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JP7564581B1 - 物品収納箱 - Google Patents

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JP7564581B1
JP7564581B1 JP2023189797A JP2023189797A JP7564581B1 JP 7564581 B1 JP7564581 B1 JP 7564581B1 JP 2023189797 A JP2023189797 A JP 2023189797A JP 2023189797 A JP2023189797 A JP 2023189797A JP 7564581 B1 JP7564581 B1 JP 7564581B1
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元気 岡本
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株式会社エコシステム販売
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Abstract

【課題】不使用時では簡単に折り畳み可能で、展開組立時ではボックス形態が維持されて安定性に優れ、収納物品を確実に保護し、多段的な積み重ねもできるようにする。【解決手段】折り畳み可能な底壁2の辺部に立脚させた前後側壁4,5、左右側壁6,7を折り畳み可能にして連結すると共に、左右側壁6,7自体あるいは前後側壁4,5自体を二つ折り状に折り畳み自在に形成して成る収納箱本体1と、底壁2に起伏自在に連結した底部補強盤3と、収納箱本体1の開口部を開閉自在に閉塞する閉塞蓋体10とから成る。閉塞蓋体10は、前後側壁4,5、左右側壁6,7のいずれか一方における上縁から開口部を覆う一対の開閉蓋11を連設し、いずれか他方における上縁から開閉蓋11の下面で折り込まれ、開閉蓋11の下面に接合手段20によって開閉蓋11に接合されて開口面位置で底壁2にほぼ平行配置される折込蓋15を設ける。【選択図】図5

Description

本発明は、例えば宅配される荷物を玄関脇に一時的に置いておく、いわゆる置き配時の荷物の保管が可能な宅配便用収納箱として、あるいは各種商品を店舗などに配送し、商品取り出し後に返却されるように繰り返しの使用が可能な通い箱としても利用できるようにした物品収納箱に関する。
従来から、例えば宅配された各種の荷物を荷受人が留守であるためにその受け渡しが直接に行えない場合には、一旦は持ち帰り、再度配達することがある。ただ、このような再配達は、配送業者にとっては多大な負担となるから、配達時に荷受人が後刻でも受け取ることができるように例えば玄関脇などにそのまま置いておく、いわゆる置き配が行われることが多い。
ところが、このような置き配は、荷受人が確認し受け取る前に盗難にあったり、紛失されたりすることがあり、荷物の安全性、配達実施の確実・安定性などが十分に得られない虞がある。そのため、多数の収納室を配列構成した集合ボックス、個別の玄関脇などに配置される各種の保管箱などが提案されている。
特に、戸建て住宅、集合ボックスが設置されていない集合住宅などの個々の住居への宅配用として、それぞれの玄関脇に個別の受け取り収納設備が設けられるものに、例えば特許文献1及び特許文献2にある受取箱が提案されている。特許文献1に係る宅配便受け箱及びその設置方法は、施錠可能な収納箱体の底部に設けた収納空間に錘を収納可能として盗難防止対策としたものである。特許文献2に係る宅配便受け箱は、展開組立可能な受け箱の上部に開閉可能な折り畳み構成の三角屋根状の蓋部を設けて成るものである。
