JP7374785B2 - ヒンジキャップ - Google Patents
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Description
しかし、除去部を開口するために、上蓋を開けた後、プルリングなどを引っ張り上げて除去部を開栓する作業が必要となり、手間がかかるともに、力の弱い利用者にとっては開栓に苦労するという問題があった。
容器Aは、上部に口部1を有し、口部1の外周面には、嵌合突条2が設けられている。
外周壁部9は、内周下部には容器Aの嵌合突条2と係合するための係合突部10が設けられている。
注出筒5内には容器Aの口部1を密封する隔壁20が設けられ、隔壁20には、使用時に注出口を開口するために、破断可能な弱化部21によって画成される開栓部22が設けられている。
また、注出筒5の内周側には、図2に示すように、段部11が設けられており、後述するシール筒33の下端部33aが閉蓋時に当接するように設けられている。
本実施例では、図3(a)に示すように、引上部24は、筒状であり、ヒンジC側が丸く、また、ヒンジCと反対側は、ヒンジCと反対側の弱化部21近傍を頂点とする角張った形状をしており、また、引上部24のヒンジC側には、補強リブ26が設けられ、そうすることで、開栓時にヒンジCと反対側の弱化部21の破断を容易にする。
なお、引上部24は、持ち上げたときに破断可能となるものであれば、どのような形状・構造のものであってもよい。
突出部28は、下部が広がった台形状であり、ヒンジC側の上部は傾斜がなくなり、ほぼ直立している。
突出部28の上面は、本実施例では平面状であるが、丸くなっていても構わない。
頂壁30は、下面からシール筒33が垂設され、シール筒33は、図2に示すように、閉蓋時に下端部33aがキャップ本体Bの注出筒5の段部11に当接するように設けられている。
シール筒33の下端部33aが段部11に当接することで、倒立落下の際に、弱化部21への負荷を軽減するとともに、基壁4の薄肉部4aが変形して弱化部21の破断を防止することができる。
なお、本実施例では、シール筒33の下端部33aの外周面が段部11の縦面に、また、下端部33aの下面部が段部11の横面に当接しており、両方に当接するのが好ましいが、どちらかに当接していればもう一方は近接するものであってもよい。
なお、本実施例における上蓋Dの薄肉部30aの厚さは0.5mm程度であり、また、弱化部21の厚さは0.18~0.2mmであり、基壁4の薄肉部4aの厚さは0.3~0.5mmとなっている。
基壁4の薄肉部4aの厚さは、上蓋Dの薄肉部30aより薄く、弱化部21より厚くなるようにすることが好ましい。
係合部34は、図1に示すように、内周面は突出部28の下部外周面に合わせて傾斜している。
また、係合部34の上面は係止部36となり、係合穴部35の下面となるように形成されている。
本実施例では、閉蓋時において、突出部28の上部は、係合穴部35にまで達しており、図1に示すように、溶融等による抜け止め加工によって、突出部28の上部が係合穴部35を埋めるように広げられ、突出部28は係合部34上面の係止部36によって係合される。
側周壁31のヒンジCと反対側の外周には、周方向に円弧状の把手部39が延設され、把手部39の中央部下面には指掛け部40が設けられている。
また、図示していないが、縦方向引き裂きラインおよび周方向引き裂きラインの薄肉弱化部を設ける等により、容器Aからヒンジキャップを分別廃棄可能にする分別廃棄機構を設けてもよい。
一体成形で製造された本実施例のヒンジキャップは、図3に示すように、開蓋した状態で得られ、上蓋DをヒンジCを介して回動して閉蓋状態にされる。
その際、引上部24の上部の突出部28は、上方が小さく、また、ヒンジC側の傾斜がなくなっているため、係合部34の中に簡単に入り込み、上部は係合穴部35に達するとともに、突出部28の下部外周は、係合部34の内周に当接する。
さらに、本実施例では、閉蓋状態で、突出部28の上部は溶融等により抜け止め加工が施され、突出部28は係合部34に係合され、図1に示す閉蓋状態となる。
次に、閉蓋されたヒンジキャップは、内容液が充填された容器Aに打栓して装着される。
また、上蓋Dの頂壁30の薄肉部30aは、倒立落下の際に変形して衝撃を緩和する。
まず、上蓋Dの指掛け部40に手指を掛け、把手部39を持ち上げると、上蓋Dに係合された引上部24とともに、ヒンジCと反対側の底壁23が持ち上げられ、それによってヒンジCと反対側の弱化部21が破断し始め、さらに上蓋Dを持ち上げることにより、ヒンジC方向に弱化部21の破断が進み、最後にヒンジCに近い部分の弱化部21が破断され、開栓部22が隔壁20から除去されて、開栓部22の部分が開口部となって、容器A内の内容液の注出が可能となる。
また、弱化部21はヒンジCと反対側もヒンジC側も同じ薄肉にしているが、ヒンジCと反対側を破断しやすいようにより薄肉にしてもよい。
ヒンジキャップとしての密閉性が確保されるため、気密性の必要な内容液を収納する容器用のヒンジキャップとして広い範囲に応用できる。
B キャップ本体
C ヒンジ
D 上蓋
1 口部
2 嵌合突条
3 装着部
4 基壁
4a 薄肉部
5 注出筒
6 係止突条
7 蓋係合部
8 内筒
9 外周壁部
10 係合突部
11 段部
20 隔壁
21 弱化部
22 開栓部
23 底壁
24 引上部
26 補強リブ
28 突出部
30 頂壁
30a 薄肉部
31 側周壁
33 シール筒
33a 下端部
34 係合部
35 係合穴部
36 係止部
38 係合凹部
39 把手部
40 指掛け部
Claims (5)
- 容器の口部に装着されるキャップ本体と、ヒンジを介してキャップ本体に連設される上蓋とからなるヒンジキャップであって、
キャップ本体は、容器の口部に装着される装着部と、装着部の内方に延設される基壁と、基壁の内側に立設される注出筒と、注出筒の内周に連設される隔壁と、隔壁に破断可能な弱化部によって画成され、開口予定部となる開栓部とを備え、
開栓部は、弱化部を介して隔壁と連結する底壁と、底壁の上面に立設され、開栓時に上蓋に引き上げられる引上部とを備え、
上蓋は、頂壁と、頂壁の周縁部に垂設される側周壁と、頂壁の下面から垂設されるシール筒とを備え、
注出筒は、内周側に、閉蓋時にシール筒の下端部が当接する段部が設けられ、
基壁には、変形可能な薄肉部が設けられることを特徴とするヒンジキャップ。 - 基壁の薄肉部は、装着部から注出筒に向けて上方に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のヒンジキャップ。
- 上蓋は、シール筒の外側の頂壁に薄肉部が設けられ、
基壁の薄肉部の厚さは、上蓋の薄肉部より薄く、弱化部よりも厚いことを特徴とする請求項1または2に記載のヒンジキャップ。 - 引上部は、ヒンジと反対側の底壁に、ヒンジと反対側の弱化部の内側から立設され、開栓時に上蓋と係合して引き上げ可能であることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のヒンジキャップ。
- 上蓋は、シール筒の内側に係合部を設け、
引上部は、上部に突出部を設け、
突出部は、閉蓋時に係合部に係合されることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のヒンジキャップ。
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