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JP7619914B2 - 光走査装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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JP7619914B2 JP2021146756A JP2021146756A JP7619914B2 JP 7619914 B2 JP7619914 B2 JP 7619914B2 JP 2021146756 A JP2021146756 A JP 2021146756A JP 2021146756 A JP2021146756 A JP 2021146756A JP 7619914 B2 JP7619914 B2 JP 7619914B2
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Description

本発明は、光走査装置及びそれを備えた複写機、複合機、プリンタ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
光走査装置として、被光照射体に光ビームを集光させる長尺なfθレンズを該fθレンズの厚み方向に沿った回動軸線回りに回動調整可能なものがある。
例えば、特許文献1には、回動軸線と交差する傾斜面を有する傾斜部(カム部材)を備え、fθレンズを回動軸線回りに回動調整するにあたり、調整部材(調整螺子)により移動させた傾斜部がfθレンズ(レンズ)を点接触により直接押圧することで、fθレンズを回動軸線回りに回動させる構成が記載されている。
特開2010-8761号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、傾斜部がfθレンズを点接触により直接押圧するので、fθレンズに対して部分的に応力が集中し、fθレンズが歪み易い。
そこで、本発明は、fθレンズを回動軸線回りに回動調整するにあたり、fθレンズの歪みを効果的に防止することができる光走査装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、次の第1態様及び第2態様の光走査装置並びに画像形成装置を提供する。
(1)第1態様の光走査装置
本発明に係る第1態様の光走査装置は、被光照射体に光ビームを集光させる長尺なfθレンズを該fθレンズの厚み方向に沿った回動軸線回りに回動調整可能な光走査装置であって、前記回動軸線回りに回動可能とされて前記fθレンズを保持する保持部材と、前記保持部材と一体化されて前記回動軸線と交差する傾斜面を有する傾斜部と、前記傾斜部の前記傾斜面と交差する交差方向から前記傾斜面を直接押圧して前記保持部材を前記fθレンズと共に前記回動軸線回りに回動させる調整部材と、を備え、前記調整部材は、雄螺子部を有する雄螺子部材を備え、前記雄螺子部材には、該雄螺子部材の回転軸線回りの周方向の複数の係止箇所で所定の係止回転角度毎に係止可能な回転係止部材が設けられており、前記係止回転角度は、前記雄螺子部材の1周内で均等な角度になっており、前記雄螺子部材が回転して前記雄螺子部の先端部が前記傾斜部の前記傾斜面に当接し、前記雄螺子部材が前記雄螺子部の螺子ピッチ分、前記雄螺子部材の回転軸線方向に移動して前記保持部材を前記fθレンズと共に前記fθレンズの長手方向に対する前記傾斜面の傾斜角度θ分、前記回動軸線回りに回動させ、前記調整部材は、前記保持部材の前記長手方向における一方側を前記回動軸線回りに回動調整し、前記回転係止部材が前記係止回転角度に回転する毎に、前記回転係止部材により前記調整部材を前記係止回転角度毎に均等に回動させて前記保持部材を前記fθレンズと共に前記回動軸線回りに回動させることにより、前記fθレンズで集光された前記光ビームにより前記被光照射体に形成される画像の画素の副走査方向におけるピッチである画素ピッチを1ピッチずつ調整可能であることを特徴とする。
(2)第2態様の光走査装置
本発明に係る第2態様の光走査装置は、被光照射体に光ビームを集光させる長尺なfθレンズを該fθレンズの厚み方向に沿った回動軸線回りに回動調整可能な光走査装置であって、前記回動軸線回りに回動可能とされて前記fθレンズを保持する保持部材と、前記保持部材と一体化されて前記回動軸線と交差する傾斜面を有する傾斜部と、前記傾斜部の前記傾斜面と交差する交差方向から前記傾斜面を直接押圧して前記保持部材を前記fθレンズと共に前記回動軸線回りに回動させる調整部材と、を備え、前記調整部材は、雄螺子部を有する雄螺子部材を備え、前記雄螺子部材には、該雄螺子部材の回転軸線回りの周方向の複数の係止箇所で所定の係止回転角度毎に係止可能な回転係止部材が設けられており、前記雄螺子部の先端部において前記傾斜部とは反対側を支持する支持部をさらに備えることを特徴とする
(3)画像形成装置
本発明に係る画像形成装置は、前記本発明に係る第1態様又は第2態様の光走査装置を備えたことを特徴とする。
本発明によると、fθレンズを回動軸線回りに回動調整するにあたり、fθレンズの歪みを効果的に防止することが可能となる。
