JP7602937B2 - 気化装置及び蒸着装置 - Google Patents
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Description
ボトムエミッション型の有機EL装置300の代表的な層構成は、図6のようなものであり、透明基板301上に透明電極層302、発光機能層303、及び裏面電極層304から構成される有機EL素子が積層されたものである。
この発光機能層303は、多層の有機化合物層が積層されて構成されており、例えば、図6のように透明電極層302側から裏面電極層304側に向けて順に正孔注入層310、正孔輸送層311、有機発光層312、電子輸送層313、及び電子注入層314が積層されたものがある。
特許文献1の蒸着装置は、蒸発室で粉体状の薄膜形成材料を加熱し、気化させて蒸気を生成し、キャリアガスで蒸気を製膜室まで流送し、製膜室内においてキャリアガスと蒸気の混合ガスを基材に対して吹き付ける構造となっている。
本発明の蒸着装置によれば、基材に固体状の薄膜形成材料が付着することを防止できる。
蒸着装置1は、気化部3の気化装置40において有機材料を含む薄膜形成材料を気化又は昇華させて薄膜形成材料の蒸気(以下、薄膜材料ガスともいう)を生成し、製膜部2において薄膜材料ガスを含む製膜ガスを基材100に吹き付けることで基材100上に薄膜を形成する真空蒸着装置である。
製膜ガスは、少なくとも薄膜材料ガスを含有する蒸気含有ガスであり、具体的には、薄膜材料ガスにキャリアガスが混ざった混合ガスである。
製膜部2は、蒸着ヘッド12を介して、基材保持部11に保持された基材100に向かって製膜ガスを吹き付けることで基材100上に所望の薄膜の製膜が可能となっている。
蒸着ヘッド12は、供給流路15を介して気化部3の気化装置40と接続されている。
第1供給経路20の中途には、開閉弁25が設けられており、第3供給経路22には、開閉弁26が設けられている。
気化部3は、図1のように、気化装置40と、ガス供給部41を備えている。
気化装置40は、図1,図2のように、主に気化室51と、材料供給部52と、ガス供給部53,54と、材料供給配管部55と、ガス供給配管部56と、第1フィルター部材58と、第2フィルター部材59を備えている。
材料気化部60は、薄膜形成材料を瞬間的に気化又は昇華させるフラッシュ蒸発を行うことが可能な部位である。
材料気化部60は、内部に内部空間65を有しており、内部空間65が第2フィルター部材59によって上部空間66と、下部空間67に上下に分割されている。
上部空間66は、材料供給配管部55と連通しており、第1フィルター部材58を介してガス排出部61と連通している。
下部空間67は、第2フィルター部材59の下部にある空間であり、ガス供給配管部56と連通している。
また、薄膜形成材料の最大粒径は、既知の開口径を有するふるいにかけて、開口径よりも径が大きい粒子を除外することで規定できる。
ガス排出部61は、上下方向に延び、上方側が閉塞した円筒状となっており、側面に第3供給経路22が接続され、上面に第2配管部91を挿通可能な挿通孔95が形成されている。
材料供給部52は、ガス供給部53から供給されたキャリアガスによって材料供給配管部55を介して薄膜形成材料を材料気化部60側に送り出すことが可能となっている。
真空室70は、図示しない排気系が接続されており、排気系によって真空室70内を排気し、真空室70内を実質的に真空状態とすることが可能となっている。
材料保管部71は、真空室70の外部に設けられ、薄膜形成材料を保管する部位である。
材料供給装置72は、所定量の薄膜形成材料を材料導入部73に供給する装置であり、本体部80と、材料受け部81と、材料排出部82を備えている。
本体部80は、一時的に薄膜形成材料を保管する部位である。
材料受け部81は、材料保管部71から真空室70内の雰囲気を介して薄膜形成材料を受け取り、受け取った薄膜形成材料を本体部80内に導入する部位である。
材料排出部82は、真空室70内の雰囲気を介して本体部80内の薄膜形成材料を定量的に材料導入部73に排出する部位である。
材料移送配管部74は、真空室70の内外に延び、真空室70の外部にある材料保管部71内の薄膜形成材料を真空室70の内部にある材料受け部81に向かって移送する配管である。材料移送配管部74の中途には、開閉弁85が設けられている。
ガス移送配管部75は、ガス供給部53から供給されたキャリアガスを真空室70内に導入する配管であり、ガス移送配管部75の中途には、開閉弁86が設けられている。
材料側ガス供給部53は、キャリアガスの供給源の下流側に熱交換器やマスフローコントローラーを備え、所定の温度で所定の流量のキャリアガスを材料供給部52に供給可能となっている。
