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JP7545353B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性物品に関するものである。
吸収性物品では、トップシートに凹溝を形成することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、表面シートの肌対向面に、着用者の肌側に向かって突出する複数の表面材凸部が、ハニカム構造体における凸部の形成パターンに対応したパターンで一体的に形成され、且つ各表面材凸部の周辺部に、表面材凸部に比して高密度の表面材凹部が存在している構成が開示されている。これにより、表面材凹部が尿等の排泄液の流路として機能するため、表面シートにおいて排泄液が速やかに面方向に拡散し、液吸収速度の向上に繋がる。
特開2017-108884号公報
しかしながら、特許文献1に記載の吸収性物品では、表面材凹部が表面シートの略全面にハニカム状に配置されているため、排尿口から排出された排泄液を表面材凹部に上手く案内することができない。そして、表面シートが肌に触れていたり、接近していたりする場合、排泄液は、肌を伝って立体ギャザーの外側に流出し、漏れが発生する、という問題がある。
そこで、本発明は、排泄液が、肌を伝って立体ギャザーを越えて漏れてしまうことを防止することができる吸収性物品を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の吸収性物品は、
液透過性のトップシートと、
液不透過性のバックシートと、
前記トップシートと前記バックシートとの間に配置された吸収体と、
前記トップシートの上に、肌面側に起立可能な左右一対の立体ギャザーと、を備え、
前記トップシートは、排尿口に対応する排尿口対応部に形成された第1凹溝と、前記第1凹溝から、前記立体ギャザーの内側に至るまで延在する第2凹溝と、を備え
前記第1凹溝は、長さ100~120mm、幅20mmとされ、
前記第2凹溝は、幅5mmとされて、前記第1凹溝よりも浅くなっている
ことを特徴とする。
このように構成された本発明の吸収性物品は、排泄液が、肌を伝って、立体ギャザーを越えて、漏れてしまうことを防止することができる。
また、第1凹溝を、長さ100~120mm、幅20mmとし、第2凹溝を、幅5mmとして、第1凹溝よりも浅くすることにより、吸収性物品は、排尿口から排出された排出液を第1凹溝に一時的に貯留する量を多くすることができる。
実施例1の内装体が装着された使い捨ておむつを着用した状態を示す斜視図である。 実施例1の内装体を示す平面図である。 実施例1の内装体を示す断面図である。 実施例1の内装体の作用を説明する概略図である。 実施例1の内装体を山折りにした状態を示す概略斜視図である。 実施例2の内装体を示す平面図である。 実施例3の内装体を示す平面図である。
以下、本発明による吸収性物品を実現する実施形態を、図面に示す実施例1~実施例3に基づいて説明する。
実施例1における吸収性物品は、大人用の使い捨ておむつに装着される内装体に適用される。
[吸収性物品の構成]
図1は、実施例1の内装体が装着された使い捨ておむつを着用した状態を示す斜視図である。図2は、実施例1の内装体を示す平面図である。図3は、実施例1の内装体を示す断面図である。以下、実施例1の吸収性物品としての内装体の構成を説明する。なお、内装体の前後の方向を前後方向Dとし、幅方向を幅方向Wとする。内装体は、前側が腹側に対応し、後側が背側に対応する。
図1に示すように、吸収性物品としての内装体10は、大人用の使い捨ておむつ1の装着者Pの肌側に装着される。内装体10は、装着者Pの腹側から股を介して背側にわたって覆うように形成されている。
図2及び図3に示すように、内装体10は、肌側に配置されるトップシート11と、着衣側に配置されるバックシート15と、トップシート11とバックシート15との間に配置される吸収体14と、トップシート11の上に配置されるギャザーシート16と、から構成されている。
トップシート11は、例えば、有孔又は無孔の不織布等で形成された液透過性のシートを用いることができる。トップシート11は、吸収体14に向けて、体液を速やかに通過させる。
バックシート15は、例えば、樹脂フィルムで形成された液不透過性のシートを用いることができる。バックシート15は、吸収体14が保持している体液が、バックシート15を透過して衣類等を濡らさないようにする。
吸収体14は、吸収性ポリマーとパルプを含んで構成される。吸収体14は、腹側から背側までシート状に形成される。
