JP7406342B2 - 二重瞼形成用シート - Google Patents
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Description
この二重瞼形成用シートは、両面に粘着性を有する細帯状テープと、細帯状テープが貼り付けられた剥離フィルムと、から構成されている。特に、剥離フィルムが、細帯状テープの長さ方向に沿って、中間フィルムと、一対の側部フィルムと、に3分割されている。また、各側部フィルムに、摘持部が設けられている。
二重瞼を形成する際には、まず、中間フィルムを除去し、一対の側部フィルムが互いに分離された状態とする。そして、各側部フィルムの摘持部を摘持し、各側部フィルムの先端部をプッシャーとして用いて瞼を押し上げることにより、瞼に襞を形成するとともに、襞の内側に細帯状テープを貼り付け、二重瞼を形成する。
すなわち、従来の二重瞼形成用シートでは、一対の側部フィルムが互いに分離された状態で、各側部フィルムにより、襞の形成及び襞の内側に対する細帯状テープの貼り付けが行われる。これによって、一対の側部フィルムの相対的な位置(間隔、角度等)が変化することにより、細帯状テープに弛み、伸び又は捻じれが発生し易くなる。その結果、襞の内側に対する細帯状テープの貼り付けが困難となり、ひいては、二重瞼の形成が困難となる恐れがある。
本発明の課題は、二重瞼の形成を容易にすることにある。
第一の発明に係る二重瞼形成用シートは、一対の押当部が、摘持部を介して、互いに一体(一連)となっている。これによって、使用時において、一対の押当部の相対的な位置(間隔、角度等)に変化が生じることが抑制され、粘着テープに弛み、伸び又は捻じれが発生することが抑制される。その結果、瞼に形成された襞の内側に対する粘着テープの貼り付けを容易に行うことが可能となる。
したがって、第一の発明に係る二重瞼形成用シートによれば、二重瞼の形成を容易にすることが可能となる。
ここで、二重瞼形成用シートとしては、後述する二重瞼形成用シート1が対応する。摘持部としては、後述する摘持部11が対応する。一対の押当部としては、後述する一対の押当部12a,12bが対応する。粘着テープとしては、後述する粘着テープ20が対応する。
まず、二重瞼形成用シート1の構成を説明する。
図1は、二重瞼形成用シート1の平面図である。図2は、二重瞼形成用シート1の側面図である。図3は、粘着テープ20の平面図である。図4は、図3に示すB-B線に沿う断面図である。なお、図2は、二重瞼形成用シート1を、図1に示す矢印Aに示す方向から見た状態(側面)を示している。
以下の説明では、図1における左右方向を「左右方向」とし、図1における上下方向を「上下方向」とする。また、二重瞼形成用シート1(プッシャー台紙10)における左右方向の中央部に近い側(後述する開口部hに近い側)を「左右方向の内側」とし、二重瞼形成用シート1(プッシャー台紙10)における左右方向の中央部から遠い側(開口部hから遠い側)を「左右方向の外側」とする。
図1及び図2に示すように、二重瞼形成用シート1は、プッシャー台紙10と、プッシャー台紙10に貼り付けられた粘着テープ20と、を含んで構成されている。
プッシャー台紙10は、ポリビニル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアクリル酸系樹脂等の樹脂系の材料により形成されている。プッシャー台紙10は、透明(無色透明)又は半透明の材料により形成されていることが好ましい。ここで、プッシャー台紙10の表面には、粘着テープ20の剥離が容易となる剥離加工が施されていても構わない。
プッシャー台紙10は、シート状(フィルム状)に形成されている。ここで、プッシャー台紙10の厚みが1000[μm]を超えると、瞼に形成される襞の重なりが大きくなり過ぎ、自然な二重瞼の形成が困難となる。一方、プッシャー台紙10の厚みが50[μm]未満となると、瞼を押し上げる際に、プッシャー台紙10に撓みが生じ易くなり、瞼における襞の形成が困難となる。そこで、プッシャー台紙10の厚みは、50[μm]~1000[μm]の範囲内とすることが好ましい。
プッシャー台紙10は、全体として、略U字形(略C字形・略コ字形)に形成されている。すなわち、プッシャー台紙10は、摘持部11と、摘持部11から延びる一対の押当部12a,12bと、を含んで構成されている。一対の押当部12a,12は、互いに同一の向きに延びている。そして、一対の押当部12a,12bの間には、略方形の切欠き部nが設けられている。
摘持部11は、左右方向に沿って延びている。摘持部11における左右方向の略中央部には、切目線(ミシン目)Pが設けられている。切目線Pは、所定間隔で設けられた複数の切れ目(本実施形態では、直線状に延びる切れ目)からなる。切目線Pは、摘持部11の上端から下端まで、摘持部11が延びる方向(具体的には、左右方向)に対して直交する方向(具体的には、上下方向)に沿って延びている。
一対の押当部12a,12bは、摘持部11から、所定の向きに延びている。換言すると、一対の押当部12a,12bは、摘持部11から、所定の向きに突出するように設けられている。一対の押当部12a,12bは、互いに同一の向きに延びており(突出しており)、所定の間隔を空けて(切欠き部nを介して)設けられている。
具体的に、一方の押当部12aは、摘持部11の長手方向(摘持部11が延びる方向)の一方側の端部から、摘持部11が延びる方向に対して直交する向きに延びている。また、他方の押当部12bは、摘持部11の長手方向の他方側の端部から、摘持部11が延びる方向に対して直交する向きに延びている。
すなわち、一方の押当部12aは、摘持部11の左右方向の一方側の端部から、上方に向かって延びている。また、他方の押当部12bは、摘持部11の左右方向の他方側の端部から、上方に向かって延びている。
一対の押当部12a,12bは、互いに並行して延びている。一対の押当部12a,12bの上下方向の寸法(長さ)及び左右方向の寸法(幅)は、互いに同一となっている。特に、一対の押当部12a,12bは、左右対称の形状を有している。
各押当部12a,12bの先端面(上端縁・上辺)は、上側に向かって凸となるように、円弧状に湾曲している。また、各押当部12a,12bの先端面(上端縁・上辺)は、左右方向の内側が高く、左右方向の外側が低くなるように、傾斜している。
ここで、各押当部12a,12bの先端部は、プッシャーとして用いられ、瞼に対して押し当てられる。そこで、各押当部12a,12bの先端側の各角部(左右方向の各角部)は、R形状となっている。すなわち、各押当部12a,12bでは、先端面(上端縁・上辺)と右端面(右端縁・右辺)とが交差する角部と、先端面(上端縁・上辺)と左端面(左端縁・左辺)とが交差する角部と、がR形状となっている。
本実施形態では、摘持部11の上下方向の寸法(幅)が、各押当部12a,12bの左右方向の寸法(幅)と比較して、小さくなっている。換言すると、各押当部12a,12bの左右方向の寸法(幅)が、摘持部11の上下方向の寸法(幅)と比較して、大きくなっている。これによって、切目線Pを短くすることができ、切目線Pに沿って摘持部11を切断することによるプッシャー台紙10の分割(一対の押当部12a,12bの分離)を容易とすることが可能となるとともに、各押当部12a,12bにおいて、先端面(上端縁・上辺)の左右方向の寸法(幅)を長く確保することができ、各押当部12a,12bをプッシャーとして用いる際に、瞼における襞の形成を容易とすることが可能となる。
図3に示すように、粘着テープ20は、左右方向に沿って延びる略帯状(テープ状)に形成されている。特に、粘着テープ20は、左右方向に細長い略扇面形に形成されている。すなわち、粘着テープ20は、大径の円弧状に延びる上端面(上端縁・上辺)e1と、小径の円弧状に延びる下端面(下端縁・下辺)e2と、径方向に沿って直線状に延びる左端面(左端縁・左辺)e3と、径方向に沿って直線状に延びる右端面(右端縁・右辺)e4と、により囲まれた略扇面状に形成されている。
粘着テープ20の左右方向の各先端部は、R形状となっている。すなわち、粘着テープ20では、先端面(上端縁・上辺)e1と左端面(左端縁・右辺)e3とが交差する角部と、先端面(上端縁・上辺)e1と右端面(右端縁・右辺)e4とが交差する角部と、がR形状となっている。
以上により、粘着テープ20は、左右対称の形状を有している。そして、粘着テープ20では、左右方向の各端部において、上下方向の寸法(幅)が、左右方向の外側に向かって徐々に小さくなるように形成されている。
ここで、本実施形態では、基材21の表面側及び裏面側のそれぞれに粘着層22a,22bを形成することにより粘着テープ20が構成されている。しかしながら、粘着テープ20が基材21を含まずに、両面に粘着性を有する粘着層(粘着剤)のみで構成されていても構わない。
基材21は、PET(ポリエチレンテレフタラート)、PP(ポリプロピレン)、PVC(ポリ塩化ビニル)等の樹脂系の材料により形成されている。基材21は、透明(無色透明)又は半透明の材料により形成されていることが好ましい。基材21は、シート状(フィルム状)に形成されている。
各粘着層22a,22bは、基材21の表面・裏面に対して粘着剤を塗布(コーティング)することにより構成されている。ここで、粘着剤としては、ゴム系の粘着剤、アクリル系の粘着剤、シリコン系の粘着剤等を用いることができるが、人体への安全性を考慮して、医療用のアクリル系の粘着剤を使用することが好ましい。
剥離材23は、プッシャー台紙10と異なる材料・色により構成されていることが好ましい。これによって、二重瞼形成用シート1の使用時に、ユーザーによるプッシャー台紙10と剥離材23との区別(識別)が容易となり、剥離材23の剥離を容易とすることが可能となる。本実施形態では、非透明(有色)の紙の表面において、粘着層22aの剥離が容易となる剥離加工を施すことにより、剥離材23が形成されている。
特に、粘着テープ20は、各押当部12a,12bの先端(上端縁・上辺)に対して、基端部側に僅かに離れた位置(低い位置)に貼り付けられている。すなわち、二重瞼形成用シート1では、各押当部12a,12bの先端部(先端面・上端縁・上辺)が、粘着テープ20の上端面(上端縁・上辺)に対して、上方に向かって僅かに突出している。これによって、各押当部12a,12bをプッシャーとして用いる際に、瞼における襞の形成を容易とすることが可能となる。
特に、二重瞼形成用シート1では、略U字形に形成されたプッシャー台紙10の先端部間において、粘着テープ20が、切欠き部nを跨ぐように架け渡されている。これによって、二重瞼形成用シート1では、摘持部11と、一対の押当部12a,12bと、粘着テープ20と、により囲まれた領域において、開口部hが形成される。開口部hは、二重瞼形成用シート1の表面側と裏面側とを連通(貫通)する。
次に、製品シート100の構成を説明する。
図5は、製品シート100の平面図である。図6は、素材シートSの平面図である。
二重瞼形成用シート1は、製品シート100の状態で、ユーザーに対して販売(提供)される。
図5に示すように、製品シート100は、複数(本実施形態では、4枚)の二重瞼形成用シート1と、複数の二重瞼形成用シート1を保持する台紙(セパレータ・剥離材・剥離紙)Mと、を含んで構成されている。
特に、本実施形態では、製品シート100に含まれる全てのプッシャー台紙10及び台紙Mが、1枚の素材シートS(台紙・セパレータ・剥離材・剥離紙)から形成されている(図6参照)。換言すると、製品シート100が、1枚の素材シートSと、素材シートSの表面に貼り付けられた複数(本実施形態では、4枚)の粘着テープ20と、から構成されている。
すなわち、素材シートSは、複数(本実施形態では、4枚)のプッシャー台紙10と、複数のプッシャー台紙10を保持する台紙Mと、を構成する。素材シートSの材料・厚みは、プッシャー台紙10について説明した材料・厚みと同様となる。
この際、素材シートSでは、各プッシャー台紙10について、台紙Mとの連結(連続)が維持されている部分(以下、「連結部」とする)が設けられる。すなわち、各プッシャー台紙10について、連結部において台紙Mとの連結(連続)が維持されるように、各プッシャー台紙10の外縁を構成する切目線(切込線)が断続的に形成される。なお、図6では、各プッシャー台紙10について、その外縁を示す線が途切れている部分が、連結部を示している。
これによって、素材シートSでは、複数のプッシャー台紙10が、台紙Mにより保持された状態となる。換言すると、製品シート100では、複数の二重瞼形成用シート1が、台紙Mにより保持された状態となる。
ここで、素材シートSでは、各プッシャー台紙10について、複数の連結部が設けられることが好ましい。本実施形態では、各プッシャー台紙10について、各押当部12a,12bに連結部が設けられ、摘持部11に連結部が設けられていない。また、各押当部12a,12bについて、左右方向の外側の側端面(側端縁・側辺)に連結部が設けられ、左右方向の内側の側端面(側端縁・側辺)に連結部が設けられていない。これによって、後述するように、製品シート100からの各二重瞼形成用シート1の取り外しを容易とすることが可能となる。
この際、各粘着テープ20の表面側の粘着層22aには、剥離材23が貼り付けられている。そして、各プッシャー台紙10に対応する粘着テープ20は、当該プッシャー台紙10を構成する一対の押当部12a,12bの先端部間に架け渡されるように(切欠き部nを跨ぐように)、素材シートSの表面に張り付けられる。これによって、各粘着テープ20について、その左右方向の各端部が、各押当部12a,12bの表面に張り付けられ、その左右方向の中間部が、台紙Mの表面(具体的には、台紙Mにおける当該プッシャー台紙10の切欠き部nに対応する領域の表面)に張り付けられることになる。このとき、各粘着テープ20の裏面側の粘着層22bが、素材シートSの表面に貼り付けられる。
以上により、本実施形態では、1枚の素材シートSに切目線(切込線)を設けることにより、複数のプッシャー台紙10と、複数のプッシャー台紙10を保持する台紙Mと、を構成することができる。これによって、製造コストを低減することが可能となる。
製品シート100は、1枚又は複数枚をパッケージに収容した状態で、ユーザーに対して販売される。この際、パッケージとしては、袋体であっても、箱体(ケース)であっても、どちらでも構わない。特に、パッケージとして樹脂製の専用ケースを採用することにより、製品シート100を衛生的に保管することが可能となる。
次に、二重瞼形成用シート1の使用方法を説明する。
図7は、二重瞼形成用シート1の使用方法の前半工程を説明する図である。図8は、二重瞼形成用シート1の使用方法の後半工程を説明する図である。
二重瞼形成用シート1を使用する際には、まず、コットン等を用いて、瞼の表面に付着している脂分や汚れを拭き取る。
次に、製品シート100(台紙M)から一の二重瞼形成用シート1を取り外す。
これには、まず、図7(a)に示すように、一の二重瞼形成用シート1について、粘着テープ20の表面側の粘着層22aに貼り付けられている剥離材23を剥がし取る(除去する)。
次に、図7(b)に示すように、一の二重瞼形成用シート1について、各押当部12a,12bに設けられている連結部を切断した後に、粘着テープ20の裏面側の粘着層22bのうち左右方向の中間部を台紙Mから剥がすことにより、一の二重瞼形成用シート1を台紙Mから取り外す(分離する)。
ここで、台紙Mにより保持されている各二重瞼形成用シート1では、摘持部11に連結部が設けられていない。これによって、台紙Mから一の二重瞼形成用シート1を取り外す際に、台紙Mに対して摘持部11を浮かせる(位置をずらす)ことが容易となり、その結果、浮かせた摘持部11を摘持して、台紙Mから一の二重瞼形成用シート1を容易に取り外すことが可能となる。
また、台紙Mにより保持されている各二重瞼形成用シート1では、各押当部12a,12bにおいて、左右方向の外側の側端面(側端縁・側辺)に連結部が設けられ、左右方向の内側の側端面(側端縁・側辺)に連結部が設けられていない。これによって、台紙Mから一の二重瞼形成用シート1を取り外す際に、台紙Mの表面から粘着テープ20の裏面側の粘着層22bを容易に剥がすことが可能となる。
さらに、製品シート100では、1枚の素材シートSに切目線(切込線)を設けることにより、複数のプッシャー台紙10と、複数のプッシャー台紙10を保持する台紙Mと、が構成されている。これによって、製品シート100では、台紙Mの一部が、各プッシャー台紙10の切欠き部nを埋める部分を構成している。したがって、台紙Mから一の二重瞼形成用シート1を取り外す作業のみにより、台紙Mから取り外された二重瞼形成用シート1において、開口部h(切欠き部n)を形成することが可能となる。
ここで、二重瞼形成用シート1では、一対の押当部12a,12bが、摘持部11を介して、互いに連続している。これによって、台紙Mから取り外した一の二重瞼形成用シート1については、片手で摘持・使用することも可能である。しかしながら、安全性を考慮して、台紙Mから取り外した一の二重瞼形成用シート1については、両手で摘持・使用することが好ましい。
これには、まず、図7(c)に示すように、伏し目の状態にした瞼の表面に対して、一対の押当部12a,12bの先端部を当てる。この際、二重瞼形成用シート1の表面側(粘着テープ20の表面側の粘着層22a側)が瞼の表面に対向するように、一対の押当部12a,12bの先端部を当てる。そして、粘着テープ20の表面側の粘着層22aの全体を、瞼の表面に対して貼り付ける。この際、瞼の表面において、二重(襞)を形成したいライン(以下、「二重ラインL」とする)を想定し、想定した二重ラインLに沿って粘着テープ20が配置されるように、粘着テープ20を貼り付ける。このとき、摘持部11の左右方向の中央部を湾曲させることにより、二重ラインLに沿うように、粘着テープ20を湾曲させても構わない。なお、図7(c)では、仮想の二重ラインLを、破線で示している。
ここで、二重瞼形成用シート1では、摘持部11と、一対の押当部12a,12bと、粘着テープ20と、により囲まれた領域において、開口部hが形成されている。これによって、伏し目の状態にした瞼の表面に対して、一対の押当部12a,12bの先端部を当てた際に、開口部hを介して、鏡に映る瞼における一対の押当部12a,12bの先端部の位置を確認(視認)することが可能となる。したがって、想定した二重ラインLに沿って粘着テープ20を容易に配置することが可能となる。
なお、本実施形態では、二重瞼形成用シート1の表面側(粘着テープ20の表面側の粘着層22a側)が瞼の表面に対向するように、二重瞼形成用シート1を使用する例を示している。しかしながら、二重瞼形成用シート1の裏面側(粘着テープ20の裏面側の粘着層22b側)が瞼の表面に対向するように、二重瞼形成用シート1を使用しても構わない。すなわち、二重瞼形成用シート1の裏面側(粘着テープ20の裏面側の粘着層22b側)が瞼の表面に対向するように、一対の押当部12a,12bの先端部を当てる。そして、粘着テープ20の裏面側の粘着層22bのうち、露出している部分(具体的には、左右方向の中間部)を、瞼の表面に対して貼り付けても構わない。
ここで、上記のように、二重瞼形成用シート1では、摘持部11と、一対の押当部12a,12bと、粘着テープ20と、により囲まれた領域において、開口部hが形成されている。これによって、一対の押当部12a,12bの先端部により、瞼における想定した二重ラインLの部分を押し上げつつ、伏し目の状態の目を徐々に開けていく際に、プッシャー台紙10による睫毛の押え付けを抑制することができ、想定した二重ラインLに沿った襞の形成及び襞の内側に対する粘着テープ20の貼り付けを容易に行うことが可能となる。
以上により、二重瞼形成用シート1を使用した二重瞼の形成が完了する。なお、二重瞼の形成は、両瞼について、個別に実施する。
次に、二重瞼形成用シート1の作用・効果を説明する。
二重瞼形成用シート1は、摘持部11と、摘持部11から延びる一対の押当部12a,12bと、一対の押当部12a,12bの先端部間に支持された粘着テープ20と、を含んで構成されている。特に、二重瞼形成用シート1では、一対の押当部12a,12bが、摘持部11を介して、互いに一体(一連)となっている。これによって、使用時において、一対の押当部12a,12bの相対的な位置(間隔、角度等)に変化が生じることが抑制され、粘着テープ20に弛み、伸び又は捻じれが発生することが抑制される。その結果、瞼に形成された襞の内側に対する粘着テープ20の貼り付けを容易に行うことが可能となる。
また、二重瞼形成用シート1では、一対の押当部12a,12bを、摘持部11に設けられた切目線Pを介して、互いに分離することが可能となっている。これによって、瞼に形成された襞の内側に対する粘着テープ20の貼り付けを完了した後に、一対の押当部12a,12bを互いに分離した上で、粘着テーブ20から各押当部12a,12bを除去することが可能となる。したがって、粘着テーブ20から各押当部12a,12bを容易に除去することが可能となる。
以上により、二重瞼形成用シート1によれば、二重瞼の形成を容易にすることが可能となる。
10 プッシャー台紙
11 摘持部
12a,12b 押当部
20 粘着テープ
P 切目線
n 切欠き部
h 開口部
Claims (2)
- 摘持部と、
前記摘持部から延びる一対の押当部と、
前記一対の押当部の先端部間に支持された粘着テープと、を含んでなり、
前記摘持部は、左右方向に沿って延びており、
前記一対の押当部のうち、一方の押当部は、前記摘持部の左右方向の一方側の端部から上方に向かって延びており、他方の押当部は、前記摘持部の左右方向の他方側の端部から上方に向かって延びており、
前記摘持部及び前記一対の押当部は、厚みが50~1000μmの範囲内のシート材により一連に形成されており、
前記粘着テープは、前記摘持部に対して所定の間隔を空けて、左右方向に沿って延びるように支持されていることを特徴とする二重瞼形成用シート。 - 前記摘持部の上下方向の寸法は、前記一対の押当部のそれぞれの左右方向の寸法よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の二重瞼形成用シート。
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