JP7313243B2 - 靴用粉末消臭剤組成物、容器入り粉末消臭剤組成物、及び消臭方法 - Google Patents
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Description
しかし、液体の消臭剤組成物は、靴や靴下の臭気に対する消臭効果が低かった。
こうした問題に対して、靴等の消臭を目的とした粉末消臭剤組成物が提案されている(特許文献1~4)。
このうち特許文献4では、消臭成分と共にメントールを配合している。
しかしメントールのような冷感付与物質は、皮膚に直接触れた際には充分な冷感付与効果を奏するが、靴下をはいている場合は、靴下ごしに冷感を感じられない場合がある。また、冷感を感じるまでに長時間を要する場合がある。
そこで、本発明は、冷感又は温感を付与する物質を含み、使用者が靴下をはいたときであっても、冷感や温感を迅速に感じさせることが可能な、靴用粉末消臭剤組成物、容器入り粉末消臭剤組成物、及び消臭方法を提供することを目的とする。
[1]下記(A)成分及び(B)成分を含む靴用粉末消臭剤組成物であって、
粒径が50μm以下の粒子の質量が、前記靴用粉末消臭剤組成物の総質量に対して30質量%以上であることを特徴とする靴用粉末消臭剤組成物。
(A)成分:消臭成分
(B)成分:皮膚に接触したときに冷感又は温感を付与する物質
[2]前記(B)成分からなる粒子又は前記(B)成分を含む粒子の体積平均粒子径が50μm以下である、[1]に記載の靴用粉末消臭剤組成物。
[3]前記(B)成分が、メントール、メントン、カンファー、プレゴール、イソプレゴール、シネオール、ハッカオイル、ペパーミントオイル、スペアーミントオイル、ユーカリプタスオイル、3-l-メントキシプロパン-1,2-ジオール、N-アルキル-p-メンタン-3-カルボキサミド、3-l-メントキシ-2-メチルプロパン-1,2-ジオール、p-メンタン-3,8-ジオール、2-l-メントキシエタン-1-オール、3-l-メントキシプロパン-1-オール、4-l-メントキシブタン-1-オール(3-ヒドロキシブタン酸メンチル)、乳酸メンチル、メントールグリセリンケタール、N-メチル-2,2-イソプロピルメチル-3-メチルブタンアミド、グリオキシル酸メンチル、及びこれらの化合物を含有する植物抽出物からなる群から選択される1以上の冷感付与物質である、[1]又は[2]に記載の靴用粉末消臭剤組成物。
[4]前記(B)成分が、カプサイシン、バニリルエチルエーテル、バニリルプロピルエーテル、バニリンプロピレングリコールアセタール、エチルバニリンプロピレングリコールアセタール、ギンゲロール、バニリルブチルエーテル、4-(l-メントキシメチル)-2-(3'-メトキシ-4'-ヒドロキシフェニル)-1,3-ジオキソラン、トウガラシ油、トウガラシオレオレジン、ジンジャーオレオレジン、ノニル酸バニリルアミド、ジャンブーオレオレジン、サンショウエキス、サンショール-I、サンショール-II、サンショウアミド、黒胡椒エキス、カビシン、ピペリン、及びスピラントールからなる群から選択される1以上の温感付与物質である、[1]又は[2]に記載の靴用粉末消臭剤組成物。
[5][1]~[4]のいずれか一項に記載の靴用粉末消臭剤組成物と、前記靴用粉末消臭剤組成物を収容した容器とを有する、容器入り粉末消臭剤組成物。
[6][1]~[4]のいずれか一項に記載の靴用粉末消臭剤組成物を、靴内に散布する、消臭方法。
本発明の靴用粉末消臭剤組成物は、下記(A)成分及び(B)成分を含み、粒径が50μm以下の粒子の質量が、靴用粉末消臭剤組成物の総質量に対して30質量%以上である。
(A)成分:消臭成分
(B)成分:皮膚に接触したときに冷感又は温感を付与する物質
