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JP7568955B2 - 熱源ユニットおよび冷凍装置 - Google Patents

熱源ユニットおよび冷凍装置 Download PDF

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JP7568955B2 JP2023021806A JP2023021806A JP7568955B2 JP 7568955 B2 JP7568955 B2 JP 7568955B2 JP 2023021806 A JP2023021806 A JP 2023021806A JP 2023021806 A JP2023021806 A JP 2023021806A JP 7568955 B2 JP7568955 B2 JP 7568955B2
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Description

本開示は、熱源ユニットおよび冷凍装置に関するものである。
特許文献1には、冷凍装置の熱源ユニットが開示されている。熱源ユニットは、利用側ユニットに接続されて冷凍サイクルを行う。熱源ユニットは、圧縮機、室外熱交換器、レシーバ等の機器を備える。
特開2022-152437号公報
熱源ユニットのレシーバには、液冷媒が貯留される。そのため、夏期等の外気温度が高い状況では、熱源ユニットの停止中に室外空気からレシーバ内の液冷媒に熱が伝わり、液冷媒の一部が蒸発してレシーバ内の冷媒圧力が上昇する場合がある。そして、レシーバ内の冷媒圧力がレシーバの設計圧力(設計上の上限圧力)を超えると、レシーバが破損するおそれがある。
本開示の目的は、レシーバの破損を未然に防いで熱源ユニットの信頼性を保つことにある。
本開示の第1の態様は、利用側ユニット(50,60)に接続されて冷凍サイクルを行う熱源ユニット(10)を対象とし、一つ又は複数の圧縮機(21,22,23)を有する圧縮要素(C)、熱源側熱交換器(13)、膨張弁(14a)、及びレシーバ(15)を有する熱源側回路(11)と、上記膨張弁(14a)を制御する制御器(101)とを備え、上記熱源側回路(11)において、上記膨張弁(14a)は、上記熱源側熱交換器(13)と上記レシーバ(15)の間に配置され、上記制御器(101)は、上記圧縮要素(C)の停止中に、上記レシーバ(15)の冷媒圧力と上記熱源側熱交換器(13)の冷媒圧力の一方または両方に基づいて、上記膨張弁(14a)を制御するものである。
第1の態様の熱源側回路(11)では、熱源側熱交換器(13)とレシーバ(15)の間に膨張弁(14a)が設けられる。膨張弁(14a)が開いた状態では、熱源側熱交換器(13)とレシーバ(15)が互いに連通する。膨張弁(14a)が閉じた状態では、熱源側熱交換器(13)とレシーバ(15)の間が遮断される。そのため、膨張弁(14a)を制御することによって、熱源側熱交換器(13)とレシーバ(15)の間における冷媒の流通状態を変更できる。
第1の態様において、制御器(101)は、圧縮要素(C)の停止中に膨張弁(14a)を制御する。圧縮要素(C)の停止中であっても、制御器(101)が膨張弁(14a)を制御すると、熱源側熱交換器(13)とレシーバ(15)の間における冷媒の流通状態が変化し、その結果、レシーバ(15)の冷媒圧力と熱源側熱交換器(13)の冷媒圧力とが変化する。この態様の制御器(101)は、圧縮要素(C)の停止中における膨張弁(14a)の制御を、レシーバ(15)の冷媒圧力と熱源側熱交換器(13)の冷媒圧力の一方または両方に基づいて行う。従って、この態様によれば、圧縮要素(C)の停止中におけるレシーバ(15)の冷媒圧力を制御することができ、レシーバ(15)の冷媒圧力の過度な上昇を抑制できる。
本開示の第2の態様は、上記第1の態様において、上記制御器(101)は、上記圧縮要素(C)の停止に伴って上記膨張弁(14a)を閉状態に切り換えた後に、上記熱源側熱交換器(13)の冷媒圧力が第1圧力よりも低くなると、上記膨張弁(14a)を開状態にする第1動作を行うものである。
第2の態様において、制御器(101)は、圧縮要素(C)の停止に伴って膨張弁(14a)を閉状態にする。圧縮要素(C)の停止と、膨張弁(14a)が閉状態になるのは、同時である必要は無い。膨張弁(14a)が閉状態であっても、熱源側熱交換器(13)の冷媒が圧縮要素(C)を通って少しずつ流出するため、熱源側熱交換器(13)の冷媒圧力は次第に低下してゆく。そこで、第2の態様の制御器(101)は、圧縮要素(C)の停止に伴って膨張弁(14a)を閉状態にした後に、第1動作を行う。第1動作は、熱源側熱交換器(13)の冷媒圧力が第1圧力よりも低くなると、膨張弁(14a)を開状態にする動作である。膨張弁(14a)が開状態であれば、レシーバ(15)内の冷媒は、膨張弁(14a)を通って熱源側熱交換器(13)へ移動できる。そのため、レシーバ(15)の冷媒圧力の上昇が抑制される。
本開示の第3の態様は、上記第2の態様において、上記制御器(101)は、上記第1動作の実行後に、上記レシーバ(15)の冷媒圧力が第2圧力よりも高くなると、上記膨張弁(14a)を閉状態にする第2動作を行うものである。
第3の態様において、制御器(101)は、第1動作の実行後に、第2動作を行う。第2動作は、レシーバ(15)の冷媒圧力が第2圧力よりも高くなると、膨張弁(14a)を閉状態にする動作である。レシーバ(15)の冷媒圧力が第2圧力よりも高いときは、外気温度が比較的高い可能性が高い。外気温度が高い状態では、熱源側熱交換器(13)に残留している液冷媒が蒸発し、熱源側熱交換器(13)の冷媒圧力が高くなる。
そこで、第3の態様の制御器(101)は、第2動作を行って膨張弁(14a)を閉状態にする。膨張弁(14a)が閉状態になると、熱源側熱交換器(13)からレシーバ(15)へ向かう冷媒の流れが膨張弁(14a)によって遮断される。そのため、熱源側熱交換器(13)の冷媒圧力が上昇した場合であっても、それに起因したレシーバ(15)の冷媒圧力の上昇が抑制される。
本開示の第4の態様は、上記第3の態様において、上記熱源側回路(11)は、上記レシーバ(15)内のガス冷媒を上記圧縮要素(C)へ送るガス抜き通路(37)を有し、上記制御器(101)は、上記第2動作の実行後に、上記レシーバ(15)の冷媒圧力が第3圧力よりも高くなると、上記圧縮要素(C)を作動させて上記ガス抜き通路(37)を通じて上記レシーバ(15)内のガス冷媒を上記圧縮要素(C)に吸入させる第3動作を行うものである。
第2動作によって膨張弁(14a)が閉状態になった後もレシーバ(15)の冷媒圧力が上昇する場合、第4の態様の制御器(101)は、第3動作を行う。第3動作は、レシーバ(15)の冷媒圧力が第3圧力よりも高くなると、圧縮要素(C)を作動させてガス抜き通路(37)を通じてレシーバ(15)内のガス冷媒を圧縮要素(C)に吸入させる動作である。圧縮要素(C)がレシーバ(15)からガス冷媒を吸い出すと、レシーバ(15)の冷媒圧力が低下する。
本開示の第5の態様は、上記第1~第4のいずれか一つの態様において、上記熱源側回路(11)には、二酸化炭素が冷媒として充填されるものである。
第5の態様では、熱源側回路(11)の冷媒として、二酸化炭素が用いられる。
本開示の第6の態様は、上記第1~第5のいずれか一つの態様の熱源ユニット(10)と、上記熱源ユニット(10)に接続される利用側ユニット(50,60)とを備える冷凍装置である。
第6の態様では、熱源ユニット(10)と利用側ユニット(50,60)とによって、冷凍装置(1)が構成される。
図1は、実施形態1の冷凍装置の構成を示す配管系統図である。 図2は、実施形態1の熱源ユニットの制御器の構成を示すブロック図である。 図3は、冷房運転における冷媒の流れを示す図1相当図である。 図4は、第1暖房運転における冷媒の流れを示す図1相当図である。 図5は、第2暖房運転における冷媒の流れを示す図1相当図である。 図6は、第3暖房運転における冷媒の流れを示す図1相当図である。 図7は、圧力低減運転における冷媒の流れを示す図1相当図である。 図8は、実施形態1の制御器の動作を示すフロー図である。 図9は、実施形態2の冷凍装置の構成を示す配管系統図である。
実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
《実施形態1》
実施形態1について説明する。本実施形態の冷凍装置(1)は、冷却対象の冷却と、室内の空気調和と行うことができる。ここでいう冷却対象は、冷蔵庫、冷凍庫、ショーケースなどの設備内の空気を含む。
-冷凍装置の全体構成-
