JP7633486B2 - 操作レバーおよび操作レバーを備えたシート装置 - Google Patents
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Description
レバー部材は、第1操作部と、当該第1操作部を操作可能にするための第2操作部とを有するレバー部材であって、回動軸を中心に、非使用時の第1位置と、第1位置から回動した第2位置と、第2位置から第1位置とは反対側に回動した第3位置との間で回動させることが可能であり、第1位置から第3位置まで回動する過程で駆動機構の被操作部と係合して駆動機構を作動させる。
支持部材は、レバー部材を回動可能に支持する。
レバー部材は、第1位置にある場合に、第1操作部の先端が、当該先端と隣接して配置された他の部材の対向部と対向しており、かつ、第2位置にある場合に第1操作部の先端と対向部との間に、第1位置にある場合よりも大きな隙間が形成される。
そして、第2操作部は、押されて操作されるように配置され、レバー部材を第1位置から第2位置へ回動させるように操作することが可能である。
そして、スライド操作部とレバー部材とは、左右に並んで配置されている。
テザーアンカーは、左右方向において、操作レバーが配置された範囲と重ならない位置に配置されていてもよい。
また、操作レバーを小型化することができる。
また、シート装置を小型化することができる。
図1に示すように、本実施形態に係る操作レバーLVを備えるシート装置1は、一例として、自動車の車両に設けられるシート装置である。より具体的には、シート装置1は、車両後部の荷室71の前に配置されるシート装置である。なお、本明細書において、前後、左右、上下は、シートSを基準とする。
操作レバーLVは、レバー部材10と、レバー部材10を回動可能に支持する支持部材20と、を有している。レバー部材10は、ワイヤW1によってリクライニング機構30と接続されている。なお、リクライニング機構30およびワイヤW1は、駆動機構の一例である。
スプリングSP1は渦巻ばねであり、着座部S1のフレームF1に固定されている。スプリングSP1は、外周の端部に径方向に延びるアームSP11を有している。背もたれS2のフレームF2は、左右に突出する突出部F21を有しており、スプリングSP1のアームSP11は、背もたれS2が前に倒されている場合(図2(a)参照)に、突出部F21と係合する。着座部S1のフレームF1は、上部に、左右に突出する突出部F11を有している。
軸受部13は、シャフト61が入る貫通孔13Aを有しており、シャフト61に対して回動可能である。シャフト61の中心軸は、レバー部材10の回動軸10Xとなる。
第1操作部11および第2操作部12は、軸受部13から左右方向に延びている。具体的には、第1操作部11は、引いて操作されるように構成された部分であり、レバー部材10の回動軸10Xから右に離れる方向に延びている。第2操作部12は、押して操作されるように構成された部分であり、回動軸10Xから第1操作部11とは反対側、つまり、左に延びている。第2操作部12は、第1操作部11を操作可能にするための操作部である。
第2上面12Uは、平面視で長円形の凹み形状を有し、凹み形状の底には、複数の凸部が形成されている。この凹み形状および凸部は、押して操作される部分であることを示す第2操作マーク12Fである。第2操作マーク12Fは、ユーザに対して、第2操作部12が押して使われる部分であることを示すものである。
バネ掛け部21Bは、トーションバネ62の第1アーム62Bを引っ掛ける部分である。ここで、トーションバネ62は、コイル部62Aと、コイル部62Aから延びる第1アーム62Bおよび第2アーム62Cを有している。トーションバネ62の第2アーム62Cは、第2操作部12の下面に当接し、レバー部材10を、常時、第1位置へ向けて付勢している。
底孔21Cは、底壁21Qに形成された貫通孔であり、レバー部材10の第1操作部11を引き上げるように回動させたときに、ワイヤ掛け部14の一部が入ることによってレバー部材10の回動量を確保する。
固定部21Dは、ネジなどの締結部材により、支持部材20を第1ブラケット55に固定するための部分であり、締結部材が通る孔である。
一方、第2操作部12の下には、軸支部21Aの上縁から斜め下方に延びる逃げ部21Tが配置されている。レバー部材10が第1位置にある場合に、第2操作部12を下に押した場合、第2操作部12は、すぐには逃げ部21Tに当たらないので、下に押されて操作することができる。これにより、レバー部材10を第1位置から第2位置へ回動させるように操作することが可能である。
