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JP7570824B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式等の画像形成装置において記録材に転写したトナー画像を定着するための定着装置に関する。
従来、電子写真方式を用いた画像形成装置では、像担持体としての感光ドラム上に形成された静電潜像を現像装置でトナーにより現像してトナー像を形成し、このトナー像を記録材に転写してから定着装置において記録材に定着している。定着装置の一例として、加熱回転体と該加熱回転体を加圧する加圧回転体とを有し、加熱回転体と加圧回転体との間の定着ニップ部で記録材を挟持搬送することで、記録材に担持されたトナーを熱と圧力とにより定着する熱圧式のものが普及している。
また、近年の電子写真式の画像形成装置では、高速化が進んでおり、それに対応するために定着装置においては加熱回転体の大型化が進んでいる。このため、定着ローラと加熱ローラとに張架された加熱回転体を薄肉のベルト材で形成した定着装置が開発されている(特許文献1参照)。例えば、特許文献1に記載の定着装置では、定着ニップ部を形成する加熱回転体のメンテナンスの容易化や長寿命化のために、例えば、加熱回転体を含む加熱ユニットを定着装置の筐体に対して交換可能にしている。
特開2011-123181号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の定着装置では、定着装置に設けられた筐体のカバーが加熱ユニットを取り外す方向に開くように設けられている。このため、加熱ユニットを交換するために筐体から取り外す際は、開放したカバーに加熱ユニットが干渉してしまい、加熱ユニットの交換作業の妨げになる虞がある。
本発明は、加熱ユニットを筐体に対して着脱するときの作業性を向上可能な定着装置を提供することを目的とする。
本発明の定着装置は、画像形成部で形成された未定着のトナー像を記録材に定着する定着装置であって、前記記録材に当接して加熱可能な第1回転体を有する加熱ユニットと、前記第1回転体に当接し、前記第1回転体との間で加圧された定着ニップ部を形成する第2回転体と、前記第2回転体を支持し、かつ、前記加熱ユニットを着脱可能に支持する筐体と、前記記録材の搬送方向において前記定着ニップよりも下流に位置し、前記筐体に支持される分離板であって、前記第1回転体に非接触の状態で前記第1回転体から前記記録材を分離する分離板と、前記加熱ユニットを前記筐体に装着する際に、前記第1回転体が前記定着ニップ部に位置するように前記加熱ユニットを挿入開始位置から装着位置への装着方向に案内して装着させるガイド部と、前記記録材の搬送方向において前記定着ニップよりも下流に位置する揺動軸により前記ガイド部を開閉可能に揺動し、前記筐体に取り付けられたカバーと、を備え、前記装着方向は、前記定着ニップ部に挟持された前記記録材の搬送方向に沿った方向であることを特徴とする。
本発明によれば、加熱ユニットを筐体に対して着脱するときの作業性を向上することができる。
実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 実施形態に係る画像形成装置の制御ブロック図である。 実施形態に係る定着装置において、加熱ユニットが装着位置に位置してカバーが閉じて定着ニップ部が形成された状態を示す断面図である。 実施形態に係る定着装置において、カバーが開いて加熱ユニットが装着位置に位置した状態を示す断面図である。 実施形態に係る定着装置において、カバーが開いて加熱ユニットが挿入開始位置に位置した状態を示す断面図である。 実施形態に係る定着装置において、カバーが開いて加熱ユニットが開口部の外部に位置した状態を示す断面図である。 実施形態に係る定着装置において、加熱ユニットが装着位置に位置してカバーが閉じる前の状態を示す断面図である。 実施形態に係る定着装置において、加熱ユニットが装着位置に位置してカバーが閉じて定着ニップ部が形成されていない状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を、図1~図8を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、画像形成装置1の一例としてタンデム型のフルカラープリンタについて説明している。但し、本発明はタンデム型の画像形成装置1に限られず、他の方式の画像形成装置であってもよく、また、フルカラーであることにも限られず、モノクロやモノカラーであってもよい。
[画像形成装置]
図1に示すように、画像形成装置1は、装置本体内に4色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成部PY、PM、PC、PKを有する電子写真方式のフルカラープリンタである。本実施形態では、画像形成部PY、PM、PC、PKを後述する中間転写ベルト7の回転方向に沿って配置した中間転写タンデム方式としている。画像形成装置1は、装置本体に接続された不図示の原稿読み取り装置又は装置本体に対し通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等のホスト機器からの画像信号に応じてトナー像(画像)を記録材Sに形成する。記録材Sとしては、用紙、プラスチックフィルム、布などのシート材が挙げられる。また、画像形成装置1は、画像形成プロセスなどの各種制御を行うための制御部20を備えている。
画像形成プロセスについて説明する。まず、画像形成部PY、PM、PC、PKについて説明する。本実施形態では、画像形成部PY、PM、PC、PKは、トナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外、ほぼ同一に構成される。そこで、以下では代表してイエローの画像形成部PYを例に説明し、その他の画像形成部PM、PC、PKについては説明を省略する。
画像形成部PYは、主に感光ドラム2、帯電装置3、露光装置4、現像装置5等から構成される。回転駆動される像担持体の一例としての感光ドラム2の表面は、帯電装置3により予め表面を一様に帯電され、その後、画像情報の信号に基づいて駆動される露光装置4によって静電潜像が形成される。即ち、感光ドラム2には、静電潜像が形成される。感光ドラム2上に形成された静電潜像は、現像装置5によってトナーにより現像され、トナー像として可視像化される。また、画像形成で消費された現像剤中のトナーは、不図示のトナーカートリッジからキャリアと共に補給される。
その後、感光ドラム2と中間転写ベルト7を挟んで対向配置される一次転写ローラ6により所定の加圧力及び一次転写バイアスが与えられ、感光ドラム2上に形成されたトナー像が中間転写ベルト7上に一次転写される。一次転写後の感光ドラム2上に僅かに残る転写残トナーは、クリーニング装置8により除去され、再び次の画像形成プロセスに備える。
中間転写ベルト7は、テンションローラ10、二次転写内ローラ11、駆動ローラ12によって張架されている。中間転写ベルト7は、駆動ローラ12によって図中矢印R1方向へと移動するように駆動される。上述の画像形成部PY、PM、PC、PKにより処理される各色の画像形成プロセスは、中間転写ベルト7上に一次転写された移動方向上流の色のトナー像上に順次重ね合わせるタイミングで行われる。その結果、最終的にはフルカラーのトナー像が中間転写ベルト7上に形成され、二次転写部T2へと搬送される。二次転写部T2は、中間転写ベルト7の二次転写内ローラ11に張架された部分と二次転写外ローラ13とにより形成される転写ニップ部である。なお、二次転写部T2を通過した後の転写残トナーは、転写クリーナ装置14によって中間転写ベルト7から除去される。
二次転写部T2まで送られて来るトナー像の形成プロセスに対して、同様のタイミングで二次転写部T2までの記録材Sの搬送プロセスが実行される。搬送プロセスでは、記録材Sは、不図示のシートカセット等から給送され、画像形成タイミングに合わせて二次転写部T2へと送られる。二次転写部T2では、二次転写内ローラ11に二次転写電圧が印加される。
以上、画像形成プロセス及び搬送プロセスにより、二次転写部T2において中間転写ベルト7から記録材Sにトナー像が二次転写される。その後、記録材Sは定着装置30へと搬送され、定着装置30により加熱及び加圧されることにより、トナー像が記録材S上に溶融固着される。即ち、定着装置30は、画像形成部で形成された未定着のトナー像を記録材Sに定着する。こうしてトナー像が定着された記録材Sは、排出ローラにより不図示の排出トレイに排出される。
[制御部]
画像形成装置1は、上記した画像形成動作などの各種制御を行うための制御部20を備えている。画像形成装置1の各部の動作は、画像形成装置1に設けられた制御部20によって制御される。一連の画像形成動作は、装置本体の上面の操作部、あるいは、ネットワークを経由した各入力信号に従って制御部20が制御している。
