JP7337759B2 - パーフルオロアルカジエン化合物の製造方法 - Google Patents
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Description
ている。特に、炭素数が4個であり両末端に二重結合を有するヘキサフルオロブタジエン
は、様々な用途に活用されている。
項1.一般式(1):
CF2=CF-(CF2)n-4-CF=CF2 (1)
[式中、nは4~20の整数を示す。]
で表されるパーフルオロアルカジエン化合物の製造方法であって、
有機溶媒中で、含窒素化合物、含ヨウ素無機材料、並びに亜鉛若しくは亜鉛合金の存在下に、
一般式(2):
CF2X1-CFX2-(CF2)n-4-CFX3-CF2X4 (2)
[式中、nは前記に同じである。X1、X2、X3及びX4は同一又は異なって、ハロゲン原子を
示す。ただし、X1及びX2の双方がフッ素原子となることはなく、且つ、X3及びX4の双方がフッ素原子となることはない。]
で表される化合物を反応させる反応工程
を備える、製造方法。
項2.前記含ヨウ素無機材料の使用量が、前記亜鉛若しくは亜鉛合金1モルに対して0.0005モル以上であり、且つ、前記有機溶媒の溶解度以下である、項1に記載の製造方法。
項3.前記含ヨウ素無機材料がヨウ素及び/又は金属ヨウ化物である、項1又は2に記載の製造方法。
項4.前記反応工程が、前記含ヨウ素無機材料と前記亜鉛若しくは亜鉛合金と前記有機溶媒とを含む溶液と、前記含窒素化合物とを混合する第1混合工程を含む、項1~3のいず
れか1項に記載の製造方法。
項5.前記第1混合工程においては、前記亜鉛若しくは亜鉛合金を含む溶液に対して、前
記含窒素化合物を前記亜鉛若しくは亜鉛合金1モルに対して0.1~600mol/時間の添加速度
で添加する、項4に記載の製造方法。
項6.前記反応工程が、前記第1混合工程の後に、得られた混合液を前記一般式(2)で表される化合物と混合する第2混合工程を含む、項4又は5に記載の製造方法。
項7.前記第2混合工程においては、前記第1混合工程で得られた混合液に対して、前記一般式(2)で表される化合物を前記亜鉛若しくは亜鉛合金1モルに対して0.05~30mol/時間の添加速度で添加する、項6に記載の製造方法。
項8.前記第1混合工程は、前記含ヨウ素無機材料と亜鉛若しくは亜鉛合金と前記有機溶
媒とを含む溶液と前記含窒素化合物とを混合する際に50~200℃の温度である、項4~7
のいずれか1項に記載の製造方法。
項9.前記含窒素化合物がN,N-ジメチルホルムアミドである、項1~8のいずれか1項に
記載の製造方法。
項10.前記有機溶媒の沸点が、前記含窒素化合物の沸点以下である、項1~9のいずれか1項に記載の製造方法。
項11.一般式(1):
CF2=CF-(CF2)n-4-CF=CF2 (1)
[式中、nは4~20の整数を示す。]
で表されるパーフルオロアルカジエン化合物と、
一般式(3):
CF2=CF-(CF2)n-4-CFX3-CF2H (3)
[式中、nは前記に同じである。X3はハロゲン原子を示す。]
で表される化合物と、
一般式(4A):
CF2X1-CFX2-(CF2)n-4-CF=CF2 (4A)
[式中、nは前記に同じである。X1及びX2は同一又は異なって、ハロゲン原子を示す。た
だし、X1及びX2の双方がフッ素原子となることはない。]
で表される化合物、及び/又は一般式(4B):
CF2H-CFX2-(CF2)n-4-CFX3-CF2H (4B)
[式中、nは前記に同じである。X2及びX3は同一又は異なって、ハロゲン原子を示す。]
で表される化合物と、
一般式(5):
CF2X1-CFX2-(CF2)n-4-CFX3-CF2H (5)
[式中、nは前記に同じである。X1、X2及びX3は同一又は異なって、ハロゲン原子を示す
。ただし、X1及びX2の双方がフッ素原子となることはない。]
で表される化合物と
を含有する、パーフルオロアルカジエン組成物。
項12.前記パーフルオロアルカジエン組成物の総量を100モル%として、前記一般式(1
)で表される化合物の含有量が80~99.8モル%である、項11に記載のパーフルオロアル
