JP7335676B2 - ヒンジキャップ - Google Patents
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Description
このとき、内容液の種類や注ぎ方によって注出筒の外側に液がまわったり、液が垂れたりすることがあり、ヒンジキャップ内が汚れて不衛生になったり見映えが悪いという問題があった。
しかしながら、上蓋の中足の下端部は、隔壁に近接しているため、例えば、抜栓前に、容器を落下させてしまい、容器が倒立した状態で上蓋が着地した場合、その衝撃で上蓋の中足が押し込まれ、隔壁の薄肉弱化部の一部を破断させてしまうおそれがあった。
なお、以下の説明において、図1(a)でみて、上方向を「上」とし、下方向を「下」とする。
容器本体Dの口部1の外周には、キャップ本体Aを装着し固定するくびれ凹部2が形成されている。
注出筒9は、内容液を案内するのに十分な範囲に設けられていればよく、本実施例では約260°程度の円弧範囲に設けられている。
また、外周壁5の内周には、口部1のくびれ凹部2と嵌合する装着突部13が設けられ、液だれ防止周壁8のヒンジCと反対側の上端には、上斜め内側方向に突き出した液だれ防止フィン14が形成されている。
また、除去部17のヒンジC側には、支柱18を介してプルリング19が連設されている。
中足受け止め用リブ20は、側面20aの中央部が、閉蓋時に後述する上蓋Bの中足27の液だれを防止するヒンジC側の最長先端部27bの内周面よりも内側に来るように突設され、上面20bは、側面20a側を最上部とし、ヒンジC側に向かって下方向に勾配αが設けられるとともに、上面20bが最長先端部27bの先端と近接した高さで形成されている。
なお、本実施例では、中足受け止め用リブ20は、単一の部材として設けられているが、複数に分割して設けられていても構わない。
また、本実施例では、強化リブ21として、板状のものを複数(図面では3カ所)設けているが、傾斜壁部15の変形を防止できれば、ブロック状のものを1カ所設けるようにしてもよく、強化リブ21の形や数は、本実施例に限定されない。
さらに、側周壁26には、外周のヒンジCと反対側に、摘み部28が設けられている。
それぞれの液回収リブ29は、所定の断面高さを有してヒンジCと反対側の末端では互いに間隔を隔てて配置され、ヒンジC側に向かって互いの間隔を狭めつつ、それぞれの基部が集束している。
なお、本実施例では、液回収リブ29は、5本設けられているが、その本数は、内容液の表面張力や粘性などの性状によって適宜決定することができる。
また、液回収リブ29の具体的形状や高さ、肉厚、および延びる領域等についても同様に、適宜決定することができる。
リブ縦部31は、内側面31aが、閉蓋時にキャップ本体Aの液だれ防止周壁8の内周面より内側に達するように形成され、下面31bは、内側面31aが最下部として側周壁26側に向かって上方向に勾配βが設けられるとともに、下面31bは、液だれ防止周壁8の上端と近接した高さに形成されている。
中足27の外周先端部に、閉蓋時にキャップ本体Aの注出筒9およびシール壁10に密着して密封するとともに、閉蓋状態を維持させる密着突部36が突設され、最長先端部27bを中心に所定の円弧範囲にわたり所定の高さで、外周から先端部37aが下斜め外側方向に向かって傾斜するように形成された油受けリブ37が突設されている。
なお、本実施例では、中足27は、閉蓋時にヒンジCと反対側の密着突部36がキャップ本体Aの注出筒9の内面の上部と密着し、中足27の先端部の形状に合わせて、注出筒9内面との密着部も次第に下方に向かい、ヒンジC側の密着突部36がシール壁10に密着する高さで形成されている。
また、油受けリブ37は、閉蓋時に先端部37aが、キャップ本体Aの液戻し壁11の上面と近接する高さに形成されている。
本実施例のヒンジキャップは、図1に示す閉蓋状態で容器本体Dの口部1に打栓して装着される。
ヒンジキャップの閉蓋時には、上蓋Bの側周壁26下端面がキャップ本体Aの外周壁5上面と当接するとともに、中足27の密着突部36が注出筒9およびシール壁10に密着して中足27の内方を密封し、閉蓋状態が維持される。
打栓工程は、キャップ本体Aの外周壁5と基壁6と内筒7との間に形成される環状溝部に容器本体Dの口部1を当てがい、上蓋Bの上から押圧力が加えられると、最初に、外周壁5の装着突部13が、口部1の先端外周を乗り越え、口部1のくびれ凹部2と嵌合するとともに、口部1は、前記環状溝部によって挟持され、ヒンジキャップが装着される。
ちなみに、従来のヒンジキャップでも、最長先端部27bの付近以外の中足27で押し込まれたとしても、隔壁12から中足27の先端部が離れているために、最長先端部27bより先に隔壁12に当接するおそれはない。
また、上蓋座屈防止リブ30の下面31bの勾配βにより、液だれ防止周壁8先端との当接に対して内方にずれる力が働き、リブ縦部31および側周壁26が外方に広がって変形してしまうことを抑制している。
また、中足受け止め用リブ20は、上面20bの勾配αにより、最長先端部27bの当接に対して最長先端部27bが外方にずれる力が働き、最長先端部27bが中足受け止め用リブ20の上面20bから滑り落ちるおそれがない。
さらに、隔壁12の傾斜壁部15の下面と内筒7との間に強化リブ21が配設されているので、最長先端部27bによって傾斜壁部15が押し込まれても隔壁12の変形を抑制し、薄肉弱化部16を破断するおそれがない。
容器本体Dを振ったときに攪拌された内容液は、注出口から流出して上蓋Bの頂壁25内面の中足27の内側にも付着するが、付着した液は、複数の液回収リブ29に導かれ、それぞれヒンジC側に流下し、さらに中足27の先端部の傾斜によりヒンジC側の最長先端部27b内周面に集められ、速やかに流下して容器本体D内に回収され、頂壁25内面の付着液を少なくすることができる。
その際に、注出筒9の外側に漏れ出した液は、液だれ防止周壁8の内側に流下し、一時的に液だれ防止周壁8内方の基壁6上面に留まるが、注出筒9とそれぞれの液戻し壁11との間の液戻しからシール壁10を経由して戻され、隔壁12の注出口から容器本体D内に流下していく。
以上のようにしても、液だれ防止周壁8内側に液が残留している場合は、容器本体Dを傾けても、液だれ防止周壁8のヒンジCと反対側内周面と液だれ防止フィン14内側に液が一時的に滞留して液だれを防ぎ、キャップ周辺を汚すことはない。
B 上蓋
C ヒンジ
D 容器本体
α、β 勾配
1 口部
2 くびれ凹部
5 外周壁
6 基壁
7 内筒
8 液だれ防止周壁(当接周壁)
9 注出筒
10 シール壁
11 液戻し壁
12 隔壁
13 装着突部
14 液だれ防止フィン
15 傾斜壁部
16 薄肉弱化部
17 除去部
18 支柱
19 プルリング
20 中足受け止め用リブ
20a 側面
20b 上面
21 強化リブ
25 頂壁
26 側周壁
27 中足
27a 最短先端部
27b 最長先端部
28 摘み部
29 液回収リブ
30 上蓋座屈防止リブ
31 リブ縦部
31a 内側面
31b 下面
32 リブ横部
36 密着突部
37 油受けリブ
37a 先端部
38 舌片
Claims (6)
- 容器本体の口部に装着するキャップ本体と、ヒンジを介して連設された上蓋とからなるヒンジキャップであって、
キャップ本体は、基壁に立設された当接周壁と、容器本体の内部を密封可能な隔壁とを備え、
隔壁は、破断可能な薄肉弱化部によって画成された注出口を開口する除去部と、注出口の周囲に、ヒンジと反対側を中心とする所定円弧範囲にわたって立設された注出筒と、ヒンジ側の注出筒端部間を含む所定円弧範囲に形成されたシール壁とを備え、
上蓋は、頂壁と、頂壁の周縁から垂設された側周壁と、頂壁の内面から垂設され、ヒンジと反対側からヒンジ側に向けて次第に長くなり、注出筒およびシール壁と密接する中足とを備え、
上蓋は、ヒンジ側の側周壁内面から径方向に形成されるとともに、下面がキャップ本体の当接周壁に近接する上蓋座屈防止リブを備え、
上蓋座屈防止リブは、側周壁内周側の下面が外方に向けて上り勾配を有することを特徴とするヒンジキャップ。 - 上蓋座屈防止リブは、側周壁から頂壁の内面に沿って中足の外周面に達するリブ横部を有することを特徴とする請求項1に記載のヒンジキャップ。
- キャップ本体は、隔壁上面のヒンジ側に、上蓋の中足下端部と近接する中足受け止め用リブを備えることを特徴とする請求項1または2に記載のヒンジキャップ。
- 中足受け止め用リブは、上面が外方に向けて下り勾配を有することを特徴とする請求項3に記載のヒンジキャップ。
- キャップ本体は、注出口のヒンジ側に立設された液戻し壁を備え、
上蓋の中足は、外周に、先端がキャップ本体の液戻し壁に近接する油受けリブを備えることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のヒンジキャップ。 - キャップ本体は、隔壁の外縁から内側下方に向けて形成された傾斜壁部と、傾斜壁部の下面のヒンジ側に強化リブを備えることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載のヒンジキャップ。
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