図2に示すように、制御部20は、演算制御手段としてのCPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23等を有する。CPU21は、ROM22に格納された制御手順に対応するプログラムを読み出しながら画像形成装置1の各部の制御を行う。RAM23には、作業用データや入力データが格納されており、CPU21は、前述のプログラム等に基づいてRAM23に収納されたデータを参照して制御を行う。制御部20には、後述する定着装置30の定着ベルト41と加圧ローラ32を駆動するための駆動モータM1や、後述する加熱ヒータ48やサーミスタ49などが接続されている。
[定着装置]
次に、定着装置30について、図3を用いて詳細に説明する。図3に示すように、定着装置30は、ベルト加熱方式の加熱装置であり、画像形成装置1(図1参照)の装置本体に対して着脱可能なカートリッジ状に形成されている。定着装置30は、筐体31と、加熱ユニット40と、第2回転体としての加圧ローラ32と、分離ユニット50と、カバー60とを有している。
加熱ユニット40は、無端状で回転可能な第1回転体としての定着ベルト41と、定着部材としての加圧パッド42と、加熱ローラ43と、ステアローラ44と、ステイ45と、これらをカートロッジ状に一体化するユニット側板46と、を有している。加熱ユニット40は、筐体31に対して着脱可能に装着される。
定着ベルト41は、記録材Sに当接して加熱可能であり、熱伝導性や耐熱性等を有する薄肉の円筒形状のベルト部材である。本実施形態においては、定着ベルト41は、基層、基層の外周に弾性層、その外周に離型性層を形成した3層構造である。基層は厚さ30μmで材質はポリイミド樹脂(PI)を用い、弾性層は厚さ300μmでシリコーンゴムを用いている。離型性層は、厚さ30μmで、フッ素樹脂としてのPFA(四フッ化エチレン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合樹脂)を用いている。定着ベルト41は、加圧パッド42と、加熱ローラ43と、ステアローラ44とによって張架されている。定着ベルト41の外径は、例えば120mmとしている。
加圧パッド42は、ステイ45に支持され、定着ベルト41を挟んで加圧ローラ32に押圧されている。ステイ45の材質はステンレスで、ステイ45は回転軸線方向の両端部を定着装置30の筐体31の定着フレーム33によって支持されている。ステイ45には、分離板位置決め部45aが設けられている。定着ベルト41と加圧ローラ32との当接部により、定着ニップ部Nが形成されている。尚、回転軸線方向は、定着ニップ部Nを通過した記録材Sの搬送方向に直交する方向である。
加圧パッド42の材質は、例えば、LCP(液晶ポリマ)樹脂を用いている。加圧パッド42と定着ベルト41の間には、潤滑シート47を介在させている。潤滑シート47としては、例えば、厚さ100μmのPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)をコーティングしたPI(ポリイミド)シートを用いている。このPIシートには、1mm間隔で100μmの突起形状を形成していて、定着ベルト41との接触面積を減らすことにより摺動抵抗を低減させている。定着ベルト41の内面には潤滑剤を塗布しており、定着ベルト41は加圧パッド42に対して滑らかに摺動するようにしている。潤滑材としては、例えばシリコーンオイルを用いている。
加熱ローラ43は厚み1mmのステンレス製パイプで、その内部に例えばハロゲンヒータからなる加熱ヒータ48(図2参照)が配設されており、加熱ローラ43を所定の温度に加熱可能である。定着ベルト41は、加熱ローラ43によって加熱され、サーミスタ49(図2参照)による検知温度に基づき、シート種に応じた所定の目標温度に制御される。また、加熱ローラ43は、回転軸線方向の一端部に不図示のギヤが固定されており、ギヤを介して駆動モータM1(図2参照)に接続されて回転駆動される。定着ベルト41は、加熱ローラ43の回転に倣って従動回転する。
ステアローラ44は、回転軸線方向の一端部、又は中央部近傍に略鉛直方向の回動中心を有し、定着ベルト41に対して回動することで主走査方向に張力差を発生させ、定着ベルト41の主走査方向の位置を調整することができる。尚、ステアローラ44は加熱ユニット40のフレームによって支持された不図示の付勢ばねによって付勢されており、定着ベルト41に所定の張力を与えるテンションローラでもある。
