JP7501476B2 - シリコン単結晶の製造方法およびシリコンウェーハの製造方法 - Google Patents
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Description
ここで、グラファイトヒーターの発熱分布が周方向に不均一の場合、シリコン融液が、磁場印加方向に対して右渦、左渦のどちらになるかによって、融液中の酸素濃度が変化し、シリコン単結晶の酸素濃度が変化する。そのため、結晶の酸素濃度にバッチ間差が生じることがなく、安定した酸素濃度を有するシリコン単結晶を得るためには、ヒーターの発熱分布が周方向で均一になるように制御することが重要となる。
このため、特許文献1に記載されたヒーターでは、円筒状の発熱体においてスリットで区画される発熱スリット部と、通電用の端子部との間の連結領域の最大断面積を、発熱スリット部の断面積の1.1倍以上6.0倍以下に設定し、連結領域における発熱を小さくすることでヒーターの円周方向の発熱分布を均一化しようとしている。
このため、安定した酸素濃度を有するシリコン単結晶を製造できなくなり、シリコン単結晶から切り出したシリコンウェーハの品質も低下する可能性があった。
図1は、本発明の実施形態に係るシリコン単結晶の製造方法に適用できるシリコン単結晶製造装置1の概略構成を示す縦断面図である。
シリコン単結晶製造装置1は、CZ法によりシリコン単結晶SMを引き上げる装置であり、外郭を構成するチャンバ2と、チャンバ2の中心部に配置されるルツボ3と、ルツボ3内の周囲に配置される加熱装置4とを備える。
ルツボ3は、外側の黒鉛ルツボ3Aと、内側の石英ルツボ3Bとから構成される二重構造とされ、石英ルツボ3B内にはシリコン融液M(原料融液)が収容される。黒鉛ルツボ3Aおよび石英ルツボ3Bは、有底円筒形状の容器であり、鉛直上方から見る平面視で円形形状とされている。ルツボ3は、回転および昇降が可能な支持軸5の上端部に固定されている。
熱遮蔽体8は、育成中のシリコン単結晶SMに対して、ルツボ3内のシリコン融液Mからの輻射熱や、加熱装置4およびルツボ3の側壁からの輻射熱を遮断するとともに、結晶成長界面である固液界面の近傍に対しては、外部への熱の拡散を抑制し、シリコン単結晶SMの中心部および外周部の引き上げ軸7方向の温度勾配を制御する役割を担う。
ガス導入口9からチャンバ2内に導入された不活性ガスは、育成中のシリコン単結晶SMと熱遮蔽体8との間を下降し、熱遮蔽体8の下端とシリコン融液Mの液面との隙間を経た後、熱遮蔽体8の外側、さらにルツボ3の外側に向けて流れ、その後にルツボ3の外側を下降し、排気口10から排出される。
磁場印加部14は、それぞれ電磁コイルで構成された第1の磁性体14Aおよび第2の磁性体14Bを備える。第1の磁性体14Aおよび第2の磁性体14Bは、チャンバ2の外側においてルツボ3を挟んで対向するように設けられている。図3の例では、磁場印加部14は、鉛直方向上方から見た平面視で、コイル中心軸を通る磁場中心線(水平磁場の中心磁力線)が、円筒状の発熱部30およびルツボ3の中心軸CAと交差し、第2の磁性体14Bから第1の磁性体14Aに向かう方向(図3における矢印MLで示される上方向であり、図1における紙面手前から奥に向かう方向)となるように、水平磁場を印加している。ただし、磁場中心線はシリコン融液Mの融液面上のルツボ3の中心軸CAの交点CSを通るとは限らない。すなわち、磁場中心線の高さ位置については特に限定されず、シリコン単結晶SMの品質に合わせて、シリコン融液Mの内部にしてもよいし外部にしてもよい。
なお、図5に示すように、ルツボ3の中心軸をCA、ルツボ3内のシリコン融液Mの表面をS、表面Sの中心をCSと定義する。そして、図3に示すように、ルツボ3および加熱装置4を鉛直上方から見る平面視で、ルツボ3の中心軸CAと交差する磁場中心線に沿った仮想線をVLと定義する。したがって、仮想線VLは、ルツボ3の中心軸CAを通り、第2の磁性体14Bから第1の磁性体14Aに向かう水平磁場の磁力線すなわち矢印MLに沿った線である。
