JP7627801B1 - 情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】操作対象面に対するペン型入力デバイスの接触状態に対応する1以上の接触パラメータを検出し、接触パラメータに基づいて、操作対象面に対するペン型入力デバイスのペン先の接触状態を判定するようにされ、接触状態がペン型入力デバイスのペン先が移動状態であると判定しているときに、移動状態に対応する触覚を再現するようにペン型入力デバイスにおける触覚再現部を駆動させ、接触状態がペン型入力デバイスのペン先が操作対象面に接触しつつ静止している状態から移動を開始した移動開始状態であることを判定したタイミングで、移動開始状態に対応する触覚を再現するように触覚再現部を駆動させるフィードバック制御部とを備えて情報処理システムを構成する。
【選択図】図3
Description
そこで、本発明は、上記した課題を考慮して、ペン型入力デバイスを用いた入力にあたり、現実に筆記媒体に筆記しているときの感覚に近づくようにすることを目的とする。
ユーザは、ペン型入力デバイス200を把持し、ペン先をタッチパネル表示部30のパネル面に接触させるようにして移動させることで、文字、絵、図形等の手書き入力の操作を行うようにされる。
ペン操作対応アプリケーションは、例えばペン型入力デバイス200のペン先をタッチパネル表示部30に対して接触させて行う文字入力、絵描き等の手書き入力操作に応じて描画した文字や絵をタッチパネル表示部30に表示したり、操作により描画された文字や絵をデータ化する処理などを実行可能とされてよい。
図2は、ユーザが現実に筆記操作を開始する際の時間経過に応じた筆記具先端の摩擦力の変化を示している。時刻t0においては、ユーザが例えば用紙などの筆記媒体に筆記具(例えば鉛筆など)先端を接触させているが、まだ筆記具先端を移動させず静止させている状態にある。そして、ユーザは、時刻t0から或る時間を経過した時刻t1から、筆記の開始に応じて筆記媒体上で筆記具先端を移動させる操作を開始した。
ここで、筆記具先端を移動させる操作を開始するときには、筆記具先端が筆記媒体面に対して或る程度の力で押し当てられているように接触されていたことから静止摩擦力が生じる。このため、時刻t1から或る時間を経過する時刻t2までの期間においては、ユーザが筆記具先端を移動させるように力を加えていても、筆記具先端は筆記媒体上を移動せずに静止した状態を保ちつつ、静止摩擦力が時間経過とともに増加していく。
そして、時刻t2に至って筆記具先端が移動を開始すると、これまで増加していた静止摩擦力は急峻に減少し、筆記具先端の移動に応じた或る動摩擦力が生じる状態となる。このような摩擦力の変化は、現実の筆記において強めの振動や音(筆記音)として得られる。
しかしながら、ペン先の移動速度に応じた触覚フィードバックのレベル変更では、ペン先の移動開始のタイミングでの移動速度は低いため、ペン先の移動開始のタイミングでの触覚フィードバックも小さい。つまり、ペン先の移動速度に応じた触覚フィードバックのレベル変更は、図2のように筆記具先端が移動を開始するタイミングにて瞬時的に生じる大きな静摩擦力から移動速度に応じた動摩擦力の変化を触覚フィードバックとして再現できていない。
図3において、線L1-1、L1-2は、本実施形態の触覚フィードバックに対応して出力される2つのフィードバック信号のレベルの変化を時間経過とともに示している。また、線L2は、ペン先について検出された移動速度の時間経過に応じた変化を示す。
時刻t10は、これまで静止した状態にあったペン型入力デバイス200のペン先がユーザの筆記操作に応じて移動を開始したタイミングである。時刻t10においてペン先の移動が開始されることに応じて、線L1-1として示すようにペン先の移動速度に応じて変化するレベルの第1フィードバック信号の出力が開始される。第1フィードバック信号は、ペン先の移動が停止する時刻t11に至ってゼロレベルとなって出力が停止される。
また、時刻t10においてペン先の移動が開始されることに応じて、線L1-2として示すように瞬時的にピークを有する第2フィードバック信号も出力される。
このような触覚フィードバックにより、ペン先の移動速度に応じた振動・筆記音の再現に加えて、ペン型入力デバイス200のペン先の移動が開始するタイミングにて、瞬時的に大きくなる静止摩擦力に応じた振動・筆記音も再現される。この結果、ペン型入力デバイス200を用いた入力にあたり、現実に筆記媒体に筆記しているときの感覚に近づけることが可能となる。
このような移動軌跡MTのもとでは、方向変化点p2、p3、p4、p5ごとにペン先の移動が一旦停止したうえで、移動を再開するようにされる。この場合、ペン先の移動開始から停止までにおける移動速度に応じたレベルによる第1フィードバック信号による触覚フィードバックは、区間p1-p2、p2-p3、p3-p4、p5-p6ごとに行われる。また、第2フィードバック信号による静止摩擦力に応じた触覚フィードバックは、開始点p1と方向変化点p2、p3、p4、p5ごとに行われる。
具体的に、本実施形態の情報処理装置100は、接触パラメータとして、ペン先がパネル面を移動する速度(移動速度)、ペン先がパネル面に接触しているときの圧力(筆圧)、パネル面上でのペン先の移動方向、およびペン先がパネル面に接触しているときのペン型入力デバイス200のパネル面に対する傾き角度を挙げることができる。
筆記操作によりペン先の移動を開始させるときの静止摩擦力は、移動を開始しようとするときの筆圧に応じて大きくなる。そこで、情報処理装置100は、筆圧としての接触パラメータに応じて第2フィードバック信号のピークレベルを設定してよい。
また、筆記操作によりペン先の移動を開始させるときの静止摩擦力は、例えばペン型入力デバイス200のパネル面に対する傾き角度に応じて変化する。そこで、情報処理装置100は、傾き角度としての接触パラメータに応じて第2フィードバック信号のピークレベルを設定してよい。
また、筆記操作によりペン先の移動を開始させるときの静止摩擦力は、例えば筆記操作に応じたペン先のパネル面上での移動方向に応じても変化し得る。そこで、情報処理装置100は、移動方向としての接触パラメータに応じて第2フィードバック信号のピークレベルを設定してよい。
また、情報処理装置100は、筆圧、傾き角度、および移動方向の接触パラメータのうちの2以上の接触パラメータを複合的に用いて第2フィードバック信号のピークレベルを設定してよい。
まず、情報処理装置100のハードウェア構成例について説明する。同図の情報処理装置100は、プロセッサ11、メインメモリ12、フラッシュメモリ13、周辺デバイス14、近距離通信部15、ベースバンドチップ21、通信部22、オーディオシステム23、マイクロフォン24、スピーカ25、およびタッチパネル表示部30を備える。
タッチパネル表示部30は、表示部31とパネルセンサ32とを備える。
表示部31は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイであり、プロセッサ11から出力された描画データ(表示データ)に基づく画像を表示する。
パネルセンサ32は、表示部31のパネル面に対するペン型入力デバイス200のペン先の接触状態を検出する。具体的に、パネルセンサ32は、パネル面上でペン型入力デバイス200のペン先が接触している位置や、パネル面に接触しているペン先による圧力、ペン型入力デバイス200のパネル面からの距離などを検出可能とされてよい。このようなパネルセンサ32の検出方式としては特に限定されないが、静電容量式もしくは電磁誘導方式などを挙げることができる。また、パネルセンサ32は、このような複数の検出方式が複合的に用いられた構成とされてよい。
また、オーディオシステム23は、例えば、プロセッサ11又はベースバンドチップ21から取得した音データを音信号に変換して、スピーカ25に出力する。
スピーカ25は、情報処理装置100の外部に、各種音を出力する。スピーカ25は、例えば、他の端末と音声融和する際に、他の端末から受信した音を出力(放音)する。
ベースバンドチップ21は、例えば、通信部22にて受信された音データを、オーディオシステム23によりスピーカ25から音として出力させる。
