JP7474437B2 - 高分子化合物水素化物の製造方法 - Google Patents
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〔2〕前記高分子化合物が、環状オレフィン重合体である、前記〔1〕に記載の高分子化合物水素化物の製造方法。
〔3〕前記高分子化合物の溶媒中での固形分濃度が、0.1wt%以上10wt%以下である、前記〔1〕または〔2〕に記載の高分子化合物水素化物の製造方法。
本発明の高分子化合物水素化物の製造方法は、水素ファインバブルを供給し、溶媒下で不飽和結合を有する高分子化合物を水素化する工程を含む。本発明の製造方法は、不飽和結合を有する高分子化合物を効率良く水素化することができる。したがって、水素化反応時の圧力の穏和化の効果が得られ、更に、水素化率の向上、水素化触媒の使用量の削減、水素化反応時間の短縮化、および水素化反応温度の低温化の少なくとも一つ以上の効果が得られる。
本発明の製造方法により得られる高分子化合物水素化物は、原料となる不飽和結合を有する高分子化合物の不飽和結合が水素化(水素添加)された高分子化合物である。高分子化合物水素化物は、高い水素化率を有することが好ましい。重合体水素化物の水素化率は、特に限定されることはないが、90%以上であることが好ましく、95%以上であることがより好ましく、99%以上であることが更に好ましい。なお、高分子化合物水素化物の水素化率は、例えば、NMR、IR、またはクロマトグラフィ(例、GC-FID)を利用した方法(具体例として、本明細書の実施例に記載の方法)により測定することができる。
本発明の製造方法において原料となる不飽和結合を有する高分子化合物は、分子構造中に不飽和結合を有する高分子化合物であれば、特に限定されることはない。また、不飽和結合を有する高分子化合物及びその水素化物は、いずれも、溶媒に可溶であることが好ましい。不飽和結合を有する高分子化合物は、好ましくは不飽和結合を有する重合体である。用語「重合体」には、共重合体も含まれる。
不飽和結合としては、二重結合及び三重結合が挙げられ、二重結合が好ましい。また、不飽和結合としては、炭素-炭素不飽和結合、炭素-窒素不飽和結合、炭素-酸素不飽和結合、窒素-窒素不飽和結合などが挙げられるが、好ましくは炭素-炭素不飽和結合、より好ましくは炭素-炭素二重結合である。なお、炭素-炭素不飽和結合には芳香環を構成する不飽和結合も含まれる。
不飽和結合を有する高分子化合物としては、例えば、環状オレフィン重合体、鎖状オレフィン重合体、芳香族オレフィン重合体が挙げられ、環状オレフィン重合体が好ましい。本発明の重合体水素化物の製造方法によれば、温和な条件下での効率的な水素化が可能であるため、水素化反応時に高分子化合物の分解が抑制され、高分子量の高分子化合物水素化物を得ることができる。
環状オレフィン重合体とは、環状オレフィン単量体単位を含む重合体である。環状オレフィン重合体としては、例えば、ノルボルネン系単量体を含む重合体が挙げられる。ノルボルネン系単量体を含む重合体は、ノルボルネン系単量体が単独で、または必要に応じてノルボルネン系単量体以外の他の単量体と開環重合または付加重合された重合体である。なお、ノルボルネン系単量体とはノルボルネン環を含む単量体を指す。
なお、誘導体とは、環構造中に置換基を有するものを指す。
置換基を有するノルボルネン系単量体としては、8-メトキシカルボニル-テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデカ-3-エン、8-メチル-8-メトキシカルボニル-テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデカ-3-エン、8-エチリデン-テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデカ-3-エンなどが挙げられる。
これらのノルボルネン系単量体は、1種単独であるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
これらの置換基としては、ノルボルネン系単量体の置換基として示したものと同様のものが挙げられる。
具体的に、ノルボルネン系単量体の開環重合体の重合様式は、特に限定はされず、例えば、溶液重合法、塊状重合法などの方法を用いることができる。開環重合反応としては、メタセシス重合などの開環重合を用いることができる。そして、重合に使用される開環重合触媒、助触媒、分子量調節剤、重合活性調整剤などは、一般に用いられるものを使用することができ、その使用量も、一般に使用される量とする。開環重合反応としては、例えば、特開2019-167395号公報に記載されるような方法を用いることができる。
また、ノルボルネン系単量体の付加重合体の重合様式は、特に限定はされず、例えば、溶液重合法、懸濁重合法、塊状重合法、乳化重合法などのいずれの方法を用いてもよい。重合反応としては、イオン重合、ラジカル重合、リビングラジカル重合などの付加重合を用いることができる。そして、重合に使用される乳化剤、分散剤、重合開始剤、重合助剤などは、一般に用いられるものを使用することができ、その使用量も、一般に使用される量とする。
鎖状オレフィン重合体とは、鎖状オレフィン単量体単位を含む重合体である。鎖状オレフィン単量体としては、得られる重合体が不飽和結合を有するものであれば、特に限定されることはなく、例えば、1,3-ブタジエン、イソプレン、クロロプレン、2,3-ジメチル-1,3-ブタジエン等の共役ジエン単量体;1,4-ヘキサジエン、4-メチル-1,4-ヘキサジエン、5-メチル-1,4-ヘキサジエン、1,7-オクタジエンなどの非共役ジエン単量体などを用いることができる。鎖状オレフィン重合体は、これらの単量体と他の単量体と共重合した鎖状オレフィン共重合体であってもよい。
芳香族オレフィン重合体とは、芳香族環を有するオレフィン単量体単位を含む重合体である。芳香族オレフィン重合体は、特に限定されることはないが、通常は、芳香族オレフィン単量体が単独で、または必要に応じて芳香族オレフィン単量体以外の他の単量体と付加(共)重合された重合体である。
なお、本明細書中において、「(共)重合」とは、「重合または共重合」を指す。
これらの芳香族オレフィン単量体は、それぞれ単独であるいは2種類以上を組み合わせて用いることができる。
これらの他の単量体は、それぞれ単独であるいは2種類以上を組み合わせて用いることができる。
なお、本明細書中において、「(メタ)アクリロニトリル」とは、アクリロニトリルおよび/またはメタクリロニトリルを意味し、「(メタ)アクリル」とは、アクリルおよび/またはメタクリルを意味する。
具体的に、芳香族オレフィン単量体の付加(共)重合体の重合様式は、特に限定はされず、例えば、溶液重合法、懸濁重合法、塊状重合法、乳化重合法などのいずれの方法を用いてもよい。重合反応としては、イオン重合、ラジカル重合、リビングラジカル重合などの付加重合を用いることができる。そして、重合に使用される乳化剤、分散剤、重合開始剤、重合助剤などは、一般に用いられるものを使用することができ、その使用量も、一般に使用される量とする。
溶媒としては、原料及び製造物の溶解性により適宜選択することができ、例えば、n-ペンタン、n-ヘキサン、n-ヘプタン等の脂肪族炭化水素;シクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ジメチルシクロヘキサン、トリメチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、ジエチルシクロヘキサン、デカヒドロナフタレン、ビシクロヘプタン、トリシクロデカン、ヘキサヒドロインデン、シクロオクタン等の脂環族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン等の芳香族炭化水素;ニトロメタン、ニトロベンゼン、アセトニトリル、プロピオニトリル、ベンゾニトリル等の含窒素系炭化水素;クロロホルム、ジクロロメタン、1,2-ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素;ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、メタノール、エタノール等のアルコール類などを用いることができる。また、原料(高分子化合物)または製造物(含アミン化合物)が溶媒に溶解した溶液を、便宜上「反応液」と包括的に呼ぶ。
「ファインバブル」とは、直径100μm以下の気泡をいう。ファインバブルの形成は、単位体積の液体中に含まれる気泡数を指標として定義することもできる。例えば、液体1mL当たりの気泡数が1.0×107個以上であれば、反応に供されるに有利なファインバブルが形成されていると見なすことができる。液体1mLの当たりの気泡数は、1.0×107個以上であればよく、好ましくは2.0×107個以上、より好ましくは3.0×107個以上であればよい。気泡数は、例えば、カンタムデザイン社製ナノサイトを用いて測定することができる。
水素ファインバブルは、連続流動型ファインバブル発生装置を用いて発生させることができる。連続流動型ファインバブル発生装置とは、加圧減圧発生法/気液二相流剪断法を利用して、反応液と水素ガスを連続的に流入させて、水素ファインバブルを含有する反応液を連続的に排出させる装置である。連続流動型ファインバブル発生装置は、外部からの機械的動力を用いずに、流体の流速を利用した剪断力によりファインバブルを発生させる装置であることが好ましい。連続流動型ファインバブル発生装置としては、例えば、マイクロミキサーが挙げられる。
マイクロミキサーは、液体と気体が均等に混合できるように、2流路以上が均等に衝突できる形状を有するものが好ましい。
反応液のマイクロミキサーへの流量は、例えば0.1mL/min以上、好ましくは0.5mL/min以上、より好ましくは1.0mL/min以上であってもよく、例えば20mL/min以下、好ましくは15mL/min以下、より好ましくは10mL/min以下であってもよい。
水素ガスのマイクロミキサーへの流量は、例えば0.1mL/min以上、好ましくは0.2mL/min以上、より好ましくは0.5mL/min以上であってもよく、例えば10mL/min以下、好ましくは5mL/min以下、より好ましくは3mL/min以下であってもよい。
反応液流量に対する水素ガス流量の体積比は、例えば0.01以上、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.5以上であってもよく、例えば以下、好ましくは10以下、より好ましくは5以下であってもよい。
ファインバブル発生圧は、例えば0.1MPa以上、好ましくは0.2MPa以上、より好ましくは0.5MPa以上であってもよく、例えばMPa以下、好ましくは5MPa以下、より好ましくは3MPa以下であってもよい。
マイクロミキサーを用いたファインバブル生成は、例えば、渦巻きポンプ型気泡発生装置(特開2006-159187号公報)を用いた気泡生成に比して、高圧力等の過酷な条件を要しない点、循環型反応系への適用性が高い点等で有利である。また、循環型反応系は、一度の水素供給量に限界があるバッチ式反応系に比して多量の水素を逐次供給することが可能である点、水素化率をモニタリングしながらの操作が可能である点等の利点を有する。
水素化反応は、水素ファインバブルを含有する反応液を水素化反応に適した条件下におくことにより行われる。好ましくは、水素化反応は、水素ファインバブルを含有する反応液を、水素化反応に適した条件下にある水素化反応容器に移送することにより行われる。水素化反応とは、原料である不飽和結合を有する高分子化合物中の不飽和結合(例、炭素-炭素二重結合)を水素化(水添)して、製造物である高分子化合物水素化物に変換する反応である。水素化反応は、水素化触媒の存在下で行われることが好ましい。
水素化触媒は、均一系触媒、不均一系触媒等、特に限定されることはなく、不飽和結合を有する高分子化合物の水素化反応に用いられる既知のものを使用することができる。水素化触媒は、固体触媒が好ましい。
不均一系触媒としては、活性成分のみを含む触媒、および、活性成分と該活性成分を担持させる担体とを含む触媒のいずれも用いることができる。
活性成分としては、ニッケル、パラジウム、白金、ロジウム、ルテニウム等の金属が挙げられる。
担体としては、カーボン、シリカ、ケイソウ土、アルミナ、酸化チタンなどが挙げられる。
活性成分のみを含む触媒の具体例としては、ラネーニッケル、ラネーパラジウム、ラネー白金等のラネー触媒などが挙げられる。
活性成分と担体とを含む触媒の具体例としては、ニッケル/シリカ、ニッケル/ケイソウ土、ニッケル/アルミナ、パラジウム/カーボン、パラジウム/シリカ、パラジウム/ケイソウ土、パラジウム/アルミナなどが挙げられる。
これらの水素化触媒は単独で、あるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。
なお、触媒の使用量は、担体も含めた触媒の乾燥状態での使用量を指す。
水素化反応は、水素ファインバブルを含有する反応液を所定の条件下におくこと、好ましくは、水素ファインバブルを含有する反応液を水素化反応容器に移送することにより行われる。水素化反応容器は、連続式水素化反応容器及びバッチ式水素化反応容器のいずれであってもよいが、効率性の観点から連続式反応器が好ましい。連続式反応器としては、水素化触媒が固定された管(触媒固定管)が挙げられる。
本発明の製造方法は、例えば、循環型反応系、バッチ型反応系、及びセミバッチ型反応系等のいずれの反応系を用いて行ってもよい。ファインバブルを用いた水素化は、水素化効率が高いために望ましくない水素化が過度に進行してしまう場合がある。望ましくない水素化を抑制するためには、水素化率を監視して水素化率から水素化を制御することができることが好ましい。この観点から、反応系は、循環型反応系が好ましい。循環型反応系としては、例えば、反応液が流れる循環流路上に、ファインバブル発生装置、及び水素化反応容器(例、触媒固定管)が配置された反応系が挙げられる。循環型反応系の具体例としては、例えば、図1の模式図に示す構成を有する反応系が挙げられる。図1の模式図では、容器1に保持された反応液が、反応液排出部2から排出され、ポンプ3、水素ガス合流部4、加熱オーブン5、ファインバブル発生装置6(例、マイクロミキサー)、反応液背圧調整器7、水素化反応容器8(例、触媒固定管)の順に循環し、反応液回収部9にて容器1に回収される。図1の模式図ではさらに、水素ガス供給部10から供給された水素ガスが、水素ガス流量調整器11を経て、水素ガス合流部4にて反応液と合流する。循環型反応系は、任意の箇所に流量計、圧力計、水素化率監視手段をさらに含んでもよい。以下、図1に示される循環型反応系の各構成要素について説明する。
水素化反応に用いられる不飽和結合を有する高分子化合物として、シクロオレフィンポリマー(COP)の一種であるジシクロペンタジエン開環重合体を用いた。ジシクロペンタジエン開環重合体を、下記の手順により合成した。以下、水素化反応前のジシクロペンタジエン開環重合体及びジシクロペンタジエン開環重合体水素化物(高分子化合物水素化物)を一括して「COP」と呼ぶことがある。
(実施例1)
合成例で得られた溶液を、シクロヘキサンにて1.0wt%のジシクロペンタジエン開環重合体溶液となるように希釈し、液流量30mL/minを流し、そこに水素供給量1.0mL/minで導入し、マイクロミキサーを取り付け、発生圧4.0MPaとしてファインバブルを発生・混合させ、Pd/Al2O3 0.5wt%ペレット(4.6g、0.22mmol)を充填した触媒管へ送液した。反応装置系は、図1に示すように構成された循環型反応装置系であった。ジシクロペンタジエン開環重合体の調製に用いた金属製耐圧反応容器を、そのまま反応液保持容器1として用いた。適宜時間毎に、COP溶液を採取し、1H-NMRを測定した。水添率は、1H-NMRから、水素化前及び水素化後のCOPのビニル基とその他のピークの積分比率を反応前と後でそれぞれ求め、反応後の比率を反応前の比率で除して求めた。また、ファインバブルは5.8×107個であった。
実施例1の試験機から、FB発生機を外し、水素を直接反応液保持容器にバブリングした以外は、実施例1と同様に実験を行った。バブリング型水素化反応装置の模式図を図2に示す。ファインバブルは0.2×107個であった。
Pd/Al2O3 0.5wt%ペレットに代えて粉末のPd/Cを200mg触媒管に充填した以外は、実施例1と同様の方法で行った。
実施例2の試験機から、ミキサー、圧力調節弁を外し、触媒管に粉末のPd/Cを200mg充填し、水素を直接反応液保持容器にバブリングした以外は、実施例2と同様に実験を行った。バブリング方法は、比較例1と同じである。ファインバブルは0.2×107個であった。
実施例及び比較例の結果を表1に示す。これらの結果から、本発明の製造方法を用いることにより、高分子化合物水素化物を高反応収率で製造できることが示された。
COP:シクロオレフィンポリマー(ジシクロペンタジエン開環重合体)
F.B.:ファインバブル循環法
2 反応液排出部
3 ポンプ
4 水素ガス合流部
5 加熱オーブン
6 ファインバブル発生装置(マイクロミキサー)
7 反応液背圧調整器
8 水素化反応容器(触媒固定管)
9 反応液回収部
10 水素ガス供給部
11 水素ガス流量調整器
Claims (3)
- 循環型反応系で、水素ファインバブルを供給し、溶媒下で不飽和結合を有する高分子化合物を水素化する工程を含む、高分子化合物水素化物の製造方法であって、反応液の循環流量が、0.1mL/min以上20mL/min以下である、高分子化合物水素化物の製造方法。
- 前記高分子化合物が、環状オレフィン重合体である、請求項1に記載の高分子化合物水素化物の製造方法。
- 前記高分子化合物の溶媒中での固形分濃度が、0.1wt%以上10wt%以下である、請求項1または2に記載の高分子化合物水素化物の製造方法。
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