反射部15Aは、チャンバ2内部に設置されている。反射部15Aは、図5に示すように、その下端からシリコン融液Mの表面Sまでの距離(高さ)Kが600mm以上5000mm以下となるように設置されていることが好ましい。また、反射部15Aは、反射面15Cと水平面Fとのなす角度θfが40°以上50°以下となるように設置されていることが好ましい。
加熱装置4は、図2および図3に示すように、発熱部30と、前記発熱部30に電力を供給する2n(nは2以上の整数)個、本実施形態では、4個の電力供給部20A、20B、20C、20Dとを備える。
発熱部30は、円筒状に形成されたグラファイトヒーターであり、円周方向の全体に亘って均一な厚さで形成され、上端から下方向へ伸びる上スリット31および下端から上方向へ伸びる下スリット32が円周方向に複数形成されている。各上スリット31および下スリット32は、スリットの幅寸法が互いに等しく、スリットの上下方向に沿った切り込み深さも互いに等しい。また、上スリット31と下スリット32との間隔も発熱部30の全周に亘って等しい。
第1の加熱領域4Aおよび第2の加熱領域4Bは、上スリット31および下スリット32の総数が等しい。図2および図3の例では、第1の加熱領域4Aには、4本の上スリット31と、6本の下スリット32が形成されており、上スリット31および下スリット32の総数は、10本である。また、第2の加熱領域4Bには、4本の上スリット31と、6本の下スリット32が形成されており、上スリット31および下スリット32の総数は、10本である。なお、仮想線VL上に重なる2本の下スリット32は、第1の加熱領域4A、第2の加熱領域4Bに跨がるため、各加熱領域4A,4Bに含まれる本数としては0.5本とカウントした。そして、加熱領域4A,4Bに跨がる下スリット32は2本あるため、各加熱領域4A,4Bには、加熱領域4A,4Bに跨がる下スリット32が、それぞれ0.5本×2=1本ずつ配置されることになる。
端子21A~21Dは、発熱部30において2本の下スリット32で区画される部分の下端から下方に延長され、発熱部30と一体に形成されている。また、端子21A~21Dは、下端から内側に向かって直角に屈曲された接続部211A~211Dを備えており、接続部211A~211Dには貫通孔212A~212Dが形成されている。
したがって、本実施形態の加熱装置4は、ヒーターエレメントである円筒状の発熱部30と、ヒーター足部である端子21A~21Dとが一体成形されたグラファイトヒーターを用いて構成されている。
すなわち、端子21Aと端子21Bとの間には、2本の上スリット31と、3本の下スリット32とが交互に形成されて第1蛇行部33Aが形成されている。同様に、端子21Bと端子21Cとの間には、2本の上スリット31と、3本の下スリット32とが交互に形成されて第2蛇行部33Bが形成されている。
端子21Cと端子21Dとの間には、2本の上スリット31と、3本の下スリット32とが交互に形成されて第3蛇行部33Cが形成されている。端子21Dと端子21Aとの間には、2本の上スリット31と、3本の下スリット32とが交互に形成されて第4蛇行部33Dが形成されている。
端子21Aと、電極22Aとの接続構造について、図6を参照して説明する。
図6(A)に示すように、電極22Aは、本体部221Aと、本体部221Aの上面222Aから上方に突設された挿通部223Aとを備えて構成されている。本体部221Aは、円柱状に形成され、上端側は拡径されている。挿通部223Aは、円柱状に形成され、その直径は本体部221Aよりも小さくされている。挿通部223Aの外周には雄ねじ224Aが形成されている。図示は省略するが、電極22B~22Dも電極22Aと同様に形成されている。
端子21Aおよび電極22Aを接続した場合の電力供給部20Aの電気抵抗は、端子21Aおよび電極22Aの接触抵抗によって増減する。例えば、電極22Aの上面222Aと接続部211Aの下面214Aとを直接接触させた場合、接触面の面粗さによって接触面積が小さくなると接触抵抗は増加する。一方、図6(A)に示すように、電極22Aの上面222Aと接続部211Aの下面214Aとの間に導電性シート24を配置すると、導電性シート24が下面214Aおよび上面222Aに密着して接触面積が大きくなるため、導電性シート24を配置しない場合に比べて、端子21Aおよび電極22A間の接触抵抗は低下する。導電性シート24は、図6(B)に示すように、挿通部223Aが挿入される孔を有する円板状のシート材であり、例えば、炭素系の繊維素材で形成されている。
