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JP7525343B2 - 決済システム及び決済方法 - Google Patents

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JP7525343B2
JP7525343B2 JP2020153165A JP2020153165A JP7525343B2 JP 7525343 B2 JP7525343 B2 JP 7525343B2 JP 2020153165 A JP2020153165 A JP 2020153165A JP 2020153165 A JP2020153165 A JP 2020153165A JP 7525343 B2 JP7525343 B2 JP 7525343B2
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Description

本発明は、決済システム及び決済方法に関する。
近年、インターネットを用いたテレビ会議システムが普及し、顔を見ながら話すだけでなく、遠隔地にいるユーザがカメラの向きや位置を操作することができるテレプレゼンスロボットが使用されている。
例えば、下記特許文献1には、遠隔操作者に対して撮影画像を提供するカメラ付き移動体(テレプレゼンスロボット)が記載されている。
特開2019-062308号公報
テレプレゼンスロボット(以下、単に「ロボット」という。)の活用例として、例えば遠隔に所在する本社の会議に出席する、あるいは工場などを視察するなどの方法が提案されているが、ロボットの活用は未だ限定的である。例えば、地方の商店などの商業施設にロボットを設置すれば、ユーザはロボットを操作することで、直接店に足を運ばなくても、その店の商品やサービスの購入が可能となると考えられるが、このような活用を具現化する方法は未だ提案されていない。
本発明は以上説明した事情を鑑みてなされたものであり、ロボットを活用した決済技術を提供することを目的の一つとする。
本開示の一態様に係る決済システムは、固定されていないロボットと、ロボットと通信可能なコンピュータを利用して商品の決済を行う決済システムであって、ロボットは、カメラと、コンピュータから、商品の購入リクエストを受信する受信部と、購入リクエストに応じた商品の購入内容をあらわす購入関連情報の入力を受け付ける受付部と、を有し、コンピュータは、カメラが撮影した画像、及び購入関連情報を表示する表示部と、購入関連情報に基づき、商品の購入内容の同意が得られた場合に、商品の決済を開始する決済部と、を具備することを要旨とする。
本発明によれば、ロボットを活用した決済技術を提供することができる。
本実施形態に係る決済システムのネットワーク構成を示す図である。 決済システムの概要を説明するためのイメージ図である。 コンピュータの機能的構成を示すブロック図である。 ロボットの機能的構成を示すブロック図である。 コンピュータの物理的構成を示す図である。 ロボットの物理的構成を示す図である。 商品の決済フローを示すシーケンス図である。 ユーザと担当者との間で行われる会話のイメージ図である。 商品の購入提示画面を例示した図である。 変形例に係る商品の決済フローを示すシーケンス図である。 変形例に係る商品の購入提示画面を例示した図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
A.本実施形態
図1は、本実施形態に係る決済システム100のネットワーク構成を示す図である。決済システム100は、固定されていない複数のロボット20と、各ロボット20を操作可能なコンピュータ10と、決済サーバ30を備える。各ロボット20と、コンピュータ10と、決済サーバ30とは、ネットワークNを介して相互通信可能となっている。なお、図1では3台のロボット20と1台のコンピュータ10を例示しているが、ロボット20及びコンピュータ10の台数はそれぞれ任意である。
ネットワークNのうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよい。ネットワークNは、限定でなく例として、アドホック・ネットワーク(Ad Hoc Network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(Virtual Private Network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(Local Area Network:LAN)、ワイヤレスLAN(Wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(Wide Area Network:WAN)、ワイヤレスWAN(Wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(Metropolitan Area Network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDNs(Integrated Service Digital Networks)、無線LANs、LTE(Long Term Evolution)、CDMA(Code Division Multiple Access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))などの近距離無線通信、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。
<決済システム100の概要>
図2は、決済システム100の概要を説明するためのイメージ図である。
各ロボット20は、地方の商店やショッピングモール、コンビニエンスストアなどの商業施設に設置されている。ユーザは、コンピュータ10を操作することで、所望の商業施設(以下では「商店A」を想定)に設置されているロボット20にリモートアクセスし、商店Aを訪れる。ユーザは、コンピュータ10を利用して商店Aのロボット20を適宜操作することで、商店Aの店内を見て回る。ユーザは、気に入った商品を見つけると、商店Aの担当者に対し、この商品の購入リクエストを行う(ステップS1)。なお、本明細書において「商品」とは、商取引の対象となり得るすべてのもの、すなわち流通性・代替性のある量産可能な有体動産のみならず、いわゆる役務(サービス)なども含む。
担当者は、購入リクエストを受け取ると、ロボット20を介し、その商品をユーザが購入するために必要な情報を入力する(ステップS2)。ここで、ユーザが購入するために必要な情報とは、その商品の購入金額や購入商品名、購入数量など、購入内容をあらわす情報(以下、「購入関連情報」ともいう。)である。購入関連情報は、ロボット20からユーザのコンピュータ10に送信される。ユーザは、コンピュータ10に表示される購入関連情報を確認し、同意する旨の入力を行う(ステップS3)。かかる入力が行われると、コンピュータ10は、決済サーバ30と協働し、その商品の決済を行う(ステップS4)。
本実施形態に係る決済システム100によれば、ユーザはロボット20を操作することで、直接店に足を運ばなくても、その店で見つけたお気に入りの商品の購入が可能となる。以下、コンピュータ10、ロボット20、決済サーバ30の構成について説明する。
<機能的構成>
(コンピュータ10)
コンピュータ10は、ロボット20の操作や、ロボット20の利用に際してユーザ認証に必要な情報入力などを行う情報処理装置である。コンピュータ10は、例えばスマートフォン、タブレット端末、PDA、パーソナルコンピュータ、ウェアラブル端末などの汎用または専用の情報処理装置である。
図3は、コンピュータ10の機能的構成を示すブロック図である。
コンピュータ10は、受付機能11と、画像・音声入力機能12と、通信機能13と、表示機能14と、音声出力機能15と、決済機能16とを含んで構成される。
受付機能11は、ロボット20の操作をはじめとする様々なコマンドの入力を受け付ける。画像・音声入力機能12は、コンピュータ10のカメラやマイクで取得される画像や音声を入力する。コンピュータ10に入力される画像や音声は、例えばユーザの顔画像や音声などである。
通信機能13は、ロボット20や決済サーバ30等との間で様々なデータを送受信する。具体的には、通信機能13は、ロボット20のカメラやマイクで取得された画像や音声、購入関連情報(商品の購入金額や購入商品名、購入数量など)を受信する一方、コンピュータ10のカメラやマイクで取得された画像や音声をロボット20に送信する。また、通信機能13は、購入関連情報などを決済サーバ30に送信する。
表示機能14は、コンピュータ10やロボット20のカメラで撮影された画像、購入関連情報などを表示する。音声出力機能15は、コンピュータ10やロボット20のマイクで取得された音声などを出力する。
決済機能16は、ユーザによって商品の購入に同意する旨の入力が行われた場合に、決済サーバ30と協働して商品の決済を行う。
(ロボット20)