図1に示すように、冷凍装置(1)は、室外に設置される熱源ユニット(10)と、室内の空調を行う空調ユニット(50)と、庫内の空気を冷却する冷却ユニット(60)とを備える。本実施形態の冷凍装置(1)は、一台の熱源ユニット(10)と、複数台の冷却ユニット(60)と、複数台の空調ユニット(50)とを備える。なお、冷凍装置(1)が備える冷却ユニット(60)又は空調ユニット(50)の台数は、一台であってもよい。
冷凍装置(1)では、熱源ユニット(10)と、冷却ユニット(60)と、空調ユニット(50)と、これらのユニット(10,50,60)を接続する連絡配管(2,3,4,5)とによって、冷媒回路(6)が構成される。
冷媒回路(6)では、冷媒が循環することで冷凍サイクルが行われる。本実施形態の冷媒回路(6)の冷媒は、二酸化炭素である。冷媒回路(6)は、高圧が冷媒の臨界圧力以上となる冷凍サイクルを行うように構成される。
なお、冷媒回路(6)に充填される冷媒は、二酸化炭素に限定されない。冷媒回路(6)には、いわゆるフロン冷媒が充填されていてもよい。
冷媒回路(6)において、複数台の空調ユニット(50)は、第1液連絡配管(2)と第1ガス連絡配管(3)とを介して、熱源ユニット(10)に接続される。冷媒回路(6)において、複数台の空調ユニット(50)は、互いに並列に接続される。
冷媒回路(6)において、複数台の冷却ユニット(60)は、第2液連絡配管(4)と第2ガス連絡配管(5)とを介して、熱源ユニット(10)に接続される。冷媒回路(6)において、複数台の冷却ユニット(60)は、互いに並列に接続される。
-熱源ユニット-
熱源ユニット(10)は、室外ファン(12)と、室外回路(11)とを有する。室外回路(11)は、圧縮要素(C)、流路切換機構(30)、室外熱交換器(13)、第1室外膨張弁(14a)、レシーバ(15)、過冷却熱交換器(16)、中間冷却器(17)、及びバイパス配管(85)を有する。室外回路(11)は、熱源側回路である。また、熱源ユニット(10)は、制御器(101)を有する。
〈圧縮要素〉
圧縮要素(C)は、冷媒を圧縮する。圧縮要素(C)は、高段圧縮機(21)、第1低段圧縮機(23)、及び第2低段圧縮機(22)を有する。高段圧縮機(21)、第1低段圧縮機(23)、及び第2低段圧縮機(22)は、モータによって圧縮機構が駆動される回転式圧縮機である。これらの圧縮機(21,22,23)は、例えば全密閉型のスクロール圧縮機である。高段圧縮機(21)、第1低段圧縮機(23)、及び第2低段圧縮機(22)は、圧縮機構の回転速度が変更可能な可変容量式に構成される。
圧縮要素(C)は、二段圧縮を行う。第1低段圧縮機(23)は、空調ユニット(50)又は室外熱交換器(13)から吸入した冷媒を圧縮する。第2低段圧縮機(22)は、冷却ユニット(60)から吸入した冷媒を圧縮する。高段圧縮機(21)は、第1低段圧縮機(23)が吐出した冷媒と、第2低段圧縮機(22)が吐出した冷媒とを吸入して圧縮する。
高段圧縮機(21)には、高段吸入管(21a)及び高段吐出管(21b)が接続される。高段吐出管(21b)は、高段圧縮機(21)から吐出された冷媒が流れる吐出配管である。第1低段圧縮機(23)には、第1低段吸入管(23a)及び第1低段吐出管(23b)が接続される。第1低段吸入管(23a)は、第1低段圧縮機(23)へ吸入される冷媒が流れる吸入配管である。第2低段圧縮機(22)には、第2低段吸入管(22a)及び第2低段吐出管(22b)が接続される。圧縮要素(C)では、第1低段吐出管(23b)及び第2低段吐出管(22b)が高段吸入管(21a)に接続する。
第2低段吸入管(22a)は、第2ガス連絡配管(5)に接続する。第2低段圧縮機(22)は、第2ガス連絡配管(5)を介して冷却ユニット(60)に連通する。第1低段吸入管(23a)は、流路切換機構(30)及び第1ガス連絡配管(3)を介して、空調ユニット(50)に連通する。
圧縮要素(C)は、第1低段配管(24c)と、第2低段配管(24b)とを備える。第1低段配管(24c)は、第1低段圧縮機(23)をバイパスして冷媒を流すための配管である。第1低段配管(24c)は、一端が第1低段吸入管(23a)に接続し、他端が第1低段吐出管(23b)に接続する。第1低段配管(24c)は、第1低段圧縮機(23)と並列に設けられる。第2低段配管(24b)は、第2低段圧縮機(22)をバイパスして冷媒を流すための配管である。第2低段配管(24b)は、一端が第2低段吸入管 (22a)に接続し、他端が第2低段吐出管 (22b)に接続する。第2低段配管(24b)は、第2低段圧縮機(22)と並列に設けられる。
〈流路切換機構〉
流路切換機構(30)は、冷媒回路(6)における冷媒の流通経路を切り換える機構である。流路切換機構(30)は、第1配管(31)、第2配管(32)、第3配管(33)、第4配管(34)、第1切換弁(81)、及び第2切換弁(82)を有する。
第1配管(31)の流入端と、第2配管(32)の流入端とは、高段吐出管(21b)に接続する。第3配管(33)の流出端と、第4配管(34)の流出端とは、第1低段吸入管(23a)に接続する。
第1切換弁(81)と第2切換弁(82)のそれぞれは、第1低段圧縮機(23)へ吸入される冷媒の流通経路と、高段圧縮機(21)から吐出された冷媒の流通経路とを切り換える。第1切換弁(81)と第2切換弁(82)のそれぞれは、四つのポートを備えた四方切換弁である。
第1切換弁(81)の第1ポートは、第1配管(31)の流出端に接続する。第1切換弁(81)の第2ポートは、第3配管(33)の流入端に接続する。第1切換弁(81)の第3ポートは、封止される。第1切換弁(81)の第4ポートは、第1室外ガス管(35)の一端に接続する。第1室外ガス管(35)の他端は、第1ガス連絡配管(3)に接続する。
第2切換弁(82)の第1ポートは、第2配管(32)の流出端に接続する。第2切換弁(82)の第2ポートは、第4配管(34)の流入端に接続する。第2切換弁(82)の第3ポートは、第2室外ガス管(36)に接続する。第2切換弁(82)の第4ポートは、封止される。
第1切換弁(81)と第2切換弁(82)のそれぞれは、第1状態(図1に実線で示す状態)と第2状態(図1に破線で示す状態)とに切り換わる。第1状態の各切換弁(81,82)では、第1ポートが第3ポートと連通し、且つ第2ポートが第4ポートと連通する。第2状態の各切換弁(81,82)では、第1ポートが第4ポートと連通し、第2ポートが第3ポートと連通する。
なお、流路切換機構(30)において、第1切換弁(81)と第2切換弁(82)のそれぞれは、三つのポートを備えた三方弁であってもよい。
〈第1室外熱交換器〉
室外熱交換器(13)は、熱源側熱交換器を構成している。室外熱交換器(13)は、フィン・アンド・チューブ型の空気熱交換器である。室外ファン(12)は、室外熱交換器(13)の近傍に配置される。室外ファン(12)は、室外空気を搬送する。室外熱交換器(13)は、その内部を流れる冷媒と、室外ファン(12)が搬送する室外空気とを熱交換させる。
室外熱交換器(13)のガス端には、第2室外ガス管(36)が接続される。室外熱交換器(13)の液端には、室外流路(O)が接続される。
〈室外流路〉
室外流路(O)は、室外第1管(o1)、室外第2管(o2)、室外第3管(o3)、室外第4管(o4)、室外第5管(o5)、室外第6管(o6)、室外第7管(o7)、及び室外第8管(o8)を含む。
室外第1管(o1)の一端は、室外熱交換器(13)の液端に接続される。室外第1管(o1)の他端には、室外第2管(o2)の一端、及び室外第3管(o3)の一端がそれぞれ接続される。室外第2管(o2)の他端は、レシーバ(15)の頂部に接続される。
室外第4管(o4)の一端は、レシーバ(15)の底部に接続される。室外第4管(o4)の他端には、室外第5管(o5)の一端、及び室外第3管(o3)の他端がそれぞれ接続される。室外第5管(o5)の他端には、室外第6管(o6)の一端、及び室外第8管(o8)の一端がそれぞれ接続される。
室外第8管(o8)の他端は、第2液連絡配管(4)の第1液側幹管(4a)に接続する。室外第8管(o8)は、レシーバ(15)の下流の液冷媒が流れる液管である。室外第6管(o6)の他端は、第1液連絡配管(2)に接続する。室外第7管(o7)の一端は、室外第6管(o6)の途中に接続する。室外第7管(o7)の他端は、室外第2管(o2)の途中に接続する。
〈室外膨張弁〉
室外回路(11)の室外第1管(o1)には、第1室外膨張弁(14a)が設けられる。また、室外回路(11)の室外第3管(o3)には、第2室外膨張弁(14b)が設けられる。第1室外膨張弁(14a)と第2室外膨張弁(14b)のそれぞれは、開度を調節可能な電子膨張弁である。第1室外膨張弁(14a)及び第2室外膨張弁(14b)は、熱源側回路である室外回路(11)に設けられた膨張弁である。
〈レシーバ〉
レシーバ(15)は、冷媒を貯留する容器を構成している。レシーバ(15)は、第1室外膨張弁(14a)の下流に設けられる。レシーバ(15)では、冷媒がガス冷媒と液冷媒とに分離される。レシーバ(15)の頂部には、室外第2管(o2)の他端と、後述するガス抜き管(37)の一端が接続される。
レシーバ(15)は、断熱材(15a)に覆われている。断熱材(15a)の一例としては、グラスウールが挙げられる。レシーバ(15)を断熱材(15a)で覆うことにより、夏期等の外気温度が高い状況において、室外空気からレシーバ(15)内の冷媒に伝わる熱量が低減される。
〈中間インジェクション回路〉
室外回路(11)は、中間インジェクション回路(49)を備える。中間インジェクション回路(49)は、第1室外膨張弁(14a)により減圧された冷媒を、高段吸入管(21a)へ供給する回路である。中間インジェクション回路(49)は、ガス抜き管(37)及びインジェクション管(38)を備える。
インジェクション管(38)の一端は、室外第5管(o5)の途中に接続される。インジェクション管(38)の他端は、高段吸入管(21a)に接続される。インジェクション管(38)には、減圧弁(40)が設けられる。減圧弁(40)は、開度が可変な膨張弁である。
ガス抜き管(37)は、レシーバ(15)のガス冷媒を高段吸入管(21a)へ送るための配管である。ガス抜き管(37)は、ガス抜き通路を構成する。具体的に、ガス抜き管(37)の一端は、レシーバ(15)の頂部に接続される。ガス抜き管(37)の他端は、インジェクション管(38)の途中に接続される。ガス抜き管(37)には、ガス抜き弁(39)が接続される。ガス抜き弁(39)は、開度が可変な電子膨張弁である。
〈過冷却熱交換器〉
室外回路(11)は、過冷却熱交換器(16)を備える。過冷却熱交換器(16)は、レシーバ(15)で分離された冷媒(主として液冷媒)を冷却する熱交換器である。過冷却熱交換器(16)は、レシーバ(15)の下流に設けられる。過冷却熱交換器(16)は、第1流路(16a)と第2流路(16b)とを有する。過冷却熱交換器(16)は、第1流路(16a)を流れる冷媒と、第2流路(16b)を流れる冷媒とを熱交換させる。
過冷却熱交換器(16)では、第1流路(16a)を流れる冷媒が冷却される。第1流路(16a)は、室外回路(11)の液冷媒が流れる液管である室外第4管(o4)の途中に接続される。
第2流路(16b)は、中間インジェクション回路(49)に含まれる。具体的に、第2流路(16b)は、インジェクション管(38)における、減圧弁(40)の下流側に接続される。第2流路(16b)は、減圧弁(40)で減圧された冷媒が流れる。
〈中間冷却器〉
中間冷却器(17)は、中間流路(41)に接続される。中間流路(41)の一端は、第1低段吐出管(23b)及び第2低段吐出管(22b)に接続される。中間流路(41)の他端は、高段吸入管(21a)に接続される。
中間冷却器(17)は、フィン・アンド・チューブ型の空気熱交換器である。中間冷却器(17)の近傍には、送風ファン(17a)が配置される。中間冷却器(17)は、その内部を流れる冷媒と、送風ファン(17a)が搬送する室外空気とを熱交換させる。
〈逆止弁〉
室外回路(11)は、第1逆止弁(CV1)、第2逆止弁(CV2)、第3逆止弁(CV3)、第4逆止弁(CV4)、第5逆止弁(CV5)、第6逆止弁(CV6)、第7逆止弁(CV7)、第8逆止弁(CV8)、及び第9逆止弁(CV9)を有する。これらの逆止弁(CV1~CV9)は、図1に示す矢印方向の冷媒の流れを許容し、この矢印と反対方向の冷媒の流れを禁止する。
第1逆止弁(CV1)は、高段吐出管(21b)に接続される。第2逆止弁(CV2)は、第2低段吐出管(22b)に接続される。第3逆止弁(CV3)は、第1低段吐出管(23b)に接続される。第4逆止弁(CV4)は、室外第2管(o2)に接続される。第5逆止弁(CV5)は、室外第3管(o3)に接続される。第6逆止弁(CV6)は、室外第6管(o6)に接続される。第7逆止弁(CV7)は、室外第7管(o7)に接続される。第8逆止弁(CV8)は、第2低段配管(24b)に接続される。第9逆止弁(CV9)は、第1低段配管(24c)に接続される。
〈センサ〉
熱源ユニット(10)は、各種のセンサを有する。各種のセンサは、高圧圧力センサ(71)、中間圧圧力センサ(72)、第1低圧圧力センサ(73)、第2低圧圧力センサ(74)、液冷媒圧力センサ(75)、及び高段吸入温度センサ(77)を含む。
高圧圧力センサ(71)は、高段吐出管(21b)に接続される。高圧圧力センサ(71)は、高段圧縮機(21)が吐出した冷媒の圧力(高圧冷媒の圧力(HP))を検出する。
中間圧圧力センサ(72)は、中間流路(41)における中間冷却器(17)の下流に接続される。中間圧圧力センサ(72)は、中間流路(41)の冷媒の圧力を検出する。言い換えると、中間圧圧力センサ(72)は、高段圧縮機(21)と、第2低段圧縮機(22)及び第1低段圧縮機(23)との間の冷媒の圧力(中間圧冷媒の圧力(MP))を検出する。
第1低圧圧力センサ(73)は、第2低段吸入管(22a)に接続される。第1低圧圧力センサ(73)は、第2低段圧縮機(22)に吸入される吸入冷媒の圧力(第1低圧冷媒の圧力(LP1))を検出する。
第2低圧圧力センサ(74)は、第1低段吸入管(23a)に接続される。第2低圧圧力センサ(74)は、第1低段圧縮機(23)に吸入される吸入冷媒の圧力(第2低圧冷媒の圧力(LP2))を検出する。
液冷媒圧力センサ(75)は、室外第4管(o4)に接続される。液冷媒圧力センサ(75)は、室外第4管(o4)を流れる冷媒の圧力を検出する。言い換えると、液冷媒圧力センサ(75)は、レシーバ(15)の液冷媒の圧力を検出する。
高段吸入温度センサ(77)は、高段吸入管(21a)に取り付けられる。高段吸入温度センサ(77)は、高段吸入管(21a)を流れる冷媒の温度を検出する。言い換えると、高段吸入温度センサ(77)は、高段圧縮機(21)へ吸入される冷媒の温度を検出する。
〈室外回路の設計圧力〉
室外回路(11)には、設計上の上限圧力が第1設計圧力Pu1である部分と、設計上の上限圧力が第2設計圧力Pu2である部分とが存在する。
具体的に、第1室外ガス管(35)、第2室外ガス管(36)、流路切換機構(30)、室外熱交換器(13)、及び第1室外膨張弁(14a)は、それぞれの設計上の上限圧力が第1設計圧力Pu1である。一方、室外流路(O)、レシーバ(15)、過冷却熱交換器(16)、ガス抜き管(37)、インジェクション管(38)、ガス抜き弁(39)、減圧弁(40)、中間流路(41)、及び中間冷却器(17)は、それぞれの設計上の上限圧力が第2設計圧力Pu2である。
第1設計圧力Pu1は、第2設計圧力Pu2よりも高い。第1設計圧力Pu1は、例えば12MPaである。第2設計圧力Pu2は、例えば9MPaである。
〈制御器〉
図2に示すように、制御器(101)は、制御基板上に搭載されたマイクロコンピュータ(102)と、マイクロコンピュータ(102)を動作させるためのソフトウエアを格納するメモリデバイス(105)とを含む。メモリデバイス(105)は、半導体メモリである。制御器(101)は、熱源ユニット(10)の構成機器を制御する。
制御器(101)のマイクロコンピュータ(102)は、メモリデバイス(105)に格納されたプログラムを実行することによって、レシーバ圧力制御部(103)として機能する。レシーバ圧力制御部(103)は、圧縮要素(C)の停止中にレシーバ(15)内の冷媒圧力を第2設計圧力Pu2よりも低く保つための動作を行う。
-空調ユニット-
空調ユニット(50)は、屋内に設置される第1利用側ユニットである。空調ユニット(50)は、室内空間の空気調和を行う。空調ユニット(50)は、室内ファン(52)と、室内回路(51)とを有する。室内回路(51)の液端には、第1液連絡配管(2)が接続される。室内回路(51)のガス端には、第1ガス連絡配管(3)が接続される。
室内回路(51)には、液端からガス端に向かって順に、室内膨張弁(53)と室内熱交換器(54)とが設けられる。室内膨張弁(53)は、開度が可変な電子膨張弁である。室内熱交換器(54)は、フィン・アンド・チューブ型の空気熱交換器である。室内ファン(52)は、室内熱交換器(54)の近傍に配置される。室内ファン(52)は、室内空気を搬送する。室内熱交換器(54)は、その内部を流れる冷媒と、室内ファン(52)が搬送する室内空気とを熱交換させる。
-冷却ユニット-
冷却ユニット(60)は、屋内に設置される第2利用側ユニットである。冷却ユニット(60)は、例えばコンビニエンスストア等の店内に設置された冷蔵ショーケースである。なお、冷却ユニット(60)は、冷蔵庫の庫内空気を冷却するユニットクーラーであってもよい。
冷却ユニット(60)は、冷却ファン(62)と冷却回路(61)とを有する。冷却回路(61)の液端には、第2液連絡配管(4)の液側枝管(4c)が接続される。冷却回路(61)のガス端には、第2ガス連絡配管(5)のガス側枝管(5c)が接続される。
冷却回路(61)には、液端からガス端に向かって順に、冷却膨張弁(63)と冷却熱交換器(64)とが設けられる。冷却膨張弁(63)は、開度が可変な電子膨張弁で構成される。冷却熱交換器(64)は、フィン・アンド・チューブ型の空気熱交換器である。冷却ファン(62)は、冷却熱交換器(64)の近傍に配置される。冷却ファン(62)は、庫内空気を搬送する。冷却熱交換器(64)は、その内部を流れる冷媒と、冷却ファン(62)が搬送する庫内空気とを熱交換させる。
-冷凍装置の運転動作-
冷凍装置(1)の運転動作について説明する。冷凍装置(1)は、冷房運転と、第1暖房運転と、第2暖房運転と、第3暖房運転とを行う。また、冷凍装置(1)は、室外熱交換器(13)に付着した霜を溶かすデフロスト運転と、レシーバ(15)内の冷媒圧力を低減するための圧力低減運転とを行う。
〈冷房運転〉
冷凍装置(1)の冷房運転について、図3を参照しながら説明する。冷房運転は、空調ユニット(50)が室内の冷房を行う運転である。
冷房運転では、第1切換弁(81)及び第2切換弁(82)が第1状態に設定され、第2室外膨張弁(14b)が閉状態に保持される。また、冷房運転では、第1低段圧縮機(23)、第2低段圧縮機(22)、及び高段圧縮機(21)が作動する。冷房運転では、冷媒回路(6)において冷媒が循環することによって冷凍サイクルが行われ、室外熱交換器(13)が放熱器(ガスクーラ)として機能し、冷却熱交換器(64)及び室内熱交換器(54)が蒸発器として機能する。
高段圧縮機(21)から吐出された冷媒は、第2切換弁(82)を通って室外熱交換器(13)へ流入し、室外空気へ放熱する。室外熱交換器(13)を通過した冷媒は、第1室外膨張弁(14a)を通過する際に減圧された後にレシーバ(15)を通過し、続いて過冷却熱交換器(16)の第1流路(16a)を通過する間に冷却される。過冷却熱交換器(16)の第1流路(16a)を通過した冷媒の一部は、インジェクション管(38)を通って過冷却熱交換器(16)の第2流路(16b)へ流入し、吸熱して蒸発した後に高段吸入管(21a)へ流入する。過冷却熱交換器(16)の第1流路(16a)を通過した冷媒の残りは、第1液連絡配管(2)と第2液連絡配管(4)に分かれて流入する。
第1液連絡配管(2)を流れる冷媒は、複数の空調ユニット(50)に分配される。各空調ユニット(50)において、室内回路(51)へ流入した冷媒は、室内膨張弁(53)を通過する際に減圧され、その後に室内熱交換器(54)において室内空気から吸熱して蒸発する。各空調ユニット(50)は、室内熱交換器(54)において冷却された空気を室内空間へ吹き出す。
各空調ユニット(50)の室内熱交換器(54)から流出した冷媒は、第1ガス連絡配管(3)へ流入して合流した後に室外回路(11)の第1室外ガス管(35)へ流入し、続いて第1切換弁(81)を通って第1低段吸入管(23a)へ流入し、その後に第1低段圧縮機(23)へ吸入されて圧縮される。
第2液連絡配管(4)を流れる冷媒は、複数の冷却ユニット(60)に分配される。各冷却ユニット(60)において、冷却回路(61)へ流入した冷媒は、冷却膨張弁(63)を通過する際に減圧され、その後に冷却熱交換器(64)において庫内空気から吸熱して蒸発する。各冷却ユニット(60)は、冷却熱交換器(64)において冷却された空気を庫内空間へ吹き出す。
各冷却ユニット(60)の冷却熱交換器(64)から流出した冷媒は、第2ガス連絡配管(5)へ流入して合流した後に室外回路(11)の第2低段吸入管 (22a)へ流入し、その後に第2低段圧縮機(22)へ吸入されて圧縮される。
第1低段圧縮機(23)及び第2低段圧縮機(22)のそれぞれにおいて圧縮された冷媒は、中間冷却器(17)において室外空気へ放熱し、インジェクション管(38)を流れる冷媒と合流した後に、高段圧縮機(21)に吸入される。高段圧縮機(21)は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。
〈第1暖房運転〉
冷凍装置(1)の第1暖房運転について、図4を参照しながら説明する。第1暖房運転は、空調ユニット(50)が室内の暖房を行う運転である。第1暖房運転は、空調ユニット(50)における冷媒の放熱量が冷却ユニット(60)における冷媒の吸熱量よりも少ない運転状態において行われる。
第1暖房運転では、第1切換弁(81)が第2状態に設定され、第2切換弁(82)が第1状態に設定され、第2室外膨張弁(14b)が閉状態に保持される。また、第1暖房運転では、第1低段圧縮機(23)が休止し、第2低段圧縮機(22)及び高段圧縮機(21)が作動する。第1暖房運転では、冷媒回路(6)において冷媒が循環することによって冷凍サイクルが行われ、室内熱交換器(54)及び室外熱交換器(13)が放熱器(ガスクーラ)として機能し、冷却熱交換器(64)が蒸発器として機能する。
高段圧縮機(21)から吐出された冷媒は、一部が第1切換弁(81)を通って第1室外ガス管(35)へ流入し、残りが第2切換弁(82)を通って第2室外ガス管(36)へ流入する。
第1室外ガス管(35)を流れる冷媒は、第1ガス連絡配管(3)を通って複数の空調ユニット(50)に分配される。各空調ユニット(50)において、室内回路(51)へ流入した冷媒は、室内熱交換器(54)において室内空気へ放熱し、その後に室内膨張弁(53)を通過する際に減圧されてから第1液連絡配管(2)へ流入する。各空調ユニット(50)から第1液連絡配管(2)へ流入した冷媒は、室外回路(11)のレシーバ(15)に流入する。各空調ユニット(50)は、室内熱交換器(54)において加熱された空気を室内空間へ吹き出す。
第2室外ガス管(36)を流れる冷媒は、室外熱交換器(13)へ流入し、室外空気へ放熱する。室外熱交換器(13)を通過した冷媒は、第1室外膨張弁(14a)を通過する際に減圧された後にレシーバ(15)へ流入する。
レシーバ(15)から流出した冷媒は、過冷却熱交換器(16)の第1流路(16a)を通過する間に冷却される。過冷却熱交換器(16)の第1流路(16a)を通過した冷媒の一部は、インジェクション管(38)を通って過冷却熱交換器(16)の第2流路(16b)へ流入し、吸熱して蒸発した後に高段吸入管(21a)へ流入する。過冷却熱交換器(16)の第1流路(16a)を通過した冷媒の残りは、第2液連絡配管(4)に流入する。
第2液連絡配管(4)を流れる冷媒は、複数の冷却ユニット(60)に分配される。各冷却ユニット(60)において、冷却回路(61)へ流入した冷媒は、冷却膨張弁(63)を通過する際に減圧され、その後に冷却熱交換器(64)において庫内空気から吸熱して蒸発する。各冷却ユニット(60)は、冷却熱交換器(64)において冷却された空気を庫内空間へ吹き出す。
各冷却ユニット(60)の冷却熱交換器(64)から流出した冷媒は、第2ガス連絡配管(5)へ流入して合流した後に室外回路(11)の第2低段吸入管 (22a)へ流入し、その後に第2低段圧縮機(22)へ吸入されて圧縮される。
第2低段圧縮機(22)において圧縮された冷媒は、中間冷却器(17)において室外空気へ放熱し、インジェクション管(38)を流れる冷媒と合流した後に、高段圧縮機(21)に吸入される。高段圧縮機(21)は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。
〈第2暖房運転〉
冷凍装置(1)の第2暖房運転について、図5を参照しながら説明する。第2暖房運転は、空調ユニット(50)が室内の暖房を行う運転である。第2暖房運転は、空調ユニット(50)における冷媒の放熱量が冷却ユニット(60)における冷媒の吸熱量と均衡する運転状態において行われる。
第2暖房運転では、第1切換弁(81)及び第2切換弁(82)が第2状態に設定され、第2室外膨張弁(14b)が閉状態に保持される。また、第2暖房運転では、第1低段圧縮機(23)が休止し、第2低段圧縮機(22)及び高段圧縮機(21)が作動する。第2暖房運転では、冷媒回路(6)において冷媒が循環することによって冷凍サイクルが行われ、室内熱交換器(54)が放熱器(ガスクーラ)として機能し、冷却熱交換器(64)が蒸発器として機能し、室外熱交換器(13)が休止する。
高段圧縮機(21)から吐出された冷媒は、第1切換弁(81)を通って第1室外ガス管(35)へ流入し、その後に第1ガス連絡配管(3)を通って複数の空調ユニット(50)に分配される。各空調ユニット(50)において、室内回路(51)へ流入した冷媒は、室内熱交換器(54)において室内空気へ放熱し、その後に室内膨張弁(53)を通過する際に減圧されてから第1液連絡配管(2)へ流入する。各空調ユニット(50)から第1液連絡配管(2)へ流入した冷媒は、室外回路(11)のレシーバ(15)に流入する。各空調ユニット(50)は、室内熱交換器(54)において加熱された空気を室内空間へ吹き出す。
レシーバ(15)から流出した冷媒は、過冷却熱交換器(16)の第1流路(16a)を通過する間に冷却される。過冷却熱交換器(16)の第1流路(16a)を通過した冷媒の一部は、インジェクション管(38)を通って過冷却熱交換器(16)の第2流路(16b)へ流入し、吸熱して蒸発した後に高段吸入管(21a)へ流入する。過冷却熱交換器(16)の第1流路(16a)を通過した冷媒の残りは、第2液連絡配管(4)に流入する。
第2液連絡配管(4)を流れる冷媒は、複数の冷却ユニット(60)に分配される。各冷却ユニット(60)において、冷却回路(61)へ流入した冷媒は、冷却膨張弁(63)を通過する際に減圧され、その後に冷却熱交換器(64)において庫内空気から吸熱して蒸発する。各冷却ユニット(60)は、冷却熱交換器(64)において冷却された空気を庫内空間へ吹き出す。
各冷却ユニット(60)の冷却熱交換器(64)から流出した冷媒は、第2ガス連絡配管(5)へ流入して合流した後に室外回路(11)の第2低段吸入管 (22a)へ流入し、その後に第2低段圧縮機(22)へ吸入されて圧縮される。
第2低段圧縮機(22)において圧縮された冷媒は、中間冷却器(17)において室外空気へ放熱し、インジェクション管(38)を流れる冷媒と合流した後に、高段圧縮機(21)に吸入される。高段圧縮機(21)は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。
〈第3暖房運転〉
冷凍装置(1)の第3暖房運転について、図6を参照しながら説明する。第3暖房運転は、空調ユニット(50)が室内の暖房を行う運転である。第3暖房運転は、空調ユニット(50)における冷媒の放熱量が冷却ユニット(60)における冷媒の吸熱量よりも多い運転状態において行われる。
第3暖房運転では、第1切換弁(81)及び第2切換弁(82)が第2状態に設定され、第1室外膨張弁(14a)が全開状態に保持される。また、第3暖房運転では、第1低段圧縮機(23)、第2低段圧縮機(22)、及び高段圧縮機(21)が作動する。第3暖房運転では、冷媒回路(6)において冷媒が循環することによって冷凍サイクルが行われ、室内熱交換器(54)が放熱器(ガスクーラ)として機能し、冷却熱交換器(64)及び室外熱交換器(13)が蒸発器として機能する。
高段圧縮機(21)から吐出された冷媒は、第1切換弁(81)を通って第1室外ガス管(35)へ流入し、その後に第1ガス連絡配管(3)を通って複数の空調ユニット(50)に分配される。各空調ユニット(50)において、室内回路(51)へ流入した冷媒は、室内熱交換器(54)において室内空気へ放熱し、その後に室内膨張弁(53)を通過する際に減圧されてから第1液連絡配管(2)へ流入する。各空調ユニット(50)から第1液連絡配管(2)へ流入した冷媒は、室外回路(11)のレシーバ(15)に流入する。各空調ユニット(50)は、室内熱交換器(54)において加熱された空気を室内空間へ吹き出す。
レシーバ(15)から流出した冷媒は、過冷却熱交換器(16)の第1流路(16a)を通過する間に冷却される。過冷却熱交換器(16)の第1流路(16a)を通過した冷媒は、室外第5管(o5)と室外第3管(o3)に分岐して流入する。
室外第5管(o5)を流れる冷媒は、一部がインジェクション管(38)へ流入し、残りが室外第8管(o8)へ流入する。インジェクション管(38)を流れる冷媒は、過冷却熱交換器(16)の第2流路(16b)へ流入し、吸熱して蒸発した後に高段吸入管(21a)へ流入する。
室外第8管(o8)を流れる冷媒は、第2液連絡配管(4)を通って複数の冷却ユニット(60)に分配される。各冷却ユニット(60)において、冷却回路(61)へ流入した冷媒は、冷却膨張弁(63)を通過する際に減圧され、その後に冷却熱交換器(64)において庫内空気から吸熱して蒸発する。各冷却ユニット(60)は、冷却熱交換器(64)において冷却された空気を庫内空間へ吹き出す。
各冷却ユニット(60)の冷却熱交換器(64)から流出した冷媒は、第2ガス連絡配管(5)へ流入して合流した後に室外回路(11)の第2低段吸入管 (22a)へ流入し、その後に第2低段圧縮機(22)へ吸入されて圧縮される。
室外第3管(o3)を流れる冷媒は、第2室外膨張弁(14b)を通過する際に減圧されてから室外熱交換器(13)へ流入し、室外空気から吸熱して蒸発する。室外熱交換器(13)を通過した冷媒は、第2切換弁(82)を通って第1低段吸入管(23a)へ流入し、その後に第1低段圧縮機(23)へ吸入されて圧縮される。
第1低段圧縮機(23)及び第2低段圧縮機(22)のそれぞれにおいて圧縮された冷媒は、中間冷却器(17)において室外空気へ放熱し、インジェクション管(38)を流れる冷媒と合流した後に、高段圧縮機(21)に吸入される。高段圧縮機(21)は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。
〈デフロスト運転〉
冷凍装置(1)のデフロスト運転について説明する。デフロスト運転は、室外熱交換器(13)に付着した霜を溶かすための運転である。第3暖房運転中に室外熱交換器(13)に付着した霜がある程度以上に達すると、冷凍装置(1)は、第3暖房運転を一時的に休止してデフロスト運転を行う。
デフロスト運転において、冷媒回路(6)では、第1暖房運転と同様に冷媒が流通する。具体的には、第2切換弁(82)が第1状態に設定され、室外熱交換器(13)が放熱器(ガスクーラ)として機能する。室外熱交換器(13)に付着した霜は、冷媒によって温められて融解する。
〈圧力低減運転〉
夏期等の外気温度が高い状況では、冷凍装置(1)の停止中に室外空気からレシーバ(15)内の冷媒へ熱が伝わり、レシーバ(15)内の冷媒圧力が上昇する場合がある。このような場合に、冷凍装置(1)は、レシーバ(15)内の冷媒圧力を低減するために、圧力低減運転を行う。
冷凍装置(1)の圧力低減運転について、図7を参照しながら説明する。
圧力低減運転では、第1切換弁(81)及び第2切換弁(82)が第1状態に設定され、第1室外膨張弁(14a)及びガス抜き弁(39)が開状態に保持され、第2室外膨張弁(14b)及び減圧弁(40)が閉状態に保持される。圧力低減運転では、第1室外膨張弁(14a)及びガス抜き弁(39)の開度が適宜調節される。
圧力低減運転では、第1低段圧縮機(23)及び第2低段圧縮機(22)が停止状態に保持され、高段圧縮機(21)が作動する。また、圧力低減運転では、室外ファン (12)が作動し、送風ファン(17a)が停止状態に保持される。
高段圧縮機(21)は、インジェクション管(38)及びガス抜き管(37)を通じて、レシーバ(15)内の冷媒を吸い込む。高段圧縮機(21)は、吸い込んだ冷媒を圧縮して吐出する。高段圧縮機(21)から吐出された冷媒は、室外熱交換器(13)へ流入して室外空気へ放熱し、その後に第1室外膨張弁(14a)を通過する。第1室外膨張弁(14a)を通過する際に減圧された冷媒は、レシーバ(15)へ流入する。
このように、圧力低減運転では、高段圧縮機(21)によってレシーバ(15)からガス冷媒が吸い出され、第1室外膨張弁(14a)を通過する際に減圧された冷媒がレシーバ(15)へ流入する。そのため、冷凍装置(1)が圧力低減運転を行うことによって、レシーバ(15)内の冷媒圧力が低下する。
-制御器の動作-
上述したように、冷凍装置(1)の停止中(言い換えると、圧縮要素(C)の停止中)には、レシーバ(15)内の冷媒圧力が上昇することがある。レシーバ(15)内の冷媒圧力が第2設計圧力Pu2を超えると、レシーバ(15)が破損し、冷媒が大気中へ漏れ出すおそれがある。そこで、制御器(101)のレシーバ圧力制御部(103)は、圧縮要素(C)の停止中に、レシーバ(15)内の冷媒圧力を第2設計圧力Pu2よりも低く保つための動作を行う。
ここで、圧縮要素(C)の停止中にレシーバ(15)の冷媒圧力が上昇するのは、夏期などの外気温度が高い場合である。外気温度が高い場合、冷凍装置(1)は、冷房運転を行う。冷凍装置(1)の冷房運転中には、流路切換機構(30)の第1切換弁(81)及び第2切換弁(82)が第1状態となる。
制御器(101)のレシーバ圧力制御部(103)が行う動作について、図8のフロー図を参照しながら説明する。なお、レシーバ圧力制御部(103)が行う動作は、図8のステップST3からステップST8までの動作である。
〈ステップST1〉
冷凍装置(1)を停止させるための信号が作業者によって制御器(101)に入力されると、制御器(101)は、ステップST1の動作を行う。ステップST1の動作において、制御器(101)は、圧縮要素(C)を停止させる。具体的に、制御器(101)は、圧縮要素(C)を構成する全ての圧縮機(21,22,23)を停止させる。圧縮要素(C)が停止した状態とは、圧縮要素(C)を構成する全ての圧縮機(21,22,23)が停止した状態である。
〈ステップST2〉
次に、制御器(101)は、ステップST2の動作を行う。ステップST2において、制御器(101)は、圧縮要素(C)の停止に伴って第1室外膨張弁(14a)及び第2室外膨張弁(14b)を閉状態にする。例えば、第2室外膨張弁(14b)が既に閉状態である場合、制御器(101)は、第1室外膨張弁(14a)を開状態から閉状態に切り換え、第2室外膨張弁(14b)を閉状態に保持する。制御器(101)がステップST2の動作を行うと、第1室外膨張弁(14a)と第2室外膨張弁(14b)のそれぞれが全閉状態になる。
なお、制御器(101)が圧縮要素(C)を停止させる時点と、制御器(101)が第1室外膨張弁(14a)及び第2室外膨張弁(14b)を閉状態にする時点とは、一致してもいいし、相違してもいい。
〈ステップST3〉
ステップST2の動作が終了すると、制御器(101)のレシーバ圧力制御部(103)が、ステップST3の動作を行う。ステップST3の動作において、レシーバ圧力制御部(103)は、高圧圧力センサ(71)の計測値を、室外熱交換器(13)の冷媒圧力Phxとして取得する。流路切換機構(30)の第2切換弁(82)が第1状態であり、且つ圧縮要素(C)が停止している状態においで、高圧圧力センサ(71)の計測値は、室外熱交換器(13)の冷媒圧力Phxを示す。
制御器(101)がステップST2の動作を行うことによって、第1室外膨張弁(14a)は、閉状態となっている。第1室外膨張弁(14a)及び第2室外膨張弁(14b)が閉状態であっても、室外熱交換器(13)の冷媒が圧縮要素(C)を構成する圧縮機(21,22,23)を通って少しずつ流出するため、室外熱交換器(13)の冷媒圧力Phxは次第に低下してゆく。
ステップST3の動作において、レシーバ圧力制御部(103)は、“取得した室外熱交換器(13)の冷媒圧力Phxが所定の第1圧力P1よりも低い(Phx<P1)”という条件の成否を判断する。この条件が成立しない場合、レシーバ圧力制御部(103)は、ステップST3の動作を再び行う。一方、この条件が成立した場合、レシーバ圧力制御部(103)は、ステップST4の動作を行う。
第1圧力P1は、レシーバ(15)の設計上の上限圧力である第2設計圧力Pu2(本実施形態では、9MPa)よりも低い。本実施形態の第1圧力P1は、例えば5MPaである。
なお、ステップST3の動作において、レシーバ圧力制御部(103)は、“取得した室外熱交換器(13)の冷媒圧力Phxが第1圧力P1以下である(Phx≦P1)”という条件の成否を判断してもよい。この場合、レシーバ圧力制御部(103)は、実質的に、“取得した室外熱交換器(13)の冷媒圧力Phxが第1圧力P1よりも低い(Phx<P1)”という条件の成否と、“取得した室外熱交換器(13)の冷媒圧力Phxが第1圧力P1と等しい(Phx=P1)”という条件の成否とを判断する。
〈ステップST4〉
ステップST4の動作において、レシーバ圧力制御部(103)は、第1室外膨張弁(14a)を閉状態から開状態に切り換える。具体的に、レシーバ圧力制御部(103)は、第1室外膨張弁(14a)と第2室外膨張弁(14b)のそれぞれの開度を、ゼロから所定開度にまで拡大する。この所定開度は、全開であってもよいし、全開よりも小さい開度であってもよい。
ステップST3及びステップST4の動作は、レシーバ圧力制御部(103)が行う第1動作である。第1動作は、室外熱交換器(13)の冷媒圧力Phxが第1圧力P1よりも低くなると、第1室外膨張弁(14a)及び第2室外膨張弁(14b)を開状態にする動作である。
第1室外膨張弁(14a)及び第2室外膨張弁(14b)が開状態になると、レシーバ(15)と室外熱交換器(13)は、室外第4管(o4)、室外第3管(o3)、及び室外第1管(o1)を介して互いに連通する。その結果、レシーバ(15)の冷媒圧力は、室外熱交換器(13)の冷媒圧力Phxと実質的に等しくなる。従って、室外熱交換器(13)の冷媒圧力Phxが所定の第1圧力P1よりも低い場合は、レシーバ(15)の冷媒圧力も第1圧力P1よりも低くなる。
ここで、外気温度が高い状況では、室外空気からレシーバ(15)内の冷媒へと熱が伝わる。その結果、レシーバ(15)内の液冷媒が蒸発し、レシーバ(15)の冷媒圧力が上昇することがある。
第1室外膨張弁(14a)及び第2室外膨張弁(14b)が閉状態である場合、レシーバ(15)内の液冷媒が蒸発することによって生じたガス冷媒は、その殆どがレシーバ(15)内に留まる。一方、第1室外膨張弁(14a)及び第2室外膨張弁(14b)が開状態である場合、レシーバ(15)内の液冷媒が蒸発することによってレシーバ(15)の冷媒圧力が上昇すると、レシーバ(15)内の冷媒の一部は、レシーバ(15)から流出し、第2室外膨張弁(14b)と第1室外膨張弁(14a)を順に通って室外熱交換器(13)側へ流れてゆく。そのため、第1室外膨張弁(14a)及び第2室外膨張弁(14b)が開状態である場合は、第1室外膨張弁(14a)及び第2室外膨張弁(14b)が閉状態である場合に比べて、レシーバ(15)の冷媒圧力の上昇が抑えられる。
〈ステップST5〉
ステップST4の動作が終了すると、レシーバ圧力制御部(103)は、ステップST5の動作を行う。ステップST5の動作において、レシーバ圧力制御部(103)は、液冷媒圧力センサ(75)の計測値を、レシーバ(15)の冷媒圧力Prvとして取得する。上述したように、液冷媒圧力センサ(75)の計測値は、レシーバ(15)内の液冷媒の圧力と実質的に等しい。従って、液冷媒圧力センサ(75)の計測値は、レシーバ(15)の冷媒圧力Prvを示す。
冷凍装置(1)の停止中に外気温度が高い状況になると、室外熱交換器(13)の温度が高くなり、それに伴って室外熱交換器(13)の冷媒圧力が高くなる。室外熱交換器(13)の冷媒圧力Phxが高くなると、室外熱交換器(13)と連通しているレシーバ(15)の冷媒圧力Prvも高くなる。
そこで、レシーバ圧力制御部(103)は、ステップST5の動作において、“取得したレシーバ(15)の冷媒圧力Prvが所定の第2圧力P2よりも高い(Prv>P2)”という条件の成否を判断する。この条件が成立しない場合、レシーバ圧力制御部(103)は、ステップST5の動作を再び行う。一方、この条件が成立した場合、レシーバ圧力制御部(103)は、ステップST6の動作を行う。
第2圧力P2は、レシーバ(15)の設計上の上限圧力である第2設計圧力Pu2(本実施形態では、9MPa)よりも低い。また、第2圧力P2は、第1圧力P1(本実施形態では、5MPa)よりも高い。本実施形態の第2圧力P2は、例えば7MPaである。本実施形態の第2圧力P2は、冷媒である二酸化炭素の臨界圧力(7.38MPa)よりも低い。
なお、ステップST5の動作において、レシーバ圧力制御部(103)は、“取得したレシーバ(15)の冷媒圧力Prvが第2圧力P2以上である(Prv≧P2)”という条件の成否を判断してもよい。この場合、レシーバ圧力制御部(103)は、実質的に、“取得したレシーバ(15)の冷媒圧力Prvが第2圧力P2よりも高い(Prv>P2)”という条件の成否と、“取得したレシーバ(15)の冷媒圧力Prvが第2圧力P2と等しい(Prv=P2)”という条件の成否とを判断する。
〈ステップST6〉
ステップST6の動作において、レシーバ圧力制御部(103)は、第1室外膨張弁(14a)を開状態から閉状態に切り換える。言い換えると、レシーバ圧力制御部(103)は、第1室外膨張弁(14a)を全閉状態にする。第1室外膨張弁(14a)を閉状態になると、レシーバ(15)と室外熱交換器(13)の間が第1室外膨張弁(14a)によって遮断される。なお、ステップST6の動作において、レシーバ圧力制御部(103)は、第2室外膨張弁(14b)を開状態から閉状態に切り換えてもよいし、第2室外膨張弁(14b)を開状態のままにしてもよい。
ステップST5及びステップST6の動作は、レシーバ圧力制御部(103)が行う第2動作である。第2動作は、レシーバ(15)の冷媒圧力Prvが第2圧力P2よりも高くなると、第1室外膨張弁(14a)を閉状態にする動作である。
室外熱交換器(13)は、冷媒を室外空気と熱交換させる熱交換器であり、室外空気との熱交換を促進させるためのフィンを有する。つまり、室外熱交換器(13)は、室外空気と接触する部分の面積が大きい。そのため、室外熱交換器(13)の冷媒圧力Phxは、外気温度の影響を受けやすい。
一方、レシーバ(15)は、断熱材(15a)で覆われている。断熱材(15a)は、室外空気からレシーバ(15)内の冷媒への熱の移動を妨げる。そのため、レシーバ(15)の冷媒圧力Prvは、室外熱交換器(13)の冷媒圧力Phxに比べて、外気温度の影響を受けにくい。
しかし、第1室外膨張弁(14a)が開状態である場合は、レシーバ(15)が室外熱交換器(13)と連通するため、レシーバ(15)の冷媒圧力Prvは、室外熱交換器(13)の冷媒圧力Phxと実質的に等しくなる。
そこで、ステップST6の動作において、レシーバ圧力制御部(103)は、レシーバ(15)の冷媒圧力Prvの上昇を抑えるために、第1室外膨張弁(14a)を閉状態に切り換え、レシーバ(15)と室外熱交換器(13)の間を遮断する。
ステップST5及びステップST6においてレシーバ圧力制御部(103)が行う動作は、第2動作である。第2動作は、レシーバ(15)の冷媒圧力Prvが第2圧力P2よりも高くなると、第1室外膨張弁(14a)を閉状態にする動作である。
〈ステップST7〉
ステップST6の動作が終了すると、レシーバ圧力制御部(103)は、ステップST7の動作を行う。ステップST7の動作において、レシーバ圧力制御部(103)は、液冷媒圧力センサ(75)の計測値を、レシーバ(15)の冷媒圧力Prvとして取得する。上述したように、液冷媒圧力センサ(75)の計測値は、レシーバ(15)の冷媒圧力Prvを示す。
上述したように、レシーバ(15)は、断熱材(15a)で覆われている。そのため、レシーバ(15)の冷媒圧力Prvは、外気温度の影響を比較的受けにくい。しかし、外気温度が非常に高くなる(例えば、35℃を超える)と、レシーバ(15)内の液冷媒が蒸発することによって、レシーバ(15)の冷媒圧力Pが上昇する。
そこで、レシーバ圧力制御部(103)は、ステップST7の動作において、“取得したレシーバ(15)の冷媒圧力Prvが所定の第3圧力P3よりも高い(Prv>P3)”という条件の成否を判断する。この条件が成立しない場合、レシーバ圧力制御部(103)は、ステップST7の動作を再び行う。一方、この条件が成立した場合、レシーバ圧力制御部(103)は、ステップST8の動作を行う。
第3圧力P3は、レシーバ(15)の設計上の上限圧力が第2設計圧力Pu2(本実施形態では、9MPa)よりも低い。また、第3圧力P3は、第2圧力P2(本実施形態では、7MPa)よりも高い。本実施形態の第3圧力P3は、例えば7.5MPaである。
なお、ステップST7の動作において、レシーバ圧力制御部(103)は、“取得したレシーバ(15)の冷媒圧力Prvが第3圧力P3以上である(Prv≧P3)”という条件の成否を判断してもよい。この場合、レシーバ圧力制御部(103)は、実質的に、“取得したレシーバ(15)の冷媒圧力Prvが第3圧力P3よりも高い(Prv>P3)”という条件の成否と、“取得したレシーバ(15)の冷媒圧力Prvが第3圧力P3と等しい(Prv=P3)”という条件の成否とを判断する。
〈ステップST8〉
ステップST8の動作において、レシーバ圧力制御部(103)は、冷凍装置(1)に圧力低減動作を実行させる。言い換えると、レシーバ圧力制御部(103)は、冷凍装置(1)が圧力低減動作を実行するように、熱源ユニット(10)の構成機器を制御する。
上述したように、冷凍装置(1)の圧力低減運転において、高段圧縮機(21)は、インジェクション管(38)及びガス抜き管(37)を通じて、レシーバ(15)内の冷媒を吸い込む。言い換えると、レシーバ(15)内のガス冷媒が、高段圧縮機(21)によってレシーバ(15)から吸い出される。
ステップST7及びステップST8の動作は、レシーバ圧力制御部(103)が行う第3動作である。第3動作は、レシーバ()の冷媒圧力Prvが第3圧力P3よりも高くなると、圧縮要素(C)を作動させてガス抜き管(37)を通じてレシーバ(15)内のガス冷媒を圧縮要素(C)に吸入させる動作である。
冷凍装置(1)が圧力低減運転を行うと、レシーバ(15)からガス冷媒が排出され、レシーバ(15)の冷媒圧力Prvが低下する。レシーバ(15)の冷媒圧力Prvが充分に低く(例えば5MPaよりも低く)なると、レシーバ圧力制御部(103)は、高段圧縮機(21)を停止させ、冷凍装置(1)の圧力低減運転を終了させる。
-実施形態1の特徴(1)-
本実施形態の冷凍装置(1)において、制御器(101)のレシーバ圧力制御部(103)は、圧縮要素(C)の停止に伴って第1室外膨張弁(14a)及び第2室外膨張弁(14b)を閉状態に切り換えた後に、第1動作を行う。第1動作は、室外熱交換器(13)の冷媒圧力が第1圧力よりも低くなると、第1室外膨張弁(14a)及び第2室外膨張弁(14b)を開状態にする動作である。
第1室外膨張弁(14a)及び第2室外膨張弁(14b)が開状態になると、レシーバ(15)が第1室外膨張弁(14a)及び第2室外膨張弁(14b)を介して室外熱交換器(13)と連通する。そのため、外気温度の上昇等に起因してレシーバ(15)内の液冷媒が蒸発し、レシーバ内の冷媒圧力が上昇した場合でも、レシーバ(15)内の冷媒は、第1室外膨張弁(14a)及び第2室外膨張弁(14b)を通って、室外熱交換器(13)へ移動できる。その結果、レシーバ(15)の冷媒圧力の上昇が抑制される。
このように、本実施形態によれば、冷凍装置(1)の停止中におけるレシーバ(15)の冷媒圧力の上昇を抑制でき、レシーバ(15)の破損を未然に防いで冷凍装置(1)の信頼性を保つことができる。
-実施形態1の特徴(2)-
本実施形態の冷凍装置(1)において、制御器(101)のレシーバ圧力制御部(103)は、第1動作の実行後に、第2動作を行う。第2動作は、レシーバ(15)の冷媒圧力が第2圧力よりも高くなると、第1室外膨張弁(14a)を閉状態にする動作である。
上述したように、レシーバ(15)は、断熱材(15a)で覆われている。そのため、レシーバ(15)の冷媒圧力は、室外熱交換器(13)の冷媒圧力に比べて、外気温度の影響を受けにくい。そこで、レシーバ圧力制御部(103)は、レシーバ(15)の冷媒圧力の上昇を抑えるために、第1室外膨張弁(14a)を閉状態に切り換え、レシーバ(15)と室外熱交換器(13)の間を遮断する。その結果、外気温度が高い状況において、レシーバ(15)の冷媒圧力の上昇を抑制できる。
従って、本実施形態によれば、冷凍装置(1)の停止中におけるレシーバ(15)の冷媒圧力の上昇を抑制でき、レシーバ(15)の破損を未然に防いで冷凍装置(1)の信頼性を保つことができる。
-実施形態1の特徴(3)-
本実施形態の冷凍装置(1)において、制御器(101)のレシーバ圧力制御部(103)は、第2動作の実行後に、第3動作を行う。第3動作は、レシーバ(15)の冷媒圧力が第3圧力よりも高くなると、高段圧縮機(21)を作動させてガス抜き管(37)を通じてレシーバ(15)内のガス冷媒を高段圧縮機(21)に吸入させる動作である。
レシーバ圧力制御部(103)が第3動作を行うと、レシーバ(15)からガス冷媒が排出され、レシーバ(15)の冷媒圧力が低下する。従って、本実施形態によれば、冷凍装置(1)の停止中におけるレシーバ(15)の冷媒圧力の上昇を抑制でき、レシーバ(15)の破損を未然に防いで冷凍装置(1)の信頼性を保つことができる。
-実施形態1の特徴(4)-
本実施形態の冷凍装置(1)において、制御器(101)のレシーバ圧力制御部(103)は、第1動作および第2動作において第1室外膨張弁(14a)及び第2室外膨張弁(14b)を制御し、第1動作および第2動作を行ってもレシーバ(15)の冷媒圧力の上昇を抑制できなかった場合に、冷凍装置(1)に圧力低減運転を実行させる。そのため、レシーバ圧力制御部(103)が第1動作および第2動作を行わない場合に比べ、冷凍装置(1)が圧力低減運転を行う頻度を低減できる。
冷凍装置(1)の圧力低減運転では、高段圧縮機(21)が作動するため、電力が消費される。一方、本実施形態では、レシーバ圧力制御部(103)が第1動作および第2動作を行わない場合に比べて、冷凍装置(1)が圧力低減運転を行う頻度が少なくなる。従って、本実施形態によれば、電力を消費する圧力低減運転の頻度を減らすことができ、冷凍装置(1)の消費電力を削減できる。
《実施形態2》
実施形態2について説明する。ここでは、本実施形態の冷凍装置(1)について、実施形態1の冷凍装置(1)と異なる点を説明する。
-冷凍装置の構成-
図9に示すように、本実施形態の冷凍装置(1)では、実施形態1の冷却ユニット(60)が省略される。本実施形態の冷凍装置(1)の冷媒回路(6)では、一つの熱源ユニット(10)と、複数の空調ユニット(50)とが、第1液連絡配管(2)及び第2ガス連絡配管(5)によって接続される。
本実施形態の熱源ユニット(10)では、実施形態1の第2低段圧縮機(22)、第2低段吸入管 (22a)、及び第2低段吐出管 (22b)が省略される。本実施形態の圧縮要素(C)は、第1低段圧縮機(23)と高段圧縮機(21)とを備える一方、第2低段圧縮機(22)を備えない。
本実施形態の熱源ユニット(10)は、実施形態1の流路切換機構(30)の代わりに切換弁(80)を備える。この切換弁(80)は、実施形態1の第1切換弁(81)及び第2切換弁(82)と同様に、四方切換弁(150)によって構成される。切換弁(80)は、第1ポートが高段吐出管(21b)に、第2ポートが第1低段吸入管(23a)に、第3ポートが第2室外ガス管(36)に、第4ポートが第1室外ガス管(35)に、それぞれ接続する。
切換弁(80)は、第1状態(図9に実線で示す状態)と第2状態(図9に破線で示す状態)とに切り換わる。第1状態の切換弁(80)では、第1ポートが第3ポートと連通し、且つ第2ポートが第4ポートと連通する。第2状態の切換弁(80)では、第1ポートが第4ポートと連通し、第2ポートが第3ポートと連通する。
-冷凍装置の運転動作-
本実施形態の冷凍装置(1)は、冷房運転と、暖房運転と、デフロスト運転と、圧力低減運転とを行う。
冷房運転では、切換弁(80)が第1状態に設定される。冷房運転中の冷媒回路(6)では、第1低段圧縮機(23)及び高段圧縮機(21)が作動し、室外熱交換器(13)が放熱器(ガスクーラ)として機能し、各空調ユニット(50)の室内熱交換器(54)が蒸発器として機能する。
暖房運転では、切換弁(80)が第2状態に設定される。暖房運転中の冷媒回路(6)では、第1低段圧縮機(23)及び高段圧縮機(21)が作動し、各空調ユニット(50)の室内熱交換器(54)が放熱器(ガスクーラ)として機能し、室外熱交換器(13)が蒸発器として機能する。
デフロスト運転は、室外熱交換器(13)に付着した霜を溶かすための運転である。暖房運転中に室外熱交換器(13)に付着した霜がある程度以上に達すると、冷凍装置(1)は、暖房運転を一時的に休止してデフロスト運転を行う。
デフロスト運転において、冷媒回路(6)では、冷房運転と同様に冷媒が流通する。具体的には、切換弁(80)が第1状態に設定され、室外熱交換器(13)が放熱器(ガスクーラ)として機能する。室外熱交換器(13)に付着した霜は、冷媒によって温められて融解する。
圧力低減運転では、切換弁(80)が第1状態に設定される。実施形態1と同様に、圧力低減運転では、第1室外膨張弁(14a)及びガス抜き弁(39)が開状態に保持され、第2室外膨張弁(14b)及び減圧弁(40)が閉状態に保持される。また、圧力低減運転では、第1低段圧縮機(23)が停止状態に保持され、高段圧縮機(21)が作動し、室外ファン (12)が作動し、送風ファン(17a)が停止状態に保持される。
-制御器の動作-
圧縮要素(C)を構成する高段圧縮機(21)と第1低段圧縮機(23)の両方が停止すると、制御器(101)のレシーバ圧力制御部(103)は、実施形態1と同様の動作を行う。
具体的に、レシーバ圧力制御部(103)は、圧縮要素(C)が停止すると、第1動作および第2動作を行う。第1動作および第2動作において、レシーバ圧力制御部(103)は、レシーバ(15)の冷媒圧力の上昇を抑えるために、第1室外膨張弁(14a)及び第2室外膨張弁(14b)を制御する。第1動作および第2動作によってレシーバ(15)の冷媒圧力の上昇を抑えられない場合、レシーバ圧力制御部(103)は、第3動作を行う。第3動作において、レシーバ圧力制御部(103)は、冷凍装置(1)に圧力低減運転を実行させる。
《その他の実施形態》
-第1変形例-
実施形態1及び2の制御器(101)のレシーバ圧力制御部(103)では、第2動作において第1室外膨張弁(14a)を閉じるか否かを判断する際に用いられる第2圧力が、冷媒である二酸化炭素の臨界圧力よりも低い値に設定されている。この第2圧力は、二酸化炭素の臨界圧力以上の値に設定されていてもよい。ただし、第2圧力は、第3圧力よりも低い値であることが必要である。
第2圧力が二酸化炭素の臨界圧力よりも低い場合は、第2圧力と第3圧力の差が比較的大きくなる。そのため、レシーバ(15)内の冷媒圧力が第2圧力から第3圧力までに上昇するのに要する時間が長くなり、冷凍装置(1)の圧力低減運転の頻度を低く抑えることができる。
一方、第2圧力が二酸化炭素の臨界圧力よりも高い場合は、第2動作においてレシーバ圧力制御部(103)が第1室外膨張弁(14a)を閉じた時点において、室外熱交換器(13)の冷媒圧力が二酸化炭素の臨界圧力よりも高くなり、室外熱交換器(13)に存在する冷媒が超臨界状態となる。そのため、その後に外気温度が上昇しても、室外熱交換器(13)において冷媒の蒸発は生じず、室外熱交換器(13)の冷媒圧力の急激な上昇が回避される。
-第2変形例-
実施形態1及び2の熱源ユニット(10)において、圧縮要素(C)は、単段圧縮を行うように構成されていてもよい。本変形例の圧縮要素(C)は、一台の圧縮機、または互いに並列接続された複数台の圧縮機を備える。
本変形例の室外回路(11)において、ガス抜き管(37)は、圧縮要素(C)を構成する圧縮機のインジェクションポートまたは吸入ポートに接続される。インジェクションポートは、圧縮機の圧縮過程の圧縮室へ冷媒を導入するポートである。吸入ポートは、圧縮機の吸入過程の圧縮室へ冷媒を導入するポートである。
以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態および変形例は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。また、明細書および特許請求の範囲の「第1」、「第2」、「第3」…という記載は、これらの記載が付与された語句を区別するために用いられており、その語句の数や順序までも限定するものではない。
以上説明したように、本開示は、熱源ユニットおよび冷凍装置について有用である。
1 冷凍装置
10 熱源ユニット
11 室外回路(熱源側回路)
13 室外熱交換器(熱源側熱交換器)
14a 第1室外膨張弁(膨張弁)
15 レシーバ
C 圧縮要素
21 高段圧縮機(圧縮機)
22 第2低段圧縮機(圧縮機)
23 第1低段圧縮機(圧縮機)
37 ガス抜き管(ガス抜き通路)
50 空調ユニット(利用側ユニット)
60 冷却ユニット(利用側ユニット)
101 制御器

Claims (5)

  1. 利用側ユニット(50,60)に接続されて冷凍サイクルを行う熱源ユニット(10)であって、
    一つ又は複数の圧縮機(21,22,23)を有する圧縮要素(C)、熱源側熱交換器(13)、膨張弁(14a)、及びレシーバ(15)を有する熱源側回路(11)と、
    上記膨張弁(14a)を制御する制御器(101)とを備え、
    上記熱源側回路(11)において、上記膨張弁(14a)は、上記熱源側熱交換器(13)と上記レシーバ(15)の間に配置され、
    上記制御器(101)は、上記圧縮要素(C)の停止中に、上記レシーバ(15)の冷媒圧力と上記熱源側熱交換器(13)の冷媒圧力の一方または両方に基づいて、上記膨張弁(14a)を制御し、
    上記制御器(101)は、上記圧縮要素(C)の停止に伴って上記膨張弁(14a)を閉状態に切り換えた後に、上記熱源側熱交換器(13)の冷媒圧力が第1圧力よりも低くなると、上記膨張弁(14a)を開状態にする第1動作を行う
    熱源ユニット。
  2. 上記制御器(101)は、上記第1動作の実行後に、上記レシーバ(15)の冷媒圧力が第2圧力よりも高くなると、上記膨張弁(14a)を閉状態にする第2動作を行う
    請求項1に記載の熱源ユニット。
  3. 上記熱源側回路(11)は、上記レシーバ(15)内のガス冷媒を上記圧縮要素(C)へ送るガス抜き通路(37)を有し、
    上記制御器(101)は、上記第2動作の実行後に、上記レシーバ(15)の冷媒圧力が第3圧力よりも高くなると、上記圧縮要素(C)を作動させて上記ガス抜き通路(37)を通じて上記レシーバ(15)内のガス冷媒を上記圧縮要素(C)に吸入させる第3動作を行う
    請求項2に記載の熱源ユニット。
  4. 上記熱源側回路(11)には、二酸化炭素が冷媒として充填されている
    請求項1から3のいずれか一つに記載の熱源ユニット。
  5. 請求項1から3のいずれか一つに記載の熱源ユニット(10)と、
    上記熱源ユニット(10)に接続される利用側ユニット(50,60)とを備える冷凍装置。
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