本実施の形態に係る光走査装置を備えた画像形成装置を示す断面図である。 本実施の形態に係る光走査装置を模式的に示す平面図である。 光走査装置の上蓋を取り外して正面側の斜め上方から視た斜視図である。 光走査装置の図3に示すA-A線に沿った断面図である。 光走査装置においてfθレンズを回動軸線回りに回動調整する調整部部分を拡大して示す斜視図である。 光走査装置においてfθレンズを回動軸線回りに回動調整する調整部部分を拡大して示す平面図である。 fθレンズの第1調整位置に位置している状態を示す平面図である。 fθレンズの第2調整位置に位置している状態を示す平面図である。 光走査装置における調整部を正面側の左上方から視た斜視図である。 光走査装置における調整部を正面側の右上方から視た斜視図である。 図7Bに示す調整部部分を拡大して示す斜視図である。 調整部材、回転係止部材及び被係止部部分を示す正面図である。 調整部材、回転係止部材及び被係止部部分を示す分解斜視図である。 調整部材及び回転係止部材を示す分解斜視図である。 fθレンズ及び保持部材を示す分解斜視図である。 fθレンズの長手方向における他方側部分を示す平面図である。 fθレンズの長手方向における他方側部分を示す斜視図である。 fθレンズの長手方向における一方側の押圧部材を取り除いた様子を示す斜視図である。 図13Aに示す状態からfθレンズを取り除いた様子を示す斜視図である。 図13Bに示す状態から保持部材を取り除いた様子を示す斜視図である。 fθレンズの長手方向における他方側の押圧部材を取り除いた様子を示す斜視図である。 図14Aに示す状態からfθレンズを取り除いた様子を示す斜視図である。 図14Bに示す状態から保持部材を取り除いた様子を示す斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。従って、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
(画像形成装置)
図1は、本実施の形態に係る光走査装置100を備えた画像形成装置1を示す断面図である。なお、図において、主走査方向Xと直交する方向を幅方向Y(副走査方向)とし、主走査方向X及び幅方向Yと直交する方向を上下方向Zとして、以下説明する。
画像形成装置1の画像形成装置本体11において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたもの又は単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像に応じたものである。このため、現像装置12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング装置14及び帯電器15は、各色に応じた4種類のトナー像を形成するためにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ及びイエローに対応付けられて、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
各画像ステーションPa,Pb,Pc,Pdでは、ドラムクリーニング装置14~14により感光体ドラム13~13の表面の残留トナーを除去及び回収した後、帯電器15~15により感光体ドラム13~13の表面を所定の電位に均一に帯電させる。光走査装置100により感光体ドラム13~13の表面を露光し、感光体ドラム13~13の表面に静電潜像を形成する。現像装置12により感光体ドラム13~13の表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム13~13の表面にトナー像を形成する。これにより、各感光体ドラム13~13の表面に各色のトナー像が形成される。
引き続いて、中間転写ベルト21を周回移動させつつ、ベルトクリーニング装置22により中間転写ベルト21の残留トナーを除去及び回収した後、各感光体ドラム13~13の表面の各色のトナー像を中間転写ベルト21に順次転写して重ね合わせ、中間転写ベルト21上にカラートナー像を形成する。
中間転写ベルト21と2次転写装置23の転写ローラ23aとの間にはニップ域が形成されており、用紙搬送経路31を通じて搬送された記録用紙をそのニップ域に挟み込んで搬送しつつ、中間転写ベルト21の表面のカラートナー像を記録用紙上に転写する。そして、定着装置17の加熱ローラ24と加圧ローラ25との間に記録用紙を挟み込んで加熱及び加圧し、記録用紙上のカラートナー像を定着させる。
記録用紙は、ピックアップローラ33により給紙カセット18から引出されて、用紙搬送経路31を通じて搬送され、2次転写装置23や定着装置17を経由し、排紙ローラ36を介して排紙トレイ39へ搬出される。用紙搬送経路31には、記録用紙を一旦停止させて、記録用紙の先端を揃えた後、中間転写ベルト21と転写ローラ23a間のニップ域でのトナー像の転写タイミングに合わせて記録用紙の搬送を開始するレジストローラ34、記録用紙の搬送を促す搬送ローラ35等が配置されている。
(光走査装置)
次に、画像形成装置1に備えられる本実施の形態に係る光走査装置100の一例について以下に説明する。
図2は、本実施の形態に係る光走査装置100を模式的に示す平面図である。図3は、光走査装置100の上蓋121を取り外して正面側の斜め上方から視た斜視図である。図4は、光走査装置100の図3に示すA-A線に沿った断面図である。