加圧ローラ32は、定着ベルト41に対向して当接し、定着ベルト41との間で加圧された定着ニップ部Nを形成する。加圧ローラ32は、軸の外周に弾性層を、その外周に離型性層を形成したローラである。この加圧ローラ32では、軸にステンレスを用い、弾性層は厚さ3mmで導電シリコーンゴムを用いている。離型性層は、厚さ30μmで、フッ素樹脂としてのPFA(四フッ化エチレン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合樹脂)を用いている。加圧ローラ32は、定着装置30の筐体31の定着フレーム33によって軸支持されており、回転軸線方向の一端部にギヤが固定され、ギヤを介して駆動モータM1(図2参照)に接続されて回転駆動される。
定着ベルト41と加圧ローラ32との間に形成される定着ニップ部Nにおいて、トナー画像を担持した記録材S(図1参照)を挟持し、搬送しながらトナー画像を加熱する。このように、定着装置30は、記録材Sを挟持搬送しながら、記録材Sにトナー画像を定着させる。よって、熱や圧力を加えるという機能と、記録材Sを搬送するという機能の両立が必要である。
分離ユニット50は、定着フレーム33に設けられ、分離板51と、回転軸線方向の両側に突出したガイド軸52及び回転軸53とを有している。分離ユニット50は、回転軸53により定着フレーム33に揺動可能に軸支される。分離板51は、定着ニップ部Nを通過した記録材Sを定着ベルト41から分離するために設けられ、摺動による記録材Sのトナー付着や画像傷等を防ぐために、金属板にフッ素系テープが貼付されて形成されている。ガイド軸52は、回転軸53よりもシート搬送方向(図中のD1方向)の上流側に配置されている。
定着フレーム33は、回転軸線方向に関して、筐体31の両側部に固定されて設けられ、それぞれガイド部34と、加圧フレーム35と、加圧ばね36とが設けられている。加熱ユニット40のステイ45は、ガイド部34に挿入され、後述する押圧部80によりガイド部34に押圧されて固定される。ステイ45をガイド部34に固定した後、不図示の駆動源及びカムにより加圧フレーム35が加熱ユニット40の側に移動することで、加圧ローラ32が定着ベルト41を介して加圧パッド42に対して加圧される。画像形成時における加圧ローラ32の加圧パッド42への加圧力は、例えば1000Nとしている。
ガイド部34は、支持面34aと、位置決め部の一例である位置決め面34bと、摺動面34cと、開口部34dとを有している。支持面34aは、加熱ユニット40を挿入する装着方向D1に沿って加圧ローラ32の対向側に形成され、加熱ユニット40が図3に示す装着位置に位置する場合に、定着ベルト41の内周側において定着ベルト41が加圧ローラ32から受けた反力を支持する。位置決め面34bは、ガイド部34の装着方向D1の最奥部に略鉛直に形成され、加熱ユニット40が装着位置に位置する場合に、加熱ユニット40に対して装着方向D1に当接して位置決めする。摺動面34cは、支持面34aに対向して装着方向D1に沿って形成され、加熱ユニット40を挿抜する際にステイ45を摺動させて案内する。開口部34dは、ガイド部34の内外を連通する開口である。ステイ45を開口部34dからガイド部34に挿入することにより加熱ユニット40を装着位置に移動させることができ、ステイ45を開口部34dからガイド部34の外部に取り出すことにより加熱ユニット40を筐体31から取り外すことができる。
ガイド部34は、加熱ユニット40を筐体31に装着する際に、定着ベルト41が定着ニップ部Nに位置するように加熱ユニット40を挿入開始位置(図5参照)から装着位置(図3参照)に案内して装着させる。装着位置は、ステイ45が位置決め面34bに当接して、定着ベルト41が定着ニップ部Nに位置する位置である。本実施形態では、挿入開始位置は、図5に示すように、ステイ45の装着方向D1の端部が支持面34a及び摺動面34cの間に入って、挿入時であればガイド部34によるガイドが開始され、取出時であればガイド部34によるガイドが終了する位置である。また、加熱ユニット40が挿入開始位置と装着位置(図5中、想像線で示す)との間で移動可能な領域を移動領域Ar1とする。
尚、本実施形態では、加熱ユニット40を挿入する装着方向D1は、定着ニップ部Nに挟持された記録材Sの搬送方向に沿った方向であり、ここでは平行に設定している。但し、装着方向D1は定着ニップ部Nにおけるシート搬送方向と完全に平行であることには限られず、概ね平行であればよく、また装着方向D1とシート搬送方向とを逆方向に設定してもよい。
また、加熱ユニット40を図3に示すように装着位置に位置させたときは、ステイ45の分離板位置決め部45aに分離ユニット50のガイド軸52が係合することで、分離ユニット50の定着ベルト41に対する位置が定まる。即ち、回転軸53を中心に揺動可能に保持された分離ユニット50は、分離板位置決め部45aの係合部分にガイド軸52が押し付けられることで係合して、揺動方向の姿勢が決められ、分離ユニット50と定着ニップ部Nとの位置決めが可能となる。
ユニット側板46は、回転軸線方向の両側部に設けられている。ユニット側板46は、第1当接面46aと第2当接面46bとを有している。第2当接面46bは、装着方向D1に沿うと共に、第1当接面46aとは傾斜角度を異にして連続して設けられている。これら第1当接面46a及び第2当接面46bの詳細については後述する。
[カバー]
次に、カバー60について、詳細に説明する。カバー60は、筐体31の開口部と筐体31に装着された加熱ユニット40を覆い、加熱ユニット40を保護及び遮熱するために設けられている。カバー60は、カバー本体61と、清掃部70と、押圧部80とを有している。
カバー本体61は、筐体31の上部と、回転軸線方向の両側部と、装着方向D1の上流側及び下流側の両側部とを覆うことができる。カバー本体61の回転軸線方向の両側部は、定着フレーム33に揺動軸62を介して揺動可能に軸支されている。本実施形態では、揺動軸62は、装着位置に位置する加熱ユニット40よりも装着方向D1の下流側に配置されている。即ち、カバー本体61は、装着位置に位置する加熱ユニット40よりも装着方向D1の下流側に筐体31に対する揺動中心を有して揺動可能に設けられている。尚、揺動軸62は装着位置に位置する加熱ユニット40よりも装着方向D1の下流側に配置されていることには限られず、例えば、加熱ユニット40よりも装着方向D1の下流側でなくても、カバー60が装着方向D1側に開放可能であればよい。
カバー本体61は、揺動軸62を中心とする外径側の回転軸線方向の両側部に、開閉係合軸63を有している。カバー60を閉じたときに、開閉係合軸63が定着フレーム33と係合することで、カバー60の定着フレーム33に対する揺動方向位置が位置決めされる。
カバー本体61は、揺動により第1位置と前記第2位置とに移動可能である。第1位置は、図3に示すように、カバー60が装着位置に位置する加熱ユニット40を覆う位置である。第2位置は、図4に示すように、加熱ユニット40の移動領域Ar1(図5参照)から退避して加熱ユニット40を筐体31に着脱可能にする位置である。
カバー本体61は、図3に示すように、第1位置において加熱ユニット40の装着方向D1の上流側に位置する遮蔽部64を有する。本実施形態では、遮蔽部64は、カバー本体61が第1位置に位置するときは、加熱ユニット40の装着方向D1の上流側で上下方向に延びた形状を有し、加熱ユニット40の移動領域Ar1(図5参照)に重なって位置している。このため、装着位置に位置する加熱ユニット40を取り出せず、外部から加熱ユニット40を装着できないようになっている。また、遮蔽部64は、図4に示すように、カバー本体61が第2位置に位置するときは、カバー本体61の揺動に伴って揺動し、カバー本体61が第1位置に位置するときよりも装着方向D1の下流側に位置している。このため、装着位置に位置する加熱ユニット40をカバー60に干渉することなく容易に取り出したり、外部から加熱ユニット40を容易に装着することができる。
清掃部70は、当接部の一例であり、定着ベルト41の表面を清掃するために設けられている。清掃部70は、装着位置に位置する加熱ユニット40の定着ベルト41に対して、図3に示すように第1位置に位置するときに当接して、図4に示すように第2位置に位置するときに離隔するように設けられている。清掃部70は、アーム71と、揺動軸72と、清掃ローラ73とを有している。アーム71は、カバー60に対して揺動軸72により揺動可能に軸支されている。清掃ローラ73は、定着ベルト41の表面に付着する異物を除去するために設けられている。本実施形態では、清掃ローラ73は、例えば、直径6mmの金属製(例えば、ステンレス製や、めっきした鉄製)の芯金表面に繊維束を植毛したパイルブラシを巻き付けた外径約10mmのブラシローラとしている。不図示の加圧手段が、アーム71に軸支される清掃ローラ73を接触位置と離間位置とに移動させ、接触位置においては清掃ローラ73を定着ベルト41に20N程度の力で接触させる。本実施形態では、清掃ローラ73は、画像形成動作中に定着ベルト41に当接し、メンテナンス作業を含む非画像形成動作中には離間するようにしている。
