JP7598269B2 - 廃棄物の処理方法 - Google Patents
廃棄物の処理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7598269B2 JP7598269B2 JP2021041024A JP2021041024A JP7598269B2 JP 7598269 B2 JP7598269 B2 JP 7598269B2 JP 2021041024 A JP2021041024 A JP 2021041024A JP 2021041024 A JP2021041024 A JP 2021041024A JP 7598269 B2 JP7598269 B2 JP 7598269B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sorting
- sieve
- waste
- metal wires
- sieving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
Description
本発明の課題は、金属線材に起因するトラブルを抑制し、金属線材を含む廃棄物の効率的な処理方法を提供することにある。
〔1〕金属線材を含む廃棄物を加熱する加熱工程と、
加熱後の廃棄物を破砕する破砕工程と、
破砕後の廃棄物を篩い目が20mm未満の櫛歯式傾斜型篩いにより、篩い上と篩い下に分離する第1の篩い選別工程と、
第1の篩い選別で得た篩い下をパンチングメタル又は櫛歯式篩いにより、2粒群又は3粒群以上に篩い分ける第2の篩い選別工程と、
第2の篩い選別で得た各粒群について、比重選別、渦電流選別、形状選別、色彩選別及び電磁誘導選別から選択される1以上の物理選別を行い、金属と非金属とに分離する物理選別工程
を含む、廃棄物の処理方法。
〔2〕加熱工程後、破砕工程前に、加熱後の廃棄物中の金属線材同士を纏繞させる纏繞工程を有する、前記〔1〕記載の廃棄物の処理方法。
〔3〕加熱工程において、金属線材を含む廃棄物を250~500℃に加熱する、前記〔1〕又は〔2〕記載の廃棄物の処理方法。
〔4〕第1の篩い選別工程で使用する櫛歯式傾斜型篩いの篩い目が8mm以上15mm以下である、前記〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の廃棄物の処理方法。
〔5〕第2の篩い選別工程で使用するパンチングメタル又は櫛歯式篩いの篩い目が10mm以下である、前記〔1〕~〔4〕のいずれか1項に記載の廃棄物の処理方法。
本実施形態に係る廃棄物の処理方法のフローチャートを図1に示す。
本実施形態に係る処理方法は、図1に示されるように、先ず、金属線材を含む廃棄物を加熱する加熱工程を行う。本工程は、廃棄物を焼却することなく、脆化させることを目的とする。
加熱炉としては、廃棄物を収容し、かつ所望の温度に設定できれば特に限定されないが、例えば、固定炉、ストーカー炉、ロータリーキルン炉、流動床炉、堅型炉、多段炉を挙げることができる。また、加熱炉の形状は特に限定されず、例えば、筒状、横断面矩形状等の適宜の形状を取り得る。なお、加熱炉内には、廃棄物の供給口から排出口に向かって廃棄物を搬送するためのコンベヤが装着されていても構わない。
加熱時間は、廃棄物に含まれる樹脂の種類や容量により適宜選択可能であるが、通常30~120分であり、好ましくは60~90分である。
破砕工程は、破砕機を使用することができる。破砕機としては廃棄物を破砕できれば特に限定されず、例えば、ジョークラッシャー、インパクトクラッシャー、ハンマークラッシャー、ロールクラッシャー、ロータリークラッシャーを適宜選択することができる。破砕機には、粒度調整を目的に所望の篩目のスクリーンを装着することが可能であり、スクリーンを装着しない場合には、固定歯、回転歯、内壁等を所望のクリアランスに調整してもよい。
第1の篩い選別工程は、破砕後の廃棄物を篩い目が20mm未満の櫛歯式傾斜型篩い機を用いる。
櫛歯式傾斜型篩い機は、振動式でも、固定式でもよい。
篩い目は、選別精度の向上の観点から、8mm以上17mm以下が好ましく、8mm以上15mm以下が更に好ましい。
櫛歯の断面は、四角形、逆三角形、丸形のいずれでもよく、また先端の形状は平型、円錐型、切頭型のいずれでも構わない。
傾斜角度は、金属線材が滑り落ちることを促すために、10~60°とすることが好ましく、20~55°がより好ましく、30~50°が更に好ましい。なお、傾斜角が60°を超えると、櫛歯に当たって弾かれた篩い目よりも小さい粒子が、篩い上として回収されることがある。
