JP7484557B2 - 粘接着剤組成物、粘接着シート及び積層体 - Google Patents
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Description
そこで、本発明では、硬化後の動的粘弾性測定により得られる23℃における損失正接(tanδ)に着目し、粘接着剤組成物の粘度、硬化後の粘接着剤層の硬さや軟らかさと本発明の効果との関係を検討し、硬化後の損失正接(tanδ)が所定の範囲となるように粘接着剤組成物を調整することによって、硬化前は常温転写性を有し、硬化後には優れた接着性が得られ、更には意外にも耐熱性に優れた粘接着剤層が得られることを見出したのである。
なお、本発明において、(メタ)アクリルとはアクリルあるいはメタクリルを、(メタ)アクリロイルとはアクリロイルあるいはメタクリロイルを、(メタ)アクリレートとはアクリレートあるいはメタクリレートをそれぞれ意味するものである。
本発明の粘接着剤組成物[I]は、上記のとおり、アクリル系樹脂(A)、エポキシ系化合物(B)、エポキシ系化合物用硬化剤(C)及びアクリル系樹脂用架橋剤(D)を含有する。粘接着剤組成物[I]を構成する各成分について説明する。
アクリル系樹脂(A)とは、少なくとも1種の(メタ)アクリル系モノマーを含む重合成分を重合して得られる樹脂であり、例えば、(メタ)アクリル系モノマーを主成分とし、場合により、他の各種の重合性モノマーを含有する重合成分を重合して得られるアクリル系樹脂が挙げられる。
上記その他の重合性モノマーとしては、例えば、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、グルタコン酸、イタコン酸、アクリルアミド-N-グリコール酸、ケイ皮酸などの不飽和カルボン酸;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、安息香酸ビニル等のカルボン酸ビニルエステルモノマー;スチレン、α-メチルスチレン等の芳香環を含有するモノマー;アクリロニトリル、メタクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アルキルビニルエーテル、ビニルトルエン、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、イタコン酸ジアルキルエステル、フマル酸ジアルキルエステル、アリルアルコール、アクリルクロライド、メチルビニルケトン、アリルトリメチルアンモニウムクロライド、ジメチルアリルビニルケトン等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
Tga:モノマーAのホモポリマーのガラス転移温度(K) Wa:モノマーAの重量分率
Tgb:モノマーBのホモポリマーのガラス転移温度(K) Wb:モノマーBの重量分率
Tgn:モノマーNのホモポリマーのガラス転移温度(K) Wn:モノマーNの重量分率
(Wa+Wb+・・・+Wn=1)
なお、アクリル系樹脂を構成するモノマーからホモポリマーを調製した際のガラス転移温度は、通常、ポリマーハンドブック〔Polymer HandBook,J.Brandrup,Interscience,1989〕に記載されている場合にはこの値を用いて求めることができる。また、アクリル系樹脂を構成するモノマーからホモポリマーを調製した際のガラス転移温度は、示差走査熱量計(DSC)によりJIS K7121-1987や、JIS K 6240に準拠した方法で測定することもできる。
本発明で用いられるエポキシ系化合物(B)としては、1分子中にエポキシ基を1個以上有するエポキシ系化合物、好ましくはエポキシ基を1~2個有するエポキシ系化合物、より好ましくはエポキシ基を2個有するエポキシ系化合物が挙げられる。これらの化合物は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。なお、1分子中のエポキシ基の数が多すぎると硬化後に硬くなりすぎて、接着強度が低下する傾向がある。
かかるエポキシ系化合物として、特には25℃での粘度が2000mPa・s以下であり、かつエポキシ当量が300g/eq以上のエポキシ系化合物(b1)が好ましい。エポキシ系化合物(b1)の25℃での粘度は2000mPa・s以下であることが硬化前の粘接着剤層にタックを付与しやすい点で好ましく、より好ましくは1~1500mPa・s、特に好ましくは1~1200mPa・s、更に好ましくは50~1000mPa・sである。かかる粘度が高すぎると常温転写性が低下する傾向がある。なお、粘度が低すぎると加熱硬化時に揮発し、気泡が発生しやすい傾向がある。
上記粘度は、JIS K 7233に準拠してB型粘度計を用いて測定した値である。
なお、エポキシ当量は、電位差滴定装置を用いてJIS K 7236に準じて測定した値である。
なお、エポキシ系化合物(b1)の重量平均分子量は、アクリル系樹脂(A)の重量平均分子量と同様の方法により測定される。
なお、上記粘度は、JIS K 7233に準拠してB型粘度計を用いて測定した値である。
エポキシ系化合物用硬化剤(C)は、上記エポキシ系化合物(B)の硬化剤として用いられ、エポキシ系化合物(B)のエポキシ基と反応しうる官能基を有する化合物である。
かかる硬化剤(C)としては、例えば、アミン類、ポリアミド類、イミダゾール類、ポリメルカプタン硬化剤、酸無水物類、等が挙げられる。これらは、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。そして、上記硬化剤(C)の中でも、特に、粘接着剤を形成した際の保存安定性や硬化性に優れる点で、アミン系化合物を用いることが好ましく、中でもジシアンジアミドや有機酸ヒドラジドが好ましく、有機酸ヒドラジドの中でも、とりわけ、アジピン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジドが硬化速度に優れる点で好ましい。
本発明の粘接着剤組成物[I]は、上記のアクリル系樹脂(A)、エポキシ系化合物(B)及びエポキシ系化合物用硬化剤(C)に加え、更に アクリル系樹脂(A)を架橋する架橋剤(D)(アクリル系樹脂用架橋剤(D))を含有する。架橋剤(D)を含有することで、粘接着剤組成物[I]を架橋させることができ、粘接着剤の凝集力を向上させることができる。なお、アクリル系樹脂(A)はエポキシ系化合物(B)によっても架橋されるので、本発明における架橋剤(D)はエポキシ系化合物(B)を除くものとする。
これら架橋剤(D)は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明の粘接着剤組成物[I]においては、上記各成分の他に、任意成分として、例えば、カーボンや金属等の導電剤;金属粒子やガラス粒子などの無機フィラー;ウレタン樹脂、ロジン、ロジンエステル、水添ロジンエステル、フェノール樹脂、脂肪族系石油樹脂、脂環族系石油樹脂、スチレン系樹脂などの粘着付与剤;充填剤;酸化防止剤;紫外線吸収剤;シランカップリング剤;イオン性化合物、過酸化物、ウレタン化触媒などの架橋促進剤;アセチルアセトン等の架橋遅延剤;等の各種添加剤を含有することもできる。これらは、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの成分の混合方法については、特に限定されるものではなく、各成分を一括で混合する方法や、任意の成分を混合した後、残りの成分を一括または順次混合する方法など、種々の方法を採用することができる。
かくして本発明における粘接着剤組成物[I]が得られる。
かかる損失正接(tanδ)の好ましい範囲は1.55~4.8であり、より好ましくは1.6~4.5、特に好ましくは1.7~4.2、更に好ましくは1.8~4、殊に好ましくは1.9~3である。かかる損失正接(tanδ)が小さすぎると23℃での粘性が足りず接着強度が低下することとなり、大きすぎると粘性が高くなりすぎて凝集力が低下することとなる。
なお、硬化物のガラス転移温度は、損失正接の測定方法と同様に動的粘弾性装置を用いて測定することができ、得られた粘弾性曲線におけるtanδピークトップ温度をガラス転移温度とする。
本発明の粘接着剤組成物[I]は、アクリル系樹脂(A)が架橋することにより粘接着剤とすることができる。また、この粘接着剤を含有する粘接着剤層をプラスチックフィルム等の基材に積層形成することにより、基材/粘接着剤層の積層構造を有する粘接着シートを得ることができる。更に、この粘接着剤層を被着体上に積層することにより、被着体/粘接着剤層の積層構造を有する積層体を得ることができる。なお、以下では基材と被着体を総括して「部材」ともいう。
粘接着剤を硬化する際の加熱温度は、好ましくは100~250℃であり、より好ましくは120~200℃、更に好ましくは130~185℃である。かかる温度が低すぎると、硬化時間が長くなり、作業性が低下する傾向があり、かかる温度が高すぎると、エポキシ系化合物(B)が揮発したり発火したりする傾向がある。また、加熱時間は、好ましくは5~180分間であり、より好ましくは30~120分間、更に好ましくは45~90分間である。かかる時間が短すぎると硬化が不充分となり接着強度が低下する傾向があり、長すぎると作業性が低下する傾向がある。
本発明においては、特にフレキシブルプリント配線板(FPC)の用途、例えば、FPCと補強板とを接着する用途に有用であり、FPCと補強板とを接着する用途においては、被着体への貼り付けに加熱貼付(熱ラミネート)を用いる必要もなく、被着体に対して常温での貼り付けが可能であり、硬化後においても接着性はもとより耐熱性、耐湿熱性が良好となるものであり、今後大いに期待されるところである。
また、下記実施例中におけるアクリル系樹脂の重量平均分子量、分散度、ガラス転移温度、その他の諸物性は前述の方法に従って測定した。
まず、実施例に先立って下記の成分を用意した。
[アクリル系樹脂(A-1)の調製]
還流冷却器、撹拌器、窒素ガスの吹き込み口及び温度計を備えた4ツ口丸底フラスコに、酢酸エチル80部、メチルエチルケトン6部、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を0.036部仕込み、加熱して内温が沸点に到達した後、メチルアクリレート(MA)40部、メチルメタクリレート(MMA)10部、n-ブチルメタクリレート45部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2HEA)5部、酢酸エチル4部、重合開始剤(AIBN)0.036部の混合溶液を、沸騰状態を維持したまま2時間にわたって滴下した。その後、反応を継続しながら、重合開始剤(AIBN)0.05部を2度追加し、7時間反応させた後、希釈して、アクリル系樹脂(A-1)溶液(固形分濃度45.1%、粘度12,400mPa・s/25℃、アクリル系樹脂(A-1):重量平均分子量(Mw)28.8万、分散度(Mw/Mn)2.2、ガラス転移温度(Tg)19.7℃)を得た。
還流冷却器、撹拌器、窒素ガスの吹き込み口及び温度計を備えた4ツ口丸底フラスコに、酢酸エチル80部、メチルエチルケトン6部、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を0.036部仕込み、加熱して内温が沸点に到達した後、メチルアクリレート(MA)40部、メチルメタクリレート(MMA)20部、n-ブチルメタクリレート35部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(2HEA)5部、酢酸エチル4部、重合開始剤(AIBN)0.036部の混合溶液を、沸騰状態を維持したまま2時間にわたって滴下した。その後、反応を継続しながら、重合開始剤(AIBN)0.05部を2度追加し、7時間反応させた後、希釈して、アクリル系樹脂(A-2)溶液(固形分濃度43.6%、粘度10,800mPa・s/25℃、アクリル系樹脂(A-2):重量平均分子量(Mw)26.7万、分散度(Mw/Mn)1.98、ガラス転移温度(Tg)26.3℃)を得た。
エポキシ系化合物(B)として以下のものを用意した。
(B-1):jER(登録商標) YX7400(三菱ケミカル社製)25℃での粘度200mPa・s、エポキシ当量440g/eq、官能基数2
(B-2):jER(登録商標) YX7105(三菱ケミカル社製)25℃での粘度53,000mPa・s、エポキシ当量480g/eq、官能基数2
(B-3):デナコールEX-321(ナガセケムテックス社製)25℃での粘度140mPa・s、エポキシ当量140g/eq、官能基数2~3
(B-4):jER 828(三菱ケミカル社製)25℃での粘度13,500mPa・s、エポキシ当量189g/eq、官能基数2
(B-5):jER 1032H80(三菱ケミカル社製)25℃で固体、エポキシ当量160g/eq、官能基数3
エポキシ系化合物用硬化剤(C)として以下のものを用意した。
(C-1):アジピン酸ジヒドラジド(ADH-S:大塚化学社製)
架橋剤(D)として以下のものを用意した。
(D-1):コロネートL55E(東ソー社製:トリメチロールプロパンとトリレンジイソシアネートのアダクト体)
上記の成分を後記の表1にしたがって配合し、酢酸エチルを用いて固形分濃度を30~60%の範囲に調整することにより、粘接着剤組成物を得た。
各項目の評価方法と評価基準は下記のとおりである。また、これらの結果を後記の表1に併せて示す。
粘接着剤組成物を、厚み38μmの重剥離シリコンセパレータ(三井化学東セロ社製、「SPPET03 38BU」)に、乾燥後の厚みが50μmとなるようにコンマコータを用いて塗工し、100℃×3分間乾燥し、粘接着剤層を形成した。当該粘接着剤層の表面に厚み38μmの軽剥離シリコンセパレータ(三井化学東セロ社製、「SPPET01 38BU」)を貼り合わせた後、40℃で3日間エージングを施し粘接着シートを作製した(軽剥離シリコンセパレータ/粘接着剤層/重剥離シリコンセパレータの積層体)。
得られた粘接着シートから粘接着剤層をピッキングにより採取し、粘接着剤を200メッシュのSUS製金網で包み、23℃に調整した酢酸エチル中に24時間浸漬することにより、酢酸エチル浸漬前の粘接着剤層の重量に対する、金網中に残存した不溶解の粘接着剤成分の重量百分率をゲル分率とした。
得られた粘接着シートの外観を目視で確認し、以下の通り評価した。
○・・・気泡、ムラがない
△・・・気泡がわずかにあり
×・・・気泡、ムラが多数あり
上記作製した粘接着シートの軽剥離シリコンセパレータを剥離し、粘接着剤層側をポリイミドフィルム(カプトン200H:東レ・デュポン社製)に常温下で貼り合せ、フィルム基材付き粘接着シートを得た。得られたフィルム基材付き粘接着シートから重剥離シリコンセパレータを剥離した際に粘接着剤層がポリイミドフィルムへ転写されているかどうかを目視で確認し、以下の基準で評価した。
○・・・転写されている
×・・・転写されていない
作製した粘接着シートから軽剥離シリコンセパレータを剥離し、粘接着剤層が150~200μmになるよう積層し、さらに160℃で1時間加熱硬化させ試験片を得た。その後、5mm×30mmに切り出した試験ピースについて、調湿粘弾性装置(DVA-225)を用いて、周波数1Hz、測定温度-100~150℃まで3℃/min昇温の条件で、23℃における損失正接(tanδ)の値を測定した。
上記損失正接(tanδ)の測定において得られた粘弾性曲線におけるtanδピークトップ温度をガラス転移温度とした。
上記作製した粘接着シートの軽剥離シリコンセパレータを剥離し、粘接着剤層側をポリイミドフィルム(カプトン200H:東レ・デュポン社製)に常温下で貼り合せ、フィルム基材付き粘接着シートを得た。得られたフィルム基材付き粘接着シートを25mm幅に切り出した後、重剥離シリコンセパレータを剥離し、粘接着剤層側をSUS-BA板に常温下で1kgローラーを2往復して貼り付けた後、160℃で1時間加熱硬化させた。その後23℃×50%RH環境下で調温した後、AUTO Graph AG-X Plus(島津製作所社製)を用いて、300mm/minの速度で180°剥離の接着強度(単位:N/cm)を測定し、以下の基準で評価した。
◎・・・15N/cmより高い
○・・・10~15N/cm
×・・・10N/cm未満
上記作製した粘接着シートの軽剥離シリコンセパレータを剥離し、粘接着剤層側をポリイミドフィルム(カプトン200H:東レ・デュポン社製)に常温下で貼り合せ、フィルム基材付き粘接着シートを得た。得られたフィルム基材付き粘接着シートを25mm幅に切り出した後、重剥離シリコンセパレータを剥離し、粘接着剤層側をSUS-BA板に常温下で1kgローラーを2往復して貼り付けた後、160℃で1時間加熱硬化させた。更に150℃で250時間静置し、その後23℃×50%RH環境下で調温した後、AUTO Graph AG-X Plus(島津製作所社製)を用いて、300mm/minの速度で180°剥離の接着強度(単位:N/cm)を測定し、以下の基準で評価した。
◎・・・15N/cmより高い
○・・・10~15N/cm
×・・・10N/cm未満
Claims (9)
- アクリル系樹脂(A)、エポキシ系化合物(B)、エポキシ系化合物(B)と反応する硬化剤(C)及び架橋剤(D)を含有する粘接着剤組成物であって、
前記粘接着剤組成物から形成される粘接着剤層を160℃で1時間加熱して硬化させたとき、動的粘弾性測定により得られる23℃における損失正接(tanδ)が1.5~5であり、
硬化剤(C)の含有量が、エポキシ系化合物(B)100重量部に対して、1~100重量部であることを特徴とする粘接着剤組成物。 - アクリル系樹脂(A)の重量平均分子量が10万以上であることを特徴とする請求項1に記載の粘接着剤組成物。
- エポキシ系化合物(B)は、25℃での粘度が2000mPa・s以下であり、かつエポキシ当量が300g/eq以上のエポキシ系化合物(b1)を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の粘接着剤組成物。
- エポキシ系化合物(B)の含有量が、アクリル系樹脂(A)100重量部に対して、1~150重量部であることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の粘接着剤組成物。
- 硬化剤(C)が、アミン系化合物であることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の粘接着剤組成物。
- 架橋剤(D)の含有量が、アクリル系樹脂(A)100重量部に対して、0.01~15重量部であることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の粘接着剤組成物。
- 100~250℃の加熱により硬化する機能を有することを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の粘接着剤組成物。
- 請求項1~7のいずれか一項に記載の粘接着剤組成物から形成される粘接着剤層を有することを特徴とする粘接着シート。
- 請求項1~7のいずれか一項に記載の粘接着剤組成物から形成される粘接着剤層が被着体上に積層されていることを特徴とする積層体。
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