押圧部80は、筐体31に装着されている加熱ユニット40のステイ45を位置決め面34bに押圧して、加熱ユニット40を装着位置に位置決めするために設けられている。押圧部80は、カバー60が閉められて第1位置に位置した状態において、加熱ユニット40を定着フレーム33に押し付けることで、定着装置30に対する加熱ユニット40の位置を安定させるためのロック機構である。押圧部80は、押圧アーム81と、揺動軸82と、押圧コロ83と、押圧ばね84と、ストッパ85とを有している。
押圧アーム81は、カバー本体61の回転軸線方向の両側部に揺動軸82により揺動可能に軸支されている。押圧コロ83は、押圧アーム81により回転可能に軸支されている。押圧ばね84は、例えば、引っ張りコイルばねからなり、押圧コロ83が加熱ユニット40を押圧する方向に押圧アーム81を付勢している。また、図4に示すように、押圧コロ83が加熱ユニット40に接触しない状態においては、押圧アーム81がストッパ85と接触し、押圧アーム81の回転を規制する。
[加熱ユニットの取り出し動作]
次に、図4~図6を用いて、本実施形態における定着装置30から加熱ユニット40を取り外す動作について説明する。通常、メンテナンス作業は、画像形成を行わない時に実施される。そのため、図3に示す状態から加圧ローラ32と清掃ローラと73を定着ベルト41から離間した状態で、加熱ユニット40の取り外しは実施される。図4に示すように、開閉係合軸63による規制を解除し、カバー60を、揺動軸62を中心に揺動方向R2に揺動させると、第2位置にカバー60が移動する。これにより、加熱ユニット40を押圧していた押圧部80が上方の装着方向D1に移動するので、加熱ユニット40への押圧が解除される。このため、加熱ユニット40は、装着方向D1とは反対方向の取出方向D2に取り出し可能になる。
そして、図5に示すように、加熱ユニット40をガイド部34から取り外す場合、取出方向D2は摺動面34cにより規制される。加熱ユニット40を取出方向D2に移動させると、分離板位置決め部45aとガイド軸52との係合が解除される。定着フレーム33に形成されたガイド部34の開口部34dからステイ45が外部に出るまで、加熱ユニット40を取出方向D2に移動させる。
ステイ45が開口部34dから外部に出ると、図6に示すように、定着装置30から加熱ユニット40を取り外すことが可能になる。このとき、カバー60は加熱ユニット40を取り外す取出方向D2と反対側に退避した第2位置に位置しており、加熱ユニット40を着脱するための作業領域Ar2(一点鎖線で挟まれた領域)からカバー60の全体が退避する。このため、加熱ユニット40の取り外し動作と装着動作において、カバー60が加熱ユニット40の動線に重ならず、作業の妨げを抑えることができる。
これにより、作業者がカバー60を隔てて作業するような無理な姿勢を取る必要がなくなり、自然な姿勢で作業することが可能になり、カバー60による作業性の悪化や、カバー60を取り外すような余計な作業の発生を防ぐことができる。また、カバー60が第2位置に位置することにより、清掃ローラ73が定着ベルト41から離間して、加熱ユニット40の取出方向D2に退避する位置に移動する。そのため、加熱ユニット40の取り外し動作と装着動作において、清掃ローラ73が定着ベルト41に接触して定着ベルト41を傷める虞を抑えることができる。
[加熱ユニットの装着動作]
次に、図6、図5、図4、図7、図8の順で、本実施形態における定着装置30に加熱ユニット40を装着する動作について説明する。図6に示すように、加熱ユニット40を装着する際は、ステイ45をガイド部34の開口部34dに挿入し、図5に示すように、ステイ45を摺動面34cに載置する。そして、加熱ユニット40を装着方向D1に摺動させ、図4に示すように、ステイ45を位置決め面34bに突き当てる。このとき、分離板位置決め部45aに分離ユニット50のガイド軸52が係合し、加熱ユニット40と分離板51の相対位置が位置決めされる。
図7に示すように、カバー60を揺動方向R3に揺動させると、押圧アーム81はストッパ85に突き当たった状態で移動し、押圧コロ83が加熱ユニット40に形成された第2当接面46bに当接する。押圧コロ83が第2当接面46bに当接した状態でカバー60をさらに揺動方向R3に揺動させると、押圧コロ83を介して押圧アーム81が揺動軸82を中心に揺動方向R2に揺動し、押圧ばね84に抗してストッパ85から離間する。これにより、押圧ばね84による押圧力を加熱ユニット40に作用させる。即ち、第2当接面46bは、加熱ユニット40が装着位置に位置すると共にカバー60が第2位置から第1位置に移動するときに、押圧コロ83が第1当接面46aに当接するよりも前に当接する。
図8に示すように、カバー60が閉められて第1位置に位置すると、押圧ばね84により押圧コロ83は加熱ユニット40の第1当接面46aを押圧する。即ち、第1当接面46aは、加熱ユニット40が装着位置に位置すると共にカバー60が第1位置に位置するときに、押圧コロ83が当接する。このとき、第1当接面46aの傾斜角度と押圧コロ83の押圧方向との形成する角度により、押圧力は分力され、加熱ユニット40を定着フレーム33に押し付ける装着方向D1への押圧力を作用させる。これにより、押圧部80は、装着位置に位置する加熱ユニット40に対して、カバー60が第1位置に位置するときに当接して加熱ユニット40を装着方向D1の下流側に押圧して位置決め面34bに位置決めする。
第1当接面46aの装着方向D1に対して形成する角度は、90度に近い方が効果的に加熱ユニット40を定着フレーム33に押し付けることができる。このため、第1当接面46aは、装着方向D1に対して45度以上、かつ、90度以下の角度を形成することが好ましい。
また、第2当接面46bと第1当接面46aとは傾斜角度を異にしながらも連続して設けられている。このため、押圧コロ83が第2当接面46bに接触して押圧ばね84による回転力を付与しながら第1当接面46aに移動することが可能になり、押圧部80が接触した後に加熱ユニット40を押圧することができる。加熱ユニット40をユーザが装着しただけでは、加熱ユニット40のステイ45とガイド部34の位置決め面34bとの間に隙間が空いてしまう可能性がある。これに対し、押圧コロ83が第1当接面46aに接触することで、ステイ45を位置決め面34bに押圧する力を発生させることができ、加熱ユニット40の位置及び姿勢を好適に定めることが可能になる。
上述したように、本実施形態の定着装置30では、カバー60は、カバーが開いて第2位置に位置するときに、カバー60が閉じて第1位置に位置するときよりも装着方向D1の下流側に位置する。このため、カバー60は加熱ユニット40を取り外す取出方向D2と反対側に退避した第2位置に位置することで、加熱ユニット40を着脱するための作業領域Ar2(図6参照)からカバー60の全体が退避する。これにより、加熱ユニット40の着脱動作において、カバー60が加熱ユニット40の動線に重ならず、作業の妨げを抑えることができ、作業性を向上することができる。
また、本実施形態の定着装置30によれば、カバー60は押圧部80を有している。このため、加熱ユニット40の装着時に、カバー60を閉じるだけで加熱ユニット40を装着方向D1に押圧することができ、定着装置30に対してより精度よく加熱ユニット40を取り付けて位置決めすることができる。
また、本実施形態の定着装置30によれば、カバー60は清掃部70を有している。このため、加熱ユニット40の着脱時に、定着ベルト41の表面に接触する部材や機構を退避させることができ、加熱ユニット40の着脱を容易に行うことができる。
また、本実施形態の定着装置30によれば、第2当接面46bと第1当接面46aとは傾斜角度を異にしながら連続して設けられている。このため、押圧コロ83の加熱ユニット40への接触と押圧動作を連続して行うことが可能になり、加熱ユニット40をスムーズに装着位置に位置決めさせることができる。
尚、上述した本実施形態の定着装置30では、駆動モータM1の駆動により加熱ローラ43及び加圧ローラ32の両方が駆動される場合について説明したが、これには限られない。例えば、駆動モータM1により加圧ローラ32が駆動され、定着ベルト41は加圧ローラ32に従動回転するようにしてもよい。この場合、加熱ユニット40はシート搬送方向に押圧されるので、加熱ユニット40はシート搬送方向の上流側から下流側に向けて装着する方法が力の関係上有利である。本実施形態の定着装置30によれば、加熱ユニット40の装着方向D1は、定着ニップ部Nに挟持された記録材Sの搬送方向と平行な方向としているので、上記のような場合にも好ましい。
また、上述した本実施形態の定着装置30では、カバー60に清掃部70や押圧部80を設けた場合について説明したが、これには限られず、これらを省略してもよい。また、上述した本実施形態の定着装置30では、カバー60を揺動により開閉するものとした場合について説明したが、これには限られない。例えば、カバー60を摺動により開閉可能なものとしてもよい。
また、上述した本実施形態の定着装置30では、第1回転体としてベルトを用いる場合について説明したが、これには限られず、例えばローラ形状であってもよい。また、加熱ローラ43を有さずに、加熱ユニット40を加熱する加熱源が加熱ユニット40の外部から第1回転体を加熱する構成であってもよい。
30…定着装置、31…筐体、32…加圧ローラ(第2回転体)、34…ガイド部、34b…位置決め面(位置決め部)、40…加熱ユニット、41…定着ベルト(第1回転体)、46a…第1当接面、46b…第2当接面、60…カバー、64…遮蔽部、70…清掃部(当接部)、80…押圧部、Ar1…移動領域、D1…装着方向、N…定着ニップ部、PY,PM,PC,PK…画像形成部、S…記録材

Claims (7)

  1. 画像形成部で形成された未定着のトナー像を記録材に定着する定着装置であって、
    前記記録材に当接して加熱可能な第1回転体を有する加熱ユニットと、
    前記第1回転体に当接し、前記第1回転体との間で加圧された定着ニップ部を形成する第2回転体と、
    前記第2回転体を支持し、かつ、前記加熱ユニットを着脱可能に支持する筐体と、
    前記記録材の搬送方向において前記定着ニップよりも下流に位置し、前記筐体に支持される分離板であって、前記第1回転体に非接触の状態で前記第1回転体から前記記録材を分離する分離板と、
    前記加熱ユニットを前記筐体に装着する際に、前記第1回転体が前記定着ニップ部に位置するように前記加熱ユニットを挿入開始位置から装着位置への装着方向に案内して装着させるガイド部と、
    前記記録材の搬送方向において前記定着ニップよりも下流に位置する揺動軸により前記ガイド部を開閉可能に揺動し、前記筐体に取り付けられたカバーと、
    を備え、
    前記装着方向は、前記定着ニップ部に挟持された前記記録材の搬送方向に沿った方向である、
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 前記カバーは、揺動により前記装着位置に位置する前記加熱ユニットを覆う第1位置と、前記加熱ユニットが前記挿入開始位置と前記装着位置との間で移動可能な移動領域から退避して前記加熱ユニットを前記筐体に着脱可能にする第2位置とに移動する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記カバーは、前記第1位置において前記加熱ユニットの前記装着方向の上流側に位置する遮蔽部を有し、
    前記遮蔽部は、前記カバーが第2位置に位置するときに、前記カバーが前記第1位置に位置するときよりも前記装着方向の下流側に位置する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記ガイド部は、前記加熱ユニットを当接により前記装着位置に位置決めする位置決め部を有し、
    前記カバーは、前記装着位置に位置する前記加熱ユニットに対して、前記第1位置に位置するときに当接して前記加熱ユニットを前記装着方向の下流側に押圧して前記位置決め部に位置決めする押圧部を有する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の定着装置。
  5. 前記加熱ユニットは、前記加熱ユニットが前記装着位置に位置すると共に前記カバーが前記第1位置に位置するときに前記押圧部が当接する第1当接面を有し、
    前記第1当接面は、前記装着方向に対して45度以上、かつ、90度以下の角度を形成するように設けられている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記加熱ユニットは、前記加熱ユニットが前記装着位置に位置すると共に前記カバーが前記第2位置から前記第1位置に移動するときに前記押圧部が前記第1当接面に当接するよりも前に当接する第2当接面を有し、
    前記第2当接面は、前記装着方向に沿うと共に、前記第1当接面に連続して設けられている、
    ことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記カバーは、前記装着位置に位置する前記加熱ユニットの前記第1回転体に対して、前記第1位置に位置するときに当接して、前記第2位置に位置するときに離隔する当接部を有する、
    ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の定着装置。
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