また、櫛歯は選別精度を上げるため、複数段設置してもよいが、金属線材が櫛歯上に留まることを防ぐため、上段又は下段の櫛歯や、それを支持するシャフトと接触させないように配置することが望ましい。
なお、櫛歯式傾斜型篩い機として市販の装置を使用してもよく、例えば、グリズリフィーダー、フィンガースクリーンを挙げることができる。
第2の篩い選別には、パンチングメタル又は櫛歯式篩い機を用いる。パンチングメタル又は櫛歯式篩い機を用いることで、細かい金属線材の篩い目への絡みつき、居着きを防止することができる。なお、織網(平織・綾織等)等の細い線径の篩いを使用すると、破砕工程後の金属線材の形状が曲線状、U字状、螺旋状、塊状になっているため、金網に引っかかり、又は絡みついてしまうため、篩い選別が困難になる。
パンチングメタルとしては、例えば、鋼板に複数の孔が形成されたものを使用することができる。孔の形状は、例えば、角穴(正方形、長方形等)、丸穴(円形、楕円形等)のいずれでも構わない。
櫛歯式篩い機は、例えば、網面固定式、水平運動式(面内運動式)、垂直運動式、垂直面内回転式、立体振動篩い式等のいずれでもよい。
篩い目は、10mm以下が好ましい。なお、段数が少ない場合は、後述する物理選別工程での効率が低下するため、2段以上が好ましい。
2段以上設ける場合、1機内に2つ以上の篩いを設けても、1つの篩いを有する篩いを直列で2機以上設けてもよい。この場合の篩い目は、1段目が4~10mmであることが好ましく、2段目以降の篩い目は前段の篩い目の1/2以下とすることが好ましい。
孔配列としては、例えば、60°千鳥、45°千鳥、並列を挙げることができるが、これらに限定されない。
また、孔のピッチは、ピッチ/孔径の比率が1.5~2.5であるとよい。1.5未満であると、ピッチが短いため、孔間に金属線材が絡みつきやすくなり、2.5を超えると、開孔率が小さく処理能力が低下しやすい。
金属には、金属線材(銅が多い)の他、板状又は粒状の金属も含まれており、板状又は粒状の金属の多くは、例えば、ステンレス、アルミニウム、真鍮、銅であり、金、銀、白金、パラジウム等の貴金属を含有しているものもある。
非金属には、樹脂やゴム等が含まれており、例えば、固体燃料として再利用することができる
比重選別は、公知の比重選別機を用いることが可能であり、乾式及び湿式のいずれでも構わないが、乾式のテーブル式比重選別機が好ましく、エアテーブルが更に好ましい。
比重選別において、例えば、エアテーブルを用いた場合、振動式テーブルの上面に供給された廃プラスチック脆化物は、振動式テーブルを通過する空気流によって振動式テーブルの上面から浮上した状態となり、振動式テーブルの傾斜方向に付与された振動により、比重の大きい重量物が下層に、比重の小さい軽量物が上層に移動し、下層の重量物は振動式テーブルの上面から摩擦力と振動力とを受けて斜め上方へ移動し、上層の軽量物は振動式テーブルの上面から摩擦力と振動力とを受けずに斜め下方へ押し流される。そして、振動式テーブルから重量物と軽量物が別々に排出され、重産物として金属が回収され、軽量物として樹脂等の非金属が回収される。なお、金属線材は粉砕で絡みつきもほとんどなく、細かくなっており、事前に粉砕・篩い分けで粒度が整っているため、効率的に金属として回収することができる。
渦電流選別においては、例えば、コンベヤベルトの先端側に設けられた回転磁石体の移動磁界の電磁誘導作用を受けて内部に生じる誘導電流と移動磁界との相互作用によって、コンベヤベルトの先端側に搬送された廃棄物に回転磁石体の回転方向に推力を与え、飛躍しやすい板状、粒状の金属片と、飛躍しにくい金属線材(銅線主体)、飛躍しない樹脂、ガラス等の非金属に選別できる。なお、金属線材は細いため、板状、粒状の金属片に比べて飛躍しにくいが、回収板の調整によって、樹脂、ガラス等の非金属と選別可能である。また、上記した回収物を再度渦電流選別し、板状、粒状の金属片のみが回収される位置に分岐板を設置すれば、金属線材のみを回収可能である。
回転磁石体の回転数は、1500rpm以上が好ましく、3000rpm以上がより好ましく、4500rpm以上が更に好ましい。
色彩選別は、銀色、黒色、灰色のものだけをエアーで除去すれば、銅や真鍮等の金属のみを残存させることができる。
電磁誘導選別は、数mm以上の粗粒の金属をエアーで吹き飛ばして回収する点で優れている。