気化側ガス供給部54(キャリアガス供給部)は、図2のように、気化室51の材料気化部60にキャリアガスを供給し、薄膜形成材料の気化量を調節する部位である。
気化側ガス供給部54は、キャリアガスの供給源の下流側に熱交換器やマスフローコントローラーを備え、所定の温度で所定の流量のキャリアガスを材料気化部60に供給可能となっている。
すなわち、気化側ガス供給部54は、材料側ガス供給部53で供給されるキャリアガスよりも高温のキャリアガスを供給可能となっており、薄膜形成材料の沸点又は昇華点以上の温度のキャリアガスを供給可能となっている。
材料供給配管部55は、第1配管部90と第2配管部91が開閉弁92を介して接続されており、第2配管部91の中途には流量調整弁93が設けられている。
第2配管部91の内径は、薄膜形成材料の流れ方向の上流側に位置する第1配管部90の内径よりも大きく、第1配管部90の内径の1.5倍以上3倍以下であることが好ましい。
第2配管部91の内径は、薄膜形成材料の流れ方向の下流側に位置する気化室51の内径dよりも小さく、気化室51の内径は、第2配管部91の内径の1.5倍以上3倍以下であることが好ましい。
流量調整弁93は、第2配管部91の内部空間を仕切り、薄膜形成材料の通過する流量を調整する弁であり、例えば、グローブ弁が使用できる。
第1フィルター部材58は、材料気化部60内の薄膜材料ガスのガス排出部61側への移動を許容し、かつ固体状の薄膜形成材料のガス排出部61側への移動を規制する部材である。
第1フィルター部材58は、円環状のシートであり、中央に開口部96を備えている。
第1フィルター部材58は、薄膜形成材料が実質的に通過不能な複数のガス通過孔が設けられている。
ここでいう「実質的に通過不能」とは、99.9%以上のものが通過不能である状態をいう。すなわち、「薄膜形成材料が実質的に通過不能」とは、薄膜形成材料の99.9%以上が通過不能である状態をいう。以下、同様とする。
第2フィルター部材59は、円形状のシートであり、薄膜形成材料が実質的に通過不能な複数のガス通過孔が設けられている。
ガス排出部61は、材料気化部60の上部に接続され、第2配管部91を囲繞するように設けられている。
気化室51、第1配管部90、及び第2配管部91は、いずれも中心軸が同軸となっている。
気化室51と第2配管部91は、二重筒状となっており、材料気化部60の内壁と第2配管部91の外壁との間には隙間が形成され、当該隙間を閉塞するように第1フィルター部材58が形成されている。
第2配管部91は、第1フィルター部材58の開口部96に挿入されており、第1フィルター部材58の縁部分が気化室51の内壁によって保持されている。
ガス供給部41は、キャリアガスの供給源の下流側に熱交換器やマスフローコントローラーを備え、接続経路98を介して、所定の温度で所定の流量のキャリアガスを供給流路15に供給可能となっている。
キャリアガスの温度は、薄膜形成材料の沸点や昇華点、供給場所等によって適宜変更されるものであり、例えば、摂氏100度以上摂氏700度以下であることが好ましい。
キャリアガスは、窒素ガスやアルゴンガス等の不活性ガスであることが好ましく、窒素ガスであることがより好ましい。
続いて、真空室70内において、材料保管部71に接続された材料移送配管部74から材料受け部81に薄膜形成材料を落下させ、薄膜形成材料を材料受け部81から本体部80に導入する。そして、本体部80の下部に設けられた材料排出部82から材料導入部73に向かって所定量の薄膜形成材料を落下させて、薄膜形成材料を材料導入部73から材料供給配管部55に導入する。
ここで、材料気化部60の下部では、気化側ガス供給部54から薄膜形成材料の沸点又は昇華点以上の温度を有するキャリアガスBがガス供給配管部56を経て供給される。
材料気化部60の上部から送り出されて落下する薄膜形成材料Aは、材料気化部60内において、材料気化部60の下部から上方に向かって供給される高温のキャリアガスBに晒されて加熱され、瞬間的に気化又は昇華して性状が変化し、薄膜材料ガスCに変化して材料気化部60の上部に向かって上昇する。
そして、上記にて生成された薄膜材料ガスCは、材料気化部60から第1フィルター部材58を通過してガス排出部61に至り、ガス排出部61から供給流路15に送り出される。
以下の説明においては、特に断りのない限り、気化部3a,3bを区別するために、気化部3aに属する構成に「a」を付し、気化部3bに属する構成に「b」を付する。
