JP7486380B2 - 螺旋管形成用装置 - Google Patents
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Description
本発明は、かかる事情に鑑み、複数のピンチローラ対を含む螺旋管形成装置によって螺旋管を形成する際、帯状部材に前段のピンチローラ対による凹凸パターンの押し当て跡が形成されたとしても、後段のピンチローラ対の空転を防止し、駆動力を帯状部材に確実に伝達できるようにすることを目的とする。
前記帯状部材を前記螺旋管に組み込む経路上に並んで配置され、前記帯状部材を挟み付けて引き込み又は送り出す少なくとも2つのピンチローラ対を備え、前記2つのピンチローラ対には、前記帯状部材に形成され得る押し当て跡が互いに一致しないように、それぞれ凹凸パターンが形成されていることを特徴とする。
前記2つのピンチローラ対における凹凸パターンが、互いに非対応のローラ外周部分に形成されていることが好ましい。
「互いに非対応」とは、一方のピンチローラ対における凹凸パターンが配置された部分と、他方のピンチローラ対における凹凸パターンが配置された部分とが互いに対応していないことを云う。したがって、一方のピンチローラ対の凹凸パターンと、他方のピンチローラ対の凹凸パターンとが、帯状部材における互いに別の場所に押し当てられる。これによって、前段の押し当て跡による後段のピンチローラ対の空転を確実に防止できる。
各ピンチローラ対が、前記帯状部材における螺旋管の内周側を向く部分と対面するインナーローラと、前記帯状部材における螺旋管の外周側を向く部分と対面するアウターローラとを有していることが好ましい。
「互いに非対応」の態様として、一方のピンチローラ対の凹凸パターンはインナーローラに形成され、他方のピンチローラ対の凹凸パターンはアウターローラに形成されていてもよい。これによって、一方(前段又は後段)のピンチローラ対の凹凸パターンは、帯状部材の内周側を向く部分に押し当てられるのに対し、他方(後段又は前段)のピンチローラ対の凹凸パターンは、帯状部材の外周側を向く部分に押し当てられる。したがって、前段の押し当て跡による後段のピンチローラ対の空転を確実に防止できる。
例えば、各ピンチローラ対のアウターローラが、ローラ軸方向に互いに離れた複数のローラ部を有しており、一方のピンチローラ対の凹凸パターンが形成されたローラ部と、他方のピンチローラ対の凹凸パターンが形成されたローラ部とが、ローラ軸方向にずれていてもよい。
一方のピンチローラ対の凹凸パターンが、インナーローラの外周面におけるローラ軸方向の一側部分に形成され、他方のピンチローラ対の凹凸パターンが、インナーローラの外周面におけるローラ軸方向の他側部分に形成されていてもよい。
これによって、2つのピンチローラ対の凹凸パターンの配置が互いに対応していても、帯状部材における前段の凹凸パターンによる押し当て跡に、後段の凹凸パターンが重なるのを防止できる。したがって、後段のピンチローラ対の空転を確実に防止できる。
これによって、帯状部材における前段の凹凸パターンによる押し当て跡の凹凸に対して、後段の凹凸パターンの凹凸が交差する。したがって、後段のピンチローラ対の空転を確実に防止できる。
これら2つの凹凸パターンによる押し当て跡は互いに深さが異なる。したがって、帯状部材における前段の凹凸パターンによる押し当て跡に、後段の凹凸パターンが重なったとしても、後段の凹凸パターンの凸部が前記押し当て跡よりも深く帯状部材に食い込み、前段よりも深い押し当て跡が形成される。これにより、後段のピンチローラ対の空転を防止できる。
巻癖形成機の2つのピンチローラ対には、前記帯状部材に形成され得る押し当て跡が互いに一致しないように、それぞれ凹凸パターンが形成されており、かつ製管機の2つのピンチローラ対には、前記帯状部材に形成され得る押し当て跡が互いに一致しないように、それぞれ凹凸パターンが形成されていることが好ましい。
<第1実施形態(図1~図5)>
図1に示すように、本発明は、例えば老朽化した既設管1の更生に適用される。既設管1の内周に更生管9がライニングされることによって、既設管1が更生されている。更生対象の既設管1は、例えば地中に埋設された下水道管である。
なお、更生対象の既設管は、下水道管に限らず。上水道管でもよく、農業用水管でもよく、ガス管でもよく、水力発電導水管でもよく、トンネルでもよい。
帯状部材90の断面形状は、図2(a)に例示するものに限らない。補強帯材96が省略されていてもよい。
更生管9においては、帯状部材90の裏側部が外周側(図2(b)において上側)へ向けられ、帯状部材90の表側部が内周側(同図において下側)へ向けられている。帯本体91の平坦な表側面91aが、更生管9の内周面を構成する。
地上の巻き付けドラム5から帯状部材90における未製管の帯部分90aが繰り出されている。帯部分90aは、発進人孔4に差し入れられ、さらに既設管1内の更生管9(帯状部材90における製管済みの部分)を通って、更生管9の延伸方向の前端部(延伸前端部)の製管機10に導入されている。
なお、補強部材96が省略される場合は、合成樹脂製の帯本体91の裏側面が、駆動面となる。
インナーローラ24は、帯状部材90の表側部(螺旋管9の内周側を向く部分)と対面している。具体的には、インナーローラ24は、帯本体91の平坦な表側面91aに押し当てられている。帯本体91の表側面91aは、帯状部材90の表側部における、製管機10からの駆動力を受ける駆動面となる。
補強帯材96が樹脂被覆されている場合、該補強帯材96の駆動面(溝底部97b,98b)の被覆樹脂は、前後のピンチローラ対21,22の凹凸パターン25のうち、後段の凹凸パターン25とだけ接触されるから、該被覆樹脂の損傷を抑制又は防止でき、該被覆樹脂を剥がれにくくすることができる。
<第2実施形態(図6)>
図6に示すように、第2実施形態の製管機10Bにおいては、2つのピンチローラ対21,22の凹凸パターン25が、共にアウターローラ23に形成されるとともに、シャフト23cの軸線に沿うローラ軸方向に互いにずれている。詳しくは、図6(a)に示すように、前段(一方)のピンチローラ対21においては、凹凸パターン25が、延伸前方側(同図の左側)のローラ部23aの外周面(ローラ外周部分)に形成されている。ピンチローラ対21の凹凸パターン25は、平目ローレット52であるが、斜めローレット又は綾目ローレットでもよい。
ピンチローラ対21のローラ部23bの外周面は、平滑面となっている。
ピンチローラ対22のローラ部23aの外周面は、平滑面となっている。
製管機10Bのピンチローラ対21,22のインナーローラ24の外周面は、平滑面となっている。
すなわち、前段のピンチローラ対21においては、ローラ部23aの凹凸パターン25によって、溝底部97bに押し当て跡が形成され得る。これに対し、後段のピンチローラ対22の凹凸パターン25は、溝底部98bに押し当てられる。したがって、前段の押し当て跡による後段のピンチローラ対22の空転を確実に防止でき、帯状部材90に駆動力を確実に伝えることができる。
なお、図6とは逆に、前段のピンチローラ対21の凹凸パターン25がローラ部23bに形成され、かつ後段のピンチローラ対22の凹凸パターン25がローラ部23aに形成されていてもよい。
図7に示すように、第3実施形態の製管機10Cにおいては、2つのピンチローラ対21,22の凹凸パターン25が、共にインナーローラ24に形成されるとともに、シャフト23cの軸線に沿うローラ軸方向に互いにずれている。詳しくは、図7(a)に示すように、前段(一方)のピンチローラ対21においては、凹凸パターン25が、インナーローラ24の外周面における延伸前方側(同図の左側)の部分(一側部分)に形成されている。ピンチローラ対21の凹凸パターン25は、綾目ローレット51であるが、斜めローレット又は平目ローレットでもよい。
ピンチローラ対21のインナーローラ24の外周面における延伸後方側(同図の右側)の部分は、平滑面となっている。
ピンチローラ対22のインナーローラ24の外周面における延伸前方側(同図の左側)の部分は、平滑面となっている。
製管機10Cのピンチローラ対21,22のアウターローラ23のローラ部23a,23bの外周面は、いずれも平滑面となっている。
すなわち、前段のピンチローラ対21においては、インナーローラ24の凹凸パターン25によって、表側面91aの延伸前方側(図7(a)において左側)の部分に押し当て跡が形成され得る。これに対し、後段のピンチローラ対22の凹凸パターン25は、表側面91aの延伸後方側(図7(a)において右側)の部分に押し当てられる。これによって、前段の押し当て跡による後段のピンチローラ対22の空転を確実に防止でき、帯状部材90に駆動力を確実に伝えることができる。