なお、金属回収物に樹脂やガラスが混入することもあるが、その場合は粉砕機(ローラーミル、ボールミル、チューブミル等)で粉砕した後、篩い分けや風力選別で微粒分を除去すれば、金属の品位を向上できる。
本実施形態に係る廃棄物の処理方法のフローチャートを図2に示す。
本実施形態に係る処理方法は、図2に示されるように、第1実施形態と同様に、先ず金属線材を含む廃棄物を加熱する加熱工程を行う。なお、加熱工程の具体的構成は、第1実施形態において説明したとおりである。
纏繞工程は、加熱炉から排出された高温の廃棄物の冷却、次工程に搬送する過程で、廃棄物を掻き上げて金属線材同士の絡み合いを惹起すればよい。例えば、冷却時には、掻き上げ羽根が付いたシェルを有する間接式ロータリークーラーや、羽根が付いた軸の中を水冷しながら回転させる冷却スクリューコンベヤ等を使用することができる。また、搬送時には、羽根が付いた軸を回転可能なスクリューコンベヤ、または無軸のスパイラルを回転可能なスクリューコンベヤ等を使用することができる。このように、加熱後の廃棄物を冷却時及び/又は搬送時に掻き上げることで、樹脂主体の粒子や金属片は充填層の下部側に押し込まれ、他方金属線材は充填層の表層側に掻き上げられるため、近傍の金属線材同士が絡み合い、徐々に粗大化する。
風力選別工程は、公知の風力選別機を用いることが可能であり、特に限定されないが、例えば、ジグザグ式、内部循環式を挙げることができる。
風力選別において、例えば、内部循環式を用いた場合、ファンにより下から上方向に空気の流れを作ると、篩い下に含まれる重量物は空気の流れに逆らって下方向に移動し、他方軽量物は空気の流れに乗って上方向に移動する。このようにして重量物と軽量物とに選別され、重量物が次工程に供される。
風力選別する際には、重量物側に金属、ガラス、未分解の樹脂、粒径の大きな粒子が主体になるように、風力選別の風速を設定することが好ましい。具体的には、風速は、5m/s以上が好ましく、7m/s以上がより好ましく、8m/s以上が更に好ましい。なお、風力の上限値は廃棄物の種類により適宜設定可能であり、通常30m/s以下であるが、風速が早すぎる場合、軽量物に粗大な金属、ガラス、樹脂の混入量が多くなるため、好ましくは15m/s以下である。なお、回収した軽量物は、セメントキルン等で微粉炭の代替燃料として利用できる。また、軽量物は平均粒子径(D50)が0.5~3mm程度と粒度が十分に細かいが、必要に応じてローラーミル等で粉砕を行えば、燃焼性を改善して利用しやすくなる。なお、平均粒子径(D50)とは、上記において説明した体積基準の粒度分布における累積50%粒子径をいう。
磁力選別は、公知の磁力選別機を用いることが可能であり、例えば、ドラム式、プーリー式及び吊下げ式のいずれでもよく、特に限定されない。
磁力選別では、例えば、高磁力の磁場が存在するマグネットドラムと、マグネットドラムに巻き回されたベルトコンベヤ(移動式ベルト)と、ベルトコンベヤのベルト面上に試料を供給するフィーダとを有する磁力選別装置を用いて、磁着物と非磁着物に選別する。 磁力選別機の表面磁束密度は、磁力が強すぎると、鉄や磁石の粒・粉を取り込んだ樹脂の溶融物も回収してしまうため、40~300mTが好ましい。
本実施形態に係る廃棄物の処理方法のフローチャートを図3に示す。
本実施形態に係る処理方法は、図3に示されるように、第1の篩い選別工程で得られた篩い上について処理するものである。なお、第1の篩い選別工程で得られた篩い上は、上記において説明した第1実施形態、第2実施形態のいずれでもよい。
第1の篩い選別工程で得られた篩い上にも、樹脂、金属片だけでなく、金属線材も含まれている。そのため、この篩い上からも、金属と非金属を回収する。
金属線材は細く、反発力が小さいため、渦電流選別のみでは金属線材を導電産物側に回収することができない。そのため、本実施形態では、渦電流選別と比重選別とを組み合わせて行う。これにより、樹脂と金属線材を効率よく分離することができる
比重選別は、液体又は固体を媒体とすることが可能であり、例えば、重液選別又は流動層選別を挙げることができる。なお、比重選別では、沈下物として、好ましくは比重が3以上の金属線材を回収する。
渦電流選別の具体的構成は、第1実施形態において説明したとおりである。
なお、渦電流選別と比重選別は、図3の(a)、(b)に示されるように、どちらを先に行っても構わない。いずれの順序によっても、樹脂、金属片及び金属線材の3種を回収することができる。なお、図3の(a)、(b)に示される工程は、以下のとおりである。
