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JP7621856B2 - 液体吐出ヘッド、素子基板及びその製造方法 - Google Patents

液体吐出ヘッド、素子基板及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は液体吐出ヘッド、素子基板及びその製造方法に関する。
インクジェットプリンターに代表されるような液体吐出装置において、被記録媒体への記録等のために液体を吐出する液体吐出ヘッドは、一般的に、素子基板と、素子基板に液体を供給する筐体とを有している。また、素子基板は、液体を吐出する複数の吐出口と、各吐出口に連通する複数の圧力室と、各圧力室に内包され、吐出エネルギーを発生するエネルギー発生素子と、を少なくとも備えている。素子基板は、主として、シリコンウェハ上に複数の金属層を積層して形成され、ダイシング装置等によって1個ずつ分離されることによって製造される。
液体吐出装置は、液体吐出装置から液体吐出ヘッドの素子基板へと電気信号を送るために、フレキシブルな中継配線部等を介して、素子基板の電気配線部を液体吐出装置の電気出力端子と接続している。素子基板の製造時、電気配線部はシリコンウェハ上に形成され、個々の素子基板に分離された後も、電気配線部はシリコンウェハ上に設けられている。しかし、このような構成では、個々の素子基板をダイシング装置等で分離する際のスクライブラインと呼ばれる切断ライン幅に当たるスペースがシリコンウェハ上に必要となるため、素子基板の大型化につながっていた。また、電気配線部は下面側がシリコンウェハに接しており、上面側のみが外部の配線等と接続可能に開放されているため、中継配線部との接続方法について選択性に乏しかった。これに対し、特許文献1では、フレキシブルな中継配線部と接続する素子基板の電気配線部から延長させたメッキ導体を、切断ライン幅をまたぐ領域まで成長させた素子基板の電極形成方法が紹介されている。
特開2006―210815号公報
しかし、特許文献1の構成では、メッキ導体部の範囲が広がることによる製造コストの上昇や、メッキ配線形成前のウェハ上に段差溝や貫通穴を形成する必要があることから、製造工程の複雑化を生じる懸念がある。
そこで本発明は、製造コストの上昇や工程の複雑化を伴わずに、中継配線部との接続方法の選択性に優れた吐出積層体及びその製造方法を提供することを目的とする。
さらに、本発明の別の側面としての液体吐出ヘッドは、
流体経路を有する基層と、前記流体経路に連通する吐出口を有する吐出口形成部材と、液体を吐出するためのエネルギーを発生させるエネルギー発生素子と、前記エネルギー発生素子に電気的に接続され、外部と電気的に接続可能な配線パッド部と、を備える素子基板と、
前記配線パッド部と接続するインナーリードを備える中継配線部と、
前記素子基板に供給する前記液体を内部に貯蔵する筐体と、
を有する液体吐出ヘッドにおいて、
前記配線パッド部は、前記基層の端面よりも外側に延伸するように設けられ、
前記配線パッド部と前記インナーリードを接続する固定保護材は、前記配線パッド部と前記インナーリードに対して、前記基層側に設けられることを特徴とする。
さらにまた、本発明の別の側面としての素子基板の製造方法は、
流体経路を有する基層と、前記流体経路に連通する吐出口を有する吐出口形成部材と、液体を吐出するためのエネルギーを発生させるエネルギー発生素子と、前記エネルギー発生素子に電気的に接続され、外部と電気的に接続可能な配線パッド部と、を備える素子基板の製造方法であって、
前記基層を構成することになるウェハ上に前記吐出口形成部材と、前記エネルギー発生素子と、前記配線パッド部と、を積層する積層工程と、
前記ウェハを切断して前記素子基板を形成するウェハ切断工程と、
を含素子基板の製造方法において、
前記ウェハ切断工程の前に、前記配線パッド部が前記基層の端面よりも外側に延伸するように、前記ウェハの一部を除去するウェハ除去工程を含み、
前記ウェハ除去工程は、前記ウェハの前記配線パッド部が積層される面と反対側の面から先導孔を形成する工程と、エッチングにより先導孔の周囲の部分を除去する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば製造コストの上昇や工程の複雑化を伴わずに、中継配線部との接続方法の選択性に優れた吐出積層体及びその製造方法を提供することができる。
