JP7488777B2 - 端子接続構造、車載用アンテナ装置、端子接続構造の組み立て方法 - Google Patents
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Description
本実施形態における車載用アンテナ装置1は、例えば図1に示すように、ルーフ100など車両の上面に取り付けられる。車載用アンテナ装置1は、アンテナケース(外装ケース2a、内装ケース2b)、パッド3、アンテナ素子部4、基板側端子部5、基板6、アンテナベース8、ホルダー40、ホルダー側下方端子部50、ホルダー側上方端子部60を備える。アンテナ素子部4のコイル部4bを構成する導線と、基板側端子部5と、ホルダー40と、ホルダー側下方端子部50が、端子接続構造を構成する。なお、図1は、車載用アンテナ装置1のxz断面構成を模式的に示すものであり、ルーフ100に取り付けるための部材などは省略している。
外装ケース2aは、電波透過性を有する合成樹脂製である(図1参照)。外装ケース2aは、例えば、x方向前方がx方向後方よりも低くなるように傾斜し、両側面が内側に湾曲したシャークフィン形状を有する。外装ケース2aは、下面が開口する。外装ケース2aは、パッド3とアンテナベース8を覆う。これにより、外装ケース2aとパッド3とアンテナベース8とで形成された収容空間内には、例えば、内装ケース2b、アンテナ素子部4、基板側端子部5、基板6、ホルダー40、ホルダー側下方端子部50、ホルダー側上方端子部60が収納される。なお、車両のルーフ100のz方向上方に隆起した領域の内側に、内装ケース2bなどが設けられてもよい。この場合、外装ケース2aは省略される。
内装ケース2bは、電波透過性を有する合成樹脂製である。内装ケース2bは、下面が開口する。内装ケース2bは、基板6を覆う。これにより、内装ケース2bと基板6とで形成された収容空間内には、アンテナ素子部4のコイル部4b、基板側端子部5、ホルダー40、ホルダー側下方端子部50、ホルダー側上方端子部60が収納される。内装ケース2bの外壁には、アンテナ素子部4の容量装荷素子部4aが取り付けられる。内装ケース2bの外壁、外装ケース2aと内装ケース2bの間、若しくは内装ケース2bの内側に、アンテナ素子部4とは別のアンテナ素子が設けられてもよい。
パッド3は、エラストマー(Elastomer)、ゴムなどで形成された囲繞形状の弾性部材である。パッド3は、外装ケース2aの下端周縁部とアンテナベース8に挟み込まれ、外装ケース2aの下端周縁部と車両との間の隙間を目隠しすると共に外装ケース2a内への水の浸入を防止する。パッド3は、外装ケース2aとアンテナベース8の間に代えて、内装ケース2bと基板6の間にも設けられてもよい。また、パッド3は、外装ケース2aとアンテナベース8の間、及び内装ケース2bと基板6の間に設けられてもよい。
アンテナ素子部4は、アンテナエレメントを構成する。アンテナ素子部4は、容量装荷素子部4aと、コイル部4bを有する。容量装荷素子部4aは、内装ケース2bの外壁の上部に取り付けられる。アンテナ素子部4は、例えば、FM/AMの周波数帯の信号を受信する。しかしながら、アンテナ素子部4が受信する信号の種別は、これに限るものではない。
コイル部4bは、一本の導線で構成され、螺旋部4b1と下部リード線4b2と上部リード線4b3を有する。螺旋部4b1は、後述するホルダー40のホルダー本体部40aのコイル溝部40a1に巻き付けられる。下部リード線4b2は、螺旋部4b1の下端から延び、ホルダー側下方端子部50に接続される。具体的には、下部リード線4b2は、ホルダー側下方端子部50のリード線掛け止め部51aに掛け止めされる。コイル部4bの下部リード線4b2は、ホルダー側下方端子部50、基板側端子部5を介して基板6と電気的に接続される。上部リード線4b3は、螺旋部4b1の上端から延び、ホルダー側上方端子部60に接続される。コイル部4bの上部リード線4b3は、ホルダー側上方端子部60、ネジ(不図示)を介して、容量装荷素子部4aと電気的に接続される。
基板側端子部5は、アンテナ素子部4のコイル部4bと基板6の導電路との電気的な接続のために使用される。基板側端子部5は、基板6に取り付けられる。
基板6には、アンプなど、アンテナ素子部4に関連する電子部品が実装される。基板6は、アンテナベース8の上部に、ネジ止めなどで取り付けられる。基板6の導電路と電気的に接続されたコネクタ(不図示)は、アンテナベース8に設けられたコネクタ孔(不図示)を介して、車両のルーフ100に延びる。基板6の導電路とケーブルが電気的に接続され、アンテナベース8に設けられたケーブル孔を介して、車両のルーフ100に延びていてもよい。
次に、図2~図16を用いて、ホルダー40とホルダー側下方端子部50とホルダー側上方端子部60の詳細について、説明する。ホルダー40は、ホルダー本体部40a、上方取付部40cを有する。ホルダー40は、コイル部4bの螺旋部4b1を保持し、且つ、後述する第1状態と第2状態の間でホルダー側下方端子部50が移動可能な状態で、ホルダー側下方端子部50を保持する。
収納部41は、ホルダー本体部40aのz方向下方に設けられ、z方向下方が開口する凹領域で、当該凹領域にホルダー側下方端子部50の少なくとも一部が収納される。
収納部41の凹領域とホルダー本体部40aの境界には、壁(第1ホルダー側壁部43、第2ホルダー側壁部45)が形成される(図3参照)。第1ホルダー側壁部43は、y方向に略垂直な面を有し、z方向から見てx方向に延びる。第1ホルダー側壁部43は、ホルダー側下方端子部50の第1端子側壁部53とy方向で対向する(図9、図10参照)。第1ホルダー側壁部43は、ホルダー側下方端子部50のy方向右方への移動を制限する。第2ホルダー側壁部45は、x方向に略垂直な面を有し、z方向から見てy方向に延びる。第2ホルダー側壁部45は、ホルダー側下方端子部50の第2端子側壁部55とx方向で対向する。
第2ホルダー側壁部45のうち、x方向で対向する1対のもののx方向の間隔は、ホルダー側下方端子部50の当該1対の第2ホルダー側壁部45と対向する部分のx方向の幅と略同等である。ただし、第2ホルダー側壁部45と第2端子側壁部55の間に隙間が形成されるように、収納部41とホルダー側下方端子部50の形状及び寸法が決定される。
第2ホルダー側壁部45のうち、y方向右方、すなわちホルダー側下方端子部50を挿入する方向の奥側であって、x方向後方に位置するものには、x方向前方に突出する凸部45aが設けられる。凸部45aは、ホルダー側下方端子部50が収納部41に挿入された時に、ホルダー側下方端子部50の導線が取り付けられる領域(リード線掛け止め部51a)を、ホルダー側下方端子部50の当該導線が取り付けられる領域が当該導線によって引っ張られる方向と逆方向(z方向下方から見て時計回り)にずらす。凸部45aと接触することで、ホルダー側下方端子部50のリード線掛け止め部51aがある側と反対側の先端は、z方向から見て、第2ホルダー側壁部45のうちx方向前方のものに近づくよう第1角度θ1だけ傾く(第1状態)。第1角度θ1は、z方向から見て、第2ホルダー側壁部45のうち凸部45aを含むものと、第2端子側壁部55のうち凸部45aに接するものとがなす角度である。
下端保持部47は、ホルダー本体部40aの下端部である。収納部41と下端保持部47は、y方向左方から見て、略溝型形状を有する(図2参照)。
下端保持部47のホルダー側下方端子部50の抜け止め部51cが通る領域には、抜け止め壁部49が設けられる(図8、図13参照)。抜け止め壁部49は、y方向左方が低く、y方向右方が高くなるような傾斜面を有する。ホルダー側下方端子部50を収納部41に挿入するとき、抜け止め部51cの傾斜面が抜け止め壁部49の傾斜面と接するようにして、抜け止め壁部49を通過する。通過後は、抜け止め壁部49が抜け止め部51cのy方向左方への移動を制限する。
ホルダー側下方端子部50は、コイル部4bと基板6との電気的な接続のために使用される。ホルダー側下方端子部50は、導電性部材で構成される。ホルダー側下方端子部50は、本体部51、第1端子側壁部53、第2端子側壁部55、下端突出部57を有する(図3、図4参照)。嵌め込みにより、ホルダー側下方端子部50は、ホルダー40に取り付けられる。
本体部51は、z方向(ホルダー側下方端子部50が基板側端子部5に取り付けられる方向)から見て略L字形状を有する。
本体部51の当該略L字形状を構成する辺のうち、x方向に延びるものの端部には、y方向左方(略L字形状を含む矩形領域の外側方向)に突出するリード線掛け止め部51aが設けられる。リード線掛け止め部51aは、z方向から見て略I字形状を有し、略I字形状を構成する凹んだ部分に下部リード線4b2が掛け止めされる(図14~図16参照)。
本体部51の当該略L字形状を構成する辺のうち、y方向に延びるものの端部には、x方向前方(略L字形状を含む矩形領域の内側方向)に突出する張出領域51bが設けられる。張出領域51bには、y方向左方(略L字形状を含む矩形領域の内側方向)に延びる舌片が設けられる。当該舌片は、先端がz方向下方に折り曲げられ、抜け止め部51cを形成する(図2~図6参照)。抜け止め部51cの先端部は、下端保持部47の上面と接する。
本体部51には、x方向とy方向に延びる溝部51dが設けられる。溝部51dは、z方向下方に突出する。溝部51dのx方向に延びるものとy方向に延びるものは連通する。溝部51dは、ホルダー側下方端子部50をホルダー40の収納部41に挿入する際にホルダー側下方端子部50が塑性変形するのを防止する。すなわち、溝部51dは、ホルダー側下方端子部50の補強部材として機能する。
本体部51の周囲には、z方向下方に延びる壁(第1端子側壁部53、第2端子側壁部55)が形成される。当該壁(第1端子側壁部53、第2端子側壁部55)の幾つかは、第1状態と第2状態のいずれかで、ホルダー40と接する。第1端子側壁部53は、y方向に略垂直な面を有し、z方向から見てx方向に延びる。第2端子側壁部55は、x方向に略垂直な面を有し、z方向から見てy方向に延びる。第1端子側壁部53の一部からは、z方向下方に更に延びる下端突出部57が形成される。下端突出部57は、z方向下方に延びる舌片を半分に折り曲げたもので、当該折り曲げられた領域が基板側端子部5と接触する。
下端突出部57は、ホルダー側下方端子部50のy方向右方の端部に位置する。リード線掛け止め部51aは、ホルダー側下方端子部50のy方向左方の端部に位置する。下端突出部57がホルダー側下方端子部50のy方向左方の端部に位置していてもよいし、リード線掛け止め部51aがホルダー側下方端子部50のy方向右方の端部に位置していてもよい。
ホルダー側上方端子部60は、コイル部4bと容量装荷素子部4aとの電気的な接続のために使用される。ホルダー側上方端子部60は、導電性部材で構成される。ホルダー側上方端子部60は、ホルダー40の上方取付部40cに取り付けられる。
ホルダー40が内装ケース2bに取り付けられ、内装ケース2bがアンテナベース8に取り付けられた時に、ホルダー40に取り付けられたホルダー側下方端子部50の下端突出部57が、基板6に取り付けられた基板側端子部5に挟み込まれるように、各部の位置関係が決定される。具体的には、第2状態では、正しい位置関係で、下端突出部57が、基板6に取り付けられた基板側端子部5と嵌まり合うように、z方向から見て、下端突出部57と、基板側端子部5の下端突出部57を受ける部位とがz方向で対向し、いずれもx方向に延びるように、各部の位置関係が決定される。第1状態では、下端突出部57は、z方向から見てx方向に平行な状態から第1角度θ1だけ傾いた状態となる。