また、ベースバンドチップ21は、例えば、マイクロフォン24により収音した音データを、オーディオシステム23を介して取得し、通信部22により移動通信システム経由で出力させる。また、ベースバンドチップ21は、移動通信システムによるデータ通信の入出力データを、プロセッサ11との間で授受するようにされてよい。
ペン型入力デバイス200は、MCU41、近距離通信部42、振動部43(触覚再現部の一例)、音出力部44(触覚再現部の一例)、およびフラッシュメモリ45を備える。
音出力部44は、例えばスピーカを備え、MCU41からのフィードバック信号の入力に応じ音を出力する部位である。
同図に示される情報処理装置100としての機能は、プロセッサ11(図5)がプログラムを実行することにより実現されてよい。
接触パラメータ検出部101は、パネルセンサ32が出力する検出信号に基づいて、接触状態に対応して検出されたパラメータ(接触パラメータ)を出力する。以下の説明において、接触パラメータは、例えば前述の移動速度、筆圧、移動方向、および傾き角度である場合を例に挙げる。
ペン操作対応アプリケーションに対する操作として、ペン型入力デバイス200による筆記操作が行われているとき、パネルセンサ32からアプリケーション対応処理部121にペン操作情報が入力される。アプリケーション対応処理部121は、入力されたペン操作情報が入力されたことに応じて、例えば描画などの処理を行う。
本実施形態のフィードバック制御部122は、パネル面に接触して静止していたペン型入力デバイス200のペン先が移動を開始する際の摩擦力の変化に応じて発生する振動や音を再現するためのフィードバック制御(第2フィードバック制御)と、ペン型入力デバイス200のペン先が移動しているときに発生する振動や音を再現するためのフィードバック制御(第1フィードバック制御)とを実行する。
フィードバック制御部122は、接触パラメータ検出部101から出力される接触パラメータに基づいて、フィードバック制御情報を生成する。フィードバック制御情報は、振動と音による触覚フィードバックを生じさせるようにペン型入力デバイス200の駆動制御部221を制御する情報である。フィードバック制御部122は、生成したフィードバック制御情報を通信部22経由でペン型入力デバイス200に出力(送信)する。
ペン型入力デバイス200は、機能部として、近距離通信部42、振動部43、音出力部44、制御部201、および記憶部203を備える。
駆動制御部221は、触覚フィードバックとしての振動が発生するように振動部43を制御する。また、駆動制御部221は、触覚フィードバックとしての音が発生するように音出力部44を制御する。
駆動制御部221は、振動部43と音出力部44とを制御するにあたり、フィードバック信号記憶部231に記憶されたフィードバック信号(第1フィードバック信号と第2フィードバック信号とを含む)を、振動部43と音出力部44とに入力する。
フィードバック信号記憶部231は、フィードバック信号となる波形を記憶する。フィードバック信号記憶部231は、第1フィードバック信号の波形と第2フィードバック信号の波形とを記憶する。また、フィードバック信号記憶部231にて記憶される第1フィードバック信号と第2フィードバック信号は、それぞれ、振動部43を振動させるのに用いる振動対応のフィードバック信号の波形と、音出力部44から音として出力させる音対応のフィードバック信号の波形とを含んでよい。
情報処理装置100において、接触パラメータ検出部101は、移動速度検出部111、筆圧検出部112、移動方向検出部113、および傾き角度検出部114を含む。
本実施形態において、フィードバック制御部122は、振動部43に対応するフィードバック制御情報FBと音出力部44に対応するフィードバック制御情報FBとのそれぞれを個別に生成する。
なお、フィードバック制御部122は、振動部43と音出力部44とで共通となるフィードバック制御情報を制御してもよい。
また、フィードバック制御情報FBは、パネル面上でのペン先の移動開始のタイミングに応じて出力されるものについては、振動対応の第2フィードバック信号のレベル(振動対応第2レベル)と、音対応の第2フィードバック信号のレベル(音対応第2レベル)とを含む。
