JP7564199B2 - ブロック共重合体、組成物、熱収縮性フィルム、シート及びシートの成形品 - Google Patents
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Description
好ましくは、前記共重合ブロック(B/S)が、ビニル芳香族系単量体単位と共役ジエン系単量体単位のランダム共重合ブロックである。
好ましくは、直鎖状であり、重合ブロックの配列が(S1)-(B/S)-(S2)または(S2)-(B/S)-(S1)である。
好ましくは、前記ブロック共重合体の含有率は15質量%以上85質量%以下である。
本発明の一実施形態に係るブロック共重合体は、第1ビニル芳香族系ブロック(S1)と、第2ビニル芳香族系ブロック(S2)と、共重合ブロック(B/S)と、を有する。
第1ビニル芳香族系ブロックは、実質的にビニル芳香族系単量体単位のみで構成される。「実質的にビニル芳香族系単量体単位のみで構成される」とは、第1ビニル芳香族系ブロックの重量を100質量%とした際に、その98質量%以上がビニル芳香族系単量体単位であり、2質量%以下の意図しない単量体単位が存在してもよいことを意味する。以下、「実質的に~のみで構成される」と表記した場合は同様の意味をあらわすものとする。第1ビニル芳香族系ブロックは、第1ビニル芳香族系ブロックの重量を100質量%とした際に、より好ましくはその99質量%以上がビニル芳香族系単量体単位であり、さらに好ましくは100質量%がビニル芳香族系単量体単位である。
第2ビニル芳香族系ブロックは、実質的にビニル芳香族系単量体単位のみで構成される。第2ビニル芳香族系ブロックは、第2ビニル芳香族系ブロックの重量を100質量%とした際に、より好ましくはその99質量%以上がビニル芳香族系単量体単位であり、さらに好ましくは100質量%がビニル芳香族系単量体単位である。ビニル芳香族系単量体単位については、第1芳香族ビニル系ブロックと同様である。また、第2ビニル芳香族系ブロックの重量平均分子量は、第1ビニル芳香族系ブロック以下の重量平均分子量を有する。
共重合ブロックは、実質的にビニル芳香族系単量体単位及び共役ジエン系単量体単位のみで構成される。共重合ブロックは、共重合ブロックの重量を100質量%とした際に、より好ましくはその99質量%以上がビニル芳香族系単量体単位及び共役ジエン系単量体単位であり、さらに好ましくは100質量%がビニル芳香族系単量体単位及び共役ジエン系単量体単位である。
本発明の一実施形態に係る組成物は、上記ブロック共重合体に加え、上記ブロック共重合体とは異なる重合体(樹脂)をさらに含むことが好ましい。上記ブロック共重合体とは異なる重合体としては、例えば上記ブロック共重合体とは異なるスチレンーブタジエンブロック共重合体、ポリスチレン、ポリ(スチレンーメタクリル酸メチル)共重合体等が挙げられる。本発明のブロック共重合体は、熱収縮性フィルムやシートの原料に使用した際の耐衝撃性や耐破断性、及びフィッシュアイ抑制のバランスに優れており、例えば熱収縮性フィルムの熱収縮率に優れるスチレンーブタジエンブロック共重合体、剛性に優れるポリスチレン等との組成物とすることで、それらの物性バランスがさらに良好な熱収縮性フィルムやシートを得ることができる。
ISO6721-1に従い、昇温速度4℃/分、周波数1Hz、歪み0.02%の条件で、ブロック共重合体の動的粘弾性測定を行った場合の損失正接値(tanδ)が-70~-35℃の範囲に少なくとも1つのピークを有する。共重合ブロックがランダム共重合ブロックであり、共重合ブロック中の共役ジエン系単量体単位の含有率が前記の範囲内である場合にtanδが前記の範囲となりやすく、耐衝撃性や耐破断性、耐ブロッキング性のバランスが良好でフィッシュアイの発生が抑制されやすい。また、ブロック共重合体を含む上記組成物も同様の範囲に少なくとも1つのピークを有することが好ましい。