カジエン組成物。
項13.前記パーフルオロアルカジエン化合物が、ヘキサフルオロブタジエンである、項11又は12に記載のパーフルオロアルカジエン組成物。
項14.項11~13のいずれか1項に記載のパーフルオロアルカジエン組成物からなる
、エッチングガス、冷媒、熱移動媒体、発泡剤又は樹脂モノマー。
CF2=CF-(CF2)n-4-CF=CF2 (1)
[式中、nは4~20の整数を示す。]
で表されるパーフルオロアルカジエン化合物の製造方法であって、
有機溶媒中で、含窒素化合物、含ヨウ素無機材料、並びに亜鉛若しくは亜鉛合金の存在下に、
一般式(2):
CF2X1-CFX2-(CF2)n-4-CFX3-CF2X4 (2)
[式中、nは前記に同じである。X1、X2、X3及びX4は同一又は異なって、ハロゲン原子を
示す。ただし、X1及びX2の双方がフッ素原子となることはなく、且つ、X3及びX4の双方がフッ素原子となることはない。]
を反応させる反応工程
を備える。
的物を得ることができる。
。この範囲とすることにより、分離しにくい不純物の生成量をより少なくしつつパーフルオロアルカジエン化合物をより高収率に得ることができる。
、ヘキサフルオロブタジエン(CF2=CF-CF=CF2)、オクタフルオロペンタジエン(CF2=CF-CF2-CF=CF2)、デカフルオロヘキサジエン(CF2=CF-CF2-CF2-CF=CF2)等が挙げられる。
子、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げられる。X1、X2、X3及びX4は同一でも異なっていてもよい。ただし、X1及びX2の双方がフッ素原子となる場合や、X3及びX4の双方がフッ素原子となる場合は反応が進行せずパーフルオロアルカジエン化合物が得られないことから、X1及びX2の双方がフッ素原子となることはなく、且つ、X3及びX4の双方がフッ素原子となることはない。なかでも、分離しにくい不純物の生成量をより少なくしつつパーフルオロアルカジエン化合物をより高収率に得ることができる観点から、X1としては塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等(特に塩素原子、臭素原子等)が好ましく、X2としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原子等(特にフッ素原子、塩素原子等)が好ましく、X3としてはフッ素原子、塩素原子等(特にフッ素原子)が好ましく、X4としては塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等(特に臭素原子、ヨウ素原子等)が好ましい。
F2-CF2I、BrCF2-CF2-CF2-CF2Br、BrCF2-CF2-CF2-CF2-CF2Br、BrCF2-CF2-CF2-CF2-CF2-CF2Br等が好ましく、BrCF2-CF2-CF2-CF2Br、BrCF2-CF2-CF2-CF2-CF2Br、BrCF2-CF2-CF2-CF2-CF2-CF2Br等がより好ましい。
なくしつつパーフルオロアルカジエン化合物をより高収率に得られる観点から、後述の亜鉛若しくは亜鉛合金1モルに対して、0.05~30モルが好ましく、0.1~10モルがより好ましく、0.2~5モルがさらに好ましい。
。これら含窒素化合物は、単独で用いることもでき、2種以上を組合せて用いることもで
きる。なかでも、分離しにくい不純物の生成量をより少なくしつつパーフルオロアルカジエン化合物をより高収率に得られる観点から、アミド化合物が好ましく、N,N-ジメチルホルムアミドがより好ましい。
~2モルがより好ましい。
より少なくしつつパーフルオロアルカジエン化合物をより高収率に得られる観点から、ヨウ素、遷移金属ヨウ化物、本開示の製造方法による生成物中の不純物としてのハロゲン化亜鉛等が好ましく、ヨウ素がより好ましい。なお、含ヨウ素無機化合物の代わりに、含ハロゲン材料として、フッ化亜鉛や塩化亜鉛等のように、ヨウ素を含まない材料を使用した場合にはパーフルオロアルカジエン化合物の収率を向上させる効果は得られない。