以降の説明において、振動対応第1レベルと音対応第1レベルとについて特に区別しない場合には、第1レベルと記載する。また、振動対応第2レベルと音対応第2レベルとについて特に区別しない場合には、第2レベルと記載する。
振動部43は、例えばアンプ432、アンプ433、ミキサ434、およびアクチュエータ435を備える。
アンプ432は、振動対応の第1フィードバック信号が信号源S1-1として入力される。信号源S1-1は、フィードバック信号記憶部231が記憶する振動対応の第1フィードバック信号の波形に基づいて生成される。アンプ432は、入力された振動対応の第1フィードバック信号を駆動制御部221により指示されたレベルに変化させて出力する。
アンプ433は、振動対応の第2フィードバック信号が信号源S2-1として入力される。信号源S2-1は、フィードバック信号記憶部231が記憶する振動対応の第2フィードバック信号の波形に基づいて生成される。アンプ433は、入力された振動対応の第2フィードバック信号を駆動制御部221により指示されたレベルに変化させて出力する。
ミキサ434は、アンプ432から出力された第1フィードバック信号とアンプ433から出力された第2フィードバック信号とを合成する。
アクチュエータ435は、ミキサ434から出力されたフィードバック信号により振動する。
また、フィードバック制御情報FBに振動対応第2レベルが含まれている場合には、当該振動対応第2レベルに基づいて、振動対応の第2フィードバック信号による信号源S2-1をアンプ433に入力させる制御と、振動対応の第2フィードバック信号のレベルをアンプ433に指示する制御とを行う。
アンプ442は、音対応の第1フィードバック信号が信号源S1-2として入力される。信号源S1-2は、フィードバック信号記憶部231が記憶する音対応の第1フィードバック信号の波形に基づいて生成される。アンプ442は、入力された音対応の第1フィードバック信号を駆動制御部221により指示されたレベルに変化させて出力する。
アンプ443は、音対応の第2フィードバック信号が信号源S2-2として入力される。信号源S2-1は、フィードバック信号記憶部231が記憶する音対応の第2フィードバック信号の波形に基づいて生成される。アンプ443は、入力された音対応の第2フィードバック信号を駆動制御部221により指示されたレベルに変化させて出力する。
ミキサ444は、アンプ442から出力された第1フィードバック信号とアンプ443から出力された第2フィードバック信号とを合成する。
スピーカ445は、ミキサ444から出力されたフィードバック信号に応じた音を発する。
また、フィードバック制御情報FBに音対応第2レベルが含まれている場合には、当該音対応第2レベルに基づいて、音対応の第2フィードバック信号による信号源S2-2をアンプ443に入力させる制御と、音対応の第2フィードバック信号のレベルをアンプ443に指示する制御とを行う。
まず、情報処理装置100の処理手順例について説明する。同図の処理が実行されているとき、フィードバック制御部122は、例えば所定の取込周期(取込期間)ごとに、接触パラメータ検出部101が検出している接触パラメータ(移動速度パラメータDt1、筆圧パラメータDt2、移動方向パラメータDt3、傾き角度パラメータDt4)を取り込むようにされている。この際、フィードバック制御部122は、取込周期(期間)ごとにおいて、1サンプルの接触パラメータを取り込んでもよいし、複数のサンプル周期ごとに応じた接触パラメータを取り込んでもよい。
この場合、フィードバック制御部122は、例えば接触パラメータにおける移動速度パラメータDt1がゼロからゼロより大きい値に変化したことによりペン先が移動を開始したと判定してよい。あるいは、フィードバック制御部122は、ペン先が移動していない(停止している)ことで、移動方向パラメータDt3が移動方向を示していない値から、或る移動方向を示す値に変化したことに応じて、ペン先が移動を開始したと判定してよい。また、フィードバック制御部122は、上記の移動速度パラメータDt1と移動方向パラメータDt3とを複合的に用いてペン先の移動が開始したか否かを判定してよい。
フィードバック制御部122は、筆圧パラメータDt2に基づいて第2レベルを設定してよい。現実の筆記において筆記具の先端部が移動を開始するときの振動や音は、筆記具の先端部が移動を開始するときの用紙などの筆記対象媒体に対する筆圧が高くなるのにつれて大きくなる。