供給流路15aは、供給経路20,202,203a,22aで構成されており、供給流路15bは、供給経路20,202,203b,22bで構成されている。すなわち、供給経路20,202は、供給流路15a,15bで共通の共通経路である。
同様に気化部3bの気化装置40bで生成された第2薄膜材料ガスは、供給経路22bを通過し、供給経路203bにてガス供給部41bから供給されるキャリアガスと合流し、混合装置201に至る。
そして、第1薄膜材料ガスと第2薄膜材料ガスは、混合装置201で混合され、製膜ガスとして供給経路202,20を通過して蒸着ヘッド12に至り、製膜室10内で基材保持部11に保持された基材100に吹き付けられる。
10 製膜室
15,15a,15b 供給流路
40,40a,40b 気化装置
52 材料供給部
54 気化側ガス供給部(キャリアガス供給部)
55 材料供給配管部
56 ガス供給配管部(キャリアガス供給配管部)
58 第1フィルター部材
59 第2フィルター部材
60 材料気化部
61 ガス排出部
67 下部空間(空間)
70 真空室
72 材料供給装置
73 材料導入部
82 材料排出部
100 基材
Claims (10)
- 材料気化部と、材料供給部と、材料供給配管部と、キャリアガス供給部と、キャリアガス供給配管部と、ガス排出部と、第1フィルター部材を有し、
前記材料供給部は、前記材料供給配管部を介して前記材料気化部の上部と接続され、固体状の薄膜形成材料を前記材料気化部に供給可能であり、
前記キャリアガス供給部は、前記キャリアガス供給配管部を介して前記材料気化部の下部と接続され、前記薄膜形成材料の沸点又は昇華点以上の温度のキャリアガスを前記材料気化部の下部から上方に向かって供給可能であり、
前記材料気化部は、前記キャリアガス供給部から上方に向かって供給される前記キャリアガスによって前記材料供給部から供給されて落下する前記薄膜形成材料を気化させて薄膜材料ガスを形成し、前記ガス排出部側に前記薄膜材料ガスを供給可能であり、
前記第1フィルター部材は、前記材料気化部と前記ガス排出部の間に設けられ、前記材料気化部内の前記薄膜材料ガスの前記ガス排出部側への移動を許容し、かつ前記薄膜形成材料の前記ガス排出部側への移動を規制する、気化装置。 - 前記材料気化部は、筒状であって、中心軸に対して直交する断面の開口面積が前記材料供給配管部の中心軸に対して直交する断面の開口面積よりも大きい、請求項1に記載の気化装置。
- 材料気化部と、材料供給部と、材料供給配管部と、キャリアガス供給部と、キャリアガス供給配管部と、ガス排出部と、第1フィルター部材を有し、
前記材料供給部は、前記材料供給配管部を介して前記材料気化部の上部と接続され、固体状の薄膜形成材料を前記材料気化部に供給可能であり、
前記キャリアガス供給部は、前記キャリアガス供給配管部を介して前記材料気化部の下部と接続され、前記薄膜形成材料の沸点又は昇華点以上の温度のキャリアガスを前記材料気化部に供給可能であり、
前記材料気化部は、前記キャリアガス供給部から供給された前記キャリアガスによって前記材料供給部から供給された前記薄膜形成材料を気化させて薄膜材料ガスを形成し、前記ガス排出部側に前記薄膜材料ガスを供給可能であり、
前記第1フィルター部材は、前記材料気化部と前記ガス排出部の間に設けられ、前記材料気化部内の前記薄膜材料ガスの前記ガス排出部側への移動を許容し、かつ前記薄膜形成材料の前記ガス排出部側への移動を規制するものであり、
前記材料気化部内、又は前記材料気化部と前記キャリアガス供給部との間に設けられ、前記材料気化部内の前記薄膜形成材料の前記キャリアガス供給部側への移動を規制する第2フィルター部材を備える、気化装置。 - 前記第2フィルター部材は、前記材料気化部内を上下に仕切るように設けられており、
前記材料気化部は、前記第2フィルター部材上で前記薄膜形成材料を気化して前記薄膜材料ガスを形成可能である、請求項3に記載の気化装置。 - 前記第2フィルター部材は、前記材料気化部内を上下に仕切るように設けられており、
前記材料気化部は、前記第2フィルター部材と前記キャリアガス供給配管部との間に空間を有する、請求項3又は4に記載の気化装置。 - 材料気化部と、材料供給部と、材料供給配管部と、キャリアガス供給部と、キャリアガス供給配管部と、ガス排出部と、第1フィルター部材を有し、
前記材料供給部は、前記材料供給配管部を介して前記材料気化部の上部と接続され、固体状の薄膜形成材料を前記材料気化部に供給可能であり、
前記キャリアガス供給部は、前記キャリアガス供給配管部を介して前記材料気化部の下部と接続され、前記薄膜形成材料の沸点又は昇華点以上の温度のキャリアガスを前記材料気化部に供給可能であり、
