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JP7535875B2 - シフト装置 - Google Patents

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JP7535875B2
JP7535875B2 JP2020090023A JP2020090023A JP7535875B2 JP 7535875 B2 JP7535875 B2 JP 7535875B2 JP 2020090023 A JP2020090023 A JP 2020090023A JP 2020090023 A JP2020090023 A JP 2020090023A JP 7535875 B2 JP7535875 B2 JP 7535875B2
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Description

本発明は、シフト体が移動されてシフト体のシフト位置が変更されるシフト装置に関する。
下記特許文献1に記載の操作装置では、ロータリスイッチが回転されて、ロータリスイッチの切換位置が変更される。また、ロータリスイッチにスライドガイドディスクが一体回転可能に結合されており、スライドガイドディスクにスライドガイドセグメントが複数設けられている。さらに、スライドガイドセグメントにストッパピンが配置される状態で、スライドガイドセグメントに対しストッパピンが相対回転可能にされて、ロータリスイッチの回転可能範囲が規定される。
ここで、この操作装置では、ロータリスイッチの切換位置と同数のストッパピンが設けられており、各ストッパピンが対応するスライドガイドセグメントに配置可能にされている。
特表2008-526605号公報
本発明は、上記事実を考慮し、移動部の数を少なくできるシフト装置を得ることが目的である。
本発明の第1態様のシフト装置は、車体側に対し移動されてシフト位置が変更されるシフト体と、前記車体側又は前記シフト体側の一方に複数設けられる移動路と、前記車体側又は前記シフト体側の他方に複数設けられ、前記移動路に配置される状態で前記移動路に対し相対移動可能にされて前記シフト体の移動可能範囲が規定される移動部と、複数の前記移動路に対し複数の前記移動部のそれぞれを変位させて複数の前記移動部のそれぞれが配置される前記移動路が変更される変更機構と、を備える。
本発明の第2態様のシフト装置は、本発明の第1態様のシフト装置において、前記移動部が配置される前記移動路が変更されて前記シフト体の移動可能範囲が変更される。
本発明の第3態様のシフト装置は、本発明の第1態様又は第2態様のシフト装置において、前記移動路に配置される前記移動部が変更されて前記シフト体の移動可能範囲が変更される。
本発明の第4態様のシフト装置は、本発明の第1態様~第3態様の何れか1つのシフト装置において、前記移動部が全ての前記移動路から離脱可能にされる。
本発明の第5態様のシフト装置は、本発明の第1態様~第4態様の何れか1つのシフト装置において、同一の前記移動路が前記移動部の相対移動方向において複数設けられる。
本発明の第6態様のシフト装置は、本発明の第1態様~第5態様の何れか1つのシフト装置において、第1の前記移動部の前記移動路に対する一方向への相対移動が規制されると同時に、第2の前記移動部の前記移動路に対する他方向への相対移動が規制される。
本発明の第7態様のシフト装置は、本発明の第1態様~第6態様の何れか1つのシフト装置において、前記移動部の前記移動路に対する相対移動が規制された場合に所定条件で前記移動部の前記移動路に対する相対移動規制が解除される。
本発明の第8態様のシフト装置は、本発明の第1態様~第7態様の何れか1つのシフト装置において、前記シフト体のシフト位置が変化された場合に前記移動部が配置される前記移動路が変更される。
本発明の第1態様のシフト装置では、シフト体が車体側に対し移動されて、シフト体のシフト位置が変更される。また、車体側又はシフト体側の一方に移動路が複数設けられると共に、車体側又はシフト体側の他方に移動部が複数設けられており、移動部が移動路に配置される状態で、移動路に対し移動部が相対移動可能にされて、シフト体の移動可能範囲が規定される。
ここで、変更機構が複数の移動路に対し複数の移動部のそれぞれを変位させて、複数の移動部のそれぞれが配置される移動路が変更される。このため、複数の移動部のそれぞれを複数の移動路に配置でき、移動部の数を少なくできる。
本発明の第2態様のシフト装置では、移動部が配置される移動路が変更されて、シフト体の移動可能範囲が変更される。このため、シフト体の移動可能範囲を変更できる。
本発明の第3態様のシフト装置では、移動路に配置される移動部が変更されて、シフト体の移動可能範囲が変更される。このため、シフト体の移動可能範囲を変更できる。
本発明の第4態様のシフト装置では、移動部が全ての移動路から離脱可能にされる。このため、移動部によるシフト体の移動規制を解除できる。
本発明の第5態様のシフト装置では、同一の移動路が移動部の相対移動方向において複数設けられる。このため、移動部が移動路を越えた場合でも、移動部を他の同一の移動路に配置できる。
本発明の第6態様のシフト装置では、第1の移動部の移動路に対する一方向への相対移動が規制されると同時に、第2の移動部の移動路に対する他方向への相対移動が規制される。このため、シフト体の移動方向両側への移動を同時に規制できる。
本発明の第7態様のシフト装置では、移動部の移動路に対する相対移動が規制された場合に、所定条件で移動部の移動路に対する相対移動規制が解除される。このため、シフト体が移動規制位置を越えて移動できる。
本発明の第8態様のシフト装置では、シフト体のシフト位置が変化された場合に、移動部が配置される移動路が変更される。このため、シフト体の移動を適切に規制できる。
