JP7417469B2 - エアフィルタ及びその製造方法 - Google Patents
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Description
図1に示すように、本実施形態のエアフィルタ10は、不織布20とこの不織布の繊維表面に形成された撥水性と撥油性を有する撥水撥油性膜21とを備える。このエアフィルタ10の主たる構成要素である不織布20は、オイルミストと粉塵を含む空気が流入する一面20aと、この一面20aに対向し前記空気が流出する他面20bを有し、単一層からなる。図2に示すように、上層の不織布30と下層の不織布40の二層の積層体により構成されるエアフィルタ50でもよい。この場合、上層の不織布30の上面がオイルミストと粉塵を含む空気が流入する一面30aとなり、下層の不織布40の下面がこの一面30aに対向する他面40bとなる。なお、積層体は二層に限らず、三層、四層等の複数層から構成することもできる。
エアフィルタは次の方法により、概略製造される。
図3に示すように、金属酸化物粒子の水分散液51にフッ素系官能基成分(A)を含むフッ素系化合物52を混合し、更に触媒53を混合してフッ素含有金属酸化物粒子の水分散液54を調製する。この水分散液54と、カルボキシル基含有物等55と、溶媒56とを混合することにより、撥水撥油性膜形成用液組成物60を調製する。この液組成物60を溶媒61により希釈して希釈液62を調製し、そこに不織布20をディッピングする。続いて不織布20を脱液し、乾燥することによりエアフィルタ10を製造する。
〔不織布の準備〕
先ず、1.1ml/cm2/秒~40ml/cm2/秒の通気度を有する不織布を準備する。具体的には、後述する撥水撥油性膜が不織布の繊維表面に形成されたエアフィルタになった状態で、1ml/cm2/秒~30ml/cm2/秒の通気度を有する不織布を準備する。撥水撥油性膜が厚膜に形成される場合には、通気度の大きい不織布が選定され、撥水撥油性膜が薄膜に形成される場合には、通気度の小さい不織布が選定される。
〔金属酸化物粒子の水分散液の調製〕
先ず、先ず、水性溶媒中に、金属酸化物粒子を分散させて金属酸化物粒子の水分散液を調製する。金属酸化物粒子は、2nm~90nm、好ましくは2nm~85nmの平均粒子径を有する。平均粒子径が2nm未満では、金属酸化物粒子の凝集が起こりやすくなり、媒体中に分散しにくくなる。90nmを超えると、液組成物を成膜したときに、金属酸化物粒子が撥水撥油性膜から脱落する。金属酸化物粒子としては、SiO2、Al2O3、MgO、CaO、TiO2、ZnO、ZrO2の粒子等が例示される。
次に、調製された金属酸化物粒子の水分散液中に、上述した式(1)又は式(2)で表されるフッ素系官能基成分を含むフッ素系化合物を添加して、金属酸化物粒子とフッ素系官能基成分とがナノコンポジット化された複合材料を合成する。更に反応を促進するために、触媒を添加する。これにより、フッ素含有金属酸化物粒子の水分散液が調製される。
カルボキシル基含有物等は、カルボキシル基を有するポリオレフィン系水分散液、エチレン-酢酸ビニル共重合体の自己乳化液、又はエチレン-酢酸ビニル-アクリル酸共重合体の自己乳化液である。市販品として、エチレン-酢酸ビニル系のものとしては、セポルジョンVA406N、セポルジョンVA407N(いずれも住友精化社製)、スミカフレックスS-201HQ、S-465HQ(いずれも住友化学社製)、クアテックスEC-1800、EC-1200(いずれもジャパンコーティングレジン社製)が挙げられる。またカルボキシル基を有するポリオレフィン系のものとしては、ザイクセンA、ザイクセンL、ザイクセンN(いずれも住友精化社製)などが、エチレン-酢酸ビニル-アクリル酸系のものとしてはスミカフレックスS-900HL(住友化学社製)などが挙げられる。
本実施の形態の撥水撥油性膜形成用液組成物は、上記製造方法で製造され、前述したフッ素系官能基成分(A)が結合した金属酸化物粒子(B)と、カルボキシル基含有物等(C)と、溶媒(D)とを含む。このフッ素系官能基成分(A)は、上記の一般式(1)又は式(2)で示されるペルフルオロエーテル構造を有し、溶媒(D)を除く全成分量を100質量%としたとき、液組成物中、1質量%~30質量%含まれる。フッ素系官能基成分が1質量%未満では形成した膜に撥油性を付与できず、30質量%を超えると膜の弾き等が発生し成膜性に劣る。好ましいフッ素系官能基成分の含有割合は2質量%~28質量%である。またフッ素系官能基成分(A)と金属酸化物粒子(B)とを合計した含有割合は、溶媒(D)を除く全成分量を100質量%としたとき、液組成物中、30質量%~90質量%、好ましくは35質量%~85質量%である。更に金属酸化物粒子(B)に対するフッ素系官能基成分(A)の質量比(A/B)が0.05~0.80、好ましくは0.07~0.70の範囲にある。
本実施形態の不織布の繊維表面に撥水撥油性膜を形成するには、撥水撥油性膜形成用液組成物を、水と沸点が120℃未満の炭素数1~4の範囲にあるアルコールとを混合した溶媒で希釈した液を調製する。この溶媒における水とアルコールとの混合割合(水:アルコール)は質量比で1:0~5である。また液組成物に対する溶媒の質量比(液組成物:溶媒)は1:0.1~10の割合である。このように調製した希釈液に不織布をディッピングして希釈液から引上げ、大気中、室温で不織布を水平な金網等の上に拡げて一定の液分量になるまで脱液する。別法として、引き上げた不織布を振り払って余分な液を除去するか、或いは引き上げた不織布をマングルロール(絞り機)に通して脱液する。脱液した不織布は、大気中、25℃~140℃の温度で0.5時間~24時間乾燥する。これにより、図1中央の拡大図に示すように、不織布20を構成している繊維20cの表面に撥水撥油性膜21が形成される。脱液量が少ない場合には、撥水撥油性膜は厚膜に不織布の繊維表面に形成され、脱液量が多い場合には、撥水撥油性膜は薄膜に不織布の繊維表面に形成される。
<合成例1>
平均粒子径が5nmの二酸化ケイ素の水分散液(ST-OXS、日産化学社製、SiO2濃度10% )が50.0g入ったビーカーに、上述した式(19)で表されるフッ素系化合物を4.00g添加し混合した。次に、硝酸を0.013g添加し、40℃で2時間混合し、二酸化ケイ素粒子がフッ素系化合物に結合した二酸化ケイ素(シリカ)粒子の水分散液(フッ素含有シリカ粒子の水分散液)を得た。金属酸化物粒子(B)である二酸化ケイ素に対するフッ素系官能基成分(A)の質量比(A/B)は0.75であった。
平均粒子径が45nmの二酸化ケイ素の水分散液(ST-XS、日産化学社製、SiO2濃度30%)が50.0g入ったビーカーに、上述した式(20)で表されるフッ素系化合物を0.90g添加し混合した。次に、硝酸を0.005g添加し、以下、合成例1と同様にして二酸化ケイ素(シリカ)粒子の水分散液(フッ素含有シリカ粒子の水分散液)を得た。質量比(A/B)は0.05であった。
平均粒子径が80nmの二酸化ケイ素の水分散液(ST-ZL、日産化学社製、SiO2濃度30%)が50.0g入ったビーカーに、上述した式(21)で表されるフッ素系化合物を3.00g添加し混合した。次に、硝酸を0.005g添加し、以下、合成例1と同様にして二酸化ケイ素(シリカ)粒子の水分散液(フッ素含有シリカ粒子の水分散液)を得た。質量比(A/B)は0.19であった。
平均粒子径が3nmの二酸化ジルコニウムの水分散液(SZR-W、堺化学社製、ZrO2濃度30%)が50.0g入ったビーカーに、上述した式(27)で表されるフッ素系化合物を3.00g添加し混合した。次に、硝酸が0.009g添加し、以下、合成例1と同様にして二酸化ジルコニウム粒子の水分散液(フッ素含有ジルコニア粒子の水分散液)を得た。金属酸化物粒子(B)である二酸化ジルコニウムに対するフッ素系官能基成分(A)の質量比(A/B)は0.19であった。
平均粒子径が6nmの二酸化チタンの水分散液(TKS-203、テイカ社製、TiO2濃度20%)が50.0g入ったビーカーに、上述した式(27)で表されるフッ素系化合物を2.00g添加し混合した。次に、硝酸が0.006g添加し、以下、合成例1と同様にして二酸化チタン粒子の水分散液(フッ素含有チタニア粒子の水分散液)を得た。金属酸化物粒子(B)である二酸化チタンに対するフッ素系官能基成分(A)の質量比(A/B)は0.19であった。
平均粒子径が25nmの酸化亜鉛の水分散液(MZ-500、テイカ社製、ZnO濃度30%)が50.0g入ったビーカーに、上述した式(27)で表されるフッ素系化合物を3.00g添加し混合した。次に、硝酸を0.005g添加し、以下、合成例1と同様にして酸化亜鉛粒子の水分散液(フッ素含有酸化亜鉛粒子の水分散液)を得た。金属酸化物粒子(B)である酸化亜鉛に対するフッ素系官能基成分(A)の質量比(A/B)は0.19であった。
平均粒子径が230nmの二酸化チタンの水分散液(R32、堺化学社製、TiO2濃度30%)が50.0g入ったビーカーに、上述した式(27)で表されるフッ素系化合物を3.00g添加し混合した。次に、硝酸を0.005g添加し、以下、合成例1と同様にして二酸化チタン粒子の水分散液(フッ素含有チタニア粒子の水分散液)を得た。金属酸化物粒子(B)である二酸化チタンに対するフッ素系官能基成分(A)の質量比(A/B)は0.19であった。
合成例2と同じ二酸化ケイ素の水分散液が50.0g入ったビーカーに、上述した式(27)で表されるフッ素系化合物を0.60g添加し混合した。次に、硝酸を0.005g添加し、以下、合成例1と同様にして二酸化ケイ素(シリカ)粒子の水分散液(フッ素含有シリカ粒子の水分散液)を得た。質量比(A/B)は0.04であった。
合成例2と同じ二酸化ケイ素の水分散液が50.0g入ったビーカーに、上述した式(27)で表されるフッ素系化合物を13.50g添加し混合した。次に、硝酸を0.043g添加し、以下、合成例1と同様にして二酸化ケイ素(シリカ)粒子の水分散液(フッ素含有シリカ粒子の水分散液)を得た。質量比(A/B)は0.84であった。
<実施例1>
合成例1で得られたフッ素含有シリカ粒子の水分散液6.43gにアンモニア水(アンモニア濃度20質量%)を適宜添加し、この液と、カルボキシル基含有物等の1種であるカルボキシル基を有するポリオレフィン系水分散液(ザイクセンA、住友精化社製)10.00gと、水94.86gと工業アルコール(AP-7、日本アルコール産業社製)23.71gからなる溶媒とを混合し、撥水撥油性膜形成用液組成物135.00gを調製した。得られた撥水撥油性膜形成用液組成物135.00gを、水と工業アルコールとの混合溶媒(質量比で水:工業アルコール=1:1)65.00gで希釈して希釈液を調製した。エアフィルタの基材として、PET繊維とガラス繊維の混合繊維(質量比でPET:ガラス=80:20)からなる、通気度が9.3ml/m2/sの安積ろ紙社製不織布356を用いた。上記希釈液にこの不織布をディッピングし、余分な液を振り払い、室温で24時間乾燥させ、通気度が6.5ml/cm2/秒のエアフィルタを作製した。この内容を以下の表2及び表3に示す。
表2に示すように、実施例2~6では、表1に示す合成例1~6で得られたフッ素含有金属酸化物粒子の水分散液をそれぞれ用いそれぞれの秤量を決定した。実施例7では、表1に示す合成例1で得られたフッ素含有金属酸化物粒子の水分散液を用いその秤量を決定した。比較例1~3では、表1に示す比較合成例1~3で得られたフッ素含有金属酸化物粒子の水分散液をそれぞれ用いそれぞれの秤量を決定した。
カルボキシル基含有物等として、実施例2、比較例1~3では、カルボキシル基を有するポリオレフィン系水分散液のザイクセンN(住友精化社製)を用いそれぞれの秤量を決定した。実施例3~5、実施例7では、カルボキシル基を有するポリオレフィン系水分散液のザイクセンL(住友精化社製)を用いそれぞれの秤量を決定した。実施例6では、エチレン-酢酸ビニル共重合体の自己乳化液のセポルジョンVA406N(住友精化社製)を用いその秤量を決定した。
このようにして、実施例2~7及び比較例1~3の各撥水撥油性膜形成用液組成物を調製した。
比較例4では、撥水撥油性膜形成用液組成物を上記実施例1~7及び比較例1~3とは異なる方法で調製した。即ち、カルボキシル基含有物等の1種であるカルボキシル基を有するポリオレフィン系水分散液(ザイクセンA、住友精化社製)10.00gと、フッ素系化合物として式(27)で表わされるフッ素含有シラン(R:エチル基)0.47gと、水94.86gと、工業アルコール(AP-7、日本アルコール産業社製)23.71gとを混合した。
次に、この混合物に平均粒子径が5nmの二酸化ケイ素の水分散液(ST-OXS、日産化学社製、SiO2濃度10% )6gを添加し、セパラブルフラスコ内で25℃の温度で5分間撹拌することにより混合液を調製し、撥水撥油性膜形成用液組成物を調製した。この撥水撥油性膜形成用液組成物の希釈液に実施例7と同一の不織布を、実施例1と同様にして、ディッピングし、脱液・乾燥して表3に示す特性を有するエアフィルタを得た。
金属製品を切削油を用いて加工する工作機械から飛散するオイルミストと粉塵に模して、ヘキサデカンと酸化鉄(III)(富士フイルム和光純薬社製)を質量比で80:20の割合で自転公転撹拌機に投入して撹拌混合し、模擬液を得た。得られた模擬液1mlを、実施例1~7及び比較例1~4で得られた11種類の水平に置いたエアフィルタに上方から滴下した後、エアフィルタを鉛直に立てて、模擬液の転落性を確認した。模擬液がエアフィルタに染みこんだものは、エアフィルタの撥油性が『不良』であるとし、模擬液がエアフィルタから転落するものをエアフィルタの撥油性が『良好』であるとした。
20 不織布
20a 不織布の一面
20b 不織布の他面
20c 不織布の繊維
20d 不織布の気孔
21 撥水撥油性膜
21a フッ素含有金属酸化物粒子
21b カルボキシル基含有物等
22 オイルミストの油粒子
23 粉塵の粒子
Claims (9)
- オイルミストと粉塵を含む空気が流入する一面と、この一面に対向し前記空気が流出する他面との間を貫通する多数の気孔が繊維間に形成された不織布を含むエアフィルタであって、
前記不織布の繊維表面に撥水撥油性膜が形成され、
前記撥水撥油性膜は、下記の一般式(1)又は式(2)で示されるペルフルオロエーテル構造を含むフッ素系官能基成分(A)が結合した平均粒子径2nm~90nmの金属酸化物粒子(B)とカルボキシル基及び/又はアセチル基含有物(C)とを含み、
前記カルボキシル基及び/又はアセチル基含有物(C)は、前記撥水撥油性膜中、10質量%~70質量%の割合で含まれ、
前記フッ素系官能基成分(A)と前記金属酸化物粒子(B)とは、合計して前記撥水撥油性膜中、30質量%~90質量%の割合で含まれ、
前記金属酸化物粒子(B)に対する前記フッ素系官能基成分(A)の質量比(A/B)が0.05~0.80の範囲にあり、
前記エアフィルタの通気度が1ml/cm2/秒~30ml/cm2/秒であることを特徴とするエアフィルタ。
- 前記金属酸化物粒子(B)は、Si,Al、Mg、Ca、Ti、Zn及びZrからなる群より選ばれた1種の金属の酸化物粒子である請求項1記載のエアフィルタ。
- 前記カルボキシル基及び/又はアセチル基含有物(C)は、カルボキシル基を有するポリオレフィン系水分散液、エチレン-酢酸ビニル共重合体の自己乳化液、又はエチレン-酢酸ビニル-アクリル酸共重合体の自己乳化液である請求項1記載のエアフィルタ。
- 前記不織布が単一層により構成されるか、又は複数層の積層体により構成される請求項1記載のエアフィルタ。
- 前記不織布を構成する繊維がポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ガラス、アルミナ、炭素、セルロース、パルプ、ナイロン及び金属からなる群より選ばれた1種又は2種以上の繊維である請求項1又は4記載のエアフィルタ。
- フッ素含有金属酸化物粒子の水分散液と、カルボキシル基及び/又はアセチル基含有物と、水又は炭素数1~4のアルコールの含有割合が40質量%以下の水である溶媒とを混合して撥水撥油性膜形成用液組成物を調製する工程と、
前記撥水撥油性膜形成用液組成物の希釈液に不織布をディッピングする工程と、
前記ディッピングした不織布を脱液し乾燥する工程と
を含むエアフィルタの製造方法。 - 前記フッ素含有金属酸化物粒子の水分散液が、金属酸化物粒子の水分散液にフッ素系化合物を添加混合し、この混合液に触媒を添加混合して、調製される請求項6記載のエアフィルタの製造方法。
- 前記金属酸化物粒子がSi,Al、Mg、Ca、Ti、Zn及びZrからなる群より選ばれた1種の金属の酸化物粒子である請求項7記載のエアフィルタの製造方法。
- 前記カルボキシル基及び/又はアセチル基含有物は、カルボキシル基を有するポリオレフィン系水分散液、エチレン-酢酸ビニル共重合体の自己乳化液、又はエチレン-酢酸ビニル-アクリル酸共重合体の自己乳化液である請求項6記載のエアフィルタの製造方法。
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