JP7526989B2 - セルロースナノファイバー水分散液 - Google Patents
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Description
本願発明は、セルロースナノファイバー(CNF)が本来有する優れた安全性、環境・生体適合性などの特徴を損ねることなく、かつCNFと相性の良い天然系の添加剤を使用して、CNFの特定の機能をより高める水分散液を提供することを課題とする。
(1)セルロースナノファイバー水分散液に、糖型バイオ界面活性剤、ソルビタンモノラウレート、およびポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートからなる群から選択される一種または二種以上の界面活性剤を含有する、セルロースナノファイバー水分散液。
(2)前記糖型バイオ界面活性剤が、マンノシルエリスリトールリピッド、ソホロリピッド、セロビオースリピッドからなる群から選択される一種または二種以上である、上記(1)に記載のセルロースナノファイバー水分散液。
(3)前記界面活性剤を、セルロースナノファイバー固形量の0.1~100重量%含有する、上記(1)または(2)に記載のセルロースナノファイバー水分散液。
(4)極性有機溶媒を0.1~10重量%含有する、上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のセルロースナノファイバー水分散液。
(5)上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のセルロースナノファイバー水分散液を含む化粧料。
(6)上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のセルロースナノファイバー水分散液を含むインク。
(7)上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のセルロースナノファイバー水分散液を含む医薬部外品。
(8)上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のセルロースナノファイバー水分散液を含む食品。
(9)上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のセルロースナノファイバー水分散液を含むスプレー剤。
(10)上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のセルロースナノファイバー水分散液からなる保形剤。
本発明におけるCNFは、公知の原料を用い公知の製造方法により製造することができるが、通常は、セルロース系原料を水中で解繊処理を施すことによりCNF水分散液の形態として得られるものを利用することができる。
CNF水分散液におけるCNF濃度は、限定するものではないが、通常、1~20wt%、好ましくは2~10wt%のものを使用することができる。
このうち、MEL、SL、CLの構造式を化学式1~3に示す。
界面活性剤は、CNF水分散液に対しそのまま添加しても良いが、界面活性剤水分散液とした後に添加するほうが均一な分散液とすることができる。界面活性剤の分散性を改善するためにメタノール、エタノール等の有機溶媒を少量添加することもできる。
エタノールに易溶な糖型界面活性剤のグループ(1)(MEL-A、MEL-B、Span20、Tween20)について、以下の手順でCNF分散液を調製した。
例として、MEL-A含有CNF分散液の調製方法を記載する。
10%MEL-Aエタノール溶液をあらかじめ調製し、CNF水分散液(5.65%、パルプ由来)20gに対して上記MEL-A溶液を0.226mL添加した。混合液が均一になるようにガラス棒で十分にかき混ぜ、一晩以上静置することでCNF固形分重量に対してMEL-Aを約2%含むCNF水分散液を得た。
上記と同じ手順で、MEL-A、Span20、Tween20を各約2%(対CNF固形分重量)含むCNF水分散液を得た。
上記と同じCNF水分散液(5.65%、パルプ由来)20gに対してエタノール0.226mLを添加し、混合液が均一になるようにガラス棒で十分にかき混ぜ、一晩以上静置することで、糖型界面活性剤を含まない対照実験用のCNF水分散液(1)を得た。
エタノールに難溶な糖型界面活性剤のグループ(2)(ASL、LSL、CLU)についてはメタノールを分散媒として、以下の手順でCNF分散液を調製した。
例として、ASL含有CNF分散液の調製方法を記す。
10%ASLメタノール溶液をあらかじめ調製し、CNF水分散液(5.65%、パルプ由来)20gに対して上記ASL溶液を0.226mL添加した。混合液が均一になるようにガラス棒で十分にかき混ぜ、一晩以上静置することでCNF固形分重量に対してASLを約2%含むCNF水分散液を得た。
上記と同じ手順でLSL、CLUを各約2%(対CNF固形分重量)含むCNF水分散液を得た。
上記と同じCNF水分散液(5.65%、パルプ由来)20gに対してメタノール0.226mLを添加し、混合液が均一になるようにガラス棒で十分にかき混ぜ、一晩以上静置することで、糖型界面活性剤を含まない対照実験用のCNF水分散液(2)を得た。
LCNF水分散液(5.58%、ヒノキ由来)を用いて実施例1と同じ手順(LCNF液20gに対して10%界面活性剤エタノール液約0.223mL添加)により、MEL-A、MEL-B、Span20、Tween20を各約2%(対LCNF固形分重量)含むLCNF水分散液を得た。
上記と同じLCNF水分散液(5.85%、ヒノキ由来)を用いて比較例1と同じ手順(LCNF液20gに対してエタノール約0.223mL添加)で糖型界面活性剤を含まない対照実験用のLCNF水分散液(1)を得た。
LCNF水分散液(5.58%、ヒノキ由来)を用いて実施例2と同じ手順(LCNF液20gに対して10%界面活性剤メタノール液約0.223mL添加)でASL、LSL、CLUを各約2%(対LCNF固形分重量)含むLCNF水分散液を得た。
上記と同じLCNF水分散液(5.58%、ヒノキ由来)を用いて比較例2と同じ手順(LCNF液20gに対してメタノール約0.223mL添加)で糖型界面活性剤を含まない対照実験用のLCNF水分散液(2)を得た。
レオメーター(Anton Paar社製MCR302)を用いて、実施例1で調製した各糖型界面活性剤含有CNF水分散液(1)の粘弾性測定を行った。
試料台上に分散液約1gを載せてコーンプレート(CP25-6)で挟み込み(間隔1mm、はみ出た試料は掻き取り)、25℃、周波数1Hz一定で、ひずみを0.1%から100%まで対数上昇させる振動測定(測定点数30点)を行った。
貯蔵弾性率(G’:黒□実線)、損失弾性率(G”:黒□破線)の変化をプロットした各測定結果をそれぞれMEL-A(実施例5:図1)、MEL-B(実施例6:図2)、Span20(実施例7:図3)、Tween20(実施例8:図4)として示す。
比較例1で調製したCNF水分散液(1)について、実施例5と同じ方法で粘弾性測定を行った。比較例5の貯蔵弾性率(G’:灰色●実線)、損失弾性率(G”:灰色●破線)の測定結果を、図1~4に対照としてプロットした。
MEL-A含有CNF水分散液(実施例5:図1)では、静置状態(グラフの起点=ひずみ0.1%)においてG’、G”の値が対照よりも高く、より硬いクリーム状になっていると言える。一方、対照と比べてG’とG”の交点が低ひずみ領域にシフトしていることから、より小さな変形を与えるだけで流動性が上がる(容易にほぐれる)ことが分かる。このように、MEL-Aを含有するCNF水分散液はチキソ性がより鋭敏になっていることが示された。
MEL-B(実施例6:図2)、Span20(実施例7:図3)、Tween20(実施例8:図4)を含有するCNF水分散液では、静置状態でのG’、G”の値はほぼ変化ないものの、G’とG”の交点が同様に低ひずみ領域にシフトしており、これらの糖型界面活性剤含有CNF水分散液(1)はいずれも同じく、対照のCNF水分散液(1)と比べてチキソ性が鋭敏になっていることが示された。
実施例2で調製した各糖型界面活性剤含有CNF水分散液(2)について、実施例5と同じ方法で粘弾性測定を行った。貯蔵弾性率(G’:黒□実線)、損失弾性率(G”:黒□破線)の変化をプロットした各測定結果をそれぞれLSL(実施例9:図5)、ASL(実施例10:図6)、CLU(実施例11:図7)として示す。
比較例2で調製したCNF水分散液(2)について、実施例5と同じ方法で粘弾性測定を行った。貯蔵弾性率(G’:灰色●実線)、損失弾性率(G”:灰色●破線)の測定結果を、図5~7に対照としてプロットした。
LSL(実施例9:図5)、ASL(実施例10:図6)、CLU(実施例11:図7)を含有するCNF水分散液は、いずれも静置状態(グラフの起点=ひずみ0.1%)において対照よりもG’、G”の値が高く、より硬いクリーム状になっている。また、対照と比べてG’とG”の交点も高ひずみ領域にシフトしており、流動させるにはより大きな変形を与える必要があることが分かる。このように、これらの糖型界面活性剤含有CNF水分散液(2)は対照のCNF水分散液(2)と比べて、触感の硬い水分散液になっていることが示された。
実施例3で調製した各糖型界面活性剤含有LCNF水分散液(1)について、実施例5と同じ方法で粘弾性測定を行った。貯蔵弾性率(G’:黒□実線)、損失弾性率(G”:黒□破線)の変化をプロットした各測定結果をそれぞれMEL-A(実施例12:図8)、MEL-B(実施例13:図9)、Span20(実施例14:図10)、Tween20(実施例15:図11)として示す。
比較例3で調製したLCNF水分散液(1)について、実施例5と同じ方法で粘弾性測定を行った。貯蔵弾性率(G’:灰色●実線)、損失弾性率(G”:灰色●破線)の測定結果を、図8~11に対照としてプロットした。
MEL-A(実施例12:図8)、MEL-b(実施例13:図9)、Span20(実施例14:図10)、Tween20(実施例15:図11)を含有するLCNF水分散液(実施例5:図1)では、いずれも静置状態(グラフの起点=ひずみ0.1%)においてG’、G”が非添加系と同等以上の値を示し、より硬いクリーム状になっていると言える。一方、対照と比べていずれもG’とG”の交点が低ひずみ領域にシフトしていることから、より小さな変形を与えるだけで流動性が上がる(容易にほぐれる)ことが分かる。このように、これらの糖型界面活性剤含有LCNF水分散液(1)はチキソ性がより鋭敏になっていることが示された。
実施例4で調製した各糖型界面活性剤含有LCNF水分散液(2)について、実施例5と同じ方法で粘弾性測定を行った。貯蔵弾性率(G’:黒□実線)、損失弾性率(G”:黒□破線)の変化をプロットした各測定結果をそれぞれLSL(実施例16:図12)、ASL(実施例17:図13)、CLU(実施例18:図14)として示す。
比較例4で調製したLCNF水分散液(2)について、実施例5と同じ方法で粘弾性測定を行った。貯蔵弾性率(G’:灰色●実線)、損失弾性率(G”:灰色●破線)の測定結果を、図12~14に対照としてプロットした。
LSL(実施例16:図12)、ASL(実施例17:図13)、CLU(実施例18:図14)を含有するLCNF水分散液は、いずれも静置状態(グラフの起点=ひずみ0.1%)においてG’、G”の値が非添加系とほぼ同等でありながら、G’とG”の交点が低ひずみ領域にシフトしており、より小さな変形を与えるだけで流動性が上がる(容易にほぐれる)ことが分かる。このように、これらの糖型界面活性剤含有LCNF水分散液(2)はチキソ性がより鋭敏になっていることが示された。
レオメーター(Anton Paar社製MCR302)を用いて、実施例1で調製した各糖型界面活性剤含有CNF水分散液(1)の粘弾性測定を行った。
試料台上に分散液約1gを載せてコーンプレート(CP25-6)で挟み込み(間隔1mm、はみ出た試料は掻き取り)、25℃、初めはせん断(回転)速度0.1(1/s)の微小変形を100秒間与えた後(測定間隔固定5s×20点)、一気に速度を500(1/s)に上げて60秒間大変形を与え(測定間隔固定3s×20点)、その後すぐに回転速度を0.1(1/s)に戻す回転測定(測定間隔対数0.1s→20s×100点)を行った。せん断粘度の時間変化(黒□実線)をプロットした各測定結果をそれぞれ、MEL-A(実施例19:図15)、MEL-B(実施例20:図16)、Span20(実施例21:図17)、Tween20(実施例22:図18)として示す。
比較例1で調製したCNF水分散液(1)について、実施例19と同じ方法で粘弾性測定を行った。せん断粘度の時間変化(灰色●実線)の測定結果を、図15~18に対照としてプロットした。
MEL-A含有CNF水分散液(実施例19:図15)では、初めの微小変形時、その後の大回転時のせん断粘度は非添加のCNF水分散液とほぼ変わらなかったが、大回転を与えた直後に微小変形に戻した際(図15の拡大図)、せん断粘度が急激に元の状態に回復する様子が見られた。すなわち、MEL-A含有CNF水分散液は大きな変形を与えて流動的にした後、変形を解除すると直ちに元の静置状態に戻る復元力に優れることが示された。この結果からも、MEL-Aを含有するCNF水分散液はチキソ性がより鋭敏になっていることが示された。
一方、MEL-B(実施例20:図16)、Span20(実施例21:図17)、Tween20(実施例22:図18)を含有するCNF水分散液では、微小変形時のせん断粘度が大きく低下しており、小さなせん断力で分散液の粘性が低下する挙動が見られた。また、MEL-B、Tween20においては、大回転から微小変形に戻した直後(図16、図18の拡大図)のせん断粘度の回復が鋭角になっており、これらの糖型界面活性剤含有CNF水分散液(1)もMEL-Aと同様に、チキソ性が鋭敏になっていることが示された。
実施例2で調製した各糖型界面活性剤含有CNF水分散液(2)について、実施例19と同じ方法で粘弾性測定を行った。せん断粘度の時間変化(黒□実線)をプロットした各測定結果をそれぞれLSL(実施例23:図19)、ASL(実施例24:図20)、CLU(実施例25:図21)として示す。
比較例2で調製したCNF水分散液(2)について、実施例19と同じ方法で粘弾性測定を行った。せん断粘度の時間変化(灰色●実線)の測定結果を、図19~21に対照としてプロットした。
LSL(実施例23:図19)、ASL(実施例24:図20)、CLU(実施例25:図21)を含有するCNF水分散液では、いずれも微小変形時のせん断粘度が同等以上の高い値を示しており、分散液の粘性が維持されている挙動が見られた。特にLSLにおいては、大回転から微小変形に戻した直後(図23の拡大図)にせん断粘度が急激に回復しており、チキソ性がより鋭敏になっていることが示された。
実施例3で調製した各糖型界面活性剤含有LCNF水分散液(1)について、実施例19と同じ方法で粘弾性測定を行った。せん断粘度の時間変化(黒□実線)をプロットした各測定結果をそれぞれMEL-A(実施例26:図22)、MEL-B(実施例27:図23)、Span20(実施例28:図24)、Tween20(実施例29:図25)として示す。
比較例3で調製したLCNF水分散液(1)について、実施例19と同じ方法で粘弾性測定を行った。せん断粘度の時間変化(灰色●実線)の測定結果を、図22~25に対照としてプロットした。
MEL-A含有LCNF水分散液(実施例26:図22)では、大回転を与えた直後に微小変形に戻した際(図22の拡大図)、せん断粘度が急激に元の状態に回復する様子が見られた。すなわち、MEL-A含有LCNF水分散液は大きな変形を与えて流動的にした後、変形を解除すると直ちに元の静置状態に戻る復元力に優れることが示された。この結果からも、MEL-Aを含有するLCNF水分散液はチキソ性がより鋭敏になっていることが示された。
一方、MEL-B(実施例27:図23)、Span20(実施例28:図24)、Tween20(実施例29:図25)を含有するLCNF水分散液では、微小変形時のせん断粘度が低下しており、小さなせん断力で分散液の粘性が低下する挙動が見られた。
実施例4で調製した各糖型界面活性剤含有LCNF水分散液(2)について、実施例19と同じ方法で粘弾性測定を行った。せん断粘度の時間変化(黒□実線)をプロットした各測定結果をそれぞれLSL(実施例30:図26)、ASL(実施例31:図27)、CLU(実施例32:図28)として示す。
比較例4で調製したLCNF水分散液(2)について、実施例19と同じ方法で粘弾性測定を行った。せん断粘度の時間変化(灰色●実線)の測定結果を、図26~28に対照としてプロットした。
LSL(実施例30:図26)ASL(実施例31:図27)、CLU(実施例32:図28)を含有するLCNF水分散液では、多くの分散液で微小変形時のせん断粘度が低下しており、小さなせん断力で分散液の粘性が低下する挙動が見られた。また、特にLSLにおいては、大回転から微小変形に戻した直後(図26の拡大図)にせん断粘度が急激に回復しており、チキソ性がより鋭敏になっていることが示された。
Claims (6)
- (1)セルロースナノファイバー水分散液に、糖型バイオ界面活性剤、ソルビタンモノラウレート、およびポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートからなる群から選択される一種または二種以上の界面活性剤を含有する、セルロースナノファイバー水分散液、
(2)前記(1)のセルロースナノファイバー水分散液であって、前記糖型バイオ界面活性剤が、マンノシルエリスリトールリピッド、ソホロリピッド、セロビオースリピッドからなる群から選択される一種または二種以上である、セルロースナノファイバー水分散液、
(3)前記(1)または前記(2)のセルロースナノファイバー水分散液であって、前記界面活性剤を、セルロースナノファイバー固形量の0.1~100重量%含有する、セルロースナノファイバー水分散液、
(4)前記(1)から前記(3)のいずれかのセルロースナノファイバー水分散液であって、極性有機溶媒を0.1~10重量%含有する、セルロースナノファイバー水分散液、
の前記(1)から前記(4)のいずれかのセルロースナノファイバー水分散液を含む、化粧料。 - (1)セルロースナノファイバー水分散液に、糖型バイオ界面活性剤、ソルビタンモノラウレート、およびポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートからなる群から選択される一種または二種以上の界面活性剤を含有する、セルロースナノファイバー水分散液、
(2)前記(1)のセルロースナノファイバー水分散液であって、前記糖型バイオ界面活性剤が、マンノシルエリスリトールリピッド、ソホロリピッド、セロビオースリピッドからなる群から選択される一種または二種以上である、セルロースナノファイバー水分散液、
(3)前記(1)または前記(2)のセルロースナノファイバー水分散液であって、前記界面活性剤を、セルロースナノファイバー固形量の0.1~100重量%含有する、セルロースナノファイバー水分散液、
(4)前記(1)から前記(3)のいずれかのセルロースナノファイバー水分散液であって、極性有機溶媒を0.1~10重量%含有する、セルロースナノファイバー水分散液、
の前記(1)から前記(4)のいずれかのセルロースナノファイバー水分散液を含む、インク。 - (1)セルロースナノファイバー水分散液に、糖型バイオ界面活性剤、ソルビタンモノラウレート、およびポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートからなる群から選択される一種または二種以上の界面活性剤を含有する、セルロースナノファイバー水分散液、
(2)前記(1)のセルロースナノファイバー水分散液であって、前記糖型バイオ界面活性剤が、マンノシルエリスリトールリピッド、ソホロリピッド、セロビオースリピッドからなる群から選択される一種または二種以上である、セルロースナノファイバー水分散液、
(3)前記(1)または前記(2)のセルロースナノファイバー水分散液であって、前記界面活性剤を、セルロースナノファイバー固形量の0.1~100重量%含有する、セルロースナノファイバー水分散液、
(4)前記(1)から前記(3)のいずれかのセルロースナノファイバー水分散液であって、極性有機溶媒を0.1~10重量%含有する、セルロースナノファイバー水分散液、
の前記(1)から前記(4)のいずれかのセルロースナノファイバー水分散液を含む、医薬部外品。 - (1)セルロースナノファイバー水分散液に、糖型バイオ界面活性剤、ソルビタンモノラウレート、およびポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートからなる群から選択される一種または二種以上の界面活性剤を含有する、セルロースナノファイバー水分散液、
(2)前記(1)のセルロースナノファイバー水分散液であって、前記糖型バイオ界面活性剤が、マンノシルエリスリトールリピッド、ソホロリピッド、セロビオースリピッドからなる群から選択される一種または二種以上である、セルロースナノファイバー水分散液、
(3)前記(1)または前記(2)のセルロースナノファイバー水分散液であって、前記界面活性剤を、セルロースナノファイバー固形量の0.1~100重量%含有する、セルロースナノファイバー水分散液、
(4)前記(1)から前記(3)のいずれかのセルロースナノファイバー水分散液であって、極性有機溶媒を0.1~10重量%含有する、セルロースナノファイバー水分散液、
の前記(1)から前記(4)のいずれかのセルロースナノファイバー水分散液を含む、食品。 - (1)セルロースナノファイバー水分散液に、糖型バイオ界面活性剤、ソルビタンモノラウレート、およびポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートからなる群から選択される一種または二種以上の界面活性剤を含有する、セルロースナノファイバー水分散液、
(2)前記(1)のセルロースナノファイバー水分散液であって、前記糖型バイオ界面活性剤が、マンノシルエリスリトールリピッド、ソホロリピッド、セロビオースリピッドからなる群から選択される一種または二種以上である、セルロースナノファイバー水分散液、
(3)前記(1)または前記(2)のセルロースナノファイバー水分散液であって、前記界面活性剤を、セルロースナノファイバー固形量の0.1~100重量%含有する、セルロースナノファイバー水分散液、
(4)前記(1)から前記(3)のいずれかのセルロースナノファイバー水分散液であって、極性有機溶媒を0.1~10重量%含有する、セルロースナノファイバー水分散液、
の前記(1)から前記(4)のいずれかのセルロースナノファイバー水分散液を含む、スプレー剤。 - (1)セルロースナノファイバー水分散液に、糖型バイオ界面活性剤、ソルビタンモノラウレート、およびポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートからなる群から選択される一種または二種以上の界面活性剤を含有する、セルロースナノファイバー水分散液、
(2)前記(1)のセルロースナノファイバー水分散液であって、前記糖型バイオ界面活性剤が、マンノシルエリスリトールリピッド、ソホロリピッド、セロビオースリピッドからなる群から選択される一種または二種以上である、セルロースナノファイバー水分散液、
(3)前記(1)または前記(2)のセルロースナノファイバー水分散液であって、前記界面活性剤を、セルロースナノファイバー固形量の0.1~100重量%含有する、セルロースナノファイバー水分散液、
(4)前記(1)から前記(3)のいずれかのセルロースナノファイバー水分散液であって、極性有機溶媒を0.1~10重量%含有する、セルロースナノファイバー水分散液、
の前記(1)から前記(4)のいずれかのセルロースナノファイバー水分散液を含む、保形剤。
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