本発明の実施形態に係るシフト装置を示す左側から見た分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るシフト装置を示す右側から見た斜視図である。 (A)は、本発明の実施形態に係るシフト装置の主要部を示す後側から見た斜視図であり、(B)は、本発明の実施形態に係るシフト装置の破断主要部を示す後側から見た斜視図である。 (A)~(C)は、本発明の実施形態に係るシフト装置における変更装置を示す上側から見た上面図であり、(A)は、変更装置の規制バーが第1位置に配置される際を示し、(B)は、変更装置の規制バーが中間位置に配置される際を示し、(C)は、変更装置の規制バーが第2位置に配置される際を示している。 本発明の実施形態に係るシフト装置の第1モードにおいてノブが「P」位置にロックされた際を示す上側から見た上面図である。 (A)及び(B)は、本発明の実施形態に係るシフト装置の第1モードを示す上側から見た上面図であり、(A)は、ノブの「P」位置から一方向への回転規制が解除された際を示し、(B)は、ノブの「D」位置から一方向への回転が規制された際を示している。 本発明の実施形態に係るシフト装置の第1モードにおいてノブの「D」位置から一方向への回転規制が解除された際を示す上側から見た上面図である。 本発明の実施形態に係るシフト装置の第1モードにおいてノブの回転が「N」位置から「M」位置までの範囲に規制された際を示す上側から見た上面図である。 本発明の実施形態に係るシフト装置の第1モードにおいてノブの回転が「P」位置から「N」位置までの範囲に規制された際を示す上側から見た上面図である。 本発明の実施形態に係るシフト装置の第1モードにおいてノブが「N」位置にロックされた際を示す上側から見た上面図である。 (A)~(F)は、本発明の実施形態に係るシフト装置の第1モードにおける第1ピン及び第2ピンの配置を示す展開図であり、(A)は、ノブが「P」位置にロックされた際を示し、(B)は、ノブの回転が「P」位置から「D」位置までの範囲に規制された際を示し、(C)は、ノブが「P」位置から「M」位置までの範囲で回転される際を示し、(D)は、ノブの回転が「N」位置から「M」位置までの範囲に規制された際を示し、(E)は、ノブの回転が「P」位置から「N」位置までの範囲に規制された際を示し、(F)は、ノブが「N」位置にロックされた際を示している。 (A)~(F)は、本発明の実施形態に係るシフト装置の第2モードにおける第1ピン及び第2ピンの配置を示す展開図であり、(A)は、ノブが「P」位置にロックされた際を示し、(B)は、ノブの回転が「P」位置から「D」位置までの範囲に規制された際を示し、(C)は、ノブが「P」位置から「M」位置までの範囲で回転される際を示し、(D)は、ノブの回転が「N」位置から「M」位置までの範囲に規制された際を示し、(E)は、ノブの回転が「P」位置から「N」位置までの範囲に規制された際を示し、(F)は、ノブが「N」位置にロックされた際を示している。 (A)~(F)は、本発明の実施形態に係るシフト装置の第3モードにおける第1ピン及び第2ピンの配置を示す展開図であり、(A)は、ノブが「P」位置にロックされた際を示し、(B)は、ノブの回転が「P」位置から「D」位置までの範囲に規制された際を示し、(C)は、ノブが「P」位置から「M」位置までの範囲で回転される際を示し、(D)は、ノブの回転が「N」位置から「M」位置までの範囲に規制された際を示し、(E)は、ノブの回転が「P」位置から「N」位置までの範囲に規制された際を示し、(F)は、ノブが「N」位置にロックされた際を示している。 (A)~(F)は、本発明の実施形態に係るシフト装置の第4モードにおける第1ピン及び第2ピンの配置を示す展開図であり、(A)は、ノブが「P」位置にロックされた際を示し、(B)は、ノブの回転が「P」位置から「D」位置までの範囲に規制された際を示し、(C)は、ノブが「P」位置から「M」位置までの範囲で回転される際を示し、(D)は、ノブの回転が「N」位置から「M」位置までの範囲に規制された際を示し、(E)は、ノブの回転が「P」位置から「N」位置までの範囲に規制された際を示し、(F)は、ノブが「N」位置にロックされた際を示している。
図1には、本発明の実施形態に係るシフト装置10が左側から見た分解斜視図にて示されており、図2には、シフト装置10が右側から見た斜視図にて示されている。さらに、図3(A)には、シフト装置10の主要部が後側から見た斜視図にて示されており、図3(B)には、シフト装置10の破断主要部が後側から見た斜視図にて示されている。なお、図面では、シフト装置10の前方を矢印FRで示し、シフト装置10の右方を矢印RHで示し、シフト装置10の上方を矢印UPで示している。
本実施形態に係るシフト装置10は、車両(自動車)のコンソール(図示省略)に設置されて、車両の運転席(図示省略)の車両前側かつ車幅方向内側に配置されており、シフト装置10の前方、右方及び上方は、車両の前方、右方及び上方に向けられている。
図1、図2、図3の(A)及び(B)に示す如く、シフト装置10には、車体側及び支持体としての略矩形板状のプレート12が設けられており、プレート12は、コンソール内に固定されると共に、上下方向に垂直に配置されている。
プレート12の上側には、シフト体(操作体)としての略円柱状のノブ14が回転(移動)可能に支持されており、ノブ14は、軸方向(回転中心軸線)が上下方向に平行にされると共に、上下方向への移動が規制されている。ノブ14の上側部分は、コンソールを回転可能に貫通されて、車室内に突出されており、ノブ14は、車両の乗員(特に運転手)により一方向A及び他方向B(図1等参照)に回転操作可能にされている。また、ノブ14は、他方向B側から一方向A側に回転されて、シフト位置としての「P」位置(パーキング位置、第1シフト位置)、「R」位置(リバース位置、第3シフト位置)、「N」位置(ニュートラル位置、第2シフト位置)、「D」位置(ドライブ位置、第4シフト位置)及び「M」位置(マニュアル位置、第5シフト位置)にこの順番で配置可能にされている(図5参照)。
ノブ14の下面の径方向内側部分には、被付勢部としての下面視円環状の節度面16が同軸上に設けられており、節度面16には、断面略三角形状の凹部16Aが複数(本実施形態では16個)設けられている。複数の凹部16Aは、節度面16の周方向に連続してかつ等間隔に配置されており、節度面16は、周方向において凹凸形状にされている。
ノブ14の下面には、節度面16の径方向外側において、第1規制部としての略矩形柱状の第1突起18Aが複数(本実施形態では4個)設けられており、複数の第1突起18Aは、ノブ14の周方向(回転方向)に等間隔に配置されると共に、それぞれ下方に突出されている。ノブ14の下側には、移動路(第1移動路)としての円弧状の第1路18(図5参照)が形成されており、第1路18は、第1突起18A間においてノブ14の周方向に延伸されると共に、ノブ14の周方向において複数(本実施形態では4個)配置されている。
ノブ14の下面には、第1路18の径方向外側において、第2規制部としての略矩形柱状の第2突起20Aが複数(本実施形態では4個)設けられており、複数の第2突起20Aは、ノブ14の周方向に等間隔に配置されると共に、それぞれ下方に突出されている。第2突起20Aは、第1路18からノブ14の径方向外側に離間されると共に、第1路18のノブ14周方向における中央位置に配置されている。ノブ14の下側には、移動路(第2移動路)としての円弧状の第2路20(図5参照)が形成されており、第2路20は、第2突起20A間においてノブ14の周方向に延伸されると共に、ノブ14の周方向において複数(本実施形態では4個)配置されている。
ノブ14の下側には、離脱部としての円環状の中間路22が同軸上に形成されており、中間路22は、第1突起18A及び第1路18と第2突起20A及び第2路20との間において、ノブ14の周方向全体に延伸されている。
ノブ14の下部には、回転ギヤ14Aが同軸上に設けられており、回転ギヤ14Aは、ノブ14と一体回転される。
ノブ14には、複数(本実施形態では16個)の周位置(周方向位置、移動位置)が設定されており(例えば図11(A)参照)、本実施形態では、ノブ14に一方向A側から他方向B側へ向けて第1周位置~第16周位置が設定されている。ノブ14の周位置は、ノブ14の周方向に等間隔に設定されており、ノブ14の周位置のノブ14周方向における設定間隔角度は、節度面16の凹部16Aのノブ14周方向における配置間隔角度及びノブ14のシフト位置のノブ14周方向における配置間隔角度と同一にされている。
ノブ14の第1突起18A及び第2突起20Aは、それぞれノブ14の4個の周位置毎に設けられており、第1路18と第2路20とは、ノブ14の2個の周位置の分ずれて配置されている。第1突起18Aは、ノブ14の第1周位置と第16周位置との間、第4周位置と第5周位置との間、第8周位置と第9周位置との間、及び、第12周位置と第13周位置との間に配置されている。第2突起20Aは、ノブ14の第2周位置と第3周位置との間、第6周位置と第7周位置との間、第10周位置と第11周位置との間、及び、第14周位置と第15周位置との間に配置されている。
プレート12には、ノブ14の節度面16の下側において、付勢部として略円柱状の節度ピン24が複数(本実施形態では2個)設けられており、複数の節度ピン24は、節度面16の周方向に等間隔に配置されると共に、それぞれ軸方向が上下方向に平行にされている。節度ピン24は、上下方向に移動可能にされると共に、上下方向に垂直な方向への移動が規制されており、節度ピン24の上端部は、略円錐状にされている。
節度ピン24の下側とプレート12との間には、付勢部材として略円柱状の節度スプリング26(圧縮コイルスプリング)が掛渡されており、節度スプリング26は、節度ピン24を上側に付勢している。節度ピン24の上端部は、節度スプリング26の付勢力により、節度面16の凹部16Aに挿入されて節度面16の周方向において嵌合されており、節度スプリング26がノブ14をシフト位置間からシフト位置側に付勢して、ノブ14がシフト位置に保持されている。ノブ14が回転操作されて、ノブ14のシフト位置が変更される際には、節度ピン24が節度面16の凹部16A間(凸部)を節度スプリング26の付勢力に抗して乗越えることで、ノブ14の回転操作に節度感が作用される。
プレート12には、ノブ14の径方向外側において、検出部材としての略円柱状の検出ギヤ28が回転可能に支持されており、検出ギヤ28は、軸方向(回転中心軸線)が上下方向に平行にされると共に、プレート12を貫通している。検出ギヤ28の上端部は、ノブ14の回転ギヤ14Aに噛合されており、ノブ14(回転ギヤ14A)が回転されて、検出ギヤ28が回転される。検出ギヤ28の下端には、検出部としての検出マグネット28Aが同軸上に固定されており、検出マグネット28Aは、検出ギヤ28と一体回転される。
プレート12の下側には、検出装置としての回路基板30が設置されており、回路基板30は、検出ギヤ28の下側において、上下方向に垂直に配置されている。回路基板30は、検出マグネット28Aの回転位置を検出して、検出ギヤ28の回転位置を検出可能にされており、このため、ノブ14の回転位置が検出されて、ノブ14のシフト位置が検出される。
回路基板30は、車両の制御装置32に電気的に接続されると共に、制御装置32には、車両の変速機としての自動変速機34が電気的に接続されており、ノブ14が「P」位置、「R」位置、「N」位置、「D」位置及び「M」位置に配置された際(回路基板30がノブ14の「P」位置、「R」位置、「N」位置、「D」位置及び「M」位置への配置を検出した際)には、それぞれ、制御装置32の制御により、自動変速機34のシフトレンジが、ノブ14のシフト位置に対応する「P」レンジ(パーキングレンジ)、「R」レンジ(リバースレンジ)、「N」レンジ(ニュートラルレンジ)、「D」レンジ(ドライブレンジ)及び「M」レンジ(マニュアルレンジ)に変更される。