ロボット20は、固定されていないロボットであり、上述した様々な商業施設ごとに1台または複数台設置される。ここで、ロボット20が固定されていないとは、ロボット20が車輪等の移動部を有する移動型である場合と、人が装着でき、マニピュレータ等の駆動部を有する装着型である場合とを含む。本実施形態では、移動型のロボットを想定する。移動型のロボットは、例えば特許文献1に示されている。移動型ロボットの移動部は、一輪、二輪又は多輪により走行するもの、キャタピラにより走行するもの、レールの上を走行するもの、飛び跳ねて移動するもの、二足歩行、四足歩行又は多足歩行するもの、スクリューにより水上又は水中を航行するもの及びプロペラ等により飛行するものを含む。装着型のロボットは、例えばMHD Yamen Saraiji, Tomoya Sasaki, Reo Matsumura, Kouta Minamizawa and Masahiko Inami, "Fusion: full body surrogacy for collaborative communication," Proceeding SIGGRAPH '18 ACM SIGGRAPH 2018 Emerging Technologies Article No. 7.にて公開されている。さらに、ロボット20は、自動走行又は半自動走行可能な車両や重機であったり、ドローンや飛行機であったりを含む。また、ロボット20は、レールの上を移動可能なカメラを備えたロボットを含む。また、ロボット20は、いわゆるアバターロボットであってよい。
ロボット20は、ユーザ認証に成功したコンピュータ10からの指令に基づいて動作する。ここで、ユーザ認証は、公知の手法で行われてよく、ユーザ認証のための情報は、事前に登録されていてよい。
図4は、ロボット20の機能的構成を示すブロック図である。
ロボット20は、受付機能21と、画像・音声入力機能22と、通信機能23と、表示機能24と、音声出力機能25とを含んで構成される。
受付機能21は、例えば商店Aの担当者がロボット20のタッチパネルなどを操作して入力する購入関連情報等を受け付ける。
画像・音声入力機能22は、ロボット20のカメラやマイクで取得された画像や音声を入力する。ロボット20に入力される画像や音声は、例えばロボット20が設置されている商店Aの商品画像、さらには商品の提供に関わる担当者の顔画像や音声などである。
通信機能23は、コンピュータ10等との間で様々なデータを送受信する。具体的には、通信機能23は、コンピュータ10のカメラやマイクで取得された画像や音声を受信する一方、ロボット20のカメラやマイクで取得された画像や音声、購入関連情報をコンピュータ10に送信する。
表示機能24は、ロボット20やコンピュータ10のカメラで撮影された画像、購入関連情報などを表示する。音声出力機能25は、ロボット20やコンピュータ10のマイクで取得される音声などを出力する。
(決済サーバ30)
決済サーバ30は、ユーザが購入した商品の電子決済を行う。決済サーバ30は、サーバコンピュータなどの情報処理装置により構成される。決済サーバ30は、1つの情報処理装置により構成されてもよいし、例えばクラウドコンピューティングやエッジコンピューティングなど、複数の情報処理装置により構成されてもよい。決済サーバ30は、決済管理データベースDB1を備えている(図1参照)。決済管理データベースDB1には、ユーザごとに、ユーザID、パスワード、氏名、年齢、住所、連絡先などの基本情報、銀行口座番号やクレジットカード番号などの決済種別情報、過去の決済履歴をあらわす決済履歴情報などが対応づけて登録されている。
決済サーバ30は、コンピュータ10等からユーザの購入関連情報を受信すると、購入関連情報に基づき、例えば当該ユーザの銀行口座から、商品の購入金額を引き落とすなどして決済を行う。決済が正常に完了すると、決済サーバ30は、この商品の決済内容(例えば商品名、購入金額、購入日時、購入場所など)をあらわす情報を決済履歴情報として決済管理データベースDB1に登録する。
<物理的構成>
(コンピュータ10)
図5は、本実施形態に係るコンピュータ10の物理的構成を示す図である。コンピュータ10は、演算部に相当するCPU(Central Processing Unit)10aと、記憶部に相当するRAM(Random Access Memory)10bと、記憶部に相当するROM(Read only Memory)10cと、通信部10dと、入力部10eと、表示部10fと、出力部10gと、カメラ10hと、を有する。これらの各構成は、バスを介して相互にデータ送受信可能に接続される。なお、本例ではコンピュータ10が一台のコンピュータで構成される場合について説明するが、コンピュータ10は、複数のコンピュータが組み合わされて実現されてもよい。また、図5で示す構成は一例であり、コンピュータ10はこれら以外の構成を有してもよいし、これらの構成のうち一部を有さなくてもよい。
