JP7615593B2 - ポリエステルフィルム - Google Patents
ポリエステルフィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7615593B2 JP7615593B2 JP2020164818A JP2020164818A JP7615593B2 JP 7615593 B2 JP7615593 B2 JP 7615593B2 JP 2020164818 A JP2020164818 A JP 2020164818A JP 2020164818 A JP2020164818 A JP 2020164818A JP 7615593 B2 JP7615593 B2 JP 7615593B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- polyester film
- resin
- polyester
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Description
(1)長手方向と幅方向の加工硬化指数がともに1.6以上3.0以下、かつ長手方向と幅方向の加工硬化指数の差が0.5以下であって、固有粘度が0.66以上0.95以下、剛直非晶量が28%以上60%以下である。
(2)融点が248℃以上である。
(3)結晶化度が25%以上40%以下である。
(4)長手方向および幅方向の破断伸度がいずれも100%以上である。
(5)電池外装用に用いられる。
(6)医薬包装用に用いられる。
ジオール単位(構造単位): -O-R’―O-
(ここで、R、R’は二価の有機基。RとR’は同じであっても異なっていてもよい。)
本発明に用いるポリエステルを与える、ジオールあるいはその誘導体としては、エチレングリコール以外に、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、1,3-ブタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコールなどの脂肪族ジヒドロキシ化合物、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコールなどのポリオキシアルキレングリコール、1,4-シクロヘキサンジメタノール、スピログリコールなどの脂環族ジヒドロキシ化合物、ビスフェノールA、ビスフェノールSなどの芳香族ジヒドロキシ化合物、並びに、それらの誘導体が挙げられる。
また、本発明に用いるポリエステルを与えるジカルボン酸あるいはその誘導体としては、テレフタル酸以外には、イソフタル酸、フタル酸、2,6-ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、5-ナトリウムスルホンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー酸、マレイン酸、フマル酸などの脂肪族ジカルボン酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環族ジカルボン酸、パラオキシ安息香酸などのオキシカルボン酸、並びに、それらの誘導体を挙げることができる。ジカルボン酸の誘導体としてはたとえばテレフタル酸ジメチル、テレフタル酸ジエチル、テレフタル酸2-ヒドロキシエチルメチルエステル、2,6-ナフタレンジカルボン酸ジメチル、イソフタル酸ジメチル、アジピン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、ダイマー酸ジメチルなどのエステル化物を挙げることができる。
本発明のポリエステルフィルムは、絞り性向上のため、ダイス側接触面の動摩擦係数μdを0.3以下とすることが好ましい。動摩擦係数を上記範囲とすることによって絞り成形時の変形抵抗が小さくなり加工性が向上する。動摩擦係数を0.3以下とするには特に限定されないが、例えば、平均粒径0.005μm以上10μm以下の無機粒子、および/または有機粒子を0.3質量%以上、5質量%以下含有する層を最外層に有することが好ましい。より好ましくは0.5質量%以上3質量%以下である。ただし、粒子を添加し過ぎると複合体の破断伸度を低下させることがある。このため、本発明を阻害しない範囲にて粒子を添加させることが重要である。なお、本発明において粒子として、平均一次粒径として0.005μm以上のものを用いる。ここでいう粒径とは数平均粒径のことを示し、フィルムの断面内において観察される粒子径を意味する。形状が真円でない場合には同面積の真円に変換した値を粒子径とする。ここで、数平均粒径Dnは次の(1)~(4)の手順により求めることができる。
(1)まず、ミクロトームを用いて、フィルム断面を厚み方向に潰すことなく切断し、走査型電子顕微鏡を用いて、拡大観察画像を得る。このとき、切断はフィルムTD方向(横方向)と平行方向になるよう行なう。
(2)次いで、該画像中の断面内に観察される各粒子について、その断面積Sを求め、次式にて粒径dを求める。
(3)得られた粒径dと、樹脂粒子の個数nを用いて、次式によりDnを求める。
但し、Σdは観察面内における粒子の粒径の総和、nは観察面内の粒子の総数。
(4)上記(1)~(3)を、5箇所場所を変えて実施し、その平均値を粒子の数平均粒径とする。なお、観察点1箇所に付き、2500μm2以上の領域にて上記評価を実施する。
本発明のポリエステルフィルムは、各種素材と複合化して使用することができる。例えば金属箔としては、アルミニウム、ステンレス、銅、ニッケル、チタン、錫、銀、金、亜鉛、鉄など目的に応じて使用することができる。中でも、成形性、ガスバリア性、水蒸気バリア性、強度、経済性の観点からアルミニウムを含有する層であることが好ましい。金属箔は、アルミニウム単体であってもよく、銅、亜鉛、マンガン、マグネシウム、シリコン、リチウム、鉄などが添加されたアルミニウム合金であってもよい。金属箔に対してアルミニウムの含有量が95質量%以上であることが好ましく、純アルミニウム系または、アルミニウム/鉄合金が好ましく用いられる。
(評価方法)
以下の方法でポリエステルフィルム、複合体および構成体の製造、評価を行った。
ポリエステル樹脂およびフィルムをヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)に溶解し、1H-NMRおよび13C-NMRを用いて各モノマー残基や副生ジエチレングリコールについて含有量を定量した。
フィルム全体の厚みを測定する際は、ダイヤルゲージを用いて、フィルムを200mm×300mmに切り出し、各々の試料の任意の場所5ヶ所の厚みを測定し、平均して求めた。また、フィルム、複合体および構成体の各層厚みについては、サンプルをエポキシ樹脂に包埋し、フィルム断面をミクロトームで切り出し、該断面を透過型電子顕微鏡(日立製作所製TEM H7100)で5000倍の倍率で観察することによって求めた。
本発明では、フィルムの任意の一方向(0°)、該方向から15°、30°、45°、60°、75°、90°、105°、120°、135°、150°、165°の方向の破断強度を測定し、最も破断強度の高かった方向を幅方向とし、幅方向と直交する方向を長手方向とした。なお、破断強度は(8)ポリエステルフィルムの破断強度に示した方法により得ることができる。
本発明のポリエステルフィルムをオルトクロロフェノール中、25℃でオストワルド粘度計を用いて溶液粘度を測定し、当該溶液粘度から算出した。固有粘度の単位は[dl/g]で示される。なお、n数は3とし、その平均値を採用した。
アッベ屈折率計を用いて面配向係数を測定する層(以下、測定層とする)をガラス面に密着させ、次いでナトリウムD線を光源として、a方向、b方向、厚み方向の屈折率(Nx、Ny、Nz)を測定し、下記式より測定層の面配向係数fnを求めた。
・面配向係数fn=(Nx+Ny)/2-Nz
(6)破断伸度
フィルムおよび複合体を長手方向および幅方向に長さ150mm×幅10mmの矩形に切り出しサンプルとした。25℃、63%Rhの条件下で、引張試験機(オリエンテック(株)製フィルム強伸度自動測定装置“テンシロンAMF/RTA-100”)を用いてクロスヘッドスピード300mm/分、幅10mm、試料長50mmとしてフィルムの長手方向、幅方向について、引張試験を行い、破断した際の伸度を読み取った値を破断伸度とする。測定は5回行い、その平均を用いた。
JIS K7122 (1999年)に準じて、セイコー電子工業(株)製示差走査熱量測定装置ロボットDSC-RDC220を、データ解析には“ディスクセッション”SSC/5200を用いて、フィルムサンプル5mgをアルミニウム製受け皿上で室温から300°まで昇温速度20℃/分で昇温し、300℃で5分間保持した。そのとき、測定によって得られた吸熱ピーク熱量ΔHm、冷結晶化熱量ΔHc、完全結晶PETの融解熱量ΔHm0(140.1J/g)より、下記式によって算出した。
結晶化度(%)=(ΔHm-ΔHc)/ΔHm0x100
(8)剛直非晶量
剛直非晶量は、測定によって得られた可動非晶量、結晶化度より、以下の計算式にて算出した。
剛直非晶量(%)=100-(可動非晶量+結晶化度)。
ポリエチレンテレフタレート完全非晶物の比熱差理論値=0.4052J/(g℃)
また、本発明ではポリエチレンテレフタレートの完全非晶物の比熱差理論値を参照した。
TA Instruments社製温度変調DSCを用い、試料5mgを窒素雰囲気下、0℃から150℃まで2℃/minの昇温速度、温度変調振幅±1℃、温度変調周期60秒で測定した。測定によって得られたガラス転移温度での比熱差を求め、以下の式より算出した。
可動非晶量(%)=(比熱差)/(ポリエステル完全非晶物の比熱差理論値)×100
ポリエチレンテレフタレート完全非晶物の比熱差理論値=0.4052J/(g℃)
また、本発明ではポリエチレンテレフタレートユニットが70モル%以上であるものについては、ポリエチレンテレフタレートの完全非晶物の比熱差理論値を参照した。
JIS7122(1999)に準拠し、示差走査熱量計(セイコーインスツル製EXSTAR DSC6220)を用いて、窒素雰囲気中で3mgの樹脂を30℃から300℃まで20℃/minの条件で昇温する。次いで、300℃で5分保持した後、40℃/minの条件で30℃まで降温する。さらに、30℃で5分保持した後、30℃から300℃まで20℃/minの条件で昇温する。この昇温時に得られるガラス転移温度を下記式(i)により算出した。
ガラス転移温度=(補外ガラス転移開始温度+補外ガラス転移終了温度)/2・・・(i)
ここで補外ガラス転移開始温度は、低温側のベースラインを高温側に延長した直線と、ガラス転移の階段状変化部分の曲線の勾配が最大になるような点で引いた接線との交点の温度とする。補外ガラス転移終了温度は、高温側のベースラインを低温側に延長した直線と、ガラス転移の階段状変化部分の曲線の勾配が最大になるような点で引いた接線との交点の温度とする。また、樹脂の結晶融解に伴う吸熱ピークのピークトップを融点(融解吸熱ピーク温度Tm)とした。
フィルムを長手方向および幅方向に長さ150mm×幅10mmの矩形に切り出しサンプルとした。25℃、63%Rhの条件下で、引張試験機(オリエンテック(株)製フィルム強伸度自動測定装置“テンシロンAMF/RTA-100”)を用いてクロスヘッドスピード300mm/分、幅10mm、試料長50mmとしてフィルムの長手方向、幅方向について、引張試験を行い、初期長をL0(mm)、5%伸長時の長さをL1(mm)、5%伸長時の公称応力をP1(MPa)、60%伸長時の長さをL2(mm)、60%伸長時の公称応力をP2(MPa)としたとき、5%伸長時の真ひずみを(1)式、60%伸長時の真ひずみを(2)式、5%伸長時の真応力を(3)式、60%伸長時の真応力(4)式よりそれぞれ得られた値とする。(1)~(4)から得られた値より、X軸を真ひずみ、Y軸を真応力としたときに成す式から得られる傾きを加工硬化指数とした。これを長手方向、幅方向につき、それぞれ5回ずつ測定したときの平均値を用いた。
60%伸長時の真ひずみ=Ln(L2/L1)・・・(2)
5%伸長時の真応力=P1(1+Ln(L1/L0))・・・(3)
60%伸長時の真応力=P2(1+Ln(L2/L1))・・・(4)
※Ln:自然対数
(11)ポリエステルフィルム幅方向、長手方向の150℃熱収縮率
フィルムを長手方向および幅方向に長さ150mm×幅10mmの矩形に切り出しサンプルとした。サンプルに100mmの間隔で標線を描き、3gの錘を吊して150℃に加熱した熱風オーブン内に30分間設置し加熱処理を行った。熱処理後の標線間距離を測定し、加熱前後の標線間距離の変化から熱収縮率を算出し、熱収縮率とした。測定は長手方向および幅方向に5サンプル実施して平均値で評価を行った。
東洋精機(株)製スリップテスターを用いて、JIS-K7125(1999年)に準じて、フィルムの両面を重ねて摩擦させた時の初期の立ち上がり後の抵抗値の安定領域を測定し、動摩擦係数μdとした。サンプルは、幅80mm、長さ200mmの長方形とし、長方形の長手方向となるようにロールから3セット(6枚)切り出した。3回測定を行い、平均値を求めた。
(a)構成体の作成方法
構成体は本発明のポリエステルフィルムまたはポリアミドフィルム(ここでは興人製ボニールRX25μmを用いた)と金属箔とを接着層を介して接着させることで得る。また、接着層を構成する接着剤としてウレタン系接着剤である東洋インキ製“AD502”を主剤、同社のCAT10Lを架橋剤として用いAD502、CAT10L、酢酸エチルを15:1.5:25の質量比となるように混合した塗剤をドライラミネート法にて、5g/m2となるように均一にポリエステルフィルムまたはポリアミドフィルムの表面処理を施した面に塗布し、金属箔の化成処理を施していない面とポリエステルフィルムまたはポリアミドフィルム接着剤塗布面とを80℃に加熱したロールに0.5MPaで押し付けながら加熱圧着し、巻き取った。その後、60℃で7日間エージング処理を施し、構成体を得た。
(a)で作成した構成体金属箔の上に、シーラント層としてマレイン酸変性ポリプロピレン樹脂とポリプロピレンとを共押出しした2層共押出しフィルム(マレイン酸変性ポリプロピレン樹脂層:20μm、ポリプロピレン樹脂層:60μm)を、マレイン酸変性ポリプロピレン樹脂層が化成処理を施した金属箔側と接着するようにし、ラミネーターを用いて実施例、比較例に記載の複合体と金属箔側とを加熱圧着(150℃、0.3MPa、2m/min)させることで、ポリエステルフィルムまたはポリアミドフィルム/接着層/金属箔/シーラント層となる構成体を作成した。
S:ポリアミド構成よりも1mm以上深絞り成形ができた。
A:ポリアミド構成と同等の深絞り成形ができた
B:A評価よりも1mm以内低い範囲で絞り深さが成形できた。
C:B評価よりも1mm以内低い範囲で絞り深さが成形できた。
D:C評価よりも深絞り成形に劣っていた。
(13)絞り成形性(b)複合体の作成方法に記載の方法にて得られた複合体から切り出した任意60000mm2外観を目視し、以下の通り判定を行った。
○:フィルム全体にシワが見られなかった。
△:5mm以上のシワが見られた。
製膜に供したポリエステルフィルムを構成する樹脂は主原料、副原料、粒子マスターを各実施例、各比較例につき表1に記載の種類、割合で混合した。また、各実施例および各比較例に用いた主原料、副原料、粒子マスターは以下のように準備した。
・ポリエステルA
ジカルボン酸成分としてテレフタル酸成分が100モル%、グリコール成分としてエチレングリコール成分が100モル%であるポリエチレンテレフタレート樹脂(固有粘度0.72)。
・ポリエステルB
ジカルボン酸成分としてテレフタル酸成分が100モル%、グリコール成分としてエチレングリコール成分が100モル%であるポリエチレンテレフタレート樹脂(固有粘度0.82)。
・ポリエステルC
ジカルボン酸成分としてテレフタル酸成分が100モル%、グリコール成分としてエチレングリコール成分が100モル%であるポリエチレンテレフタレート樹脂(固有粘度0.92)。
・ポリエステルD
ジカルボン酸成分としてテレフタル酸成分が100モル%、グリコール成分として1-4,ブタンジオール成分が100モル%であるポリブチレンテレフタレート樹脂(固有粘度1.2)。
・ポリエステルE
ジカルボン酸成分としてテレフタル酸成分が100モル%、グリコール成分としてエチレングリコール成分が100モル%であるポリエチレンテレフタレート樹脂(固有粘度0.65)。
・粒子マスターA
ポリエステルA中に平均粒子径1.2μmの凝集シリカ粒子を粒子濃度2質量%で含有したポリエチレンテレフタレート粒子マスター。
・粒子マスターB
ポリエステルD中に平均粒子径1.2μmの凝集シリカ粒子を粒子濃度2質量%で含有したポリブチレンテレフタレート粒子マスター。
・メチルメタクリレート/エチルアクリレート/アクリル酸/N-メチロールアクリルアミド=63/35/1/1質量%の共重合組成から成るアクリル樹脂: 3.00質量%
・メラミン架橋剤: 0.75質量%
・コロイダルシリカ粒子(平均粒径:80nm): 0.15質量%
・ヘキサノール: 0.26質量%
・ブチルセロソルブ: 0.18質量%
・水: 95.66質量%
(金属箔)
本発明で使用した金属箔は以下のもの用いた。
・金属箔A
金属箔の両面に化成処理としてクロム酸クロメート処理を施した厚さが40μmの日本製箔製アルミニウム“8021”。
押出機を用い、表1に記載のポリエステル種、粒子マスターをそれぞれ真空乾燥機にて180℃4時間乾燥し、水分を十分に除去した後、表1に記載のとおり押出機に主原料および副原料、粒子マスターを投入し、280℃にて溶融した。次いで押出機から溶融押出された樹脂を、口金から吐出された樹脂を25℃に冷却されたキャストドラム上に冷却固化して未延伸シートを得た。その際、Tダイのリップと冷却ドラム間の距離は35mmに設定し、直径0.1mmのワイヤー状電極を使用して14kVの電圧で静電印加させ、冷却ドラムに密着をさせた。また、未延伸シートの冷却ドラムの通過速度は25m/分、未延伸シートの冷却ドラムとの接触長さは、2.5mとした。
2 雄型金型
3 雌型金型
4 成形体
Claims (6)
- 長手方向と幅方向の加工硬化指数がともに1.6以上3.0以下、かつ長手方向と幅方向の加工硬化指数の差が0.5以下であって、固有粘度が0.66以上0.95以下、剛直非晶量が28%以上60%以下であり、長手方向、幅方向の150℃熱収縮率がいずれも3.5%以上10%以下であるポリエステルフィルム(但し、「フィルム面における任意の方向を0°とし、その方向に対して時計回りに45°、90°、135°の4方向における弾性率が、いずれの方向についても2.0~3.5MPaの範囲内にあるポリエステルフィルム」を除く。)。
- 融点が248℃以上である請求項1に記載のポリエステルフィルム。
- 結晶化度が25%以上40%以下である請求項1または2に記載のポリエステルフィルム。
- 長手方向および幅方向の破断伸度がいずれも100%以上である請求項1~3のいずれかに記載のポリエステルフィルム。
- 電池外装用に用いられる請求項1~4のいずれかに記載のポリエステルフィルム。
- 医薬包装用に用いられる請求項1~4のいずれかに記載のポリエステルフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020164818A JP7615593B2 (ja) | 2020-09-30 | 2020-09-30 | ポリエステルフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020164818A JP7615593B2 (ja) | 2020-09-30 | 2020-09-30 | ポリエステルフィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022056851A JP2022056851A (ja) | 2022-04-11 |
JP7615593B2 true JP7615593B2 (ja) | 2025-01-17 |
Family