ギャザーシート16は、例えば、液不透過性の不織布を用いることができる。ギャザーシート16は、トップシート11の幅方向Wの両側に、左右一対に設けられる。
ギャザーシート16の幅方向Wの基端(一端)は、前後方向Dに延在する細長状の弾性伸縮部材19を挟んで、トップシート11に、例えばホットメルト等の接着剤や溶着等によって固定されている。弾性伸縮部材19は、所定の伸張状態で、ギャザーシート16とトップシート11とに挟まれて取り付けられている。弾性伸縮部材19は、例えば、糸状又は帯状の天然ゴム等を使用することができる。弾性伸縮部材19の収縮力によって、外側ギャザーが形成される。
ギャザーシート16の幅方向Wの開放端(他端)には、前後方向Dに延在する細長状の弾性伸縮部材17が所定の伸張状態で設けられている。弾性伸縮部材17は、例えば、糸状又は帯状の天然ゴム等を使用することができる。弾性伸縮部材17の収縮力によって、ギャザーシート16に立体ギャザー18が形成される。言い換えると、立体ギャザー18は、肌面側に起立可能で左右一対に形成される。
立体ギャザー18の起立基端18aは、吸収体14の幅方向端部付近に設定することができる。
立体ギャザー18は、前後方向Dにおいて、内装体10の全長にわたって形成されている。立体ギャザー18は、装着者Pの体型に合わせて変形可能であり、装着者Pの排泄物の横漏れを防止する。
このように構成された内装体10は、トップシート11とバックシート15と間に吸収体14を介在した状態で、トップシート11とバックシート15とギャザーシート16とを重ね合わせて、周縁部をホットメルト等の接着剤や溶着等によって固定することで、内装体10が形成される。
[凹溝の構成]
図2に示すように、トップシート11には、第1凹溝21と、第2凹溝22と、第3凹溝23と、が形成される。
第1凹溝21、第2凹溝22及び第3凹溝23は、トップシート11の表面側から吸収体14にかけての構成部材を一体的に熱圧搾することにより形成することができる。なお、第1凹溝21、第2凹溝22及び第3凹溝23は、予め吸収体14に凹部を形成しておき、この凹部に沿ってトップシート11を表面側(肌面側)から圧搾することで形成してもよい。
(第1凹溝)
図2及び図3に示すように、第1凹溝21は、排尿口対応部Mに形成されている。第1凹溝21は、前後方向Dに延在した矩形状に形成することができる。第1凹溝21は、前後方向Dにおいて、所定の長さ(例えば、100~120mm)とすることができる。第1凹溝21は、所定の幅(例えば、20mm)とすることができる。
なお、第1凹溝21は、排尿口対応部Mを超える大きさに形成することともできる。第1凹溝21は、排尿口対応部Mを超える長さとすることもできる。第1凹溝21は、前後方向Dの全域にわたって形成することもできる。第1凹溝21は、排尿口対応部Mを超える幅とすることもできる。第1凹溝21は、立体ギャザー18の内側に入り込まない幅とすることができる。
第1凹溝21には、第2凹溝22が接続されている。第1凹溝21の深さは、第2凹溝22の深さと同じ深さとすることができる。なお、第1凹溝21の深さは、第2凹溝22の深さより深くしてもよい。これにより、排尿口から排出された排泄液を、第1凹溝21に一時的に貯留する量を多くすることができる。
(第2凹溝)
図2及び図3に示すように、第2凹溝22は、第1凹溝21から立体ギャザー18の内側に至るまで延在する。第2凹溝22は、所定の幅(例えば、5mm)とすることができる。立体ギャザー18の内側とは、トップシート11と立体ギャザー18との間の部分を示す。排尿口対応部Mとは、装着者Pの排尿口が接触すると想定されるトップシート11の領域を示す。
第2凹溝22は、前後方向Dに対して、傾斜した姿勢で設けられている。第2凹溝22は、例えば、左右対称に6つ配置されている。具体的には、排尿口対応部Mから前側に延在する2つの第2凹溝22と、排尿口対応部Mから後側に延在する4つ第2凹溝22とが形成されている。言い換えると、第2凹溝22は、排尿口対応部Mから放射状に配置することができる。
なお、第2凹溝22は、排尿口対応部Mから、立体ギャザー18の内側に至るまで真っ直ぐに延在してもよいし、湾曲して延在してもよい。
(第3凹溝)
図2に示すように、第3凹溝23は、排尿口対応部Mより前側と後側に、設けられている。第3凹溝23は、一方の立体ギャザー18の内側から、他方の立体ギャザー18の内側まで延在するアーチ状に形成されている。第3凹溝23は、排尿口対応部Mとは反対側に突出するアーチ状に形成されている。
排尿口対応部Mより前側の第3凹溝23は、排尿口から所定の距離(例えば、50mm)離れた位置に形成することができる。排尿口対応部Mより後側の第3凹溝23は、排尿口から所定の距離(例えば、180mm)離れた位置に形成することができる。
言い換えると、第3凹溝23は、幅方向の中央部が、排尿口対応部Mとは反対側に突出するように形成されている。なお、第3凹溝23は、アーチ状に湾曲していてもよいし、L字状に折れ曲がっていてもよい。また、第3凹溝23は、立体ギャザー18の内側に入り込まないように、立体ギャザー18間に形成されてもよい。
[吸収性物品の作用]
以下、実施例1の吸収性物品(内装体10)の作用を説明する。
実施例1の吸収性物品(内装体10)は、液透過性のトップシート11と、液不透過性のバックシート15と、トップシート11とバックシート15との間に配置された吸収体14と、トップシート11の上に、肌面側に起立可能な左右一対の立体ギャザー18と、を備え、トップシート11は、排尿口に対応する排尿口対応部Mに形成された第1凹溝21と、第1凹溝21から、立体ギャザー18の内側に至るまで延在する第2凹溝22と、を備える(図2)。
ところで、一般的な吸収性物品では、トップシートが肌に触れていたり、接近していたりする場合、排泄液は、肌を伝って、立体ギャザー18の外側に流出し、漏れが発生する問題がある。
実施例1では、図4に示すように、トップシート11が装着者Pの肌に触れている場合でも、肌と第1凹溝21及び第2凹溝22との間に隙間を形成することができる。そのため、排泄液Sは、肌を伝うことなく、第1凹溝21及び第2凹溝22を伝わって、立体ギャザー18の内側に案内することができる。その結果、排泄液Sが立体ギャザー18を越えて、漏れてしまうことを防止することができる。
さらに、排尿口から排出された排泄液Sを、第1凹溝21に一時的に貯留することができる。そして、第1凹溝21に貯留した排泄液Sを第2凹溝22に案内することができる。そのため、排尿口から排泄された排泄液Sを、第2凹溝22に案内し易くすることができる。その結果、排泄液Sが、第2凹溝22に案内されずに、肌を伝って立体ギャザー18の外側に流出することを防止することができる。
実施例1の吸収性物品(内装体10)において、第2凹溝22は、前後方向Dに対して、傾斜した姿勢で設けられている(図2)。
これにより、第2凹溝22の排尿口対応部Mから立体ギャザー18の内側に至るまでの経路を長くすることができる。そのため、第2凹溝22によって、排泄液Sを立体ギャザー18の内側に案内すると共に、ある程度の排泄液Sを吸収体14に吸収させて拡散することができる。その結果、立体ギャザー18の内側に案内される排泄液Sの量を低減することができ、排泄液Sが立体ギャザー18を越えて漏れてしまうことを防止することができる。
実施例1の吸収性物品(内装体10)において、トップシート11は、排尿口対応部Mより前側及び後側の少なくとも一方に、幅方向の中央部が、排尿口対応部Mとは反対側に突出するように形成された第3凹溝23を備える(図2)。
ところで、装着者Pの股間幅が狭いような場合、吸収性物品(内装体10)の幅方向中央が突出するように、山折りにして装着することがある。このように、吸収性物品(内装体10)を山折りにする場合、吸収性物品(内装体10)によれや皺が形成され、所望の山折りを形成することができない問題がある。
実施例1では、第3凹溝23が形成されることで、第3凹溝23を高い剛性とすることができる。そのため、図5に示すように、吸収性物品(内装体10)を山折りした際に、第3凹溝23の周囲によれや皺が形成されてしまうことを防止することができる。その結果、吸収性物品(内装体10)を所望の山折りにした状態で、装着することができる。
また、第1凹溝21や第2凹溝22によれや皺が形成されてしまうことを防止することができる。そのため、排泄液Sが立体ギャザー18を越えて、漏れてしまうことを防止することができる。
また、第3凹溝23の突出した部分を、山折りの起点とすることができる。そのため、山折りを形成し易くすることができる。
実施例2の吸収性物品は、第1凹溝の構成が異なる点で、実施例1の吸収性物品と相違する。
[第1凹溝の構成]
図6は、実施例2の内装体を示す平面図である。以下、実施例2の第1凹溝の構成を説明する。なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一の用語又は同一の符号を用いて説明する。
図6に示すように、実施例2の第1凹溝121は、前側に配置された前側凹溝121bと、後側に配置された後側凹溝121aと、で構成されている。第1凹溝121は、前後方向Dにおいて、所定の長さ(例えば、100~120mm)とすることができる。前側凹溝121b及び後側凹溝121aは、正面視において、楕円形に形成してもよいし、矩形に形成してもよい。
