JP7503661B2 - たばこ組成物、たばこ含有セグメント、非燃焼加熱型香味吸引器具、及び非燃焼加熱型香味吸引システム - Google Patents
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Description
たばこシートと、葉たばこと、を含むたばこ組成物であって、
前記たばこシートと前記葉たばこの質量割合が、たばこシート:葉たばこ=40~80:20~60であり、
たばこ組成物がエアロゾル発生剤を含む。
筒状のラッパーと、該ラッパー内に本発明の実施形態に係るたばこ組成物が充填されたたばこ充填物と、を含む。
本発明の実施形態に係るたばこ含有セグメントを備える。
本発明の実施形態に係る非燃焼加熱型香味吸引器具と、
前記たばこ含有セグメントを加熱する加熱装置と、を備える。
本実施形態に係るたばこ組成物は、たばこシートと、葉たばこと、を含む。ここで、本実施形態では、前記たばこシートと前記葉たばこの質量割合が、たばこシート:葉たばこ=40~80:20~60である。また、本実施形態に係るたばこ組成物はエアロゾル発生剤を含む。
本実施形態に係るたばこ組成物の膨嵩性は、300~580cm3/100gであることが好ましい。たばこシートは葉たばこと比較して膨嵩性が低いため、たばこシートのみのたばこ組成物では、たばこ含有セグメントにおいて所定の巻硬さを得るためにより多量のたばこ組成物を充填する必要がある。しかし、本実施形態に係るたばこ組成物は膨嵩性が高い葉たばこがブレンドされているため、たばこシートのみのたばこ組成物よりも膨嵩性が高く、たばこ含有セグメント製造時のたばこ組成物の充填量を低減できる。したがって、たばこ含有セグメントの製造コストを削減することができる。前記たばこ組成物の膨嵩性が300cm3/100g以上であることにより、たばこ含有セグメント製造時のたばこ組成物の充填量を十分に低減でき、製造コストをより削減できる。前記たばこ組成物の膨嵩性は、300~500cm3/100gがより好ましく、300~400cm3/100gがさらに好ましく、330~380cm3/100gが特に好ましい。
FP=(A×h5)/W [cm3/100g]
FP :膨嵩性
A :試料円柱の断面積
W :試料の重量
h5 :負荷終了時の試料円柱の高さ
本実施形態に係るたばこ組成物は還元糖を含むことができる。還元糖はたばこ成分の一種であり、エアロゾルにたばこらしい心地良い芳香を与えることが分かっている。還元糖としては、例えばグルコースまたはフルクトースが挙げられる。本実施形態に係るたばこ組成物において、前記たばこシートの還元糖含有量は1.5~25.0質量%が好ましく、香味の観点より2.0~15.0質量%がより好ましく、2.0~10.0質量%がさらに好ましい。前記たばこシートの還元糖含有量が1.5質量%未満である場合、口腔内の生理的な不快感を示すエアロゾルを生成する場合がある。また、還元糖含有量が25.0質量%を超える場合、エアロゾルに酸性が付与される場合がある。
本実施形態に係るたばこ組成物はエアロゾル発生剤を含む。エアロゾル発生剤は加熱により気化し、エアロゾルを発生するため、使用時の煙量を増加させることができる。本実施形態に係るたばこ組成物に含まれるエアロゾル発生剤としては、加熱により気化し、エアロゾルを発生できるものであれば特に限定されず、種々の天然物からの抽出物質および/またはそれらの構成成分を選択することができる。エアロゾル発生剤の具体例としては、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール等の多価アルコール、トリアセチン、1,3-ブタンジオール、及びこれらの混合物を挙げることができるが、これらに限定されない。エアロゾル発生剤はたばこ組成物に含まれていればよく、例えばたばこシートに含まれていてもよく、葉たばこに含まれていてもよく、たばこシート及び葉たばこの両方共に含まれていてもよい。
本実施形態に係るたばこ組成物はニコチンを含むことができる。ニコチンはたばこ成分の一種であり、良好な香味に寄与する。本実施形態に係るたばこ組成物において、前記たばこシートのニコチン含有量は0.5~5.0質量%が好ましく、1.0~4.5質量%がより好ましく、1.0~4.0質量%がさらに好ましい。前記たばこシートのニコチン含有量が5.0質量%を超える場合、エアロゾルが吸入された際に不快感がもたらされる場合がある。また、前記たばこシートのニコチン含有量が0.5質量%未満である場合、エアロゾルが吸入された際に十分な吸いごたえを感じられない場合がある。
試料2.0gを回転棚式乾燥器(ロータリー乾燥器)に投入して、80℃±1℃、3時間で乾燥し、減少した質量から試料の水分量W(質量%)を求める。次いで質量0.5gに、蒸留水10mL、ヘキサン20mL、8mol/Lの水酸化ナトリウム溶液5mLを加え、60分間振とうして抽出操作を行う。抽出後、上澄み液(ヘキサン相)をガスクロマトグラフ(GC/FID)に供し、試料に含まれるニコチン量を定量し、その含有量Bw(質量%)を求める。これらの値から、以下の式によって絶乾質量基準での試料に含まれるニコチン成分の含有量Bd(質量%)を算出する。