ID=81111085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020164818A Active JP7615593B2 (ja) | 2020-09-30 | 2020-09-30 | ポリエステルフィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7615593B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011204674A (ja) | 2010-03-04 | 2011-10-13 | Toray Ind Inc | 電池外装用ポリエステルフィルムおよび電池外装用構成体 |
JP2017226841A (ja) | 2015-10-02 | 2017-12-28 | ユニチカ株式会社 | ポリエステルフィルム、積層体およびポリエステルフィルムの製造方法 |
JP7088434B1 (ja) | 2020-09-30 | 2022-06-21 | 大日本印刷株式会社 | 蓄電デバイス用外装材、その製造方法、及び蓄電デバイス |
-
2020
- 2020-09-30 JP JP2020164818A patent/JP7615593B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011204674A (ja) | 2010-03-04 | 2011-10-13 | Toray Ind Inc | 電池外装用ポリエステルフィルムおよび電池外装用構成体 |
JP2017226841A (ja) | 2015-10-02 | 2017-12-28 | ユニチカ株式会社 | ポリエステルフィルム、積層体およびポリエステルフィルムの製造方法 |
JP7088434B1 (ja) | 2020-09-30 | 2022-06-21 | 大日本印刷株式会社 | 蓄電デバイス用外装材、その製造方法、及び蓄電デバイス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022056851A (ja) | 2022-04-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5891792B2 (ja) | ポリエステルフィルムおよびそれを用いた積層体 | |
JP6206195B2 (ja) | 複合体、複合体にシーラント層を積層した構成体。 | |
JP6481367B2 (ja) | ポリエステルフィルム、該フィルムを用いた積層体、および該積層体とシーラント層を含む構成体 | |
JP5803147B2 (ja) | 電池外装用ポリエステルフィルムおよび電池外装用構成体 | |
JP6260314B2 (ja) | 二軸配向ポリエステルフィルム | |
JP5966611B2 (ja) | 積層体 | |
JP6205868B2 (ja) | 二軸配向ポリエステルフィルム | |
JP5866878B2 (ja) | ポリブチレンテレフタレートフィルム | |
WO2017170333A1 (ja) | 電池包装用積層体 | |
JP2012238491A (ja) | 電池外装用ポリエステルフィルムならびにそれを用いた電池外装用積層体および構成体 | |
JP2017177412A (ja) | ポリエステルフィルム、該フィルムと金属箔、シーラント層を含むラミネート材。 | |
JP2023011627A (ja) | 蓄電デバイス用外装材、その製造方法、及び蓄電デバイス | |
JP7615593B2 (ja) | ポリエステルフィルム | |
JP7352131B2 (ja) | 積層体、蓄電デバイス用外装材及び蓄電デバイス | |
JP2014229526A (ja) | 電池外装用積層フィルム | |
JP7416347B1 (ja) | 蓄電デバイス用外装材、その製造方法、及び蓄電デバイス | |
JP6147088B2 (ja) | 電池外装用積層フィルム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230804 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240306 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240416 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240520 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240827 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20241203 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20241216 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7615593 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |