JP7347720B1 - 軸受装置の状態の検出方法、検出装置、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
前記軸受装置に所定の荷重を付与した状態で、前記外方部材、前記内方部材、および前記複数のころから構成される電気回路に交流電圧を印加し、
前記交流電圧の印加時の前記電気回路のインピーダンスおよび位相角を測定し、
前記インピーダンスおよび前記位相角に基づき、前記内方部材と前記複数のころの間、または、前記内方部材と前記複数のころの間の少なくとも一つにおける油膜厚さおよび金属接触割合を、前記電気回路に対応する算出式を用いて導出する、ことを特徴とする検出方法。
前記軸受装置に所定の荷重を付与した状態で、前記外方部材、前記内方部材、および前記複数のころから構成される電気回路に交流電圧を印加させた際に得られる前記交流電圧の印加時の前記電気回路のインピーダンスおよび位相角を取得する取得手段と、
前記インピーダンスおよび前記位相角に基づき、前記内方部材と前記複数のころの間、または、前記内方部材と前記複数のころの間の少なくとも一つにおける油膜厚さおよび金属接触割合を、前記電気回路に対応する算出式を用いて導出する導出手段とを有することを特徴とする検出装置。
コンピュータを、
外方部材、内方部材、および複数のころを含んで構成される円錐ころ軸受を含む軸受装置に所定の荷重を付与した状態で、前記外方部材、前記内方部材、および前記複数のころから構成される電気回路に交流電圧を印加させた際に得られる前記交流電圧の印加時の前記電気回路のインピーダンスおよび位相角を取得する取得手段、
前記インピーダンスおよび前記位相角に基づき、前記内方部材と前記複数のころの間、または、前記内方部材と前記複数のころの間の少なくとも一つにおける油膜厚さおよび金属接触割合を、前記電気回路に対応する算出式を用いて導出する導出手段、
として機能させるためのプログラム。
以下、本願発明の第1の実施形態について説明を行う。なお、以下の説明においては、転がり軸受として、その内部にて線接触が発生し得る円錐ころ軸受を例に挙げて説明するが、これに限定するものではなく、本願発明は他の構成の転がり軸受にも適用可能である。例えば、その内部にて円錐ころ軸受と同様のつばを有する転がり軸受、およびこのような転がり軸受が利用される装置であれば、本願発明の手法は適用可能である。また、軸受装置において、線接触が生じる構成としては歯車なども挙げられるが、これらについても適用可能である。
図1は、本実施形態に係る診断装置1にて診断を行う際の全体構成の一例を示す概略構成図である。図1には、本実施形態に係る診断方法が適用される軸受装置2と、診断を行う診断装置1が設けられる。なお、図1に示す構成は一例であり、軸受装置2の構成などに応じて、異なる構成が用いられてよい。また、図1においては、軸受装置2は、1の転がり軸受を備える構成を示したが、これに限定するものではなく、1の軸受装置2に複数の転がり軸受が備えられてもよい。
図2を用いて軸受装置2における転動体5と外輪3(または、内輪4)の接触状態について説明する。図2は、ローラ片とリング片とが接触した際の物理モデルを示すグラフである。ローラ片が転動体5であるころに対応し、リング片が外輪3(または、内輪4)に対応する。f(x)軸は、油膜厚さ方向を示す。また、図2に示す各変数はそれぞれ以下の通りである。なお、以降の説明において用いる各式の変数は同じものは同じ記号を付して対応付けている。
S:Hertzian接触面積
a:ローラ片(ころ)の短手方向(ここでは、x軸方向)における接触幅
α:油膜の破断率(金属接触割合)(0≦α<1)
r:ローラ片の半径
αS:実接触領域(油膜の破断領域)
h:油膜厚さ
h1:Hertzian接触域における油膜厚さ
O:ローラ片の回転中心
h=f(x)=h1+√(r2-a2)-√(r2-x2) (-r≦x<-a、または、a<x≦r) …(1)
ha=(1-α)h1 …(2)
図3は、図2に示した物理モデルを電気的に等価な電気回路(等価回路)にて示した図である。等価回路E1は、抵抗R1、コンデンサC1、およびコンデンサC2から構成される。抵抗R1は、破断領域(=αS)における抵抗に相当する。コンデンサC1は、Hertzian接触域における油膜により形成されるコンデンサに相当し、静電容量C1とする。コンデンサC2は、Hertzian接触域の周辺(図2の-r≦x<-a、および、a<x≦r)における油膜により形成されるコンデンサに相当し、静電容量C2とする。Hertzian接触域の接触面積(=S)が、図3の等価回路E1における抵抗R1とコンデンサC1の並列回路を形成する。更に、この抵抗R1とコンデンサC1から構成される電気回路に対して、コンデンサC2が並列に接続される。このとき、Hertzian接触域の周辺(図2の-r≦x<-a、および、a<x≦r)では、潤滑剤が充填されているものとする。