本発明の実施例1の素子基板の概略構成を示す模式図である。 本発明の実施例2の素子基板の概略構成を示す模式図である。 従来例の素子基板の概略構成を示す模式図である。 本発明の実施例1のパッド部における、膜形成過程を示す模式図である。 本発明の実施例1のパッド部における、膜形成過程を示す模式図である。 本発明の実施例1のパッド部における、膜形成過程を示す模式図である。 本発明の実施例1のパッド部における、膜形成過程を示す模式図である。 本発明の実施例1のパッド部における、膜形成過程を示す模式図である。 本発明の実施例1のパッド部における、膜形成過程を示す模式図である。 本発明の実施例1のパッド部における、膜形成過程を示す模式図である。 本発明の実施例1のパッド部における、膜形成過程を示す模式図である。 従来例のパッド部における、膜形成過程を示す模式図である。 従来例のパッド部における、膜形成過程を示す模式図である。 従来例のパッド部における、膜形成過程を示す模式図である。 従来例のパッド部における、膜形成過程を示す模式図である。 従来例のパッド部における、膜形成過程を示す模式図である。 従来例のパッド部における、膜形成過程を示す模式図である。 従来例のパッド部における、膜形成過程を示す模式図である。 従来例のパッド部における、膜形成過程を示す模式図である。 本発明の実施例1の製造工程を示す模式図である。 本発明の実施例2の製造工程を示す模式図である。 従来例の製造工程を示す模式図である。 本発明の実施例1の素子基板の接続工程を示す模式図である。 本発明の実施例1の液体吐出ヘッド組み立て工程を示す模式図である。 本発明の実施例1の液体吐出ヘッド組み立て工程を示す模式図である。 本発明の実施例1の液体吐出ヘッド組み立て工程を示す模式図である。 本発明の実施例1の液体吐出ヘッド組み立て工程を示す模式図である。 本発明の実施例1の液体吐出ヘッド組み立て工程を示す模式図である。
以下に図面を参照して、この開示を実施するための形態を、例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、開示が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この開示の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
(素子基板の概略構成)
液体吐出ヘッドは、液体供給部材である筐体401に、中継配線部301を介して素子基板2が接続して構成される。まずは、吐出積層体としての素子基板2の概略構成について、図1を用いて説明する。図1(A)は、シリコンウェハ1上に素子基板2を構成することになる積層体が複数形成された状態と、かかる複数の積層体がシリコンウェハ1の一部とともに個々に分離されることで複数の素子基板2が分離形成された状態を示す平面図と斜視図である。シリコンウェハ1は大面積の円板状であり、一枚のシリコンウェハ1から多数の素子基板2を切り出すことができる。すなわち、多数の素子基板2がそれぞれ備える基層部分は、単一のシリコンウェハ1から形成されることになる。素子基板2には、シリコンウェハ1で形成される基層101上に、外部と電気的に接続するための配線部として、メッキ配線パッド3(配線パッド部)と、筐体401から供給される液体が吐出される吐出口7を備える吐出口形成部材4が設けられている。メッキ配線パッド3は、基層の端面24から延伸した中空状態で、各素子基板2に設けられる。本発明において、基層の端面とは、基層101の側面24のことをいう(以下、基層の端面24とも称す)。これら基層上に形成される各種機能層は、単一のシリコンウェハ上に、後に個々の素子基板2として切り出される領域毎に複数区分けされた積層体構造として形成される。
隣接する素子基板2同士(それぞれが素子基板2を構成することになる隣接する積層体)の間には、それぞれのメッキ配線パッド3が千鳥状に形成されている。具体的には、メッキ配線パッド3の延伸方向に隣接する積層体間において、一方の積層体から他方の積層体側に延びるメッキ配線パッド3の端部と、他方の積層体から一方の積層体側に延びるメッキ配線パッド3の端部とが、互い違いに配置される。すなわち、両端部は、上記延伸方向と直交する方向に見たときに互いに重なるように、該方向に互い違いにずらした配置となる。個々の積層体の端面からはメッキ配線パッド3の端部が複数延伸しており、それら複数の端部は、延伸方向と直交する幅方向に間隔を空けて設けられている。その間隔は、メッキ配線パッド3の端部の幅よりも広くとられる。これにより、一方の積層体から他方の積層体側に延びる複数のメッキ配線パッド3の端部と、他方の積層体から一方の積層体側に延びる複数のメッキ配線パッド3の端部とが、延伸方向と直交する幅方向において互い違いの配置となる千鳥配置とすることができる。このような千鳥配置は、素子基板2においてメッキ配線パッド3における基層側が開放される本実施例特有の基板構成だからこそ実現することができるものである。詳細は後述する。