正面視において、後側凹溝121aは、第1凹溝121の70%の面積を有していることが好ましい。正面視において、前側凹溝121bは、第1凹溝121の30%の面積を有していることが好ましい。
前側凹溝121bは、幅W1とすることができる。後側凹溝121aは、幅W1の2倍の大きさの幅W2とすることができる。すなわち、第1凹溝121は、前側より後側の方が幅広の形状に形成されている。なお、第1凹溝121は、前側から後側に向かうにつれて徐々に幅が広がる山形にしてもよい。
[吸収性物品の作用]
以下、実施例2の吸収性物品(内装体10)の作用を説明する。
実施例2の吸収性物品(内装体10)において、第1凹溝121は、前側より後側の方が幅広に形成されている(図6)。
これにより、装着者Pが寝ている姿勢において排尿する方向に、第1凹溝121の幅広の部分を設けることができる。そのため、装着者Pが寝ている姿勢で、排尿口から排出した排泄液Sを、第1凹溝121から溢れ出すことなく、第1凹溝121に一時的に貯留することができる。その結果、第1凹溝121に貯留した排泄液Sを第2凹溝22に案内することができる。
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。
実施例3の吸収性物品は、第1凹溝の構成が異なる点で、実施例1の吸収性物品と相違する。
[第1凹溝の構成]
図7は、実施例3の内装体を示す平面図である。以下、実施例3の第1凹溝の構成を説明する。なお、実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一の用語又は同一の符号を用いて説明する。
図7に示すように、実施例3の第1凹溝221は、前側に配置された前側凹溝221aと、後側に配置された後側凹溝221bと、で構成されている。第1凹溝221は、前後方向Dにおいて、所定の長さ(例えば、100~120mm)とすることができる。前側凹溝221a及び後側凹溝221bは、正面視において、楕円形に形成してもよいし、矩形に形成してもよい。
正面視において、前側凹溝221aは、第1凹溝221の70%の面積を有していることが好ましい。正面視において、後側凹溝221bは、第1凹溝221の30%の面積を有していることが好ましい。
後側凹溝221bは、幅W1とすることができる。前側凹溝221aは、幅W1の2倍の大きさの幅W2とすることができる。すなわち、第1凹溝221は、後側より前側の方が幅広の形状に形成されている。なお、第1凹溝221は、後側から前側に向かうにつれて徐々に幅が広がる山形にしてもよい。
[吸収性物品の作用]
以下、実施例3の吸収性物品(内装体10)の作用を説明する。
実施例3の吸収性物品(内装体10)において、第1凹溝211は、後側より前側の方が幅広に形成されている(図7)。
これにより、装着者Pが立っている姿勢において排尿する方向に、第1凹溝211の幅広の部分を設けることができる。そのため、装着者Pが立っている姿勢で、排尿口から排出した排泄液Sを、第1凹溝211から溢れ出すことなく、第1凹溝211に一時的に貯留することができる。その結果、第1凹溝211に貯留した排泄液Sを第2凹溝22に案内することができる。
なお、他の構成及び作用効果については、実施例1と略同様であるので説明を省略する。
以上、本発明の吸収性物品を実施例1~実施例3に基づき説明してきた。しかし、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や、追加や、各実施例の組み合わせ等は許容される。
実施例1~実施例3では、第1凹溝21、第2凹溝22及び第3凹溝23は、トップシート11の表面側から吸収体14にかけての構成部材を一体的に熱圧搾することにより形成する例を示した。しかし、第1凹溝、第2凹溝及び第3凹溝の形成方法は、この態様に限定されず、例えば、吸収体の厚さを変えることで、これらの凹溝を形成するようにしてもよい。
実施例1~実施例3では、第2凹溝22は、6つ配置される例を示した。しかし、第2凹溝の数は、任意に設定することができる。
実施例1~実施例3では、第2凹溝22は、排尿口対応部Mから、立体ギャザー18の内側に至るまで真っ直ぐに延在して形成される例を示した。しかし、第2凹溝22は、この態様に限定されず、湾曲して延在していてもよい。
実施例1~実施例3では、第2凹溝22は、前後方向Dに対して、傾斜した姿勢で設けられている例を示した。しかし、第2凹溝は、排尿口対応部Mから、立体ギャザー18の内側に至るまで形成されていればよく、例えば水平方向に形成されていてもよい。