しく、亜鉛若しくは亜鉛合金1モルに対して0.001~0.1モルがより好ましい。
せる観点から非極性有機溶媒が好ましい。この有機溶媒は、沸点が含窒素化合物の沸点以
下であることが好ましい。このような有機溶媒としては、例えば、ヘプタン、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素化合物;テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテル化合物等が挙げられる。
対して、0.01~10モルが好ましく、0.1~5モルがより好ましい。
序は特に制限はなく、同時に投入することもできるし、逐次的に投入することもできる。なかでも、分離しにくい不純物の生成量をより少なくしつつパーフルオロアルカジエン化合物をより高収率に得られる観点から、含ヨウ素無機材料と前記亜鉛若しくは亜鉛合金と有機溶媒とを含む溶液と、含窒素化合物とを混合する(特に、含ヨウ素無機材料と前記亜鉛若しくは亜鉛合金と有機溶媒とを含む溶液に対して、含窒素化合物を添加する)ことが好ましい。
加)する予定の一般式(2)で表される化合物の量を考慮のうえで各成分の含有量を調整
することが好ましい。
素化合物と混合することが好ましい。特に、含ヨウ素無機材料と前記亜鉛若しくは亜鉛合金と有機溶媒とを含む溶液を好ましくは50~200℃、より好ましくは100~150℃の温度で
含窒素化合物を添加することが好ましい。また、含ヨウ素無機材料と亜鉛若しくは亜鉛合金並びに有機溶媒を含む溶液を還流しながら含窒素化合物を添加することで、溶媒が反応温度より低いために反応温度となると揮発し、それを冷却してまた反応器へ戻すことができる。含ヨウ素無機材料と亜鉛若しくは亜鉛合金並びに有機溶媒を含む溶液を還流しながら含窒素化合物を添加する場合は、溶液を還流温度下に加熱することが最も好ましい。
れるパーフルオロアルカジエン化合物をより高収率に得られる観点から、前記亜鉛若しくは亜鉛合金1モルに対して0.1~600mol/時間が好ましく0.33~60mol/時間がより好ましい
。添加時間は反応が十分に進行する程度とすることが好ましく、特に、含窒素化合物を添加した総量が上記した範囲になるように調整することが好ましい。具体的には、添加時間は0.002~10時間が好ましく、0.02~3時間がより好ましい。
と有機溶媒とを含む溶液中に含まれていてもよい(以下、「基質前添加」と言うこともある)し、含ヨウ素無機材料と前記亜鉛若しくは亜鉛合金と有機溶媒とを含む溶液と含窒素
化合物とを混合した(特に、含ヨウ素無機材料と前記亜鉛若しくは亜鉛合金と有機溶媒とを含む溶液に含窒素化合物を添加した)後に、このようにして得られた溶液と基質である一般式(2)で表される化合物と混合(特に、このようにして得られた溶液に基質である
一般式(2)で表される化合物を添加)してもよい(以下、「基質後添加」と言うことも
ある)。これらのなかでも、亜鉛若しくは亜鉛合金と含窒素化合物とをあらかじめ反応させておくことで、一般式(2)で表される化合物と含窒素化合物とが反応して分離しにく
い不純物が生成することをより抑制し、結果的にパーフルオロアルカジエン化合物の収率もより向上させる観点から、基質後添加が特に好ましい。
含有割合を満たすように調整することが好ましい。
表されるパーフルオロアルカジエン化合物をより高収率に得られる観点から、前記亜鉛若しくは亜鉛合金1モルに対して0.05~30mol/時間が好ましく、0.17~6mol/時間がより好ましい。添加時間は反応が十分に進行する程度とすることが好ましく、特に、一般式(2)
で表される化合物を添加した総量が上記した範囲になるように調整することが好ましい。具体的には、添加時間は0.02~10時間が好ましく、0.08~3時間がより好ましい。
ることができる。
、分離しにくい不純物の単離の労力を低減するとともに効率的に一般式(1)で表される
パーフルオロアルカジエン化合物を得ることができる。なお、分離しにくい不純物は、例えば一般式(1)で表されるパーフルオロアルカジエン化合物としてヘキサフルオロブタ
ジエンを得ようとする場合は、1,1,1,2,4,4,4-ヘプタフルオロ-2-ブテン(CF3CF=CHCF3)等が挙げられる。
