JP7339017B2 - ポンプ - Google Patents
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Description
また、特許文献2には、ポンプに対向配置され、吸込水槽に水面の上方から下方に向かって延びた板状の渦防止部材を複数設けたポンプ吸水槽が記載されている。
従来の特許文献1及び2に記載の技術では、吸込水槽自体に渦流対策用の設備を設ける土木工事が必要になり、大掛かりで設備コストが増大してしまう問題があった。
また、特許文献3に記載の技術では、フロートにより空気吸込渦を消滅させようとしているが、水位が変化した際に、付着したゴミ等によってフロートがスムーズに移動しない場合は、十分に機能しないという不都合があった。
特に、渦流抑制部材を、水の流入方向に対してケーシングよりも下流側に配置することで、ケーシングを回り込んでくる水流がケーシングの下流側で渦流となることを抑制可能である。
すなわち、このポンプでは、渦流抑制部材が、ケーシングの軸線方向に沿って延在し上下延在板部の近傍に設置された上下延在棒部を備えているので、上下延在板部を回り込んだ水流が上下延在板部の近傍で小さい渦流を発生させようとしても、上下延在棒部に水流が邪魔され渦流の発生を阻止することができる。
すなわち、このポンプでは、上下延在板部が、中心軸から四方に向けて配された4枚の単位板部を有して横断面形状が十字形状とされているので、4つの単位板部によって上下延在板部の周囲を流れる水流を効率的に乱すことができる。特に、渦流抑制部材に対して、どの横方向からの水流に対してもいずれかの単位板部が障害となって、渦流の発生を抑制することができる。
すなわち、このポンプでは、上部支持部及び下部支持部が、上下に貫通した流通孔を有しているので、上下の流通孔からも水流が上下延在板部側に流れ込み、上下延在板部を回り込んだ水流を乱すことで、渦流の発生をさらに抑制することができる。
すなわち、このポンプでは、渦流抑制部材が、ケーシングの周方向に互いに離間して複数設けられているので、ケーシングの周方向の複数箇所で渦流の発生を抑制することができる。
すなわち、本発明のポンプによれば、渦流抑制部材が、ケーシングの軸線方向に沿って延在しケーシングの周方向に対して傾斜又は対向した面を有する上下延在板部を備えているので、ケーシングの周囲に沿って流れる水流が上下延在板部の面に阻まれることで、渦流の発生を抑制することができる。
したがって、本発明のポンプでは、土木工事が不要で低コストであると共に、水位が変動しても広い上下範囲で渦流の発生を抑制することが可能で、渦流による振動の発生等を防止することができる。
上記渦流抑制部材4は、ケーシング2の軸線方向(上下方向)に沿って延在しケーシング2の周方向に対して傾斜又は対向した面を有する上下延在板部5を備えている。
また、吸込水槽10の上方は、据付床10cで覆われており、ポンプ1は、吸込床10cに開けられた据付孔10eに取り付けられたポンプベース(ベースプレート)10dにケーシング2上部のフランジ部2bが固定されて吊り下げ設置されている。
また、本実施形態のポンプ1は、端壁10bの近傍に設置されていると共に、吸込水槽10の底面10aから上方に離間した位置に吸込口2aを配して設置されている。
これらの渦流抑制部材4は、ケーシング2の周面における端壁10b側に配置されている。すなわち、渦流抑制部材4は、ケーシング2の軸線に向かう水の流入方向F0に対して、ケーシング2の軸線から30°後方の位置に配置されている。
上記上下延在板部5は、図5に示すように、中心軸から四方に向けて配された4枚の単位板部5aを有して横断面形状が十字形状とされている。すなわち、4枚の単位板部5aは、互いに隣接する物同士が90°の角度に設定されている。
また、渦流抑制部材4の上下長さ及び取付高さ位置は、吸込水槽10内で変動する水位Wの範囲に応じて決定される。
なお、各上下延在棒部6は、角部を有した断面矩形状に形成されており、断面円形状の場合に比べて、水流Fをより乱し易くなっている。
なお、上部支持部7Aは、上下延在棒部6の上部も支持しており、下部支持部7Bは、上下延在棒部6の下部も支持している。
上部支持部7A及び下部支持部7Bは、図4に示すように、上下に貫通した流通孔7aを有している。
本実施形態では、上部支持部7A及び下部支持部7Bに略三角形状の流通孔7aが複数設けられている。
また、部材支持部4aの先端は、渦流抑制部材4の中間を支持している中間支持部7Cに固定されている。
上記中間支持部7Cは、上下延在板部5と上下延在棒部6との中間を支持している。
また、渦流抑制部材4が、ケーシング2の周方向に互いに離間して複数設けられているので、ケーシング2の周方向の複数箇所で渦流の発生を抑制することができる。
特に、渦流抑制部材4を、水の流入方向F0に対してケーシング2よりも下流側に配置することで、ケーシング2を回り込んでくる水流Fがケーシング2の下流側で渦流となることを抑制可能である。
例えば、上記実施形態では、上述したように、渦流抑制部材として横断面十字状の上下延在板部を備えることが好ましいが、他に横断面Y字状等の上下延在板部を採用しても構わない。
Claims (4)
- 回転駆動される羽根車を内部に備え下端に水の吸込口を有すると共に上端側に吐出管が接続された筒状のケーシングと、
前記ケーシングの外周面に設けられた渦流抑制部材とを備え、
前記渦流抑制部材が、前記ケーシングの軸線方向に沿って延在し前記ケーシングの周方向に対して傾斜又は対向した面を有する上下延在板部を備え、
前記上下延在板部が、前記渦流抑制部材の中心軸から四方に向けて配された4枚の単位板部を有して横断面形状が十字形状とされていることを特徴とするポンプ。 - 請求項1に記載のポンプにおいて、
前記渦流抑制部材が、前記ケーシングの軸線方向に沿って延在し前記上下延在板部の近傍に設置された上下延在棒部を備えていることを特徴とするポンプ。 - 請求項1又は2に記載のポンプにおいて、
前記渦流抑制部材が、前記上下延在板部の上部を支持する上部支持部と、
前記上下延在板部の下部を支持する下部支持部とを備え、
前記上部支持部及び前記下部支持部が、上下に貫通した流通孔を有していることを特徴とするポンプ。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載のポンプにおいて、
前記渦流抑制部材が、前記ケーシングの周方向に互いに離間して複数設けられていることを特徴とするポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019085012A JP7339017B2 (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019085012A JP7339017B2 (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020180594A JP2020180594A (ja) | 2020-11-05 |
JP7339017B2 true JP7339017B2 (ja) | 2023-09-05 |
Family
ID=73023756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019085012A Active JP7339017B2 (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP7339017B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003328978A (ja) | 2002-05-17 | 2003-11-19 | Kubota Corp | 立軸ポンプ |
JP2013199939A (ja) | 2009-03-26 | 2013-10-03 | Ebara Corp | 渦防止装置およびポンプ装置 |
JP2017025807A (ja) | 2015-07-23 | 2017-02-02 | 株式会社荏原製作所 | 渦流抑制装置、ポンプシステムおよびポンプ設備 |
-
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- 2019-04-26 JP JP2019085012A patent/JP7339017B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017025807A (ja) | 2015-07-23 | 2017-02-02 | 株式会社荏原製作所 | 渦流抑制装置、ポンプシステムおよびポンプ設備 |
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JP2020180594A (ja) | 2020-11-05 |
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