ところが特許文献1に係る宅配便受け箱は、盗難防止対策を万全なものとするために、収納箱体自体を剛性素材によって容易には破壊されないようにすると共に、移動困難とするように固定的な設置構造としたり、錘の収納空間を形成したりするため、比較的に高価とならざるを得ないものとなる。特許文献2に係る宅配便受け箱は、その上部が三角屋根状となっているために、多段的に積み重ねることはできず、一時的にでも上部面に荷物をおくことはできない。
また、これらの特許文献1、特許文献2の宅配便受け箱は、宅配便を受け取ることのみにしか使用できず、荷物の収納保管が容易にできるものであっても、例えば企業・工場間において製品・半製品を輸送する際の収納容器として繰り返し使用される、いわゆる通い箱としての使用は困難であり、その用途が限定されるものである。
特開2019-170411号公報 意匠登録第1713793号公報
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、例えば宅配される各種荷物がいわゆる置き配されるときに一時的に収納保管可能にした宅配便用受け箱として、あるいは各種荷物の搬送用として繰り返し使用される通い箱として利用可能であり、不使用時では簡単に折り畳み可能で、展開組立時ではボックス形態が維持されて安定性に優れ、収納物品を確実に保護するばかりでなく、多段的な積み重ねも容易であるなどの物品収納箱を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、折り畳み可能な底壁2の辺部に立脚させた前後側壁4,5あるいは左右側壁6,7を折り畳み可能にして連結すると共に、左右側壁6,7自体あるいは前後側壁4,5自体を二つ折り状に折り畳み自在に形成して成る収納箱本体1と、底壁2に起伏自在に連結した底部補強盤3と、収納箱本体1の開口部を開閉自在に閉塞する閉塞蓋体10とから成り、閉塞蓋体10は、前後側壁4,5、左右側壁6,7のいずれか一方における上縁から開口部を覆う一対の開閉蓋11を連設し、いずれか他方における上縁から開閉蓋11の下面で折り込まれ、開閉蓋11の下面に接合手段20によって開閉蓋11に接合されて開口面位置で底壁2に平行配置される折込蓋15を設けたことを特徴とする。
開閉蓋11は、収納箱本体1の開口部の前後あるいは左右の1/2を覆う形状、大きさにして構成することができる。
折込蓋15は、この折込蓋15の左右側縁が前後の開閉蓋11の左右側縁に折り畳み自在にして連続されていて、収納箱本体1が開放されたときには、開閉蓋11と共に起立状となって、収納箱本体1の全体は上方開口の筒状を呈するように構成することができる。
折込蓋15は、前後側壁4,5あるいは左右側壁6,7を収納箱本体1の内方に折り込ませる側壁折込線8に連続して、収納箱本体1の内方に折込蓋15自体を折り込ませる蓋折込線16が設けられていて、この蓋折込線16によって前後あるいは左右に区画形成された折込止着部17には、収納箱本体1の隅角部の上縁端と蓋折込線16の上端との間で折込止着部17自体を収納箱本体1の内方がわに折り込ませるよう三角形状に折畳む折畳線18が設けられて構成することができる。
接合手段20は、開閉蓋11と、この開閉蓋11の下面に重ね合わせられる折込蓋15とを接合させ、接合させる開閉蓋11と折込蓋15とのそれぞれの当接面を磁石、面ファスナー、フックボタンのいずれかによって接合させるようにして構成することができる。
開閉蓋11のいずれか一方の上端縁には重ね蓋体25が起伏自在に連結されていて、この重ね蓋体25は、他方の開閉蓋11に重ね合わせて覆い、ロックできるようにして構成することができる。
以上のように構成された本発明に係る物品収納箱にあって、収納箱本体1を広げ、底部補強盤3を底壁2上に倒伏して重ね合わせることで組み立てた状態では、収納箱本体1の内部に各種物品を収納でき、収納後は閉塞蓋体10の開閉蓋11を折畳むことで折込蓋15を折り込み、収納箱本体1を閉塞させ、物品を収納、保管させる。
底部補強盤3は、折り畳み可能な底壁2上に重ねられることで底部を補強して収納箱本体1の開放状態を維持させ、起立させることで収納箱本体1内に収納させたままで収納箱本体1を扁平状に折畳ませる。
筒状に開放させた収納箱本体1上部の開閉蓋11によって開口部を閉塞するように折り畳むに伴い、開閉蓋11相互間に連続配置されている折込蓋15は、蓋折込線16によって折込止着部17自体が収納箱本体1の内方に折り込まれて開閉蓋11の下面に配置される。配置されるとき、接合手段20によって開閉蓋11に接合保持されることで折込蓋15全体が収納箱本体1の開口部に留まり、収納箱本体1の内方に落ち込ませずに、収納箱本体1の開口部を開閉蓋11と共に閉塞させる。
開閉蓋11それぞれは収納箱本体1の開口部のほぼ1/2を覆うことで、合わせて開口部のほぼ全域を覆うものとなり、開閉蓋11の下面に折込蓋15が折り込まれていることと相俟ち、例えば開閉蓋11相互の合わせ部位の側方から手指その他を侵入させず、収納物品を安全に保護させる。しかも、接合手段20によって接合した折込蓋15の全域を一層確実に保持させ、収納箱本体1の内方に落ち込ませない。
重ね蓋体25は、開閉蓋11による収納箱本体1の閉塞後で、一方の開閉蓋11の上端縁から連設された状態で他方の開閉蓋11に重ね合わせられ、ロックされることで、開閉蓋11を起立開放不能な状態で維持し、収納箱本体1内に収納した物品などを保護させる。
重ね蓋体25の開閉蓋11上の重ね合わせで、収納箱本体1を平坦な上面を有する状態で組み立て使用させ、多段的に積み重ね可能にさせることで複数個で纏めて使用でき、例えば貨物車での積載を可能にさせる。
また、不使用時では、開閉蓋11の起立開放によって、これに追随して折込蓋15も起立開放させ、側壁折込線8及びこの側壁折込線8に連続する蓋折込線16によって左右側壁6,7あるいは前後側壁4,5及び折込蓋15を収納箱本体1内に折り込ませ、起立させた底部補強盤3と共に全体を扁平状に折畳ませ、コンパクトにさせる。
本発明は以上説明したように構成されているため、開放組み立てた収納箱本体1において、開閉蓋11の収納箱本体1内方への折り畳み、折込によって収納箱本体1を閉塞させることで収納物品を保護でき、逆に開閉蓋11の起立開放によって前後側壁4,5、左右側壁6,7、折込蓋15をコンパクトに折り畳み、保管しておくことができる。
すなわちこれは本発明において、底部補強盤3が起伏自在に連結された底壁2に立脚した前後側壁4,5、左右側壁6,7を折り畳み可能にした収納箱本体1と、収納箱本体1の開口部を開閉自在に閉塞する閉塞蓋体10とから成り、閉塞蓋体10は、前後側壁4,5、左右側壁6,7のいずれか一方における上縁から開口部を覆う一対の開閉蓋11を連設し、いずれか他方における上縁から開閉蓋11の下面で折り込まれ、開閉蓋11の下面に接合手段20によって開閉蓋11に接合されて開口面位置で底壁2にほぼ平行配置される折込蓋15を設けて成るからである。これによって、開閉蓋11の閉塞折込、開放起立に追随する折込蓋15の折込、起立によって収納箱本体1において、物品収納時では閉塞維持しての保管の安全性、不使用時でのコンパクトに纏めた保管性を図ることができる。
また、折込蓋15は、前後側壁4,5あるいは左右側壁6,7を折り込ませる側壁折込線8に連続して、折込蓋15自体を折り込ませる蓋折込線16が設けられ、この蓋折込線16によって前後あるいは左右に区画形成された折込止着部17には、折込止着部17自体を収納箱本体1の内方がわに折り込ませる折畳線18が設けられている。この折込蓋15は、開閉蓋11に連続していることで開閉蓋11の起立開放、倒伏閉塞に追随するようになっているから、開閉蓋11を起伏操作するだけで収納箱本体1を閉塞、開放でき、取り扱いは容易である。
開閉蓋11によって収納箱本体1を閉塞するよう折り畳むと、開閉蓋11の下面に折込蓋15が重ね合わせられるものとなり、重ね合わせたときには、開閉蓋11と折込蓋15との間に設けた接合手段20によって、開閉蓋11に折込蓋15が接合された状態で保持される。そのため、折込蓋15自体において開閉蓋11との連結部位が三角形状に折畳まれることと相俟ち、折込蓋15は収納箱本体1の内方に落ち込むことがなく、収納箱本体1の内部に収納した物品を損傷させず、またその内容積を減少させることもない。