図示は省略するが、各電極22B~22Dと対応する端子21B~21Dとの接続構造は、前記電極22Aと端子21Aとの接続構造と同様である。
すなわち、発熱部30つまりグラファイトヒーターエレメント部の各抵抗はヒーターの加工精度(厚みや長さ)に大きく依存するもので、抵抗ばらつきは1%以下である。そのため、発熱部30の発熱分布は周方向に均一となる。
したがって、加熱装置4の周方向の発熱分布を不均一にする要因は、周方向に90度間隔で配置される電力供給部20A~20Dの抵抗分布、より具体的には、第1の加熱領域4Aに配置される第1電力供給部(電力供給部20A、20B)の接触抵抗Rα、Rβの和である第1抵抗値R1と、第2の加熱領域4Bに配置される第2電力供給部(電力供給部20C、20D)の接触抵抗Rγ、Rδの和である第2抵抗値R2とのバラツキが影響する。すなわち、第1抵抗値R1と第2抵抗値R2とのバラツキが大きくなると、第1電力供給部と第2電力供給部とで発熱の差が大きくなり、加熱装置4の周方向の発熱分布が不均一になる。
一方、第1抵抗値R1と第2抵抗値R2とのバラツキが小さくなると、第1電力供給部と第2電力供給部とで発熱の差も小さくなり、加熱装置4の周方向の発熱分布をより均一に近づけることができる。
一方で、加熱装置4の周方向の発熱分布がほぼ均一化されると、第1の加熱領域4Aおよび第2の加熱領域4Bの各発熱量に明確な差がなくなり、シリコン融液の対流の向きはランダムに形成される一方で、シリコン単結晶の酸素濃度のバラツキは低減され、安定した酸素濃度を有する高品質のシリコン単結晶を育成することができる。
その結果、バッチ間でシリコン融液の対流の向きがランダムに右渦、左渦となっても、石英ルツボ3Bから結晶の成長界面に供給される酸素量のばらつきが小さくなり、安定した酸素濃度を有するシリコン単結晶が得られる。結晶の成長軸方向に所望の酸素濃度を有する結晶が育成できるため、結晶の歩留まりが向上する。
第1抵抗値R1および第2抵抗値R2の調整、つまり接触抵抗Rα、Rβ、Rγ、Rδの調整方法としては、例えば、以下の3種類の調整方法のいずれか1つ、あるいは複数を同時に行うことで実行できる。
第1の調整方法は、端子21A~21Dと電極22A~22Dやナット23A~23Dとの間に、カーボン粉を焼結させた導電性シート24を配置、交換することで、接触抵抗を調整する方法である。例えば、端子21A~21Dと電極22A~22Dとを直接接触させた際に、接触面の面粗さによって接触面積が低下して接触抵抗が増加する。一方で、端子21A~21Dおよび電極22A~22D間に導電性シート24を配置すれば、各接触面が粗くされていても、導電性シート24が密着して接触面積が増加するため、接触抵抗を低下できる。ただし、導電性シート24は、シリコン単結晶の引き上げを繰り返すと、高熱の影響等によって経時劣化し、シートの厚さが薄くなったり、シートの一部が消滅するため、接触抵抗も徐々に増加する。したがって、劣化した導電性シート24を新品に交換することでも、接触抵抗を低下(調整)できる。
第2の調整方法は、端子21A~21Dと電極22A~22Dやナット23A~23Dの各接触面を機械的研磨で表面粗さを調整することで、接触抵抗を調整する方法である。例えば、機械的研磨で接触面の表面粗さを大きくすれば、接触面積が小さくなって接触抵抗が増加する。一方、機械的研磨で接触面の表面粗さを小さくすれば、接触面積が大きくなって接触抵抗が低下する。したがって、例えば、機械的研磨に使用する研磨紙の番手を選択することで、接触抵抗を増加させたり、低下させることができる。
第3の調整方法は、端子21A~21Dと電極22A~22Dとを接続する際に用いられるナット23A~23Dの締め付けトルクを調整することで、接触抵抗を調整する方法である。すなわち、ナット23A~23Dの締め付けトルクを大きくすると、各接触面がより接触するために接触抵抗が低下し、締め付けトルクを小さくすると、接触抵抗が増加する。
