
3を固定鉄心39の孔39aに挿嵌し、その伸縮
を孔39aの内面によつて案内するようにしたの
で、径が比較的小さいバイアススプリング33を
用いて孔39aの径を小さなものとすることがで
き、それにより固定鉄心39の磁路断面積の減少
を極力抑えることができる。
3を固定鉄心39の孔39aに挿嵌し、その伸縮
を孔39aの内面によつて案内するようにしたの
で、径が比較的小さいバイアススプリング33を
用いて孔39aの径を小さなものとすることがで
き、それにより固定鉄心39の磁路断面積の減少
を極力抑えることができる。
なお、上記バイアススプリング33における圧
縮変形のための隙間は、上下いずれかの端部に形
設することもできる。
縮変形のための隙間は、上下いずれかの端部に形
設することもできる。
第1図は従来例の断面図、第2図は本考案の実
施例の断面図である。 22……ソレノイド、23……弁筐、27,2
9……弁座、30……弁体、33……バイアスス
プリング、38……可動鉄心。
施例の断面図である。 22……ソレノイド、23……弁筐、27,2
9……弁座、30……弁体、33……バイアスス
プリング、38……可動鉄心。
Claims (1)
- 弁筐内に対向配置した一対の弁座間に、それら
の弁座を選択的に開閉することにより流路の切換
えを行う弁体を配設し、この弁体をソレノイドに
おける励磁用コイルへの通電及びその解除によつ
て固定鉄心に接離する可動鉄心で駆動させる電磁
弁において、上記可動鉄心の駆動を弁体に伝達さ
せるための弁棒を、一部の線条間に圧縮変形のた
めの隙間を備え、その他の部分を添巻きしたバイ
アススプリングによつて構成したことを特徴とす
る電磁弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20212682U JPS59105664U (ja) | 1982-12-29 | 1982-12-29 | 電磁弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20212682U JPS59105664U (ja) | 1982-12-29 | 1982-12-29 | 電磁弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59105664U JPS59105664U (ja) | 1984-07-16 |
JPH0110526Y2 true JPH0110526Y2 (ja) | 1989-03-27 |
Family
ID=30427604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20212682U Granted JPS59105664U (ja) | 1982-12-29 | 1982-12-29 | 電磁弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59105664U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5557396B2 (ja) * | 2011-12-09 | 2014-07-23 | 株式会社鷺宮製作所 | 電磁弁 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4854324U (ja) * | 1971-10-21 | 1973-07-13 | ||
JPS5679773U (ja) * | 1979-11-22 | 1981-06-27 | ||
JPH0124459Y2 (ja) * | 1981-05-30 | 1989-07-25 |
-
1982
- 1982-12-29 JP JP20212682U patent/JPS59105664U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59105664U (ja) | 1984-07-16 |
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