JP7576371B1 - 場所打ち杭の施工方法、該施工方法に用いるケーシング仮受装置、及び場所打ち杭用の掘削機 - Google Patents
場所打ち杭の施工方法、該施工方法に用いるケーシング仮受装置、及び場所打ち杭用の掘削機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7576371B1 JP7576371B1 JP2024091701A JP2024091701A JP7576371B1 JP 7576371 B1 JP7576371 B1 JP 7576371B1 JP 2024091701 A JP2024091701 A JP 2024091701A JP 2024091701 A JP2024091701 A JP 2024091701A JP 7576371 B1 JP7576371 B1 JP 7576371B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- temporary support
- crane
- cast
- support device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
Abstract
Description
(1)掘削機を据え付ける。(2)掘削機によるケーシング(ケーシングチューブともいう)の圧入、ハンマグラブなどによるケーシング内部の掘削、及びケーシングの連結を繰り返し、所定深度(支持層)まで掘削して杭穴を形成する。(3)杭穴に鉄筋籠を建て込む。(4)杭穴にトレミー管を建て込み、生コンを打設する。(5)埋め戻し作業を行う。
上記生コンを打設する工程において、例えば、鉄筋籠をクレーンの親(主巻)フックを用いて吊り下げた状態で生コンを打設する場合、前記鉄筋籠を前記親フックで吊ったままの状態では、切り離したケーシングの撤去が行えないため、上記したケーシングの撤去作業を行う際、前記親フックを一旦フリーな状態にするために前記鉄筋籠の吊替作業を行わなければならなかった。
前記杭穴に鉄筋籠を建て込む建込工程と、
前記杭穴に前記鉄筋籠を吊り下げた状態で生コンを前記杭穴に打設する打設工程と、を含む場所打ち杭の施工方法であって、
前記打設工程が、
前記生コンを所定高さまで打設した後、前記鉄筋籠をクレーンで吊り下げた状態で前記ケーシングを1個分引き抜いて切り離した後、撤去するケーシング撤去工程を繰り返し行う工程を含み、
前記ケーシング撤去工程が、
切り離した前記ケーシングを前記クレーンで吊り上げて支持する工程と、
前記クレーンで吊り上げて支持した前記ケーシングの下にケーシング仮受装置の仮受け部を配設する仮受工程と、
該仮受工程で前記仮受け部を配設した後、前記クレーンで吊り下げた状態の前記鉄筋籠を前記地盤に埋設されている前記ケーシングの上部開口部に吊り替える第1吊替工程と、を含むことを特徴としている。
そのため、前記クレーンで吊り上げて支持した前記ケーシングを前記ケーシング仮受装置の前記仮受け部に仮受けさせた状態にしてから前記第1吊替工程、すなわち、前記鉄筋籠の吊替作業を行うことができる。
したがって、前記吊り上げて支持した前記ケーシングが落下するような事故の発生を防止することができ、前記鉄筋籠の吊替作業を行う作業者の安全を確保した状態で施工することが可能となり、施工時の作業安全性を高めることができる。
なお、前記鉄筋籠は、例えば、前記クレーンの第1巻上手段で吊り、前記切り離したケーシングは、前記クレーンの第2巻上手段で吊るようにすればよい。
前記打設工程が、
前記杭穴にトレミー管を建て込み、該トレミー管を前記地盤に埋設されている前記ケーシングの上部開口部に吊り下げた後、前記トレミー管に前記生コンを流し込む工程を含み、
前記ケーシング撤去工程が、
前記生コンを所定高さまで打設した後、前記トレミー管を前記クレーンで吊り下げて支持し、
前記仮受工程で前記仮受け部を配設した後、前記クレーンで吊り下げて支持された前記トレミー管を前記地盤に埋設されている前記ケーシングの上部開口部に吊り替える第2吊替工程をさらに含むことを特徴としている。
したがって、前記吊り上げて支持した前記ケーシングが落下するような事故の発生を防止することができ、前記トレミー管の吊替作業を行う作業者の安全を確保した状態で施工することが可能となり、施工時の作業安全性を高めることができる。
なお、前記トレミー管は、例えば、前記クレーンの第3巻上手段で吊るようにしてもよいし、又は前記第1巻上手段で吊るようにしてもよい。