光走査装置100は、矩形状の上蓋121(図2参照)と、筐体120を備えている。筐体120は、樹脂材料からなり、底板122及び底板122を囲む4つの側壁123a~123d(図3参照)を有している。側壁123a~123dは、それぞれ、正面側、背面側、左側面側及び右側面側の側壁である。筐体120は、上蓋121によって閉塞され防塵されている。光走査装置100は、図2に示すように、光源である複数の発光素子151~151(半導体レーザ)から出射された光ビームL~Lを、偏向器140(ポリゴンミラー)の反射面へ導き、光ビームL~Lを偏向器140の反射面で反射させて偏向させる。
反射した光ビームL~Lは、筐体120内に備えられた各光学部材によって、被走査体としての感光体ドラム13~13へそれぞれ導かれる。光走査装置100は、光ビームL~Lによって、対応する各感光体ドラム13~13を走査する構成とされている。
各発光素子151~151から偏向器140までは、各発光素子151~151から偏向器140へ向う順に、4つのコリメータレンズ152~152、4つの第1ミラー153a,153b~153b、シリンドリカルレンズ154及び第2ミラー155が配置されている。
コリメータレンズ152~152は、発光素子151~151から出射された光ビームL~Lを平行光に変換する。3つの第1ミラー153b~153bは、3つの発光素子151~151からそれぞれのコリメータレンズ152~152を通じて入射した光ビームL~Lを1つの第1ミラー153aへ反射する。1つの第1ミラー153aは、3つの第1ミラー153b~153bで反射された各光ビームL~Lをシリンドリカルレンズ154へ反射する。また、他の1つの発光素子151からコリメータレンズ152を透過した光ビームLは、第1ミラー153aの上方を通過してシリンドリカルレンズ154に入射する。シリンドリカルレンズ154は、光ビームLを副走査方向のみに収束して第2ミラー155を介して偏向器140の反射面に集光する。
偏向器140は、発光素子151~151から光ビームL~Lを感光体ドラム13~13(被光照射体の一例)に偏向走査する。詳しくは、偏向器140は、回転軸Gを中心にして高速回転しており、各反射面で光ビームL~Lを反射して主走査方向Xに繰返し偏向させる。
図4に示すように、光走査装置100では、複数の反射ミラー161~168は、偏向器140で偏向された光ビームL~Lを各感光体ドラム13~13へ導くように筐体120に設けられている。詳しくは、偏向器140から各感光体ドラム13~13までの光路において、偏向器140から各感光体ドラム13~13へ向う順に、共通のfθレンズ170、複数の反射ミラー161~168及び複数(この例では4つ)のfθレンズ110~110がそれぞれ配置されている。
複数の反射ミラー161~168は、入射した光ビームL~Lを各感光体ドラム13~13に向かって反射する。図2に示すように、上蓋121には、反射された光ビームL~Lを通過させる4つの防塵窓121a~121aが形成されている。防塵窓121a~121aは例えば透明ガラスにより上蓋121の開口部を閉塞するように構成されている。防塵窓121a~121aを通過した光ビームL~Lは、感光体ドラム13~13に結像される。
fθレンズ170は、樹脂材料からなり、主走査方向Xに延びている。fθレンズ170は、光ビームL~Lをそれぞれの感光体ドラム13~13の表面で所定のビーム径となるように集光して出射する。また、fθレンズ170は、偏向器140により主走査方向Xに等角速度で偏向されている光ビームL~Lをそれぞれの感光体ドラム13~13上の主走査線に沿って等線速度で移動するように変換する。これにより、光ビームL~Lは、それぞれの感光体ドラム13~13の表面を主走査方向Xに繰返し走査する。
光路に設けられた複数の反射ミラー161~168は、fθレンズ170を透過した光ビームL~Lを反射し、複数のfθレンズ110~110にそれぞれ入射させる。複数のfθレンズ110~110は、樹脂材料からなり、主走査方向Xに延びている。複数のfθレンズ110~110は、主に、副走査方向において、平行光の光ビームL~Lを集光してそれぞれの感光体ドラム13~13の表面で所定のビーム径(スポット径)となるように絞り、また主走査方向Xにおいて、収束光となった光ビームL~Lをそれぞれの感光体ドラム13~13へ出射する。
以上説明した光走査装置100では、各光ビームL~Lが、偏向器140の反射面で反射されて偏向され、それぞれの光路を通って各感光体ドラム13~13に入射し、各感光体ドラム13~13の表面を繰返し主走査する。各感光体ドラム13~13が回転駆動されることで、各光ビームL~Lにより各感光体ドラム13~13の表面(周面)が走査され、各感光体ドラム13~13の表面に静電潜像が形成される。
(本実施の形態について)
本実施の形態に係る光走査装置100は、感光体ドラム13~13に光ビームL~Lを集光させる長尺なfθレンズ110~110をfθレンズ110~110の厚み方向(上下方向Z)に沿った回動軸線α回りに回動調整可能な構成とされている。光走査装置100は、発光素子151~151と、fθレンズ110~110と、複数(この例では4つ)の調整部180~180(図3参照)とを備えている。
fθレンズ110~110は、偏向器140及び感光体ドラム13~13の間の光路上に配設されている。調整部180~180は、fθレンズ110~110をそれぞれ回動軸線α回りに回動調整する構成とされている。