プレート12と回路基板30との間には、変更機構36が設けられており、変更機構36には、複数の変更装置38(本実施形態では第1変更装置38A及び第2変更装置38B)が設けられている。
変更装置38(第1変更装置38A及び第2変更装置38B)には、駆動装置としてのモータ40が設けられており、モータ40は、プレート12に固定されている。モータ40は、回路基板30を介して制御装置32に電気的に接続されており、モータ40は、制御装置32の制御により駆動される。モータ40の出力軸には、ウォーム42が同軸上に固定されており、モータ40が駆動されて、ウォーム42が回転される。
ウォーム42の側方には、変更部材としての略円柱状のロータカム44が設けられおり、ロータカム44は、プレート12に回転可能に支持されると共に、軸方向(回転中心軸線)が上下方向に平行にされている。ロータカム44の下側部分は、ウォームホイールにされて、ウォーム42が噛合されており、ウォーム42が回転されて、ロータカム44が回転される。
ロータカム44の上側部分には、変更部としての略半円板状のカム46が設けられている。カム46の周面には、配置部としての第1面46A、中間面46B及び第2面46Cが設けられており、第1面46A、中間面46B及び第2面46Cは、カム46の周方向において、互いに離間されている。第1面46A、中間面46B及び第2面46Cは、ロータカム44の周方向(回転方向)に沿って湾曲されており、第1面46Aは、中間面46Bのロータカム44径方向(回転径方向)外側に配置されると共に、中間面46Bは、第2面46Cのロータカム44径方向外側に配置されている。
ロータカム44の下端には、変更検出部としての変更マグネット44Aが同軸上に固定されており、変更マグネット44Aは、ロータカム44と一体回転される。変更マグネット44Aは、回路基板30の上側に配置されており、回路基板30は、変更マグネット44Aの回転位置を検出して、ロータカム44の回転位置を検出する。このため、制御装置32が、回路基板30によるロータカム44の回転位置の検出結果に基づき、モータ40を駆動して、ロータカム44の回転位置が制御される。
ロータカム44の上側には、変位部材としての略矩形柱状の規制バー48が設けられており、規制バー48は、プレート12に支持されて、プレート12の上側及び下側に露出されている。規制バー48は、ノブ14の径方向(回転径方向)に変位可能にされており、規制バー48のノブ14周方向及び上下方向への移動は、規制されている。規制バー48下面のノブ14径方向内側端部には、変位部としての略五角形柱状の変位柱48Aが一体に設けられており、変位柱48Aは、下方に突出されている。規制バー48上面のノブ14径方向外側端部には、移動部としての略矩形柱状のピン50が一体に設けられており、ピン50は、上方に突出されて、プレート12の上側に延出されている。以下、第1変更装置38Aの規制バー48のピン50を第1ピン50Aと言い、第2変更装置38Bの規制バー48のピン50を第2ピン50Bと言う。
規制バー48とプレート12との間には、変位付勢部材としての変位スプリング52(圧縮コイルスプリング)が掛渡されており、変位スプリング52は、規制バー48をノブ14の径方向外側に付勢して規制バー48の変位柱48Aをロータカム44のカム46の周面に当接させている。このため、ロータカム44が回転されて、カム46の周面を変位柱48Aが移動されることで、変位柱48Aがカム46の第1面46A、中間面46B及び第2面46Cに当接されて、規制バー48がノブ14の径方向に変位される。
変位柱48Aが第1面46Aに当接される際(図4(A)参照)には、規制バー48が第1位置(ノブ14径方向内側位置)に配置されて、規制バー48のピン50がノブ14の第1路18に配置される。変位柱48Aが中間面46Bに当接される際(図4(B)参照)には、規制バー48が中間位置(ノブ14径方向中間位置)に配置されて、ピン50がノブ14の中間路22に配置される。変位柱48Aが第2面46Cに当接される際(図4(C)参照)には、規制バー48が第2位置(ノブ14径方向外側位置)に配置されて、ピン50がノブ14の第2路20に配置される。
例えば図5に示す如く、ピン50が第1路18に配置される際には、ピン50が第1路18の一方向A側及び他方向B側における第1突起18A間を相対回転可能にされて、ノブ14の回転可能範囲が規定される。ピン50がノブ14の中間路22に配置される際には、ノブ14の回転が規制されない。ピン50が第2路20に配置される際には、ピン50が第2路20の一方向A側及び他方向B側における第2突起20A間を相対回転可能にされて、ノブ14の回転可能範囲が規定される。また、第1ピン50Aの他方向B側に第2ピン50Bが配置されており、第1ピン50Aと第2ピン50Bとの間には、ノブ14の6個の周位置が配置されている(例えば図11(A)参照)。
次に、本実施形態の作用を説明する。
シフト装置10が第1モードにされる場合には、ノブ14が「P」位置に配置される際に、第1ピン50Aがノブ14の第1路18の一方向A側から1番目の周位置(例えば第1周位置)に配置されると共に、第2ピン50Bがノブ14の第1路18の一方向A側から4番目の周位置(例えば第8周位置)に配置される(例えば図11(A)参照)。
そして、第1条件(例えば車両のブレーキの操作)が成立しない場合には、第1ピン50A及び第2ピン50Bが第1路18に配置される(図5及び図11(A)参照)。このため、第1ピン50Aによって第1突起18Aの他方向Bへの回転が規制されると共に、第2ピン50Bによって第1突起18Aの一方向Aへの回転が規制されて、ノブ14が「P」位置にロックされる。
一方、第1条件(例えば車両のブレーキの操作)が成立した場合には、第2ピン50Bが第1路18から中間路22に変位される(図6(A)及び図11(B)参照)。このため、第2ピン50Bによる第1突起18Aの一方向Aへの回転規制が解除されて、ノブ14が「P」位置から一方向Aに回転可能にされる。さらに、第1ピン50Aによって第1突起18Aの一方向Aへの回転が規制されて、ノブ14の「D」位置から「M」位置への回転が規制されることで、ノブ14が「P」位置から「D」位置までの範囲で回転可能にされる(図6(B)及び図11(B)参照)。
また、ノブ14が一方向Aに「D」位置まで回転された際に、第2条件(例えばノブ14の「D」位置への設定時間以上の配置(停止)、所定条件)が成立した場合には、第1ピン50Aが中間路22に変位される共に、第2ピン50Bが第1路18に変位される(図7及び図11(C)参照)。このため、第1ピン50Aによる第1突起18Aの一方向Aへの回転規制が解除されて、ノブ14が「D」位置から「M」位置に回転可能にされると共に、第2ピン50Bによって第1突起18Aの一方向Aへの回転が規制されて、ノブ14の「M」位置から一方向Aへの回転が規制される。
一方、ノブ14が「M」位置から「D」位置に回転された際には、第1ピン50Aが第1路18に変位(復帰)される共に、第2ピン50Bが中間路22に変位(復帰)される。
また、ノブ14が「D」位置に配置された際に、第3条件(例えば車両の速度が第1設定速度以上)が成立した場合には、第1ピン50Aが第2路20に変位される共に、第2ピン50Bが第1路18に変位される(図8及び図11(D)参照)。このため、第1ピン50Aによって第2突起20Aの他方向Bへの回転が規制されて、ノブ14の「N」位置から「R」位置への回転が規制されると共に、第2ピン50Bによって第1突起18Aの一方向Aへの回転が規制されて、ノブ14の「M」位置から一方向Aへの回転が規制される。
さらに、ノブ14が「R」位置に配置された際に、第4条件(例えば車両の速度が第2設定速度以上)が成立した場合には、第1ピン50Aが第1路18に変位される共に、第2ピン50Bが第2路20に変位される(図9及び図11(E)参照)。このため、第1ピン50Aによって第1突起18Aの他方向Bへの回転が規制されて、ノブ14の「P」位置から他方向Bへの回転が規制されると共に、第2ピン50Bによって第2突起20Aの一方向Aへの回転が規制されて、ノブ14の「N」位置から「D」位置への回転が規制される。
また、ノブ14が「N」位置に配置された際に、第5条件(例えば乗員によるシフトロックの操作)が成立した場合には、第1ピン50A及び第2ピン50Bが第2路20に変位される(図10及び図11(F)参照)。このため、第1ピン50Aによって第2突起20Aの他方向Bへの回転が規制されると共に、第2ピン50Bによって第2突起20Aの一方向Aへの回転が規制されて、ノブ14が「N」位置にロックされる。
さらに、ノブ14が「M」位置に配置された際に、第6条件(例えば車両のエンジン停止)が成立した場合には、制御装置32の制御により、自動変速機34のシフトレンジが「P」レンジに自動的に変更される。この場合には、ノブ14のシフト位置が、「M」位置から「P」位置に変化されて、自動変速機34のシフトレンジに対応されると共に、シフト装置10の第1モードが維持されて、ノブ14が「P」位置に配置される際に、第1ピン50Aがノブ14の第1路18の一方向A側から1番目の周位置(例えば第5周位置)に配置されると共に、第2ピン50Bがノブ14の第1路18の一方向A側から4番目の周位置(例えば第12周位置)に配置される。
また、ノブ14が「R」位置に配置された際に、第6条件(例えば車両のエンジン停止)が成立した場合には、制御装置32の制御により、自動変速機34のシフトレンジが「P」レンジに自動的に変更される。この場合には、ノブ14のシフト位置が、「R」位置から「P」位置に変化されて、自動変速機34のシフトレンジに対応されると共に、シフト装置10が第2モードに変更されて、ノブ14が「P」位置に配置される際に、第1ピン50Aがノブ14の第1路18の一方向A側から2番目の周位置(例えば第2周位置)に配置されると共に、第2ピン50Bがノブ14の第1路18の一方向A側から1番目の周位置(例えば第9周位置)に配置される(例えば図12(A)参照)。
そして、第1条件(例えば車両のブレーキの操作)が成立しない場合には、第1ピン50Aが第2路20に配置されると共に、第2ピン50Bが第1路18に配置される(図12(A)参照)。このため、第1ピン50Aによって第2突起20Aの一方向Aへの回転が規制されると共に、第2ピン50Bによって第1突起18Aの他方向Bへの回転が規制されて、ノブ14が「P」位置にロックされる。
一方、第1条件(例えば車両のブレーキの操作)が成立した場合には、第1ピン50Aが第2路20から中間路22に変位される(図12(B)参照)。このため、第1ピン50Aによる第2突起20Aの一方向Aへの回転規制が解除されて、ノブ14が「P」位置から一方向Aに回転可能にされる。さらに、第2ピン50Bによって第1突起18Aの一方向Aへの回転が規制されて、ノブ14の「D」位置から「M」位置への回転が規制されることで、ノブ14が「P」位置から「D」位置までの範囲で回転可能にされる(図12(B)参照)。
また、ノブ14が一方向Aに「D」位置まで回転された際に、第2条件(例えばノブ14の「D」位置への設定時間以上の配置(停止))が成立した場合には、第1ピン50Aが第2路20に変位される共に、第2ピン50Bが中間路22に変位される(図12(C)参照)。このため、第2ピン50Bによる第1突起18Aの一方向Aへの回転規制が解除されて、ノブ14が「D」位置から「M」位置に回転可能にされると共に、第1ピン50Aによって第2突起20Aの一方向Aへの回転が規制されて、ノブ14の「M」位置から一方向Aへの回転が規制される。
一方、ノブ14が「M」位置から「D」位置に回転された際には、第1ピン50Aが中間路22に変位(復帰)される共に、第2ピン50Bが第1路18に変位(復帰)される。