さらに、第1~第3の調整方法は、複数組み合わせて用いることができる。例えば、各接触面の表面粗さを同程度に揃え、導電性シート24を配置してナット23A~23Dの締め付けトルクを同じ値にすれば、各接触抵抗Rα、Rβ、Rγ、Rδがほぼ同じ値となり、第1抵抗値R1および第2抵抗値R2のバラツキDも非常に小さくできる。
記憶部42は、シリコン単結晶SMの酸素濃度が所望の値となるような引き上げ条件、例えば、不活性ガスの流量、チャンバ2の炉内圧力、ルツボ3の回転数などと、接触抵抗Rα、Rβ、Rγ、Rδの調整ルール、例えば、調整対象とする電力供給部20A~20Dの選択や、導電性シート24の配置、接触面の機械的研磨等の調整方法の選択などを、接触抵抗Rα、Rβ、Rγ、Rδの測定値に応じて設定するルールなどが記憶される。
電圧印加部43は、制御装置41によって制御され、加熱装置4に所定の電圧を印加する。
抵抗値測定部44は、加熱装置4の各抵抗値を測定するものであり、例えば、四端子法で抵抗を測定する抵抗計によって構成されている。抵抗値測定部44は、作業者がプローブを加熱装置4の測定箇所に接触させることで抵抗値を測定し、その測定データを制御装置41に出力するように構成されている。なお、測定値は、作業者が制御装置41に設けられるキーボードやタッチパネルなどの入力装置を用いて入力してもよい。
表示部45は、液晶ディスプレイ等で構成され、作業者に対して各種情報や作業指示を表示する。
熔融制御部410は、電圧印加部43を制御して加熱装置4を用いてルツボ3内の多結晶シリコンを加熱熔融してシリコン融液Mを生成し、磁場印加部14を制御して水平磁場を印加してシリコン融液Mを対流させる制御を行う。
引き上げ制御部420は、熔融制御部410によってシリコン融液Mが対流した後に、シリコン単結晶SMを引き上げる制御を行う。
抵抗値測定制御部431は、抵抗値測定部44を用いて加熱装置4の各抵抗値を測定する。
抵抗値算出部432は、各抵抗値の測定データを用いて接触抵抗Rα、Rβ、Rγ、Rδを算出し、これらを用いて第1抵抗値R1、第2抵抗値R2を算出する。
バラツキ判定部433は、第1抵抗値R1と第2抵抗値R2とのバラツキDを算出し、このバラツキDが判定値以下であるかを判定する。
抵抗値調整部434は、バラツキ判定部433でバラツキDが判定値以下と判定した場合は、表示部45に接触抵抗の調整が不要であることを表示する。また、抵抗値調整部434は、バラツキ判定部433でバラツキDが判定値よりも大きいと判定した場合は、抵抗値測定制御部431で算出された接触抵抗Rα、Rβ、Rγ、Rδの値と、記憶部42に記憶している調整ルールとに基づいて、電力供給部20A~20Dの中で接触抵抗を調整する対象の選択や、調整手法を決定し、その調整用の作業指示を表示部45に表示する。
次に、本実施形態に係るシリコン単結晶の製造方法を図9~図13に示すフローチャートを参照して説明する。
図9は、1本のシリコン単結晶を製造する1回のバッチ処理を示すフローチャートであり、図10は、図9における抵抗値設定工程を示すフローチャートであり、図11は、図10における測定工程を示すフローチャートであり、図12は、図10における調整工程を示すフローチャートであり、図13は、図9におけるシリコン融液加熱工程を示すフローチャートである。
図9のフローチャートを実行する前に、予め、シリコン単結晶SMの酸素濃度が所望の値となるような引き上げ条件(例えば、不活性ガスの流量、チャンバ2の炉内圧力、ルツボ3の回転数など)を事前決定条件として予め把握しておき、記憶部42に記憶させる。なお、事前決定条件の酸素濃度は、シリコン単結晶SMを構成する直胴部の長手方向の複数箇所の酸素濃度の値であってもよいし、前記複数箇所の平均値であってもよい。
また、抵抗値設定工程の実行間隔である所定回数を記憶部42に記憶させる。所定回数は、各電力供給部20A~20Dの接触抵抗の抵抗値を設定する処理を実行するタイミングを設定するものである。この所定回数は、例えば、端子21A~21Dや電極22A~22D等のカーボン部材の経過劣化によって第1抵抗値R1および第2抵抗値R2の抵抗比率が判定値未満に変化する回数を実験で求めることなどで設定でき、本実施形態では1回から9回の範囲で設定されている。
制御装置41は、抵抗値設定工程S2を開始すると、図10に示すように、抵抗値設定部430の抵抗値測定制御部431によって、抵抗値を測定する測定工程を実行する(ステップS21)。測定工程S21を実行すると、抵抗値測定制御部431は、図11に示すように、発熱部30および電力供給部20A~20Dの合成抵抗を測定する第1測定工程を実行する(ステップS211)。第1測定工程では、抵抗値測定部44は、電極22Aおよび電極22B間の合成抵抗を測定する。この際、作業者は、抵抗値測定部44のプローブを、電極22Aおよび電極22B間の合成抵抗を測定可能な位置、例えば、電極22A、22Bを通電ケーブルに接続する金属製の端子部分に接触させることで、電極22Aおよび電極22B間の合成抵抗を測定する。
同様の作業を行うことにより、抵抗値測定部44は、電極22Bおよび電極22C間の合成抵抗、電極22Cおよび電極22D間の合成抵抗、電極22Dおよび電極22A間の合成抵抗を順次測定する。
以上により、抵抗値測定部44によって、図7に示す各抵抗値が測定され、その測定データが制御装置41に入力される。
なお、判定値は、シリコン単結晶製造装置1の記憶部42に記憶されている。判定値は、例えば、シリコン単結晶製造装置1において、異なるバラツキDに設定して引き上げたシリコン単結晶の酸素濃度のバラツキがどの程度になったかを実験し、酸素濃度のバラツキが製品の基準値を満たすバラツキDの値を設定したものである。
抵抗値調整部434は、調整工程S23を実行すると、図12に示すように、4つの電力供給部20A~20Dの各接触抵抗Rα、Rβ、Rγ、Rδと、記憶部42に記憶された調整ルールとに基づいて、接触抵抗を調整する対象の電力供給部20A~20Dと、前述した第1~第3の調整方法から1つあるいは複数の調整方法を選択する(ステップS231)。
次に、抵抗値調整部434は、選択した調整対象を選択した調整方法で調整する抵抗値調整工程を実行する(ステップS232)。抵抗値調整工程S232では、抵抗値調整部434は、電力供給部20A~20Dから抵抗値を調整させる対象として選択された電力供給部に対して、第1~3の調整方法から選択した調整方法に基づく作業指示を表示部45に表示する。例えば、抵抗値算出部432は、電力供給部20Aに導電性シート24を配置して接触抵抗を低下させる作業を表示部45に表示する。作業者は、作業指示にしたがって、選択された電力供給部に対して指示された抵抗値調整用の作業を実行する。
抵抗値調整部434は、ステップS232の実行後、他の調整対象の電力供給部が存在するか否かを判定する(ステップS233)。抵抗値調整部434は、ステップS233でYESと判定した場合は、ステップS231に戻り、ステップS231~S233の処理を再度実行する。また、抵抗値調整部434は、ステップS233でNOと判定した場合は、調整工程S23を終了する。
作業者は、表示部45に表示される抵抗値調整部434からの作業指示に基づいて電力供給部20A~20Dの接触抵抗を調整し、調整が終了すれば制御装置41にその旨を入力する。
ステップS22でNOと判定した場合、制御装置41は、ステップS22の判定工程でYESと判定するまで、調整工程S23、測定工程S21、判定工程S22を繰り返す。
ステップS22でYESと判定した場合、制御装置41は、電力供給部20A~20Dの接触抵抗を適切に調整できたと判断し、ステップS2の抵抗値設定工程を終了し、図9の処理に戻る。
シリコン融液加熱工程S3では、図13に示すように、熔融制御部410は、無磁場状態でチャンバ2内を減圧下の不活性ガス雰囲気に維持し、ルツボ3を回転させるとともに、電圧印加部43によって加熱装置4を作動し、ルツボ3に充填した多結晶シリコンなどの固形原料を溶融させ、シリコン融液Mを生成する(ステップS31)。
このステップS32の処理によって、シリコン融液Mの渦が周期的に回っているかの安定性を判断できる。
次に、熔融制御部410は、温度計測部15における第1の計測点P1および第2の計測点P2の温度差を確認し、対流方向が右回りであるか左回りであるかを確認する対流方向確認工程を実行する(ステップS5)。
なお、ステップS32における周期変動幅の確認処理、ステップS33における加熱温度の調整処理、ステップS4における水平磁場の印加開始処理、ステップS5における温度計測による対流方向確認処理、ステップS6における引き上げ処理は、作業者の操作によって行ってもよい。
本実施形態によれば、引き上げ工程S6を所定回数実行する毎に、ステップS2の抵抗値設定工程を実行し、第1の加熱領域4Aに配置された電力供給部20A、20Bの接触抵抗Rα、Rβの和である第1抵抗値R1と、第2の加熱領域4Bに配置された電力供給部20C、20Dの接触抵抗Rγ、Rδの和である第2抵抗値R2とのバラツキDを、判定値である15%以下に設定しているので、第1の加熱領域4Aの電力供給部20A、20Bの発熱量と、第2の加熱領域4Bの電力供給部20C、20Dの発熱量とを均一にできる。従って、発熱部30の周方向の発熱分布が均一であり、かつ、電力供給部20A、20Bの発熱量と、電力供給部20C、20Dの発熱量とが均一であることによって、第1の加熱領域4Aの発熱量と、第2の加熱領域4Bの発熱量とをほぼ均一にできる。このため、バッチ間でシリコン融液の対流の向きがランダムに右渦、左渦となっても、石英ルツボ3Bから結晶の成長界面に供給される酸素量のばらつきが小さくなり、安定した酸素濃度を有するシリコン単結晶が得られる。これにより、結晶の成長軸方向に所望の酸素濃度を有する結晶が育成できるため、炉間・バッチ間のシリコン単結晶の品質および生産性のばらつきを抑制でき、シリコン単結晶の歩留まりが向上する。
特に、各電力供給部20A~20Dを構成する端子21A~21Dと、電極22A~22Dとの間の接触抵抗を、これらの間に導電性シート24を介在させたり、機械的研磨で接触面の表面粗さを調整したり、ナット23A~23Dの締め付けトルクを調整することで第1抵抗値R1および第2抵抗値R2のバラツキDを判定値以下に設定しており、このような簡便な手段で、シリコン単結晶SMごとの酸素濃度のばらつきを抑制できる。
また、抵抗値設定工程を実施する間隔である所定回数を、1回以上、9回以下に設定したので、シリコン単結晶製造装置1に応じて適切な間隔で接触抵抗を調整することができる。例えば、所定回数を1回とすれば、シリコン単結晶SMを引き上げる毎に接触抵抗を測定し、調整する必要があればその時点で接触抵抗を調整できるので、加熱装置4の発熱分布を均一化でき、シリコン単結晶の歩留まりを改善することができる。また、所定回数を9回以下としているので、例えば、シリコン単結晶製造装置1において導電性シート24が徐々に劣化して抵抗値のバラツキDが大きくなる前に接触抵抗を測定、調整することができるので、各バッチでバラツキDを判定値以下に抑制でき、シリコン単結晶の歩留まりを改善することができる。
また、測定工程S21では、第1測定工程S211で発熱部30および電力供給部20A~20Dの合成抵抗を測定し、第2測定工程S212で発熱部30の合成抵抗を測定しているので、加熱装置4を分解することなく、正しい接触抵抗を測定することができる。さらに、抵抗値測定部44は、四端子法の抵抗計で構成されているので、各合成抵抗を精度良く測定でき、その測定値に基づいて算出する接触抵抗も精度良く求めることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の種々の改良並びに設計の変更等があっても本発明に含まれる。
さらに、バラツキを判定する判定値は、実験やシミュレーションで求められた値以下に設定してもよい。例えば、実験で求めた値が「15%」であった場合、判定値を「15%以下」のより小さな値に設定してもよい。判定値をより小さい値に設定して判定すれば、つまり判定条件をより厳しくすれば、シリコン単結晶の酸素濃度のバラツキをより小さくできる。