図5A及び図5Bは、それぞれ、光走査装置100においてfθレンズ110を回動軸線α回りに回動調整する調整部180部分を拡大して示す斜視図及び平面図である。図6A及び図6Bは、それぞれ、fθレンズ110の第1調整位置及び第2調整位置に位置している状態を示す平面図である。なお、複数の調整部180~180は、何れも同一構成とされているので、1つの調整部180に代表させて以下に説明する。図5A及び図5Bに示す基準調整位置は、fθレンズ110の長手方向軸線γが基準仮想直線βに沿っている位置であり、図6Aに示す第1調整位置及び図6Bに示す第2調整位置は、fθレンズ110の長手方向軸線γが基準仮想直線βに対して回動軸線α回りに回動している位置である。
調整部180は、fθレンズ110の厚み方向(上下方向Z、高さ方向)に沿った回動軸線α(図3参照)回りに回動調整する。
fθレンズ110は、回動軸線α回りの回動方向Cに回動可能とされている。fθレンズ110の回動角度φ(図6A及び図6B参照)は、基準仮想直線βに対するfθレンズ110の長手方向Nに沿った長手方向軸線γの角度である。ここで、基準仮想直線βは、偏向器140により光ビームLを走査する主走査方向Xに沿った仮想直線である。回動角度φとしては、それには限定されないが、30度~50度程度を例示できる。この例では、回動角度φは、約40度とされている。
図7A及び図7Bは、それぞれ、光走査装置100における調整部180を正面側の左上方及び右上方から視た斜視図である。図8は、図7Bに示す調整部180部分を拡大して示す斜視図である。図9A及び図9Bは、それぞれ、調整部材183、回転係止部材184及び被係止部185部分を示す正面図及び分解斜視図である。図10は、調整部材183及び回転係止部材184を示す分解斜視図である。
本実施の形態に係る光走査装置100は、保持部材181と、傾斜部182と、調整部材183と、を備えている。保持部材181は、回動軸線α回りに回動可能とされている。保持部材181は、fθレンズ110を保持する。傾斜部182は、保持部材181と一体化されて回動軸線αと交差する傾斜面182aを有している。調整部材183は、傾斜部182の傾斜面182aと交差する交差方向(この例では主走査方向X)から傾斜面182aを直接押圧して保持部材181をfθレンズ110と共に回動軸線α回りに回動させる。
このように、fθレンズ110は保持部材181に保持され、保持部材181に一体化された傾斜部182の傾斜面182aを押圧し、fθレンズ110を直接押圧することがないので、fθレンズ110に対して部分的な応力の集中を回避することができ、これにより、fθレンズ110が歪み難くすることができる。従って、fθレンズ110を回動軸線α回りに回動調整するにあたり、fθレンズ110の歪みを効果的に防止することができる。
<第1実施形態>
本実施の形態において、調整部材183は、雄螺子部材183aを備えている。雄螺子部材183aは、雄螺子部183a1を有している。雄螺子部材183aには、回転係止部材184が設けられている。回転係止部材184は、雄螺子部材183aの回転軸線δ(図9参照)回りの周方向の複数の係止箇所で所定の係止回転角度λ(図9参照)毎に係止可能とされている。
こうすることで、係止回転角度λ及び雄螺子部183a1の螺子ピッチにより調整部材183を精密に移動させることができ、これにより、fθレンズ110を回動軸線α回りに精度よく回動調整することができる。
<第2実施形態>
ところで、回転係止部材184による調整部材183の係止角度毎に係止回転角度λが異なっていると、fθレンズ110を回動軸線α回りに精度よく回動調整することができない。
この点、本実施の形態において、係止回転角度λは、雄螺子部材183aの1周内で均等な角度になっている。雄螺子部材183aが回転して雄螺子部183a1の先端部183bが傾斜部182の傾斜面182aに当接し、雄螺子部材183aが雄螺子部183a1の螺子ピッチ分、雄螺子部材183aの回転軸線方向(この例ではfθレンズ110の長手方向N)に移動して保持部材181をfθレンズ110と共に長手方向Nに対する傾斜面182aの傾斜角度θ分、回動軸線α回りに回動させる。
こうすることで、回転係止部材184が係止回転角度λに回転する毎に、回転係止部材184により調整部材183を係止回転角度λ毎に均等に調整することができる。これにより、fθレンズ110を回動軸線α回りに精度よく回動調整することができる。ここで、係止回転角度λは、雄螺子部183a1の螺子ピッチ及びfθレンズ110の長手方向Nに対する傾斜面182aの傾斜角度θにより決定することができる。
なお、回転係止部材184による調整部材183の1周内の係止回数が大き過ぎると、回転係止部材184により調整部材183を確実に係止することができない。
そこで、回転係止部材184による調整部材183の1周内の係止回数は、360度を係止回転角度λで割った値が15以下の整数となっていることが好ましい。
<第3実施形態>
本実施の形態において、回転係止部材184が係止回転角度λに回転する毎に、感光体ドラム13に形成される画像の画素の副走査方向におけるピッチである画素ピッチを1ピッチずつ調整可能である。例えば、感光体ドラム13に形成される画像の解像度600dpi、1200dpi、2400dpiであれば、それぞれ、画素ピッチは、42.33μm、21.17μm、10.58μmである。