(a)第1の篩い選別工程で得た篩い上を渦電流選別して導電産物と非導電産物とに分離した後、非導電産物を比重選別して浮上物と沈下物とに分離し、沈下物として金属線材を回収する
(b)第1の篩い選別工程で得た篩い上を比重選別して浮上物と沈下物とに分離した後、沈下物を渦電流選別して導電産物と非導電産物とに分離した後、非導電産物として金属線材を回収する
また、第2実施形態において、風力選別工程後に、磁力選別工程を行ったが、風力選別工程の前に磁力選別工程を行うことも可能である。この場合、回収した磁着物を風力選別処理して、繊維と金属を除去すればよい。
更に、風力選別工程及び磁力選別工程は、加熱工程後、物理選別工程前のいずれかにおいて、任意の順序で行うことが可能である。例えば、以下の方法を挙げることができる。
(c)加熱工程後の廃棄物を磁力選別して磁着物と非磁着物とに分離し、非磁着物を風力選別して重量物と軽量物とに分離した後、重量物を第1の篩い選別工程に供する方法
(d)第1の篩い選別工程後の篩い下を風力選別して重量物と軽量物とに分離し、重量物を磁力選別して磁着物と非磁着物とに分離した後、非磁着物を第2の篩い選別工程に供する方法
(1)加熱炉
外熱式ロータリーキルンを用いた。
(2)冷却・搬送機
間接式ロータリークーラー、水冷式有軸スクリューコンベヤ(いずれも北興化工機製)の順に連結して用いた。
(3)破砕機
ハンマークラッシャー(MHM-50R、御池鐵工所製)にスクリーンφ20mmを装着して用いた。
櫛歯式傾斜型篩い分け機を用いた。仕様は、以下のとおりである。
外径φ8mmの丸棒、篩い目(=各丸棒の間隔)8~20mm、傾斜角40°、固定式
(5)風力選別機
ジグザグ式風力選別機(御池鐵工所製)を用いた。
(6)磁力選別機
ドラム型磁力選別機(RENS-φ318×350L、日本マグネティックス製)を用いた。
・1段目の篩い選別
以下のいずれかを使用した。なお、仕様も併せて示す。
(a)櫛歯篩い分け機
外径φ8mmの丸棒、篩い目(=各丸棒の間隔)10mm、傾斜角40°、固定式(振動式ではない)
(b)円筒振動式篩い分け機(KF-1000-3D、興和工業所製)
パンチングメタル(丸孔60°千鳥)、孔径4mm(ピッチ6mm)又は10mm(ピッチ15mm)
(c)円筒振動式篩い分け機(KF-1000-3D、興和工業所製)
織網(綾織)、10mm
以下のいずれかを使用した。なお、仕様も併せて示す。
(d)円筒振動式篩い分け機(KF-1000-3D、興和工業所製)
パンチングメタル(丸孔60°千鳥)、孔径2mm(ピッチ3mm)又は4mm(ピッチ6mm)
(e)円筒振動式篩い分け機(KF-1000-3D、興和工業所製)
織網(綾織)、4mm
金属線材を含む廃棄物として、家庭用・業務用の電化製品、家具等を含むシュレッダーダストを用い、図2に示すフローチャートにしたがって処理した。具体的には、以下のとおりである。
(加熱工程)
廃棄物を、350℃の加熱炉内に1000kg/hの速度で供給して脆化させた。
(纏繞工程)
加熱炉から搬出された加熱工程後の廃棄物を、間接式ロータリークーラー、水冷式有軸スクリューコンベヤの順に搬送しながら冷却した。なお、搬送中、廃棄物を巻き上げて金属線材の絡み合いを助長させた。
(破砕工程)
纏繞工程後の廃棄物を、ハンマークラッシャーで破砕した。なお、ハンマークラッシャーには、開口径20mmのスクリーンを装着して篩い下を採取した。
(第1の篩い選別工程)
破砕工程で得た篩い下を、表1に示す篩いを用いて篩い選別し、篩い上と篩い下に分離した。
(風力選別工程)
第1の篩い選別工程で得た篩い下を、風速9.0m/sにて風力選別し、重量物と軽量物に分離した。
(磁力選別工程)
風力選別工程で得た重量物を、磁力3000ガウスにて磁力選別し、磁着物と非磁着物に分離した。
(第2の篩い選別工程)
磁力選別工程で得た非磁着物を、表1に示す篩いを用いて篩い選別し、篩い上と篩い下に分離した(1段目)。
篩い下を、更に表1に示す篩いを用いて篩い選別し、篩い上と篩い下に分離した(2段目)。
(物理選別)
第2の篩い選別工程で得た3粒群について、エアテーブルを用いて金属と非金属とに分離した。
Claims (4)
- 金属線材を含む廃棄物を加熱する加熱工程と、
加熱後の廃棄物を破砕する破砕工程と、
破砕後の廃棄物を篩い目が20mm未満の櫛歯式傾斜型篩いにより、篩い上と篩い下に分離する第1の篩い選別工程と、
第1の篩い選別で得た篩い下をパンチングメタル又は櫛歯式篩いにより、2粒群又は3粒群以上に篩い分ける第2の篩い選別工程と、