Bd(質量%)=Bw/(100-W)×100
本実施形態に係るたばこ組成物はネオフィタジエンを含むことができる。ネオフィタジエンはたばこ成分の一種であり、良好な香味に寄与する。本実施形態に係るたばこ組成物において、前記たばこシートのネオフィタジエン含有量は0.01~0.10質量%が好ましく、0.01~0.07質量%がより好ましく、0.01~0.05質量%がさらに好ましい。
(1)試料2gを測り取り、円筒ろ紙にいれ脱脂綿でかるくつめた後、デジケーター中で一晩減圧乾燥してソックスレー抽出器にいれ、水浴中で20時間ジクロルメタン(約150ml)抽出する。
(2)ジクロルメタン抽出液を40℃で減圧濃縮し、50ml容メスフラスコに入れ、ジクロルメタンで50mlとする。
(3)あらかじめ秤量した50ml容ナス型フラスコに抽出液25mlを入れ、40℃の水浴中でロータリーエバポレーターにより減圧乾燥後、秤量する。
(4)抽出液10mlを50mlより小さい三角フラスコにいれ、n-ヘキサデカン内部標準液200μlを加える(A液)。
(5)A液を窒素気流中で20μlに濃縮し、当該溶液についてGC/MS分析を行う。
本実施形態に係るたばこ組成物はたばこ成分であるセンブラトリエンジオール(CBT)を含むことができる。センブラトリエンジオール(CBT)は揮発性たばこ成分の一種であり、良好な香味に寄与する。本実施形態に係るたばこ組成物において、前記たばこシートのセンブラトリエンジオール(CBT)含有量は0.01~0.10質量%が好ましく、0.01~0.07質量%がより好ましく、0.01~0.05質量%がさらに好ましい。
本実施形態に係るたばこシートの密度は、0.40~0.60g/cm3が好ましく、0.45~0.55g/cm3がより好ましい。前記たばこシートの密度が0.40g/cm3以上であることにより、体積当たりのたばこシートに含まれるたばこ成分の量を増加でき、香味の程度及び持続性をより向上させることができる。また、たばこシートの密度が0.60g/cm3以下であることにより、加熱によりたばこシートが温まりやすく、使用初期におけるたばこ成分の気化が促進される。なお、たばこシートの密度は、単位面積あたりの重量(坪量)を定圧厚さ測定器で計測した厚さで割ることによって算出される値である。
シートたばこの密度(g/cm3)=坪量(g/cm2)/厚さ(cm)
<定義>
本明細書において、「葉たばこ」とは、収穫されたたばこの葉、収穫されたたばこの葉が除骨及び分離され、ラミナ及び中骨等となったもの、熟成(キュアリングを含む)を経た熟成済葉たばこ、熟成済葉たばこ等が所定の大きさに刻まれたたばこ刻を含む。
たばこの品種は、様々なものを用いることができる。例えば、黄色種、バーレー種、オリエント種、在来種、その他のニコチアナ-タバカム系品種、ニコチアナ-ルスチカ系品種を挙げることができる。これらの品種は、単独で用いることもできるが、目的とする香味を得るために、葉たばこの収穫から、熟成済葉たばこをたばこ刻とするまでの過程でブレンドして用いることもできる。前記たばこの品種の詳細は、「たばこの事典、たばこ総合研究センター、2009.3.31」に開示されている。
上述のとおり、たばこ品種のブレンドは、葉たばこの収穫から、熟成済葉たばこをたばこ刻とするまでの過程で行うことができる。一般的に「ブレンド」とは、同一の品種または異なる品種に属するたばこの混合物を意味するが、本明細書においては、異なる熟成済葉たばこや異なるたばこ刻を組み合わせることを「ブレンド」と称することもある。また、同一品種で異なるグレードを有するたばこをブレンドすることを特に「クロスブレンド」と称することもある。
収穫された葉たばこが、初期の段階で受ける処理としては、例えば、キュアリングや原料工場における処理及び熟成などを挙げることができる。
葉たばこは、一般的に、収穫された後の初期の段階でキュアリングという処理を受ける。キュアリングは、葉たばこを熟成させるための処理の一つであり、通常、乾燥や調湿などの工程が含まれ、葉たばこに含まれる各種酵素の働きを活性化させたりすることも含まれる。キュアリングを受けた葉たばこはケースに梱包され、一定期間、倉庫で保管された後、原料工場へ輸送される。なお、ベンゾ[a]ピレン及び低分子カルボン酸の含有量が少なく、特定の香味成分が多く含まれる葉たばこを得るために、上述のキュアリングに代えて、収穫された葉たばこに国際公開第2018/139068号に記載の処理を行ってもよい。
原料工場に輸送されたキュアリングを受けた葉たばこは、解包された後、通常、調湿や除骨、分離などの処理を受け、ラミナ及び中骨等となる。その後、再乾燥されたラミナ及び中骨等はケース詰めされ、倉庫にて長期保管される。この倉庫で長期保管する工程は、熟成と称されることもある。熟成の期間は、使用されるたばこの品種や、たばこ製品が目的とする香味、熟成における温度により異なるが、一般的には、1年以上、2年以下である。熟成の一態様である、キュアリング又は上述したキュアリングに代わる処理を受け、さらに、熟成を経た葉たばこを「熟成済葉たばこ」と称する。
葉たばこには香味料を付与してもよい。香味料の種類は、特に限定されず、良好な香味の付与の観点から、例えば、香料、呈味料が挙げられる。その他、任意で、着色剤、湿潤剤、保存料を含み得る。香味料や任意材料はその性状を問わず、例えば液体、固体が挙げられる。また、単独成分でも複数成分の組み合わせでもよい。
葉たばこは、葉たばこのたばこ刻(以下、葉たばこ刻ともいう。)であってもよい。葉たばこ刻は、熟成済葉たばこなどが、所定の大きさに刻まれたものである。葉たばこ刻に使用される熟成済葉たばこは、特に限定されないが、除骨され、ラミナ及び中骨に分離されたものを挙げることができる。
葉たばこ刻の大きさや調製法については特段の制限はない。一例として、熟成済葉たばこを、幅を0.3mm以上、2.0mm以下、長さを3mm以上、30mm以下となるように刻んだものが挙げられる。香味発生源として考えた場合、熱伝導度等を考慮することで様々な刻み幅を設定することが可能である。このような大きさの葉たばこ刻は、後述するラッパーに充填するうえで好ましい。また、0.3~2.0mmの範囲内で刻み幅が異なる二種以上の葉たばこを用いることが、香味の程度を感じるパフのタイミングを幅広く変化させることができる観点から好ましい。例えば、刻み幅が0.3~1.2mmの第一の葉たばこと、刻み幅が0.8~1.7mmの第二の葉たばこ(第一の葉たばこより第二の葉たばこの方が、刻み幅が大きい)と、を用いることができる。刻幅を小さくすると、単位質量当たりの表面積が大きくなり、熱伝導効率が高くなる。熱伝導効率が高くなることによって、短時間でたばこ充填物を加熱することが可能となる。一方、刻幅を大きくすることによって、単位質量当たりの表面積が小さくなり、熱伝導効率が低くなるため、長時間かけてたばこ充填物を加熱することが可能となる。
たばこシートは、熟成済葉たばこなどを含む組成物を、シート形状に成形して得られるものである。たばこシートに使用される熟成済葉たばこは、特に限定されないが、例えば、除骨され、ラミナと中骨に分離されたものを挙げることができる。また、本明細書において「シート」とは、略平行な1対の主面、及び側面を有する形状をいう。たばこシートはパルプなどの繊維を含む。
たばこシートは、抄造法、キャスト法、圧延法等の公知の方法で成形することができる。このような方法で成形された各種たばこシートについては、「たばこの事典、たばこ総合研究センター、2009.3.31」に詳細が開示されている。本明細書では、抄造法により成形されたたばこシートを「抄造たばこシート」、キャスト法(スラリー法)により成形されたたばこシートを「スラリーたばこシート」という。いずれのたばこシートもユニークな組成から親油性成分を保持しにくい。他方、たばこシートとしてグリセリン、プロピレングリコール、還元糖、アミノ酸等親水性のVaper源や加熱香気の前駆体をより保持できる性質をもつ。以下に上述の抄造たばこシート、スラリーたばこシートおよび圧延たばこシートについて概説する。
抄造法によりたばこシートを成形する方法としては、例えば、以下の工程を含む方法を挙げることができる。
(1)熟成済葉たばこを粗砕し、これを水等の溶媒と混合・攪拌することで、熟成済葉たばこから水溶性成分を抽出する工程。
(2)水溶性成分を含む水抽出物と残渣に分離する工程。
(3)水抽出物を減圧乾燥して濃縮する工程。
(4)残渣にパルプを加え、これをリファイナで繊維化して混合物を得る工程(均質化工程)。
(5)繊維化された残渣とパルプの混合物を抄紙する工程。
(6)抄紙したシートに水抽出物の濃縮液を添加して乾燥し、たばこシートとする工程。
この方法でたばこシートを成形する場合、ニトロソアミン等の一部の成分を除去する工程を加えてもよい(特表2004-510422号公報参照)。
キャスト法(スラリー法)によりたばこシートを成形する方法としては、例えば、以下の工程を含む方法を挙げることができる。
(1)水、パルプ及びバインダーと、熟成済葉たばこの粉砕物を混合して混合物を得る工程(均質化工程)。
(2)当該混合物を薄く延ばして(キャストして)乾燥し、たばこシートとする工程。
この方法でたばこシートを成形する場合、水、パルプ及びバインダーと、砕いた葉たばこを混合したスラリーに対して紫外線照射もしくはX線照射することでニトロソアミン等の一部の成分を除去する工程を加えてもよい。
圧延法によりたばこシートを成形する方法としては、例えば、以下の工程を含む方法を挙げることができる。
(1)水、パルプ及びバインダーと、熟成済葉たばこの粉砕物を混合して混合物を得る工程(均質化工程)。
(2)当該混合物を複数の圧延ローラーに投入して圧延する工程。
(3)圧延ローラー上の圧延成形品をドクターナイフで剥離し、ネットコンベアーに移送し、乾燥機で乾燥する工程。
この方法でたばこシートを成形する場合、目的に応じて、各圧延ローラーの表面を加温又は冷却してもよく、各圧延ローラーの回転数を調整してもよい。また、各圧延ローラーの間隔を調整することで、所望の坪量のたばこシートを得ることができる。
上記の各方法に記載の均質化工程において、一定の強度を有するたばこシートを得る観点から、各混合物に含まれるたばこ繊維の平均繊維長が、200μm以上、1000μm以下であり、各混合物の濾水度が、20°SR以上、50°SR以下であることが好ましい。たばこ繊維の平均繊維長は、ファイバーカウント2万以上で非偏光を使用し光学的自動分析(JISP8226-2)によって測定されるものである。濾水度は、ショッパー・リーグラ法(JIS P8121)により測定されるものである。
たばこシートの長さ及び幅は、特段制限されることはないが、以後、一般的なたばこ刻とよく混合する後述するラッパーに充填する態様に合わせて適宜調整できる。たばこシートの厚さは、特に限定されないが、伝熱効率と強度の兼ね合いから、100μm以上、1000μm以下が好ましく、200μm以上、600μm以下がより好ましい。
たばこシートの組成は特に限定されないが、例えばたばこシートは、熟成済たばこ葉、バインダー、パルプ等の繊維、エアロゾル発生剤、香味料等を含むことができる。熟成済たばこ葉の含有量は、たばこシート全質量に対して50質量%以上、95質量%以下であることが好ましい。バインダーとしては、例えば、グアーガム、キサンタンガム、CMC(カルボキシメチルセルロース)、CMC-Na(カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩)等を挙げることができる。バインダーの含有量としては、たばこシートの全質量に対して1質量%以上、10質量%以下であることが好ましい。パルプ等の繊維の含有量は特に限定されないが、たばこシートの全質量に対して1質量%以上、10質量%以下であることが好ましい。香味料としては、上述した香味料が挙げられる。たばこシートに香味料が含まれる場合、香味料の含有量は特に限定されないが、良好な香味の付与の観点から、例えば、通常10ppm以上であり、好ましくは10000ppm以上であり、より好ましくは50000ppm以上であり、また、通常250000ppm以下であり、好ましくは200000ppmであり、より好ましくは150000ppm以下であり、さらに好ましくは100000ppm以下である。
たばこシートは、たばこシートのたばこ刻(以下、たばこシート刻ともいう。)であってもよい。たばこシート刻は、たばこシートが所定の大きさに刻まれたものである。たばこシート刻の大きさや調製法については特段の制限はない。一例として、たばこシートを、幅を0.3mm以上、2.0mm以下、長さを3mm以上、30mm以下となるように刻んだものが挙げられる。このような大きさのたばこシート刻は、後述するラッパーに充填するうえで好ましい。また、たばこシートの刻み幅は0.3~1.0mmであることが、たばこシート本来の香味の発現遅延を抑制できる観点から好ましい。さらに、たばこシートをべーパー源のみならず、親水性香味発生源として考えた場合、熱伝導度等を考慮することで様々な刻み幅を設定することが好ましい。また、0.3~2.0mmの範囲内で刻み幅が異なる二種以上のたばこシートを用いることが、香味の程度を感じるパフのタイミングを幅広く変化させることができる観点から好ましい。例えば、刻み幅が0.3~1.2mmの第一のたばこシートと、刻み幅が0.8~1.7mmの第二のたばこシート(第一のたばこシートより第二のたばこシートの方が、刻み幅が大きい)と、を用いることができる。刻幅を小さくすると、単位質量当たりの表面積が大きくなり、熱伝導効率が高くなる。熱伝導効率が高くなることによって、短時間でたばこ充填物を加熱することが可能となる。一方、刻幅を大きくすることによって、単位質量当たりの表面積が小さくなり、熱伝導効率が低くなるため、長時間かけてたばこ充填物を加熱することが可能となる。
本実施形態に係るたばこ組成物は、前記たばこシート及び前記葉たばこ以外に、任意で他の添加物を含むことができる。他の添加物としては、例えば香料が担持された固体添加物としての香料担持多糖類シートが挙げられる。香料担持多糖類シートの添加は、非燃焼加熱型香味吸引物品の使用時の香喫味成分を増加できるといった利点がある。香料担持多糖類シートは、例えば特許5941988号、特許第5934799号、特許第5514953号、特許第5481574号等に開示されている。これらの他の添加物は一種を含んでもよく、二種以上を含んでもよい。しかし、たばこ組成物100質量%に対する、前記たばこシート及び前記葉たばこの合計の質量割合は80質量%以上が好ましく、90質量%以上がより好ましく、93質量%以上がさらに好ましい。また、たばこ組成物は前記他の添加物を含まず、前記たばこシート及び前記葉たばこからなることができる。
本実施形態に係るたばこ組成物の水分含有量は、たばこ組成物の全質量に対して、10質量%以上、15質量%以下を挙げることができ、11質量%以上、13質量%以下であることが好ましい。このような水分含有量であると、たばこ組成物をラッパーに充填した後の巻染みの発生を抑制できる。
本実施形態に係るたばこ組成物の製造方法は特に限定されず、前記たばこシート、前記葉たばこ、及び任意で前記他の添加物を所定の配合割合で、公知の方法で混合することにより製造することができる。
本実施形態に係るたばこ含有セグメントは、筒状のラッパーと、該ラッパー内に本実施形態に係るたばこ組成物が充填されたたばこ充填物と、を含む。本実施形態に係るたばこ含有セグメントは、本実施形態に係るたばこ組成物を備えるため、使用時に十分な煙量を確保しつつ、繊維臭を低減でき、香味の程度及び持続性を向上させることができる。また、該たばこ含有セグメントは低コストで製造することができる。
本実施形態に係る非燃焼加熱型香味吸引器具は、本実施形態に係るたばこ含有セグメントを備える。本実施形態に係る非燃焼加熱型香味吸引器具は、本実施形態に係るたばこ含有セグメントを備えるため、使用時に十分な煙量を確保しつつ、繊維臭を低減でき、香味の程度及び持続性を向上させることができる。また、該非燃焼加熱型香味吸引器具は低コストで製造することができる。
たばこ含有セグメント2は、本実施形態に係るたばこ含有セグメントである。図1に示されるように、たばこ含有セグメント2が加熱されることにより、たばこ充填物に含まれるたばこ成分(香味成分)、エアロゾル発生剤及び水が気化し、吸引によりこれらはマウスピースセグメント6へ移行する。
図1に示されるように、冷却セグメント3は筒状部材7で構成される態様を挙げることができる。筒状部材7は例えば厚紙を円筒状に加工した紙管であってもよい。
センターホールセグメントは1つまたは複数の中空部を有する充填層と、該充填層を覆うインナープラグラッパー(内側巻紙)とで構成される。例えば、図1に示されるように、センターホールセグメント4は、中空部を有する第二の充填層9と、第二の充填層9を覆う第二のインナープラグラッパー10とで構成される。センターホールセグメント4は、マウスピースセグメント6の強度を高める機能を有する。第二の充填層9は、例えば酢酸セルロース繊維が高密度で充填されトリアセチンを含む可塑剤が酢酸セルロース質量に対して、6質量%以上、20質量%以下添加されて硬化された内径φ5.0mm以上、φ1.0mm以下のロッドとすることができる。第二の充填層9は繊維の充填密度が高いため、吸引時は、空気やエアロゾルは中空部のみを流れることになり、第二の充填層9内はほとんど流れない。センターホールセグメント4内部の第二の充填層9が繊維充填層であることから、使用時の外側からの触り心地は、使用者に違和感を生じさせることが少ない。なお、センターホールセグメント4が第二のインナープラグラッパー10を持たず、熱成型によってその形が保たれていてもよい。
フィルターセグメントの構成は特に限定されないが、単数または複数の充填層から構成されてよい。充填層の外側は一枚または複数枚の巻紙で巻装されてよい。フィルターセグメントのセグメント当たりの通気抵抗は、フィルターセグメントに充填される充填物の量、材料等により適宜変更することができる。例えば、充填物が酢酸セルロース繊維である場合、フィルターセグメントに充填される酢酸セルロース繊維の量を増加させれば、通気抵抗を増加させることができる。充填物が酢酸セルロース繊維である場合、酢酸セルロース繊維の充填密度は0.13~0.18g/cm3であることができる。なお、通気抵抗は通気抵抗測定器(商品名:SODIMAX、SODIM製)により測定される値である。
本実施形態に係る非燃焼加熱型香味吸引システムは、本実施形態に係る非燃焼加熱型香味吸引器具と、該非燃焼加熱型香味吸引器具のたばこ含有セグメントを加熱する加熱装置と、を備えることができる。本実施形態に係る非燃焼加熱型香味吸引システムは、本実施形態に係る非燃焼加熱型香味吸引器具及び前記加熱装置以外に、他の構成を有していてもよい。
本実施形態に係る非燃焼加熱式たばこ製品は、電気加熱式デバイスと、前記電気加熱式デバイスと共に用いられる非燃焼加熱式たばこスティックと、を備える。前記非燃焼加熱式たばこスティックは、本実施形態に係るたばこ組成物を含むたばこ充填物と当該たばこ充填物を巻装する巻紙とを有するたばこロッド部と、前記たばこロッド部と共にチップペーパーによって巻装されることによって前記たばこロッド部と同軸に連結されたマウスピース部と、前記マウスピース部に設けられた通気孔と、を備える。前記電気加熱式デバイスは、前記非燃焼加熱式たばこスティックを挿入可能な加熱チャンバを内部に形成するように規定された中空管ヒーターを有する。前記中空管ヒーターは、前記非燃焼加熱式たばこスティックの挿入時に、前記たばこロッド部を外周側から圧縮するための圧縮筒部と、前記圧縮筒部の少なくとも一部によって形成され、前記たばこロッド部を外周側から加熱するための加熱壁部と、を有する。前記たばこロッド部の横断面積は、前記圧縮筒部の内空横断面積に比べて相対的に大きく、前記圧縮筒部に挿入された前記たばこロッド部が前記圧縮筒部の内壁面によって圧縮されるように規定されている。
(1)たばこシートの製造
熟成済葉たばこ(ラミナ:66質量部、中骨:8質量部)、セルロースパルプ11質量部、およびグリセリン15質量部を用いて、前記抄造法によりたばこシートを製造した。該たばこシートのエアロゾル発生剤(グリセリン)の含有量は15.0質量%であった。該たばこシートの還元糖の含有量は4.0質量%であった。該たばこシートのニコチンの含有量は1.94質量%であった。該たばこシートのネオフィタジエンの含有量は0.037質量%であった。該たばこシートのセンブラトリエンジオール(CBT)の含有量は0.031質量%であった。該たばこシートの密度は0.48g/cm3であった。なお、各成分の含有量及び密度は前述した方法により測定した。
葉たばことして、黄色種(黄色種A:20質量部、黄色種B:20質量部、黄色種C:5質量部、黄色種D:40質量部、)、オリエント種5質量部、及びバーレー種10質量部を混合した葉たばこを用いた。該葉たばこにエアロゾル発生剤としてのグリセリンをその含有量が7.5質量%になるように添加した。該葉たばこの還元糖の含有量は9.0質量%であった。該葉たばこのニコチンの含有量は2.64質量%であった。該葉たばこのネオフィタジエンの含有量は0.160質量%であった。該葉たばこのセンブラトリエンジオール(CBT)の含有量は0.158質量%であった。なお、各成分の含有量は前述した方法により測定した。
前記たばこシートと前記葉たばこをそれぞれ幅0.8mmに裁刻し、たばこシートと葉たばこの質量割合が、たばこシート:葉たばこ=80:20となるように両者を混合することで、たばこ組成物を調製した。
前記たばこ組成物を、前記たばこ組成物が内側になるように巻紙によって巻装することで、たばこ含有セグメントを作製した。該たばこ含有セグメントのたばこ充填物におけるたばこ組成物の充填密度は0.34g/cm3であった。
前記たばこ含有セグメントを用いて、前述した図1に示される非燃焼加熱型香味吸引器具を製造した。
たばこ組成物の調製において、たばこシートと葉たばこの質量割合を表1に示すように変更した以外は、実施例1と同様にたばこ組成物を調製した。また、該たばこ組成物を用いて、実施例1と同様にたばこ含有セグメント及び非燃焼加熱型香味吸引器具を製造した。
各実施例、比較例において製造した非燃焼加熱型香味吸引器具について、10人のパネラーにより評価した。評価は「香味の程度」、「香味の持続性」、「繊維臭」、及び「煙量及び持続性」の四項目について、全15回のパフを通した総合の評価として行った。各項目について、1(香味が弱い、香味の持続性が低い、繊維臭が多い、煙量が少なく持続性が低い)~5(香味が強い、香味の持続性が高い、繊維臭が少ない、煙量が多く持続性が高い)の評点で評価した。各項目において、評点が3以上であれば良好であり、評点が2以下であれば不良と判断した。結果を表2に示す。なお、表2は10人のパネラーの評点の平均値を示す。また、10人のパネラーは、濃度の異なる数種類のサンプルを用いて訓練が十分に行われており、「香味の程度」、「香味の持続性」、「繊維臭」、及び「煙量及び持続性」の評点並びに評価の閾値が等しく、パネラー間で統一化されていることが確認されている。
上述の実施例および比較例の一部について、「ネオフィタジエン」、「センブラトリエンジオール(CBT)」、「還元糖」を変数として主成分分析を実施した。結果を表3に示す。
実施例1と同様の方法により、たばこシート及び葉たばこを製造した。該たばこシートを、幅0.5mm、1.0mm、1.5mmにそれぞれ裁刻した。また、該葉たばこを幅0.8mmに裁刻した。表4に示される刻み幅を有するたばこシートと、葉たばこを、たばこシート:葉たばこ=60:40(質量割合)となるように混合することで、各実施例のたばこ組成物を調製した。該たばこ組成物を用いて実施例1と同様に非燃焼加熱型香味吸引器具を製造した。各実施例の非燃焼加熱型香味吸引器具について、香味の程度を実施例1と同様に評価した。パフは15回行い、1~5回目、6~10回目、11~15回目の3タームに分けて、各タームにおける香味の程度を評価した。結果を表4に示す。
本発明は以下の実施態様を含む。
[1]たばこシートと、葉たばこと、を含むたばこ組成物であって、
前記たばこシートと前記葉たばこの質量割合が、たばこシート:葉たばこ=40~80:20~60であり、
たばこ組成物がエアロゾル発生剤を含む、たばこ組成物。
[2]前記たばこ組成物の膨嵩性が300~580cm 3 /100gである、[1]に記載のたばこ組成物。
[3]前記たばこシートの還元糖含有量が1.5~25.0質量%である、[1]又は[2]に記載のたばこ組成物。
[4]前記葉たばこの還元糖含有量が0.5~25.0質量%である、[1]~[3]のいずれかに記載のたばこ組成物。
[5]前記たばこ組成物の還元糖含有量が0.8~25.0質量%である、[1]~[4]のいずれかに記載のたばこ組成物。
[6]前記たばこシートのエアロゾル発生剤含有量が5.0~20.0質量%である、[1]~[5]のいずれかに記載のたばこ組成物。
[7]前記葉たばこのエアロゾル発生剤含有量が2.0~15.0質量%である、[1]~[6]のいずれかに記載のたばこ組成物。
[8]前記たばこシートのニコチン含有量が0.5~5.0質量%である、[1]~[7]のいずれかに記載のたばこ組成物。
[9]前記葉たばこのニコチン含有量が0.5~5.0質量%である、[1]~[8]のいずれかに記載のたばこ組成物。
[10]前記たばこ組成物のニコチン含有量が0.5~5.0質量%である、[1]~[9]のいずれかに記載のたばこ組成物。
[11]前記葉たばこのネオフィタジエン含有量が0.05質量%以上である、[1]~[10]のいずれかに記載のたばこ組成物。
[12]前記たばこシートのネオフィタジエン含有量が0.01~0.10質量%である、[1]~[11]のいずれかに記載のたばこ組成物。
[13]前記たばこ組成物のネオフィタジエン含有量が0.01質量%以上である、[1]~[12]のいずれかに記載のたばこ組成物。
[14]前記葉たばこのセンブラトリエンジオール(CBT)含有量が0.01質量%以上である、[1]~[13]のいずれかに記載のたばこ組成物。
[15]前記たばこシートのセンブラトリエンジオール(CBT)含有量が0.01~0.10質量%である、[1]~[14]のいずれかに記載のたばこ組成物。
[16]前記たばこ組成物のセンブラトリエンジオール(CBT)含有量が0.01質量%以上である、[1]~[15]のいずれかに記載のたばこ組成物。
[17]前記たばこシートの密度が0.40~0.60g/cm 3 である、[1]~[16]のいずれかに記載のたばこ組成物。
[18]前記たばこシートが密度の異なる二種以上のたばこシートを含む、[1]~[17]のいずれかに記載のたばこ組成物。
[19]前記たばこシートが、密度が0.55g/cm 3 未満の第一のたばこシートと、密度が0.55g/cm 3 以上の第二のたばこシートとを含む、[18]に記載のたばこ組成物。
[20]前記たばこシートに含まれる、前記第一のたばこシートと前記第二のたばこシートの質量割合が、第一のたばこシート:第二のたばこシート=50~80:20~50である、[19]に記載のたばこ組成物。
[21]前記たばこシートが、抄造たばこシートとスラリーたばこシートを含み、
前記抄造たばこシートと前記スラリーたばこシートの質量割合が、抄造たばこシート:スラリーたばこシート=50~80:20~50である、[1]~[17]のいずれかに記載のたばこ組成物。
[22]前記第二のたばこシート又は前記スラリーたばこシートのエアロゾル発生剤含有量が20.0質量%以下である、[19]~[21]のいずれかに記載のたばこ組成物。
[23]0.3~2.0mmの範囲内で刻み幅が異なる二種以上の前記たばこシート、及び/又は、0.3~2.0mmの範囲内で刻み幅が異なる二種以上の前記葉たばこを含む、[1]~[22]のいずれかに記載のたばこ組成物。
[24]前記たばこシートの刻み幅が0.3~1.0mmの範囲内である、[1]~[23]のいずれかに記載のたばこ組成物。
[25]非燃焼加熱型香味吸引器具用のたばこ組成物である、[1]~[24]のいずれかに記載のたばこ組成物。
[26]前記たばこシートと前記葉たばこの質量割合が、たばこシート:葉たばこ=(40以上70未満):(30を超えて60以下)である、[1]~[25]のいずれかに記載のたばこ組成物。
[27]筒状のラッパーと、該ラッパー内に[1]~[26]のいずれかに記載のたばこ組成物が充填されたたばこ充填物と、を含むたばこ含有セグメント。
[28]前記たばこ充填物における前記たばこ組成物の充填密度が0.25~0.45g/cm 3 である、[27]に記載のたばこ含有セグメント。
[29][27]又は[28]に記載のたばこ含有セグメントを備える非燃焼加熱型香味吸引器具。
[30][29]に記載の非燃焼加熱型香味吸引器具と、
前記たばこ含有セグメントを加熱する加熱装置と、
を備える非燃焼加熱型香味吸引システム。
2 たばこ含有セグメント
3 冷却セグメント
4 センターホールセグメント
5 フィルターセグメント
6 マウスピースセグメント
7 筒状部材
8 穿孔
9 第二の充填層
10 第二のインナープラグラッパー
11 アウタープラグラッパー
12 マウスピースライニングペーパー
13 加熱装置
14 ボディ
15 ヒーター
16 金属管
17 電池ユニット
18 制御ユニット
19 凹部
Claims (29)
- たばこシートと、葉たばこと、を含むたばこ組成物であって、
前記たばこシートと前記葉たばこの質量割合が、たばこシート:葉たばこ=40~80:20~60であり、
たばこ組成物がエアロゾル発生剤を含み、
たばこ組成物が、0.3~1.0mmの範囲内で刻み幅が異なる二種以上のたばこシートを含み、
非燃焼加熱型香味吸引器具用のたばこ組成物である、たばこ組成物。 - 前記たばこ組成物の膨嵩性が300~580cm3/100gである、請求項1に記載のたばこ組成物。
- 前記たばこシートの還元糖含有量が1.5~25.0質量%である、請求項1又は2に記載のたばこ組成物。
- 前記葉たばこの還元糖含有量が0.5~25.0質量%である、請求項1~3のいずれか一項に記載のたばこ組成物。
- 前記たばこ組成物の還元糖含有量が0.8~25.0質量%である、請求項1~4のいずれか一項に記載のたばこ組成物。
- 前記たばこシートのエアロゾル発生剤含有量が5.0~20.0質量%である、請求項1~5のいずれか一項に記載のたばこ組成物。
- 前記葉たばこのエアロゾル発生剤含有量が2.0~15.0質量%である、請求項1~6のいずれか一項に記載のたばこ組成物。
- 前記たばこシートのニコチン含有量が0.5~5.0質量%である、請求項1~7のいずれか一項に記載のたばこ組成物。
- 前記葉たばこのニコチン含有量が0.5~5.0質量%である、請求項1~8のいずれか一項に記載のたばこ組成物。
- 前記たばこ組成物のニコチン含有量が0.5~5.0質量%である、請求項1~9のいずれか一項に記載のたばこ組成物。
- 前記葉たばこのネオフィタジエン含有量が0.05質量%以上である、請求項1~10のいずれか一項に記載のたばこ組成物。
- 前記たばこシートのネオフィタジエン含有量が0.01~0.10質量%である、請求項1~11のいずれか一項に記載のたばこ組成物。
- 前記たばこ組成物のネオフィタジエン含有量が0.01質量%以上である、請求項1~12のいずれか一項に記載のたばこ組成物。
- 前記葉たばこのセンブラトリエンジオール(CBT)含有量が0.01質量%以上である、請求項1~13のいずれか一項に記載のたばこ組成物。
- 前記たばこシートのセンブラトリエンジオール(CBT)含有量が0.01~0.10質量%である、請求項1~14のいずれか一項に記載のたばこ組成物。
- 前記たばこ組成物のセンブラトリエンジオール(CBT)含有量が0.01質量%以上である、請求項1~15のいずれか一項に記載のたばこ組成物。
- 前記たばこシートの密度が0.40~0.60g/cm3である、請求項1~16のいずれか一項に記載のたばこ組成物。
- 前記たばこシートが密度の異なる二種以上のたばこシートを含む、請求項1~17のいずれか一項に記載のたばこ組成物。
- 前記たばこシートが、密度が0.55g/cm3未満の第一のたばこシートと、密度が0.55g/cm3以上の第二のたばこシートとを含む、請求項18に記載のたばこ組成物。
- 前記たばこシートに含まれる、前記第一のたばこシートと前記第二のたばこシートの質量割合が、第一のたばこシート:第二のたばこシート=50~80:20~50である、請求項19に記載のたばこ組成物。
- 前記たばこシートが、抄造たばこシートとスラリーたばこシートを含み、
前記抄造たばこシートと前記スラリーたばこシートの質量割合が、抄造たばこシート:スラリーたばこシート=50~80:20~50である、請求項1~17のいずれか一項に記載のたばこ組成物。 - 前記第二のたばこシートのエアロゾル発生剤含有量が20.0質量%以下である、請求項19又は20に記載のたばこ組成物。
- 前記スラリーたばこシートのエアロゾル発生剤含有量が20.0質量%以下である、請求項21に記載のたばこ組成物。
- 0.3~2.0mmの範囲内で刻み幅が異なる二種以上の前記葉たばこを含む、請求項1~23のいずれか一項に記載のたばこ組成物。
- 前記たばこシートと前記葉たばこの質量割合が、たばこシート:葉たばこ=(40以上70未満):(30を超えて60以下)である、請求項1~24のいずれか一項に記載のたばこ組成物。
- 筒状のラッパーと、該ラッパー内に請求項1~25のいずれか一項に記載のたばこ組成物が充填されたたばこ充填物と、を含むたばこ含有セグメント。
- 前記たばこ充填物における前記たばこ組成物の充填密度が0.25~0.45g/cm3である、請求項26に記載のたばこ含有セグメント。
- 請求項26又は27に記載のたばこ含有セグメントを備える非燃焼加熱型香味吸引器具。
- 請求項28に記載の非燃焼加熱型香味吸引器具と、
前記たばこ含有セグメントを加熱する加熱装置と、
を備える非燃焼加熱型香味吸引システム。
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