JP7630289B2 - 天井ユニット - Google Patents
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Description
床スラブは、下階からみれば天井を構成するものであり、天井には電気や空調設備等の配管や配線を配置するため、天井となる床スラブには吊り具(吊りボルト等)が設けられる。
また、インサート部材の設置位置を事前に決めてコンクリートの固化前に設けておく必要があり、作業性が良くなかった。
また、デッキプレートに吊り具を設けることで、吊り位置の変更に柔軟に対応できるようにすることも考えられるが、デッキプレートの種類によっては床スラブに係留される構造になっていないものもあり、デッキプレートが配管や配線の重量で床スラブから落下してしまうおそれがあるため、実現が困難であった。
デッキプレート2は、建築構造物の床スラブ(天井スラブ)100を構築する際に打設されるコンクリートの型枠となる。また、図1に示すように、デッキプレート2は、コンクリートの固化後、コンクリートと一体となって床スラブ(天井スラブ)100の剛性を高めるものである。すなわち、図1に示すように、床スラブ(天井スラブ)100は、天井ユニット1と、この天井ユニット1におけるデッキプレート2の上面に打設され、固化によりデッキプレート2と一体に形成されたコンクリート部10と、を備えている。
デッキプレート2は、リブ21と、平坦部22と、エンドクローズ部23と、突条部24(凹凸部)と、を備えている。
一体に形成された定着部3及び取付部4は、例えば、デッキプレート2の四隅近傍に設けられている。
プレート部5には、長さ方向と幅方向に沿って、厚さ方向に貫通する複数の貫通孔51が形成されている。貫通孔51は、吊り具6の係合部として機能するものである。貫通孔51は、プレート部5における凹部に形成されているが、凸部に形成してもよいし、凹部と凸部に形成してもよい。幅方向に隣接する複数の貫通孔51は、例えば、千鳥状に形成されている。貫通孔51には、例えば、吊り具6に螺合するねじ溝52が形成されている。
プレート部5は、例えば、その四隅付近で取付部4に取り付けられる。具体的には、貫通孔51は、取付部4における定着部3と反対側の端部を挿通可能な大きさに形成されており、貫通孔51に取付部4を挿通した後、ナット42をねじ溝41に螺合させることで、プレート部5は取付部4に取り付けられる。プレート部5が取付部4に取り付けられた状態において、プレート部5は、デッキプレート2の平坦部22の面方向に沿って延在している。
次いで、天井ユニット1におけるデッキプレート2の一方の面にコンクリートを打設する。ここで、コンクリートが打設される領域には、定着部3が延在しているので、定着部3は、コンクリートと共に一体化される。
これにより、デッキプレート2とプレート部5とが高さ方向に間隔をあけて並んだ床スラブ100が構築される。
また、取付部4にプレート部5を設けることにより、プレート部5に吊り具6を設けることができる。ここで、プレート部5には、ねじ溝52を有する複数の貫通孔51が形成されているので、貫通孔51を吊り具6の係合部とすることができ、床スラブ100の施工後に吊り位置に変更が生じたとしても、吊り具6を係合する貫通孔51を変更するだけで吊り具6の取り付け位置を容易に変更することができる。
また、プレート部5の上面に配線7や配管7を設置することができるので、配線7や配管7を室内に露出させることがない。
また、プレート部5は、取付部4及び定着部3を介してコンクリートに吊り下げられており、デッキプレート2に吊り下げられているわけではないので、デッキプレート2が脱落するおそれもない。特に、フラットデッキは、コンクリート部10との密着性に欠けるが、定着部3がコンクリート部10に埋設されているので、フラットデッキとコンクリート部10の合成構造として、床スラブ100の強度・剛性を高めることができる。
また、プレート部5には、複数の貫通孔51が形成されているので、プレート部5の軽量化を図ることができる。
また、貫通孔51を介してプレート部5の上方の空間と下方の空間の空気の循環が可能となり、プレート部5とデッキプレート2の間の空間をパッシブ空調に利用可能となる。
また、貫通孔51から光を透過させることができるので、プレート部5とデッキプレート2の間の空間に間接照明を設置することができる。
また、プレート部5を天井の下地として用いることもできる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではない。
例えば、プレート部5の貫通孔51にねじ溝52を形成することなく、単なる孔とし、吊り具に螺合するナットで吊り具を固定するようにしてもよい。
天井ユニット1は、QLデッキプレートや鉄筋付デッキプレート等のように、あらゆるデッキプレート2を用いて構成することができる。
また、プレート部5は、上述のように側面視した際に波形状に形成されているものに限らず、側面視した際に凹凸のない平板状に形成されていてもよい。
2 デッキプレート
21 リブ
22 平坦部
23 エンドクローズ部
24 突条部
3 定着部
31 係止部
4 取付部
41 ねじ溝
42 ナット
5 プレート部
51 貫通孔(係合部)
52 ねじ溝
6 吊り具
7 配線、配管
10 コンクリート部
100 床スラブ
Claims (6)
- デッキプレートを備える天井ユニットであって、
前記デッキプレートの一方の面に延在し、前記デッキプレートへのコンクリート打設時に当該コンクリートと一体化される定着部と、
前記デッキプレートの他方の面に延在して前記定着部に連続し、吊り具が取り付けられる取付部と、
前記取付部に設けられ、前記吊り具の係合部が幅方向及び長さ方向に沿って複数形成されたプレート部と、を備え、
前記係合部は、貫通孔であり、
前記貫通孔には、前記吊り具に螺合するねじ溝が形成されていることを特徴とする天井ユニット。 - 前記プレート部は、波形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の天井ユニット。
- 前記定着部は、前記デッキプレートの厚さ方向に交差する方向に延在する係止部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の天井ユニット。
- デッキプレートを備える天井ユニットであって、
前記デッキプレートの一方の面に延在し、前記デッキプレートへのコンクリート打設時に当該コンクリートと一体化される定着部と、
前記デッキプレートの他方の面に延在して前記定着部に連続し、吊り具が取り付けられる取付部と、
前記取付部に設けられ、前記吊り具の係合部が複数形成されたプレート部と、を備え、
前記係合部は、貫通孔であり、
前記貫通孔には、前記吊り具に螺合するねじ溝が形成されていることを特徴とする天井ユニット。 - 前記プレート部は、波形状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の天井ユニット。
- 前記定着部は、前記デッキプレートの厚さ方向に交差する方向に延在する係止部を備えることを特徴とする請求項4又は5に記載の天井ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021013815A JP7630289B2 (ja) | 2021-01-29 | 2021-01-29 | 天井ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021013815A JP7630289B2 (ja) | 2021-01-29 | 2021-01-29 | 天井ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2022117232A JP2022117232A (ja) | 2022-08-10 |
JP7630289B2 true JP7630289B2 (ja) | 2025-02-17 |
Family
ID=82749551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021013815A Active JP7630289B2 (ja) | 2021-01-29 | 2021-01-29 | 天井ユニット |
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JP (1) | JP7630289B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2579591Y2 (ja) | 1991-12-26 | 1998-08-27 | 株式会社竹中工務店 | 吊りボルトの取付け構造 |
JP2000170310A (ja) | 1998-12-04 | 2000-06-20 | Sawata Kenzaisha:Kk | 天井板取付用ハンガー |
JP2014051792A (ja) | 2012-09-05 | 2014-03-20 | Oono Bankin Co Ltd | 屋根構造 |
JP2017180058A (ja) | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 三機工業株式会社 | インサートを鉄筋トラス付デッキプレートに取付け下部に下階の天井設備類を吊設支持する吊込構造体、及び前記インサートを用いた鉄筋トラス付デッキプレート下部の天井設備類取付方法。 |
JP2019039157A (ja) | 2017-08-23 | 2019-03-14 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 天井構造 |
-
2021
- 2021-01-29 JP JP2021013815A patent/JP7630289B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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