第2の篩い選別で得た各粒群について、比重選別、渦電流選別、形状選別、色彩選別及び電磁誘導選別から選択される1以上の物理選別を行い、金属と非金属とに分離する物理選別工程
を含み、
加熱工程後、破砕工程前に、加熱後の廃棄物中の金属線材同士を纏繞させる纏繞工程を有する、廃棄物の処理方法。 - 加熱工程において、金属線材を含む廃棄物を250~500℃に加熱する、請求項1記載の廃棄物の処理方法。
- 第1の篩い選別工程で使用する櫛歯式傾斜型篩いの篩い目が8mm以上15mm以下である、請求項1又は2記載の廃棄物の処理方法。
- 第2の篩い選別工程で使用するパンチングメタル又は櫛歯式篩いの篩い目が10mm以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の廃棄物の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021041024A JP7598269B2 (ja) | 2021-03-15 | 2021-03-15 | 廃棄物の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021041024A JP7598269B2 (ja) | 2021-03-15 | 2021-03-15 | 廃棄物の処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022140937A JP2022140937A (ja) | 2022-09-29 |
JP7598269B2 true JP7598269B2 (ja) | 2024-12-11 |
Family
ID=83403065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021041024A Active JP7598269B2 (ja) | 2021-03-15 | 2021-03-15 | 廃棄物の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7598269B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007054711A (ja) | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Sumiju Kankyo Engineering Kk | 振動篩スクリーン及び振動篩 |
CN102350429A (zh) | 2011-07-13 | 2012-02-15 | 大连理工大学 | 一种废印刷电路板中金属和非金属的分离回收方法 |
JP2018034143A (ja) | 2016-08-29 | 2018-03-08 | 太平洋セメント株式会社 | シュレッダーダストのリサイクル方法 |
JP2018164872A (ja) | 2017-03-28 | 2018-10-25 | 太平洋セメント株式会社 | 金属含有廃棄物の処理方法 |
JP2019037945A (ja) | 2017-08-25 | 2019-03-14 | Jx金属株式会社 | プリント基板屑からの有価金属の回収方法 |
JP2020061297A (ja) | 2018-10-11 | 2020-04-16 | Dowaエコシステム株式会社 | リチウムイオン二次電池からの有価物の回収方法 |
-
2021
- 2021-03-15 JP JP2021041024A patent/JP7598269B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007054711A (ja) | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Sumiju Kankyo Engineering Kk | 振動篩スクリーン及び振動篩 |
CN102350429A (zh) | 2011-07-13 | 2012-02-15 | 大连理工大学 | 一种废印刷电路板中金属和非金属的分离回收方法 |
JP2018034143A (ja) | 2016-08-29 | 2018-03-08 | 太平洋セメント株式会社 | シュレッダーダストのリサイクル方法 |
JP2018164872A (ja) | 2017-03-28 | 2018-10-25 | 太平洋セメント株式会社 | 金属含有廃棄物の処理方法 |