V=|V|exp(jωt) …(3)
I=|I|exp(j(ωt-θ)) …(4)
Z=V/I=|V/I|exp(jθ)=|Z|exp(jθ) …(5)
j:虚数
ω:交流電圧の角周波数
t:時間
θ:位相角(電圧と電流の位相のずれ)
Z-1=R1 -1+jω(C1+C2) …(6)
R1:抵抗R1の抵抗値
C1:コンデンサC1の静電容量
C2:コンデンサC2の静電容量
|Z|:動的接触状態におけるインピーダンス
R1=|Z|/cosθ …(7)
ω(C1+C2)=-sinθ/|Z| …(8)
R1=R10/α …(9)
R10:静止時(すなわち、α=1)における抵抗値
R10=|Z0|/cosθ0 …(10)
|Z0|:静的接触状態におけるインピーダンス
θ0:静的接触状態における位相角
ここで、点接触におけるC2について説明する。図4は、転動体が玉である場合(例えば、玉軸受)を説明するための図である。ここでは、説明を容易にするためにh1の値を大きく示しているが、実際には、図2に示したように、接触(この場合は点接触)が生じる程度に小さいものとなる。この場合、転動体と軌道盤との間にて、点接触が生じ得る。図2と同様に、転動体の半径をrとし、油膜厚さをh1とした場合、図3に示した等価回路におけるコンデンサC2の静電容量は以下の式(14)にて算出できる。
r:玉の半径
ε:潤滑剤の誘電率
ln:対数関数
図11は、転がり軸受に対してラジアル荷重が加えられた場合の負荷圏および非負荷圏を説明するための図である。ここでは、転がり軸受において、ラジアル荷重Frが回転軸7を介して加えられているものとする。この場合、複数の転動体5において、図2に示すようなHertzian接触域が生じる範囲を負荷圏と称し、それ以外の範囲を非負荷圏と称する。なお、負荷圏の範囲は、ラジアル荷重の大きさや転がり軸受の構成等に応じて変動し得る。
n1:負荷圏に位置する転動体数
C1(m):転動体mのHertzian接触域における静電容量
C1 ̄:C1(m)の平均値
n:全転動体数
n1:負荷圏に位置する転動体数
n:全転動体数
n1:負荷圏に位置する転動体数
ε:潤滑剤の誘電率
C3(m):転動体mのHertzian接触域における静電容量
π:円周率
L:転動体(ころ)の長さ
Rtx:転動体(ころ)の有効半径
hgap:ラジアル隙間
本実施形態では、ラジアル荷重下における潤滑剤の油膜厚さhおよび油膜の破断率αを用いて潤滑状態を検出する。本実施形態では、ラジアル荷重下における潤滑剤の油膜厚さhおよび油膜の破断率αを導出するために、上記の式(17)および以下の式(18)~(21)を用いる。
n1:負荷圏に位置する転動体(ころ)の数
b ̄:転動体(ころ)の平均接触幅
L:転動体(ころ)の長さ
Rtx:転動体(ころ)の有効半径
St1 ̄:平均接触域
Si1(m):転動体(ころ)mと内輪の間の接触域
So1(m):転動体(ころ)mと外輪の間の接触域
ω:交流電圧の角周波数
ε:潤滑剤の誘電率
k:軸受の数
Ψ:無次元定数
hgap:ラジアル隙間
m:非負荷圏に位置する転動体を示す自然数(1≦m≦(n-n1))
|Z0|:静的接触状態におけるインピーダンス
θ0:静的接触状態における位相
|Z|:動的接触状態におけるインピーダンス
θ:動的接触状態における位相
図14は、本実施形態に係る診断処理のフローチャートである。本処理は、診断装置1により実行され、例えば、診断装置1が備える制御装置(不図示)が本実施形態に係る処理を実現するためのプログラムを記憶装置(不図示)から読み出して実行することにより実現されてよい。
上述した診断方法に基づいて行った試験の結果について説明する。試験時の構成は、図1に示した構成をベースとし、試験条件は以下の通りとする。
試験軸受:円錐ころ軸受
潤滑剤:タービン油
ラジアル荷重:53.5[kN]
アキシアル荷重:0[N]
温度:室温(開始時)
回転数:50~1200[min-1]
交流電圧:1.1[V]
交流電源の周波数:100[kHz]
また、本願発明において、上述した1以上の実施形態の機能を実現するためのプログラムやアプリケーションを、ネットワーク又は記憶媒体等を用いてシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。
(1) 外方部材、内方部材、および複数のころを含んで構成される円錐ころ軸受を含む軸受装置の状態を検出する検出方法であって、
前記軸受装置に所定の荷重を付与した状態で、前記外方部材、前記内方部材、および前記複数のころから構成される電気回路に交流電圧を印加し、
前記交流電圧の印加時の前記電気回路のインピーダンスおよび位相角を測定し、
前記インピーダンスおよび前記位相角に基づき、前記内方部材と前記複数のころの間、または、前記内方部材と前記複数のころの間の少なくとも一つにおける油膜厚さおよび金属接触割合を、前記電気回路に対応する算出式を用いて導出する、ことを特徴とする検出方法。
この構成によれば、円錐ころ軸受を含む軸受装置内部の油膜厚さおよびしゅう動部の金属接触割合の検出を同時に精度良く行うことが可能となる。特に、ころ軸受装置内部で発生する線接触を考慮して、精度良く検出を行うことが可能となる。
この構成によれば、円錐、あるいは円筒ころ軸受内の転動体に面取りが設けられているか否かに関わらず、油膜厚さおよびしゅう動部の金属接触割合の検出を同時に精度良く行うことが可能となる。
この構成によれば、円錐、あるいは円筒ころ軸受内の外輪または内輪のいずれかにつばが設けられているか否かに関わらず、油膜厚さおよびしゅう動部の金属接触割合の検出を同時に精度良く行うことが可能となる。
この構成によれば、油膜厚さおよび金属接触割合に基づいて、円錐、あるいは円筒ころ軸受の潤滑剤に関する状態を診断することができる。
前記軸受装置に所定の荷重を付与した状態で、前記外方部材、前記内方部材、および前記複数のころから構成される電気回路に交流電圧を印加させた際に得られる前記交流電圧の印加時の前記電気回路のインピーダンスおよび位相角を取得する取得手段と、
前記インピーダンスおよび前記位相角に基づき、前記内方部材と前記複数のころの間、または、前記内方部材と前記複数のころの間の少なくとも一つにおける油膜厚さおよび金属接触割合を、前記電気回路に対応する算出式を用いて導出する導出手段とを有することを特徴とする検出装置。
この構成によれば、円錐ころ軸受を含む軸受装置内部の油膜厚さおよびしゅう動部の金属接触割合の検出を同時に精度良く行うことが可能となる。特に、ころ軸受装置内部で発生する線接触を考慮して、精度良く検出を行うことが可能となる。
外方部材、内方部材、および複数のころを含んで構成される円錐ころ軸受を含む軸受装置に所定の荷重を付与した状態で、前記外方部材、前記内方部材、および前記複数のころから構成される電気回路に交流電圧を印加させた際に得られる前記交流電圧の印加時の前記電気回路のインピーダンスおよび位相角を取得する取得手段、
前記インピーダンスおよび前記位相角に基づき、前記内方部材と前記複数のころの間、または、前記内方部材と前記複数のころの間の少なくとも一つにおける油膜厚さおよび金属接触割合を、前記電気回路に対応する算出式を用いて導出する導出手段、
として機能させるためのプログラム。
この構成によれば、円錐ころ軸受を含む軸受装置内部の油膜厚さおよびしゅう動部の金属接触割合の検出を同時に精度良く行うことが可能となる。特に、ころ軸受装置内部で発生する線接触を考慮して、精度良く検出を行うことが可能となる。
2…軸受装置
3…外輪(外方部材)
4…内輪(内方部材)
5…転動体(ころ)
6…つば
7…回転軸
8…LCRメータ
9…回転コネクタ
10…モータ
Claims (6)
- 外方部材、内方部材、および複数のころを含んで構成される円錐ころ軸受を含む軸受装置の状態を検出する検出方法であって、
前記軸受装置に所定の荷重を付与した状態で、前記外方部材、前記内方部材、および前記複数のころから構成される電気回路に交流電圧を印加し、
前記交流電圧の印加時の前記電気回路のインピーダンスおよび位相角を測定し、
前記インピーダンスおよび前記位相角に基づき、前記内方部材と前記複数のころの間、または、前記内方部材と前記複数のころの間の少なくとも一つにおける油膜厚さおよび金属接触割合を、前記電気回路に対応する算出式を用いて導出し、
前記油膜厚さhおよび前記金属接触割合αを導出するための前記算出式は、
n:軸受内の全転動体(ころ)の数
n 1 :負荷圏に位置する転動体(ころ)の数
b ̄:転動体(ころ)の平均接触幅
L:転動体(ころ)の長さ
R tx :転動体(ころ)の有効半径
S t1  ̄:平均接触域
S i1 (m):転動体(ころ)mと内輪の間の接触域
S o1 (m):転動体(ころ)mと外輪の間の接触域
ω:交流電圧の角周波数
ε:潤滑剤の誘電率
k:軸受の数
Ψ:無次元定数
h gap :ラジアル隙間
m:非負荷圏に位置する転動体を示す自然数(1≦m≦(n-n1))
|Z 0 |:静的接触状態におけるインピーダンス
θ 0 :静的接触状態における位相
|Z|:動的接触状態におけるインピーダンス
θ:動的接触状態における位相
であることを特徴とする検出方法。 - 前記算出式は、前記複数のころそれぞれに対して面取りがなされているか否かに関わらず適用可能であることを特徴とする請求項1に記載の検出方法。
- 前記算出式は、前記外方部材、および前記内方部材の少なくとも一方が、前記複数のころを案内するつばを有するか否かに関わらず適用可能であることを特徴とする請求項1に記載の検出方法。
- 更に、前記油膜厚さおよび前記金属接触割合を用いて前記軸受装置を診断することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の検出方法。
- 外方部材、内方部材、および複数のころを含んで構成される円錐ころ軸受を含む軸受装置の状態を検出する検出装置であって、
前記軸受装置に所定の荷重を付与した状態で、前記外方部材、前記内方部材、および前記複数のころから構成される電気回路に交流電圧を印加させた際に得られる前記交流電圧の印加時の前記電気回路のインピーダンスおよび位相角を取得する取得手段と、
前記インピーダンスおよび前記位相角に基づき、前記内方部材と前記複数のころの間、または、前記内方部材と前記複数のころの間の少なくとも一つにおける油膜厚さおよび金属接触割合を、前記電気回路に対応する算出式を用いて導出する導出手段とを有し、
前記油膜厚さhおよび前記金属接触割合αを導出するための前記算出式は、
n:軸受内の全転動体(ころ)の数
n 1 :負荷圏に位置する転動体(ころ)の数
b ̄:転動体(ころ)の平均接触幅
L:転動体(ころ)の長さ
R tx :転動体(ころ)の有効半径
S t1  ̄:平均接触域
S i1 (m):転動体(ころ)mと内輪の間の接触域
S o1 (m):転動体(ころ)mと外輪の間の接触域
ω:交流電圧の角周波数
ε:潤滑剤の誘電率
k:軸受の数
Ψ:無次元定数
h gap :ラジアル隙間
m:非負荷圏に位置する転動体を示す自然数(1≦m≦(n-n1))
|Z 0 |:静的接触状態におけるインピーダンス
θ 0 :静的接触状態における位相
|Z|:動的接触状態におけるインピーダンス
θ:動的接触状態における位相
であることを特徴とする検出装置。 - コンピュータを、
外方部材、内方部材、および複数のころを含んで構成される円錐ころ軸受を含む軸受装置に所定の荷重を付与した状態で、前記外方部材、前記内方部材、および前記複数のころから構成される電気回路に交流電圧を印加させた際に得られる前記交流電圧の印加時の前記電気回路のインピーダンスおよび位相角を取得する取得手段、
前記インピーダンスおよび前記位相角に基づき、前記内方部材と前記複数のころの間、または、前記内方部材と前記複数のころの間の少なくとも一つにおける油膜厚さおよび金属接触割合を、前記電気回路に対応する算出式を用いて導出する導出手段、
として機能させ、
前記油膜厚さhおよび前記金属接触割合αを導出するための前記算出式は、
n:軸受内の全転動体(ころ)の数
n 1 :負荷圏に位置する転動体(ころ)の数
b ̄:転動体(ころ)の平均接触幅
L:転動体(ころ)の長さ
R tx :転動体(ころ)の有効半径
S t1  ̄:平均接触域
S i1 (m):転動体(ころ)mと内輪の間の接触域
S o1 (m):転動体(ころ)mと外輪の間の接触域
ω:交流電圧の角周波数
ε:潤滑剤の誘電率
k:軸受の数
Ψ:無次元定数
h gap :ラジアル隙間
m:非負荷圏に位置する転動体を示す自然数(1≦m≦(n-n1))
|Z 0 |:静的接触状態におけるインピーダンス
θ 0 :静的接触状態における位相
|Z|:動的接触状態におけるインピーダンス
θ:動的接触状態における位相
であることを特徴とするプログラム。
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