JP7368010B2 - アミド化合物及びニトリル化合物を生成するための統合された方法及びシステム - Google Patents
アミド化合物及びニトリル化合物を生成するための統合された方法及びシステム Download PDFInfo
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Description
i)不飽和アミド及び/若しくは不飽和ニトリル、若しくはそれらの異性体、
ii)溶媒、又は
iii)アンモニア、又は
iv)上記i)~iii)の任意の組み合わせ
を収集するように構成された蒸留ユニットを含むことができる。
いくつかの態様では、アミド生成物及び/又はニトリル生成物、並びにそれらの前駆体を生成する統合された方法が提供される。
他の態様では、アミド生成物及び/又はニトリル生成物、並びにそれらの前駆体の統合生産のためのシステムもまた本明細書に提供される。統合された方法について上述したように、アミド生成物及び/又はニトリル生成物は、エポキシド及び一酸化炭素から生じることができる。いくつかの変形例では、エポキシドは式(E)の化合物であり、それから生成される他の生成物は、ベータラクトン(式(1)の化合物など)、ヒドロキシプロパンアミド(式(2)の化合物など)、並びにアミド生成物及びニトリル生成物(式(3-I)及び(3)の化合物など)を含むことができる。
カルボニル化生成物流は、カルボニル化触媒及び溶媒の存在下でのエポキシドのカルボニル化から生じる生成物である。カルボニル化反応には、任意の適切な方法及び条件を用いることができる。例えば、WO2013/063191号及びWO2016/130977号を参照されたい。いくつかの実施形態では、カルボニル化触媒は、金属カルボニル部分と配位した金属ポルフィリン部分を含む。いくつかの変形例では、金属ポルフィリン部分は置換されていてもよいポルフィリンを含む。他の変形例では、金属ポルフィリン部分は置換されていてもよいテトラフェニルポルフィリンを含む。他の実施形態では、カルボニル化触媒は、金属カルボニル部分と配位した金属サレン部分を含む。いくつかの変形例では、金属サレン部分は置換されていてもよいサレンを含む。さらに他の変形例では、金属ポルフィリン部分はアルミニウム又はクロムを含む。さらに他の変形例では、金属ポルフィリン部分はアルミニウム(III)又はクロム(III)を含む。さらに他の変形例では、金属サレン部分はアルミニウム又はクロムを含む。さらに他の変形例では、金属サレン部分はアルミニウム(III)又はクロム(III)を含む。いくつかの実施形態では、金属カルボニル部分は、周期表の第5族、第7族、又は第9族の任意の金属のモノアニオン性カルボニル錯体を含む。他の実施形態では、金属カルボニル部分は、周期表の第4族又は第8属の任意の金属のジアニオン性カルボニル錯体を含む。金属カルボニル部分がジアニオン性である場合、典型的には、各ジアニオン性金属カルボニル部分と配位した2つの金属ポルフィリン又は2つの金属サレン部分が存在するであろうことを理解すべきである。いくつかの変形例では、金属カルボニル部分はコバルトを含む。他の変形例では、金属カルボニル部分はマンガンを含む。さらに他の変形例では、金属カルボニル部分はロジウムを含む。いくつかの実施形態では、金属カルボニル部分は、[Co(CO)4]-、[Ti(CO)6]2-、[V(CO)6]-、[Rh(CO)4]-、[Fe(CO)4]2-、[Ru(CO)4]2-、[Os(CO)4]2-、[Cr2(CO)10]2-、[Fe2(CO)8]2-、[Tc(CO)5]-、[Re(CO)5]-若しくは[Mn(CO)5]-、又はそれらの任意の組み合わせを含む。他の変形例では、金属カルボニル部分は[Co(CO)4]-を含む。
例えば、図1に示すような混合供給物流は、カルボニル化触媒を除去するためにカルボニル化流を処理することから得られる。いくつかの実施形態では、混合供給物流は、式(1)の化合物などのベータラクトン及び溶媒を含む。いくつかの変形例では、式(1)の化合物は以下のものであり、
ヒドロキシプロパンアミド流は、例えば、図1に示されるように、本明細書に記載される混合供給物流をアンモニアと反応させて、ヒドロキシプロパンアミドを生成することから得ることができる。式(2)の化合物は以下のものであることができ、
生成物流はヒドロキシプロパンアミドから生成されたアミド生成物及び/又はニトリル生成物を含む。いくつかの変形例では、生成物は不飽和ニトリル化合物又は不飽和アミド化合物である。生成物は式(3-I)の化合物及び/又は式(3)の化合物又はそれらの異性体に相当することができる。
式中、R1はH、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、又はアリールである。いくつかの実施形態では、R1はH又はアルキルである。したがって、いくつかの実施形態では、生成物流は、式(3-I)の化合物又はその異性体、式(3)の化合物又はその異性体、溶媒、及びアンモニアを含む。図1及び2の例示的な反応スキームに示されているように、このような生成物流がエポキシドのカルボニル化から生じる場合、溶媒及びアンモニアは生成物流中に存在することがある。いくつかの実施形態では、そのような溶媒及びアンモニアは、統合された方法を通して持ち越され得、その後生成物流から除去することができる。
いくつかの実施形態では、本明細書の方法に従って生成されるアクリロニトリル化合物及び他のニトリル化合物は式(3)の化合物又はその異性体である。
いくつかの実施形態では、アクリルアミド又は他のアミドを用いて、アクリロニトリル化合物及び他のニトリル化合物を生成することができる。いくつかの変形例では、そのようなアミドは式(3-I)に相当する。