こうすることで、回転係止部材184により調整部材183を係止回転角度λ毎に回転させることで、画素ピッチを1ピッチずつ調整することができる。
<第4実施形態>
本実施の形態において、筐体120の側壁123aには、被係止部185が設けられている。また、筐体120(図5A、図5Bの第1リブ125参照)には、雌螺子部材186が設けられている。回転係止部材184には、係止部184aが設けられている。被係止部185には、回転係止部材184の係止部184aを係止する複数の凹凸部185a~185a(図5、図9A、図9B参照)が設けられている。雌螺子部材186は、雄螺子部材183aの雄螺子部183a1と螺合する。
こうすることで、凹凸部185a~185a及び係止部184aにより調整部材183を確実に係止することができる。これにより、fθレンズ110を回動軸線α回りに確実に回動調整することができる。
本実施の形態において、回転係止部材184には、3つ以上(この例では3つ)の係止部184a~184aが設けられている。
こうすることで、凹凸部185a~185a及び係止部184a~184aにより調整部材183を安定的に係止することができる。これにより、fθレンズ110を回動軸線α回りに確実に回動調整することができる。
<第5実施形態>
ところで、雄螺子部183a1の先端部183bを傾斜部182の傾斜面182aに押圧すると、雄螺子部183a1の先端部183bが傾斜面182aからの反力が傾斜面182aに直交する方向に加わる。そうすると、雄螺子部183a1の先端部183bが曲がってしまうことがある。
この点、本実施の形態では、光走査装置100は、支持部187をさらに備えている。支持部187は、雄螺子部183a1の先端部183bにおいて傾斜部182とは反対側を支持する。詳しくは、支持部187は、雄螺子部183a1の先端部183bの傾斜部182とは反対側に接触又は接触しない程度に近接している。
こうすることで、雄螺子部183a1の先端部183bを傾斜部182における傾斜面182aに押圧して、たとえ雄螺子部183a1の先端部183bが傾斜面182aからの反力が加わったとしても、雄螺子部183a1の先端部183bが曲がってしまうことを効果的に防止することができる。
<第6実施形態>
ここで、支持部187が雄螺子部183a1の先端部183bにおいて傾斜部182とは反対側を支持する場合、雄螺子部183a1の少なくとも支持部187にて支持される部分に雄螺子183m(図6A、図6B、図10参照)が設けられていると、支持部187が雄螺子183mに摺接して支持部187が削れ易い。
この点、本実施の形態において、雄螺子部183a1の少なくとも支持部187にて支持される部分には、雄螺子183mが設けられていない円柱状の非雄螺子部183a2(図9B、図10参照)を有している。
こうすることで、支持部187を非雄螺子部183a2に摺接させることができ、これにより、支持部187を削れ難くすることができる。
<第7実施形態>
本実施の形態において、傾斜面182aは、調整部材183の傾斜部182への押圧方向に行くに従ってfθレンズ110から離れる方向に傾斜している。
こうすることで、雄螺子部材183aの先端部183bを傾斜部182の傾斜面182aを押圧する際に、fθレンズ110を回動軸線α回りに円滑に回動調整することができる。
本実施の形態において、傾斜部182は、延設部182bと、立設部182cと、を有している。延設部182bは、保持部材181から調整部材183側に延設されている。立設部182cは、延設部182bから立設している。立設部182cの調整部材183側に傾斜面182aが設けられている。
こうすることで、保持部材181から調整部材183側に延設させた延設部182bから延設部182bを立設させるといった簡単な構成で、傾斜面182aを確実に形成することができる。
<第8実施形態>
本実施の形態において、保持部材181の調整部材183とは反対側には、保持部材181を調整部材183側に付勢する付勢部材188が設けられている。
こうすることで、保持部材181をfθレンズ110と共に回動軸線α回りに回動調整する際に、調整部材183が傾斜面182aを押圧する方向に移動して付勢部材188の付勢力に抗して保持部材181を回動軸線α回りに確実に回動させることができる。また、調整部材183が傾斜面182aから退避する方向に移動して付勢部材188の付勢力により保持部材181を回動軸線α回りに確実に回動させることができる。
〔具体的な構成〕
図11は、fθレンズ110及び保持部材181を示す分解斜視図である。図12A及び図12Bは、それぞれ、fθレンズ110の長手方向Nにおける他方側部分を示す平面図及び斜視図である。図13Aは、fθレンズ110の長手方向Nにおける一方側の押圧部材1811を取り除いた様子を示す斜視図である。図13Bは、図13Aに示す状態からfθレンズ110を取り除いた様子を示す斜視図である。図13Cは、図13Bに示す状態から保持部材181を取り除いた様子を示す斜視図である。また、図14Aは、fθレンズ110の長手方向Nにおける他方側の押圧部材1811を取り除いた様子を示す斜視図である。図14Bは、図14Aに示す状態からfθレンズ110を取り除いた様子を示す斜視図である。図14Cは、図14Bに示す状態から保持部材181を取り除いた様子を示す斜視図である。