また、隣接する素子基板2の間であって、メッキ配線パッド3が設けられていない側には、後に切断するための幅としてスクライブライン6が存在する。図3に示す従来例では
、スクライブライン6は、メッキ配線パッド3が備えられた側にも同様に設けられている。すなわち実施例1では、従来例と比較して、シリコンウェハ1上のスペースの節約ができており、一枚のウェハから形成できる素子基板2の数が増加する。
図1に示したように、シリコンウェハ1上にメッキ配線パッド3を千鳥状に形成するために、各素子基板2の同一端面上に複数設けられたメッキ配線パッド3間の間隔は、メッキ配線パッド3の延伸している部分の幅よりも広く構成される。こうすることで、隣接する素子基板2の間に、それぞれのメッキ配線パッド3を延伸方向と直交する方向に隣接して、複数形成することができる。
また、図1(B)は、メッキ配線パッド3が設けられた領域を拡大して、吐出口7の断面を示した斜視図である。シリコンウェハ1上において、メッキ配線パッド3と流体経路8が設けられる場所には、エッチングを狙い通り行うための層として、犠牲層5が設けられている。詳細工程については後述するが、各種金属層をシリコンウェハ1上に形成した後、一部のシリコンウェハ1や犠牲層5を除去して、流体経路8を形成し、メッキ配線パッド3を中空状態にし、最後に個々の素子基板2に分離する。以上の工程により、素子基板2の長手外周部には、メッキ配線パッド3が外側に延伸した中空状態で設けられる。
(素子基板の膜形成、除去工程)
素子基板2の具体的な製造工程(本実施例に係る素子基板の製造方法)について、まずはシリコンウェハ1上に設ける金属層の形成工程(積層工程)と除去工程を、図4を用いて説明する。本実施例においては、素子基板2をフレキシブルな中継配線部301と接続するための媒体として金メッキを採用し、メッキ法によってメッキ配線パッド3を、パッド部109上に接続するように形成する。
まず、図4Aに示すように、基層101上に、蓄熱層102、蓄熱層103、配線層104、エネルギー発生素子105、配線層106、蓄熱層107、保護膜108の順で形成する。本実施例においては、基層101は厚さ0.725mmのシリコン基板であり、シリコンウェハ1で構成される。また、シリコンウェハ1の蓄熱層102等が形成される面と反対側の底面(図の下方)には保護膜10が設けられていてもよい(図6参照)。蓄熱層102、103、107はシリコン化合物など、配線層104、106はアルミニウムを含む合金など、ヒータ層105はタンタル窒化シリコンなど、保護膜108はタンタル膜などが用いられる。また、配線層106は、後述する金メッキ層203を介して、中継配線部301と接続するために、パッド部109と呼ばれる部分で解放されている。
また、個々の素子基板2を成す素子基板領域22の境界間には、除去される領域として除去幅21が設けられている。本実施例においては、除去幅21上に配線層104、蓄熱層107と保護膜108を設けている。これらの層は後述するメッキ配線パッド3を中空状態に形成を効率よく行うために必要な層である。本実施例においては、除去幅21上の配線層104は、基層101よりもエッチング液に対するエッチング速度が速い層であり、犠牲層5としての機能を有する。一方、除去幅21上の蓄熱層107は基層101よりもエッチング液に対するエッチング速度が遅い層であり、エッチングストップ層としての機能を有する。配線層104と蓄熱層107は、吐出口形成部材4が形成される素子基板領域22上にも形成される層である。素子基板領域22上と除去幅21上には、それぞれの層が同時に形成される。すなわち、後のエッチング工程のために、余計な工程を追加することなく、各層を除去幅21上に設けることができる。
次に、図4Bに示すように、高融点金属材料であるTiW等からなる密着向上層201を、真空成膜法等によって全面に成膜し、配線金属として優れているメッキ導体金の下地層202を、真空成膜法等によって薄く形成する。
次に、図4Cに示すように、下地層202上の金メッキ層203を設けない箇所に、フォトリソグラフィ法によりパターニングしたフォトレジスト204を形成する。この時、所望の高さに成長させるメッキ導体金の膜厚よりもフォトレジスト204の膜厚を厚くする。