いくつかの実施形態では、本明細書の方法に従ってアクリロニトリル化合物及び他のニトリル化合物を生成するために使用することができるベータ-ヒドロキシアミド及び他のヒドロキシアミドは、式(2)の化合物である。
いくつかの実施形態では、ベータ-ラクトンは、本明細書の方法に従ってベータ-ヒドロキシアミド、アクリルアミド、アクリロニトリル及び他の化合物を生成するために使用され得る。特定の実施形態では、ベータ-ラクトンは式(1)の化合物である。
本明細書に記載されるアンモニアは、任意の商業的に入手可能な供給源から得られ得るか、又は当技術分野で知られた任意の方法に従って生成され得る。いくつかの実施形態では、アンモニアは無水アンモニアを含む。他の実施形態では、アンモニアは液体アンモニアを含む。さらに他の実施形態では、アンモニアは液体の無水アンモニアを含む。いくつかの変形例では、アンモニアは無水アンモニアである。他の変形例ではアンモニアは液体アンモニアである。さらに他の変形例では、アンモニアは液体の無水アンモニアである。上記のいくつかの変形例では、アンモニアはさらに水を含むことができる。そのような変形例では、アンモニアは、少なくとも0.1重量%、少なくとも1重量%、少なくとも5重量%、少なくとも10重量%、少なくとも15重量%、又は少なくとも30重量%の水を含む。他の変形例では、アンモニアは、少なくとも40重量%、少なくとも50重量%、少なくとも60重量%、少なくとも70重量%、少なくとも80重量%、又は少なくとも90重量%の水を含む。さらに他の変形例では、アンモニアは、約0.1重量%~約15重量%の水、0.1重量%~約10重量%の水、又は0.1重量%~約1重量%の水を含む。いくつかの実施形態では、アンモニアは、本明細書に記載されたシステム及び方法のいずれかにおけるキャリアガスである。他の実施形態では、アンモニアは、本明細書に記載されたシステム及び方法のいずれかにおけるキャリアガスの成分である。このような場合、キャリアガスの他の成分は、窒素、気化された溶媒、又はそれらの組み合わせを含むことができる。いくつかの実施形態では、アンモニアは、本明細書に記載された方法又はシステムのいずれかにおいて過剰に存在する。いくつかの実施形態では、アンモニアは揮発性である。他の実施形態では、アンモニアは揮発性であり、蒸留によって本明細書に記載されたシステム又は方法のいずれかから除去される。いくつかの変形例では、蒸留は真空蒸留を含む。他の変形例では、アンモニアは、真空によって本明細書に記載されたシステム又は方法のいずれかから除去される。さらに他の変形例では、アンモニアは、アンモニアをオフガス化することによって、本明細書に記載されたシステム又は方法のいずれかから除去される。いくつかの変形例では、アンモニアはヒドロキシプロパンアミド流から除去される。いくつかの変形例では、アンモニアはヒドロキシプロパンアミド流からアンモニアをオフガス化することによってヒドロキシプロパンアミド流から除去される。他の変形例では、アンモニアは生成物流から除去される。他の変形例では、アンモニアは生成物流からアンモニアをオフガス化することによって生成物流から除去される。さらに他の実施形態では、アンモニアの少なくとも一部はオフガス化することが許容されるが、アンモニアの一部は式(2)の化合物を可溶化するためにヒドロキシプロパンアミド流と共に滞留する。いくつかの変形例では、式(2)の化合物は3-ヒドロキシプロパンアミド(3-HPA)である。そのような変形例では、アンモニアに溶解した3-HPAを部分的にオフガス化することにより、溶融した3-HPAの代替として使用され得る半粘性液体が提供され得る。上述の実施形態のいずれかでは、除去されたアンモニアは保存するために回収され、及び/又は本明細書に記載された方法又はシステムのいずれかで再利用され得る。
本明細書に記載された溶媒は、任意の市販の供給源から得られ得るか、又は当技術分野で知られた任意の方法に従って生成され得る。図1及び図2を参照すると、統合された方法を通して存在する溶媒は、カルボニル化生成物流を生成するために図1及び図2における例示的反応の第1の工程で用いられるカルボニル化溶媒であることができることを理解すべきである。したがって、いくつかの変形例では、溶媒はカルボニル化溶媒と呼ばれることもある。いくつかの実施形態では、溶媒は極性溶媒を含む。他の実施形態では、溶媒は極性非プロトン性溶媒を含む。いくつかの変形例では、溶媒はエーテルを含む。他の変形例では、溶媒はテトラヒドロフランを含む。いくつかの実施形態では、溶媒は極性プロトン性溶媒を含む。いくつかの変形例では、溶媒はアルコール性溶媒を含む。他の変形例では、溶媒はアルコールを含む。さらに他の変形例では、アルコールはC1~C10アルコールを含む。いくつかの実施形態では、アルコールはエタノールを含む。いくつかの実施形態では、溶媒はエタノールを含む。いくつかの実施形態では、溶媒は極性非プロトン性溶媒及びアルコールを含む。いくつかの変形例では、溶媒はエーテル及びアルコールを含む。1つの変形例では、エーテルはテトラヒドロフランである。別の変形例では、アルコールはエタノールである。いくつかの実施形態では、溶媒は、本明細書に記載されたシステム及び方法のいずれかにおいてキャリアガスとして使用される。他の実施形態では、溶媒は、本明細書に記載されたシステム及び方法のいずれかにおいてキャリアガスの成分として使用される。前記実施形態では、溶媒は気化される。このような例では、キャリアガスの他の成分は、窒素、アンモニア、又はそれらの組み合わせを含むことができる。いくつかの実施形態では、溶媒は蒸留によって本明細書に記載されたシステム又は方法のいずれかから除去される。いくつかの変形例では、蒸留は真空蒸留を含む。他の変形例では、溶媒は、真空により本明細書に記載されたシステム又は方法のいずれかから除去される。いくつかの変形例では、溶媒はヒドロキシプロパンアミド流から除去される。他の変形例では、溶媒は生成物流から除去される。上述の実施形態のいずれかでは、除去された溶媒は、保存するために回収され、及び/又は本明細書に記載される方法又はシステムのいずれかにおいて再利用され得る。