(調整部)
調整部180は、fθレンズ110の長手方向Nにおける一方側(この例では、正面側、操作側)の端部に設けられている。
(保持部材)
保持部材181は、板状の板金部材であり、底板181aと、側板181b,181cと、を有している。側板181b,181cは、底板181aから長手方向Nに直交する幅方向Yにおける両端から立設するように折り曲げて形成されている。底板181aの上面である保持面181a1にfθレンズ110が配置される。底板181aのfθレンズ110の光ビームLが通過する部分には、長手方向Nに沿った開口181a2が設けられている。底板181aの長手方向Nにおける一方側(正面側)に傾斜部182が一体形成されている。
保持部材181の長手方向Nにおける一方側には、fθレンズ110の幅方向Yにおける移動を規制する一対の規制部181d,181d(図13B参照)が設けられている。一対の規制部181d,181dは、fθレンズ110の長手方向Nにおける一方側において幅方向Yにおける両側を保持する。
保持部材181の長手方向Nにおける他方側(背面側)には、fθレンズ110の幅方向Yにおける移動を規制する一対の規制部181e,181e(図14B参照)が設けられている。一対の規制部181e,181eは、fθレンズ110の長手方向Nにおける他方側において幅方向Yにおける両側を保持する。
また、保持部材181の長手方向Nにおける他方側には、fθレンズ110の幅方向Y及び長手方向Nにおける移動を規制する貫通孔181f(図14B参照)が設けられている。fθレンズ110の保持部材181との対向面110a(図11参照)には、保持部材181側に突出する突起部110b(図11参照)が設けられている。fθレンズ110の突起部110bは、保持部材181の貫通孔181fに挿通される。
fθレンズ110の対向面110aの角部には、突出部110c~110c(図11参照)が設けられている。保持部材181の保持面181a1において突出部110c~110cに対応する部分には、突出部181g~181g(図13B、図14B参照)が設けられている。
fθレンズ110は、突出部110c~110cが突出部181g~181gと接触した状態で保持部材181の保持面181a1に載置される。
また、筐体120の長手方向Nにおける他方側には、fθレンズ110を回動軸線α回りに回動調整するための円形状の凹部124(図14C)が設けられている。保持部材181の筐体120との対向面181a3(図11参照)には、筐体120側に突出する突起部181h(図11参照)が設けられている。保持部材181の突起部181hは、筐体120の凹部124に挿通される。これにより、突起部181hを支点とした回動軸線α回りに保持部材181を回動させることができる。
保持部材181の筐体120との対向面181a3(図11参照)の角部には、突出部181i~181i(図11参照)が設けられている。筐体120の底面120aにおいて突出部181i~181iに対応する部分には、突出部120b~120b(図13C、図14C参照)が設けられている。
保持部材181は、突出部181i~181iが突出部120b~120bと接触した状態で筐体120の底面120aに載置される。
(傾斜部)
傾斜部182において、延設部182bは、底板181aから調整部材183側に一体的に延設されている。立設部182cは、延設部182bの調整部材183側端から立設するように折り曲げて形成されている。
(調整部材)
図10に示すように、調整部材183において、雄螺子部材183aは、頭部1841と軸部1842とからなっている。雄螺子部材183aは、金属材料で形成されている。頭部1841は、スクリュードライバー等の治具と係合する係合部1841aを有している。軸部1842は、固定部183a3と雄螺子部183a1と非雄螺子部183a2とからなっている。固定部183a3は、回転係止部材184を固定する。詳しくは、回転係止部材184には、長手方向Nに沿った円形状の貫通孔184dが設けられている。回転係止部材184には、樹脂材料で形成されている。固定部183a3の外径は貫通孔184dの内径よりも若干(所定距離だけ)大きくなっている。これにより、固定部183a3は、回転係止部材184の貫通孔184dを圧入することができる。この例では、固定部183a3の表面には凹凸加工(ローレット加工)が施されている。
図6A及び図6Bに示すように、雌螺子部材186は、雌螺子部186aを有している。これにより、fθレンズ110を回動軸線α回りに精度よく回動調整することができる。
雌螺子部材186は、板状の部材である。雌螺子部材186には、雄螺子部材183aの雄螺子部183a1の雄螺子183mに対応する雌螺子186fが設けられている。筐体120には、雌螺子部材186を保持する第1リブ125(図5A、図5B、図13Aから図13C参照)が設けられている。第1リブ125は、fθレンズ110の厚み方向(上下方向Z)に向けて窪んでいる。これにより、第1リブ125に雌螺子部材186を挿入させて保持することができる。この例では、雌螺子部材186の厚みは、1.5mm程度、雄螺子部183a1及び雌螺子部186aの螺子ピッチは0.5mm程度とされている。また、側壁123aにも、雄螺子部材183aの雄螺子部183a1の雄螺子183mに対応する雌螺子186fが設けられている。これにより、fθレンズ110を回動軸線α回りにさらに精度よく回動調整することができる。