次に、図4Dに示すように、メッキ下地層202に電流を流して、フォトレジスト204で覆われていない領域に電解メッキ法によって金を析出させ、金メッキ層203を形成する。
次に、図4Eに示すように、フォトレジスト204を除去し、金メッキ層203を露出させる。
次に、図4Fに示すように、メッキ下地層202をヨウ素にてエッチングし、金メッキ層203が設けられていない箇所について、TiW等からなる密着向上層201を露出させる。
次に、図4Gに示すように、過酸化水素水を含む溶剤で、露出した密着向上層201をエッチングする。こうして、TiW等の密着向上層201と金メッキ層203が除去幅21に残された状態となる。この金メッキ層203が、素子基板2を中継配線部301と接続するための電極となり、メッキ配線パッド3として機能する。
そして、後述する流体経路8の形成工程と同時、図4Hに示すように、異方性エッチングにより除去幅21上の基層101と配線層104を除去する。その後、フッ素系ガスを用いた反応性イオンエッチングのドライエッチング等により、除去幅21上の蓄熱層107と保護膜108を除去することで、中空状態の金メッキ層203が得られる。以上の工程より、メッキ配線パッド3としての金メッキ層203が、基層の端面24から延伸した中空状態で、各素子基板2に設けられる。
(素子基板の製造工程)
続いて、金メッキ層203形成後から、素子基板2を完成させるまでの工程について、図6を用いて説明する。大まかには、シリコンウェハ1上の各素子基板2に吐出口と流体経路8を形成する工程と、個々の素子基板2に分離する工程とで分けられる。まずは、吐出口と流体経路8の形成工程について説明する。
まず、図6(A)に示すように、メッキ配線パッド3を含む各種金属層が形成されたシリコンウェハ1に対して、各素子基板2の流体経路8が形成される部分の犠牲層5を覆うように、流路型材9を塗布する。続いて、フォトリソグラフィ技術を用いて流路型材9をパターニングして、圧力室に相当する形状に形成する。そして、パターニング後の流路型材9を覆うように、吐出口形成部材4を積層し、フォトリソグラフィ技術を用いてパターニングする。さらに、流路型材9及び吐出口形成部材4を覆い、保護する保護部材(不図示)を設ける。
次に、図6(B)に示すように、シリコンウェハ1の底面側(図の下方側)から、レーザ光(例えばYAG基本波)を照射して、先導孔11を形成する。先導孔11は、流体経路8を形成する起点とするためのものであり、さらに、本発明での先導孔11は、除去幅21上の層もあわせて除去する。一例としては、先導孔11は直径0.05mmで深さ0.7mmである。
先導孔11が形成された後、異方性エッチングを行い、シリコンウェハ1の先導孔11
の周囲の部分を侵食して、犠牲層5(スクライブライン6上の配線層104を含む)を完全に除去する。異方性エッチングとしては、例えば面方位が<100>面のシリコンのエッチングレートが0.5μm/minであるTMAH22%の溶液をエッチング液として用い、温度83℃のエッチング液に100分浸漬させて行う。
続いて、蓄熱層107及び保護膜108を、フッ素系ガスを用いた反応性イオンエッチングのドライエッチング等により除去する。これらの層を除去することで、シリコンウェハ1(基層101)の端面、すなわち基層の端面24から延伸した、中空状態のメッキ配線パッド3が形成される(図4(H)参照)。つまり、メッキ配線パッド3が基層101から延伸して形成される領域のシリコンウェハ1と、流体経路8が形成される部分に対応するシリコンウェハ1とを同じ工程で除去することできる。
その後、吐出口形成部材4を完全に硬化させるため、表面の保護部材(不図示)や流路型材9を除去してから、吐出口形成部材4をシリコンウェハ1とともに、キュア炉に配置して200℃で60分加熱する。そして、シリコンウェハ1の、吐出口形成部材4側と反対側の面(図の下方側)の流体経路8から、吐出口形成部材4側の面(図の上方側)まで連通する液体の流路が形成される。シリコンウェハ1には、このような液体の経路を構成する個々の素子基板2が多数形成されている。
次に、図6(C)に示すように、ダイシングテープ13上に固定したシリコンウェハ1のスクライブライン6上を、ダイシング装置12等により切断する。本実施例では、各素子基板2のメッキ配線パッド3が設けられていない側のみをダイシング装置12により切断する。以上説明したように、各種金属層を積層し、エッチングによるウェハ除去工程と、ダイシングによるウェハ切断工程を経て、図6(D)に示すような、メッキ配線パッド3が延伸して中空状態となる素子基板2を得る。すなわち、本発明において、メッキ配線パッド3は基層の端面24、及び吐出口形成部材の端面26よりも外側に延伸している構成となる。なお、吐出口形成部材の端面とは、吐出口形成部材4の側面26のことをいう(以下、吐出口形成部材の端面26とも称す)。
(液体吐出ヘッドと中継配線部の接続工程)
続いて、素子基板2とフレキシブルな中継配線部301を接合する工程について、図9を用いて説明する。中継配線部301には、デバイスホール303と呼ばれ、素子基板2が内部に収まる空洞部分が設けられている。さらに、デバイスホール303には、素子基板2のメッキ配線パッド3と電気接続するためのインナーリード302と呼ばれる、銅箔の周囲にニッケルと金がメッキされた配線が剥き出しとなったものが設けられている。インナーリード302は中継配線部301内を通り、液体吐出装置本体の電気出力端子と接触するための、コンタクトパッド304に電気的に接続されている。また、コンタクトパッドを囲む四隅には中継配線部301を筐体401に固定するためのピン穴305が設けられている。
まず、図9(A)に示すように、素子基板2と中継配線部301の、電気配線接続を行う。端部が素子基板2のパッド部109と接続され、もう一端が中空状態になっているメッキ配線パッド3と、中継配線部301のインナーリード302を接続する。接続は、例えば、素子基板2は素子基板置き台306に置き、中継配線部301を中継配線部置き台307に置いた状態で、熱を与える接続ツール308などによって接合される。なお、接続方法としては、熱や圧力、超音波などによる金属接合や、補助接続材料を使用した接触式などが挙げられる。また、本実施例ではメッキ配線パッド3は素子基板置き台306側を向く面(図の下方の面)で、インナーリード302と接続する。つまり、従来と異なり、インナーリード302全体を中継配線部置き台307上に置いた状態で作業できるため、作業性に優れる。こうして、図9(B)に示すように、素子基板2と中継配線部301
が、メッキ配線パッド3とインナーリード302を介して、電気的に接続される。なお、本実施例では、メッキ配線パッド3の下面側とインナーリード302の上面側で接合したが、メッキ配線パッド3とインナーリードが互いにむき出しの状態であるため、各部品の構成や配置関係によって、接続する面は変更することが可能である。
(液体吐出ヘッドの製造工程)
最後に、素子基板2と中継配線部301を筐体401に接続し、液体吐出ヘッドを完成させる工程について、図10を用いて説明する。図10Aは、筐体401に接続される前の素子基板2と中継配線部301の状態を示した模式図である。筐体401は、中継配線部301が貼り付けられる貼付け面402と、素子基板2が収まる素子基板搭載部403と、素子基板搭載部403内に、素子基板2が貼り付けられる貼付け凸部405と、中継配線部301を固定するための加締めピン406と、を有する。さらに、素子基板搭載部403には、素子基板2の流体経路8に連通し、筐体401内の液体を供給するための液体供給路404が形成されている。液体を内部に貯蓄し、供給する筐体401は、金型を用いたインサート成形などによって形成する。筐体401の材料としては、変性PPE(ポリフェニレンエーテル)、PS(ポリスチレン)、HIPS(耐衝撃ポリスチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)などの樹脂が挙げられる。
図10Bに示すように、素子基板2と中継配線部301を筐体401と接続するために接着剤407を塗布する。本実施例では、接着剤407を、筐体401の貼付け面402と、液体供給路404の周りを囲み、かつ貼付け凸部405を覆うように素子基板搭載部403と、に塗布している。
次に、図10Cに示すように、接着剤407を介して素子基板2と中継配線部301を筐体401上に重ね合わせ、筐体401に向けて押圧して互いを接合する。そして素子基板2と中継配線部301を筐体401に貼り合わせた状態で、紫外線照射や、素子基板2を吸着する治具などの加熱によって、貼り合わせた部分を仮止めする。
次に、図10Dに示すように、素子基板2と中継配線部301の電気接続部となるメッキ配線パッド3とインナーリード302に、アンダーフィル408と呼ばれる固定保護材(例えば熱硬化型エポキシ樹脂)を塗布し、電気配線の接続部を封止する。そして、105℃に熱したキュア炉内において、1.5時間以上加熱して、接着剤407とアンダーフィル408を完全に硬化させる。こうして、筐体401と素子基板2、中継配線部301との貼り合わせが完了する。ここで、アンダーフィル408の高さが素子基板2を超え、吐出口7より高い位置にあると、その分だけ吐出口7と液体が吐出される記録媒体の間の間隔を広げる必要がある。しかし、間隔が広がることは液滴の方向がずれて、所望の記録ができないなどの不具合につながる可能性もあり、好ましくない。しかし、本実施例においては吐出口7と反対側(図の下方)からもアンダーフィル408を塗布することができ、吐出口7側(図の上方)への塗布量をその分減らしつつ、強固に接合することが可能である。
次に、図10Eのように中継配線部301の、液体吐出装置本体の電気出力端子と接触するコンタクトパッド304側を、筐体401に沿わせるように折り曲げる。そして、筐体401から凸状に出ている加締めピン406に中継配線部301のピン穴305を合わせ入れる。次に、加締めピン406を200℃に熱したホーンで潰して熱圧着し、中継配線部301のコンタクトパッド304側を、筐体401に固定する。
最後に、筐体401に所望の液体を注入し、蓋409を、横振動溶着法により摩擦熱を発生させることで筐体401に溶着させる。こうして、筐体401を完全に密閉し、筐体401内に液体を貯蔵することで、液体吐出ヘッドが完成する。図10Eでは、液体吐出
ヘッドが、素子基板2の吐出口7が上面に位置する状態で示されている。本実施例に係る液体吐出ヘッドは、プリンタ、複写機、ファクシミリなどの画像記録装置に用いられるものである。液体吐出ヘッドは、記録装置において、吐出口7が記録材の記録面に対向するよう装着される(典型的には吐出口7が下方を向くように組付けられる)。液体吐出ヘッドは、中継配線部301を介して装置本体の制御部と電気的に接続され、その液体の吐出動作等が制御される。具体的には、液体吐出ヘッドは、装置本体のキャリッジに組付けられ、該キャリッジの移動により記録面に対して所定の走査方向に移動(往復動)しながら、画像記録用の液体(代表的にはインク)を記録面に向けて吐出する。
以上に述べた構成により、メッキ配線パッド3を素子基板2から延伸して中空状態としたため、中継配線部301との接続向きや方法について、筐体等の構造に応じて適宜最適なものを選択することができる。また、所望のメッキ配線パッド3を製造する方法も、各種膜の形成や除去工程について、従来と比較して複雑な工程を追加していないため、製造コストの上昇や工程の複雑化を防いでいる。さらには、シリコンウェハ1上でメッキ配線パッド3を千鳥配列に形成することで、一枚のシリコンウェハ1から得られる素子基板2の個数を増やすことができる。
<実施例2>
本発明の液体吐出ヘッドの実施例2について、図2と図7を用いて説明する。実施例1と同様の部分については説明を省略する。
まず、図2に実施例2の素子基板2の概略構成を示す。図2(A)は、シリコンウェハ1上に素子基板2を構成することになる積層体が複数形成された状態と、かかる複数の積層体がシリコンウェハ1の一部とともに個々に分離されることで複数の素子基板2が分離形成された状態を示す平面図と斜視図である。また、図2(B)は、メッキ配線パッド3が設けられた領域を拡大して、吐出口7の断面を示した斜視図である。実施例1では、メッキ配線パッド3は、シリコンウェハ1に配置された素子基板2に千鳥配列されている。一方、実施例2においては、メッキ配線パッド3は素子基板2の一面からのみ突出し、シリコンウェハ1上では隣接する素子基板2同士の間には、片方の素子基板2のメッキ配線パッド3のみが形成される。すなわち、実施例1のようにメッキ配線パッド3を、一つの素子基板2に対して長手方向の両端部に配置するのではなく、一方の端部のみに配置している。このような配置は、液体吐出装置本体への取り付けや、素子基板2の電気配線回路設計の都合上、片側のみのパッド配置が好まれる場合に有効である。このような配置にした場合においても、隣接した素子基板2同士の間で、メッキ配線パッド3が設けられた側には、スクライブライン6を設ける必要がなく、従来例(図3参照)と比較して、シリコンウェハ1上のスペースの節約ができている。
次に、実施例2の金メッキ層203形成後から、素子基板2を完成させるまでの工程について、図7に示す。実施例1と同様の工程で、吐出口形成部材4の形成や犠牲層5の除去が行われ、図7(D)に示すような中空状態のメッキ配線パッド3が片側のみに配置された素子基板2が得られる。メッキ配線パッド3が、基層の端面24と吐出口形成部材の端面26よりも外側に延伸することで、メッキ配線パッド3の上面でも下面でも、インナーリード302と接続可能な、配線部接続の選択性に優れた構成となっている。
<従来例>
本発明の比較例として、従来例の液体吐出ヘッドの製造工程を図3、図5と図8を用いて説明する。まず、図3に従来例の素子基板2の概略構成を示す。図3(A)は、シリコンウェハ1上に素子基板2を構成することになる積層体が複数形成された状態と、かかる複数の積層体がシリコンウェハ1の一部とともに個々に分離されることで複数の素子基板2が分離形成された状態を示す平面図と斜視図である。また、図3(B)は、メッキ配線
パッド3が設けられた領域を拡大して、吐出口7の断面を示した斜視図である。メッキ配線パッド3は犠牲層5を間に挟むことなく、シリコンウェハ1上に形成される。このとき、スクライブライン6上に、メッキ配線パッド3が重ならないように形成されるため、素子基板2同士の間隔は、本発明の実施例1より大きくなる。さらに、スクライブライン6の幅をダイシング装置12等で切断するため、実施例1のように、隣接する素子基板2同士の間でメッキ配線パッド3を千鳥状に形成することは不可能である。また、完成した素子基板2のメッキ配線パッド3は、中空状態ではなく基層101上に位置する。メッキ配線パッド3は中継配線部301との接続のため、吐出口形成部材4で覆うことはできず、その分の面積が素子基板2に加わることで、素子基板2のサイズはより大きくなる。このように、従来例においては、メッキ配線パッド3の間のスクライブライン6としてダイシングで喪失する部分と、メッキ配線パッド3が素子基板2上に設けられる部分を考慮しなければならない。すなわち、シリコンウェハ1上から素子基板2が得られる個数は本発明の実施例1より少なくなる。
従来例の膜形成工程と除去工程を図5に示す。素子基板領域22の間に設けられた除去幅21は、従来例においては、ダイシング装置等で切断するためのスクライブライン6と同義である。したがって、除去幅21には金メッキ層203を形成することはなく、図5Aに示すように、配線層なども形成しない。本実施例1では、ここに素子基板2内の流体経路8となる部分と同じ配線層104(犠牲層5)と保護膜108を新たに形成しているが、これに伴って工程が増えることがないことは先述の通りである(図4A参照)。
以降、図5Bから図5Gまで、実施例1と同様の手順で、メッキ配線パッド3となる金メッキ層203を形成する。最後に、図8と図5Hに示すように、流体経路8を形成した後に、ダイシング装置によりスクライブライン6上を切断することで、個々の素子基板2が得られる。図8(D)に示すように、従来例においては、メッキ配線パッド3がシリコンウェハ1上に設けられた状態で、個々の素子基板2として完成する。つまり、メッキ配線パッド3が基層の端面24よりも内側に位置するため、メッキ配線パッド3の下面側を通じて、外部と電気的に接続することは不可能である。
<変形例>
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。以下に、その変形例の一例を示す。
(変形例1)
本実施例では、長方形状をした素子基板2の長手方向の端部からメッキ配線パッド3が延伸しているが、例えば素子基板2の短手方向の端部からメッキ配線パッド3が延伸する場合や、素子基板2が正方形などの形状をしている場合でも、同様の効果が得られる。また、実施例1のように千鳥配列でなく、電気配線回路設計の都合等にあわせて、メッキ配線パッド3が素子基板2の端面上で片側に偏っている構成や、メッキ配線パッド3が2つずつ交互に隣接して配置されるような構成としても、同様の効果が得られる。
(変形例2)
本実施例では、素子基板2と中継配線部301の接続部にアンダーフィル408を上下から塗布していたが、例えば下側(吐出口と反対側)からのみ塗布して接続することもできる。このような構成は、メッキ配線パッド3から吐出口7までの高さ方向の距離が短い場合に特に有効である。
1…シリコンウェハ、2…素子基板、3…メッキ配線パッド(配線パッド部)、4…吐出
口形成部材、5…犠牲層、6…スクライブライン、7…吐出口、8…流体経路、101…基層

Claims (12)

  1. 流体経路を有する基層と、前記流体経路に連通する吐出口を有する吐出口形成部材と、液体を吐出するためのエネルギーを発生させるエネルギー発生素子と、前記エネルギー発生素子に電気的に接続され、外部と電気的に接続可能な配線パッド部と、を備える素子基板と、
    前記配線パッド部と接続するインナーリードを備える中継配線部と、
    前記素子基板に供給する前記液体を内部に貯蔵する筐体と、
    を有する液体吐出ヘッドにおいて、
    前記配線パッド部は、前記基層の端面よりも外側に延伸するように設けられ、