また、電気抵抗調整部材は、意図的に抵抗を大きくすることができる部材であるポーラス状炭素で形成された厚みのある円板状シートなどを使用してもよく、電力供給部20A、20Bに介挿する円板状シートの厚さ寸法と、電力供給部20C、20Dに介挿する円板状シートの厚さ寸法とを変更することで、第1抵抗値R1、第2抵抗値R2を調整してもよい。
すなわち、第1電力供給部に介挿される電気抵抗調整部材と、第2電力供給部に介挿される電気抵抗調整部材との介挿枚数や、厚さ寸法などを変更して各電気抵抗調整部材の抵抗値を異ならせることで、第1抵抗値R1、第2抵抗値R2を調整してもよい。
表1において、接触抵抗バラツキは、抵抗値算出工程S213で求められるバラツキDである。
対流方向右回りの確率は、#1~#7の各炉において、シリコン融液の対流の向きが右回り(右渦)となった確率を示す。すなわち、ヒーター使用時間700時間の間にn回の引き上げ工程S5を実行してn本のシリコン単結晶を育成した際に、シリコン融液の対流の向きが右回りとなった回数がm回であれば、対流方向右回りの確率はm/nで求められる。
結晶酸素濃度バラツキは、n本の結晶に対する結晶長500mm、1000mm、1500mmにおける酸素濃度の測定値(3n個)の標準偏差σである。
結晶酸素濃度バラツキ判定は、結晶酸素濃度バラツキが目標値の5%未満であるときにOK、それ以上のときにNGと判定した。
また、接触抵抗バラツキが15%以下である#1~#5においては結晶酸素濃度バラツキがOK判定となり、バラツキが15%より大きい#6、#7においてはNG判定となった。このため、接触抵抗バラツキを判定値である15%以下に抑えることで、シリコン融液の対流の向きがランダムであっても、育成したシリコン単結晶の酸素濃度のバラツキを低く抑えることができることを確認できた。
以上の結果から、電力供給部20A~20Dの端子21A~21Dおよび電極22A~22D間の接触抵抗を調整し、第1の加熱領域4Aにおける電力供給部20A、20Bの接触抵抗の和である第1抵抗値R1と、第2の加熱領域4Bにおける電力供給部20C、20Dの接触抵抗の和である第2抵抗値R2とのバラツキDを判定値以下となるように設定することで、シリコン単結晶の酸素濃度のバラツキを低下させることができ、シリコン単結晶の歩留まりを改善できることを確認できた。
また、実施例のシリコン単結晶製造装置1では、結晶酸素濃度バラツキを5%以下に抑制できる接触抵抗のバラツキDは15%以下であり、判定値を15%に設定すればよいことが分かった。
また、電力供給部20A~20Dの接触抵抗を制御する手段として、導電性シート24を接触面に挟むことで抵抗を小さくすることが有効であることが分かった。さらに、接触抵抗値を調整する方法は、発熱部30の加工が不要であり、作業現場で調整することができ、利用価値が極めて高いことが分かった。
Claims (10)
- 加熱装置を用いて加熱した石英ルツボ内のシリコン融液からシリコン単結晶を引き上げるシリコン単結晶の製造方法であって、
前記加熱装置は、前記石英ルツボの周囲に配置された発熱部と、前記発熱部に電力を供給する電力供給部とを備え、
前記電力供給部は、前記石英ルツボを鉛直上方から見て、前記石英ルツボの中心軸を通る水平磁場の中心磁力線で前記加熱装置を第1の加熱領域および第2の加熱領域に分割した際に、前記第1の加熱領域に配置される第1電力供給部と、前記第2の加熱領域に配置される第2電力供給部とを備え、
前記第1電力供給部の抵抗値である第1抵抗値、および、前記第2電力供給部の抵抗値である第2抵抗値を設定する抵抗値設定工程と、
無磁場状態において、前記石英ルツボ内の前記シリコン融液を加熱するシリコン融液加熱工程と、
前記石英ルツボ内の前記シリコン融液に対して水平磁場を印加する水平磁場印加工程と、
前記シリコン融液からシリコン単結晶を引き上げる引き上げ工程と、を有し、
前記抵抗値設定工程は、
前記第1抵抗値および前記第2抵抗値を測定する測定工程と、
前記第1抵抗値および前記第2抵抗値のバラツキが判定値以下であるか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程で前記バラツキが前記判定値より大きいと判定した場合に、前記第1抵抗値および前記第2抵抗値の少なくとも一方を調整する調整工程と、を有し、
前記調整工程、前記測定工程および前記判定工程は、前記判定工程で前記バラツキが前記判定値以下と判定するまで繰り返し実行し、
前記判定工程で前記バラツキが前記判定値以下と判定した場合は、前記抵抗値設定工程を終了する
シリコン単結晶の製造方法。 - 請求項1に記載のシリコン単結晶の製造方法において、
前記抵抗値設定工程は、前記引き上げ工程を所定回数実行するごとに行う
シリコン単結晶の製造方法。 - 請求項2に記載のシリコン単結晶の製造方法において、
前記所定回数は、1回以上、9回以下である
シリコン単結晶の製造方法。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のシリコン単結晶の製造方法において、
前記判定工程は、前記第1抵抗値をR1、前記第2抵抗値をR2、前記バラツキをDとした場合に、前記バラツキDを、D=|R1-R2|/(|R1+R2|/2)で算出し、
前記判定値は、15%以下である
シリコン単結晶の製造方法。 - 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のシリコン単結晶の製造方法において、
前記測定工程は、
前記発熱部および前記電力供給部の合成抵抗を測定する第1測定工程と、
前記発熱部の合成抵抗を測定する第2測定工程と、
前記測定された各抵抗値に基づいて前記第1抵抗値と、前記第2抵抗値とを求める抵抗値算出工程と、を備える
シリコン単結晶の製造方法。 - 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のシリコン単結晶の製造方法において、
前記各電力供給部は、前記発熱部と一体に形成される端子と、一端が前記端子と接続され、他端が電源に接続される電極とを有し、
前記調整工程は、前記端子および前記電極間に導電性シートを配置することで、前記抵抗値を調整する
シリコン単結晶の製造方法。 - 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載のシリコン単結晶の製造方法において、
前記各電力供給部は、前記発熱部と接続される端子と、一端が前記端子と接続され、他端が電源に接続される電極とを有し、
前記調整工程は、前記端子および前記電極の接触面に機械的研磨を施すことで、前記抵抗値を調整する
シリコン単結晶の製造方法。 - 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のシリコン単結晶の製造方法において、
前記各電力供給部は、前記発熱部と接続される端子と、一端が前記端子と接続され、他端が電源に接続される電極とを有し、
前記端子および前記電極間には、板状の電気抵抗調整部材が介挿され、
前記調整工程は、前記端子および前記電極間に介挿される前記電気抵抗調整部材の枚数または厚さ寸法を調整することで、前記抵抗値を調整する
シリコン単結晶の製造方法。 - 請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載のシリコン単結晶の製造方法において、
前記各電力供給部は、前記発熱部と接続される端子と、一端が前記端子と接続され、他端が電源に接続される電極と、前記電極の一端と前記端子とを接続するナットとを有し、
前記端子と前記電極とは、前記電極の一端に形成された挿通部を前記端子に形成された貫通孔に挿通した状態で、前記挿通部に形成された雄ねじに前記ナットを螺合することで接続され、
前記調整工程は、前記ナットの締め付けトルクを調整することで、前記抵抗値を調整する
シリコン単結晶の製造方法。 - 請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載のシリコン単結晶の製造方法を用いて引き上げられたシリコン単結晶から切り出してシリコンウェーハを製造するシリコンウェーハの製造方法。
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