なお、図7とは逆に、前段のピンチローラ対21においては、凹凸パターン25がインナーローラ24の延伸後方側の部分に形成され、かつ後段のピンチローラ対22においては、凹凸パターン25がインナーローラ24の延伸前方側の部分に形成されていてもよい。
図8に示すように、第4実施形態の製管機10Dにおいては、前段及び後段のピンチローラ対21,22のアウターローラ23の両ローラ部23a,23bにそれぞれ凹凸パターン25が形成されている。図8(a)に示すように、前段のピンチローラ対21の凹凸パターン25は、綾目ローレット51である。図8(b)に示すように、後段のピンチローラ対22の凹凸パターン25は、平目ローレット52である。したがって、2つのピンチローラ対21,22における互いに対応するローラ外周部分に、互いに異なる凹凸パターン25が形成されている。
なお、図8とは逆に、前段のピンチローラ対21の凹凸パターン25が平目ローレットであり、かつ後段のピンチローラ対22の凹凸パターン25が綾目ローレットであってもよい。綾目ローレットに代えて、斜めローレットとしてもよい。
図9に示すように、第5実施形態は、第4実施形態の変形例に係る。第5実施形態の製管機10Eにおいては、前段及び後段のピンチローラ対21,22の凹凸パターン25が共に斜めローレット53である。一方、これら前段及び後段の互いに対応する位置の斜めローレット53の傾斜方向(ないしは傾斜角度)が、互いに異なっている。
図9(b)に示すように、後段のピンチローラ対22における、ローラ部23a,23bどうしの斜めローレット53どうしの周期溝53aの傾斜方向は、互いにほぼ90度異なっている。
図10に示すように、第6実施形態の製管機10Fにおいては、前段(図10(a))のローラ部23a,23bの凹凸パターン25は、傾斜された周期溝53aを含む斜めローレット53であるのに対し、後段(図10(b))のローラ部23a,23bの凹凸パターン25は平目ローレット52になっている。平目ローレット52は、アウターローラのローラ部23a,23bの周方向(ローラ周方向)に一定間隔で形成された周期溝52aを含む。周期溝52aは、ローラ周方向と直交し、ローラ軸方向と平行に延びている。したがって、前段のピンチローラ対21の周期溝53aと後段のピンチローラ対22の周期溝52aとは、ローラ周方向に対する角度がほぼ45度異なっている。
このため、前段の斜めローレット53からなる凹凸パターン25による斜めの押し当て跡に対して、後段の凹凸パターン25を構成する平目ローレット52が交差する。これによって、後段の凹凸パターン25と帯状部材90との間に大きな摩擦力が生じるようにでき、後段のピンチローラ対22の空転を確実に防止できる。
なお、図10とは逆に、前段のローラ部23a,23bの凹凸パターン25が平目ローレットであり、かつ後段のローラ部23a,23bの凹凸パターン25が斜めローレットであってもよい。斜めローレットに代えて、綾目ローレットとしてもよい。
図11に示すように、第7実施形態の製管機10Gにおいては、前段及び後段のローラ部23a,23bの凹凸パターン25が共に平目ローレット52,52Bになっている。一方、前段と後段の凹凸パターン25のローラ周方向に沿うピッチが互いに異なっている。具体的には、前段(図11(a))の平目ローレット52のピッチは相対的に大きく、後段(図11(b))の平目ローレット52Bのピッチは相対的に小さい。
したがって、帯状部材90における前段の凹凸パターン25による押し当て跡に、後段の凹凸パターン25が完全に重なるのを防止できる。これによって、後段のピンチローラ対の空転を防止できる。
なお、図11とは逆に、前段の平目ローレットが後段の平目ローレットよりもピッチが小さくてもよい。
図12に示す第8実施形態は、第7実施形態の変形例であり、その製管機10Hにおいては、前段及び後段のローラ部23a,23bの凹凸パターン25が共に綾目ローレット51,51Bになっている。前段(図12(a))の綾目ローレット51のピッチは相対的に大きく、後段(図12(b))の綾目ローレット51Bのピッチは相対的に小さい。
なお、図12とは逆に、前段の綾目ローレットが後段の綾目ローレットよりもピッチが小さくてもよい。
図13に示すように、第9実施形態の製管機10Iにおいては、帯状部材90の経路に沿って後段のピンチローラ対22の凹凸パターン25における凹部25eの深さ又は凸部25fの高さが、前段のピンチローラ対21の凹凸パターン25における凹部25cの深さ又は凸部25dの高さより大きい。
前段及び後段の凹凸パターン25は、それぞれ平目ローレットでもよく、綾目ローレットでもよく、斜めローレットでもよい。前段の凹凸パターン25と後段の凹凸パターン25とが互いに同一パターンであってもよく、互いに異なるパターンであてもよい。
帯状部材90には、後段のピンチローラ対22の凹凸パターン25によって、前段の押し当て跡99よりも深い押し当て跡99Bが形成され得る。
図14(a)に示すように、第10実施形態の製管機10Jにおいては、前段のピンチローラ対21(1のピンチローラ対)におけるインナーローラ24の外周面に文字型54が形成されている。文字型54は、凹凸パターンの一部として提供されている。文字型54は、好ましくはローラ部23a,23bと対応する位置に配置されている。これによって、図14(c)に示すように、帯状部材90における表側面91a(螺旋管の内周面となる面)に文字91cを刻設できる。
図14(b)に示すように、後段のピンチローラ対22のアウターローラ23には、凹凸パターン25が形成されている。該凹凸パターン25は、平目ローレット52であるが、綾目ローレット又は斜めローレットであってもよい。
なお、文字型54が、後段のピンチローラ対22に形成されていてもよく、前段のピンチローラ対21には、平目ローレット、綾目ローレット、斜めローレットなどの凹凸パターン25が形成されていてもよい。この場合、後段のピンチローラ対22が「1のピンチローラ対」となる。
図15に示すように、第11実施形態における螺旋管形成用装置3Kは、巻癖形成機30を備えている。図16に示すように、巻癖形成機30は、支持フレーム31と、巻癖形成部32を含む。支持フレーム31は、外径が巻き付けドラム5の内径より少し小径の環状に形成されている。支持フレーム31ひいては巻癖形成機30が、地上の巻き付けドラム5内の空洞部に収容され、かつ巻き付けドラム5の軸線L5まわりに回転可能に保持されている。
ピンチローラ対41,42の少なくとも1つに駆動モータ(図示省略)がトルク伝達可能に接続されている。
ガイド部34は、ピンチローラ対41,42を結ぶ部分螺旋状の板状に形成されている。
このようにして巻癖が付与された帯状部材90が、地上から人孔4に挿し入れられ、既設管1内の製管機10Kへ供給されて、更生管9に製管される。帯状部材90の剛性が高くても、巻き癖を付与しておくことで、地上から製管機10Kまで帯状部材90を円滑に供給でき、製管を容易化できる。
更には、螺旋管形成用装置3Kの4つのピンチローラ対41,42,21,22の凹凸パターン45,25どうしが、帯状部材90に形成され得る押し当て跡が互いに一致しない関係になっていてもよい。
これによって、帯状部材90に相対的に前段のピンチローラ対による押し当て跡が形成されたとしても、相対的に後段(2つめ以降)のピンチローラ対の空転を防止でき、巻癖形成機30及び製管機10Kの駆動力を帯状部材90に確実に伝達することができる。
例えば、製管機が3つ以上のピンチローラ対を有していてもよく、これらピンチローラ対の少なくとも2つが、帯状部材90に形成され得る押し当て跡が互いに一致しないように、それぞれ凹凸パターンが形成されていてもよい。巻癖形成機が3つ以上のピンチローラ対を有していてもよく、これらピンチローラ対の少なくとも2つが、帯状部材90に形成され得る押し当て跡が互いに一致しないように、それぞれ凹凸パターンが形成されていてもよい。
押し当て跡は、帯状部材90に形成され得るものであればよく、必ずしも目視などで判別可能に形成される必要はない。
巻癖形成機は、2以上のピンチローラ対を含み、帯状部材90に巻癖を付与するものであればよく、第10実施形態(図16)の構造に限られない。
本発明は、既設管の内周にライニングされる更生管の形成に限らず、種々の螺旋管の形成に適用できる。
3,3K 螺旋管形成用装置
5 巻き付けドラム
L5 巻き付けドラムの軸線
9 更生管(螺旋管)
90 帯状部材
90a 未製管の帯部分
91 帯本体
91a 表側面(駆動面)
93 第1嵌合部
94 第2嵌合部
96 補強帯材
97b、98b 溝底部(駆動面)
10 製管機
10B~10K 製管機
11 装置フレーム
20 駆動部
21 前段(一方)のピンチローラ対
22 後段(他方)のピンチローラ対
23 アウターローラ
23a 延伸方向の前方側のローラ部
23b 延伸方向の後方側のローラ部
23d ローラ外周部分
24 インナーローラ
24d ローラ外周部分
25 凹凸パターン
25c 前段の凹部
25d 前段の凸部
25e 後段の凹部
25f 後段の凸部
30 巻癖形成機
32 巻癖形成部
41 前段(一方)のピンチローラ対
42 後段(他方)のピンチローラ対
43 アウターローラ
44 インナーローラ
45 凹凸パターン
51 綾目ローレット(凹凸パターン)
51B 小ピッチの綾目ローレット(凹凸パターン)
52 平目ローレット(凹凸パターン)
52a 周期溝
52B 小ピッチの平目ローレット(凹凸パターン)
53 斜めローレット(凹凸パターン)
53a 周期溝
54 文字型(凹凸パターン)
91c 文字(押し当て跡)
99 前段の押し当て跡
99B 後段の押し当て跡
Claims (11)
- 帯状部材から螺旋管を形成するための螺旋管形成用装置であって、
前記帯状部材を前記螺旋管に組み込む経路上に並んで配置され、前記帯状部材を挟み付けて引き込み又は送り出す少なくとも2つのピンチローラ対を備え、各ピンチローラ対が、前記帯状部材における螺旋管の内周側を向く部分と対面するインナーローラと、前記帯状部材における螺旋管の外周側を向く部分と対面するアウターローラとを有しており、
前記2つのピンチローラ対には、前記帯状部材に形成され得る押し当て跡が互いに一致しないように、それぞれ凹凸パターンが形成されており、前記凹凸パターンが、各ピンチローラ対のアウターローラ及びインナーローラの少なくとも1つに設けられていることを特徴とする螺旋管形成用装置。 - 前記2つのピンチローラ対における一方のピンチローラ対の凹凸パターンと他方のピンチローラ対の凹凸パターンとが、前記帯状部材における互いに別の場所に押し当てられるように互いに非対応のローラ外周部分に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の螺旋管形成用装置。
- 一方のピンチローラ対の凹凸パターンはインナーローラに形成され、
他方のピンチローラ対の凹凸パターンはアウターローラに形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の螺旋管形成用装置。 - 前記2つのピンチローラ対の凹凸パターンが、互いにローラ軸方向にずれていることを特徴とする請求項1又は2に記載の螺旋管形成用装置。
- 前記2つのピンチローラ対における互いに対応するローラ外周部分に、互いに異なる凹凸パターンが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の螺旋管形成用装置。
- 前記2つのピンチローラ対のうち一方の凹凸パターンが綾目ローレット又は斜めローレットであり、
前記2つのピンチローラ対のうち他方の凹凸パターンが平目ローレットであることを特徴とする請求項1又は5に記載の螺旋管形成用装置。 - 前記2つのピンチローラ対の凹凸パターンが、それぞれローラ周方向に一定間隔で形成された周期溝を含み、前記2つのピンチローラ対の周期溝の角度が互いに異なることを特徴とする請求項1又は5に記載の螺旋管形成用装置。
- 前記2つのピンチローラ対の凹凸パターンのローラ周方向に沿うピッチが互いに異なることを特徴とする請求項1又は5に記載の螺旋管形成用装置。
- 前記2つのピンチローラ対のうち前記経路に沿って後段のピンチローラ対の凹凸パターンにおける凹部の深さ又は凸部の高さが、前段のピンチローラ対の凹凸パターンにおける凹部の深さ又は凸部の高さより大きいことを特徴とする請求項1又は5に記載の螺旋管形成用装置。
- 1のピンチローラ対におけるインナーローラの外周面に文字型が形成されていることを特徴とする請求項1~9の何れか1項に記載の螺旋管形成用装置。
- 前記帯状部材に巻き癖を付与する巻癖形成機と、前記巻き癖付与後の帯状部材の一周違いに隣接する縁どうしを接合して螺旋管を形成する製管機とを備え、
前記巻癖形成機及び前記製管機が、それぞれ前記少なくとも2つのピンチローラ対を含むことを特徴とする請求項1~10の何れか1項に記載の螺旋管形成用装置。
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