前記材料気化部は、前記キャリアガス供給部から供給された前記キャリアガスによって前記材料供給部から供給された前記薄膜形成材料を気化させて薄膜材料ガスを形成し、前記ガス排出部側に前記薄膜材料ガスを供給可能であり、
前記第1フィルター部材は、前記材料気化部と前記ガス排出部の間に設けられ、前記材料気化部内の前記薄膜材料ガスの前記ガス排出部側への移動を許容し、かつ前記薄膜形成材料の前記ガス排出部側への移動を規制するものであり、
前記ガス排出部は、前記材料供給配管部の周囲を囲繞するように設けられている、気化装置。 - 材料気化部と、材料供給部と、材料供給配管部と、キャリアガス供給部と、キャリアガス供給配管部と、ガス排出部と、第1フィルター部材を有し、
前記材料供給部は、前記材料供給配管部を介して前記材料気化部の上部と接続され、固体状の薄膜形成材料を前記材料気化部に供給可能であり、
前記キャリアガス供給部は、前記キャリアガス供給配管部を介して前記材料気化部の下部と接続され、前記薄膜形成材料の沸点又は昇華点以上の温度のキャリアガスを前記材料気化部に供給可能であり、
前記材料気化部は、前記キャリアガス供給部から供給された前記キャリアガスによって前記材料供給部から供給された前記薄膜形成材料を気化させて薄膜材料ガスを形成し、前記ガス排出部側に前記薄膜材料ガスを供給可能であり、
前記第1フィルター部材は、前記材料気化部と前記ガス排出部の間に設けられ、前記材料気化部内の前記薄膜材料ガスの前記ガス排出部側への移動を許容し、かつ前記薄膜形成材料の前記ガス排出部側への移動を規制するものであり、
前記材料気化部は、円筒状であり、
前記薄膜形成材料は、粉体状であり、
以下の式(1)を満たす、気化装置。
- 材料気化部と、材料供給部と、材料供給配管部と、キャリアガス供給部と、キャリアガス供給配管部と、ガス排出部と、第1フィルター部材を有し、
前記材料供給部は、前記材料供給配管部を介して前記材料気化部の上部と接続され、固体状の薄膜形成材料を前記材料気化部に供給可能であり、
前記キャリアガス供給部は、前記キャリアガス供給配管部を介して前記材料気化部の下部と接続され、前記薄膜形成材料の沸点又は昇華点以上の温度のキャリアガスを前記材料気化部に供給可能であり、
前記材料気化部は、前記キャリアガス供給部から供給された前記キャリアガスによって前記材料供給部から供給された前記薄膜形成材料を気化させて薄膜材料ガスを形成し、前記ガス排出部側に前記薄膜材料ガスを供給可能であり、
前記第1フィルター部材は、前記材料気化部と前記ガス排出部の間に設けられ、前記材料気化部内の前記薄膜材料ガスの前記ガス排出部側への移動を許容し、かつ前記薄膜形成材料の前記ガス排出部側への移動を規制するものであり、
前記材料供給配管部は、前記材料供給部側から前記材料気化部側に向かって第1配管部と第2配管部を有し、
前記第2配管部の内径は、前記第1配管部の内径よりも大きい、気化装置。 - 材料気化部と、材料供給部と、材料供給配管部と、キャリアガス供給部と、キャリアガス供給配管部と、ガス排出部と、第1フィルター部材を有し、
前記材料供給部は、前記材料供給配管部を介して前記材料気化部の上部と接続され、固体状の薄膜形成材料を前記材料気化部に供給可能であり、
前記キャリアガス供給部は、前記キャリアガス供給配管部を介して前記材料気化部の下部と接続され、前記薄膜形成材料の沸点又は昇華点以上の温度のキャリアガスを前記材料気化部に供給可能であり、
前記材料気化部は、前記キャリアガス供給部から供給された前記キャリアガスによって前記材料供給部から供給された前記薄膜形成材料を気化させて薄膜材料ガスを形成し、前記ガス排出部側に前記薄膜材料ガスを供給可能であり、
前記第1フィルター部材は、前記材料気化部と前記ガス排出部の間に設けられ、前記材料気化部内の前記薄膜材料ガスの前記ガス排出部側への移動を許容し、かつ前記薄膜形成材料の前記ガス排出部側への移動を規制するものであり、
前記材料供給部は、真空室内に、前記薄膜形成材料を一時的に貯留する材料供給装置と、前記材料供給配管部側に向かって前記薄膜形成材料を導入する材料導入部を有し、
前記材料供給装置は、前記材料導入部の上方に材料排出部を有し、前記材料排出部から所定量の前記薄膜形成材料を排出可能であり、
前記材料排出部から前記薄膜形成材料が前記材料導入部に向かって落下し、前記薄膜形成材料が前記材料導入部から前記材料供給配管部側に導入される、気化装置。 - 請求項1~9のいずれか1項に記載の気化装置と、製膜室と、前記気化装置と前記製膜室を接続する供給流路を有し、
前記製膜室内で前記薄膜材料ガスを含む製膜ガスを基材に対して吹き付けて製膜する、蒸着装置。
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