    前記配線パッド部と前記インナーリードを接続する固定保護材は、前記配線パッド部と前記インナーリードに対して、前記基層側に設けられることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記インナーリードは、前記配線パッド部の、前記基層の端面よりも外側に延伸している部分の前記基層側と接触して接続されることを特徴とする請求項に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 流体経路を有する基層と、前記流体経路に連通する吐出口を有する吐出口形成部材と、液体を吐出するためのエネルギーを発生させるエネルギー発生素子と、前記エネルギー発生素子に電気的に接続され、外部と電気的に接続可能な配線パッド部と、を備える素子基板の製造方法であって、
    前記基層を構成することになるウェハ上に前記吐出口形成部材と、前記エネルギー発生素子と、前記配線パッド部と、を積層する積層工程と、
    前記ウェハを切断して前記素子基板を形成するウェハ切断工程と、
    を含む素子基板の製造方法において、
    前記ウェハ切断工程の前に、前記配線パッド部が前記基層の端面よりも外側に延伸するように、前記ウェハの一部を除去するウェハ除去工程を含み、
    前記ウェハ除去工程は、前記ウェハの前記配線パッド部が積層される面と反対側の面から先導孔を形成する工程と、エッチングにより先導孔の周囲の部分を除去する工程と、を
    含むことを特徴とする素子基板の製造方法。
  4. 前記ウェハ除去工程において、前記基層において前記流体経路が形成される部分に対応する前記ウェハの部分も除去することを特徴とする請求項に記載の素子基板の製造方法。
  5. 前記積層工程において、前記ウェハ除去工程で除去される前記ウェハの一部の上に、犠牲層を形成することを特徴とする請求項又はに記載の素子基板の製造方法。
  6. 前記素子基板は、前記エネルギー発生素子に接続される配線層を備え、
    前記積層工程において、前記配線層を、その一部が前記犠牲層として機能するように形成することを特徴とする請求項に記載の素子基板の製造方法。
  7. 前記積層工程において、前記ウェハ除去工程で除去される前記ウェハの一部の上に形成される前記犠牲層の上に、エッチングストップ層を形成することを特徴とする請求項に記載の素子基板の製造方法。
  8. 前記素子基板は、前記配線層の上に設けられる蓄熱層を備え、
    前記積層工程において、前記蓄熱層を、その一部が前記エッチングストップ層として機能するように形成することを特徴とする請求項に記載の素子基板の製造方法。
  9. 単一の前記ウェハから複数の前記素子基板を形成する素子基板の製造方法であり、
    前記積層工程において、単一の前記ウェハ上に、前記吐出口形成部材、前記エネルギー発生素子、前記配線パッド部からなる積層体を、複数形成し、
    前記ウェハ除去工程において除去される前記ウェハの一部は、前記ウェハにおける複数の前記積層体うち前記配線パッド部が延伸する方向に隣接する前記積層体の間の部分であることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の素子基板の製造方法。
  10. 前記積層工程において、前記隣接する前記積層体のうちの一方の前記積層体から他方の積層体側に延びる前記配線パッド部の端部と、前記他方の前記積層体から前記一方の積層体側に延びる前記配線パッド部の端部とを、前記配線パッド部の延伸方向と直交する方向に見たときに互いに重なるように、前記方向に互い違いにずらした配置にすることを特徴とする請求項に記載の素子基板の製造方法。
  11. 前記積層工程において、一つの前記積層体に対して前記配線パッド部を延伸方向と直交する方向に間隔を空けて複数形成し、
    前記間隔は、前記配線パッド部の前記延伸方向と直交する方向における幅よりも広いことを特徴とすることを特徴とする請求項10に記載の素子基板の製造方法。
  12. 前記積層工程において、前記一方の前記積層体から前記他方の前記積層体側に延びる複数の前記配線パッド部の端部と、前記他方の前記積層体から前記一方の前記積層体側に延びる複数の前記配線パッド部の端部とが、前記延伸方向と直交する方向において互い違いの配置となるように前記配線パッド部を形成することを特徴とする請求項11に記載の素子基板の製造方法。
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