JP7591898B2 - ヒンジキャップ - Google Patents
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Description
このようなヒンジキャップでは、閉塞体に抜栓用のプルリングが設けられており、蓋体をキャップ本体に対してヒンジ回りに回動させた後にプルリングを引き上げて弱化部を破断させることによって注出口を開放している。
そこで、本発明は、開封時の操作性を向上させたヒンジキャップを提供することを目的とする。
この発明では、抜栓体が外筒部と軸部とによって挟み込まれているので、第1閉塞体係止部と第2閉塞体係止部との係止状態がより解除されにくくなる。そのため、蓋体をキャップ本体に対してヒンジ回りに回動させる動作に伴って、弱化部をより確実に破断させることができる。
この発明では、蓋体をキャップ本体に対してヒンジ回りに回動させるときに支持部からヘッド部へと上向きへの力をスムーズに伝達させることができる。これにより、弱化部をさらに確実に破断させることができる。
この発明では、挿入孔の内周面及びヘッド部の外周面に形成された凹凸部を互いに嵌合させることにより、容器本体にヒンジキャップを装着させた状態で蓋体の外部と内部との間の液密性が向上する。これにより、例えば容器本体内に内容物を充填し、ヒンジキャップを装着し、さらに内容物を加熱した後に内容物を冷却する目的で蓋体に水をかけたときに、冷却用の水が蓋体と抜栓体との間を通って蓋体の内側に進入することを抑制できる。
この発明では、蓋体をキャップ本体に対してヒンジ回りに回動させる、すなわち、開封操作を行うと、抜栓体が挿入孔内を蓋体に対して下方に移動する。これにより、抜栓体の位置から、開封操作が行われたことを容易に判断することができる。
この発明では、抜栓体が挿入孔内を蓋体に対して下方に移動したときに第1蓋体係止部と第2蓋体係止部とが係止するので、抜栓体が挿入孔内を蓋体に対した再び上方に移動することを抑制できる。
この発明では、抜栓体に対して上方から加えられた力などによって抜栓体が意図せず挿入孔内を蓋体に対して下方に移動することを抑制できる。
この発明では、注出口の開放後に蓋体を閉じた状態で、ヒンジキャップを装着した容器を例えば振ったり倒したりしてヒンジキャップに振動を加えても、閉塞板部ががたついて閉塞板部とキャップ本体のうち注出口の開口縁部との間の隙間が広がることを抑制する。これにより、内容物が閉塞板部とキャップ本体のうち注出口の開口縁部との間の隙間から閉塞板部と蓋体との間の空間に流入することを抑制し、使用時にヒンジキャップが汚れることを抑制できる。
この発明では、移動規制部が壁状をなしているので、たとえ内容物が閉塞板部とキャップ本体のうち注出口の開口縁部との間の隙間から上記空間に流入しても、ヒンジキャップを再度開放したときに上記空間内に流入している内容物が零れ落ちることを抑制できる。そのため、使用時にヒンジキャップが汚れることをさらに抑制できる。
この発明では、蓋体の頂壁部に形成されている挿入孔を通して抜栓体を閉塞体に装着する際に、抜栓体取付部による抜栓体の案内長さが長くなり、抜栓体を抜栓体取付部に対して安定して取り付けることができる。
この発明では、抜栓体を取り付ける際に、抜栓体が抜栓体取付部に到達する前に案内筒部によって案内されるため、抜栓体を抜栓体取付部に対してより安定して取り付けることができる。
この発明では、抜栓体の第2閉塞体係止部として形成されているネジ山をリブ部に転写することによって抜栓体取付部に第1閉塞体係止部を形成すること、または、抜栓体取付部の第1閉塞体係止部として形成されているネジ山をリブ部に転写することによって抜栓体に第2閉塞体係止部を形成することができる。
この発明では、例えば蓋体を下方に向けた状態で落下させたときの衝撃など、蓋体に加わった衝撃が閉塞体に伝達されたときに、天板部のうち弾性変位部よりも内側の部分及び閉塞体がこの弾性変位部を起点として弾性変位する。これにより、弱化部に過剰な衝撃がかかって破断されることを抑制できる。