半導体、液晶等の最先端の微細構造を形成するためのエッチングガスをはじめとして、冷媒、熱移動媒体、発泡剤、樹脂モノマー等の各種用途に有効利用できる。
ができるが、一般式(1)で表されるパーフルオロアルカジエン化合物と、一般式(3):CF2=CF-(CF2)n-4-CFX3-CF2H (3)
[式中、nは前記に同じである。X3はハロゲン原子を示す。]
で表される化合物と、一般式(4A):
CF2X1-CFX2-(CF2)n-4-CF=CF2 (4A)
[式中、nは前記に同じである。X1及びX2は同一又は異なって、ハロゲン原子を示す。た
だし、X1及びX2の双方がフッ素原子となることはない。]
で表される化合物、及び/又は一般式(4B):
CF2H-CFX2-(CF2)n-4-CFX3-CF2H (4B)
[式中、nは前記に同じである。X2及びX3は同一又は異なって、ハロゲン原子を示す。]
で表される化合物と、一般式(5):
CF2X1-CFX2-(CF2)n-4-CFX3-CF2H (5)
[式中、nは前記に同じである。X1、X2及びX3は同一又は異なって、ハロゲン原子を示す
。ただし、X1及びX2の双方がフッ素原子となることはない。]
で表される化合物とを含有する、パーフルオロアルカジエン組成物の形で得られることもある。
ヨウ素原子等が挙げられる。一般式(2)と同様に、X3としてはフッ素原子、塩素原子等
(特にフッ素原子)が好ましい。このような条件を満たす一般式(3)で表される化合物
としては、例えば、CF2=CF-CF2-CF2H、CF2=CF-CF2-CF2-CF2H、CF2=CF-CF2-CF2-CF2-CF2H
等が挙げられる。
)と同様に、X2としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原子等(特にフッ素原子、塩素原子等)が好ましく、X3としてはフッ素原子、塩素原子等(特にフッ素原子)が好ましい。このような条件を満たす一般式(4B)で表される化合物としては、例えば、HCF2-CFCl-CF2-CF2H、HCF2-CFCl-CF2-CF2-CF2H、HCF2-CFCl-CF2-CF2-CF2-CF2H、HCF2-CF2-CF2-CF2H、HCF2-CF2-CF2-CF2-CF2H、HCF2-CF2-CF2-CF2-CF2-CF2H等が挙げられ、一般式(2)と同様の理由で、HCF2-CF2-CF2-CF2H、HCF2-CF2-CF2-CF2-CF2H、HCF2-CF2-CF2-CF2-CF2-CF2H等が好
ましい。
臭素原子、ヨウ素原子等が挙げられる。X1、X2及びX3は同一でも異なっていてもよい。ただし、一般式(2)と同様に、X1及びX2の双方がフッ素原子となることはない。一般式(2)と同様に、X1としては塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等(特に塩素原子、臭素原子等)が好ましく、X2としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原子等(特にフッ素原子、塩素原子等)が好ましく、X3としてはフッ素原子、塩素原子等(特にフッ素原子)が好ましい。特にX3がフッ素原子である場合には、この一般式(5)で表される化合物は液相中に多く
発生し気相中にはほとんど存在しないため、捕集ボンベの気相のみを分析した場合は検出されない。つまり、本開示のパーフルオロアルカジエン組成物は、捕集ボンベの気相及び液相の双方に存在する不純物から構成されるものである。このような条件を満たす一般式(5)で表される化合物としては、例えば、ClCF2-CFCl-CF2-CF2H、ClCF2-CFCl-CF2-CF2-CF2H、ClCF2-CFCl-CF2-CF2-CF2-CF2H、ICF2-CF2-CF2-CF2H、ICF2-CF2-CF2-CF2-CF2H、ICF2
-CF2-CF2-CF2-CF2-CF2H、BrCF2-CF2-CF2-CF2H、BrCF2-CF2-CF2-CF2-CF2H、BrCF2-CF2-CF2-CF2-CF2-CF2H等が挙げられ、一般式(2)と同様の理由で、ClCF2-CFCl-CF2-CF2H、ClCF2-CFCl-CF2-CF2-CF2H、ClCF2-CFCl-CF2-CF2-CF2-CF2H、BrCF2-CF2-CF2-CF2H、BrCF2-CF2-CF2-CF2-CF2H、BrCF2-CF2-CF2-CF2-CF2-CF2H等が好ましく、BrCF2-CF2-CF2-CF2H、BrCF2-CF2-CF2-CF2-CF2H、BrCF2-CF2-CF2-CF2-CF2-CF2H等がより好ましい。
ン化合物の含有量は80~99.8モル%(特に85~99モル%)が好ましく、一般式(3)で表さ
れる化合物の含有量は0.1~12モル%(特に0.5~10モル%)が好ましく、一般式(4A)及び/又は(4B)で表される化合物の総含有量は0.01~0.6モル%(特に0.02~0.5モル%)が好ましく、一般式(5)で表される化合物の含有量は0.05~1モル%(特に0.1~0.5モル%)が好ましい。また、本開示のパーフルオロアルカジエン組成物において、上記以外の成分(その他成分)の含有量は、0~5モル%(特に0.01~4モル%)が好ましい。このその他成分
には分離しにくい不純物(一般式(1)で表されるパーフルオロアルカジエン化合物とし
てヘキサフルオロブタジエンを得ようとする場合は、1,1,1,2,4,4,4-ヘプタフルオロ-2-
ブテン(CF3CF=CHCF3)等)が含まれ得ることからその他成分の含有量は極力少なくする
ことが好ましい。
-78℃に冷却したトラップが連結されたコンデンサー付きナスフラスコに200g(0.53mol)のキシレン、34.93g(0.53mol)の亜鉛、0.30g(0.001mol;亜鉛に対して0.18mol%)のZnI2を加え、撹拌下、内温が140℃になるまで加熱した。内温が一定になった後、還流し
ながらN,N-ジメチルホルムアミド(DMF)を滴下速度0.52mol/時間(亜鉛1モルに対して1.04mol/時間)で1時間滴下し、撹拌しながら0.5時間加熱還流を続けた。次いで、還流しながら原料(ClCF2-CFCl-CF2-CF2I)を滴下速度0.24mol/時間(亜鉛1モルに対して0.48mol/時間)で1時間滴下し、攪拌しながら3時間加熱還流を続け反応させた。反応終了後、捕集ボンベの気相、液相及び反応液をガスクロトマトグラフィーで分析し、それぞれを考慮して転化率及び選択率を算出したところ、転化率は100モル%であり、各成分の選択率は、CF2=CFCF=CF2が88モル%、CF2=CF-CF2-CF2Hが8.2モル%、ClCF2-CFCl-CF=CF2が0.051モル%、ClCF2-CFCl-CF2-CF2Hが0.32モル%、その他副生成物(CF3CF=CHCF3等)が合計3.4モル%であった。
ZnI2の使用量を0.95g(0.003mol;亜鉛に対して0.56mol%)としたこと以外は実施例1と同様に処理を行った。反応終了後、捕集ボンベの気相、液相及び反応液をガスクロトマトグラフィーで分析し、それぞれを考慮して転化率及び選択率を算出したところ、転化率は100モル%であり、各成分の選択率は、CF2=CFCF=CF2が91モル%、CF2=CF-CF2-CF2Hが6.8モ
ル%、ClCF2-CFCl-CF=CF2が0.042モル%、ClCF2-CFCl-CF2-CF2Hが0.18モル%、その他副生成物(CF3CF=CHCF3等)が合計2.0モル%であった。
ZnI2の使用量を2.70g(0.53mol;亜鉛に対して1.6mol%)としたこと以外は実施例1と同様に処理を行った。反応終了後、捕集ボンベの気相、液相及び反応液をガスクロトマトグラフィーで分析し、それぞれを考慮して転化率及び選択率を算出したところ、転化率は100モル%であり、各成分の選択率は、CF2=CFCF=CF2が93モル%、CF2=CF-CF2-CF2Hが5.6モル%、ClCF2-CFCl-CF=CF2が0.082モル%、ClCF2-CFCl-CF2-CF2Hが0.27モル%、その他副生成物
(CF3CF=CHCF3等)が合計1.0モル%であった。
0.30g(0.001mol;亜鉛に対して0.18mol%)のZnI2ではなく、2.20g(0.009mol;亜鉛に対して1.6mol%)のI2を使用したこと以外は実施例1と同様に処理を行った。反応終了後、捕集ボンベの気相、液相及び反応液をガスクロトマトグラフィーで分析し、それぞれを考慮して転化率及び選択率を算出したところ、転化率は100モル%であり、各成分の選択率は、CF2=CFCF=CF2が96モル%、CF2=CF-CF2-CF2Hが2.6モル%、ClCF2-CFCl-CF=CF2が0.031モル%、ClCF2-CFCl-CF2-CF2Hが0.17モル%、その他副生成物(CF3CF=CHCF3等)が合計1.2モル%であった。
0.30g(0.001mol;亜鉛に対して0.18mol%)のZnI2ではなく、1.27g(0.0085mol;亜鉛
に対して1.6mol%)のNaIを使用したこと以外は実施例1と同様に処理を行った。反応終了
後、捕集ボンベの気相、液相及び反応液をガスクロトマトグラフィーで分析し、それぞれを考慮して転化率及び選択率を算出したところ、転化率は100モル%であり、各成分の選択率は、CF2=CFCF=CF2が91モル%、CF2=CF-CF2-CF2Hが6.1モル%、ClCF2-CFCl-CF=CF2が0.053モル%、ClCF2-CFCl-CF2-CF2Hが0.32モル%、その他副生成物(CF3CF=CHCF3等)が合計2.5
モル%であった。
0.30g(0.001mol;亜鉛に対して0.18mol%)のZnI2ではなく、2.54g(0.017mol;亜鉛に対して3.2mol%)のNaIを使用したこと以外は実施例1と同様に処理を行った。反応終了後
、捕集ボンベの気相、液相及び反応液をガスクロトマトグラフィーで分析し、それぞれを考慮して転化率及び選択率を算出したところ、転化率は100モル%であり、各成分の選択率は、CF2=CFCF=CF2が94モル%、CF2=CF-CF2-CF2Hが5.1モル%、ClCF2-CFCl-CF=CF2が0.044モル%、ClCF2-CFCl-CF2-CF2Hが0.12モル%、その他副生成物(CF3CF=CHCF3等)が合計0.72モル%であった。
ZnI2を使用しなかったこと以外は実施例1と同様に処理を行った。反応終了後、捕集ボ
ンベの気相、液相及び反応液をガスクロトマトグラフィーで分析し、それぞれを考慮して転化率及び選択率を算出したところ、転化率は100モル%であり、各成分の選択率は、CF2=CFCF=CF2が78モル%、CF2=CF-CF2-CF2Hが14モル%、ClCF2-CFCl-CF=CF2が0.66モル%、ClCF2-CFCl-CF2-CF2Hが1.5モル%、その他副生成物(CF3CF=CHCF3等)が合計5.9モル%であった
。
基質としてClCF2-CFCl-CF2-CF2IではなくICF2-CF2-CF2-CF2Iを使用し、ZnI2の使用量を2.70g(0.53mol;亜鉛に対して1.6mol%)としたこと以外は実施例1と同様に処理を行った。反応終了後、捕集ボンベの気相、液相及び反応液をガスクロトマトグラフィーで分析し、それぞれを考慮して転化率及び選択率を算出したところ、転化率は100モル%であり、各成分の選択率は、CF2=CFCF=CF2が87モル%、CF2=CF-CF2-CF2Hが5.4モル%、HCF2-CF2-CF2-CF2Hが2.2モル%、ICF2-CF2-CF2-CF2Hが2.1モル%、その他副生成物(CF3CF=CHCF3等)が合
計3.3モル%であった。
基質としてClCF2-CFCl-CF2-CF2IではなくICF2-CF2-CF2-CF2Iを使用し、ZnI2を使用しなかったこと以外は実施例1と同様に処理を行った。反応終了後、捕集ボンベの気相、液相
及び反応液をガスクロトマトグラフィーで分析し、それぞれを考慮して転化率及び選択率を算出したところ、転化率は100モル%であり、各成分の選択率は、CF2=CFCF=CF2が63モル%、CF2=CF-CF2-CF2Hが25モル%、HCF2-CF2-CF2-CF2Hが2.2モル%、ICF2-CF2-CF2-CF2Hが2.1モル%、その他副生成物(CF3CF=CHCF3等)が合計7.7モル%であった。
基質としてClCF2-CFCl-CF2-CF2IではなくBrCF2-CF2-CF2-CF2Brを使用したこと以外は実施例1と同様に処理を行った。反応終了後、捕集ボンベの気相、液相及び反応液をガスク
ロトマトグラフィーで分析し、それぞれを考慮して転化率及び選択率を算出したところ、転化率は100モル%であり、各成分の選択率は、CF2=CFCF=CF2が96モル%、CF2=CF-CF2-CF2Hが3.0モル%、HCF2-CF2-CF2-CF2Hが0.51モル%、BrCF2-CF2-CF2-CF2Hが0.28モル%、その他
副生成物(CF3CF=CHCF3等)が合計0.21モル%であった。
基質としてClCF2-CFCl-CF2-CF2IではなくBrCF2-CF2-CF2-CF2Brを使用し、ZnI2を使用しなかったこと以外は実施例1と同様に処理を行った。反応終了後、捕集ボンベの気相、液
相及び反応液をガスクロトマトグラフィーで分析し、それぞれを考慮して転化率及び選択率を算出したところ、転化率は100モル%であり、各成分の選択率は、CF2=CFCF=CF2が76モル%、CF2=CF-CF2-CF2Hが13モル%、HCF2-CF2-CF2-CF2Hが1.9モル%、BrCF2-CF2-CF2-CF2Hが2.1モル%、その他副生成物(CF3CF=CHCF3等)が合計7.0モル%であった。
Claims (9)
- 一般式(1):
CF2=CF-(CF2)n-4-CF=CF2 (1)
[式中、nは4~20の整数を示す。]
で表されるパーフルオロアルカジエン化合物と、
一般式(3):
CF2=CF-(CF2)n-4-CFX3-CF2H (3)
[式中、nは前記に同じである。X3はハロゲン原子を示す。]
で表される化合物と、
一般式(4A):
CF2X1-CFX2-(CF2)n-4-CF=CF2 (4A)
[式中、nは前記に同じである。X1及びX2は同一又は異なって、ハロゲン原子を示す。ただし、X1及びX2の双方がフッ素原子となることはない。]
で表される化合物、及び/又は一般式(4B):
CF2H-CFX2-(CF2)n-4-CFX3-CF2H (4B)
[式中、nは前記に同じである。X2及びX3は同一又は異なって、ハロゲン原子を示す。]で表される化合物と、
一般式(5):
CF2X1-CFX2-(CF2)n-4-CFX3-CF2H (5)
[式中、nは前記に同じである。X1、X2及びX3は同一又は異なって、ハロゲン原子を示す。ただし、X1及びX2の双方がフッ素原子となることはない。]
で表される化合物と
を含有するパーフルオロアルカジエン組成物であって、
前記パーフルオロアルカジエン組成物の総量を100モル%として、前記一般式(1)で表される化合物の含有量が80~99.8モル%であり、前記一般式(5)で表される化合物の含有量が0.05~1モル%である、
パーフルオロアルカジエン組成物。 - 前記パーフルオロアルカジエン組成物の総量を100モル%として、前記一般式(3)で表される化合物の含有量が0.1~12モル%である、請求項1に記載のパーフルオロアルカジエン組成物。
- 前記パーフルオロアルカジエン組成物の総量を100モル%として、前記一般式(4A)及び/又は(4B)で表される化合物の含有量が0.01~0.6モル%である、請求項1又は2に記載のパーフルオロアルカジエン組成物。
- 前記パーフルオロアルカジエン化合物が、ヘキサフルオロブタジエンである、請求項1~3のいずれか1項に記載のパーフルオロアルカジエン組成物。
- 請求項1~4のいずれか1項に記載のパーフルオロアルカジエン組成物からなる、エッチングガス。
- 請求項1~4のいずれか1項に記載のパーフルオロアルカジエン組成物からなる、冷媒。
- 請求項1~4のいずれか1項に記載のパーフルオロアルカジエン組成物からなる、熱移動媒体。
- 請求項1~4のいずれか1項に記載のパーフルオロアルカジエン組成物からなる、発泡剤。
- 請求項1~4のいずれか1項に記載のパーフルオロアルカジエン組成物からなる、樹脂モノマー。
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