開閉蓋11は、収納箱本体1の開口部の前後あるいは左右のほぼ1/2を覆う形状、大きさにしてあることで、この開閉蓋11の下面には折込蓋15が折り込み配置されていることと相俟ち、開閉蓋11の合わせ部位などの側方から手指その他の収納箱本体1内への侵入を阻止できる。そのため、収納物品に対する外部からの取り出し、いたずらなどは行えず、収納時の安全性が損なわれることはないばかりでなく、折込蓋15が収納箱本体1内に落ち込まむことがなく、屋外に置いておいても雨水などを浸入させることもない。
収納箱本体1を折込蓋15と共に閉塞した開閉蓋11には重ね蓋体25が重ね合わせられることで、収納箱本体1の上面は上面自体が補強された平坦状になり、多段的に積み重ねを可能にし、例えば貨物車に多数で積載可能であり、収納箱本体1を軽量な素材によって構成可能であることからも、重量的にも嵩張らず、効率的な輸送、運搬に役立てることができる。
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。本発明は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
本発明を実施するための一形態を示す組立使用時の斜視図である。 同じく図1における一部拡大図を含むA-A断面図である。 同じく図1におけるB-B断面図である。 同じく組立あるいは折り畳み途中の一部切欠斜視図である。 同じく開口部を開放あるいは閉塞するときの一部切欠斜視図である。 同じく開口部を開放あるいは閉塞するときの断面図である。 同じく組立あるいは折り畳み途中の断面図である。 同じく折り畳み、結束したときの斜視図である。 同じく多段的に積み重ねたときの斜視図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は折り畳み可能になっている収納箱本体であり、折り畳み可能なシート材製の矩形状の底壁2の辺部に立脚した剛性の前後側壁4,5、左右側壁6,7を連結することで有底筒状に形成されている。そして、左右側壁6,7自体あるいは前後側壁4,5自体は収納箱本体1の内方に二つ折り状に折り畳み自在になっており、折り畳み時には扁平状に成るようにしてある。
そして、底壁2には、底壁2の内側面上に載置される剛性の底部補強盤3が底壁2の辺部、例えば後側壁5の底部で起伏自在に連結してある。この底部補強盤3は、後述するように前後側壁4,5が折り畳まれ、前後側壁4,5の内側面に当接するように起立されるに伴い、底壁2は、例えば底壁2自体の中央部位が引き上げられるようになって収納箱本体1内に折り込まれることで折り畳み可能になっている(図7参照)。
この収納箱本体1の開口部には、左右側壁6,7、前後側壁4,5の上縁から起伏自在に連結されていて、収納箱本体1の開放時では左右側壁6,7、前後側壁4,5の壁面に沿って上方に立脚状になり、収納箱本体1の閉塞時では折り込まれて収納箱本体1の開口部をほぼ平坦状にして閉塞する閉塞蓋体10を設けてある。
なお、図示にあっては、左右側壁6,7を収納箱本体1内に折り込み可能とすることで前後方向に沿って縮小させ、前後側壁4,5相互が前記底部補強盤3を挟んだ状態で折り畳まれるようにしており、前後方向に沿うほぼ1/2の位置のほぼ中央位置で側壁折込線8が設けられている。もとより、図示を省略したが、前後側壁4,5を折り込み可能にしてもよく、これらのいずれかを採用することに限定されないが、本実施の形態においては、左右側壁6,7が折込まれる例によって説明する。
底部補強盤3、前後側壁4,5、左右側壁6,7、閉塞蓋体10における後述する各部材片などは、適宜肉厚の例えば合成樹脂材製シートによって例えば硬質の合成樹脂材製の板状材の表裏を覆い、包むようにすることで形成されており、これらの相互間の連結部位はシート材自体の折曲作用によって折り畳み、折り込み、起伏可能にされている。
前記閉塞蓋体10は、前後側壁4,5、左右側壁6,7のいずれか一方における上縁から開口部の約1/2それぞれを覆う一対の開閉蓋11を連設すると共に、いずれか他方における上縁から開閉蓋11の下面で折り込まれ、開閉蓋11の下面に後述する接合手段20によって開閉蓋11に接合されて開口面位置で底壁2にほぼ平行配置される折込蓋15を設けて成る。
なお、図示にあっては、開閉蓋11は前後側壁4,5の上縁に起伏自在に連設され、折込蓋15は左右側壁6,7の上縁に設けられている場合によって説明するも、左右側壁6,7の上縁に開閉蓋11を、前後側壁4,5の上縁に折込蓋15を設ける場合もあり、いずれを採用するかは特に限定されない。本実施の形態においては、前後方向で開閉されるよう開閉蓋11が前後側壁4,5の上縁に連設される例によって説明する。
前後の開閉蓋11それぞれは、収納箱本体1の開口部における前後それぞれの例えばほぼ1/2を覆う大きさ、形状に形成されており、倒伏して開口部を覆うときには合わせて開口部の全域を覆うようにしてある。もとより、この開閉蓋11は、前後方向で収納箱本体1の奥行長さの1/2未満の幅員であっても、後述する重ね蓋体25によって覆うことで収納箱本体1の開口部全域を覆うことができるようにしている。
左右側壁6,7の上縁に設けた左右の折込蓋15は、この折込蓋15の左右側縁が、前後側壁4,5の上縁に連設されている前後の開閉蓋11の左右側縁に折り畳み自在にして連続されており、収納箱本体1が開放されたときには、開閉蓋11と共に起立状となって、収納箱本体1の全体は上方開口の筒状を呈するようになっている。
この折込蓋15は、左右側壁6,7を収納箱本体1の内方に折り込ませる前記側壁折込線8に連続して、同様に収納箱本体1の内方に折込蓋15自体を折り込ませる蓋折込線16が設けられている。そして、この蓋折込線16によって前後に区画形成された折込止着部17には、収納箱本体1の隅角部の上縁端と蓋折込線16の上端との間で折込止着部17自体を収納箱本体1の内方がわに折り込ませるよう三角形状に折畳む折畳線18が設けられている。
前後の開閉蓋11、左右の折込蓋15は、収納箱本体1の上部周囲で繋がっていて、全体で筒状となっている。そして、開閉蓋11が収納箱本体1の開口部を閉じるように収納箱本体1の内方に倒伏されるとき、開閉蓋11の左右側縁で連続する折込蓋15も開閉蓋11と共に、折畳線18によって収納箱本体1の上部で内方に折り込まれるようになっている。折り込まされた折込蓋15は、開閉蓋11の内部、すなわち開閉蓋11の下面に位置し、折り込まれた折込蓋15は、図7に示すように折畳線18より内側の左右側壁6,7の上縁に連続する三角形状を呈する部分(a)の上面に、折畳線18より外側の前後の開閉蓋11に連続する三角形状を呈する部分(b)が重ね合わせられるようになっている(図6参照)。
開閉蓋11と、この開閉蓋11の下面に重ね合わせられる折込蓋15との間には、開閉蓋11と折込蓋15とを接合させる接合手段20が設けられている。この接合手段20によって、開閉蓋11と折込蓋15とが共に収納箱本体1の内方に落ち込まないように収納箱本体1の底壁2とほぼ平行状となって、収納箱本体1の上部開口位置で留まるように規制している。
もし、折込蓋15が収納箱本体1の内方に落ち込むようになると、例えば屋外に置いておいた場合、雨水などが折込蓋15面上を伝わり、収納箱本体1内に滴り落ちる事態が生じ得る可能性がある。上記のように、折込蓋15を開閉蓋11と共に収納箱本体1の開口部位置に規制することで、このような事態を防止でき、収納物品を汚損させるおそれもないのである。
この接合手段20は、開閉蓋11と折込蓋15とが直接に当接する部位、例えば開閉蓋11における左右側縁の上部、折込蓋15における開閉蓋11に連続する三角形状部分、特にこれらの隅部位に、例えば前記の(b)で示される、開閉蓋11に連続する三角形状を呈する部分に、磁石あるいは面ファスナー、フックボタンなどの接合具が組み込まれている。磁石の内蔵構造は、開閉蓋11、折込蓋15相互を当接させることで接合でき、また収納箱本体1を開放するときの半ば強制的な開放操作によって引き剥がすように離反可能であるから至便である。