一例として、シートSのすぐ後には、車両の荷室71があり、背もたれS2の下端の後方には、荷室71のフロア部材8が配置される。フロア部材8の前端部は、操作レバーLVに対応した形状の切欠き8Aがあり、操作レバーLVは、この切欠き8Aに嵌まるように配置されている。そして、第1上面11Uおよび第2上面12Uが、レバー部材10の周囲の部材の表面と面一であるか、または、レバー部材10の周囲の部材の表面よりも突出していない。ここで、実施形態においては、レバー部材10の周囲の部材は、支持部材20の対向部22と、フロア部材8である。
図7に示すように、非使用時において、レバー部材10は、トーションバネ62に時計回りに付勢されることにより、第1位置に位置する。なお、図7~図9においては、便宜上、手前側にあるトーションバネ62を図示している。このとき、第1操作部11の先端11Tと対向部22との距離L1は小さいので、第1操作部11を手で引き上げるように操作することはできない。このため、レバー部材10と対向部22の隙間に物が入ることが抑制される。また、ワイヤW1の係合部D2は、長円形状の穴14Aのうち、一方の端部(図7における反時計回り側の端部)に位置している
なお、本実施形態において、手で操作することはできないとは、道具を使わずに、手の指だけで第1操作部11を容易には操作することはできない意味であり、道具を使ったり、長く延ばした爪を使って操作したりする場合は除く意味である。
レバー部材10を第1位置から第2位置まで回動させる間には、レバー部材10は、ワイヤW1を引っ張らず、リクライニング機構30を作動させない。このため、第1位置から第2位置の間では、ワイヤW1を引っ張るための負荷がレバー部材10にかからないので、レバー部材10を回動させるために必要なトルクは、トーションバネ62の負荷だけであり、小さい。
例えば、図10に示すように、テザーアンカー158は、リアクロスメンバに直接固定されるのではなく、第2ブラケット156に固定されていてもよい。図10に示す操作レバーLVは、前記実施形態とは左右対称に構成され、シートフレームF2に固定されている。シートフレームF2は、サイドフレーム151,152と、サイドフレーム151の後部とサイドフレーム152の後部を連結するリアクロスメンバ153とを有している。シートフレームF2は、スライドレール機構140に固定されている。具体的には、スライドレール機構140は、ロアレール141と、ロアレール141に対してスライド移動可能なアッパーレール142とを有し、アッパーレール142にサイドフレーム151,152が固定されている。つまり、サイドフレーム151,152は、スライドレール機構140に接続される部品であり、レールブラケットとも呼ばれる。この形態において、第1ブラケット155は、サイドフレーム152と一体に構成されている。このため、部品点数を少なくすることができる。
前記実施形態においては、駆動機構としてリクライニング機構30およびワイヤW1を例示し、レバー部材10の操作によりシートSの一部である背もたれS2を動かす場合について説明したが、駆動機構はスライド機構40とワイヤW2であってもよく、レバー部材の操作により、スライド機構40によってシートSの全体を動かしてもよい。
8 フロア部材
10 レバー部材
10X 回動軸
11 第1操作部
11F 第1操作マーク
11T 先端
11U 第1上面
12 第2操作部
12T 先端
12U 第2上面
20 支持部材
22 対向部
30 リクライニング機構
40 スライド機構
45 操作ベルト
50 後部フレーム
58 テザーアンカー
D2 係合部
LV 操作レバー
S シート
W1 ワイヤ
Claims (10)
- シートと、前記シートの少なくとも一部を動かすための駆動機構と、前記駆動機構を作動させるための操作レバーとを備えた車両であって、
前記操作レバーは、
第1操作部と、当該第1操作部を操作可能にするための第2操作部とを有するレバー部材であって、回動軸を中心に、非使用時の第1位置と、前記第1位置から回動した第2位置と、前記第2位置から前記第1位置とは反対側に回動した第3位置との間で回動させることが可能であり、前記第1位置から前記第3位置まで回動する過程で前記駆動機構の被操作部と係合して前記駆動機構を作動させるレバー部材と、
前記レバー部材を回動可能に支持する支持部材とを備え、
前記レバー部材は、前記第1位置にある場合に、前記第1操作部の先端が、当該先端と隣接して配置された他の部材の対向部と対向しており、かつ、前記第2位置にある場合に前記第1操作部の先端と前記対向部との間に、前記第1位置にある場合よりも大きな隙間が形成され、