さらに、ノブ14が「D」位置に配置された際に、第3条件(例えば車両の速度が第1設定速度以上)が成立した場合には、第1ピン50A及び第2ピン50Bが第2路20に変位される(図12(D)参照)。このため、第2ピン50Bによって第2突起20Aの他方向Bへの回転が規制されて、ノブ14の「N」位置から「R」位置への回転が規制されると共に、第1ピン50Aによって第2突起20Aの一方向Aへの回転が規制されて、ノブ14の「M」位置から一方向Aへの回転が規制される。
また、ノブ14が「R」位置に配置された際に、第4条件(例えば車両の速度が第2設定速度以上)が成立した場合には、第1ピン50A及び第2ピン50Bが第1路18に変位される(図12(E)参照)。このため、第2ピン50Bによって第1突起18Aの他方向Bへの回転が規制されて、ノブ14の「P」位置から他方向Bへの回転が規制されると共に、第1ピン50Aによって第1突起18Aの一方向Aへの回転が規制されて、ノブ14の「N」位置から「D」位置への回転が規制される。
さらに、ノブ14が「N」位置に配置された際に、第5条件(例えば乗員によるシフトロックの操作)が成立した場合には、第1ピン50Aが第1路18に変位されると共に、第2ピン50Bが第2路20に変位される(図12(F)参照)。このため、第1ピン50Aによって第1突起18Aの一方向Aへの回転が規制されると共に、第2ピン50Bによって第2突起20Aの他方向Bへの回転が規制されて、ノブ14が「N」位置にロックされる。
また、ノブ14が「N」位置に配置された際に、第6条件(例えば車両のエンジン停止)が成立した場合には、制御装置32の制御により、自動変速機34のシフトレンジが「P」レンジに自動的に変更される。この場合には、ノブ14のシフト位置が、「N」位置から「P」位置に変化されて、自動変速機34のシフトレンジに対応されると共に、シフト装置10が第3モードに変更されて、ノブ14が「P」位置に配置される際に、第1ピン50Aがノブ14の第1路18の一方向A側から3番目の周位置(例えば第3周位置)に配置されると共に、第2ピン50Bがノブ14の第1路18の一方向A側から2番目の周位置(例えば第10周位置)に配置される(例えば図13(A)参照)。
そして、第1条件(例えば車両のブレーキの操作)が成立しない場合には、第1ピン50A及び第2ピン50Bが第2路20に配置される(図13(A)参照)。このため、第1ピン50Aによって第2突起20Aの他方向Bへの回転が規制されると共に、第2ピン50Bによって第2突起20Aの一方向Aへの回転が規制されて、ノブ14が「P」位置にロックされる。
一方、第1条件(例えば車両のブレーキの操作)が成立した場合には、第2ピン50Bが第2路20から中間路22に変位される(図13(B)参照)。このため、第2ピン50Bによる第2突起20Aの一方向Aへの回転規制が解除されて、ノブ14が「P」位置から一方向Aに回転可能にされる。さらに、第1ピン50Aによって第2突起20Aの一方向Aへの回転が規制されて、ノブ14の「D」位置から「M」位置への回転が規制されることで、ノブ14が「P」位置から「D」位置までの範囲で回転可能にされる(図13(B)参照)。
また、ノブ14が一方向Aに「D」位置まで回転された際に、第2条件(例えばノブ14の「D」位置への設定時間以上の配置(停止))が成立した場合には、第1ピン50Aが中間路22に変位される共に、第2ピン50Bが第2路20に変位される(図13(C)参照)。このため、第1ピン50Aによる第2突起20Aの一方向Aへの回転規制が解除されて、ノブ14が「D」位置から「M」位置に回転可能にされると共に、第2ピン50Bによって第2突起20Aの一方向Aへの回転が規制されて、ノブ14の「M」位置から一方向Aへの回転が規制される。
一方、ノブ14が「M」位置から「D」位置に回転された際には、第1ピン50Aが第2路20に変位(復帰)される共に、第2ピン50Bが中間路22に変位(復帰)される。
さらに、ノブ14が「D」位置に配置された際に、第3条件(例えば車両の速度が第1設定速度以上)が成立した場合には、第1ピン50Aが第1路18に変位されると共に、第2ピン50Bが第2路20に変位される(図13(D)参照)。このため、第1ピン50Aによって第1突起18Aの他方向Bへの回転が規制されて、ノブ14の「N」位置から「R」位置への回転が規制されると共に、第2ピン50Bによって第2突起20Aの一方向Aへの回転が規制されて、ノブ14の「M」位置から一方向Aへの回転が規制される。
また、ノブ14が「R」位置に配置された際に、第4条件(例えば車両の速度が第2設定速度以上)が成立した場合には、第1ピン50Aが第2路20に変位されると共に、第2ピン50Bが第1路18に変位される(図13(E)参照)。このため、第1ピン50Aによって第2突起20Aの他方向Bへの回転が規制されて、ノブ14の「P」位置から他方向Bへの回転が規制されると共に、第2ピン50Bによって第1突起18Aの一方向Aへの回転が規制されて、ノブ14の「N」位置から「D」位置への回転が規制される。
さらに、ノブ14が「N」位置に配置された際に、第5条件(例えば乗員によるシフトロックの操作)が成立した場合には、第1ピン50A及び第2ピン50Bが第1路18に変位される(図13(F)参照)。このため、第2ピン50Bによって第1突起18Aの一方向Aへの回転が規制されると共に、第1ピン50Aによって第1突起18Aの他方向Bへの回転が規制されて、ノブ14が「N」位置にロックされる。
また、ノブ14が「D」位置に配置された際に、第6条件(例えば車両のエンジン停止)が成立した場合には、制御装置32の制御により、自動変速機34のシフトレンジが「P」レンジに自動的に変更される。この場合には、ノブ14のシフト位置が、「D」位置から「P」位置に変化されて、自動変速機34のシフトレンジに対応されると共に、シフト装置10が第4モードに変更されて、ノブ14が「P」位置に配置される際に、第1ピン50Aがノブ14の第1路18の一方向A側から4番目の周位置(例えば第4周位置)に配置されると共に、第2ピン50Bがノブ14の第1路18の一方向A側から3番目の周位置(例えば第11周位置)に配置される(例えば図14(A)参照)。