JP2019037945A (ja) | 2017-08-25 | 2019-03-14 | Jx金属株式会社 | プリント基板屑からの有価金属の回収方法 |
JP2020061297A (ja) | 2018-10-11 | 2020-04-16 | Dowaエコシステム株式会社 | リチウムイオン二次電池からの有価物の回収方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022140937A (ja) | 2022-09-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Wilson et al. | The application of mineral processing techniques for the recovery of metal from post-consumer wastes | |
JP6960227B2 (ja) | シュレッダーダストのリサイクル方法 | |
JP2008232522A (ja) | シュレッダダストの処理方法及びそのシステム | |
JP2018058059A (ja) | 焼却灰の処理装置及び処理方法 | |
JP6817127B2 (ja) | シュレッダーダストの処理方法 | |
JP2002059082A (ja) | 再利用可能プラスチック生産方法及び装置 | |
JPH11197530A (ja) | 破砕不適物を含む廃棄物の破砕分別処理システム | |
KR20200113254A (ko) | 선상물의 제거 방법, 선상물의 제거 장치 및 전자ㆍ전기 기기 부품 부스러기의 처리 방법 | |
JP2007289930A (ja) | 破砕残渣からの有価物の回収方法および回収システム | |
WO2018061545A1 (ja) | 焼却灰の処理装置及び処理方法 | |
JP7598269B2 (ja) | 廃棄物の処理方法 | |
JP7598270B2 (ja) | 廃棄物の処理方法 | |
KR20210155790A (ko) | 폐전선으로부터 동 회수 장치 | |
JP6912234B2 (ja) | 有価金属回収方法 | |
JP6859151B2 (ja) | 電子・電気機器部品屑の処理方法 | |
JP2023132909A (ja) | 金属含有廃棄物の処理方法 | |
CN102060452A (zh) | 焚化炉底渣处理系统及方法 | |
JP2019025395A (ja) | 有価金属回収方法及び回収システム | |
JP7084840B2 (ja) | 金属含有廃棄物の処理装置及び処理方法 | |
JP4964178B2 (ja) | シュレッダダストの処理方法及びそのシステム | |
JP2020093184A (ja) | 金属含有廃棄物の処理方法及び処理装置 | |
JP7253362B2 (ja) | シュレッダーダストの処理方法及び処理設備 | |
EP3486336B1 (en) | Metal-containing waste treatment method | |
JP2023127433A (ja) | 金属含有廃棄物の処理方法 | |
JP7155453B2 (ja) | 線状物の除去方法、線状物の除去装置及び電子・電気機器部品屑の処理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240105 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240828 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240903 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20241007 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20241112 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20241129 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7598269 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |