JP7378889B2 - 研削肌での耐ピッチング特性に優れた機械構造用鋼からなる浸炭された鋼部材 - Google Patents
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Description
なお、この発明では浸炭層の表面硬さは750HV以上が好ましいとされている。
このように、動力伝達部品等に用いられる機械構造用鋼における耐ピッチング寿命を向上させるためには、不均一摩耗の抑制と、軟化の抑制の双方を改善することが必要である。
Cは、鋼部材の焼入性、鍛造性、機械加工性に影響する元素である。Cが0.10%より少ないと、鋼部材はその芯部硬さの低下による強度不足となる。一方、Cが0.30%より多いと、鋼部材の素材の硬さが上昇して鋼部材の被削性や冷間加工性等の加工性が低下する。そこで、Cは、0.10~0.30%とする。
Siは、製鋼時の脱酸に必要な元素であり、焼戻し軟化抵抗性を高め、耐ピッチング特性の向上にも有効な元素である。Siが0.51%より少ないと、脱酸剤として不足し、焼戻し軟化抵抗が不足する。一方、Siが0.80%より多いと鋼部材の素材の硬さが上昇し、被削性や鍛造性などの加工性が低下する。また、浸炭阻害が起こり、耐ピッチング強度の劣化に繋がる。そこで、Siは0.51~0.80%とする。
Mnは、製鋼時の脱酸に必要な元素でかつ焼入性を向上させる元素である。ところで、Mnが0.10%より少ない場合は、脱酸剤として不足しかつ焼入性が低下する。一方、Mnが0.40%より多いと、素材硬さが上昇して加工性が低下する。そこで、Mnは0.10~0.40%とする。
Pは、製鋼上の不可避不純物である。ところで、Pを0.005%より少なくして過度に低減することはコストアップとなる。一方、Pは0.025%より多く含有されると、疲労強度が低下する。そこで、Pは0.005~0.025%とする。
Sは、製鋼上の不可避不純物である。ところで、Sを0.005%より少なくして過度に低減することはコストアップとなる。一方、Sは、0.025%より多く含有されると、MnとMnSを形成し、冷間加工性を低下し、かつ疲労強度を低下する。そこで、Sは0.005~0.025%とする。
Niは、製鋼上の不可避不純物である。ところで、Niを0.05%より少なくして過度に低減することはコストアップとなる。一方、Niは高価な元素であり、0.20%より多く含有されるとコストアップとなる。そこで、Niは0.05~0.20%とする。
Crは、鋼部材の焼入性の確保に必要な元素であり、焼戻し軟化抵抗性を高める元素である。ところで、Crは1.30%より少ないと焼入性が低下し、さらに焼戻し軟化抵抗が不足する。一方、Crは2.00%より多いと、浸炭阻害が発生し、さらに炭化物が過剰に生成されることで、加工性が低下する。そこで、Crは1.30~2.00%とする。
Alは、製鋼時の脱酸剤として作用する元素であり、さらに微細な炭窒化物を形成する元素である。ところで、Alが0.025%より少ないと、製鋼時の脱酸が十分でなく、さらに微細な炭窒化物の形成が十分でないため結晶粒が粗大化する結果、耐ピッチング寿命が低下する。一方、Alが0.050%より多いと、粗大な炭窒化物が形成されて、加工性が低下する。そこで、Alは0.025~0.050%添加するものとする。
Nは、微細な炭窒化物を形成する元素である。ところで、Nが0.0100%より少ないと、微細な炭窒化物の形成が十分でないため結晶粒が粗大化する結果、耐ピッチング寿命が低下する。一方、Nが0.0250%より多いと、窒化物の生成が過剰となって、加工性が低下する。そこで、Nは0.0100~0.0250%添加するものとする。
Moは、高価な元素で素材コストが大きく増加する元素であるが、焼入性を高め、硬さ向上に寄与し、焼戻し軟化抵抗性を向上する元素である。ところで、Moが0.10%より少ないと、焼入性の向上および焼戻し軟化抵抗性の向上が得られない。一方、Moが0.90%より多いとコストアップとなると共に、鋼部材の素材硬さが上昇し、加工性が低下する。そこで、Moは、0.10~0.90%とする。
Vは、浸炭時に炭化物を形成し、結晶粒を微細化するために有効な元素である。ところで、Vが0.02%より少ないと、結晶粒を微細化する効果が得られない。一方、Vが0.10%より多く含有されると、炭化物が過剰に生成されて加工性が低下するとともに、コストアップとなる。そこで、Vは0.02~0.10%とする。
Nbは、浸炭時に炭化物を形成し、結晶粒を微細化するために有効な元素である。ところで、Nbが0.02%より少ないと、結晶粒を微細化する効果が得られない。一方、Nbが0.10%より多く含有されると、炭化物が過剰に生成されて加工性が低下するとともに、コストアップとなる。そこで、Nbは0.02~0.10%とする。
Tiは、浸炭時に炭化物を形成し、結晶粒を微細化するために有効な元素である。ところで、Tiが0.02%より少ないと、結晶粒を微細化する効果が得られない。一方、Tiが0.10%より多く含有されると、炭化物が過剰に生成されて加工性が低下するとともに、コストアップとなる。そこで、Tiは0.02~0.10%とする。
浸炭後に研削処理された鋼部材の0.05mm深さの硬さが680HV未満であると、浸炭された鋼部材の摩耗が促進される結果、ローラーピッチング試験における耐ピッチング寿命のL50寿命比が比較鋼13のSCM420相当鋼を基準とした値の2.0倍より低くなる。すなわち、680HV未満であると、不均一摩耗が促進して負荷面圧に耐えられず、耐ピッチング寿命が低下する。一方、硬さが750HVより大きくなると、接線力(すべりによって接線方向に生じる力)が増大する結果、耐ピッチング寿命が低下する。そこで、浸炭後に研削処理された鋼部材の表面から0.05mm深さの硬さは680~750HVとする。
浸炭後に研削処理された鋼部材の0.05mm深さのC濃度は、0.5%より少ないと、固溶C量の不足により、硬いマルテンサイトが得られず、目的の硬さが得られない結果、耐ピッチング寿命が低下する。一方、C濃度は、0.9%より多くなると、C量の過多により残留γが過剰に増加し、さらに粗大な炭化物が生成することで、耐ピッチング寿命が低下する。そこで、浸炭後に研削処理された鋼部材の0.05mm深さのC濃度は0.5~0.9%とする。
浸炭後に研削処理された鋼部材の0.05mm深さの残留γ量は、20容量%より少ないと、硬さが過剰となり、すべりによって接線方向に生じる接線力が増大する結果、耐ピッチング寿命が低下する。一方、残留γ量は、45容量%より多いと、硬さが不足し、摩耗が促進されることにより、耐ピッチング寿命が低下する。そこで、浸炭後に研削処理された鋼部材の0.05mm深さの残留γ量は20~45容量%とする。
浸炭後に研削処理された鋼部材の表面から0.4mm深さまでの結晶粒度番号は、No.8未満で結晶粒が大きいと、不均一変形によって不均一摩耗が促進される結果、耐ピッチング寿命が低下する。そこで、浸炭後に研削処理された鋼部材の表面から0.4mm深さまでの結晶粒度番号は、No.8以上とする。
式A=2.1×[Si%]+[Cr%]([元素%]は質量%で示す元素の含有量の数値である。)の値は、2.8未満であると、ローラーピッチング試験中に鋼部材の焼戻しが進み易く、軟化が促進されて、耐ピッチング寿命が低下する。
そこで、式A=2.1×[Si%]+[Cr%]の値は2.8以上とする。
式B=2.1×[Si%]+[Cr%]+3.3×[Mo%]([元素%]は質量%で示す元素の含有量の数値である。)の値は、2.8未満であると、ローラーピッチング試験中に鋼部材の焼戻しが進み易く、軟化が促進されて、耐ピッチング寿命が低下し、ローラーピッチング試験におけるL50寿命比が、下記の表4に示すように、2.0未満となる。
そこで、式B=2.1×[Si%]+[Cr%]+3.3×[Mo%]の値は2.8以上とする。
表1は発明鋼におけるNo.1~22の、質量%で示す化学成分と、残部のFeおよび不可避的不純物とで合計100%となる機械構造用鋼の成分組成を示すものである。これらの成分組成からなる各発明鋼100kgを、まずVIM(真空誘導溶解炉)で溶解してインゴットを製造した。次いで、これらの各インゴットを1250℃に加熱して、さらに、発明鋼のNo.1~22のφ60mmの棒鋼に鍛伸した。
1.表面から0.05mm深さの硬さ測定
上記で作製した試験片を用い、長さ方向に垂直な断面であるT面で切断し、マイクロビッカース硬さ試験機により表面から0.05mm深さの位置の硬さを測定した。n=5回の試験の平均値を表面から0.05mm深さの硬さとした。
2.表面から0.05mm深さのC濃度測定
上記で作製した試験片を用い、長さ方向に垂直な断面であるT面で切断し、電子線マイクロアナライザー(EPMA)により、表面から0.05mm深さの位置のC濃度を測定した。n=3回の試験の平均値を表面から0.05mm深さのC濃度の値とした。
3.表面から0.05mm深さの残留γ量の測定
上記で作製した試験片を用い、表面から0.05mm深さまで電解研磨を施し、XRD(X線回折)により表面から0.05mmの位置の残留γ量を測定した。n=3回の試験の平均値を表面から0.05mmの位置の残留γ量の値とした。
4.表面から0.4mm深さまでの結晶粒度番号の判定
上記で作製した試験片を用い、長さ方向に垂直な断面であるT面で切断し、飽和ピクリン酸により旧γ粒界を現出して観察する試験を行ない、0.4mm深さまでの結晶粒度番号を判定し、n=5回の判定の平均値を結晶粒度番号の値とした。
5.式Aあるいは式Bの値
式Aを2.1×[Si%]+[Cr%](なお[元素%]は全て質量%で示す数値)とし、式Bを2.1×[Si%]+[Cr%]+3.3×[Mo%](なお[元素%]は全て質量%で示す数値)とするとき、発明鋼あるいは比較鋼に含有される化学成分に応じて式Aの値あるいは式Bの値とした。
6.耐ピッチング寿命の評価(ローラーピッチング試験におけるL50寿命比)
上記で作製した試験片を耐ピッチング寿命の評価のためのローラーピッチング試験片とし、相手材:SCM420鋼の浸炭研削材、滑り率:-40%、面圧:3.3GPa、潤滑油温度:80℃として、図1に示すようなローラーピッチング試験を実施した。試験片のL50寿命は、SCM420相当鋼の比較鋼No.13のL50寿命の値を基準値の1.0としたときに、その基準値の何倍に相当するかで評価することとし、n=5回の試験の評価値の平均値をL50寿命比とした。なお、本発明において、耐ピッチング寿命に優れている場合は、L50寿命比が2.0倍以上の値であるものとした。
7.冷間加工時の割れ発生の確率
φ14mmで長さ21mmの棒状試験片に冷間にて70%の据込みを行なって、試験片の表面に長さ方向のき裂の発生の有無を調査した。冷間加工時の割れ発生数を求め、n=5回の冷間加工時の割れ発生数の割合を割れ発生確率とした。なお、本発明においては、割れ発生確率が80%未満を、冷間加工時の割れ発生に優れている場合とした。
No.2では、Cの含有量が0.33%と高く、冷間加工時の割れ発生確率が80%と高くなった。
No.3では、Siの含有量が0.42%と低いものであり、式Aの値が2.33と低く、L50寿命比が1.1と低い。
No.4では、Siの含有量が0.89%と高いものであり、0.05mm深さにおける硬さが664HVと低く、C濃度も0.42%と低く、残留γ量も18容量%と低く、浸炭阻害が発生した。
No.5では、Mnの含有量が0.41%と高いものであり、冷間加工時の割れ発生確率が100%と高い。
No.6では、Crの含有率が1.15%と低いものであり、式Aの値が2.20と低く、L50寿命比が1.3倍と低い。
No.7では、Crの含有率が2.24%と高いものであり、0.05mm深さにおける硬さが650HVと低く、C濃度も0.39質量%と低い。また浸炭阻害が発生した。
No.8では、Alの含有量が0.020%と低いものであり、0.4mmまでの結晶粒度番号が6と小さいので結晶粒が大きく、L50寿命比が1.7倍と低い。
No.9では、Alの含有量が0.054%と高いものであり、冷間加工時の割れ発生確率が80%と高い。
No.10では、Nの含有量が0.0097%と低いものであり、0.4mmまでの結晶粒度番号が6と小さいので結晶粒が大きく、冷間加工時の割れ発生確率が80%と高い。
No.11では、Siの含有量が0.37%と低いものであり、Crの含有率が1.02%と低く、式Aの値が1.80%と低い。
No.12では、Mnの含有量が0.78%と高いものであり、Alの含有量が0.094%と高く、Nの含有量が0.0080%と低く、0.4mmまでの結晶粒度番号が7と小さいので結晶粒が大きく、冷間加工時の割れ発生確率が100%と高い。
No.14では、Moの含有量が1.01%と高いものであり、Nを含有しておらず、冷間加工時の割れ発生確率が80%と高い。
No.15では、Cの含有量が0.35%と高く、Moの含有量が1.12%と高いものであり、冷間加工時の割れ発生確率が100%と高い。
No.17では、Vの含有量が0.15%と多く、冷間加工時の割れ発生確率が80%と高いものとなった。
No.18では、Tiの含有量が0.20%と多く、冷間加工時の割れ発生確率が100%と高いものとなった。
No.19では、Nbの含有量が0.14%と多く、冷間加工時の割れ発生確率が80%と高いものとなった。
No.20では、Siが1.07%およびMnが0.82%と化学成分がともに規定量より多く、硬さが661HVと低く、C濃度が0.41質量%と低い。また浸炭阻害が発生した。
No.21では、Siが0.24%と化学成分が規定より低く、Crが2.41%と化学成分が規定量より多く、さらにNの化学成分を規定より多く有し、硬さが638HVと低く、C濃度が0.40質量%と低く、残留γ量が17容量%と低い。また浸炭阻害が発生した。
2 相手材(大ローラー)
Claims (4)
- 質量%で、C:0.10~0.30%、Si:0.51~0.80%、Mn:0.10~0.40%、P:0.005~0.025%、S:0.005~0.025%、Ni:0.05~0.20%、Cr:1.30~2.00%、Al:0.025~0.050%、N:0.0100~0.0250%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる機械構造用鋼の浸炭された鋼部材であって、研削処理された鋼部材の表面から0.05mm深さにおける硬さやC濃度や残留オーステナイト量は、硬さ:680~750HV、C濃度:0.5~0.9質量%、残留オーステナイト量(以下、残留γ量ともいう。):20~45容量%であって、研削処理された鋼部材の表面から0.4mm深さまでの平均結晶粒度番号:No.8以上であって、さらに、式A:2.1×[Si%]+[Cr%](なお[元素%]は全て質量%で示す数値)とするとき、式Aの値が2.80以上を満足することを特徴とする研削肌での耐ピッチング特性に優れた機械構造用鋼からなる浸炭された鋼部材。
- 請求項1の化学成分に加えて、質量%で、Mo:0.10~0.90%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる機械構造用鋼の浸炭された鋼部材であって、研削処理された鋼部材の表面から0.05mm深さにおける硬さやC濃度や残留オーステナイト量は、硬さ:680~750HV、C濃度:0.5~0.9質量%、残留γ量:20~45容量%であって、研削処理された鋼部材の表面から0.4mm深さまでの平均結晶粒度番号:No.8以上であって、さらに、式B:2.1×[Si%]+[Cr%]+3.3×[Mo%](なお[元素%]は全て質量%で示す数値)とするとき、式Bの値が2.80以上を満足することを特徴とする研削肌での耐ピッチング特性に優れた機械構造用鋼からなる浸炭された鋼部材。
- 請求項1の化学成分に加えて、質量%で、V:0.02~0.10%、Ti:0.02~0.10%、Nb:0.02~0.10%のいずれか1種以上を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる機械構造用鋼の浸炭された鋼部材であって、研削処理された鋼部材の表面から0.05mm深さにおける硬さやC濃度や残留オーステナイト量は、硬さ:680~750HV、C濃度:0.5~0.9質量%、残留γ量:20~45容量%であって、研削処理された鋼部材の表面から0.4mm深さまでの平均結晶粒度番号:No.8以上であって、さらに、式Aを2.1×[Si%]+[Cr%](なお[元素%]は全て質量%で示す数値)とするとき、式Aの値が2.80以上を満足することを特徴とする研削肌での耐ピッチング特性に優れた機械構造用鋼からなる浸炭された鋼部材。
- 請求項2の化学成分に加えて、質量%で、V:0.02~0.10%、Ti:0.02~0.10%、Nb:0.02~0.10%のいずれか1種以上を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる機械構造用鋼の浸炭された鋼部材であって、研削処理された鋼部材の表面から0.05mm深さにおける硬さやC濃度や残留オーステナイト量は、硬さ:680~750HV、C濃度:0.5~0.9質量%、残留γ量:20~45容量%であって、研削処理された鋼部材の表面から0.4mm深さまでの平均結晶粒度番号:No.8以上であって、さらに、式Bを2.1×[Si%]+[Cr%]+3.3×[Mo%](なお[元素%]は全て質量%で示す数値)とするとき、式Bの値が2.80以上を満足することを特徴とする研削肌での耐ピッチング特性に優れた機械構造用鋼からなる浸炭された鋼部材。
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