収納箱本体1の開口部を開閉蓋11によって閉塞後、収納箱本体1の開口部をロックするようにした重ね蓋体25が、例えば後部の開閉蓋11の上端縁から起伏自在に連設されている。この重ね蓋体25は、前部の開閉蓋11を覆う蓋体本体26に、前側壁4の上部分に重ねられる前部覆い片27を起伏自在に連設して成る。そして、この重ね蓋体25の内側面における前部覆い片27の連設部位と、前側壁4の上端縁とにそれぞれ設けた錠ループ28を連繋させて、例えば錠Kによってロックできるようにすることで、他者による開封を防止できるようにしてある。図中符号29は、重ね蓋体25を開閉蓋11上面に止着するようにした例えば面ファスナーの如き止着具である。
また、図示を省略したが、この重ね蓋体25における前部覆い片27を前後側壁4,5あるいは左右側壁6,7の側面に例えば磁石、面ファスナーなどで接合させることで、特に通い箱として使用するとき、閉塞時の重ね蓋体25の前部覆い片27を出張らせず、外形寸法を小型化できるように配慮してある。
また、後側壁5の左右側縁に設けたロックループ22に、例えばワイヤー、ベルトなどを挿通させ、他の適当な固定物例えば門柱、柵その他に固定しておくことで、収納箱自体の盗難防止に役立てることができる。
左右側壁6,7の外側面には例えば帯状材の端部を固定したことによる取っ手23が付設されていて、収納箱自体の運搬、移動その他に使用できる。また、左右側壁6,7の外側面の左右に対状に挿通ループ24が配置されており、図9に示すように例えば複数段で積重ねた収納箱それぞれの挿通ループ24にベルトBなどを挿通、固定することで、積み重ね時の荷崩れなどを防止できる。
また、図中符号30は、不使用時に収納箱本体1を折畳んだときの折り畳み状態を維持するために全体を囲繞して纏める結束ベルトであり、例えば前記前部覆い片27に付設されている。
図示を省略したが、前後側壁4,5、左右側壁6,7それぞれと、開閉蓋11、折込蓋15との間に可撓性あるマチ部を設けることもでき、このマチ部によって、収納箱本体1の全体と共に折り畳み後、前後側壁4,5、左右側壁6,7に対して開閉蓋11、折込蓋15を重ね合せることによる折り畳みを可能にしておく。そうすると、折り畳み、重ね合わせ後では収納箱本体1の高さとほぼ同様になり、一つの本発明に係る収納箱内に複数の収納箱を収納でき、例えば通い箱として返却するときに纏められ、コンパクトになるから便利である。
次に以上に説明した実施の形態における使用の一例を説明すると、折り畳まれた状態から、前後側壁4,5を離して底壁2を展開し、底部補強盤3を倒伏させて底壁2上に重ね合わせることで、収納箱本体1は上部開放構造のボックス状となり、その後、前後の開閉蓋11を倒伏して開口部を閉塞し、重ね蓋体25によって閉じておく。
開閉蓋11を倒伏させるように折り畳むと、この前後の開閉蓋11相互間に連続している左右の折込蓋15が追随して収納箱本体1の内方に折り畳まれ、接合手段20が開閉蓋11の下面に折畳まれる折込蓋15を接合保持することになる。そのため、開閉蓋1、折込蓋15は重なり状となって、収納箱本体1の開口部に留まり、収納箱本体1内に落ち込むことがなく、収納箱本体1内の収納容積をそのままで維持し、物品を収納する際に邪魔になることもない。
そして例えば宅配便受取用とする場合には、受け取り場所に設置し、必要あれば盗難防止処置を施す。宅配業者による宅配便の配送時には、重ね蓋体25、開閉蓋11を開放して、収納箱本体1内に宅配物を収納し、開閉蓋11を閉塞すると共に重ね蓋体25を重ね、錠Kによってロックしておく。その後、受取人は、錠Kを解錠し、宅配物を取り出せばよい。
また、組立後では、例えば取っ手23によって持ち運ぶことができ、店舗への商品の搬送、あるいは工場その他への各種部材、部品などの搬送のためのいわゆる通い箱としても利用できる。
組立後で重ね蓋体25によって収納箱本体1の開口部を閉塞した状態であると、その天板部分はほぼ平坦状であるから、図9に示すように積重ねることもでき、積み重ね時には、左右側壁6,7に設けた挿通ループ24にベルトBなどを挿通固定することで、荷崩れなどを防止でき、積み重ね纏めた状態で貨物車などにも積載でき、多数の輸送も可能である。
なお、不使用時では折り畳み可能であり、重ね蓋体25を後側壁5がわに倒伏させ、開閉蓋11を起立させるのであり、この開閉蓋11の起立開放によって接合手段20による接合が半ば強制的にでも解除されて折込蓋15も上方に開放される。次いで、底部補強盤3を起立させて持ち上げ、底壁2を折り込むように左右側壁6,7を収納箱本体1の内方に折り畳み扁平状にすればよく、前部覆い片27の結束ベルト30によって囲むことで平坦状に保持でき、コンパクトに纏めて保管しておくことができる。
B…ベルト
K…錠
1…収納箱本体
2…底壁
3…底部補強盤
4…前側壁
5…後側壁
6…左側壁
7…右側壁
8…側壁折込線
10…閉塞蓋体
11…開閉蓋
15…折込蓋
16…蓋折込線
17…折込止着部
18…折畳線
20…接合手段
22…ロックループ
23…取っ手
24…挿通ループ
25…重ね蓋体
26…蓋体本体
27…前部覆い片
28…錠ループ
29…止着具
30…結束ベルト

Claims (3)

  1. 折り畳み可能な底壁の辺部に立脚させた前後側壁あるいは左右側壁を折り畳み可能にして連結すると共に、左右側壁自体あるいは前後側壁自体を二つ折り状に折り畳み自在に形成して成る収納箱本体と、底壁に起伏自在に連結した底部補強盤と、収納箱本体の開口部を開閉自在に閉塞する閉塞蓋体とから成り、
    閉塞蓋体は、前後側壁、左右側壁のいずれか一方における上縁から開口部を覆う一対の開閉蓋を連設し、いずれか他方における上縁から開閉蓋の下面で折り込まれ、開閉蓋の下面に接合手段によって開閉蓋に接合されて開口面位置で底壁に平行配置される折込蓋を設け、
    開閉蓋は、収納箱本体の開口部の前後あるいは左右の1/2を覆う形状、大きさに形成してあり、
    折込蓋は、前後側壁あるいは左右側壁を収納箱本体の内方に折り込ませる側壁折込線に連続して、収納箱本体の内方に蓋折込蓋自体を折り込ませる蓋折込線が設けられていて、この蓋折込線によって前後あるいは左右に区画形成された折込止着部には、収納箱本体の隅角部の上縁端と蓋折込線の上端との間で折込止着部自体を収納箱本体の内方がわに折り込ませるよう三角形状に折畳む折畳線が設けられており、
    前記接合手段は、開閉蓋と、この開閉蓋の下面に重ね合わせられる折込蓋とを接合させ、接合させる開閉蓋と折込蓋とのそれぞれの当接面を磁石、面ファスナー、フックボタンのいずれかによって接合させるようにしてある、
    ことを特徴とする物品収納箱。
  2. 折込蓋は、この折込蓋の左右側縁が前後の開閉蓋の左右側縁に折り畳み自在にして連続されていて、収納箱本体が開放されたときには、開閉蓋と共に起立状となって、収納箱本体の全体は上方開口の筒状を呈するようにしてある請求項1に記載の物品収納箱。
  3. 開閉蓋のいずれか一方の上端縁には重ね蓋体が起伏自在に連結されていて、この重ね蓋体は、他方の開閉蓋に重ね合わせて覆い、ロックできるようにしてある請求項1に記載の物品収納箱。
JP2023189797A 2023-11-07 2023-11-07 物品収納箱 Active JP7564581B1 (ja)

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JP2010036930A (ja) 2008-08-01 2010-02-18 Esutsuu Corporation:Kk 折り畳み式収容箱
JP2011136717A (ja) 2009-12-28 2011-07-14 Ecobiz Kk 折りたたみ式通い箱
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