そして、第1条件(例えば車両のブレーキの操作)が成立しない場合には、第1ピン50Aが第1路18に配置される共に、第2ピン50Bが第2路20に配置される(図14(A)参照)。このため、第1ピン50Aによって第1突起18Aの一方向Aへの回転が規制されると共に、第2ピン50Bによって第2突起20Aの他方向Bへの回転が規制されて、ノブ14が「P」位置にロックされる。
一方、第1条件(例えば車両のブレーキの操作)が成立した場合には、第1ピン50Aが第1路18から中間路22に変位される(図14(B)参照)。このため、第1ピン50Aによる第1突起18Aの一方向Aへの回転規制が解除されて、ノブ14が「P」位置から一方向Aに回転可能にされる。さらに、第2ピン50Bによって第2突起20Aの一方向Aへの回転が規制されて、ノブ14の「D」位置から「M」位置への回転が規制されることで、ノブ14が「P」位置から「D」位置までの範囲で回転可能にされる(図14(B)参照)。
また、ノブ14が一方向Aに「D」位置まで回転された際に、第2条件(例えばノブ14の「D」位置への設定時間以上の配置(停止))が成立した場合には、第1ピン50Aが第1路18に変位される共に、第2ピン50Bが中間路22に変位される(図14(C)参照)。このため、第2ピン50Bによる第2突起20Aの一方向Aへの回転規制が解除されて、ノブ14が「D」位置から「M」位置に回転可能にされると共に、第1ピン50Aによって第1突起18Aの一方向Aへの回転が規制されて、ノブ14の「M」位置から一方向Aへの回転が規制される。
一方、ノブ14が「M」位置から「D」位置に回転された際には、第1ピン50Aが中間路22に変位(復帰)される共に、第2ピン50Bが第2路20に変位(復帰)される。
さらに、ノブ14が「D」位置に配置された際に、第3条件(例えば車両の速度が第1設定速度以上)が成立した場合には、第1ピン50A及び第2ピン50Bが第1路18に変位される(図14(D)参照)。このため、第2ピン50Bによって第1突起18Aの他方向Bへの回転が規制されて、ノブ14の「N」位置から「R」位置への回転が規制されると共に、第1ピン50Aによって第1突起18Aの一方向Aへの回転が規制されて、ノブ14の「M」位置から一方向Aへの回転が規制される。
また、ノブ14が「R」位置に配置された際に、第4条件(例えば車両の速度が第2設定速度以上)が成立した場合には、第1ピン50A及び第2ピン50Bが第2路20に変位される(図14(E)参照)。このため、第2ピン50Bによって第2突起20Aの他方向Bへの回転が規制されて、ノブ14の「P」位置から他方向Bへの回転が規制されると共に、第1ピン50Aによって第2突起20Aの一方向Aへの回転が規制されて、ノブ14の「N」位置から「D」位置への回転が規制される。
さらに、ノブ14が「N」位置に配置された際に、第5条件(例えば乗員によるシフトロックの操作)が成立した場合には、第1ピン50Aが第2路20に変位されると共に、第2ピン50Bが第1路18に変位される(図14(F)参照)。このため、第1ピン50Aによって第2突起20Aの一方向Aへの回転が規制されると共に、第2ピン50Bによって第1突起18Aの他方向Bへの回転が規制されて、ノブ14が「N」位置にロックされる。
ここで、変更機構36の第1変更装置38A及び第2変更装置38Bがノブ14に対し第1ピン50A及び第2ピン50B(各規制バー48)をそれぞれ変位させて、第1ピン50A及び第2ピン50Bのそれぞれの配置が第1路18と第2路20との間で変更される。このため、第1ピン50A及び第2ピン50Bがそれぞれ1つの移動路(第1路18又は第2路20)のみに配置される場合とは異なり、第1ピン50A及び第2ピン50Bのそれぞれを第1路18と第2路20とに配置できて、同一種類のノブ14の回転規制機能を有するためのピン50(第1ピン50A及び第2ピン50B)の数を少なくでき、変更機構36の変更装置38(第1変更装置38A及び第2変更装置38B)の数を少なくできて、変更機構36の構成を簡単にできる。
また、第1ピン50A及び第2ピン50Bのそれぞれの配置が第1路18と第2路20との間で変更されて、ノブ14の回転可能範囲が変更される。このため、ノブ14の回転可能範囲を変更でき、ノブ14の回転規制機能の種類を多くできる。
さらに、第1路18及び第2路20のそれぞれに配置されるピン50が第1ピン50Aと第2ピン50Bとの間で変更されて、ノブ14の回転可能範囲が変更される。このため、ノブ14の回転可能範囲を変更でき、ノブ14の回転規制機能の種類を多くできる。
また、第1ピン50A及び第2ピン50Bのそれぞれが、中間路22に変位されて、全ての移動路(第1路18及び第2路20)から離脱される。このため、第1ピン50A及び第2ピン50Bのそれぞれによるノブ14の回転規制を解除でき、ノブ14の回転が不要に規制されることを制限できて、ノブ14の回転規制機能の種類を多くできる。
さらに、同一の第1路18及び同一の第2路20がそれぞれノブ14の回転方向において複数設けられている。このため、第1ピン50A及び第2ピン50Bのそれぞれが第1路18又は第2路20を越えた場合でも、第1ピン50A及び第2ピン50Bのそれぞれを他の同一の第1路18又は第2路20に配置できて、第1ピン50A及び第2ピン50Bのそれぞれがノブ14の回転を規制できる(例えば、図12の(A)~(C)の第1ピン50A、図11の(A)~(C)の第2ピン50Bを参照)。
また、ノブ14が「P」位置に配置される際(図11~図14の(A)参照)及びノブ14が「N」位置に配置される際(図11~図14の(F)参照)には、第1ピン50A及び第2ピン50Bの一方がノブ14の一方向Aへの回転を規制可能にされると同時に、第1ピン50A及び第2ピン50Bの他方がノブ14の他方向Bへの回転を規制可能にされる。このため、ノブ14の回転方向両側への回転を同時に規制でき、ノブ14を「P」位置及び「N」位置にロックできる。
さらに、ノブ14の一方向Aへの回転が「D」位置において規制された際には、第2条件の成立により、ノブ14の一方向Aへの回転の「D」位置における規制が解除される(図11~図14の(C)参照)。このため、ノブ14を「D」位置から一方向A側の「M」位置に回転できる。
また、ノブ14が「P」位置以外のシフト位置に配置された際に、第6条件の成立により、ノブ14のシフト位置が「P」位置に変化された場合には、第1ピン50A及び第2ピン50Bの少なくとも一方が第1路18又は第2路20に変位されて、ノブ14が「P」位置にロックされる(図11~図14の(A)参照)。このため、ノブ14を「P」位置に適切にロックできる。
なお、本実施形態では、モータ40によりピン50が変位される。しかしながら、他のアクチュエータ(ソレノイド等)によりピン50が変位されてもよい。
さらに、本実施形態では、第1路18、中間路22及び第2路20がノブ14の径方向に並べられる。しかしながら、第1路18、中間路22及び第2路20がノブ14の軸方向に並べられてもよい。
また、本実施形態では、ノブ14に第1路18、中間路22及び第2路20が設けられると共に、プレート12に第1ピン50A及び第2ピン50Bが設けられる。しかしながら、ノブ14に第1ピン50A及び第2ピン50Bが設けられると共に、プレート12に第1路18、中間路22及び第2路20が設けられてもよい。
さらに、本実施形態では、第1路18及び第2路20にそれぞれノブ14の4個の周位置が配置される。しかしながら、第1路18及び第2路20の少なくとも一方にノブ14の2個、3個又は5個の周位置が配置されてもよい。
また、本実施形態では、第1路18と第2路20とがノブ14の2個の周位置分ずらされる。しかしながら、第1路18と第2路20とがずらされなくてもよく、第1路18と第2路20とがノブ14の1個又は3個以上の周位置分ずらされてもよい。
さらに、本実施形態では、移動路がピン50の変位方向において2個(第1路18及び第2路20)設けられると共に、中間路22が1個設けられる。しかしながら、移動路がピン50の変位方向において3個以上設けられてもよく、中間路22が2個以上設けられてもよい。この場合、例えば、第1路18、中間路22及び第2路20が2組設けられて、各組の第1路18、中間路22及び第2路20に対しピン50が配置可能にされてもよい。
また、本実施形態では、ピン50(第1ピン50A及び第2ピン50B)が、中間路22に配置されて、第1路18及び第2路20から離脱される。しかしながら、中間路22が設けられなくてもよい。この場合等には、ピン50が第1路18又は第2路20との対向方向に変位可能にされることで、ピン50が第1路18又は第2路20に対し配置及び離脱可能にされてもよい。
さらに、本実施形態では、第1ピン50Aと第2ピン50Bとの間にノブ14の6個の周位置が配置される。しかしながら、第1ピン50Aと第2ピン50Bとの間にノブ14の周位置が配置されなくてもよく、第1ピン50Aと第2ピン50Bとの間にノブ14の1個~5個又は7個以上の周位置が配置されてもよい。
また、本実施形態では、ピン50が2個(第1ピン50A及び第2ピン50B)設けられる。しかしながら、ピン50が3個以上設けられてもよい。
さらに、本実施形態では、ノブ14(シフト体)が回転される。しかしながら、シフト体が回動又はスライドされてもよい。
また、本実施形態では、シフト装置10をコンソールに設置した。しかしながら、シフト装置10をインストルメントパネルやコラムカバーに設置してもよい。
10・・・シフト装置、12・・・プレート(車体側)、14・・・ノブ(シフト体)、18・・・第1路(移動路)、20・・・第2路(移動路)、36・・・変更機構、50・・・ピン(移動部)

Claims (8)

  1. 車体側に対し回転により移動されてシフト位置が変更されるシフト体と、
    前記車体側又は前記シフト体側の一方に複数設けられる移動路と、
    前記車体側又は前記シフト体側の他方に複数設けられ、前記移動路に配置される状態で前記移動路に対し相対移動可能にされて前記シフト体の移動可能範囲が規定される移動部と、
    複数の前記移動路に対し複数の前記移動部のそれぞれを前記シフト体の回転径方向において変位させて複数の前記移動部のそれぞれが配置される前記移動路が変更される変更機構と、
    を備えるシフト装置。
  2. 前記移動部が配置される前記移動路が変更されて前記シフト体の移動可能範囲が変更される請求項1記載のシフト装置。
  3. 前記移動路に配置される前記移動部が変更されて前記シフト体の移動可能範囲が変更される請求項1又は請求項2記載のシフト装置。
  4. 前記移動部が全ての前記移動路から離脱可能にされる請求項1~請求項3の何れか1項記載のシフト装置。
  5. 同一の前記移動路が前記移動部の相対移動方向において複数設けられる請求項1~請求項4の何れか1項記載のシフト装置。
  6. 第1の前記移動部の前記移動路に対する一方向への相対移動が規制されると同時に、第2の前記移動部の前記移動路に対する他方向への相対移動が規制される請求項1~請求項5の何れか1項記載のシフト装置。
  7. 前記移動部の前記移動路に対する相対移動が規制された場合に所定条件で前記移動部の前記移動路に対する相対移動規制が解除される請求項1~請求項6の何れか1項記載のシフト装置。
  8. 前記シフト体のシフト位置が変化された場合に前記移動部が配置される前記移動路が変更される請求項1~請求項7の何れか1項記載のシフト装置。
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