この発明では、抜栓体が蓋体に対して下方へ移動しないように装着されているので、蓋体をキャップ本体に対してヒンジ回りに回動させる際に、蓋体をヒンジ回りに回動させる力をより確実に抜栓体に伝達させ、弱化部を破断させることができる。
本実施形態にかかるヒンジキャップ1は、図1に示すように、有頂円筒状をなしており、例えば液状の内容物を収容する有底円筒状の容器本体2の口部3に装着されている。
なお、図示の例では、容器本体2の口部3及びヒンジキャップ1は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された状態で配設されている。以下、この共通軸をキャップ軸Oとし、キャップ軸Oに沿ってヒンジキャップ1側を上側、容器本体2側を下側とし、キャップ軸O回りに周回する方向を周方向、キャップ軸Oに交差する方向を径方向と称する。また、径方向のうち後述するヒンジ12側を後側、その反対側を前側と称し、径方向のうち前後方向に交差する方向を左右方向と称する。
天板部21のうち径方向で嵌合筒部24が形成されている部分、すなわち径方向で取付筒部23と注出筒部25との間にある部分には、図1に示すように、平面視で円環状をなし、上方に開口する薄肉化溝部21Aが形成されている。これにより、天板部21のうち嵌合筒部24と注出筒部25との間にある平面視で円環状をなす部分は、他の部分と比較して薄肉化された薄肉部(弾性変位部)21Bとなっている。この薄肉部21Bは、弱化部14よりも下方に位置している。そのため、天板部21のうち薄肉部21Bよりも径方向内側の部分及び閉塞体15は、薄肉部21Bを起点として下方に弾性変位しやすくなっている。また、薄肉部21Bは、弱化部14よりも肉厚に設定されている。
取付筒部23は、取付筒部23の上端部の外周面には、径方向外側に向けて突出する第1取付突部23Aが形成されている。
注出筒部25は、上方に向かうにしたがって径方向外側に向かうように傾斜している。注出筒部25の前端部は、注出筒部25の後端部よりも上方に位置している。そのため、注出筒部25の上端縁は、前側から後側に向かうにしたがって漸次下側に向かうように傾斜している。なお、注出筒部25の後端の上端縁は、取付筒部23の上端縁よりも上方に位置する。
頂壁部31のうちキャップ軸Oよりも前側の部分には、頂壁部31を上下方向に貫通する平面視で円状の挿入孔31Aが形成されている。以下、挿入孔31Aの中心軸を抜栓軸O’と称し、抜栓軸O’回りに周回する方向を抜栓周方向、抜栓軸O’に交差する方向を抜栓径方向と称する。
上筒部34の前端部は、周筒部32の前端部に連なっている。
囲繞筒部36は、後述する外筒部43を外側から囲んでおり、平面視で前方に向けて開口したC字状をなしている。これにより、囲繞筒部36が内筒部33の前端部と干渉することが回避される。
閉塞板部41のうち抜栓体取付部42が形成されている部分には、閉塞板部41を上下方向に貫通して抜栓体取付部42の頂部に向けて窪む凹部41Aが形成されている。
抜栓体取付部42の上端部には、上方に向けて延在する円筒状の外筒部43と、外筒部43の内側において上方に向けて延在する円柱状の軸部44と、が形成されている。これら外筒部43及び軸部44は、抜栓軸O’と同軸に配設されている。
なお、閉塞体15とキャップ本体11の天板部21とを連結する弱化部14の破断強度は、例えば20N以上30N以下とされている。
ヘッド部51は、支持部35の上面に載置されており、ヘッド部51の上面は、頂壁部31の上面ほぼ同一面となっている。また、ヘッド部51の外周面には、抜栓径方向外側に向けて突出し、シール凹部31Bと嵌合するシール突部(凹凸部)51Aが形成されている。
なお、抜栓体16の脚筒部52と閉塞体15の外筒部43及び軸部44との間の抜け強度は、40N以上とされており、蓋体13をキャップ本体11に対してヒンジ12回りに回動させたときに、弱化部14が破断する前に抜栓体16の脚筒部52が閉塞体15の外筒部43と軸部44との間から抜け出ることを回避する。
まず、蓋体13のツマミ部32Bを引き上げ、蓋体13をキャップ本体11に対してヒンジ12回りに回動させる。このとき、抜栓体16のヘッド部51が支持部35によって蓋体13に対する下方への移動が規制されているので、抜栓体16は、蓋体13と共にキャップ本体11に対してヒンジ12回りに回動する。また、閉塞体15の外筒部43に形成されている閉塞体係止凹部43Aに対して抜栓体16の脚筒部52に形成されている閉塞体係止突部52Aが下方から係止しているので、抜栓体16のヒンジ12回りの回動に伴って、閉塞体15にも上方に向かう力が作用する。
その後、容器本体2を傾けるなどして容器本体2内の内容物を注出口11Aから適宜注出する。そして、内容物の注出後、蓋体13をヒンジ12回りに回動させて注出口11Aを閉じる。
以上のようにして、ヒンジキャップ1を使用する。
蓋体101の頂壁部110は、上筒部111、支持部112及び囲繞筒部(案内筒部)113を有しており、頂壁部110の内周面には、シール凹部31Bが形成されている。シール凹部31Bの下端縁は、抜栓径方向内側に向けて突出する第1蓋体係止突部(第1蓋体係止部)110Aによって画成されている。なお、第1蓋体係止突部110Aは、シール凹部31Bとは別個に、シール凹部31Bの下端縁よりも下方に離間して形成されてもよい。
閉塞体102の外筒部120の上端部は、支持部112の上面よりも上方に突出している。また、外筒部120のうち後側部分には、後方に向けて突出するリブ部120Aが上下方向に延在して形成されている。リブ部120Aの上端は、囲繞筒部113の下端に当接または近接している。
その後、内容物を適宜注出した後、蓋体101をキャップ本体11に対してヒンジ12回りに回動させ、注出口11Aを閉じる(リキャップする)。ここで、注出口11Aの開放時に抜栓体103が蓋体101に対してヘッド部130と支持部112との間の上下方向の空隙分だけ下方に移動しているので、抜栓体103が保持している閉塞体102は、注出口11Aの開放前と比較して、上記空隙分だけ蓋体101に対して下方に移動している。そのため、注出口11Aを閉じると、閉塞体102は、注出筒部25内へより深く進入する。これにより、閉塞体102の外周縁と注出筒部25の内周面とが密接して当接し、より良好なシール性が確保される。
以上のようにして、ヒンジキャップ100を使用する。
また、抜栓体103が挿入孔31A内を蓋体101に対して下方に移動すると、第1蓋体係止突部110Aと第2蓋体係止突部130Aとが係止し、抜栓体103が蓋体101に対して再び上方に移動することを抑制できる。
さらに、ヘッド部130の下面が閉塞体102の外筒部120の上端に当接または近接しており、外筒部120がヘッド部130を下方から支持しているので、抜栓体103が意図せず挿入孔31A内を蓋体101に対して下方に移動することを抑制できる。
キャップ本体201における装着筒部22の上端部の内周面には、上下方向に延在する溝部22Bが全周にわたって形成されている。
蓋体202の頂壁部210は、平面視で円状をなす挿入孔210Aの開口縁部の下端部から抜栓径方向内側に向けて延在する平面視で円環状の支持部211と、支持部211の内周縁部から下方に向けて延在する円筒状の囲繞筒部(案内筒部)212と、囲繞筒部212よりも径方向外側に配設された蓋側移動規制壁部(移動規制部)213と、を有する。
また、頂壁部210のうち蓋側移動規制壁部213の後端部における径方向内側には、下方に向けて延在する移動規制リブ部(図示略)が設けられている。この移動規制リブ部の後縁部は、蓋側移動規制壁部213に連なっている。
抜栓体取付部222は、外筒部224と、軸部225と、を有している。外筒部224の上端面は、囲繞筒部212の下端面に当接または近接している。軸部225の上端縁は、外筒部224の上端縁よりも上方に位置している。
外筒部224の内周面には、抜栓径方向外側に向けて陥没する閉塞体係止凹部(第1閉塞体係止部)224Aが上下方向に間隔をあけて2つ形成されている。
また、閉塞板部221のうち閉塞側移動規制壁部223よりも径方向外側には、閉塞板部221から上方に向けて延在する封止周壁部226が全周にわたって形成されている。封止周壁部226の上端は、内筒部33の下端部よりも下方に位置しており、封止周壁部226は、上下方向で内筒部33から離間している。また、封止周壁部226の内周縁は、閉塞側移動規制壁部223の外周面に連なっている。
上側ヘッド部233は、平面視で円状の中央部分から抜栓径方向外側に向けて突出する突出部が抜栓周方向に間隔をあけて複数(本実施形態では5つ)形成されおり、平面視では開いた花びら状をなしている。
下側ヘッド部234の下端部の外周面には、抜栓径方向外側に向けて突出し、第1蓋体係止突部214Aに対して下方から係止可能な第2蓋体係止突部(第2蓋体係止部)234Aが形成されている。
脚筒部232の外周面には、抜栓径方向外側に向けて突出し、閉塞体係止凹部224Aと各別に係止する閉塞体係止突部(第2閉塞体係止部)232Aが上下方向に間隔をあけて2つ形成されている。
そして、下側ヘッド部234の第2蓋体係止突部234Aは、囲繞筒部212の第1蓋体係止突部214Aに対して下方から係止する。これにより、下側ヘッド部234が囲繞筒部212に対して上方に移動することが規制されるため、上側ヘッド部233の変形状態が維持される。
その後、内容物を適宜注出した後、蓋体202をキャップ本体201に対してヒンジ12回りに回動させ、注出口11Aを閉じる(リキャップする)。
注出口11Aを開放させた後、閉塞板部221は、抜栓体204による保持及び蓋側移動規制壁部213と閉塞側移動規制壁部223との係合によって、支持されている。そのため、例えばドレッシングなどの内容物を撹拌する目的でヒンジキャップ200が装着された容器本体2を振ったり、ヒンジキャップ200が装着された容器本体2を転倒させたりした場合であっても、閉塞体203(特に閉塞板部221)が蓋体202に対してがたつくことなど、移動することが規制される。これにより、容器本体2内の内容物が閉塞体203の閉塞板部221と蓋体202の頂壁部210との間の空間に進入することが抑制される。
また、蓋側移動規制壁部213及び閉塞側移動規制壁部223は、平面視で注出口11Aの開口縁部に近接して設けられているが、例えばキャップ軸Oの近傍など、注出口11Aの開口縁部から径方向内側に離間した位置に設けられてもよい。
さらに、封止周壁部226が設けられていなくてもよい。
また、このヒンジキャップ250の頂壁部254には、平面視で円状の挿入孔254Aが形成されており、頂壁部254は、円環状の支持部261と、囲繞筒部(案内筒部)262と、を有する。囲繞筒部262は、上側囲繞筒部263及び下側囲繞筒部264を有し、上側囲繞筒部263と下側囲繞筒部264との接続部分には、段部が形成されている。
このような構成のヒンジキャップ250においても、上述したヒンジキャップ200と同様の作用、効果を奏する。
このような構成のヒンジキャップ280においても、上述したヒンジキャップ200と同様の作用、効果を奏する。
このような構成のヒンジキャップ290においても、上述したヒンジキャップ200と同様の作用、効果を奏する。
蓋体301の頂壁部311は、平面視で円状をなす挿入孔311Aの開口縁部の下端部から抜栓径方向内側に向けて延在する平面視で円環状の支持部312と、支持部312の内周縁部から下方に向けて延在する円筒状の囲繞筒部(案内筒部)313と、蓋側移動規制壁部213と、を有する。
囲繞筒部313は、上側囲繞筒部314及び下側囲繞筒部315を有し、上側囲繞筒部314と下側囲繞筒部315との接続部分には、段部が形成されている。
抜栓体取付部322は、有底円筒状の外筒部323と、外筒部323の底壁部の中央部から上方に向けて延在する円筒状の軸部324と、を有する。外筒部323の内周面には、抜栓径方向外側に向けて陥没する閉塞体係止凹部(第1閉塞体係止部)323Aが上下方向に間隔をあけて2つ形成されている。
ヘッド部331は、挿入孔311A内に収容されており、支持部312上に載置された円板状の上側ヘッド部333と、上側ヘッド部333の下面に接続され、囲繞筒部313の内側に配設された円柱状の下側ヘッド部334と、を有する。下側ヘッド部334の周縁部は、上側囲繞筒部314と下側囲繞筒部315との間にある上記段部上に載置されている。
脚筒部332の下端部は、抜栓体取付部322の外筒部323と軸部324との間に挿入されており、脚筒部332の下端部の内周面には、抜栓径方向外側に向けて突出し、閉塞体係止凹部323Aと各別に係止する閉塞体係止突部(第2閉塞体係止部)332Aが上下方向に間隔をあけて2つ形成されている。
以上のような構成のヒンジキャップ300の使用方法は、第1実施形態にかかるヒンジキャップ1と同様である。
なお、本実施形態において、囲繞筒部313を設けなくてもよい。
このような構成のヒンジキャップ350においても、上述したヒンジキャップ200と同様の作用、効果を奏するが、案内リブ部352が設けられているため、抜栓体303の取り付けがさらに安定する。
このような構成のヒンジキャップ360においても、上述したヒンジキャップ300と同様の作用、効果を奏するが、外筒部363の上端部が閉塞板部321よりも上方に突出しているので、抜栓体303の取り付けがさらに安定する。
蓋体401の頂壁部411は、平面視で円状をなす挿入孔411Aの開口縁部の下端部から抜栓径方向内側に向けて延在する平面視で円環状の支持部412と、支持部412の内周縁部から下方に向けて延在する円筒状の囲繞筒部(案内筒部)413と、蓋側移動規制壁部213と、を有する。
抜栓体取付部422は、円筒状をなしており、抜栓体取付部422の外周面には、上下方向に延在する転写リブ部(リブ部)422Aが抜栓周方向に間隔をあけて複数形成されている。転写リブ部422Aには、抜栓体403の後述する雌ネジ部(第2閉塞体係止部)432Aの形状に応じた雄ネジ部(第1閉塞体係止部)422Bが形成されている。
抜栓体403が閉塞体402よりも硬質な材料で形成されており、雌ネジ部432Aの抜栓径方向内側の縁部が転写リブ部422Aの抜栓径方向内側の縁部よりも抜栓径方向外側に位置しているので、雌ネジ部432Aは、打栓時に転写リブ部422Aに容易に進入し、雌ネジ部432Aのネジ形状は、転写リブ部422Aに転写される。そして、抜栓体取付部422の雄ネジ部422Bと脚筒部432の雌ネジ部432Aとは、互いに係止する。このようにして、抜栓体403は、閉塞体402の抜栓体取付部422に取り付けられる。
以上のような構成のヒンジキャップ400の使用方法は、第1実施形態にかかるヒンジキャップ1と同様である。
なお、本実施形態では、抜栓体取付部422の外周面に形成された転写リブ部422Aに抜栓体403の雌ネジ部432Aを転写して雄ネジ部422Bを形成しているが、抜栓体取付部ではなく抜栓体に転写リブ部を形成してもよい。この場合、抜栓体取付部の外周面には、転写リブ部が形成されずに雄ネジ部が形成されており、抜栓体の脚筒部の内周面には上下方向に延在する転写リブ部が形成されている。そして、この転写リブ部には、抜栓体取付部の雄ネジ部のネジ山が転写されることによって雌ネジ部が形成されている。
また、閉塞体454の抜栓体取付部455が、閉塞板部421に形成された開口部の開口縁部から下方に向けて延在しており、有底円筒状をなしている。この抜栓体取付部455の内周面には、上下方向に延在する転写リブ部(リブ部)455Aが抜栓周方向に間隔をあけて複数形成されており、転写リブ部455Aには、抜栓体456の後述する雄ネジ部(第2閉塞体係止部)459Aの形状に応じた雌ネジ部(第1閉塞体係止部)455Bが形成されている。
さらに、抜栓体456は、ヘッド部458と、ヘッド部458から下方に向けて延在する円柱状の脚部459と、を有しており、脚部459の下端部の外周面には、雄ネジ部459Aが形成されている。雄ネジ部456Aは、一条ネジであっても多条ネジであってもよい。
このような構成のヒンジキャップ450においても、上述したヒンジキャップ400と同様の作用、効果を奏する。
例えば、抜栓体は、第1実施形態などのように当初から蓋体に対する下方移動が規制された状態で配設されてもよく、第2実施形態などのように当初からは蓋体に対する下方移動が規制されずに注出口の開放時に蓋体に対して下方移動し、その後この下方移動が規制されるように配設されてもよい。
閉塞体の閉塞体係止凹部及び抜栓体の閉塞体係止突部は、2つずつ各別に形成されているが、少なくとも1つ形成されていればよく、3以上形成されてもよい。また、閉塞体に閉塞体係止凹部を形成し、抜栓体に閉塞体係止突部を形成しているが、閉塞体に閉塞体係止突部を形成すると共に抜栓体に閉塞体係止凹部を形成するなど、第1及び第2閉塞体係止部の形状を適宜変更してもよい。さらに、軸部に閉塞体係止凹部を形成すると共に脚筒部の内周面に閉塞体係止突部を形成する構成など、第2閉塞体係止部が形成されている部分を第1閉塞体係止部が形成されている部分が囲む構成としてもよい。
閉塞体は、第1実施形態などのように抜栓体の脚筒部を挟み込む外筒部及び軸部を有しているが、蓋体を容器本体に対してヒンジ回りに回動させる際に抜栓体の閉塞体係止突部と閉塞体の閉塞体係止凹部との係止状態が解除されなければ、抜栓体の脚筒部を挟み込む形状でなくてもよい。また、軸部の形状は、中実の柱状体に限らず、筒状体など、適宜変更してもよい。
キャップ本体には、注出口を囲む薄肉部が形成されているが、薄肉部が形成されていなくてもよい。また、弾性変位部は、天板部の一部を薄肉化することによって形成されているが、他の構成によって形成されてもよい。
注出口の形状は、前後方向に長い長円状に限らず、正円状や多角形状など、他の形状であってもよい。
キャップ本体は、有頂筒状をなしており、容器本体の口部を径方向外側から囲む装着筒部を有しているが、容器本体の口部に装着されれば、有頂筒状に限られず、板状など、他の形状を有してもよい。
抜栓体取付部は、キャップ軸から前方にずらした位置に形成されているが、キャップ軸と同軸に形成するなど、他の位置に形成されてもよい。ただし、蓋体をキャップ本体に対してヒンジ回りに回動させたときに弱化部が前端部から順に破断されるので、抜栓体取付部は、キャップ軸から前方にずらした位置に形成されることが好ましい。
抜栓体にはシール突部が形成されると共に蓋体にはシール凹部が形成されているが、抜栓体にシール凹部を形成すると共に蓋体にシール突部を形成してもよい。シール凹部及びシール突部は、2以上形成されてもよく、シール凹部及びシール突部を形成しなくてもよい。また、他のラビリンス構造を適用してもよい。
ヒンジキャップや容器本体の形状は、円筒状に限らず、楕円状や多角形筒状など、他の形状を有してもよい。
Claims (14)
- 内容物が収容される容器本体の口部に装着され、内容物を注出する注出口が形成されたキャップ本体と、
前記キャップ本体にヒンジ回りに回動可能に連結され、前記注出口を開閉自在に覆う有頂筒状の蓋体と、
前記注出口の開口縁部に弱化部を介して連結されて当該注出口を閉塞する閉塞体と、
前記蓋体に対する下方移動が規制可能な状態で装着され、前記キャップ本体及び前記閉塞体よりも硬質な材料で形成された抜栓体と、
を備え、
前記閉塞体には、第1閉塞体係止部が設けられ、
前記抜栓体には、前記第1閉塞体係止部に対して下方から係止する第2閉塞体係止部が設けられており、
前記キャップ本体、前記蓋体及び前記閉塞体が同じ材料で一体的に形成されていることを特徴とするヒンジキャップ。 - 前記閉塞体が、外筒部と、前記外筒部の内側に配設された軸部と、を有し、前記外筒部及び前記軸部の少なくとも一方には、前記第1閉塞体係止部が形成され、
前記抜栓体が、前記第2閉塞体係止部が形成され、前記外筒部と前記軸部との間に嵌装されている脚部を有することを特徴とする請求項1に記載のヒンジキャップ。 - 前記蓋体の頂壁部には、前記抜栓体が挿入される挿入孔が形成されており、
前記蓋体が、前記挿入孔内に位置し、前記抜栓体のヘッド部を下方から支持する支持部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のヒンジキャップ。 - 前記ヘッド部が、前記挿入孔内に嵌合されており、
前記挿入孔の内周面と前記ヘッド部の外周面とには、互いに嵌合する凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のヒンジキャップ。 - 前記蓋体の頂壁部には、前記抜栓体が挿入される挿入孔が形成されており、
前記抜栓体が、前記挿入孔内に前記頂壁部に対して、前記蓋体によってさらなる下方移動が規制されるまで下方移動可能に収容されたヘッド部と、前記ヘッド部から下方に延在し、前記第2閉塞体係止部が形成された脚部と、を有することを特徴とする請求項1に記載のヒンジキャップ。 - 前記挿入孔の内周面には、第1蓋体係止部が設けられ、
前記ヘッド部には、当該ヘッド部が前記蓋体に対して下方へ移動した後に前記第1蓋体係止部に下方から係止可能な第2蓋体係止部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載のヒンジキャップ。 - 前記ヘッド部が、前記閉塞体に当接していることを特徴とする請求項5または6に記載のヒンジキャップ。
- 前記閉塞体が、前記注出口を閉塞する閉塞板部と、前記閉塞板部に設けられ、前記抜栓体が取り付けられた抜栓体取付部と、を有し、
前記蓋体の頂壁部及び前記閉塞板部のうちの少なくとも一方には、前記蓋体の前記頂壁部及び前記閉塞板部のうちの他方に向けて延在し、前記蓋体の前記頂壁部に対する前記閉塞板部の移動を規制する移動規制部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のヒンジキャップ。 - 前記移動規制部が、前記注出口の周縁部に沿って延在する壁状をなしていることを特徴とする請求項8に記載のヒンジキャップ。
- 前記蓋体の頂壁部には、前記抜栓体が挿入される挿入孔が形成されており、
前記閉塞体が、前記注出口を閉塞する閉塞板部と、前記抜栓体が取り付けられ、少なくとも一部が前記閉塞板部から下方に突出する抜栓体取付部と、を有することを特徴とする請求項1に記載のヒンジキャップ。 - 前記頂壁部には、下方に向けて延在して前記抜栓体を案内する案内筒部が設けられていることを特徴とする請求項3から7、10のいずれか1項に記載のヒンジキャップ。
- 前記閉塞体が、前記抜栓体が内装または外装される抜栓体取付部を有し、
前記抜栓体取付部または前記抜栓体の周面には、上下方向に延在しかつ前記第1閉塞体係止部または前記第2閉塞体係止部が形成されたリブ部が設けられており、
前記第1閉塞体係止部が、雄ネジ部及び雌ネジ部のうちの一方であり、
前記第2閉塞体係止部が、前記雄ネジ部及び前記雌ネジ部のうちの他方であることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のヒンジキャップ。 - 前記キャップ本体の天板部には、前記注出口を囲む弾性変位部が形成されていることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のヒンジキャップ。
- 前記抜栓体が、前記蓋体に対する下方移動が規制された状態で装着されていることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載のヒンジキャップ。
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