前記打設工程が、
前記ケーシング撤去工程の後に、前記ケーシング仮受装置の前記仮受け部を所定位置に戻す戻し工程と、
前記鉄筋籠を前記クレーンで吊り下げた状態に吊り替える第3吊替工程と、を含むことを特徴としている。
前記打設工程が、
前記ケーシング撤去工程の前又は後に、前記地盤に埋設されている前記ケーシングの上部開口部に吊り下げられた前記トレミー管を前記クレーンで吊り下げた状態に吊り替えて、前記トレミー管を引き上げて一部を切り離した後に撤去するトレミー管撤去工程を含むことを特徴としている。
切り離したケーシングを場所打ち杭用の掘削機の上方で仮受けするための仮受け部と、
該仮受け部を水平方向に移動させる移動機構と、
該移動機構が取り付けられる基部とを備えていることを特徴としている。
また、前記移動機構により前記仮受け部を水平方向に移動させることができるので、前記ケーシング撤去工程以外の前記仮受け部を利用しない工程において、前記仮受け部が施工時の作業を妨げないようにすることができる。
また、前記仮受け部、前記移動機構、及び前記基部といった少ない構成要素で作業安全性を高めることができる装置を提供することができる。
該門型架台の脚部の間隔が、前記掘削機の作業台の幅よりも大きく、
前記移動機構が、前記門型架台の脚部を摺動可能に支持する直動案内部を含んで構成され、
該直動案内部が、前記作業台よりも長くかつ前記作業台の外側に配設されていることを特徴としている。
また、前記移動機構が前記直動案内部を含んで構成され、該直動案内部が、前記作業台よりも長くかつ前記作業台の外側に配設されているため、前記ケーシング撤去工程以外の工程において、前記門型架台を前記作業台の外側に退避させておくことが可能となり、前記門型架台が施工時の作業を妨げないようにすることができる。
上記場所打ち杭用の掘削機によれば、上記ケーシング仮受装置(1)~(3)の効果を奏する掘削機として機能させることができ、場所打ち杭の施工時の作業安全性を高めることができる。
図2(a)は、切り離したケーシングをケーシング仮受装置の仮受け部で受けた状態、図2(b)は、鉄筋籠の吊替えを行った状態を示す図である。
図3(a)は、切り離したケーシングを撤去している状態、図3(b)は、トレミー管の一部を切り離して撤去している状態を示す図である。
図4は、2台目(2段目)の生コンを所定高さまで打設した状態を示す図である。
始めに、場所打ち杭用の掘削機1を地盤に据付ける。すなわち、掘削機1を、図示しないクローラクレーンなどのクレーンにより吊り上げ、地盤上に予め設置された設置台の上に杭芯を合わせて据付ける。掘削機1は、例えば、全周回転掘削機としての機能を備え、ケーシング20を全周回転させながら切削圧入したり、ケーシング20を垂直に引き抜いたりすることが可能な装置である。また、掘削機1には、ケーシング仮受装置10が取り付けられている。ケーシング仮受装置10の構成は追って説明する。
具体的には、まず、掘削機1にケーシング20(ファーストケーシング)をセットし、ケーシング20を回転させながら地盤に切削圧入した後、クレーンにハンマグラブを取り付け、ケーシング20の内部を掘削する。先のケーシング20を所定の深さまで圧入して、内部の掘削が完了したら、ハンマグラブを一旦引き上げて、継ぎ足し用のケーシング20をクレーンで吊り、先のケーシング20と連結する。この作業を繰り返して、所定の深度まで掘削し、杭穴4を形成し、その後、杭底処理を行う。なお、現場の状況に応じて、ハンマグラブの代わりにドリリングバケットを使用してもよい。
鉄筋籠30は、複数の主筋(縦筋)31と、これら主筋31と交差部を有する複数のフープ筋(横筋)32と、これら主筋31と交差部を有する複数の補強リング33とを含んで構成されている。これら主筋31と補強リング33との交差部が、例えば、図示しない鉄筋固定用金具によって固定され、また、主筋31とフープ筋32との交差部は、図示しない鉄線結束、金具等により固定されている。
吊り筋6cを鉄筋籠30に取り付ける方法としては、例えば、吊り筋6cの下端に固定されたフック部材やシャックル(図示せず)などを鉄筋籠30の補強リング33に係止させる方法などが採用され得る。なお、図では、鉄筋籠30を2点吊りした例を示しているが、鉄筋籠30のサイズによっては、4点吊りしてもよい。この時、トラバーサー6bに代えて、円環状のリング部材を用いてもよい。
まず、図1(a)に示すように、トレミー管40を鉄筋籠30の中心に建て込み、トレミー管40の上端部にホッパー部41を取り付け、ケーシング20の上部開口部20aに配設したカンザシ筋26(治具)でトレミー管40を支持した状態にする。なお、トレミー管40の建て込みには、クレーンが使用される。
ケーシング仮受装置10は、後述するケーシング撤去工程において、切り離したケーシング20Aを掘削機1の上方で仮受けするための仮受け部11と、仮受け部11を水平方向に移動させる移動機構13と、移動機構13が取り付けられる基部15とを備え、基部15又は移動機構13が掘削機1に取り付け可能に構成されている。
門型架台12の脚部12bは下端部に図示しない車輪を備え、該車輪がレール部14に乗せられるようになっている。また、前記車輪は、回転をホールドするストッパー機能を備えている。したがって、作業者が、手動で門型架台12をレール部14に沿って移動させたり、所定位置でホールドさせたりすることが可能になっている。なお、別の構成例では、レール部14が油圧式スライドレールや電動式スライドレールなどで構成されてもよい。
基部15又は移動機構13を掘削機1に取り付ける構成は、切り離したケーシング20を仮受け可能な強度を有する取付構造であれば、特に限定されない。例えば、基部15の支持部17、又は移動機構13のレール部14を掘削機1の作業台2や本体部3にボルトなどの締結具、連結板、作業台2上に配設される支持板、その他の固定具などを用いて取り付ける構成とすることができる。なお、掘削機1の本体部3には、反力用のカウンターウェイト3aが取り付け可能となっている。
図1(a)に示したように、生コン5を所定高さまで打設した後、図1(b)に示したように、トレミー管40をクレーンの孫フック8に取り付けられた吊り具8aで吊り下げて支持するとともに、鉄筋籠30をクレーンの親フック6に取り付けられた吊り具6aで吊り下げて支持した状態を保持する。また、ケーシング20を引き抜く前に、作業台2上に出ているケーシング20にクレーンの子フック7に取り付けられた吊り具7aを取り付ける。なお、トレミー管40をクレーンの孫フック8に取り付けられた吊り具8aで吊り下げる方法に代えて、吊り具8aを予めトラバーサー6bに取り付けておいて、トラバーサー6bに取り付けた吊り具8aでトレミー管40を吊り下げて支持するようにしてもよい。
次に、クレーンで吊り上げて支持したケーシング20Aの下にケーシング仮受装置10の仮受け部11を配設する仮受工程に進む。
すなわち、図1(b)に示した、掘削機1の作業台2の両側に位置しているケーシング仮受装置10の門型架台12を、図2(a)に示したように、クレーンで吊り上げて支持したケーシング20Aの下まで移動させた後、門型架台12の上に、切り離したケーシング20Aを載せて仮受け状態にする。
鉄筋籠30の吊替工程では、図2(a)に示した、クレーンの親フック6で吊り下げた状態の鉄筋籠30を、地盤に埋設されている(作業台2上の)ケーシング20の上部開口部20aに吊り替える作業を行う。例えば、図2(b)に示したように、ケーシング20の上部開口部20aに吊り筋6c用の吊り治具25を取り付け、吊り治具25に鉄筋籠30を吊り下げている吊り筋6cを固定し、吊り治具25及び吊り筋6cにより鉄筋籠30を杭穴4に吊り下げて支持した状態とし、鉄筋籠30を吊り下げていた、クレーンの親フック6とトラバーサー6bを引き上げる。
すなわち、ケーシング仮受装置10の門型架台12に仮受けされた状態のケーシング20Aをクレーンで吊り上げ、クレーンを旋回させて、ケーシング20Aを所定の仮置き場に降ろし、ケーシング20Aからクレーンの吊り具7aを取り外し、子フック7とともに吊り具7aを吊り上げてクレーンを所定位置に戻す。
ケーシング撤去工程を終えた後、図3(a)に示したように、ケーシング仮受装置10の門型架台12をレール部14に沿って作業台2の両側に移動させて、門型架台12を所定位置に戻す、すなわち、戻し工程を行う。
図3(b)に示したように、トレミー管撤去工程では、地盤に埋設されている(作業台2上の)ケーシング20の上部開口部20aに吊り下げられたトレミー管40をクレーンの孫フック8で吊り下げた状態に吊り替える。その後、クレーンでトレミー管40を吊り上げ、トレミー管40の連結部がケーシング20の上部開口部20aの上に位置した状態で引き上げを停止する。なお、トレミー管40の引き上げ量は、杭穴4内のトレミー管40の下端部が生コン5の中に2m以上挿入された状態を維持できる範囲である。
そのため、クレーンの子フック7で吊り上げて支持したケーシング20Aをケーシング仮受装置10の仮受け部11に仮受けさせた状態にしてから第1吊替工程、すなわち、鉄筋籠の吊替作業を行うことができる。
したがって、子フック7で吊り上げて支持したケーシング20Aが落下するような事故の発生を防止することができ、鉄筋籠30の吊替作業を行う作業者の安全を確保した状態で施工することができ、施工時の作業安全性を高めることができる。
したがって、子フック7で吊り上げて支持したケーシング20Aが落下するような事故の発生を防止することができ、トレミー管40の吊替作業を行う作業者の安全を確保した状態で施工することができ、施工時の作業安全性を高めることができる。
また、移動機構13により仮受け部11を水平方向に移動させることができるので、ケーシング撤去工程以外の仮受け部11を利用しない工程において、仮受け部11が施工時の作業を妨げないようにすることができる。
また、ケーシング仮受装置10は掘削機1に取り付け可能となっているので、仮受け部11、移動機構13、及び基部15といった少ない構成要素で、すなわち、コンパクトで低コストな構成で作業安全性を高めることができる装置を提供することができる。
また、移動機構13が直動案内部としてのレール部14を含んで構成され、レール部14が、作業台2の横幅よりも長くかつ作業台2の外側に配設された状態で、掘削機1に取り付け可能に構成されているので、ケーシング撤去工程以外の工程において、門型架台12を作業台2の外側に退避させておくことが可能となり、門型架台12が施工時の作業を妨げないようにすることができる。
別の実施の形態に係るケーシング仮受装置では、基部15が掘削機1の外周の地盤に配置される構造、例えば、基部15が複数の支柱を含む土台などを含んで構成され、掘削機1に取り付けない構造のものであってもよい。この場合は、例えば、掘削機1を地盤に据付けた後に、ケーシング仮受装置を地盤に据付けることとなる。
さらに別の実施の形態に係るケーシング仮受装置は、掘削機1の作業台2上に配置する構成のものであってもよい。
例えば、掘削機1が大型で、作業台2の面積が広い場合には、門型架台12の脚部12bの間隔が作業台2の幅(縦幅)よりも小さく(かつケーシング20の直径より大きく)、レール部14が作業台2の上面に取り付けられた構成であってよい。
別の実施の形態に係るケーシング仮受装置では、例えば、仮受け部を構成する2つの門型架台のそれぞれ一方の脚部が、掘削機1の作業台2の一側面に一定間隔(ケーシングの直径未満)を設けて配設された基部に回転可能に支持(軸支)され、これら一方の脚部を中心に台部が水平方向に旋回移動可能な構成とし、図5(b)の平面図に示したように、2つの門型架台の台部が平行になる位置まで旋回させた後、2つの門型架台の他方の脚部を、掘削機1の作業台2の他側面(一側面に対向する側面)に設けられた基部に取り付ける構成(旋回移動形式)としてもよい。
2 作業台
3 本体部
3a カウンターウェイト
4 杭穴
5 生コン
6 親フック(第1巻上手段)
6a 吊り具
6b トラバーサー
6c 吊り筋
7 子フック(第2巻上手段)
7a 吊り具
8 孫フック(第3巻上手段)
8a 吊り具
10 ケーシング仮受装置
11 仮受け部
12 門型架台
12a 台部
12b 脚部
13 移動機構
14 レール部(直動案内部)
15 基部
16 側面板
17 支持部
20、20A ケーシング
20a 上部開口部
20b 接続部
25 吊り治具
26 カンザシ筋
30 鉄筋籠
31 主筋
32 フープ筋
33 補強リング
40、40A トレミー管
41 ホッパー部
Claims (8)
- 地盤にケーシングを圧入し、継ぎ足しながら前記ケーシング内を掘削して杭穴を形成する掘削工程と、
前記杭穴に鉄筋籠を建て込む建込工程と、
前記杭穴に前記鉄筋籠を吊り下げた状態で生コンを前記杭穴に打設する打設工程と、を含む場所打ち杭の施工方法であって、
前記打設工程が、
前記生コンを所定高さまで打設した後、前記鉄筋籠をクレーンで吊り下げた状態で前記ケーシングを1個分引き抜いて切り離した後、撤去するケーシング撤去工程を繰り返し行う工程を含み、
前記ケーシング撤去工程が、
切り離した前記ケーシングを前記クレーンで吊り上げて支持する工程と、
前記クレーンで吊り上げて支持した前記ケーシングの下にケーシング仮受装置の仮受け部を配設する仮受工程と、
該仮受工程で前記仮受け部を配設した後、前記クレーンで吊り下げた状態の前記鉄筋籠を前記地盤に埋設されている前記ケーシングの上部開口部に吊り替える第1吊替工程と、を含むことを特徴とする場所打ち杭の施工方法。 - 前記打設工程が、
前記杭穴にトレミー管を建て込み、該トレミー管を前記地盤に埋設されている前記ケーシングの上部開口部に吊り下げた後、前記トレミー管に前記生コンを流し込む工程を含み、
前記ケーシング撤去工程が、
前記生コンを所定高さまで打設した後、前記トレミー管を前記クレーンで吊り下げて支持し、
前記仮受工程で前記仮受け部を配設した後、前記クレーンで吊り下げて支持された前記トレミー管を前記地盤に埋設されている前記ケーシングの上部開口部に吊り替える第2吊替工程をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の場所打ち杭の施工方法。 - 前記打設工程が、
前記ケーシング撤去工程の後に、前記ケーシング仮受装置の前記仮受け部を所定位置に戻す戻し工程と、
前記鉄筋籠を前記クレーンで吊り下げた状態に吊り替える第3吊替工程と、を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の場所打ち杭の施工方法。 - 前記打設工程が、
前記ケーシング撤去工程の前又は後に、前記地盤に埋設されている前記ケーシングの上部開口部に吊り下げられた前記トレミー管を前記クレーンで吊り下げた状態に吊り替えて、前記トレミー管を引き上げて一部を切り離した後に撤去するトレミー管撤去工程を含むことを特徴とする請求項2記載の場所打ち杭の施工方法。 - 請求項1記載の場所打ち杭の施工方法に用いるケーシング仮受装置であって、
切り離したケーシングを場所打ち杭用の掘削機の上方で仮受けするための仮受け部と、
該仮受け部を水平方向に移動させる移動機構と、
該移動機構が取り付けられる基部とを備えていることを特徴とするケーシング仮受装置。 - 前記基部又は前記移動機構が前記掘削機に取り付け可能に構成されていることを特徴とする請求項5記載のケーシング仮受装置。
- 前記仮受け部が、1以上の門型架台を含んで構成され、
該門型架台の脚部の間隔が、前記掘削機の作業台の幅よりも大きく、
前記移動機構が、前記門型架台の脚部を摺動可能に支持する直動案内部を含んで構成され、
該直動案内部が、前記作業台よりも長くかつ前記作業台の外側に配設されていることを特徴とする請求項5又は請求項6記載のケーシング仮受装置。 - 請求項5又は請求項6記載のケーシング仮受装置を備えていることを特徴とする場所打ち杭用の掘削機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2024091701A JP7576371B1 (ja) | 2024-06-05 | 2024-06-05 | 場所打ち杭の施工方法、該施工方法に用いるケーシング仮受装置、及び場所打ち杭用の掘削機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2024091701A JP7576371B1 (ja) | 2024-06-05 | 2024-06-05 | 場所打ち杭の施工方法、該施工方法に用いるケーシング仮受装置、及び場所打ち杭用の掘削機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7576371B1 true JP7576371B1 (ja) | 2024-10-31 |
Family
ID=93254467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2024091701A Active JP7576371B1 (ja) | 2024-06-05 | 2024-06-05 | 場所打ち杭の施工方法、該施工方法に用いるケーシング仮受装置、及び場所打ち杭用の掘削機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7576371B1 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004263561A (ja) | 2004-06-30 | 2004-09-24 | Hazama Corp | 場所打ち杭及びその施工法 |
JP2005350917A (ja) | 2004-06-09 | 2005-12-22 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 深礎杭及びその施工方法 |
JP2021139111A (ja) | 2020-03-02 | 2021-09-16 | 株式会社大林組 | 吊持装置及び鉄筋かごの建込み方法 |
-
2024
- 2024-06-05 JP JP2024091701A patent/JP7576371B1/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005350917A (ja) | 2004-06-09 | 2005-12-22 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | 深礎杭及びその施工方法 |
JP2004263561A (ja) | 2004-06-30 | 2004-09-24 | Hazama Corp | 場所打ち杭及びその施工法 |
JP2021139111A (ja) | 2020-03-02 | 2021-09-16 | 株式会社大林組 | 吊持装置及び鉄筋かごの建込み方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN110092290A (zh) | 一种可循环利用吊筋的钢筋笼下放方法 | |
JP2684155B2 (ja) | 地下構造物の築造に用いる開削工法 | |
CN110904956B (zh) | 灌注桩施工工艺 | |
JP7463766B2 (ja) | 吊持装置及び鉄筋かごの建込み方法 | |
CN111945714A (zh) | 钢套管导向法结合钢立柱插设施工方法 | |
JP7576371B1 (ja) | 場所打ち杭の施工方法、該施工方法に用いるケーシング仮受装置、及び場所打ち杭用の掘削機 | |
JP7649079B1 (ja) | 場所打ち杭の施工方法、該施工方法に用いる吊荷仮受装置、及び場所打ち杭用の掘削機 | |
JP4947459B2 (ja) | 杭芯材施工方法 | |
JPH0925719A (ja) | 深礎用移設足場 | |
CN116427388A (zh) | 一种咬合桩定向注浆结构及咬合桩定向注浆加固土体方法 | |
JPH055312A (ja) | 構真柱建込方法 | |
JP2002038475A (ja) | 深礎杭構築工法 | |
JPH06257142A (ja) | 鉄筋籠建込装置及び該装置を用いた鉄筋籠の 組立て建込み方法 | |
CN115075230B (zh) | 一种扩底桩施工方法及使用的钢筋笼 | |
JP7364105B2 (ja) | 位置調整装置及び構真柱の位置調整方法 | |
CN215406059U (zh) | 用于施工基坑支护体系的前置式斜桩的导向装置 | |
JPH0960311A (ja) | リフトアップ解体工法 | |
KR960002379B1 (ko) | 역타설 무지보 지하구조물 구축장치와 이를 이용한 구축공법 | |
JPH07985B2 (ja) | 拡開収縮可能なライナー型枠及びその立坑掘削工法 | |
JP2681219B2 (ja) | 深礎工法における作業足場 | |
JP2011220009A (ja) | 構真柱の建込み工法 | |
SU977176A1 (ru) | Устройство дл возведени подземных железобетонных сосудов | |
CN211421111U (zh) | 沉管灌注桩钢筋吊升装置 | |
JPH0629226Y2 (ja) | 鋼管杭打設装置 | |
CN117431961A (zh) | 一种狭窄基坑内支撑下穿塔吊基础的施工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240627 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20240627 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240813 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20240910 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20241011 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7576371 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |