JP7564992B2 - バンパーアブソーバ - Google Patents
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Description
以下、図1~図10に基づいて本発明の実施形態1に係るバンパーアブソーバについて説明する。本実施形態に係るバンパーアブソーバは、車両10におけるフロントバンパー20の緩衝材として使用されるバンパーアブソーバ30である。ここで、図中に示す前後左右、及び上下は、前記フロントバンパー20を備える車両10の前後左右、及び上下に対応している。
車両10の車体前部には、図3に示すように、エンジンルームEの左右両側に車両前後方向に延びる一対のフロントサイドメンバ14が設けられている。左右のフロントサイドメンバ14の前端位置には、それぞれクラッシュボックス16がほぼ同軸に取付けられている。そして、左右のクラッシュボックス16には、フロントバンパー20を構成するバンパーリインフォース40の左右端部が連結されている。クラッシュボックス16は、車両10の前方衝突時にフロントバンパー20とフロントサイドメンバ14間で潰れることにより、衝突荷重を吸収できるように構成されている。
フロントバンパー20は、図2に示すように、上記したバンパーリインフォース40と、バンパーアブソーバ30と、下部アブソーバ35と、バンパーカバー21、及びバンパーグリル23とを備えている。バンパーリインフォース40は、図3に示すように、車幅方向に延びる梁状部材であり、そのバンパーリインフォース40の左右両端部が、上記したように、左右のクラッシュボックス16に連結されている。
バンパーアブソーバ30は、樹脂の射出成形品であり、図2~図4に示すように、衝突荷重を受けて潰れるアブソーバ本体部320と、そのアブソーバ本体部320をバンパーリインフォース40に取付けるためのアブソーバ取付け部340とを備えている。バンパーアブソーバ30は、例えば、ポリプロピレン(PP)樹脂により成形されている。
アブソーバ取付け部340は、図2~図4に示すように、バンパーリインフォース40の前面42から上面43、及び下面44を覆えるようにカバー状に形成されている。即ち、アブソーバ取付け部340は、図2に示すように、バンパーリインフォース40の前面42の上側と下側とをそれぞれ覆う上側前板部341と下側前板部342と、バンパーリインフォース40の上面43と下面44とをそれぞれ覆う上板部343と下板部344とを備えている。また、アブソーバ取付け部340は、図4に示すように、バンパーリインフォース40の左右の端面(図番省略)を覆う側板部345を備えている。
アブソーバ本体部320は、図2等に示すように、アブソーバ取付け部340から前方に突出するように形成されている。即ち、アブソーバ本体部320は、断面形状が略横向きU字形で、後側が開放された箱状に形成されている。アブソーバ本体部320は、図2、及び図4に示すように、車幅方向に延びる荷重受け面を構成する前縦板部321と、その前縦板部321の上下に設けられた上板部323と下板部324とを備えている。また、アブソーバ本体部320は、図4に示すように、車幅方向における両端部(図4では右端部のみ記載)で前縦板部321、上板部323、及び下板部324の端部を相互につなぐ側板部325を備えている。これにより、アブソーバ本体部320は、後側が開放された箱状に形成される。なお、アブソーバ本体部320の側板部325は、アブソーバ取付け部340の側板部345と一体化されている。
フロントバンパー20の右端部(左端部)に衝突荷重が加わると、図2に示すように、バンパーカバー21とバンパーリインフォース40とに挟まれたバンパーアブソーバ30のアブソーバ本体部320における右端部(左端部)が車両後方に潰れるようになる。アブソーバ本体部320における右端部(左端部)には、図5に示すように、側板部325の近傍に開口部50が形成されているため、その開口部50によって上板部323、及び下板部324の側板部325寄りの部位と中央寄りの部位とが切り離されている。これにより、アブソーバ本体部320の側板部325と、上板部323、及び下板部324の中央寄りの部位とが独立して個々に潰れるようになる。
本実施形態におけるフロントバンパー20が本発明における車両用バンパーに相当し、バンパーリインフォース40が本発明の車両ボディ側のフレームに相当する。また、本実施形態におけるアブソーバ本体部320の前縦板部321が本発明における荷重受け面を構成する縦板部に相当する。