実施例1~実施例3では、第1凹溝21,121,221の前後方向Dの長さを、80mmとする例を示した。しかし、第1凹溝の前後方向Dの長さは、80mm以上とすることも、80mm未満とすることもできる。特に、第1凹溝の前後方向Dの長さを長くすることで、排泄液を一時的に第1凹溝で貯留する量を増やすことができる。
実施例1~実施例3では、第1凹溝21,121,221の深さは、第2凹溝22の深さと同じ深さとする例を示した。しかし、第1凹溝の深さは、第2凹溝の深さ異なる深さとすることもできる。
第1凹溝21,121,221の形状は、上述の態様に限定されず、立体ギャザー18の内側に入り込まない幅の形状であれば、適宜形状を変更することができる。
実施例1~実施例3では、第3凹溝23は、アーチ状に湾曲していている例を示した。しかし、第3凹溝は、幅方向の中央部が、排尿口対応部Mとは反対側に突出している形状であればよい。
実施例1~実施例3では、第3凹溝23は、一方の立体ギャザー18の内側から、他方の立体ギャザー18の内側まで延在するように形成されている例を示した。しかし、第3凹溝は、立体ギャザーの内側に入り込まないように、立体ギャザー間に形成されていてもよい。言い換えると、第3凹溝は、一方の立体ギャザーの外側から、他方の立体ギャザーの外側まで延在するように形成されていてもよい。
実施例1~実施例3では、第3凹溝23は、排尿口対応部Mより前側及び後側に設けられる例を示した。しかし、第3凹溝23は、排尿口対応部Mより前側及び後側の少なくとも一方に設けられていても、3つ以上設けられていてもよい。
実施例1~実施例3では、本発明の吸収性物品を、大人用の使い捨ておむつに装着される内装体に適用される例を示した。しかし、本発明の吸収性物品は、子供用の使い捨ておむつに装着される内装体に適用することもできる。
実施例1~実施例3では、本発明の吸収性物品を、大人用の使い捨ておむつに装着される内装体に適用される例を示した。しかし、本発明の吸収性物品は、下着に取り付ける吸収性物品や、身体に接触させて排泄液を吸収できる吸収性物品に適用することができる。
10 内装体(吸収性物品の一例)
11 トップシート
14 吸収体
15 バックシート
18 立体ギャザー
21 第1凹溝
22 第2凹溝
23 第3凹溝
M 排尿口対応部

Claims (5)

  1. 液透過性のトップシートと、
    液不透過性のバックシートと、
    前記トップシートと前記バックシートとの間に配置された吸収体と、
    前記トップシートの上に、肌面側に起立可能な左右一対の立体ギャザーと、を備え、
    前記トップシートは、排尿口に対応する排尿口対応部に形成された第1凹溝と、前記第1凹溝から、前記立体ギャザーの内側に至るまで延在する第2凹溝と、を備え、
    前記第1凹溝は、長さ100~120mm、幅20mmとされ、
    前記第2凹溝は、幅5mmとされて、前記第1凹溝よりも浅くなっている
    ことを特徴とする、吸収性物品。
  2. 前記第1凹溝は、腹側の部分より背側の部分の方が幅広に形成されており、
    幅が広い前記背側の部分の幅が、幅が狭い前記腹側の部分の幅の2倍で、
    幅が広い前記背側の部分の面積が70%、幅が狭い前記腹側の部分の面積が30%となっている
    ことを特徴とする、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記第1凹溝は、背側の部分より腹側の部分の方が幅広に形成されており、
    幅が広い前記腹側の部分の幅が、幅が狭い前記背側の部分の幅の2倍で、
    幅が広い前記腹側の部分の面積が70%、幅が狭い前記背側の部分の面積が30%となっている
    ことを特徴とする、請求項1に記載の吸収性物品。
  4. 前記第2凹溝は、前記第1凹溝のうち前記腹側の部分より幅広に形成された前記背側の部分に対し、腹側に左右2本、背側に左右4本の合計6本、腹側から背側へ向かう前後方向に対して、傾斜した姿勢で設けられている
    ことを特徴とする、請求項に記載の吸収性物品。
  5. 前記第2凹溝は、前記第1凹溝のうち前記背側の部分より幅広に形成された前記腹側の部分に対し、腹側に左右4本、背側に左右2本の合計6本、腹側から背側へ向かう前後方向に対して、傾斜した姿勢で設けられている
    ことを特徴とする、請求項に記載の吸収性物品。
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