さらに、フィードバック制御部122は、第2レベルの設定にあたり、例えば今回の取込期間にて得られた複数の移動速度パラメータDt1に基づいて算出した加速度も利用してよい。
さらに、フィードバック制御部122は、第2レベルの設定にあたり、例えばペン操作対応アプリケーションにて設定された筆記具の種別や筆記対象の媒体の種別なども利用してよい。
この際、フィードバック制御部122は、今回のサンプル周期のタイミングにて取り込んだ移動速度パラメータDt1に応じて、振動対応第1レベルと音対応第1レベルとのそれぞれを設定してよい。
さらに、フィードバック制御部122は、振動対応第1レベルと音対応第1レベルの設定にあたり、筆圧パラメータDt2、移動方向パラメータDt3、傾き角度パラメータDt4のうちの少なくとも一部を利用してもよい。例えば、現実の筆記においてペン先の移動に応じて発生する振動や音の大きさは、筆圧にも依存して変化し得る。
さらに、フィードバック制御部122は、第1レベルの設定にあたり、例えばペン操作対応アプリケーションにて設定された筆記具の種別や筆記対象の媒体の種別なども利用してよい。
ペン先が移動中の状態(移動状態)にある、すなわち移動が停止していないと判定された場合には、ステップS104に処理が戻される。つまり、フィードバック制御部122は、以降において、ペン先の移動が停止されるまで、ペン先が移動中の状態に応じたフィードバック制御情報FBを生成し、ペン型入力デバイス200に送信するループ処理を実行する。このようなループ処理にて生成されるフィードバック制御情報FBには第2レベルは含まれない。
一方、ペン先の移動が停止したと判定した場合には、ステップS100に処理が戻される。このようにステップS100に処理が戻されることで、再度ペン先の移動が開始されるまでフィードバック制御情報FBのペン型入力デバイス200への送信が停止される。
ステップS200:ペン型入力デバイス200において駆動制御部221は、ステップS108により情報処理装置100から送信されるフィードバック制御情報FBが受信されるのを待機している。
触覚フィードバックは、振動と音とのいずれか一方により行われてよい。この場合において、情報処理装置100とペン型入力デバイス200は、振動と音とのうちの一方の触覚フィードバックに対応する構成を有し、他方の触覚フィードバックに対応する構成を有さないようにされてよい。あるいは、例えばユーザによる選択操作や、ペン操作対応アプリケーションにおいて設定された筆記具の種別や筆記対象の媒体の種別に応じて、振動と音とのうちのいずれを触覚フィードバックに用いるのかが設定されてよい。
具体的に、例えばペン型入力デバイス200にフィードバック制御部122が設けられてよい。この場合、情報処理装置100は、接触パラメータ検出部101が検出した接触パラメータをペン型入力デバイス200に送信するようにされてよい。
また、例えば情報処理装置100に駆動制御部221が設けられてよい。この場合、駆動制御部221は、ペン型入力デバイス200に対して、アンプ(432、433、442、443)へのフィードバック信号の入力を指示する信号と、アンプ(432、433、442、443)のそれぞれにて設定するレベルを指示する信号とを送信するようにされてよい。
Claims (10)
- 操作対象面に対するペン型入力デバイスの接触状態に対応する1以上の接触パラメータを検出する接触パラメータ検出部と、
前記接触パラメータに基づいて、前記操作対象面に対する前記ペン型入力デバイスのペン先の接触状態を判定するようにされ、前記接触状態が前記ペン型入力デバイスのペン先が前記操作対象面に接触しながら移動している移動状態であると判定しているときに、前記移動状態に対応する触覚を再現するように前記ペン型入力デバイスにおける触覚再現部を駆動させる第1フィードバック制御と、前記接触状態が前記ペン型入力デバイスのペン先が前記操作対象面に接触しつつ静止している状態から移動を開始した移動開始状態であることを判定したタイミングで、前記移動開始状態に対応する触覚を再現するように前記触覚再現部を駆動させる第2フィードバック制御とを実行するフィードバック制御部と
を備える情報処理システム。 - 前記触覚再現部は、フィードバック信号の入力に応じて振動を発生させる振動部を含む
請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記触覚再現部は、フィードバック信号の入力に応じて音を出力させる音出力部を含む
請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記第2フィードバック制御は、インパルス信号としての第2フィードバック制御対応のフィードバック信号を前記触覚再現部に入力させる制御を含む
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理システム。 - 前記第2フィードバック制御は、前記ペン型入力デバイスのペン先が移動を開始したタイミングに応じた所定時間において所定のピークレベルを有するようにされた第2フィードバック制御対応のフィードバック信号を前記触覚再現部に入力させる制御を含む
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理システム。 - 前記接触パラメータは、前記操作対象面を前記ペン先が移動する速度と、前記操作対象面に対する前記ペン先の圧力と、前記操作対象面を前記ペン先が移動する方向と、前記操作対象面に対するペン型入力デバイスの傾き角度とのうちのすべてまたは一部である
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理システム。 - 前記フィードバック制御部は、少なくとも前記接触パラメータのうちの前記圧力に基づいて、第2フィードバック制御対応のフィードバック信号のレベルを設定する
請求項6に記載の情報処理システム。 - 前記フィードバック制御部は、少なくとも前記接触パラメータのうちの前記速度に基づいて、第1フィードバック制御対応のフィードバック信号のレベルを変更する
請求項6に記載の情報処理システム。 - 情報処理システムにおける情報処理方法であって、
接触パラメータ検出部が、操作対象面に対するペン型入力デバイスの接触状態に対応する1以上の接触パラメータを検出する接触パラメータ検出ステップと、
フィードバック制御部が、前記接触パラメータに基づいて、前記操作対象面に対する前記ペン型入力デバイスのペン先の接触状態を判定するようにされ、前記接触状態が前記ペン型入力デバイスのペン先が前記操作対象面に接触しながら移動している移動状態であると判定しているときに、前記移動状態に対応する触覚を再現するように前記ペン型入力デバイスにおける触覚再現部を駆動させる第1フィードバック制御と、前記接触状態が前記ペン型入力デバイスのペン先が前記操作対象面に接触しつつ静止している状態から移動を開始した移動開始状態であることを判定したタイミングで、前記移動開始状態に対応する触覚を再現するように前記触覚再現部を駆動させる第2フィードバック制御とを実行するフィードバック制御ステップと
を含む情報処理方法。 - 情報処理システムにおけるコンピュータを、
操作対象面に対するペン型入力デバイスの接触状態に対応する1以上の接触パラメータを検出する接触パラメータ検出部、
前記接触パラメータに基づいて、前記操作対象面に対する前記ペン型入力デバイスのペン先の接触状態を判定するようにされ、前記接触状態が前記ペン型入力デバイスのペン先が前記操作対象面に接触しながら移動している移動状態であると判定しているときに、前記移動状態に対応する触覚を再現するように前記ペン型入力デバイスにおける触覚再現部を駆動させる第1フィードバック制御と、前記接触状態が前記ペン型入力デバイスのペン先が前記操作対象面に接触しつつ静止している状態から移動を開始した移動開始状態であることを判定したタイミングで、前記移動開始状態に対応する触覚を再現するように前記触覚再現部を駆動させる第2フィードバック制御とを実行するフィードバック制御部
として機能させるためのプログラム。
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