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JP7315424B2 - 圧電デバイス、及び圧電デバイスの製造方法 - Google Patents

圧電デバイス、及び圧電デバイスの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、圧電デバイスとその製造方法に関する。
従来から、物質の圧電効果を利用した圧電素子が用いられている。圧電効果は、物質に圧力が加えられることにより、圧力に応じた分極が生じる現象をいう。圧電効果を利用して、圧力センサ、加速度センサ、弾性波を検出するAE(アコースティック・エミッション)センサ等の様々なセンサが作製されている。
圧電デバイスは、一般的に、一対の電極の間に圧電材料の層を挟んで構成される。電極膜を、Ti合金、Mg合金、Al合金、Zn合金などで形成して、電極膜のヤング率を圧電層のヤング率よりも低く設定する構成が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この文献では、電極膜は、無配向又は非晶質構造を有することが好ましいとされている。
特表2015-519720号公報
一対の電極の間に圧電層を挟んだ積層体は、製造プロセスや構造の安定性の観点から、一般的に基材の上に形成される。基材がプラスチックや樹脂等で形成されている場合、その表面に凹凸が生じやすいが、電極を構成する金属の結晶体は、基材表面の凹凸を吸収することができない。また、基材上に形成された金属膜の表面にも凹凸が存在する。金属表面の凹凸やピンホールに起因して圧電層にクラックが生じると、電極と電極の間にリークパスが形成される。リークパスにより分極によって圧電層の表面に生じた電荷が消失し、圧電効果を得ることができない。
本発明は、リークパスの発生を抑制し、良好な圧電特性を有する圧電デバイスとその製造方法を提供することを目的とする。
本発明では、一対の電極の少なくとも一方を非晶質の酸化物導電体で形成する。具体的には、圧電デバイスは、
基材の上に、第1の電極、圧電体層、及び第2の電極がこの順で積層されており、
少なくとも前記第1の電極は、非晶質の酸化物導電体で形成されている。
良好な構成例では、第1の電極の厚さは、例えば10nm~200nm、より好ましくは、10nm~100nmである。
上記の構成と手法により、リークパスの発生が抑制され、良好な圧電特性を有する圧電体デバイスを実現することができる。
実施形態の圧電デバイスの概略図である。 特性評価のためのサンプルの構成図である。 圧電特性としてd33値の測定方法を説明する図である。 実施形態のサンプルの測定結果を示す図である。 比較例の測定結果を示す図である。 圧電体層の下地に金属電極膜を用いたときの圧電特性劣化の原因を説明する図である。 異なるO2/Ar流量比で成膜されたサンプルの微小入射角X線回折の測定結果である。
酸化亜鉛(ZnO)等のウルツ鉱型の圧電材料を用いて圧電体層を形成する場合、一般的に圧電体層の下に、結晶性の下地膜を配置するのが良いと考えられている。下地の結晶構造を反映して良好な結晶配向性をもつ圧電体層を成長させることができるからである。
圧電体層の結晶配向性を確保するためには、圧電体にある程度の厚みを持たせることが想定されているが、厚みを持たせることによってクラックや割れが生じ易くなる。特に、電極を構成する金属膜の表面に凹凸がある場合は、圧電体層の成膜後に、クラックやビンホールが発生しやすくなる。
圧電体層に発生するクラックや割れは、リークパスの原因となる。リークパスの発生により、分極で生じた電荷が消失し、圧電特性が損なわれる。
実施形態では、圧電体層を挟む一対の電極のうち、少なくとも基材と圧電体層の間に配置される電極(下部電極)を、非晶質の透明な酸化物導電体で形成することで、基材表面の凹凸を吸収してリークパスの形成を抑制し、良好な圧電特性を実現する。
図1は、圧電デバイス10の概略図である。圧電デバイス10は、たとえば圧電センサとして用いられ、デバイスに印加される圧力を電気信号として取り出す。圧電デバイス10は、基材11の上に、第1の電極12と、圧電体層13と、第2の電極14がこの順に積層された積層体15を有する。基材11の「上に」というときは、積層体15の積層方向での上側を意味する。
図1の配置例で、第1の電極12を下部電極、第2の電極14を上部電極と呼んでもよい。一対の電極のうち、少なくとも第1の電極12は、非晶質の酸化物導電体で形成されている。酸化物導電体は、使用態様に応じて可視光に対して「透明」であってもよいし、使用される特定の波長帯域の光に対して「透明」であってもよい。
非晶質の酸化物導電体として、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、IZTO(Indium Zinc Tin Oxide)、IGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)などを用いることができる。
ITOを用いる場合は、スズ(Sn)の含有割合(Sn/(In+Sn))は、たとえば5~15wt%であってもよい。この含有量の範囲で、可視光に対して透明であり、室温のスパッタリングで非晶質の膜を形成することができる。
IZOを用いる場合は、亜鉛(Zn)の含有割合(Zn/(In+Zn))は、たとえば10wt%前後であってもよい。IZOも可視光に対して透明であり、室温でのスパッタリングで非晶質の膜を形成することができる。
IZTOを用いる場合は、Inの含有割合(In/(In+Zn+Ti))は、たとえば15~35wt%であってもよい。IGZOを用いる場合は、Inの含有割合(In/(In+Ga+Zn))は、たとえば15~35wt%であってもよい。IZTOも、IGZOも、可視光に対して透明であり、キャリアの移動度が高い。また、室温で非晶質の膜を形成することができる。
これらの非晶質の酸化物導電体膜は、アルゴン(Ar)雰囲気中、またはArに微量の酸素(O2)を混合した混合ガス中で成膜される。ArとO2の全流量に対するO2流量の割合は、好ましくは0%以上、2.0%以下であり、より好ましくは、0%以上、1.5%以下である。この流量比の範囲の根拠は後述する。
基材11の材料は任意であり、ガラス基板、サファイア基板、MgO基板などの無機材料の基板であってもよいし、ブラスチック基板であってもよい。第1の電極12を非晶質の透明な酸化物導電体で形成する場合、基材11がプラスチック基板である場合に、よりリークパス抑制の効果を発揮する。プラスチックまたは樹脂の基材11を用いる場合、基材11の表面に凹凸が生じやすいが、非晶質の第1の電極12は、この凹凸を吸収し、かつ、上層の圧電体層13の結晶配向性を良くする機能を果たすからである。
基材11をプラスチック層とする場合は、たとえば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート(PC)、アクリル系樹脂、シクロオレフィン系ポリマー、ポリイミド(PI)等を用いることができる。これらの材料の中で、特にポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート(PC)、アクリル系樹脂、シクロオレフィン系ポリマーは無色透明な材料であり、第1の電極12を光透過側とする場合に適している。
圧電体層13は、たとえば、ウルツ鉱型の結晶構造を有する圧電材料で形成され、その厚さは20nm~250nmである。圧電体層13の厚さをこの範囲にすることで、クラックや割れの発生を抑制することができる。圧電体層13の厚さが250nmを超えるとクラック・割れが発生する蓋然性が高くなり、また、ヘイズ(曇り度)に影響する。
圧電体層13の厚さが20nm未満になると、良好な結晶配向性を得ることが難しく、十分な圧電特性(圧力に応じた分極特性)を実現することが困難になる。好ましくは、圧電体層134の厚さは、30nm~200nmであり、より好ましくは50nm~100nmである。
ウルツ鉱型の結晶構造は、一般式ABで表される。ここで、Aは陽性元素(An+)、Bは陰性元素(Bn-)である。ウルツ鉱型の圧電材料として、一定レベル以上の圧電特性を示す物質であり、かつ200℃以下の低温プロセスで結晶化させることができる材料を用いるのが望ましい。一例として、酸化亜鉛(ZnO)、硫化亜鉛(ZnS)、セレン化亜鉛(ZnSe)、テルル化亜鉛(ZnTe)、窒化アルミニウム(AlN)、窒化ガリウム(GaN)、セレン化カドミウム(CdSe)、テルル化カドミウム(CdTe)、炭化ケイ素(SiC)を用いることができ、これらの成分またはこれらの中の2以上の組み合わせのみを用いてもよい。
2成分以上を組み合わせる場合は、それぞれの成分を積層させてもよいし、各成分のターゲットを用いて成膜してもよい。あるいは、上述した成分またはこれらの中の2以上の組み合わせを主成分として用い、その他の成分を任意に含めることもできる。主成分以外の成分の含有量は、本発明の効果を発揮する範囲であれば特に制限されるものではない。主成分以外の成分を含む場合は、主成分以外の成分の含有量は、好ましくは0.1 at.%以上20 at.%以下、より好ましくは0.1 at.%以上10 at.%以下、更に好ましくは0.2 at.%以上5 at.%以下である。
一例として、ZnOまたはAlNを主成分とするウルツ鉱型の材料を用いる。ZnO、AlN等にドーパントとしてケイ素(Si)、マグネシウム(Mg)、バナジウム(V)、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、リチウム(Li)等、添加した際に導電性を示さない金属を添加してもよい。上記のドーパントは1種類でもよいし、2種類以上のドーパントを組み合わせて添加してもよい。これらの金属を添加することで、クラックの発生頻度を低減することができる。圧電体層13の材料として透明なウルツ鉱型結晶材料を用いる場合は、ディスプレイへの適用に適している。
圧電体層13は、非晶質の酸化物導電体で形成される第1の電極12の上に形成されているので、圧電体層13の下方に特別の下地配向膜を挿入する必要はない。第1の電極12は、電極として機能するとともに、圧電体層13の下地配向膜としても機能するからである。
第2の電極14は、非晶質の透明な酸化物導電体で形成されていてもよいし、金属、合金などで形成されてもよい。非晶質の透明な酸化物導電体を用いる場合は、第1の電極12と同じ材料であってもよいし、異なる材料であってもよい。
図1の圧電デバイス10は、以下の工程で作製することができる。基材11の上に、非晶質の酸化物導電体で第1の電極12を形成する。第1の電極12として、たとえば、Ar雰囲気中、またはArに所定割合のO2が混合された混合ガス雰囲気中で、DC(直流)またはRF(高周波)のマグネトロンスパッタリングにより、ITO膜、IZO膜、IZTO膜、IGZO膜等の、非晶質の酸化物導電体の膜を形成する。デバイスの態様によって、第1の電極12をベタ電極として使用してもよいし、電極膜をエッチング処理等により所定の形状パターンに加工したものを用いてもよい。圧電デバイス10がタッチパネル等の圧力センサとして用いられる場合は、第1の電極12のパターンは、第1の方向に沿って平行に配置される複数のストライプ状のパターンであってもよい。
第1の電極12の上に、圧電体層13を形成する。一例として、ZnOターゲットを用い、Arと微量のO2の混合ガス雰囲気中で、RFマグネトロンスパッタにより成膜する。ZnOの圧電体層13の膜厚は20~250nmである。ZnOの成膜温度は、下地となる第1の電極12の非晶質構造が維持されるかぎり、必ずしも室温でなくてもよい。たとえば、150℃以下の基板温度で成膜してもよい。
第1の電極12と圧電体層13の成膜にスパッタリング法を用いることで、化合物のターゲットの組成比をほぼ保った状態で付着力の強い均一な膜を形成することができる。また、時間の制御だけで、所望の厚さの膜を精度良く形成することができる。
次に、圧電体層13上に、所定の形状の第2の電極14を形成する。第2の電極14として、たとえばDCまたはRFのマグネトロンスパッタリングにより、厚さ20~100nmのITO膜を室温で形成する。第2の電極14は、基板全面に形成されていてもいいし、第1の電極12がストライプ状にパターニングされている場合は、ストライプが延設される方向と直交する方向に平行に延びる複数のストライプとして形成されてもよい。これにより圧電デバイス10が完成する。こうして作製された圧電デバイス10の特性を、サンプルを用いて確認する。
図2は、特性評価のためのサンプル20の模式図である。基材21の上に、第1の電極22と、圧電体層23をこの順で積層する。基材21として、厚さ50μmのPETを用いる。第1の電極22として、非晶質の酸化物導電体の薄膜を、マグネトロンスパッタリングにより室温で形成する。後述する特性計測では、第1の電極22の種類と厚さを変えた3種類のサンプル20を用い特性を計測する。また、第1の電極22の成膜中のArとO2の流量比を変えた2種類のサンプル20をさらに作製して、特性を計測する。
圧電体層23として、厚さ200nmのZnO膜を室温で成長し、3mm×3mmのサンプル20を作成する。サンプル20の特性として、圧電体層23の結晶配向性、ヘイズ値(曇り度)、及び圧電特性としてd33値を測定する。
結晶配向性は、X線ロッキングカーブ(XRC:X-ray Rocking Curve)法により、ZnOの(002)面からの反射を測定することで求める。反射ロッキングカーブは、ZnOの結晶のc軸方向への結晶軸の配向のゆらぎを表わしており、ロッキングカーブのFWHM値(半値全幅)が小さいほど、結晶のc軸配向性が良好である。
ヘイズ値(曇り度)は、結晶の曇り易さを示し、全光線透過光に対する拡散透過光の割合で表される。ヘイズ値が小さいほど、透明度が高い。ヘイズの測定には、スガ試験機製のヘイズメーターを使用する。
d33値は、厚さ方向への伸縮モードを表わす値であり、厚さ方向に印加する単位圧力あたりの分極電荷量である。d33値は「圧電定数」と呼ばれることもある。d33値が高いほど、厚さ方向への分極特性が良好である。
図3は、d33値の測定方法を説明する図である。測定装置30として、ピエゾテスト社製のピエゾメータPM300を使用して、直接d33値を測定する。測定のために、サンプル20の上下、すなわち、基材21の裏面と、圧電体層23の上面にアルミ箔を貼り付け、アルミニウム(Al)膜41、および42が設けられたサンプル20を、測定装置30の電極31と電極32の間に挟み込む。
圧子33によって、圧電体層23の側からサンプル20に低周波で荷重を印加し、クーロンメータ35で発生する電荷量を測定する。測定された電荷量を荷重で除算した値がd33値である。
図4は、下部電極としての第1の電極22の種類と厚さを変え、Arに対するO2流量比を1.0%に固定した雰囲気中で作製した実施例のサンプル1~3と、第1の電極22の成膜中のArとO2の流量比を変えて成膜した実施例のサンプル4~5についての評価結果を示す。サンプルのパラメータは、第1の電極22の材料及び厚さ、ArとO2の流量比(O2/(Ar+O2))、圧電体層23のc軸配向性、ヘイズ(曇り度)、及び、d33値を含む。c軸配向性、ヘイズ値、及びd33値の数値と併せて、数値の良いものを二重丸(◎)、許容可能なものを丸印(○)、許容範囲外のものをクロスマーク(×)で示す。
サンプル1は、PETフィルム基材21の上に、第1の電極22として厚さ10nmのIZO膜を形成し、IZO膜上に厚さ200nmのZnO膜を配置したものである。IZO膜のInとZnの総量に対するZnの割合は、10wt%である。
サンプル14のXRCの半値全幅は4.4°であり、c軸配向性として許容可能な範囲にある。ヘイズ値は1.7%であり、透明度が確保されている。d33値は2.2(pC/N)であり、厚さ方向への分極特性が良好である。
サンプル2は、PETフィルム基材21の上に、第1の電極22として厚さ50nmのIZO膜を形成し、IZO膜上に厚さ200nmのZnO膜を配置したものである。IZO膜のInとZnの総量に対するZnの割合は、10wt%である。
サンプル2のXRCの半値全幅は3.3°と小さく、c軸配向性が良好である。ヘイズ値は1.4%であり、透明度が確保されている。d33値は5.0(pC/N)であり、厚さ方向への分極特性が非常に良好である。
サンプル3は、PETフィルム基材21の上に、第1の電極22として厚さ100nmのIZO膜を形成し、IZO膜上に厚さ200nmのZnO膜を配置したものである。IZO膜のInとZnの総量に対するZnの割合は、10wt%である。
サンプル3のXRCの半値全幅は3.7°であり、c軸配向性が良好である。ヘイズ値は1.4%であり、透明度が確保されている。d33値は4.3(pC/N)であり、厚さ方向への分極特性が良好である。
サンプル4は、PETフィルム基材21の上に、第1の電極22として厚さ50nmのITO膜を形成し、ITO膜上に厚さ200nmのZnO膜を配置したものである。ITO膜のInとSnの総量に対するSnの割合は、10wt%である。第1の電極22の成膜ガスは、Arガスのみである(O2流量比がゼロ)。
サンプル4のXRCの半値全幅は4.0°であり、c軸配向性として許容可能な範囲にある。ヘイズ値は0.9%であり、高い透明度が得られている。d33値は2.0(pC/N)であり、厚さ方向への分極特性が良好である。
サンプル5は、PETフィルム基材21の上に、第1の電極22として厚さ50nmのITO膜を形成し、IZO膜上に厚さ200nmのZnO膜を配置したものである。ITO膜のInとSnの総量に対するZnの割合は、10wt%である。第1の電極22の成膜中の酸素比率、すなわち、ArガスとO2の全流量に対するO2流量の割合は、1.5%である。
サンプル5のXRCの半値全幅は3.5°と小さく、c軸配向性が良好である。ヘイズ値も0.7%であり、高い透明度が得られている。d33値は2.6(pC/N)であり厚さ方向への分極特性が非常に良好である。
サンプル4とサンプル5の測定結果から、透明導電膜を成膜するときに微量のO2ガスが混合される場合、非晶質が維持されて、圧電体層のc軸配向性と透明度が向上することがわかる。
サンプル1~5のいずれも、圧電体層23であるZnOのc軸配向性が良好、または許容範囲内である。これは、第1の電極22を非晶質の酸化物導電体で形成したことで、第1の電極22の上に成長したZnOの結晶配向性が向上したことを示している。
また、第1の電極22を非晶質の酸化物導電体で形成することで、樹脂またはプラスチックの基材21の上に第1の電極22を形成したときに、基材21の表面凹凸が吸収されて、第1の電極22の表面粗さが低減されていると考えられる。すなわち、第1の電極22と圧電体層23の界面で、粒界の割合が少なくなり、クラックやリークパスの発生が抑制されている。
上記から、非晶質の酸化物導電体で形成される第1の電極22の膜厚を、少なくとも10nm~100nmの範囲とすることで、上層の圧電体層23の結晶性と圧電特性が向上することがわかる。第1の電極22の成膜時に、Arガス中に所定割合のO2が混合される場合は、非晶質を保ったまま透明度が向上する。非晶質が維持されるO2の流量比の適切な範囲については、図7を参照して後述する。
<比較例>
図5は、比較例の測定結果である。比較例1と比較例2は、基材21上に金属の電極膜を形成したときのZnOの結晶特性と圧電特性を示す。比較例3は、基材21上に、結晶性のITO膜を形成したときのZnOの結晶特性と圧電特性を示す。比較例3では、第1の電極22の成膜中の酸素比率は、4.8%である。用いる基材21の種類と厚さ、及びZnO層の厚さを、実施例のサンプル20と同じにする。
比較例1では、基材21の上に、厚さ50nmのTi膜を形成し、Ti膜の上に圧電体層23としてZnO層を形成する。比較例1のXRCの半値全幅は5.7°であり、実施例のサンプル1~3と比較するとブロードになっているが、c軸配向性としては許容範囲内である。しかし、結晶の透明度に関しては、ヘイズ値を測定するまでもなく、目視で曇りが観察され、不透明である。
d33値は、使用した測定装置の解像度では分極を感知できず、圧電特性が悪い。この構成では、圧電センサとして用いることができない。
比較例2では、基材21の上に、厚さ50nmのAl膜を形成し、AL膜の上に圧電体層23としてZnO層を形成する。比較例2のXRCの半値全幅は19.5°と非常に広く、c軸配向性が許容範囲外である。結晶の透明度に関し、ヘイズ値を測定するまでもなく、目視で曇りが観察され、不透明である。分極特性に関しては、使用した測定装置では分極が感知できず、d33はゼロである。
図6は、比較例1、2におけるd33値の不良要因を説明する図である。基材21がプラスチックや樹脂の場合、フィルム形成のプロセスや材料自体の可撓性に起因して、表面に凹凸が生じる。このような基材21の上に、結晶体である金属の電極膜122を形成すると、下地表面の凹凸を十分に吸収することができず、電極膜122の表面にも、突起101が現れる。
金属の電極膜122の上に、圧電体層23を形成すると、電極膜122の表面の凹凸に起因して、圧電体層23にクラック102が生じ、上部の電極(たとえばAl膜)と、金属の電極膜122の間に、リークパスが形成される。この結果、分極で発生した電荷が打ち消され、d33値を得ることができない。
比較例3では、基材21の上に、厚さ50nmの結晶質のITO膜を形成し、ITO膜の上に圧電体層23としてZnO層を形成する。ITO膜の成膜中の酸素比率を4.8%に設定すると、形成されるITO膜は結晶質になる。比較例3のXRCの半値全幅は、10.0°と広く、c軸配向性が許容範囲外である。下地の電極膜が結晶質の場合、使用した測定装置の精度ではZnO層からの発生電荷を感知できず、d33値を得ることができない。一方、ITO膜としたことで、ヘイズ値は1.0と高く、透明度が得られている。
図7は、異なるO2/Ar流量比で成膜されたサンプルの微小入射角X線回折(GIXD:Grazing Incidence X-ray Diffraction)の測定結果である。PET基板上に、ArガスとO2の全流量に対するO2流量の比率(酸素比率)を、0%、0.5%、1.5%、4.8%と変化させて、ITO膜を成膜する。成膜後に、熱アニール処理をしていないas-depo状態で、GIXD法により複数の面方位ピークが現れたものを結晶化ITOと定義する。
ArガスとO2の全流量に対するO2流量の比率が4.8%のときは、多数の面方位ピークが現れ、特に(222)結晶面でのピークが突出している。2θが26度のときの小さなピークは、PET基板に由来するピークである。
ArガスとO2の全流量に対するO2流量の比率が0%のときと、0.5%のときは、PET由来の小さなピーク以外は、ほぼ平坦な測定プロファイルであり、成膜されたITO膜は非晶質である。ArガスとO2の全流量に対するO2流量の比率が1.5%のときは、(222)結晶面だけわずかにピークが出てきている状態であり、そのピーク強度はPET由来のピークよりも小さいので、非晶質と判断される。
この測定結果から、ArガスとO2の全流量に対するO2流量の比率を0%~2%、より好ましくは、0%~1.5%とすることで、第1の電極22を非晶質にして、上層の圧電膜のc軸配向性、透明度、及び圧電特性を良好にすることができる。
図4の実施例と図5の比較例を比べると、少なくとも、基材21と圧電体層23の間に配置される電極を、非晶質の酸化物導電体で形成することで、圧電体層23の結晶配向性と圧電特性が向上し、精度の良い圧電デバイスが実現される。酸化物導電体の成膜中の酸素比率を2%、より好ましくは、1.5%以下にすることで、非晶質の膜が得られる。
以上、特定の例に基づいて本発明を説明してきたが、本発明は上述した構成例や製造工程に限定されない。たとえば、非晶質の酸化物導電体で第1の電極を作製する場合に、スパッタプロセス中に水分を導入することで、プラスチックの基材21の上に、低抵抗の非晶質膜を形成してもよい。
本発明の非晶質の酸化物導電体の電極と圧電体層13を含む積層体15は、圧電センサだけではなく、逆圧電効果を利用してスピーカ、発振子等の圧電デバイス利用することもできる。圧電体層13に交流の電気信号が印加されることにより、圧電体層13にその共振周波数に応じた機械的な振動が生じる。下層に配置される非晶質の第1の電極12の存在により圧電体層13のc軸配向性と分極特性が良好であり、圧電デバイスとしての動作精度を高めることができる。
10 圧電デバイス
11、21 基材
12、22 第1の電極
13、23 圧電体層
14 第2の電極
15 積層体

Claims (12)

  1. 基材の上に、第1の電極、圧電体層、及び第2の電極がこの順で積層されており、
    少なくとも前記第1の電極は、非晶質の酸化物導電体で形成され、前記非晶質の酸化物導電体で形成された前記第1極に接して、スパッタ成膜されたウルツ鉱型の結晶構造を有する前記圧電体層が設けられていることを特徴とする圧電デバイス。
  2. 前記第1の電極は、ITO、IZO、IZTO、またはIGZOであることを特徴とする請求項1に記載の圧電デバイス。
  3. 前記第1の電極の厚さは、10nm~200nmであることを特徴とする請求項1または2に記載の圧電デバイス。
  4. 前記第1の電極の厚さは、10nm~100nmであることを特徴とする請求項3に記載の圧電デバイス。
  5. 前記圧電体層は、酸化亜鉛(ZnO)、硫化亜鉛(ZnS)、セレン化亜鉛(ZnSe)、テルル化亜鉛(ZnTe)、窒化アルミニウム(AlN)、窒化ガリウム(GaN)、セレン化カドミウム(CdSe)、テルル化カドミウム(CdTe)、炭化ケイ素(SiC)、及びこれらの組み合わせの中から選択される材料を主成分として形成されていることを特徴とする請求項に記載の圧電デバイス。
  6. 前記圧電体層は、前記主成分の中に、マグネシウム(Mg)、バナジウム(V)、チタン(Ti),ジルコニウム(Zr),ケイ素(Si)、リチウム(Li)及びこれらの組み合わせから選択される材料を副成分として含有することを特徴とする請求項に記載の圧電デバイス。
  7. 前記圧電体層のd33値は、2.2~5.0pC/Nであることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の圧電デバイス。
  8. 前記基材は、プラスチックまたは樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の圧電デバイス。
  9. 前記第2の電極は非晶質の酸化物導電体で形成されていることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の圧電デバイス。
  10. 基材の上に、第1の電極として、非晶質の酸化物導電体の層を、前記基材に接して形成し、
    前記非晶質の酸化物導電体で形成された前記第1の電極の上に、前記第1の電極と接して、ウルツ鉱型の結晶構造を有する圧電体層をスパッタリングで形成し、
    前記圧電体層の上に、第2の電極を形成する
    ことを特徴とする圧電デバイスの製造方法。
  11. プラスチックまたは樹脂の前記基材の上に、前記第1の電極を、室温でのスパッタリング法により形成することを特徴とする請求項10に記載の圧電デバイスの製造方法。
  12. 前記第1の電極の成膜中の、アルゴンと酸素の総流量に対する酸素流量の比率は、0%以上、2.0%以下であることを特徴とする請求項10または11に記載の圧電デバイスの製造方法。
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