アンテナベース8は、基板6を保持する(図1参照)。アンテナベース8は、金属ベースのみであってもよいし、金属ベースと樹脂ベースであったり、金属ベースと金属プレートであったり、金属ベースと金属プレートと樹脂ベースであったりしてもよい。アンテナベース8の下面には、エラストマー(Elastomer)、ゴム、ウレタンフォームなどで形成された囲繞形状の弾性部材であるシール部材(不図示)が設けられる。シール部材によりアンテナベース8と車両のルーフ100との間であって取り付け穴が設けられた領域の周囲が水密封止される。なお、アンテナベース8を保持する樹脂ベースをさらに設け、当該樹脂ベースが外装ケース2aとでパッド3を挟み込む形態であってもよい。
次に、アンテナ素子部4を基板6に取り付ける手順(取り付け方法)について説明する。基板側端子部5が、基板6に取り付けられる(基板側端子部取付工程)。具体的には、クリンチ(かしめ)と半田付けにより、基板側端子部5が基板6に固定される。また、基板6の導電路(不図示)と、基板側端子部5とが電気的に接続された状態になる。内装ケース2bの外壁には、容量装荷素子部4aが取り付けられる(容量装荷素子部取付工程)。ホルダー側上方端子部60がホルダー40の上方取付部40cに取り付けられる(ホルダー側上方端子部取付工程)。
導線がピンと張った状態で、ホルダー40とホルダー側下方端子部50に取り付けられると、ホルダー側下方端子部50は導線に引っ張られて位置がずれる可能性がある。
本実施形態では、かかる位置ズレを考慮し、導線に引っ張られて位置がずれる前の第1状態から、位置がずれた後の第2状態に移動可能な状態で、ホルダー側下方端子部50がホルダー40に保持される。
このため、位置がずれた後の第2状態を正しい位置とし、第2状態のホルダー側下方端子部50を、基板側端子部5に取り付けることが可能になる。
凸部45aによって、ホルダー側下方端子部50は、ホルダー側下方端子部50の導線が取り付けられる領域(リード線掛け止め部51a)が引っ張られる方向と逆方向にずらされる。このため、凸部45aを設けない形態に比べて、公差による影響が抑制されて、ホルダー側下方端子部50は、ホルダー側下方端子部50の導線が取り付けられる領域(リード線掛け止め部51a)が引っ張られる方向と逆方向にずらされやすくなる。
抜け止め部51cが抜け止め壁部49を通過した後は、抜け止め部51cが外れにくい。このため、抜け止め部51cを設けない形態に比べて、ホルダー側下方端子部50がホルダー40から抜け落ちにくくなる。
また、抜け止め部51cの折り曲げられた領域がz方向の厚みを持つので、抜け止め部51cを設けない形態に比べて、ホルダー側下方端子部50のz方向の動きを制限できる(z方向にずれにくい)。
壁を設けない形態に比べて、ホルダー側下方端子部50の縁部が厚くなり、ホルダー側下方端子部50のホルダー40と接する領域の強度を高めることができる。
本実施形態では、螺旋部形成工程の後に、下部リード線取付工程(第2保持工程)が行われる例を説明した。しかしながら、下部リード線取付工程(第2保持工程)の後に、螺旋部形成工程が行われてもよい。この場合、導線の下部リード線4b2から延びる部分が、ピンと張った状態で、コイル溝部40a1に巻き付けられる。
本実施形態では、車載用アンテナ装置1は、外装ケース2aがシャークフィン形状を有するものとして説明した。しかしながら、外装ケース2aは、他の形状であってもよい。例えば、外装ケース2aは、ルーフアンテナやマイクロアンテナに使用されるケースであってもよい。
本実施形態では、ホルダー40が内装ケース2bに取り付けられる例を説明した。しかしながら、ホルダー40は、外装ケース2aなど他の部材に取り付けられてもよい。
図1では、ホルダー40を保持する部材(内装ケース2bなど)が、基板6に取り付けられる例を示した。しかしながら、ホルダー40を保持する部材は、本実施形態で説明したように、アンテナベース8など他の部材(基板6を保持する部材)に取り付けられてもよい。
本実施形態では、導線の一部がコイル部4bの螺旋部4b1として使用され、導線のホルダー40に取り付けられた領域(螺旋部4b1)と、導線のホルダー側下方端子部50に取り付けられた領域(下部リード線4b2のリード線掛け止め部51aに掛け止めされた領域)との間が、引っ張り合った状態になるように、導線のホルダー40への取り付けが行われる例を説明した。しかしながら、導線のホルダー40に取り付けられる領域は螺旋形状のものに限らない。このため、導線であって他の形状のものがホルダー40に取り付けられる形態であってもよい。
本実施形態では、車載用アンテナ装置1に、基板側端子部5、ホルダー40と、ホルダー側端子部に相当するホルダー側下方端子部50を含む端子接続構造が設けられる例を説明した。しかしながら、端子接続構造は、車載用アンテナ装置1と異なる別の電気機器に設けられてもよい。
(態様1)
端子接続構造は、導線と、導線を保持するホルダーと、導線が取り付けられ、ホルダーに保持されるホルダー側端子部とを備える。導線のホルダーに取り付けられた領域と、導線のホルダー側端子部に取り付けられた領域との間が、引っ張り合った状態になるように、導線のホルダーへの取り付け、及び導線のホルダー側端子部への取り付けが行われる。ホルダーは、導線がホルダー側端子部に取り付けられて引っ張り合った状態になる前の第1状態と、導線がホルダー側端子部に取り付けられて引っ張り合った状態になった後の第2状態との間でホルダー側端子部が移動可能な状態で、ホルダー側端子部を保持する。第2状態で、ホルダーを保持する部材が基板若しくは基板を保持する部材に取り付けられる。
好ましくは、ホルダーには、ホルダー側端子部の導線が取り付けられる領域を、ホルダー側端子部の導線が取り付けられる領域が導線によって引っ張られる方向と逆方向にずらす凸部が設けられる。ホルダー側端子部は、ホルダー側端子部と凸部が接する領域を中心とした回転移動により、第1状態から第2状態に移動する。
さらに好ましくは、ホルダー側端子部は、舌片が折り曲げられた抜け止め部を有する。ホルダーは、抜け止め部が撓んだ状態で通過する傾斜面を含む抜け止め壁部を有する。
さらに好ましくは、ホルダー側端子部は、第1状態と第2状態のいずれかで、ホルダーと接する壁を有する。
また、好ましくは、第1状態のホルダー側端子部がホルダーに保持された状態で、ホルダーを保持する部材が基板若しくは基板を保持する部材に取り付けられた場合には、第2状態のホルダー側端子部がホルダーに保持された状態で、ホルダーを保持する部材が基板若しくは基板を保持する部材に取り付けられた場合と比べて、ホルダー側端子部は、位置がずれる。
さらに好ましくは、車載用アンテナ装置は、アンテナエレメントと、態様1~態様5のいずれかに記載の端子接続構造とを備える。導線のホルダーに巻かれた領域は、アンテナエレメントのコイル部である。
端子接続構造の組み立て方法は、導線と、導線を保持するホルダーと、導線が取り付けられ、ホルダーに保持されるホルダー側端子部とを含む。導線のホルダーに取り付けられた領域と、導線のホルダー側端子部に取り付けられた領域との間が、引っ張り合った状態になるように、導線のホルダーへの取り付け、及び導線のホルダー側端子部への取り付けが行われる。ホルダーは、導線がホルダー側端子部に取り付けられて引っ張り合った状態になる前の第1状態と、導線がホルダー側端子部に取り付けられて引っ張り合った状態になった後の第2状態との間でホルダー側端子部が移動可能な状態で、ホルダー側端子部を保持する。端子接続構造の組み立て方法は、第1状態で、ホルダー側端子部の少なくとも一部が収納部に収納される第1保持工程と、導線により、第2状態でホルダー側端子部が収納部に保持されるように、ホルダー側端子部を移動させる第2保持工程と、ホルダーを保持する部材が、基板若しくは基板を保持する部材に取り付けられる保持部材取付工程とを備える。
さらに好ましくは、ホルダー側端子部は、基板と垂直な第1の方向から見て、L字形状を有する。L字形状を構成する辺の1つの端部から、L字形状を含む矩形領域の外側方向に突出する領域に、導線のホルダー側端子部に取り付けられた領域が形成される。L字形状を構成する辺の他方の端部から、矩形領域の内側方向に突出する張出領域に、抜け止め部が形成される。
Claims (7)
- 導線と、
前記導線を保持するホルダーと、
前記導線が取り付けられ、前記ホルダーに保持されるホルダー側端子部とを備え、
前記導線の前記ホルダーに取り付けられた領域と、前記導線の前記ホルダー側端子部に取り付けられた領域との間が、引っ張り合った状態になるように、前記導線の前記ホルダーへの取り付け、及び前記導線の前記ホルダー側端子部への取り付けが行われ、
前記ホルダーは、前記導線が前記ホルダー側端子部に取り付けられて前記引っ張り合った状態になる前の第1状態と、前記導線が前記ホルダー側端子部に取り付けられて前記引っ張り合った状態になった後の第2状態との間で前記ホルダー側端子部が移動可能な状態で、前記ホルダー側端子部を保持し、
前記第2状態で、前記ホルダーを保持する部材が基板若しくは前記基板を保持する部材に取り付けられる、端子接続構造。 - 前記ホルダーには、前記ホルダー側端子部の前記導線が取り付けられる領域を、前記ホルダー側端子部の前記導線が取り付けられる領域が前記導線によって引っ張られる方向と逆方向にずらす凸部が設けられ、
前記ホルダー側端子部は、前記ホルダー側端子部と前記凸部が接する領域を中心とした回転移動により、前記第1状態から前記第2状態に移動する、請求項1に記載の端子接続構造。 - 前記ホルダー側端子部は、舌片が折り曲げられた抜け止め部を有し、
前記ホルダーは、前記抜け止め部が撓んだ状態で通過する傾斜面を含む抜け止め壁部を有する、請求項1または請求項2に記載の端子接続構造。 - 前記ホルダー側端子部は、前記第1状態と前記第2状態のいずれかで、前記ホルダーと接する壁を有する、請求項3に記載の端子接続構造。
- 前記第1状態の前記ホルダー側端子部が前記ホルダーに保持された状態で、前記ホルダーを保持する部材が前記基板若しくは前記基板を保持する部材に取り付けられた場合には、前記第2状態の前記ホルダー側端子部が前記ホルダーに保持された状態で、前記ホルダーを保持する部材が前記基板若しくは前記基板を保持する部材に取り付けられた場合と比べて、前記ホルダー側端子部は、位置がずれる、請求項1~請求項4のいずれかに記載の端子接続構造。
- アンテナエレメントと、
請求項1~請求項5のいずれかに記載の端子接続構造とを備え、
前記導線の前記ホルダーに巻かれた領域は、前記アンテナエレメントのコイル部である、車載用アンテナ装置。 - 導線と、前記導線を保持するホルダーと、前記導線が取り付けられ、前記ホルダーに保持されるホルダー側端子部とを含む端子接続構造の組み立て方法であって、
前記導線の前記ホルダーに取り付けられた領域と、前記導線の前記ホルダー側端子部に取り付けられた領域との間が、引っ張り合った状態になるように、前記導線の前記ホルダーへの取り付け、及び前記導線の前記ホルダー側端子部への取り付けが行われ、
前記ホルダーは、前記導線が前記ホルダー側端子部に取り付けられて前記引っ張り合った状態になる前の第1状態と、前記導線が前記ホルダー側端子部に取り付けられて前記引っ張り合った状態になった後の第2状態との間で前記ホルダー側端子部が移動可能な状態で、前記ホルダー側端子部を保持し、
前記第1状態で、前記ホルダー側端子部の少なくとも一部が収納部に収納される第1保持工程と、
前記導線により、前記第2状態で前記ホルダー側端子部が前記収納部に保持されるように、前記ホルダー側端子部を移動させる第2保持工程と、
前記ホルダーを保持する部材が、基板若しくは前記基板を保持する部材に取り付けられる保持部材取付工程とを備える、端子接続構造の組み立て方法。
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