本発明の一実施形態に係る熱収縮性フィルム又はシートは、上記組成物により構成される層を備える。
以下の操作により、実施例1~4及び比較例1~4としてブロック共重合体P1~P8を製造した(表1)。
(1)反応容器中にシクロヘキサン500.0kg、テトラヒドロフラン(THF)75.0gを入れた。
(2)この中に重合開始剤溶液としてn-ブチルリチウムの10質量%シクロヘキサン溶液2000mLを加え、30℃に保った。
(3)スチレン20kgを加え、スチレンをアニオン重合させた。内温は42℃まで上昇した。
(4)スチレンが完全に消費された後、反応系の内温を80℃に上げ、内温を保持しながら、総量40kgのスチレン、および総量60kgの1,3-ブタジエンを、それぞれ40kg/h、60kg/hの一定添加速度で同時に添加した。
(5)スチレンと1,3-ブタジエンが完全に消費された後、反応系の内温を55℃に下げ、80kgのスチレンを一括添加し、スチレンをアニオン重合させた。内温は93℃まで上昇した。
(6)最後に全ての重合活性末端を水により失活させて、ポリスチレンブロック、およびスチレンとブタジエンのランダムブロックを持つブロック共重合体を含む重合液を得た。
(7)この重合液を脱揮して、押出機で溶融ペレット化することによりブロック共重合体P1を得た。
(1)反応容器中にシクロヘキサン500.0kg、テトラヒドロフラン(THF)75.0gを入れた。
(2)この中に重合開始剤溶液としてn-ブチルリチウムの10質量%シクロヘキサン溶液2000mLを加え、30℃に保った。
(3)スチレン25.6kgを加え、スチレンをアニオン重合させた。内温は45℃まで上昇した。
(4)スチレンが完全に消費された後、反応系の内温を80℃に上げ、内温を保持しながら、総量34.4kgのスチレン、および総量60kgの1,3-ブタジエンを、それぞれ34.4kg/h、60kg/hの一定添加速度で同時に添加した。
(5)スチレンと1,3-ブタジエンが完全に消費された後、反応系の内温を55℃に下げ、80kgのスチレンを一括添加し、スチレンをアニオン重合させた。内温は93℃まで上昇した。
(6)最後に全ての重合活性末端を水により失活させて、ポリスチレンブロック、およびスチレンとブタジエンのランダムブロックを持つブロック共重合体を含む重合液を得た。
(7)この重合液を脱揮して、押出機で溶融ペレット化することによりブロック共重合体P2を得た。
(1)反応容器中にシクロヘキサン500.0kg、テトラヒドロフラン(THF)75.0gを入れた。
(2)この中に重合開始剤溶液としてn-ブチルリチウムの10質量%シクロヘキサン溶液2000mLを加え、30℃に保った。
(3)スチレン50kgを加え、スチレンをアニオン重合させた。内温は49℃まで上昇した。
(4)スチレンが完全に消費された後、反応系の内温を80℃に上げ、内温を保持しながら、総量40kgのスチレン、および総量60kgの1,3-ブタジエンを、それぞれ40kg/h、60kg/hの一定添加速度で同時に添加した。
(5)スチレンと1,3-ブタジエンが完全に消費された後、反応系の内温を60℃に下げ、50kgのスチレンを一括添加し、スチレンをアニオン重合させた。内温は81℃まで上昇した。
(6)最後に全ての重合活性末端を水により失活させて、ポリスチレンブロック、およびスチレンとブタジエンのランダムブロックを持つブロック共重合体を含む重合液を得た。
(7)この重合液を脱揮して、押出機で溶融ペレット化することによりブロック共重合体P3を得た。
(1)反応容器中にシクロヘキサン500.0kg、テトラヒドロフラン(THF)75.0gを入れた。