本明細書に記載されたキャリアガスは、任意の市販の供給源から得ることができるか、又は当技術分野で知られた任意の方法に従って生成することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されたキャリアガスは、本明細書に記載されたベータ-ヒドロキシアミドのいずれかが本明細書に記載された脱水剤のいずれかを通過することを容易にする。他の変形例では、本明細書に記載されたキャリアガスは、本明細書に記載されたヒドロキシプロパンアミド流のいずれかが本明細書に記載された脱水剤のいずれかを通過することを容易にする。さらに他の変形例では、本明細書に記載されたキャリアガスは、本明細書に記載された混合供給物流のいずれかが本明細書に記載された脱水剤のいずれかを通過することを容易にする。上記のいくつかの変形例では、脱水剤は不均一である。上記のいくつかの変形例では、脱水剤は不均一脱水剤である。他の変形例では、本明細書に記載されたベータ-ヒドロキシアミド、ヒドロキシプロパンアミド流、又は混合供給物流のいずれかをキャリアガスと混合/気化し、脱水剤を充填した固定床反応器に連続的に供給する。さらに他の変形例では、本明細書に記載されたベータ-ヒドロキシアミド、ヒドロキシプロパンアミド流、又は混合供給物流のいずれかを、追加のキャリアガスの不在下で気化し、脱水剤を充填した固定床反応器に連続的に供給する。このような例では、ベータ-ヒドロキシアミド、ヒドロキシプロパンアミド流、又は混合供給物流の様々な成分がキャリアガスを含み得る。例えば、式(2)、溶媒、及びアンモニアの化合物を含むヒドロキシプロパンアミド流の場合には、気化された溶媒及び/又はアンモニアがキャリアガスを含み得る。いくつかの実施形態では、キャリアガスは窒素を含む。他の実施形態では、キャリアガスはアンモニアを含む。いくつかの変形例では、キャリアガスは窒素及びアンモニアを含む。他の変形例では、キャリアガスは窒素、アンモニア、及び気化された溶媒を含む。さらに他の変形例では、キャリアガスは窒素及び気化された溶媒を含む。さらに他の変形例では、キャリアガスはアンモニア及び気化された溶媒を含む。いくつかの変形例では、キャリアガスは、窒素及びアンモニアを含み、アンモニアガスの相対体積は、窒素ガスに対して約1%~約99%、約30%~約99%、約60%~約99%、約90%~約99%、約1%~約60%、約1%~約30%、又は約1%~約10%の範囲である。
本明細書に記載された塩基は、任意の市販の供給源から得られるか、又は当該技術分野で知られている任意の方法に従って生成され得る。いくつかの実施形態では、本明細書に記載された塩基は、本明細書に記載されたベータ-ラクトンのいずれかの開環を促進する。いくつかの実施形態では、本明細書に記載された塩基は、本明細書に記載された方法又はシステムのいずれかに従って、ベータ-ヒドロキシアミド、アクリルアミド、アクリロニトリル及び本明細書に記載された他の化合物のいずれかを生成するために本明細書に記載されたベータ-ラクトンのいずれかの変換を促進する。いくつかの実施形態では、塩基はアミンを含む。いくつかの変形例では、塩基は脂肪族アミンを含む。他の変形例では、塩基は芳香族アミンを含む。塩基は、第三級アミン、第二級アミン、又は第一級アミンであることができる。いくつかの変形例では、塩基はトリエチルアミンを含む。他の変形例では、塩基はトリメチルアミンを含む。他の変形例では、塩基はピリジンを含む。いくつかの実施形態では、塩基は、金属アミド、金属酸化物、混合金属酸化物、若しくは金属水酸化物、又はそれらの任意の組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、塩基は金属アミドを含む。いくつかの変形例では、塩基はナトリウムアミドを含む。他の実施形態では、塩基は金属酸化物を含む。いくつかの変形例では、塩基は酸化カルシウムを含む。さらに他の実施形態では、塩基は金属水酸化物を含む。いくつかの変形例では、塩基はテトラメチルアンモニウムヒドロキシドを含む。さらに他の実施形態では、塩基は不均一である。いくつかの変形例では、塩基はゼオライト若しくは粘土鉱物、又はそれらの組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、塩基は揮発性である。他の実施形態では、塩基は揮発性であり、蒸留によって本明細書に記載されたシステム又は方法のいずれかから除去される。いくつかの変形例では、蒸留は真空蒸留を含む。他の変形例では、塩基は、真空により本明細書に記載されたシステム又は方法のいずれかから除去される。いくつかの変形例では、塩基はヒドロキシプロパンアミド流から除去される。他の変形例では、塩基は生成物流から除去される。上述の実施形態のいずれかでは、除去された塩基は保存のために回収され、及び/又は本明細書に記載された方法又はシステムのいずれかにおいて再利用され得る。
脱水は一般に、炭素-炭素単結合を炭素二重結合に変換することを含み、水分子を生成する。本明細書中に記載される脱水反応は、適切な均一又は不均一触媒の存在下で起こることができる。いくつかの実施形態では、適切な脱水触媒は、酸、塩基及び酸化物を含むことができる。適切な酸の例としては、H2SO4、HCl、チタン酸、金属酸化物水和物、金属硫酸塩(MSO4、ここでMはZn、Sn、Ca、Ba、Ni、Co、又は他の遷移金属であることができる)、金属酸化物硫酸塩、金属リン酸塩(例えば、M3(PO4)2、ここでMはCa、Baであることができる)、金属リン酸塩、金属酸化物リン酸塩、炭素(例えば、炭素支持体上の遷移金属)、鉱酸、カルボン酸、その塩、酸性樹脂、酸性ゼオライト、粘土、SiO2/H3PO4、フッ化Al2O3、リンタングステン酸、リンモリブデン酸、ケイモリブデン酸、ケイタングステン酸及び二酸化炭素を挙げることができる。適切な塩基の例としては、NaOH、アンモニア、ポリビニルピリジン、金属水酸化物、Zr(OH)4、及び置換アミンを挙げることができる。適切な酸化物の例としては、Nb2O5、TiO2、ZrO2、Al2O3、SiO2、ZnO2、SnO2、WO3、MnO2、Fe2O3、及びV2O5を挙げることができる。いくつかの実施形態では、本記載の方法で使用される脱水剤は、五酸化リン、有機リン化合物、カルボジイミド化合物、トリアジン化合物、有機ケイ素化合物、混合酸化物、遷移金属錯体、又はアルミニウム錯体を含む。特定の実施形態では、本明細書に記載の方法で使用される脱水剤は、固体支持体をさらに含むことができる。適切な固体支持体は、例えば、ヒドロタルサイトを含むことができる。脱水剤は、任意の市販の供給源から得ることができるか、又は当技術分野で知られた任意の方法に従って調製することができる。
本明細書に記載された方法で使用される脱水剤は、リン化合物を含むことができる。1つの変形例では、脱水剤は五酸化リンを含む。いくつかの変形例では、脱水剤は有機リン化合物を含む。特定の変形例では、有機リン化合物は有機リン酸塩である。特定の変形例では、有機リン化合物は、ハロリン酸アルキル又はハロリン酸シクロアルキルである。1つの変形例では、ハロリン酸アルキルは、ジハロリン酸アルキル又はハロリン酸ジアルキルである。別の変形例では、ハロリン酸シクロアルキルはジハロリン酸シクロアルキル、又はハロリン酸ジシクロアルキルである。上記有機リン化合物のいくつかの変形例では、アルキルはC1~C10アルキルである。上記有機リン化合物の他の変形例では、シクロアルキルはC3~C10シクロアルキルである。いくつかの変形例では、シクロアルキルは置換されていないときにはC及びHのみを含む。他の変形例では、シクロアルキルは1つの環又は複数の環を有することができる。他の変形例では、2つ以上の環を有するシクロアルキルは、C-C結合によって互いに結合されているか、縮合されているか、スピロであるか、若しくは架橋されているか、又はそれらの組み合わせであることができる。いくつかの実施形態では、シクロアルキルはC3~C10シクロアルキルである。上記有機リン化合物のさらに他の変形例では、ハロリン酸塩はクロロリン酸塩である。上記有機リン化合物のさらに他の変形例では、ハロリン酸塩はフルオロリン酸塩である。本明細書に記載された方法で使用される好適な有機リン化合物は、例えば、ジクロロリン酸エチル、クロロリン酸ジエチル、ジクロロリン酸メチル、クロロリン酸ジメチル、ジフルオロリン酸エチル、フルオロリン酸ジエチル、ジフルオロリン酸メチル、若しくはフルオロリン酸ジメチル、又はそれらの任意の組み合わせを含むことができる。
特定の実施形態では、脱水剤はカルボジイミドを含む。カルボジイミド化合物は、以下の式に対応することができ、
特定の実施形態では、脱水剤は、トリアジン化合物を含む。1つの変形例では、トリアジン化合物は1,3,5-トリアジンであり、これは以下の構造を有する。
特定の実施形態では、脱水剤は有機ケイ素化合物を含む。いくつかの変形例では、有機ケイ素化合物はシラザンである。シラザンは置換されていなくても、置換されていてもよい。1つの変形例では、シラザンは、アリール、ハロ、アルキル、アルコキシ又はアミノ基で置換される。特定の実施形態では、有機ケイ素化合物は以下のものであり、
特定の実施形態では、脱水剤は遷移金属錯体を含む。いくつかの変形例では、遷移金属錯体は、少なくとも1つのハロゲン化物又は酸化物配位子を含む。ハロゲン化物又は酸化物配位子は遷移金属と会合するか、又は錯体化することができる。上記の特定の変形例では、遷移金属錯体は溶媒中に提供される。他の変形例では、遷移金属錯体は、水若しくはアセトニトリル、又はその混合物中に提供される。1つの実施形態では、遷移金属錯体はハロゲン化金属である。いくつかの変形例では、ハロゲン化金属は、第10族金属又は第12族金属を含む。特定の変形例では、ハロゲン化金属はパラジウム又は亜鉛を含む。特定の変形例では、ハロゲン化金属はクロロを含む。適切なハロゲン化金属は、例えば、塩化パラジウム又は塩化亜鉛を含むことができる。上記のいくつかの変形例では、ハロゲン化金属は溶媒中で提供される。1つの変形例では、ハロゲン化金属は水、アセトニトリル又はその混合物中に提供される。例えば、本明細書に記載された方法で使用される遷移金属錯体は、水、アセトニトリル又はその混合物中に提供された塩化パラジウム又は塩化亜鉛であることができる。別の実施形態では、遷移金属錯体は第5族金属を含む。いくつかの変形例では、遷移金属錯体は酸化バナジウムを含む。1つの変形例では、酸化バナジウムはモノマーの酸化バナジウムである。特定の変形例では、脱水剤は、酸化バナジウム及びヒドロタルサイトを含む。1つの変形例では、脱水剤は、モノマーの酸化バナジウム及びヒドロタルサイトを含む。酸化バナジウム(例えば、モノマーの酸化バナジウムを含む)は、ヒドロタルサイトの表面に取り込まれ得る。
特定の実施形態では、脱水剤はアルミニウム錯体を含む。いくつかの変形例では、アルミニウム錯体はハロゲン化アルミニウムを含む。特定の変形例では、アルミニウム錯体は、水、アセトニトリル、若しくはアルカリ金属塩、又はそれらの混合物と錯体を形成する。いくつかの変形例では、アルカリ金属塩はナトリウム塩又はカリウム塩である。いくつかの変形例では、アルカリ金属塩はアルカリ金属ハロゲン化物塩である。いくつかの変形例では、アルカリ金属ハロゲン化物塩はアルカリ金属ヨウ化物塩である。いくつかの変形例では、アルカリ金属ハロゲン化物塩はヨウ化ナトリウム又はヨウ化カリウムである。いくつかの変形例では、アルミニウム錯体はAlCl3・H2O/KI/H2O/CH3CNである。いくつかの変形例では、アルミニウム錯体はAlCl3・NaIである。
いくつかの変形例では、脱水剤は不均一である。例えば、特定の変形例では、脱水剤は、固体金属酸化物、固体酸、酸、弱酸、強酸、イオン交換樹脂、アルミノケイ酸塩、又はそれらの任意の組み合わせを含む。特定の変形例では、脱水剤は固体金属酸化物を含む。1つの変形例では、脱水剤は、TiO2、ZrO2、Al2O3、SiO2、ZnO2、SnO2、WO3、MnO2、Fe2O3、SiO2/Al2O3、ZrO2/WO3、ZrO2/Fe2O3、若しくはZrO2/MnO2、又はそれらの任意の組み合わせを含む。特定の変形例では、脱水剤は、チタン酸、金属酸化物水和物、金属硫酸塩、金属酸化物硫酸塩、金属リン酸塩、金属酸化物リン酸塩、鉱酸、カルボン酸若しくはその塩、酸性樹脂、酸性ゼオライト、粘土、又はそれらの任意の組み合わせを含む。特定の変形例では、脱水剤は、H3PO4/SiO2、フッ化Al2O3、Nb2O3/PO4 -3、Nb2O3/SO4 -2、Nb2O5、H3PO4、リン酸塩、リンタングステン酸、リンモリブデン酸、ケイモリブデン酸、ケイタングステン酸、Mg2P2O7若しくはMgHPO4、又はこれらの任意の組み合わせを含む。いくつかの変形例では、脱水剤はゼオライトを含む。特定の変形例では、ゼオライトは水素型若しくはアンモニア型、又は金属交換ゼオライトである。1つの変形例では、金属交換ゼオライトはLi、Na、K、Ca、Mg、又はCuを含む。別の変形例では、ゼオライトは直径1~10オングストロームの範囲の細孔径を有する。1つの変形例では、ゼオライトは中程度の孔のゼオライトである。いくつかの変形例では、ゼオライトは、約5~6オングストローム、又は約5.6*6.0オングストローム、又は約5.1*5.5~5.3*5.6オングストロームの細孔径を有する。別の変形例では、ゼオライトは大きな孔のゼオライトである。適切なゼオライトには、例えば、ZSM-12、ZSM-5、モルデナイト、フォージャサイト、又はゼオライトYが含まれ得る。上記のような不均一脱水剤を使用する変形例では、式(2)の化合物は、脱水剤を含む加熱した反応器を通して気相中に式(2)の化合物を通すことにより、式(3-I)の化合物若しくは式(3)の化合物、又はそれらの組み合わせを生成するために、脱水される。1つの変形例では、反応器は充填床反応器、流動床反応器、又は移動床反応器である。
いくつかの変形例では、「脱水剤」という用語は、薬剤の組み合わせを含むことができることを理解すべきである。本明細書に記載された方法のいくつかの変形例では、本明細書に記載された脱水剤の組み合わせが使用され得る。いくつかの実施形態では、脱水剤は、有機ケイ素化合物及び遷移金属錯体の組み合わせを含む。上記組み合わせの特定の変形例では、有機ケイ素化合物はN-メチル-N-(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミドである。上記組み合わせのいくつかの変形例では、遷移金属錯体は金属トリフラート又は金属ハロゲン化物である。1つの変形例では、金属トリフラートは亜鉛トリフラートである。別の変形例では、ハロゲン化金属は塩化銅である。他の実施形態では、脱水剤は、シラン及び遷移金属錯体の組み合わせを含む。上記組み合わせの特定の変形例では、遷移金属錯体は鉄錯体である。1つの変形例では、脱水剤は、シラン及び鉄錯体の組み合わせを含む。シラン及び遷移金属錯体の組み合わせの他の変形例では、遷移金属錯体は金属炭酸塩である。特定の変形例では、金属炭酸塩は鉄を含む。特定の変形例では、金属炭酸塩は炭酸鉄である。適切な金属炭酸塩には、例えば、Fe2(CO)9が含まれる。上記組み合わせのいくつかの変形例では、有機ケイ素化合物はアルコキシアルキルシランである。特定の変形例では、アルコキシアルキルシランはジエトキシメチルシランである。1つの変形例では、脱水剤は、炭酸鉄及びアルコキシアルキルシランの組み合わせを含む。本明細書に記載された方法で使用され得る脱水剤の例示的な組み合わせは、トリフラート亜鉛及びN-メチル-N-(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミド、塩化銅及びN-メチル-N-(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミド、鉄錯体及びシラン、並びに炭酸鉄及びジエトキシメチルシランを含む。
特定の変形例では、脱水剤はTiO2及び/又はSiO2を含む。脱水剤のこれらの変形例については、以下でさらに詳細に検討する。本明細書に記載されたTiO2は、ルチル型又はアナターゼ型をはじめとする任意の適切な鉱物形態で提供され得ることを理解すべきである。特定の変形例では、本明細書に記載された方法及びシステムのいずれかにおける脱水剤としてのTiO2の使用は、式(3-I)の化合物の全部又は少なくとも部分的排除まで、予想外に式(3)の化合物の生成をもたらした。例えば、いくつかの実施形態では、式(2)の化合物、溶媒、及びアンモニアを含むヒドロキシプロパンアミド流をTiO2と組み合わせて、式(3)の化合物又はその異性体、溶媒、及びアンモニアを含む生成物流を生成する。上記のいくつかの変形例では、ヒドロキシプロパンアミド流は、約300℃~約450℃の温度でTiO2と組み合わされる。他の変形例では、ヒドロキシプロパンアミド流は350℃~約400℃の温度でTiO2と組み合わされる。さらに他の変形例では、ヒドロキシプロパンアミド流は約400℃の温度でTiO2と組み合わされる。さらに他の変形例では、ヒドロキシプロパンアミド流は350℃~400℃の温度でTiO2と組み合わされる。上記のいくつかの変形例では、式(3)の化合物はアクリロニトリルであり、式(2)の化合物は3-ヒドロキシプロパンアミドである上記のさらに他の変形例では、溶媒はテトラヒドロフランを含む。上記のさらに他の変形例では、溶媒はエタノールを含む。上記のさらに他の変形例では、溶媒はテトラヒドロフラン及びエタノールを含む。上記のいくつかの変形例では、生成物流はさらに式(3-I)の化合物を含む。いくつかの変形例では、生成物流は微量の式(3-I)の化合物を含む。
カルボニル化生成物流、混合供給物流、ヒドロキシプロパンアミド流及び/又は生成物流をはじめとする、本明細書に記載された統合された方法及びシステムにおける様々な流れは、軽質物質をさらに含むことができる。いくつかの変形例では、軽質物質は、蒸留によって単離されない任意の上流工程からの低沸点成分である。いくつかの変形例では、軽質物質は、任意の上流工程からの溶媒又は反応物を含む。他の変形例では、軽質物質は、エチレンオキシド、アセトアルデヒド、若しくは一酸化炭素、又はそれらの任意の組み合わせを含む。所定の流れからの軽質物質は、方法の任意の時点で除去され得るか、又は方法を通して持ち越され、最終生成物流中で除去され得る。したがって、本明細書に記載された統合された方法及びシステムのいくつかの変形例では、軽質物質の少なくとも一部を除去することができ、所定の流れは、10重量%未満、5重量%未満、1重量%未満、又は0.1重量%未満の軽質物質を有することがある。例えば、特定の変形例では、混合供給物流は、10重量%未満、5重量%未満、1重量%未満、又は0.1重量%未満の軽質物質を有する。
本明細書に記載された統合された方法に従って生成され、本明細書に記載された統合されたシステムを使用して生成されたアクリルアミド、アクリロニトリル、及び他の化合物は、いくつかの変形例では、ポリマーの工業生産のためのモノマーとして使用され得る。生成された式(3-I)の化合物は、1種以上の下流生成物を生成するために使用することができる。例えば、本明細書に記載された方法に従って生成されたアクリルアミドは、ポリアクリルアミドの生成で使用することができる。したがって、特定の態様では、本明細書のいずれかの方法に従って式(3-I)の化合物を生成し、式(3-I)の化合物を重合させることを含む方法が提供される。1つの変形例では、ポリアクリルアミドを生成する方法であって、本明細書のいずれかの方法に従ってアクリルアミドを生成し、アクリルアミドを重合してポリアクリルアミドを生成することを含む方法が提供される。
結果:結果を以下の表2に示す。
1. 以下の式(3-I)の化合物及び/若しくは式(3)の化合物、又はそれらの異性体を生成する方法であって、
式(2)の化合物、溶媒及びアンモニアを含むヒドロキシプロパンアミド流を脱水剤と組み合わせて、式(3-I)の化合物及び/若しくは式(3)の化合物又はそれらの異性体、溶媒、及びアンモニアを含む生成物流を生成することを含み、式(2)の化合物は以下のものである、方法。
2. 式(1)の化合物及び溶媒を含む混合供給物流をアンモニアと組み合わせて、ヒドロキシプロパンアミド流を生成することをさらに含み、式(1)の化合物は以下のものである、実施形態1に記載の方法。
3. 組み合わせることが、-100℃~約35℃の間の温度でアンモニアを提供し、混合供給物流をアンモニアに加えて、ヒドロキシプロパンアミド流を生成することを含む、実施形態2に記載の方法。
4. 混合供給物流をアンモニアと組み合わせることが等温的に制御される、実施形態2又は3に記載の方法。
5. カルボニル化触媒及び溶媒の存在下でエポキシドを一酸化炭素でカルボニル化して、混合供給物流を生成することをさらに含む、実施形態2~4のいずれか1つに記載の方法。
6. カルボニル化触媒及び溶媒の存在下でエポキシドを一酸化炭素でカルボニル化して、式(1)の化合物、溶媒、及びカルボニル化触媒を含むカルボニル化生成物流を生成し、カルボニル化触媒をカルボニル化生成物流から分離して、混合供給物流を生成することをさらに含む、実施形態2~4のいずれか1つに記載の方法。
7. 生成物流を蒸留して、式(3-I)の化合物及び/又は式(3)の化合物、又はそれらの異性体、溶媒、及びアンモニアの1種以上を単離することをさらに含む、実施形態1~6のいずれか1つに記載の方法。
8. ヒドロキシプロパンアミド流が、式(2)の溶融した化合物を含む、実施形態1~7のいずれか1つに記載の方法。
9. ヒドロキシプロパンアミド流が、式(2)の溶融した化合物及びキャリアガスを含む、実施形態1~7のいずれか1つに記載の方法。
10. 脱水剤が不均一であり、ヒドロキシプロパンアミド流を不均一脱水剤上で接触させて、生成物流が生成される、実施形態9に記載の方法。
11. 前記溶媒が、極性非プロトン性溶媒、アルコール、又はそれらの組み合わせを含む、実施形態1~10のいずれか1つに記載の方法。
12. 溶媒が気化される、実施形態1~11のいずれか1つに記載の方法。
13. 実施形態1~12のいずれか1つの方法に従って、式(3-I)の化合物及び/若しくは式(3)の化合物又はそれらの異性体を生成すること、並びに式(3-I)の化合物及び/若しくは式(3)の化合物又はそれらの異性体を重合させることを含む、ポリマーを生成する方法。
14. 式(2)の化合物、溶媒及びアンモニアを含むヒドロキシプロパンアミド流を生成する方法であって、式(2)の化合物が以下のものであり、
式(1)の化合物及び溶媒を含む混合供給物流を、-100℃~35℃の間の温度で無水アンモニアと組み合わせて、式(2)の化合物を含むヒドロキシプロパンアミド流を生成させることを含み、式(1)の化合物は以下のものである、方法。
17. 溶媒中の式(1)の化合物、前記混合供給物流が、20重量%の溶液を含む、実施形態16に記載の方法。
18. 前記式(2)の化合物が、50%を超える選択率で生成される、実施形態16又は17に記載の方法。
19. ヒドロキシプロパンアミド流がさらに式(2-I)の化合物、オリゴマー、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される追加の生成物を含み、式(2-I)の化合物が以下のものであり、
ヒドロキシプロパンアミド流が、10:1の式(2)の化合物対追加の生成物のモル比を有する、実施形態16~18のいずれか1つに記載の方法。
20. 混合供給物流及び無水アンモニアが、塩基とさらに組み合わされる、実施形態16~19のいずれか1つに記載の方法。
21. ヒドロキシプロパンアミド流が塩基をさらに含み、方法が、ヒドロキシプロパンアミド流から塩基を除去することをさらに含む、実施形態20に記載の方法。
22. 式(3-I)の化合物及び/又は式(3)の化合物、又はそれらの異性体を生成する方法であって、
[式中、R1はH又はアルキルである。]
式(2)の溶融した化合物及びキャリアガスを含むヒドロキシプロパンアミド流を不均一脱水剤に接触させて、式(3-I)及び/又は式(3)の化合物、又はそれらの異性体、及び任意に溶媒を含む生成物流を生成することを含む、方法。
23. ヒドロキシプロパンアミド流がアンモニアをさらに含む、実施形態22に記載の方法。
24. キャリアガスが窒素及びアンモニアを含み、アンモニアガスの相対的体積が、窒素ガスに対して約1%~約99%の範囲である、実施形態23に記載の方法。
25. ヒドロキシプロパンアミド流が気化された溶媒をさらに含む、実施形態22~24のいずれか1つに記載の方法。
26. ヒドロキシプロパンアミド流が、気化された溶媒とさらに組み合わされる、実施形態22~24のいずれか1つに記載の方法。
27. 溶媒が極性溶媒を含む、実施形態25又は26に記載の方法。
28. 溶媒がエーテルを含む、実施形態25又は26に記載の方法。
29. 溶媒がテトラヒドロフランを含む、実施形態25又は26に記載の方法。
30. 溶媒がアルコールを含む、実施形態25又は26に記載の方法。
31. 前記溶媒がアルコールをさらに含む、実施形態25~29のいずれか一項に記載の方法。
32. アルコールがC1~C10アルコールである、実施形態30又は31に記載の方法。
33. 脱水剤が、TiO2若しくはSiO2、又はその組み合わせを含む、実施形態22~32のいずれか1つに記載の方法。
34. 脱水剤がTiO2及びSiO2を含む、実施形態33に記載の方法。
35. 脱水剤がカラム中に提供され、カラムがTiO2を含むゾーンを有し、別にSiO2を含むゾーンを有する、実施形態34に記載の方法。
36. TiO2を含むゾーンが第1の温度で作動し、SiO2を含むゾーンが第2の温度で作動し、第1の温度及び第2の温度が異なる、実施形態35に記載の方法。
37. 第1温度が第2温度よりも高い、実施形態36に記載の方法。
38. 式(3-I)の化合物及び/又は式(3)の化合物、又はそれらの異性体を生成する方法であって、
式(1)の化合物及び溶媒を含む混合供給物流を、アンモニア及び脱水剤と組み合わせて、式(3-I)及び/若しくは式(3)の化合物又はそれらの異性体、溶媒、及びアンモニアを含む生成物流を生成することを含み、式(1)の化合物は、以下のものである、方法。
39. (i)式(1)の化合物及び溶媒を含む混合供給物流、及び(ii)アンモニアを受け入れるように構成された少なくとも1つの入口であって、式(1)の化合物が以下のものである入口;
並びに、
式(2)の化合物、溶媒、及びアンモニを含むヒドロキシプロパンアミド流を放排出するように構成された出口であって、式(2)の化合物は以下のものである出口、
を有する反応器を備える、システム。
40. 反応器が、混合供給物流を過剰のアンモニアに加えるように構成される、実施形態39に記載のシステム。
41. 反応器が、混合供給物流を前記温度の維持に適した速度でアンモニアに加えるように構成される、実施形態39又は40に記載のシステム。
42. 反応器が、液体形態のアンモニア及び混合供給物流を受け入れるように構成される、実施形態39~41のいずれか1つに記載のシステム。
43. ヒドロキシプロパンアミド流が均質である、実施形態39~42のいずれか1つに記載のシステム。
44. 少なくとも1つの入口が塩基を受け入れるように構成される、実施形態39~43のいずれか1つに記載のシステム。
45. ヒドロキシプロパンアミド流を受け入れ、及び脱水剤の存在下で生成物流を生成するように構成された反応器を有し、
生成物流が、式(3-I)の化合物及び/若しくは式(3)の化合物又はそれらの異性体、溶媒、及びアンモニアを含み、式(3-I)の化合物及び/又は式(3)の化合物が以下のものである、実施形態39~44のいずれか1つに記載のシステム。
46. 追加の反応器が多温度段階カラムをさらに含む、実施形態45に記載のシステム。
47. 追加の反応器がキャリアガスを受け入れるようにさらに構成される、実施形態45又は46に記載のシステム。
48. 以下:
i) 式(3-I)の化合物及び/若しくは式(3)の化合物、
ii) 溶媒、若しくはアンモニア、又は
上記i)~iii)の任意の組み合わせ。
を収集するように構成された蒸留ユニットをさらに含む、実施形態45~47のいずれか1つに記載のシステム。
49. 蒸留ユニットが、塩基、キャリアガス、又はそれらの組み合わせを収集するようにさらに構成される、実施形態48に記載のシステム。
50. エポキシド及び一酸化炭素を受け入れ、カルボニル化触媒及び溶媒の存在下で、(1)の化合物、溶媒、及びカルボニル化触媒を含むカルボニル化生成物流を生成するように構成されたカルボニル化反応器、並びにカルボニル化生成物流を受け入れ、カルボニル化触媒の少なくとも一部を分離して、混合供給物流を生成するように構成された分離ユニットをさらに含む、実施形態39~49のいずれか1つに記載のシステム。
51. エポキシド及び一酸化炭素を受け入れ、不均一カルボニル化触媒及び溶媒の存在下で、式(1)の化合物及び溶媒を含む混合供給物流を生成するように構成されたカルボニル化反応器をさらに含む、実施形態39~49のいずれか1つに記載のシステム。
52. 脱水剤の存在下で生成物流を生成するように構成された反応器を備えるシステムであって、
反応器が、
式(2)の化合物、溶媒、及びアンモニアを含むヒドロキシプロパンアミド流を受け入れるように構成され、(2)の化合物は以下のものである入口;
並びに、
生成物流を排出するように構成され、生成物流は式(3-I)の化合物及び/若しくは式(3)の化合物、又はそれらの異性体、溶媒、及びアンモニアを含み、式(3-I)の化合物及び/又は式(3)の化合物は以下のものである出口、
を有する、システム。
53. 脱水剤の存在下で生成物流を生成するように構成された反応器を備えるシステムであって、
反応器は、
(i)式(1)の化合物及び溶媒を含む混合供給物流、及び(ii)アンモニアを受け入れるように構成され、式(1)の化合物は以下のものである少なくとも1つの入口;
並びに、
生成物流を排出するように構成され、生成物流は式(3-I)の化合物及び/若しくは式(3)の化合物、又はそれらの異性体、溶媒、及びアンモニアを含み、式(3-I)の化合物及び/又は式(3)の化合物は以下のものである出口、
を含む、システム。
54. 反応器が、混合供給物流を過剰のアンモニアに加えるように構成される、実施形態53に記載のシステム。
55. 反応器が混合供給物流を前記温度の維持に適した速度でアンモニアに加えるように構成される、実施形態53又は54に記載のシステム。
56. 反応器が、液体形態のアンモニア及び混合供給物流を受け入れるように構成される、実施形態53~55のいずれか1つに記載のシステム。
57. 少なくとも1つの入口が塩基を受け入れるように構成される、実施形態53~56のいずれか1つに記載のシステム。
58. 反応器が多温度段階カラムをさらに含む、実施形態53~57のいずれか1つに記載のシステム。
59. 反応器がキャリアガスを受け入れるように構成される、実施形態53~58のいずれか1つに記載のシステム。
60. 以下:
i) 式(3-I)の化合物及び/若しくは式(3)の化合物、
Claims (14)
- 前記ヒドロキシプロパンアミドが、溶媒及びアンモニアの存在下で、前記脱水剤と組み合わされる、請求項1に記載の方法。
- 前記脱水剤と接触させた前記ヒドロキシプロパンアミド流が、溶融したヒドロキシプロパンアミド及び任意にキャリアガスを含む、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記溶媒が気化されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
- カルボニル化触媒の存在下で一酸化炭素をエポキシドと接触させて、前記ベータラクトンを調製することを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記溶媒が、ヒドロキシプロパンアミド流から除去される、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ベータラクトンを-100℃~35℃の温度で無水アンモニアと接触させて、前記ヒドロキシプロパンアミドを調製することを含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ベータラクトン及び無水アンモニアを塩基の存在下で接触させる、請求項8に記載の方法。
- 前記脱水剤がTiO2及びSiO2を含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
- 前記脱水剤がカラム中に提供され、該カラムがTiO2を含むゾーン及びSiO2を含む別のゾーンを有し、
TiO2を含む前記ゾーンが第1の温度で作動し、SiO2を含む前記ゾーンが第2の温度で作動し、該第1の温度及び該第2の温度が異なる、
請求項10に記載の方法。 - 第1の温度が第2の温度より高い、請求項11に記載の方法。
- 前記ヒドロキシプロパンアミド流が、20%未満の、該流れ中に存在する追加の生成物を含む、請求項1~12に記載の方法。
- 請求項1~13のいずれか一項に従って、不飽和アミド若しくは不飽和ニトリル、又はそれらの異性体を調製すること、及び、
前記不飽和アミド若しくは不飽和ニトリル、又はそれらの異性体を重合させること
を含む方法。
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