本実施形態に係るバンパーアブソーバ30によると、アブソーバ本体部320は箱状で内部に空間が形成されている。このため、アブソーバ本体部320の両端部以外では、アブソーバ本体部320を発泡スチロール等で中実な状態で形成する場合よりも潰れ残り量を少なくできる。また、アブソーバ本体部320の両端部における上板部323、下板部324には、車両前後方向に延びてそのアブソーバ本体部320を横断するように形成された開口部50が設けられている。このため、アブソーバ本体部320の端部に衝突荷重が加わると、開口部50の位置で上板部323と側板部325、下板部324と側板部325とが切り離されて、個々に潰れるようになる。即ち、側板部325が上板部323、下板部324を支えることがなくなるため、アブソーバ本体部320の両端部が潰れ易くなる。この結果、アブソーバ本体部320の両端部においても潰れ残り量を少なくできる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、図5に示すように、アブソーバ本体部320の上板部323と下板部324における側板部325の近傍位置に、前側が幅広で後側が幅狭のスリット状の開口部50を設ける例を示した。しかし、図6に示すように、等しい幅寸法のスリット状の開口部51を側板部325に沿ってアブソーバ本体部320の上板部323と下板部324とに設けることも可能である。このように、側板部325と上板部323間の稜線、側板部325と下板部324間の稜線の直近に開口部51を形成できるため、側板部325を折り曲げ易くなる。
30・・・・バンパーアブソーバ
40・・・・バンパーリインフォース(車両ボディ側のフレーム)
50・・・・開口部
51・・・・開口部
52・・・・開口部
53・・・・脆弱部
54・・・・脆弱部
55・・・・脆弱部
56・・・・脆弱部
320・・・アブソーバ本体部
321・・・前縦板部(荷重受け面を構成する縦板部)
323・・・上板部
323x・・折り曲げ横線
324・・・下板部
324x・・折り曲げ横線
325・・・側板部
325y・・折り曲げ縦線
340・・・アブソーバ取付け部
W・・・・・湾曲部
Claims (5)
- 車両用バンパーにおいて緩衝材として使用されるバンパーアブソーバであって、
衝突荷重を受けて潰れるアブソーバ本体部と、
前記アブソーバ本体部を車両ボディ側のフレームに取付けるためのアブソーバ取付け部と、
を備えており、
前記アブソーバ本体部は、車幅方向に延びる荷重受け面を構成する縦板部と、その縦板部の上下に設けられた上板部と下板部と、車幅方向における両端部で前記縦板部、上板部、下板部の端部を相互につなぐ側板部とにより箱状に形成されており、
前記アブソーバ本体部の両端部近傍における前記上板部、及び/又は、下板部には、車両前後方向に延びてそのアブソーバ本体部を横断するように形成された開口部、あるいは脆弱部が設けられており、
前記脆弱部は、前記衝突荷重を受けることで破断するように構成されており、
前記アブソーバ本体部の上板部と下板部との車両前後方向における中央部には、車幅方向に延びる折り曲げ横線が稜線状に形成されており、
前記アブソーバ本体部の側板部には、前記上板部と下板部との折り曲げ横線と連続するように、折り曲げ縦線が形成されているバンパーアブソーバ。 - 請求項1に記載されたバンパーアブソーバであって、
前記アブソーバ本体部の開口部、あるいは脆弱部は、前記側板部に沿って形成されているバンパーアブソーバ。 - 請求項1又は請求項2のいずれかに記載されたバンパーアブソーバであって、
前記アブソーバ本体部には、前記両端部以外の位置であって、前記アブソーバ本体部が後方に湾曲する湾曲部に、前記開口部、あるいは脆弱部が形成されているバンパーアブソーバ。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載されたバンパーアブソーバであって、
前記脆弱部は、車両前後方向に並んだ複数の貫通孔により形成されているバンパーアブソーバ。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載されたバンパーアブソーバであって、
前記脆弱部は、車両前後方向に延びる線状の切り込みにより形成されているバンパーアブソーバ。
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