本発明の靴用粉末消臭剤組成物は、前記(A)成分及び(B)成分に加えて、バランス剤((C)成分)、香料、その他の任意成分を含んでいてもよい。
本発明において、粒径が50μm以下の粒子の質量の靴用粉末消臭剤組成物の総質量に対する割合は、JIS K3362:2008に準拠して、ふるい分け法によって目開き50μmのふるいを用いて測定できる。
体積平均粒子径は、レーザ回折式粒度分布測定装置(BECKMAN COULTER社製 LS 13 320)を用いて測定したD50である。
ある成分がある粒子に含まれる態様としては、他の成分の粒子の表面に付着した態様、他の成分の粒子の内部に含まれる態様が挙げられる。この態様の具体例としては、当該成分が液体で、他成分の粒子の表面や内部に付着している態様が挙げられる。この場合の粒径は、液体成分が付着した粒子の径である。
また、液体成分が付着した粒子が他の成分の粒子と共に造粒体を形成している態様が挙げられる。この場合の粒径も、造粒体の粒径である。
これは、小さい粒子が多く存在することにより、(B)成分を含む組成物が、迅速に靴下を透過し、皮膚に到達できるからであると考えられる。
また、本発明の靴用粉末消臭剤組成物は、前記割合が好ましい上限値以下であることにより、靴全体に行き渡る良好な流動性を確保しやすい。そのため、冷感や温感を均一に感じやすくなる。
(A)成分は消臭成分、すなわち、本発明の靴用粉末消臭剤組成物中で消臭効果を発揮する成分である。
(A)成分としては、(A1)多孔質基剤、(A2)包接基剤、(A3)アルカリ基剤、(A4)抗菌剤が挙げられる。
(A)成分は、1種単独でもよいし、2種以上の組み合わせでもよい。
(A1)成分としては、ハイドロタルサイト、ハイドロタルサイト焼成物、活性炭、ゼオライト、多孔質シリカ等、及び、これらに金属を担持したものが挙げられる。
[M2+ 1-xM3+ x(OH)2]x+[(An- x/n)・mH2O]x- ・・・(1)
M2+ 1-xM3+xO1+x/2 ・・・(2)
ハイドロタルサイト焼成物は酸性基及び塩基性基を有する金属塩に担持して金属複合体を形成していてもよい。
ハイドロタルサイト及びその焼成物は、天然ハイドロタルサイトでもよいし、合成ハイドロタルサイトでもよい。
ハイドロタルサイト及びその焼成物におけるMgO/Al2O3で表されるモル比は、2.5~6が好ましく、4~6がより好ましい。
(A2)成分としては、シクロデキストリン、高度分岐環状デキストリン等が挙げられる。
高度分岐環状デキストリンとしては、内分岐環状構造部分と外分岐構造部分とを有する重合度が50~10000の範囲にあるグルカンが挙げられる。内分岐環状構造部分は、例えばα-1,4-グルコシド結合とα-1,6-グルコシド結合とで形成される環状のグルカン鎖であり、外分岐構造部分は例えば内分岐環状構造部分に結合した非環状のグルカン鎖である。
高度分岐環状デキストリンの市販品としては、クラスターデキストリン(グリコ栄養食品株式会社製)等が挙げられる。
アルカリ基剤は、その飽和水溶液のpHが7.5~11であることが好ましい。飽和水溶液のpHが7を超えるアルカリ性であれば、酸性の悪臭物質を中和して消臭する作用を奏する。pHは、測定対象を25℃とし、pHメーター(製品名:HM-30G、東亜ディーケーケー株式会社製)により測定される値である。
(A3)成分としては、重炭酸カリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カルシウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二カリウム、リン酸二水素カリウム等が挙げられる。
(A4)成分としては、銀担持ゼオライト、四級アンモニウム塩(塩化ベンザルコニウム、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド)、4,4’-ジクロロ-2-ヒドロキシジフェニルエーテル(慣用名:ダイクロサン)、5-クロロ-2-(2,4-ジクロロフェノキシ)フェノール(慣用名:トリクロサン)、ビス-(2-ピリジルチオ-1-オキシド)亜鉛、ポリヘキサメチレンビグアニジン塩酸塩、8-オキシキノリン、ポリリジン、塩酸クロロヘキシジン、1,3,5-トリアジン-1,3,5-トリエタノール、1,3,5-トリメチルヘキサヒドロ-1,3,5-トリアジン等が挙げられる。
(A)成分の一部又は全部が液体又は溶液である場合、液体又は溶液の(A)成分を他の粒子、好ましくは(B)成分やバランス剤等の粒子に噴霧することで、(A)成分を粉末消臭剤組成物に配合できる。(A)成分の総てが液体又は溶液の場合、(B)成分が粉体であるか、(C)成分のバランス剤を配合することが必要である。
(A)成分からなる粒子又は(A)成分を含む粒子の体積平均粒子径が好ましい上限値以下であれば、消臭効果を発揮しやすい。
(A)成分からなる粒子又は(A)成分を含む粒子の体積平均粒子径が好ましい下限値以上であれば、使用時の粉の舞い上がりを抑制できる。
上記下限値以上であれば、靴用粉末消臭剤組成物の消臭効果をさらに高められ、上記上限値以下であれば、吸湿を抑え、固化を抑制しやすい。
(B)成分は皮膚に接触したときに冷感又は温感を付与する物質である。
(B)成分としては、皮膚に接触したときに冷感を付与する(B1)冷感付与物質、皮膚に接触したときに温感を付与する(B2)温感付与物質が挙げられる。
(B1)成分は、1種単独でもよいし、2種以上の組み合わせでもよい。
(B2)成分は、1種単独でもよいし、2種以上の組み合わせでもよい。
(B)成分の一部又は全部が液体又は溶液である場合、液体又は溶液の(B)成分を他の粒子、好ましくは(A)成分やバランス剤等の粒子に噴霧することで、(B)成分を粉末消臭剤組成物に配合できる。(B)成分の総てが液体又は溶液の場合、(A)成分が粉体であるか、(C)成分のバランス剤を配合することが必要である。
(B)成分からなる粒子又は(B)成分を含む粒子の体積平均粒子径が好ましい上限値以下であれば、(B)成分が皮膚により迅速に到達するので、使用者が靴下をはいたときであっても、冷感や温感をより迅速に感じさせることができる。
(B)成分からなる粒子又は(B)成分を含む粒子の体積平均粒子径が好ましい下限値以上であれば、保存時の固化を抑制できる。
上記下限値以上であれば、冷感又は温感の付与効果をさらに高められ、上記上限値以下であれば、吸湿を抑え、固化を抑制しやすい。
(C)成分であるバランス剤は、(A)成分、(B)成分に該当しない無機顔料である。
(C)成分としては、(C1)に規定される化粧品顔料、(C2)その他の無機顔料(但し(A)成分、(B)成分、(C1)成分を除く)が挙げられる。
(C)成分は、1種単独でもよいし、2種以上の組み合わせでもよい。
上記下限値以上であれば、吸湿を抑え、固化を抑制しやすく、流動性を高めやすい。上記上限値以下であれば、(A)成分と(B)成分とを充分な量配合しやすい。
靴用粉末消臭剤組成物は、さらに、バランス剤以外の任意成分を含んでいてもよい。
その他の任意成分としては、香料((B)成分を除く。)、吸熱基剤、高分子ポリマー、染料が挙げられる。
香料が粉末香料の場合、靴用粉末消臭剤組成物は、任意成分として香料を粉末状とするための賦形剤を含んでいてもよい。香料の賦形剤としては、デキストリン、トレハロース、シクロデキストリン、オクテニルコハク酸でんぷんナトリウム、でんぷん、でんぷん誘導体等が挙げられる。
香料が液体香料の場合、靴用粉末消臭剤組成物の総質量に対する液体香料の含有量は、0.01~5質量%が好ましく、0.1~2質量%がより好ましい。
香料が粉末香料の場合、粉末消臭剤組成物の総質量に対する粉末香料の含有量(賦形剤を除く)は、0.01~10質量%が好ましく、0.1~5質量%がより好ましく、1~5質量%がさらに好ましい。
各成分がいずれも粒子である場合、靴用粉末消臭剤組成物は、(A)成分、(B)成分及び必要に応じて任意成分を粉体混合により混合する方法により製造できる。
また、(A)成分、(B)成分及び必要に応じて任意成分の一部又は全部を造粒してもよい。造粒方法としては、特に限定されず、従来公知の流動層造粒法、乾式造粒法、湿式造粒法等が挙げられる。
また、一部の成分が液体又は溶液状である場合、液体又は溶液状の成分は、粉体混合前、若しくは粉体混合後、又は造粒後の他の成分に噴霧することにより配合できる。
なお、(B)成分の一部又は全部は、予め香料組成物に配合しておいてもよい。
本発明の靴用粉末消臭剤組成物は、容器に収容されて、容器入り粉末消臭剤組成物(容器入り製品)となる。
容器としては、例えば、スタンディングパウチ、注出孔を有するボトル、広口瓶、缶等、粉体を収容する公知の容器が挙げられる。中でも、注出孔を有するボトルが好ましい。
容器は、容器本体と蓋体に加えて、注出孔を適切な大きさに調整する中栓を有することが好ましい。
本発明の消臭方法は、本発明の靴用粉末消臭剤組成物を、靴内に散布する方法である。
靴内への散布は、容器入り粉末消臭剤組成物の容器を振り動かして靴内に靴用粉末消臭剤組成物を振り出すことや、容器から靴用粉末消臭剤組成物をスプーンに取り出し、スプーンで靴内に散布することなどにより行うことができる。
靴内に散布した後には、靴に振動を与えて、粉末消臭剤組成物を靴の内部全体に広げることが好ましい。
使用量が上記下限値以上であることにより、充分な消臭効果を得やすい。
使用量が上記上限値以下であることにより、靴に過剰量が残留しにくく、良好な履き心地を得やすい。
<(A1)成分>
・ハイドロタルサイト焼成物(酸化マグネシウムと酸化アルミニウム質量比の固溶体、KW-2000、協和化学工業株式会社、化学組成:Mg0.7Al0.3O1.15、平均粒子径:40μm)。
・Aゼオライト(タイシリケート、平均粒子径:5μm)。
・クラスターデキストリン、高度分岐環状デキストリン(グリコ栄養食品株式会社製、平均粒子径:100μm)。
<(A3)成分>
・炭酸水素ナトリウム(東ソー株式会社、平均粒子径:250μm)。
<(A4)成分>
・銀担持ゼオライト(ゼオミックAJ10N、シナネンゼオミック株式会社製、平均粒子径:4μm)。
・l-メントール(クラリアントジャパン、平均粒子径:30μm(粉砕後))。
<(C)成分>
・タルク(MS-KY、日本タルク株式会社製、平均粒子径25μm)。
・クラウンタルクRD(松村産業株式会社、平均粒子径50μm)。
<香料>
・粉末香料(シトラスパウダーLA-7810、長谷川香料株式会社、平均粒子径40μm)。
<50μm以下の粒子量>
測定対象の靴用粉末消臭剤組成物の100gを直径20cmのJISZ8801の篩(目開き50μm)上にのせ、JIS K3362:2008に準拠して、ふるい分け、前記篩を通過した靴用粉末消臭剤組成物の質量X(g)を測定し、下記式(3)により求めた。
Y(質量%)=X/100×100 ・・・(3)
レーザ回折式粒度分布測定装置(BECKMAN COULTER社製 LS 13 320)を用いて測定されるD50を体積平均粒子径とした。
イソ吉草酸(疑似悪臭)0.01質量%エタノール溶液500μLを6cm×6cmの綿布に滴下し、一晩ドラフト内で放置したものを消臭対象品とした。各例の粉末消臭剤組成物0.5gを消臭対象品に散布し、直後の臭気強度の官能評価を行った。官能評価は、5名のパネラが下記の判断基準に基づき行い、その判断結果の平均値を求めた。
0点:消臭効果が非常に高い。悪臭を全く感じない。
1点:消臭効果が高い。悪臭をほとんど感じない。
2点:消臭効果がやや高い。悪臭をやや感じる。
3点:消臭効果が低い。悪臭がほとんど低減しない。
4点:消臭効果が全くない。悪臭が低減しない。
各例の粉末消臭剤組成物1gを靴(26cm、右足)のかかと部分に乗せた。靴のつま先部分を下方45°に向け、靴のかかと部分を3回叩くことで全体に広げた。
その後、2名のバネラが、各々靴下(ユニクロ製スーピマコットンカノコソックス)を着用した右足で靴を履き、冷感を感じるまでの時間を計測した。その時間の平均値(冷感効果発揮時間)に基づき、以下の判断基準で評価した。
◎10分以内に冷感を感じる。
〇30分以内に冷感を感じる。
△1時間以内に冷感を感じる。
×冷感を感じるまで1時間以上かかるか、または冷感を感じない。
表1の配合で各成分を混合し、各例の靴用粉末消臭剤組成物を調製した。なお、混合は、密閉したビニール袋内で30回ほど振ることにより行った。
各例の50μm以下の粒子量、消臭効果、冷感効果を表1に示す。
これに対して、50μm以下の粒子量が少ない比較例1、2は、冷感効果に劣っていた。また、(A)成分を配合していない比較例3は、消臭効果に劣っていた。
また、実施例1、7と比較例1との対比から、50μm以下の粒子量を充分な量とすることにより、冷感効果だけでなく消臭効果も向上することがわかった。
Claims (6)
- 下記(A)成分及び(B)成分、並びに下記(C1)成分及び(C2)成分から選択される(C)成分を含む靴用粉末消臭剤組成物であって、
粒径が50μm以下の粒子の質量が、前記靴用粉末消臭剤組成物の総質量に対して30質量%以上であり、前記(C)成分の含有量が、前記靴用粉末消臭剤組成物の総質量に対して50~90質量%である、靴の中に散布して使用することを特徴とする靴用粉末消臭剤組成物。
(A)成分:消臭成分
(B)成分:皮膚に接触したときに冷感又は温感を付与する物質
(C1)成分:アルミニウム末、カーボンブラック、カルミン、グンジョウ、酸化スズ、酸化チタン、酸化亜鉛、鉛白、リトポン、二酸化チタン、硫酸バリウム、ポリエチレン、及びセラミックパウダーからなる群から選択される1以上の化粧品顔料
(C2)成分:タルク、カオリン、雲母、セリサイト、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、バーミキュライト、シリカ((A)成分に該当する多孔質シリカを除く)、焼セッコウ、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、酸化鉄、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、及び水酸化クロムからなる群から選択される1以上の無機顔料 - 前記(C)成分がタルクである、請求項1に記載の靴用粉末消臭剤組成物。
- 粒径が50μm以下の粒子の質量が、前記靴用粉末消臭剤組成物の総質量に対して30~90質量%である、請求項1又は2に記載の靴用粉末消臭剤組成物。
- 前記(C)成分からなる粒子又は前記(C)成分にその他の成分が付着した粒子の体積平均粒子径が、10~50μmである、請求項1~3のいずれか一項に記載の靴用粉末消臭剤組成物。
- 請求項1~4のいずれか一項に記載の靴用粉末消臭剤組成物と、前記靴用粉末消臭剤組成物を収容した容器とを有する、容器入り粉末消臭剤組成物。
- 請求項1~4のいずれか一項に記載の靴用粉末消臭剤組成物を、靴内に散布する、消臭方法。
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