前記第2操作部は、押されて操作されるように配置され、レバー部材を前記第1位置から前記第2位置へ回動させるように操作することが可能であり、
前記回動軸は、前記シートの前後方向に延び、
前記操作レバーは、前記シートの後側に位置する荷室のフロアに上を向いた状態で、前記操作レバーの長手方向が左右方向を向くように、かつ、前記荷室のフロア部材の前縁部に沿って配置されていることを特徴とする車両。 - 前記第1操作部は、前記回動軸から離れる方向に延び、
前記第2操作部は、前記回動軸から前記第1操作部とは反対側に延び、
前記回動軸から前記第1操作部の先端までの距離は、前記回動軸から前記第2操作部の先端までの距離よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の車両。 - 前記レバー部材は、前記第1操作部の露出する上面である第1上面と前記第2操作部の露出する上面である第2上面とが一の平面上に位置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両。
- 前記第1上面および前記第2上面は、前記フロア部材の表面と面一であるか、または、前記フロア部材の表面よりも突出していないことを特徴とする請求項3に記載の車両。
- 前記レバー部材は、前記第1位置から前記第2位置の間で前記駆動機構を作動させず、前記第2位置から前記第3位置の間で前記被操作部と係合して前記駆動機構を作動させることで、前記第2位置から前記第3位置まで回動させるのに必要なトルクよりも前記第1位置から前記第2位置まで回動させるのに必要なトルクの方が小さいことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに1項に記載の車両。
- 前記支持部材は、前記対向部を有しており、
前記レバー部材が前記第1位置にある場合において、前記第1操作部の先端と前記対向部との距離は、前記第1操作部の最も薄い部分の厚み寸法よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両。 - 前記第1操作部の露出する上面である第1上面には、シートの図が表示されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車両。
- シートの少なくとも一部を動かすための駆動機構を作動させるための操作レバーであって、
第1操作部と、当該第1操作部を操作可能にするための第2操作部とを有するレバー部材であって、回動軸を中心に、非使用時の第1位置と、前記第1位置から回動した第2位置と、前記第2位置から前記第1位置とは反対側に回動した第3位置との間で回動させることが可能であり、前記第1位置から前記第3位置まで回動する過程で前記駆動機構の被操作部と係合して前記駆動機構を作動させるレバー部材と、
前記レバー部材を回動可能に支持する支持部材とを備え、
前記レバー部材は、前記第1位置にある場合に、前記第1操作部の先端が、当該先端と隣接して配置された他の部材の対向部と対向しており、かつ、前記第2位置にある場合に前記第1操作部の先端と前記対向部との間に、前記第1位置にある場合よりも大きな隙間が形成され、
前記第2操作部は、押されて操作されるように配置され、レバー部材を前記第1位置から前記第2位置へ回動させるように操作することが可能であり、
前記回動軸は、前記シートの前後方向に延び、
前記操作レバーは、前記シートの後側に位置する荷室のフロアに上を向いた状態で、前記操作レバーの長手方向が左右方向を向くように、かつ、前記荷室のフロア部材の前縁部に沿って配置されることを特徴とする操作レバー。 - 請求項8に記載の操作レバーを備えたシート装置であって、
前記シートと、前記駆動機構と、前記シートを前後に移動可能に案内するスライド機構と、前記スライド機構を操作するためのスライド操作部とを備え、
前記スライド操作部と前記レバー部材とは、左右に並んで配置されていることを特徴とするシート装置。 - 請求項8に記載の操作レバーを備えたシート装置であって、
前記シートと、前記駆動機構と、チャイルドシートを固定するためのテザーアンカーとを備え、
前記テザーアンカーは、左右方向において、前記操作レバーが配置された範囲と重ならない位置に配置されたことを特徴とするシート装置。
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