JP7391647B2 - 研削盤、研削盤を用いた研削方法及び研削盤の案内機構の加工方法 - Google Patents
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Description
特許文献1には、ポリテトラフルオロエチレン樹脂を主成分とした潤滑油併用のシート状摺動部材について、可及的に製造容易な構造が開示されている。特許文献1の構造では、工作物の支持台を所定の方向に案内する案内面と、この案内面に摺接して案内される被案内面と、これら案内面と被案内面との間に保持する潤滑油とを備えた工作機械の案内構造における案内面または被案内面を形成する摺動部材において、この摺動部材がポリテトラフルオロエチレン樹脂を主成分とするシート状基材からなり、このシート状基材の両面を化学処理して接着性を向上させると共に、シート状基材の潤滑油保持面に複数の凸部を設け、これら凸部の頂上部を研磨して複数の摺接用滑面を設けられている。
一方、ボールガイドや中空ローラガイドを用いない低負荷用の案内機構の例として、研削盤におけるテーブルの案内機構にすべりガイドを用いて、摺動部材としてフッ素樹脂材を適用することも従来から提案されていた。しかしながら、この場合、摩耗によりフッ素樹脂材の劣化が生じてしまい、結果として、摺動抵抗の増加等の案内機構の性能低下が生じるという課題を有していた。
本発明は、前記課題を解消するためになされたもので、振動を抑えつつ、案内機構の性能の低下がより生じにくい研削盤を提供することを目的とする。
このように本発明の開示によれば、ガイド部材に固着されたシート材が案内対象物と面接触する。これにより、案内対象物と点接触するボールガイドや中空ローラガイドを用いる場合に比べて、案内機構における隙間が生じにくく、隙間に起因する微細な振動を抑えられる。
また、溝部を介して、油供給口から供給された潤滑油を、より効率的にシート材に供給し、シート材の摩耗による劣化を抑制することで、案内機構の性能低下を抑制することができる。
このように本発明の開示によれば、溝部が、シート材における領域であって、短手方向にシート材を横断する領域を包含しないように、設けられることとなる。このため、ガイド部材は、シート材における長手方向のどの位置でも、被ガイド部材を切れ目なく支持することができ、振動の発生を更に抑制できる。
このように本発明の開示によれば、シート材上に設けられた凹部で、周囲の領域よりも厚い油膜を形成し、キサゲ面と同様な機能を有することにより、シート材の摩耗による劣化をより抑制することで、案内機構の性能低下をより抑制することができる。また、このように設けられた凹部は、自身に溜まった潤滑油を、テーブルの摺動に応じて周囲の領域に供給できる。
このように本発明の開示によれば、溝部が溝開口部に向けて広がっている形状であるため、溝部から潤滑油が出やすくなる。これにより、潤滑油をより効率的にシート材に供給することで、案内機構の性能低下をより抑制できる。
このように本発明の開示によれば、平面視で見た溝部の形状であるV字形状の尖端方向にテーブルが摺動される際に、潤滑油をより効率的にシート材に供給することで、案内機構の性能低下をより抑制できる。
このように本発明の開示によれば、溝部がシート材の長手方向により広範囲に存在するようにすることができる。これにより、テーブルの摺動に応じてより広範囲で潤滑油をシート材に供給することで、案内機構の性能低下をより抑制できる。
このように本発明の開示によれば、傾斜したシート材における中間の高さよりも高い位置に設けられた油供給口から供給される潤滑油が、重力に従い移動することで、溝部により行き渡りやすくなる。これにより、油供給口342から供給される潤滑油を、より効率よく、シート材に供給することで、案内機構の性能低下をより抑制できる。
このように本発明の開示によれば、シート材がより潤滑性、耐摩耗性のうちの少なくとも1つに優れた材質とされることにより、シート材の摩耗をより低減でき、案内機構の性能低下をより抑制できる。
このように本発明の開示によれば、油供給口から溝部に潤滑油を供給し、溝部からシート材上における溝部と異なる領域に潤滑油を供給しつつ、工作物の研削が行われる。これにより、研削盤は、振動を抑え、工作物に対する研削ムラが生じにくいようにしつつ、且つ、案内機構の性能低下をより抑制しつつ、ワークWを研削できる。
このように本発明の開示によれば、作業者は、より容易且つ短時間に、テーブルの案内機構の性能低下の抑制に寄与する溝部、及び/又は、凹部を設けることができる。
以下、本発明を実施するための形態の一例について図1~7を用いて説明する。
図1は、本実施形態の研削盤100の一例の側面図である。
研削盤100は、水平を保って配置された本体ベース101、図1における左右方向(X方向)に移動可能に配備されたサドル102、サドル102上で図1における手前奥行き方向(図2のY方向)に往復運動可能に設けられたテーブル103を備える。
また、研削盤100は、サドル102の上面に固定され、テーブル103の案内(ガイド)に用いられる2つのガイド部材104(ガイド部材104A、104B)を備える。また、研削盤100は、テーブル103の底面に固定され、ガイド部材104A、104Bに沿った摺動に用いられる2つの被ガイド部材105(被ガイド部材105A、105B)を備える。
こうした研削盤100においては、サドル102を駆動させてワークWを研削砥石106の方向に移動させ、テーブル103を往復摺動させることで、ワークWに対する研削砥石106を用いた研削加工が行われる。
テーブル103を摺動により案内する案内機構について説明する。以下では、テーブル103を案内する案内機構を、テーブル103の案内機構とする。テーブル103の案内機構は、サドル102に固定されたガイド部材104A、104B、及び、テーブル103に固定された被ガイド部材105A、105Bを備える。
図2に、テーブル103が摺動される状況の一例を示す。また、図3に、ガイド部材104A、104Bが固定されたサドル102の斜視図を示す。
図2に示すように、テーブル103は、被ガイド部材105A、105Bを介して、ガイド部材104A、104Bに沿って、Y方向に案内される。
シート材130は、表面上に溝部141を備える。本実施形態では、溝部141は、図4に示すように、シート材130の表面の短手方向のいずれの端部にも達しておらず、シート材130の表面の短手方向の一方の端部の近傍のいずれかの位置から、他方の端部の近傍のいずれかの位置まで設けられる。ここで、シート材130Aの表面における短手方向の端部の近傍とは、この端部からの短手方向の距離が予め定められた閾値(例えば、シート材130の短手方向の幅の3%、5%、10%等)以下となるシート材130の表面の領域である。
また、溝部141は、シート材130の表面において、短手方向の一方の端部の近傍から他方の端部の近傍までの短手方向の広がりを有することとなる。これにより、研削盤100は、対応する被ガイド部材105の摺動に応じて、シート材130の表面の短手方向のより広範囲で潤滑油を接触領域143に供給できることとなる。
すなわち、シート材130における領域であって、シート材130の短手方向に、シート材130を横断する如何なる領域も、溝部141で占められておらず、接触領域143を含むこととなる。そのため、シート材130は、長手方向に切れ目なく、接触領域143で対応する被ガイド部材105を支持することができる。
仮に、ガイド部材104における長手方向に、被ガイド部材105を接触領域143で支持していない部分が生じると、ボールガイドにおけるボール間の部分や中空ローラガイドにおけるローラ間の部分と同様に、その部分で微細な振動が生じる。その結果、研削対象の物体の研削ムラが生じうる。本実施形態のシート材130は、長手方向の如何なる位置においても、対応する被ガイド部材105を接触領域143で支持することで、振動を抑制し、研削ムラを防止できる。
なお、シート材130の溝部は、シート材130をその短手方向に横断しない、すなわち、シート材130の短手方向の一端から他端まで一連に通じていないものであれば、例えば、後述する図14に示すように、溝部の一部区間が短手方向に平行となるように設けられていてもかまわない。
ただし、他の例として、溝部141は、シート材130の長手方向に対する傾き角θが設定された閾値より大きくなるように設けられることとしてもよい。
本実施形態では、溝部141は、シート材130表面を切削して設けられている。ただし、溝部141は、他の方法で設けられていることとしてもよい。例えば、以下のような方法で溝部141が設けられることとしてもよい。
シート材130は、金属等に比べ変形しやすいフッ素樹脂材であり、表面に対する押圧により、押圧部分に押圧に応じた変形を加えることができる。そこで、ガイド部材104に固着されたシート材130の表面に対して溝部141に対応する形状の治具を押圧する方法により、溝部141を設ける加工を行ってもよい。この方法を用いることで、作業者は、単に治具をシート材130に押圧するだけでよいため、切削、キサゲ等の表面加工の技能についての熟練を要せず、また加工時間も短くなり、より容易且つ短時間に溝部141を設けられる。また、この方法は、既にガイド部材104に固着されたシート材130に対しても溝部141を設けることができるため、シート材130の製造段階において溝部141を設けるためのみの加工設備を用いることなく、溝部141を設けることができる。
以上、本実施形態の研削盤100は、ガイド部材104の摺動面をなすシート材130と、シート材130に設けられた溝部141と、溝部141内に設けられた油供給口142と、を備える。シート材130は、被ガイド部材150と面接触することで、案内対象物と点接触するボールガイドや中空ローラガイドを用いる場合に比べて、案内機構における隙間が生じにくく、隙間に起因する微細な振動を抑えられる。また、研削盤100は、溝部141を介して、油供給口142から供給された潤滑油を、より効率的にシート材130の接触領域143に供給できる。これにより、研削盤100は、シート材130の摩耗による劣化を抑制し、結果として、シート材130を用いたテーブル103の案内機構の性能低下を抑制できる。
また、溝部141は、シート材130における領域であって、短手方向にシート材130を横断する如何なる領域も包含しないように、設けられている。このため、研削盤100は、シート材130における長手方向に切れ目なく、接触領域143で対応する被ガイド部材105を支持することができ、振動の発生をより抑制できる。
本実施形態に係る研削盤200は、摺動面をなすシート材それぞれの接触領域に凹部(くぼみ)が設けられるものである。本実施形態の研削盤200における、研削盤100の要素101~106、130、141~143と同様の要素については、要素201~206、230、241~243と記載する。
本実施形態の研削盤200は、シート材230の接触領域243に凹部を備えることを除いて、実施形態1の研削盤100と同様である。
油供給口242から溝部241に供給された潤滑油は、対応する被ガイド部材205の摺動に応じて溝部241から接触領域243に供給される。そして、接触領域243に供給された潤滑油の一部は、凹部280に溜まる。これにより、凹部280で、周囲の領域よりも厚い油膜が形成される。この油膜は、シート材230と対応する被ガイド部材205との間の摩擦をより低減する。結果として、研削盤200は、シート材230の摩耗による劣化をより抑制することで、案内機構の性能低下をより抑制できる。また、凹部280は、自身に溜まった潤滑油を、テーブル203の摺動に応じて周囲の接触領域243に供給できる。
本実施形態に係る研削盤300は、油供給口の位置が実施形態1と異なるものである。本実施形態の研削盤300における、研削盤100の要素101~106、130、141~143と同様の要素については、要素301~306、330、341~343と記載する。
本実施形態の研削盤300は、油供給口342の位置を除いて、実施形態1の研削盤100と同様であるとする。ただし、本実施形態の研削盤300は、油供給口342の位置を除いて、実施形態2の研削盤200と同様であるとしてもよい。
本実施形態に係る研削盤400は、案内機構の摺動面をなすシート材を、PTFEに潤滑性充填材と、耐摩耗性充填材と、が配合されたものとする構成を有するものである。本実施形態の研削盤400における、研削盤100の要素101~106、130、141~143と同様の要素については、要素401~406、430、441~443と記載する。
本実施形態の研削盤400は、シート材430の組成を除いて、実施形態1の研削盤100と同様であるとする。ただし、本実施形態の研削盤400は、シート材430の組成を除いて、実施形態2の研削盤200、又は、実施形態3の研削盤300と同様であるとしてもよい。
このように、潤滑性充填材と、耐摩耗性充填材と、が配合されたシート材430を用いることで、シート材430と被ガイド部材405との間の摩耗を更に低減できる。
本実施形態の研削盤500における、研削盤100の要素101~106、130、141~143と同様の要素については、要素501~506、530、541~543と記載する。
例えば、シート材530には、図10に示すように、平面視における形状がV字形状となる溝部544が設けられてもよい。この場合には、溝部544内に油供給口542が設けられる。
溝部545は、対応する被ガイド部材505が溝部545上を、何れの摺動方向に摺動する場合にも、より効率的に接触領域543に対して潤滑油を供給できる。結果として、溝部545は、シート材530の摩耗による劣化をより抑制することで、テーブル503の案内機構の性能低下をより抑制できる。
また、シート材530には、平面視における形状が、図13に示すように、波型形状となる溝部546が設けられてもよい。この場合には、溝部546内に油供給口542が設けられる。
また、シート材530には、平面視における形状が異なる複数の溝部が設けられることとしてもよい。
例えば、実施形態1と同様にサドル502にガイド部材504Aとガイド部材504Bとが固定されている場合、ガイド部材504Aとガイド部材504Bとの何れか1つのみに摺動面をなすシート材530が固着されていることとしてもよい。
ただし、他の例として、テーブル503の案内機構は、この構成と異なる構成であるとしてもよい。例えば、テーブル503の案内機構は、摺動に用いられるガイド部材として、サドル502に固定された1つのガイド部材504を備えることとしてもよい。その場合、テーブル503は、テーブル503の底面に固定された1つの被ガイド部材505を介して、1つのガイド部材504にシート材530からなる摺動面で接触して、この1つのガイド部材504に沿って摺動される。
その場合、テーブル503は、例えば、ガイド部材504Cに対応する被ガイド部材505として、図15に示すように、断面形状がV字形状の被ガイド部材505Cを備える。ガイド部材504Cの摺動面は、ガイド部材504Cにおいて山形を形成する2つの表面上に固着されたシート材530D、Eからなる。シート材530D、Eそれぞれには、溝部541が設けられ、溝部541内に油供給口542が設けられる。
ガイド部材504D、504Eは、それぞれ、摺動方向に垂直な方向にL字形状の断面を有し、上面が水平な平面状の部材であり、サドル502の上面に固定されている。また、被ガイド部材505Dは、ガイド部材504D、及び、504Eと摺動面で接触する部材であり、テーブル503の底面に固定されている。この場合、ガイド部材504D、504Eそれぞれの上面に摺動面が形成される。すなわち、ガイド部材504D、504Eそれぞれの上面に摺動面をなすシート材530F、Gが固着されている。
また、比較例として、発明者らは、工作物を支持するテーブルの案内機構にボールガイドを用いた研削盤、及び、中空ローラガイドを用いた研削盤それぞれを用いて、同様に研削加工と加工後の磨き作業を行った。
図17(a)を見ると、表面が滑らかであり、研削ムラが生じていないことがわかる。対して、図17(b)、(c)を見ると、研削ムラにより生じた網目状の模様が生じていることがわかる。以上から、本発明の研削盤100は、振動の発生を抑制できていることが検証された。
101 本体ベース
102 サドル
103 テーブル
104 ガイド部材
105 被ガイド部材
106 砥石
130 シート材
141 溝部
142 油供給口
143 接触領域
144 溝部
145 溝部
200 研削盤
203 テーブル
204 ガイド部材
205 被ガイド部材
230 シート材
241 溝部
242 油供給口
243 接触領域
280 凹部
300 研削盤
330 シート材
341 溝部
342 油供給口
343 接触領域
400 研削盤
403 テーブル
405 被ガイド部材
430 シート材
500 研削盤
503 テーブル
504 ガイド部材
505 被ガイド部材
530 シート材
541 溝部
542 油供給口
543 接触領域
544 溝部
545 溝部
546 溝部
547 溝部
Claims (9)
- 研削対象の工作物を支持するテーブルをレール状のガイド部材に沿って定められた方向に案内する摺動による案内機構を有する研削盤において、
前記ガイド部材に固着されて摺動面をなすフッ素樹脂製のシート材と、
前記シート材上に設けられた溝部と、
前記溝部内に設けられた油供給口と、
を備え、
前記ガイド部材は、短手方向に傾斜を有し、
前記シート材は、前記ガイド部材の傾斜に対応してシート材を固着することでシート材全体が傾斜し、
前記油供給口は、前記シート材における中間の高さよりも高い位置に設けられたことを
特徴とする研削盤。 - 請求項1に記載の研削盤において、
前記溝部は、前記シート材の短手方向に、前記シート材を横断する領域を包含しないことを
特徴とする研削盤。 - 前記請求項1又は2に記載の研削盤において、
前記シート材上の前記溝部と異なる領域に設けられた凹部を更に備えることを
特徴とする研削盤。 - 前記請求項1ないし3のいずれか1項に記載の研削盤において、
前記溝部は、溝底側から溝開口側に向けて拡開状の断面形状に設けられることを
特徴とする研削盤。 - 前記請求項1ないし4のいずれか1項に記載の研削盤において、
前記溝部は、平面視の形状がV字形状に設けられることを
特徴とする研削盤。 - 前記請求項1ないし4のいずれか1項に記載の研削盤において、
前記溝部は、平面視の形状が、直線形状であって、且つ、前記シート材の長手方向に対する傾き角が、設定された閾値以下となる形状に設けられることを
特徴とする研削盤。 - 前記請求項1ないし6のいずれか1項に記載の研削盤において、
前記シート材は、ポリテトラフルオロエチレン樹脂に、潤滑性充填材と耐摩耗性充填材のうちの少なくとも1つが配合されたフッ素樹脂からなることを
特徴とする研削盤。 - 研削対象の工作物を支持するテーブルをレール状のガイド部材に沿って定められた方向に案内する研削盤を用いた研削方法であって、
前記研削盤が、
前記ガイド部材に固着されて摺動面をなすフッ素樹脂製のシート材と、前記シート材上に設けられた溝部と、前記溝部内に設けられた油供給口と、を備え、
前記ガイド部材を、短手方向に傾斜を有するようにされ、
前記シート材を、前記ガイド部材の傾斜に対応してシート材を固着することでシート材全体が傾斜するようにされ、
前記油供給口を、前記シート材における中間の高さよりも高い位置に設けられてなり、
前記テーブルを前記シート材上で案内し、前記油供給口から潤滑油を前記溝部に供給し、前記潤滑油を前記溝部から前記シート材上における前記溝部と異なる領域に供給しつつ、前記テーブルに支持された前記工作物を研削することを
特徴とする研削盤を用いた研削方法。 - 前記請求項1ないし7のいずれか1項に記載の研削盤に用いられる前記案内機構における、前記シート材に対する加工方法において、
前記シート材に対し、所定の形状の治具で押圧して押圧部分を変形させる加工を行い、前記シート材に前記治具の形状に対応した溝部、及び/又は、凹部を設けることを
特徴とする研削盤の案内機構の加工方法。
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