(回転係止部材)
図10に示すように、回転係止部材184は、貫通孔184dが設けられた円筒部材184bと、アーム部184c~184cと、を有している。円筒部材184bの中心は、雄螺子部材183aの回転軸線δを中心と一致している。円筒部材184bの外周面には、アーム部184c~184cを介して係止部184a~184aが周方向に均等に設けられている。アーム部184c~184cは、弾性を有しており、周方向に湾曲している。係止部184a~184a、円筒部材184b及びアーム部184c~184cは、樹脂で一体的に形成されている。
(被係止部)
図9A及び図9Bに示すように、被係止部185は、筐体120の正面側の側壁123aにおいて回転係止部材184を挿入する貫通孔とされている。被係止部185の内周面には、凹凸部185a~185aが設けられている。この例では、凹凸部185a~185aは、断面視で三角形 状に形成されている。
(支持部)
図5A及び図5Bに示すように、支持部187は、fθレンズ110の厚み方向(上下方向Z)に延びる半円柱形のリブである。支持部187は、筐体120の底面120aから立設した第2リブ126に一体的に設けられている。第2リブ126は、第1リブ125に一体的に形成されている。
(付勢部材)
付勢部材188は、保持部材181の長手方向Nにおける一方側の端部を調整部材183側に向けて付勢する。付勢部材188は、この例では、圧縮スプリングとされている。付勢部材188は、保持部材181を調整部材183側に押圧するようにfθレンズ110と筐体120に設けられた第3リブ127との間に設けられている。保持部材181の長手方向Nにおける一方側の端部において調整部材183とは反対側には、付勢部材188を係入する係入部111に設けられている。係入部111は、側板181cから調整部材183とは反対側に突設されている。
(押圧部材)
光走査装置100は、押圧部材1811をさらに備えている。押圧部材1811は、保持部材181に載置されたfθレンズ110を保持部材181側に押圧する。このとき、押圧部材1811は、保持部材181が回動軸線α回りにfθレンズ110と共に回動できる程度の圧力で保持部材181に載置されたfθレンズ110を押圧する。
押圧部材1811は、この例では、板状の押圧バネ(板バネ)とされており、fθレンズ110の長手方向Nにおける一方側の端部及び他方側の端部に設けられている。押圧部材1811には、長手方向Nに延びる複数(2つ)の凹部1811a,1811aが設けられている。これにより、押圧部材1811は、fθレンズ110の上面を凹部1811a,1811aの裏側で線接触で押圧することができ、従って、fθレンズ110が回動軸線α回りに回動するにあたり、押圧部材1811に対してfθレンズ110を摺動させ易くすることができる。
筐体120の長手方向Nにおける一方側の端部及び他方側の端部には、締結穴120c,120c(図13Aから図13C、図14Aから図14C)(ビス穴)が設けられている。押圧部材1811,1811には、貫通孔1811b(図8参照)が設けられている。締結部材SC,SC(ビス)は、押圧部材1811,1811の貫通孔1811b,1811bに挿通した状態で筐体120の締結穴120c,120cに締結される。
筐体120の長手方向Nにおける一方側の端部及び他方側の端部には、複数(2つ)の位置決め突起120d,120d(図12Aから図14B)が設けられている。押圧部材1811,1811には、位置決め孔1811c及び位置決め切り欠き1811d(図8、図12A、図12B)が設けられている。押圧部材1811,1811は、位置決め孔1811c及び位置決め切り欠き1811dが筐体120の位置決め突起120d,120dに挿通された状態で筐体120に固定される。
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、係る実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
1 画像形成装置
100 光走査装置
110 fθレンズ
111 係入部
120 筐体
123a 側壁
13 感光体ドラム(被光照射体)
180 調整部
181 保持部材
1811 押圧部材
182 傾斜部
182a 傾斜面
182b 延設部
182c 立設部
183 調整部材
183a 雄螺子部材
183a1 雄螺子部
183a2 非雄螺子部
183b 先端部
184 回転係止部材
184a 係止部
185 被係止部
185a 凹凸部
186 雌螺子部材
187 支持部
188 付勢部材
L 光ビーム
N 長手方向
X 主走査方向
Y 幅方向
Z 上下方向
α 回動軸線
β 基準仮想直線
γ 長手方向軸線
δ 回転軸線
θ 傾斜角度
λ 係止回転角度
φ 回動角度

Claims (11)

  1. 被光照射体に光ビームを集光させる長尺なfθレンズを該fθレンズの厚み方向に沿った回動軸線回りに回動調整可能な光走査装置であって、
    前記回動軸線回りに回動可能とされて前記fθレンズを保持する保持部材と、
    前記保持部材と一体化されて前記回動軸線と交差する傾斜面を有する傾斜部と、