CPU10aは、RAM10b又はROM10cに記憶されたプログラムの実行に関する制御やデータの演算、加工を行う制御部である。CPU10aは、ロボット20を利用して商品の決済を行うためのプログラム(以下、決済プログラム)を実行する演算部である。CPU10aは、CPU10aは、入力部10eや通信部10d、カメラ10hから種々のデータを受け取り、データの演算結果を表示部10fに表示したり、出力部10gから音声出力したり、RAM10bに格納したりする。
RAM10bは、記憶部のうちデータの書き換えが可能なものであり、例えば半導体記憶素子で構成されてよい。RAM10bは、CPU10aが実行する各種のプログラム、ユーザ情報といったデータを記憶してよい。なお、これらは例示であって、RAM10bには、これら以外のデータが記憶されていてもよいし、これらの一部が記憶されていなくてもよい。
ROM10cは、記憶部のうちデータの読み出しが可能なものであり、例えば半導体記憶素子で構成されてよい。ROM10cは、例えば決済プログラムや、書き換えが行われないデータを記憶してよい。
通信部10dは、ネットワークNを介してコンピュータ10を他の機器に接続するインターフェースである。
入力部10eは、ユーザからデータの入力を受け付けるものであり、例えば、キーボード及びタッチパネルを含んでよい。また、入力部10eは、音声入力のためのマイクを含んでよい。
表示部10fは、CPU10aによる演算結果を視覚的に表示するものであり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)により構成されてよい。表示部10fは、ロボット20のカメラ20hで撮影された画像や、コンピュータ10に搭載されたカメラ10hで撮影された画像、商品決済用の画面などを表示してよい。
出力部10gは、音声を出力するためのものであり、例えば音声デコーダやスピーカを含んでよい。
カメラ10hは、静止画又は動画を撮像する撮像素子を含み、撮像した静止画又は動画を、通信部10dを介して表示部10fやロボット20に送信する。
決済プログラムは、RAM10bやROM10c等のコンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供されてもよいし、通信部10dにより接続されるネットワークNを介して提供されてもよい。コンピュータ10では、CPU10aが決済プログラムを実行することにより、ロボット20を利用して商品を決済するために必要な機能が実現される(図3参照)。なお、これらの物理的な構成は例示であって、必ずしも独立した構成でなくてもよい。例えば、コンピュータ10は、CPU10aとRAM10bやROM10cが一体化したLSI(Large-Scale Integration)を備えていてもよい。
(ロボット20)
図6は、本実施形態に係るロボット20の物理的構成を示す図である。
ロボット20は、演算部に相当するCPU20aと、記憶部に相当するRAM20bと、記憶部に相当するROM20cと、通信部20dと、入力部20eと、表示部20fと、駆動部20gと、カメラ20hと、出力部20iと、を有する。これらの各構成は、バスを介して相互にデータ送受信可能に接続される。なお、図6で示す構成は一例であり、ロボット20はこれら以外の構成を有してもよいし、これらの構成のうち一部を有さなくてもよい。
CPU20aは、RAM20b又はROM20cに記憶されたプログラムの実行に関する制御やデータの演算、加工を行う制御部である。CPU20aは、ロボット20を利用した商品の決済を行うためのプログラム(以下、決済プログラム)を実行する演算部である。CPU20aは、入力部20eや通信部20dから種々のデータを受け取り、データの演算結果を表示部20fに表示したり、RAM20bに格納したりする。また、CPU20aは、駆動部20gを制御し、ロボット20の動作を制御する。
RAM20bは、記憶部のうちデータの書き換えが可能なものであり、例えば半導体記憶素子で構成されてよい。RAM20bは、CPU20aが実行する各種のプログラムを記憶してよい。なお、これらは例示であって、RAM20bには、これら以外のデータが記憶されていてもよいし、これらの一部が記憶されていなくてもよい。
ROM20cは、記憶部のうちデータの読み出しが可能なものであり、例えば半導体記憶素子で構成されてよい。ROM20cは、例えば決済プログラムや、書き換えが行われないデータを記憶してよい。
通信部20dは、ネットワークNを介してロボット20を他の機器に接続するインターフェースである。
入力部20eは、ユーザからデータの入力を受け付けるものであり、例えば、タッチパネルを含んでよい。また、入力部20eは、音声入力のためのマイクを含んでよい。
表示部20fは、CPU20aによる演算結果を視覚的に表示するものであり、例えば、LCDにより構成されてよい。表示部20fは、コンピュータ10のカメラ10hで撮影された画像や、ロボット20のカメラ20hで撮影された画像、商品決済用の画面などを表示してもよい。
駆動部20gは、遠隔操作可能なアクチュエータを含み、車輪等の移動部やマニピュレータ等を含む。ロボット20が移動型のロボットである場合、駆動部20gは、少なくとも車輪等の移動部を含むが、マニピュレータを含んでもよい。ロボット20が装着型である場合、駆動部20gは、少なくともマニピュレータを含む。
カメラ20hは、静止画又は動画を撮像する撮像素子を含み、撮像した静止画又は動画を、通信部20dを介して表示部20fやコンピュータ10に送信する。
決済プログラムは、RAM20bやROM20c等のコンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供されてもよいし、通信部20dにより接続されるネットワークNを介して提供されてもよい。ロボット20では、CPU20aが決済プログラムを実行することにより、ロボット20を利用して商品を決済するために必要な機能が実現される(図4参照)。なお、これらの物理的な構成は例示であって、必ずしも独立した構成でなくてもよい。例えば、ロボット20は、CPU20aとRAM20bやROM20cが一体化したLSIを備えていてもよい。
<処理フロー>
図7は、本実施形態に係る決済システム100における商品の決済フローを示すシーケンス図である。このフローは、コンピュータ10及びロボット20の各CPUが、決済プログラムなどを実行することで実現される。前提として、ユーザは、例えば自身のコンピュータ10を利用して、商店Aに設置されているロボット20を操作することが許可されている(すなわち、ユーザ認証に成功している)ものとする。
ユーザは、コンピュータ10を利用して商店Aに設置されているロボット20を操作することで、商店Aの店内を見て回る。ユーザは、気に入った商品を見つけると、例えばコンピュータ10のカメラに顔を向けつつ、マイクに向かって商店Aの担当者を呼ぶ。コンピュータ10は、カメラによって撮影されたユーザの画像をロボット20送信するとともに、マイクから入力される音声(ここでは、担当者の呼び出し)を、音声データとしてロボット20に送信する(ステップSa1)。
ロボット20は、コンピュータ10からユーザの画像及び音声データを受信すると、ユーザの画像を表示部20fに表示するとともに、ユーザの音声をスピーカから出力する。担当者は、ユーザに呼ばれていることに気づくと、例えばロボット20のカメラに顔を向けつつ、マイクに向かってユーザの呼びかけに返答する。ロボット20は、カメラによって撮影された担当者の画像をコンピュータ10に送信するとともに、マイクから入力される音声(ここでは、返答)を、音声データとしてコンピュータ10に送信する(ステップSa2)。ユーザは、コンピュータ10のスピーカを介して担当者から応答があったことを確認すると、担当者との会話を開始する。
図8は、ユーザと担当者との間で行われる会話のイメージ図である。
ロボット20の表示部20fには、ユーザの画像P1が表示されるとともに、ロボット20のスピーカからユーザの音声が出力される。担当者は、ユーザの要求に応じて、ユーザが気に入った商品I1を、ロボット20のカメラに提示しながら、商品I1の説明を行う。一例として、担当者は、商品I1のブランド名や、商品名、金額などを説明する。コンピュータ(表示部)10は、商品I1の画像を表示するとともに、担当者による商品I1の説明音声をスピーカから出力する。ユーザは、コンピュータ10の表示部10fに表示される商品I1の画像を確認しながら、スピーカから出力される担当者の説明を聞く。
図7に戻り、ユーザは、商品I1の購入を決定すると、コンピュータ10のマイクに向けて商品I1を購入したい旨(すなわち、商品I1の購入リクエスト)を発話する。コンピュータ10は、ユーザによる商品I1の購入リクエストをロボット20に送信する(ステップSa3)。ロボット(受信部)20は、商品I1の購入リクエストを受信すると、この購入リクエストをスピーカから出力する。担当者は、ロボット20を介して、商品I1の購入リクエストがあったことを確認すると、例えばロボット20の表示部20fをタッチ操作し、商品の購入提示画面を表示部20fに表示する。
図9は、商品の購入提示画面D1を例示した図である。
図9に示すように、購入提示画面D1には、ユーザの画像P1が表示されるとともに、商品I1の購入関連情報を入力するためのウィンドウW1が表示される。
担当者は、ウィンドウW1をタッチ操作することで、ユーザが購入を希望している商品I1の購入関連情報(すなわち、商品I1の購入金額や、購入商品名、購入数量など)を入力した後、送信ボタンB1を押下する。本例では、商品を1つ購入する場合を想定するが、複数であってもよい。また、購入関連情報には、少なくとも商品I1の購入金額が含まれていればよく、その他の情報はシステム設計等に応じて適宜設定・変更可能である。
図7に戻り、ロボット(受付部)20は、担当者による商品I1の購入関連情報の入力を受け付けた後(ステップSa4)、送信ボタンB1が押下されたことを検知すると、入力された商品I1の購入関連情報をコンピュータ10に送信する(ステップSa5)。
コンピュータ(表示部)10は、ロボット20から購入関連情報を受信すると、表示部10fに表示する(ステップSa6)。ユーザは、商品I1の購入関連情報を確認し、商品I1の購入を決定すると、例えば表示部10fに表示される同意ボタン(図示略)などをタッチ操作することで、商品I1の購入内容に同意する旨の入力を行う。
なお、ユーザは、例えば提示された購入料金が思っていたよりも高く、商品I1の購入内容に同意できない場合には、購入関連情報の見直し(例えば、購入料金の見直しなど)を、担当者に要求してもよい。
コンピュータ(決済部)10は、ユーザによって商品I1の購入内容に同意する旨の入力が行われたことを検知すると(ステップSa7)、商品I1の決済を開始するために、決済サーバ30にアクセスする。そして、コンピュータ10は、ユーザが購入した商品I1の購入関連情報に、ユーザID等を含めて決済サーバに送信することで、決済依頼を行う(ステップSa8)。決済サーバ30は、コンピュータ10から決済依頼を受け取ると、決済管理データベースDB1を参照し、受信した購入関連情報に基づき、例えば当該ユーザの銀行口座から、商品I1の購入金額を引き落とすなどして決済を行う(ステップSa9)。決済サーバ30は、正常に決済ができたことを確認すると、コンピュータ10に対し、決済完了通知を行う(ステップSa10)。コンピュータ10は、決済サーバ30から決済完了通知を受信すると、正常に決済が行われたことを表示部10fに表示する(ステップSa11)。
以上説明したように、本実施形態に係る決済システム100によれば、ユーザはロボット20を操作することで、直接店に足を運ばなくても、その店で見つけたお気に入りの商品の購入が可能となる。一方、ロボット20を設置する店は、特に煩雑な作業(例えば、取り扱う商品の詳細をリスト化し、データベースに登録するなど)や多大な導入コストを強いられることなく、オンラインでの商品取引が可能となる。
B.変形例
図10は、変形例に係る決済システム100における商品の決済フローを示すシーケンス図である。上述した本実施形態では、担当者が商品I1の購入関連情報を入力し、ユーザが商品I1の購入内容に同意する旨の入力を行った。これに対し、変形例では、ユーザが商品I1の購入関連情報を入力し、担当者が商品I1の購入内容に同意する旨の入力を行う点で異なる。なお、その他の処理は、本実施形態と同様であるため、対応するステップには同一符号を付し、詳細な説明は割愛する。
ユーザによって商品I1の購入が決定されると、コンピュータ10は、ユーザによる商品I1の購入リクエストをロボット20に送信する(ステップSa3)。さらに、ユーザは、担当者と会話を行うことで、商品I1の購入金額を含む購入関連情報を取得する。ユーザは、担当者から商品I1の購入関連情報を取得すると、例えばコンピュータ10の表示部10fをタッチ操作することで、商品の購入提示画面を表示部10fに表示する。
図11は、商品の購入提示画面D2を例示した図である。
図11に示すように、購入提示画面D2には、商店Aの店内の画像(商品の画像など)P2が表示されるとともに、商品I1の購入関連情報を入力するためのウィンドウW2が表示される。ユーザは、ウィンドウW2をタッチ操作することで、ユーザが購入を希望している商品I1の購入関連情報を入力する。
図10に戻り、コンピュータ10は、ユーザによって入力された商品I1の購入関連情報をロボット20に送信する(ステップSb1)。ロボット(受付部)20は、コンピュータ10を介して、ユーザが購入を希望している商品I1の購入関連情報の入力を受け付けると(ステップSa4)、表示部20fに表示する。担当者は、表示部20fに表示される商品I1の購入関連情報を確認すると、例えば表示部20fに表示される同意ボタン(図示略)などをタッチ操作することで、商品I1の購入内容に同意する旨の入力を行う。ロボット20は、同意する旨の入力が行われたことをコンピュータ10に通知する(ステップSb2)。
コンピュータ(決済部)10は、ロボット20を介して、担当者によって商品I1の購入内容に同意する旨の入力が行われたことを検知すると(ステップSa7)、商品I1の決済を開始するために、決済サーバ30にアクセスする。なお、この後の動作については、本実施形態と同様であるため、これ以上の説明は割愛する。
このように、商店Aの担当者が商品I1の購入関連情報を入力する代わりに、ユーザが自ら商品I1の購入関連情報を入力するようにしてもよい。なお、本実施形態及び変形例では、タッチ操作することで商品I1の購入関連情報を入力する場合について説明したが、これに限る趣旨ではない。例えば、音声入力などによって商品I1の購入関連情報を入力してもよい。
以上説明した本実施形態及び変形例は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、各要素同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
さらに、本実施形態及び変形例において、「部」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの「部」や装置が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置により実現されても、2つ以上の「部」や装置の機能が1つの物理的手段や装置により実現されても良い。
10…コンピュータ、10a…CPU、10b…RAM、10c…ROM、10d…通信部、10e…入力部、10f…表示部、10g…出力部、10h…カメラ、20…ロボット、20a…CPU、20b…RAM、20c…ROM、20d…通信部、20e…入力部、20f…表示部、20g…駆動部、20h…カメラ、20i…出力部、100…決済システム

Claims (5)

  1. 固定されていないロボットと、前記ロボットと通信可能なコンピュータを利用して商品の決済を行う決済システムであって、
    前記ロボットは、
    カメラと、
    前記コンピュータから、商品の購入リクエストを受信する受信部と、
    前記購入リクエストに応じた前記商品の購入内容をあらわす購入関連情報の入力を受け付ける受付部と、を有し、
    前記コンピュータは、
    前記カメラが撮影した画像、及び前記購入関連情報を表示する表示部と、
    前記購入関連情報に基づき、前記商品の購入内容の同意が得られた場合に、前記商品の決済を開始する決済部と、を具備
    前記受付部は、前記コンピュータを介して、前記商品の購入を希望するユーザによる前記購入関連情報の入力を受け付け、
    前記決済部は、前記ロボットを介して、前記商品の担当者によって前記商品の購入内容に同意する旨の入力が行われた場合に、前記商品の決済を開始する、決済システム。
  2. 前記ロボットと通信可能なコンピュータは複数存在し、
    前記受信部は、複数のコンピュータのうち、ユーザ認証に成功した前記コンピュータから、前記商品の購入リクエストを受信する、請求項1に記載の決済システム。
  3. 前記購入関連情報には、少なくとも購入金額が含まれる、
    請求項1からのいずれか一項に記載の決済システム。
  4. 前記表示部には、少なくとも前記購入関連情報を入力するためのウィンドウが表示される、
    請求項1に記載の決済システム。
  5. カメラを備えた固定されていないロボットと、前記ロボットと通信可能なコンピュータを利用して商品の決済を行う決済方法であって、
    前記ロボットが、前記コンピュータから、商品の購入リクエストを受信する受信ステップと、
    前記ロボットが、前記購入リクエストに応じた前記商品の購入内容をあらわす購入関連情報の入力を受け付ける受付ステップと、
    前記コンピュータが、前記ロボットのカメラが撮影した画像、及び前記購入関連情報を表示する表示ステップと、
    前記コンピュータが、前記購入関連情報に基づき、前記商品の購入内容の同意が得られた場合に、前記商品の決済を開始する決済ステップと、を含
    前記受付ステップは、前記コンピュータを介して、前記商品の購入を希望するユーザによる前記購入関連情報の入力を受け付け、
    前記決済ステップは、前記ロボットを介して、前記商品の担当者によって前記商品の購入内容に同意する旨の入力が行われた場合に、前記商品の決済を開始する、決済方法。
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