(2)この中に重合開始剤溶液としてn-ブチルリチウムの10質量%シクロヘキサン溶液2000mLを加え、30℃に保った。
(3)スチレン60kgを加え、スチレンをアニオン重合させた。内温は56℃まで上昇した。
(4)スチレンが完全に消費された後、反応系の内温を80℃に上げ、内温を保持しながら、総量16kgのスチレン、および総量64kgの1,3-ブタジエンを、それぞれ16kg/h、64kg/hの一定添加速度で同時に添加した。
(5)スチレンと1,3-ブタジエンが完全に消費された後、反応系の内温を60℃に下げ、60kgのスチレンを一括添加し、スチレンをアニオン重合させた。内温は81℃まで上昇した。
(6)最後に全ての重合活性末端を水により失活させて、ポリスチレンブロック、およびスチレンとブタジエンのランダムブロックを持つブロック共重合体を含む重合液を得た。
(7)この重合液を脱揮して、押出機で溶融ペレット化することによりブロック共重合体P4を得た。
(1)反応容器中にシクロヘキサン500.0kg、テトラヒドロフラン(THF)75.0gを入れた。
(2)この中に重合開始剤溶液としてn-ブチルリチウムの10質量%シクロヘキサン溶液2000mLを加え、30℃に保った。
(3)スチレン4kgを加え、スチレンをアニオン重合させた。内温は35℃まで上昇した。
(4)スチレンが完全に消費された後、反応系の内温を80℃に上げ、内温を保持しながら、総量51kgのスチレン、および総量7kgの1,3-ブタジエンを、それぞれ153kg/h、21kg/hの一定添加速度で同時に添加した。
(5)スチレンと1,3-ブタジエンが完全に消費された後、反応系の内温を60℃に下げ、46kgの1,3-ブタジエンを一括添加し、1,3-ブタジエンをアニオン重合させた。内温は94℃まで上昇した。
(6)1,3-ブタジエンが完全に消費された後、反応系の内温を65℃に下げ、34kgのスチレンを一括添加し、スチレンをアニオン重合させた。内温は79℃まで上昇した。
(7)最後に全ての重合活性末端を水により失活させて、ポリスチレンブロック、ポリブタジエンブロック、およびスチレンとブタジエンのランダムブロックを持つブロック共重合体を含む重合液を得た。
(8)この重合液を脱揮して、押出機で溶融ペレット化することによりブロック共重合体P5を得た。
(1)反応容器中にシクロヘキサン500.0kg、テトラヒドロフラン(THF)75.0gを入れた。
(2)この中に重合開始剤溶液としてn-ブチルリチウムの10質量%シクロヘキサン溶液2000mLを加え、30℃に保った。
(3)スチレン74kgを加え、スチレンをアニオン重合させた。内温は66℃まで上昇した。
(4)スチレンが完全に消費された後、反応系の内温を45℃に下げ、100kgの1,3-ブタジエンを一括添加し、1,3-ブタジエンをアニオン重合させた。内温は112℃まで上昇した。
(5)1,3-ブタジエンが完全に消費された後、反応系の内温を70℃に下げ、26kgのスチレンを一括添加し、スチレンをアニオン重合させた。内温は78℃まで上昇した。
(6)最後に全ての重合活性末端を水により失活させて、ポリスチレンブロック、およびポリブタジエンブロックを持つブロック共重合体を含む重合液を得た。
(7)この重合液を脱揮して、押出機で溶融ペレット化することによりブロック共重合体P6を得た。
(1)反応容器中にシクロヘキサン500.0kg、テトラヒドロフラン(THF)75.0gを入れた。
(2)この中に重合開始剤溶液としてn-ブチルリチウムの10質量%シクロヘキサン溶液2000mLを加え、30℃に保った。
(3)スチレン65kgを加え、スチレンをアニオン重合させた。内温は54℃まで上昇した。
(4)スチレンが完全に消費された後、反応系の内温を80℃に上げ、内温を保持しながら、総量22kgのスチレン、および総量48kgの1,3-ブタジエンを、それぞれ22kg/h、48kg/hの一定添加速度で同時に添加した。
(5)スチレンと1,3-ブタジエンが完全に消費された後、反応系の内温を60℃に下げ、65kgのスチレンを一括添加し、スチレンをアニオン重合させた。内温は86℃まで上昇した。
(6)最後に全ての重合活性末端を水により失活させて、ポリスチレンブロック、およびスチレンとブタジエンのランダムブロックを持つブロック共重合体を含む重合液を得た。
(7)この重合液を脱揮して、押出機で溶融ペレット化することによりブロック共重合体7を得た。
(1)反応容器中にシクロヘキサン500.0kg、テトラヒドロフラン(THF)75.0gを入れた。
(2)この中に重合開始剤溶液としてn-ブチルリチウムの10質量%シクロヘキサン溶液2000mLを加え、30℃に保った。
(3)スチレン10kgを加え、スチレンをアニオン重合させた。内温は36℃まで上昇した。
(4)スチレンが完全に消費された後、反応系の内温を80℃に上げ、内温を保持しながら、総量16kgのスチレン、および総量64kgの1,3-ブタジエンを、それぞれ16kg/h、64kg/hの一定添加速度で同時に添加した。
(5)スチレンと1,3-ブタジエンが完全に消費された後、反応系の内温を50℃に下げ、110kgのスチレンを一括添加し、スチレンをアニオン重合させた。内温は103℃まで上昇した。
(6)最後に全ての重合活性末端を水により失活させて、ポリスチレンブロック、およびスチレンとブタジエンのランダムブロックを持つブロック共重合体を含む重合液を得た。
(7)この重合液を脱揮して、押出機で溶融ペレット化することによりブロック共重合体P8を得た。
<ビニル芳香族系単量体単位・共役ジエン系単量体単位の含有率>
ブロック共重合体中のビニル芳香族系単量体単位(スチレン)・共役ジエン系単量体単位(ブタジエン)の含有率、は、下記のハロゲン付加法により測定、算出した。
(A1)試料を完全に溶解することが可能な溶媒(四塩化炭素等)に溶解させた後、過剰量の一塩化よう素/四塩化炭素溶液を添加し十分反応させ、未反応の一塩化よう素をチオ硫酸ナトリウム/エタノール溶液で滴定し、二重結合量を算出した。
(A2)(A1)の方法により得られた二重結合量に基づき、ブタジエンの含有率(ゴム分)を算出した。
スチレンの含有率については、試料全体からブタジエンの含有率を差し引いた値をスチレンの含有率として算出した。
各ブロックの重量平均分子量は、GPC測定により測定されるブロック共重合体の重量平均分子量(M)と、各ブロックの重合時に仕込んだモノマーの重量(W)[kg]を用い、以下の式(1)~(3)により求めた。また、各ブロックの含有率は以下の式(B4)~(B6)により求めた。
(B1)(第1ビニル芳香族系ブロックの重量平均分子量)=M×W1/(W1+W2+W3)
(B2)(第2ビニル芳香族系ブロックの重量平均分子量)=M×W2/(W1+W2+W3)
(B3)(共重合ブロックの重量平均分子量)=M×W3/(W1+W2+W3)
(B4)(第1ビニル芳香族系ブロックの含有率)=W1/(W1+W2+W3)×100[%]
(B5)(第2ビニル芳香族系ブロックの含有率)=W2/(W1+W2+W3)×100[%]
(B6)(共重合ブロックの含有率)=W3/(W1+W2+W3)×100[%]
(W1:第1ビニル芳香族系ブロックの仕込みモノマー重量[kg]、W2:第2ビニル芳香族系ブロックの仕込みモノマー重量[kg]、W3:共重合ブロックの仕込みモノマー重量[kg])
<GPC測定>
ブロック共重合体の分子量は、下記のGPC測定装置、および条件で測定を実施し、標準ポリスチレンを用いた検量線によるポリスチレン換算分子量として計算した。
装置名:HLC-8220GPC(東ソー社製)
カラム:ShodexGPCKF-404(昭和電工社製)を直列に4本接続
温度:40℃
検出:示差屈折率
溶媒:テトラヒドロフラン
濃度:2質量%
検量線:標準ポリスチレン(VARIAN社製)を用いて作製した。
共重合ブロック中の共役ジエン系単量体単位(ブタジエン)の比率は、前記の式(B6)で求めた「共重合ブロックの含有率」、及び上記(A2)の「共役ジエン系単量体単位の含有率」を用い、以下の式(B7)で計算した
(B7)(共重合ブロック中の共役ジエン系単量体単位の比率)=(共役ジエン系単量体単位の含有率)/(共重合ブロックの含有率)×100[%]
ブロック共重合体中に含まれる第1ビニル芳香族系ブロックと第2ビニル芳香族系ブロックの質量の合計を100質量%とした場合の、第1ビニル芳香族系ブロック(S1)の比率及び第2ビニル芳香族系ブロック(S2)の比率「S1/(S1+S2)」は、上記式(B4)の「第1ビニル芳香族系ブロックの含有率」及び上記式(B5)の「第2ビニル芳香族系ブロックの含有率」を用い、それぞれ算出した。
第1ビニル芳香族系ブロックの比率=第1ビニル芳香族系ブロックの質量/(第1ビニル芳香族系ブロックの質量+第2ビニル芳香族系ブロックの質量)×100[質量%]
ブロック共重合体の損失正接値(tanδ)は、以下の手順の動的粘弾性測定法により測定した。
(1)ブロック共重合体のペレットを用いて、射出成形により厚さ4mm、幅10mmの成形品を作製し、この成形品から適当な大きさの試験片を切り出し、23℃、50%RH室内に48時間保管して養生処理を施した。
(2)TA Instruments社製 動的粘弾性測定装置 RSAIIIを使用し、ISO6721-1に従い、昇温速度4℃/分、測定周波数1Hz、歪み0.02%、固定式3点曲げモードにて-120~120℃の温度範囲における貯蔵弾性率(E')、および損失弾性率(E")を測定し、次式により上記温度範囲におけるtanδを算出した。
tanδ=E"/E'
JIS K 7161に準拠し、ペレットを用いて射出成形したダンベル形の成形片に対して、島津製作所オートグラフAG-Xplusを用い、引張速度50mm/minにて引張破壊時呼びひずみを測定し、引張伸びの値とした。
ブロック共重合体におけるゲル異物発生をフィッシュアイレベルとして評価した。フィッシュアイレベルは、各ブロック共重合体のペレットを、Tダイを備えたシート押出機にて厚さ約50μmの無延伸シートを作成し、3.3m2中に存在する0.2mm以上の異物の点数を画像認識装置により計測することで評価した。異物の個数が300個以上を「否」、50個以上300個未満を「可」、50個未満を「良」と判定した。各実施例及び比較例の評価結果を表1に示す。なお、比較例2については、無延伸シートを作成したもののその成形作業は困難であり、成形性に問題があった。
熱収縮性フィルムの製造には、ブロック共重合体P1~P8のペレット50質量%に対し、特許第6000939号の実施例4に記載の樹脂組成物(DP)50質量%をドライブレンドし、単軸押出機を用い200℃の条件で溶融混錬した組成物を使用した。また比較例9として、DPのペレットのみを使用した熱収縮性フィルムも作製した。
<熱収縮率の測定>
フィルムの熱収縮率は、下記の方法で測定した。
(1)熱収縮性フィルムから、MD幅が100mm、TD幅が100mmの試験片を切り出した。
(2)この試験片を80℃または100℃の温水中に、10秒間、完全に浸漬させた後、取り出し、水分を十分に拭き取り、TDの長さL(mm)を測定した。
(3)次式により熱収縮率を算出した。
熱収縮率(%)={(100-L)/100}×100
フィルムの引張伸びは、下記の方法で測定した。
(1)熱収縮性フィルムから、MD幅が200mm、TD幅が10mmの短冊状の試料片を切り出した。
(2)株式会社オリエンテック製 テンシロン万能材料試験機を使用し、切り出した試料片を、測定温度23℃、引張速度200mm/minでMDに引張りを与え、引張伸びを測定した。
熱収縮性フィルムの自然収縮率は、下記の方法で測定した。
(1)熱収縮性フィルムから、MD幅100mm、TD幅350mmの試料片を切り出した。
(2)試験片の中央部に、TDの標線間隔が300mmとなるよう標線を入れ、40℃の環境試験機に保管し、7日保管後の標線間隔N(mm)を測定した。
(3)次式により自然収縮率を測定した。
自然収縮率(%)={(300-N)/300}×100
熱収縮性フィルムのインパクト強度は、インパクトテスター(テスター産業社製)を用い、R25の先端を使用してASTM D3420に従い測定した。
熱収縮性フィルムのフィッシュアイレベルは、延伸フィルムからMD方向に50cm、TD方向に30cmのフィルムを22枚切り出し、長径が0.2mm以上であるフィッシュアイの個数をスケール付ルーペを用いて目視により測定した。3.3m2あたりのフィッシュアイの個数が300個以上を「否」、50個以上300個未満を「可」、50個未満を「良」と判定した。
Claims (8)
- 第1ビニル芳香族系ブロック(S1)と、第2ビニル芳香族系ブロック(S2)と、共重合ブロック(B/S)と、を有するブロック共重合体であって、
前記第1ビニル芳香族系ブロック(S1)は、
実質的にビニル芳香族系単量体単位のみで構成され、
前記第2ビニル芳香族系ブロック(S2)は、
実質的にビニル芳香族系単量体単位のみで構成され、
重量平均分子量が前記第1ビニル芳香族系ブロック以下であり、
前記共重合ブロック(B/S)は、
実質的にビニル芳香族系単量体単位及び共役ジエン系単量体単位のみで構成され、
前記共重合ブロック中の共役ジエン系単量体単位の含有率は、55質量%以上82質量%以下であり、
前記第1ビニル芳香族系ブロックと前記第2ビニル芳香族系ブロックの質量の合計を100質量%とした場合に、前記第1ビニル芳香族系ブロックの比率は、50質量%以上85質量%以下であり、
前記ブロック共重合体中の前記共重合ブロックの含有率は、40質量%以上60質量%以下であり、
前記ブロック共重合体中のビニル芳香族系単量体単位と共役ジエン系単量体単位の合計質量を100質量%とした場合に、前記ブロック共重合体中のビニル芳香族系単量体単位の比率は64質量%以上75質量%以下であり、
前記第1ビニル芳香族系ブロック(S1)の、重量平均分子量が30000以上100000以下であり、
ISO6721-1に従い、昇温速度4℃/分、周波数1Hz、歪み0.02%の条件で動的粘弾性測定を行った場合の損失正接値(tanδ)が、-70℃以上-35℃以下の範囲に少なくとも1つのピークを有する、
ブロック共重合体(但し、ビニル芳香族系ブロックの分子量分布曲線の半値幅が3.1~4.5であるブロック共重合体を除く)。 - 前記共重合ブロック(B/S)が、ビニル芳香族系単量体単位と共役ジエン系単量体単位のランダム共重合ブロックである、請求項1に記載のブロック共重合体。
- 直鎖状であり、重合ブロックの配列が(S1)-(B/S)-(S2)または(S2)-(B/S)-(S1)である、請求項1又は請求項2に記載のブロック共重合体。
- 請求項1~請求項3の何れか1項に記載のブロック共重合体を含み、前記ブロック共重合体とは異なる重合体をさらに含む、組成物。
- 前記ブロック共重合体の含有率は15質量%以上85質量%以下である、請求項4に記載の組成物。
- 請求項4又は請求項5に記載の組成物により構成される層を備える熱収縮性フィルム。
- 請求項4又は請求項5に記載の組成物により構成される層を備えるシート。
- 請求項7に記載のシートを成形してなる成形品。
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