    前記傾斜部の前記傾斜面と交差する交差方向から前記傾斜面を直接押圧して前記保持部材を前記fθレンズと共に前記回動軸線回りに回動させる調整部材と、
    を備え
    前記調整部材は、雄螺子部を有する雄螺子部材を備え、
    前記雄螺子部材には、該雄螺子部材の回転軸線回りの周方向の複数の係止箇所で所定の係止回転角度毎に係止可能な回転係止部材が設けられており、
    前記係止回転角度は、前記雄螺子部材の1周内で均等な角度になっており、前記雄螺子部材が回転して前記雄螺子部の先端部が前記傾斜部の前記傾斜面に当接し、前記雄螺子部材が前記雄螺子部の螺子ピッチ分、前記雄螺子部材の回転軸線方向に移動して前記保持部材を前記fθレンズと共に前記fθレンズの長手方向に対する前記傾斜面の傾斜角度θ分、前記回動軸線回りに回動させ、
    前記調整部材は、前記保持部材の前記長手方向における一方側を前記回動軸線回りに回動調整し、
    前記回転係止部材が前記係止回転角度に回転する毎に、前記回転係止部材により前記調整部材を前記係止回転角度毎に均等に回動させて前記保持部材を前記fθレンズと共に前記回動軸線回りに回動させることにより、前記fθレンズで集光された前記光ビームにより前記被光照射体に形成される画像の画素の副走査方向におけるピッチである画素ピッチを1ピッチずつ調整可能であることを特徴とする光走査装置。
  2. 被光照射体に光ビームを集光させる長尺なfθレンズを該fθレンズの厚み方向に沿った回動軸線回りに回動調整可能な光走査装置であって、
    前記回動軸線回りに回動可能とされて前記fθレンズを保持する保持部材と、
    前記保持部材と一体化されて前記回動軸線と交差する傾斜面を有する傾斜部と、
    前記傾斜部の前記傾斜面と交差する交差方向から前記傾斜面を直接押圧して前記保持部材を前記fθレンズと共に前記回動軸線回りに回動させる調整部材と、
    を備え、
    前記調整部材は、雄螺子部を有する雄螺子部材を備え、
    前記雄螺子部材には、該雄螺子部材の回転軸線回りの周方向の複数の係止箇所で所定の係止回転角度毎に係止可能な回転係止部材が設けられており、
    前記雄螺子部の先端部において前記傾斜部とは反対側を支持する支持部をさらに備えることを特徴とする光走査装置。
  3. 請求項に記載の光走査装置であって、
    前記雄螺子部の少なくとも前記支持部にて支持される部分には、雄螺子が設けられていない円柱状の非雄螺子部を有していることを特徴とする光走査装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の光走査装置であって、
    前記係止回転角度は、前記雄螺子部材の1周内で均等な角度になっており、前記雄螺子部材が回転して前記雄螺子部の先端部が前記傾斜部の前記傾斜面に当接し、前記雄螺子部材が前記雄螺子部の螺子ピッチ分、前記雄螺子部材の回転軸線方向に移動して前記保持部材を前記fθレンズと共に前記fθレンズの長手方向に対する前記傾斜面の傾斜角度θ分、前記回動軸線回りに回動させることを特徴とする光走査装置。
  5. 請求項に記載の光走査装置であって、
    前記調整部材は、前記保持部材の前記長手方向における一方側を前記回動軸線回りに回動調整し、
    前記回転係止部材が前記係止回転角度に回転する毎に、前記回転係止部材により前記調整部材を前記係止回転角度毎に均等に回動させて前記保持部材を前記fθレンズと共に前記回動軸線回りに回動させることにより、前記fθレンズで集光された前記光ビームにより前記被光照射体に形成される画像の画素の副走査方向におけるピッチである画素ピッチを1ピッチずつ調整可能であることを特徴とする光走査装置。
  6. 請求項から請求項までの何れか1つに記載の光走査装置であって、
    筐体を備え、
    前記筐体には、被係止部と、雌螺子部材と、が設けられ、
    前記回転係止部材には、係止部が設けられ、前記被係止部には、前記回転係止部材の前記係止部を係止する複数の凹凸部が設けられ、
    前記雌螺子部材は、前記雄螺子部材の前記雄螺子部と螺合することを特徴とする光走査装置。
  7. 請求項に記載の光走査装置であって、
    前記回転係止部材には、3つ以上の前記係止部が設けられていることを特徴とする光走査装置。
  8. 請求項1から請求項までの何れか1つに記載の光走査装置であって、
    前記傾斜面は、前記調整部材の前記傾斜部への押圧方向に行くに従って前記fθレンズから離れる方向に傾斜していることを特徴とする光走査装置。
  9. 請求項1から請求項までの何れか1つに記載の光走査装置であって、
    前記傾斜部は、前記保持部材から前記調整部材側に延設される延設部と、前記延設部から立設する立設部と、を有し、
    前記立設部の前記調整部材側に前記傾斜面が設けられていることを特徴とする光走査装置。
  10. 請求項1から請求項までの何れか1つに記載の光走査装置であって、
    前記保持部材の前記調整部材とは反対側には、前記保持部材を前記調整部材側に付勢する付勢部材が設けられていることを特徴とする光走査装置。
  11. 請求項1から請求項10までの何れか1つに記載の光走査装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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