JP7302206B2 - 現像ローラおよびその製造方法、現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents
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Description
静電潜像を粉体のトナーにより可視化する現像方式として、1成分現像方式が広く知られ実施されている。
1成分現像方式の現像装置は一般に、粉体の1成分系現像剤(以下「1成分現像剤」とも言う。)を収容するケースと、該ケースに回転可能に設けられ1成分現像剤を担持する現像ローラと、該現像ローラに接触して1成分現像剤を供給するための現像剤供給手段と、該現像剤供給手段により現像ローラに供給された1成分現像剤の薄層を形成するために現像ローラに接触するように前記ケースに設けられた現像剤規制部材と、を有し、現像ローラに形成された1成分現像剤の薄層を、潜像担持体の潜像形成面に圧接させて現像を行う構成となっている。
現像部位を通過後、現像ローラの周面に残留する残留トナーは、現像剤供給手段により前記周面から掻き落とされてケース内に回収され、再使用に供される。
即ち、現像ローラの表面にトナーがフィルム状に固着する現象である。フィルミングが発生すると、現像に供される粉体のトナーと「フィルム状に固着したトナー」との相互の付着力が低下して現像ローラによるトナー搬送量が低下し、現像により得られる可視画像の画像濃度の低下や、前記付着力の低下による地汚れ(可視画像においてトナーが付着すべき部分でない地の部分にトナーが付着する現象。)が発生する。
特許文献1記載の方法はフィルミングの抑制に有効であるが、それでも、現像ローラの使用が「より長時間」に亘るとフィルミングが生じることが新たに見出された。
この発明は、フィルミング現象に対する新たな知見に基づく、新規な現像ローラの実現を課題とする。
現像し可視化する画像形成方式に用いられ、周面に粉体のトナーを層状に保持して回転し
、前記潜像担持体上の前記静電潜像を可視化するための現像ローラであって、前記現像ロ
ーラは、中心部に設けられた芯金と、前記芯金の外周部に設けられた弾性層と、前記弾性
層を被覆する表面層とを有し、前記表面層は微細な凹凸による短周期的粗さを有し、前記
短周期的粗さにおける粗さ深さの算術平均:Raが0.5μm≦Ra≦1μmを満足し、
前記弾性層はその周期が前記短周期的粗さの周期よりも長周期的にうねる長周期的うねりを有し、前記微細な凹凸は前記長周期的うねりに従ってうねっている周面に、回転軸方向へ連続して形成されている。
図1は、現像装置の実施の1形態を説明する図である。
図1において、符号1は潜像担持体、符号2は現像装置を示す。
潜像担持体1は、周知の光導電性の感光体でドラム状に形成されている。以下、潜像担持体1を感光体1ともいう。
現像装置2は、粉体の1成分系現像剤を収容するケース21と、ケース21に回転可能に設けられ1成分現像剤を担持する現像ローラ22と、現像ローラ22に接触して1成分現像剤を供給するための現像剤供給手段23、24と、現像剤供給手段23、24により現像ローラ22に供給された1成分現像剤の薄層を形成するために現像ローラ22に接触するようにケース21に設けられた現像剤規制部材25と、を有する。
現像ローラ22は、ローラの回転軸方向を感光体1の回転軸方向と平行にし、ローラの周面を感光体1の周面(潜像形成面)に圧接させ、この圧接部が「現像部」となっている。
供給ローラ23は、寄せられたトナーT1を周面に保持して反時計回りに回転し、同じく反時計回りに回転する現像ローラ22との接触部の上部域にトナーT1を供給する。供給されたトナーT1は、現像ローラ22と供給ローラ23の接触部において、両ローラが逆向きに移動しつつ摺擦する摩擦力を受けて、所定の極性に摩擦帯電され、静電的に現像ローラ周面に付着する。
現像剤規制部材25は、ブレード状であってケース21に設けられ、自由端部側を「現像ローラ周面にニップ部を形成する」ように圧接させている。以下、現像剤規制部材25を規制ブレード25とも言う。
現像ローラ22が回転すると、トナーT2は現像部へ搬送され、感光体1上の静電潜像を可視化する。現像ローラ22の回転に伴い、現像部を抜けた現像ローラ表面には、現像に寄与しなかった残留トナーT3が残留している。この残留トナーT3は現像ローラ22の回転に従い、現像ローラ22と供給ローラ23の接触部において供給ローラ23の摺擦力により現像ローラ表面から掻き落とされる。
この実施形態例の現像ローラ22は、ステンレス等の金属製の芯金221と、この芯金221の外周部に設けられた弾性層222と、その周面を被覆する表面層223により構成されている。
弾性層222は、図1に示す感光体1との接触の際の過度なトルクアップを防止するために必要な弾性を確保する役割を果たす。このため、弾性層222は、ゴム換算硬度(JIS-A硬度)40°程度の弾性を有する軟質な材料で抵抗等の電気特性のばらつきが少ない材料、例えば、シリコンゴムやウレタンゴム等で構成される。
説明中の例では、ウレタン樹脂が用いられている。
この短周期的粗さにおける「粗さ深さの算術平均」は、トナー粒子の残滓を微細な凹凸の凹部から除去し易い大きさに設定されている。
この発明の現像ローラは、その周面に上記短周期的粗さに加えて「長周期的うねり」を有する。「長周期的うねり」は「短周期的粗さの長周期的なうねり」であり、その「うねり深さ」の算術平均は、短周期的粗さの粗さ深さの算術平均と同程度以上に設定される。
このように、この発明の現像ローラは、その周面に「短周期的粗さ」を持ち、「短周期的粗さと共に長周期的うねり」を持つ。
図3を参照して、「短周期的粗さ」と「長周期的うねり」を説明する。
図3は、短周期的粗さと長周期的うねりを有する場合を説明するための「イメージ図」である。
図3において、符号Bは「短周期的粗さ」、符号Cは「長周期的うねり」を示す。
現像ローラ周面の基準面は「滑らかな円筒面」である。符号Aは、この基準面の1方向(周面の回転方向または回転軸方向)を直線的に展開した「基準線」を示している。短周期的粗さB、長周期的うねりCは何れも、基準面の面直交方向の変位(凹凸)により形成
されている。短周期的粗さBの平均周期は数μm~数十μm、長周期的うねりCの平均周期は、数mm~数十mmである。
短周期的粗さBをなす微細な凹凸における凹部の深さはランダムに変化するが、凹部の「粗さ深さ」の算術平均は上記の如く「トナー粒子の残滓が微細な凹凸の凹部から除去され易い大きさ」である。
また、長周期的うねりCのうねり深さの算術平均は「短周期的粗さBにおける粗さ深さの算術平均と同程度以上」に設定されている。
従来、現像ローラに発生するフィルミングは、前述の如く、静電潜像の現像後、現像ローラに残留した残留トナーT3のうちで、供給ローラ23等の摺擦力に拘わらず現像ローラ周面上に残ったトナー粒子が供給ローラ23等からの圧接力や摩擦熱の影響を受けて、フィルム状に固着することにより発生すると考えられてきた。
乾式1成分系の現像剤である粉体のトナーは、上に説明したように、現像が繰り返されるに従い、現像装置22内で循環し、繰り返し使用される。
この「繰り返し使用」により、摩擦力や圧接力等の外力の作用によりトナー粒子は疲弊していく。トナー粒子は疲弊すると、砕けたり、トナー粒子に外添されているシリカ等の外添剤が剥がれたりする。
上に述べた「トナー粒子の残滓」は、このように砕けたトナー粒子の「破片」や「トナー粒子から剥がれ落ちた外添剤」を言う。
図4(a)において、符号B1は、現像ローラ周面に形成された微細な凹凸を示している。引用文献1に記載された現像ローラの例では、微細な凹凸の深さ:b1として5μmないし100μmが例示されている。トナー粒子の平均粒径は5μm~10μm程度であるから、この深さはトナー粒子1個分ないし数個分であると考えられる。
図4において、符号Zはトナー粒子の「残滓」を示している。図4(a)の例のように微細な凹凸B1が「ある程度深い」と、残滓Zは凹部に残留して長時間留まり易く、残留量も増加し易い。
このように、現像ローラ周面の微細な凹凸B1の内部に残差Zが溜まって、長時間滞留すると、滞留した残滓Zが繰り返して摩擦熱や圧力を受けて、凹部壁面にフィルム状に固着する。この現象を「残滓フィルミング」と呼ぶ。
また、残滓フィルミングにより残滓がフィルム状に固着したものを「残滓フィルム」と呼ぶ。残滓フィルムは、現像プロセスが繰り返されるに従い次第に成長する。
ある程度成長した残滓フィルムは正常なトナー粒子と親和性が高く、正常なトナーを吸着しやすい。このように残滓フィルムに吸着されたトナー粒子は、現像ローラから離れにくくなり、摩擦熱と圧力の作用を受けてフィルミング現象を生じる。
上記のように、新たに見出されたフィルミングの発生メカニズムによれば、現像ローラのフィルミングを有効に防止するには、先ず「残滓フィルミングの発生を抑制する」ことが重要である。
「残滓フィルミングの発生の抑制」には、残滓が短周期的粗さの凹部に残留し難くすること、換言すれば、凹部に入り込んだ残滓が「凹部から容易に除去され易く」すればよく、これは短周期的粗さの粗さ深さを浅くすることにより可能である。
図4(b)は、粗さ深さの算術平均:b2を小さくした短周期的粗さB2の状態を示しており、凹部が浅いので、この部分に残滓Zが入り込んでも除去され易い。即ち、入り込んだ残滓Zが凹部の壁面に付着しても、凹部の深さ:b2が浅いので、供給ローラとの接触摺擦により、拭われるようにして除去され、凹部に残留し難い。
上に説明したように、現像ローラ22は、その周面に粉体のトナーT1、T2を保持して現像部へ搬送する機能を持つ。現像ローラ周面が「滑らか」であると、現像ローラ周面に粉体のトナーが保持され難い。従って、トナー保持機能を鑑みると、現像ローラ周面には「ある程度の細かさの粗さ」が必要であり、短周期的粗さは、このようなトナー保持機能を担保している。
残滓Zの残留を防止する上では、短周期的粗さB2の凹部の深さは「浅い」ことが好ましいが、凹部の深さが浅くなりすぎると、トナー保持機能が不十分となる。
前述の如く、トナーの平均粒径は5μm~10μm程度であり、この点を鑑みると、短周期的粗さの粗さ深さの算術平均は「トナー粒子の平均粒径の20%を超えない」ことが好ましい。
長周期的うねりCは、前述の如く平均周期が数mm~数十mmと長いので、供給ローラや規制部材の圧接力を支える凸部(うねりの頂部)の数は少なく、供給ローラや規制ブレード等による圧接力は、現像ローラ表面上の広い面積部分に作用し、単位面積あたりに作用する圧接力は小さくなるが、うねりの深さが小さいと、うねりの凹部に残存する残滓Zが「うねりの凹部と供給ローラ表面等」により挟まれて圧縮され、また、摩擦熱による温度上昇も起こり易く、残滓フィルミングを生じやすくなる。しかし、うねり深さが大きくなると、このような圧縮性の力が小さくなるため、残滓フィルミングが生じ難くなる。
即ち、この発明の現像ローラの周面に形成されている短周期的粗さと長周期的うねりとは共に、残滓フィルミングを有効に抑制する機能を有するが、残滓フィルミング抑制に資する機能は互いに異なる。
即ち、短周期的粗さによる残滓フィルミング抑制は短周期的粗さの「粗さ深さ」が「トナー粒子の残滓が凹部から除去され易い大きさ」に設定され「残留トナー凹部に残滓が長時間留まらない」ことにより残滓フィルミングが抑制される。
長周期的うねりによる残滓フィルミング抑制は「うねりの凹部に存在する残滓への圧力」が抑制されることにより残滓フィルミングが抑制される。
このように、残滓フィルミングが抑制される結果、残滓フィルム上に成長するフィルミングを有効に抑制することができる。
発明者らは、短周期的粗さの粗さ深さ:Ra、長周期的うねりのうねり深さ:Waとフィルミングの関係を調べるため、図2に示した構造の現像ローラを複数種作製した。
直径:6mmのステンレス製の円柱状芯金221に、発砲性のウレタンによる弾性層222を厚さ:2mmに形成し、その周面に、表面層223を形成した。
弾性層222は、芯金221の長手方向に「長周期的うねりの型」を形成した押し型を用い、加熱により発砲性のウレタンを発砲膨張させて、その周面に長期的うねりを形成した。長周期的うねりの周期の算術平均は2mmとした。
表面層223は、液状のウレタン樹脂にシリカの微細粒子(不定形状)を分散させたものを塗布し、加熱によりウレタン樹脂を収縮固化させ、その外周面に微細粒子の形状による凹凸が形成されるようにした。表面層223の厚さは0.1mm程度であり、従って現像ローラの直径は実質的に10mmである。
シリカ微粒子の平均粒径や量を種々変化させて、表面層の表面に形成される微細な凹凸による短周期的粗さ(平均周期:60μm)の粗さ深さの算術平均を変化させた。
形成された現像ローラの周面に対して、JS B0633:2001の触針法による凹凸測定で、粗さ深さ:Raとうねり深さ:Waを測定し、粗さ深さの算術平均:Raとして、0.5μm、0.75μm、1.0μm、1.25μm、1.5μmの5種を作成し、これら5種のそれぞれに対して、うねり深さの算術平均:Waとして、0.25μm、0.5μm、0.75μm、1μmの4種を組み合わせた。
タンデム型カラー画像形成装置の現像装置の現像ローラとしてこれら20種類の試作現像ローラを用い、画像形成プロセスを寿命相当まで繰り返した。
用いた1成分系現像剤は、トナー粒子の平均粒径:5μmのものである。
上記実験後、現像ローラの表面をレーザ顕微鏡、走査型電子顕微鏡により観察して、現像ローラ表面におけるフィルミングの有無を調べた。結果を表1に示す。
0.5μm≦Ra≦1μm
である。
また、長周期的うねりのうねり深さの算術平均:Waの良好な範囲は、
0.5μm≦Wa
である。
Raが0.25μmのものは、現像ローラ周面の良好なトナー保持力が得られず、良好な現像ができないものと考えられる。
Waが0.25μmのものは、上に図4(c)に即して説明した場合のように、うねりの凹部に残存する残滓Zが「うねりの凹部と供給ローラ表面等」により挟まれて圧縮され、摩擦熱による温度上昇も起こり易く、残滓フィルミングを生じやすくなるためであると考えられる。
また、粗さ深さの算術平均:Raが1.0を超えて大きくなると、短周期的粗さの凹部にトナー粒子の残滓がたまり易く、これらが残滓フィルミングを起こし、形成される残滓フィルムのトナーがフィルム状に固着してフィルミングを生じるものと考えられる。
このように、この発明の現像ローラを用いることにより、フィルミングの発生を有効に抑制して、長期間の安定した画像形成を実現できる。
図5は、画像形成装置の実施の1形態である「タンデム型カラー画像形成装置」の1例を示している。
図5(a)において、符号100で示す画像形成装置は、作像ユニットUY、UM、UC、UB、中間転写ベルト11、光書き込みユニット13、シートケース15、転写装置17、定着装置19を有する。
作像ユニットUY、UM、UC、UBはそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色画像を作像形成するためのユニットで、用いられるトナーの色が異なる点を除けば、同一構造である。
作像ユニットUYは、光導電性の潜像担持体であるドラム状の感光体20Yの周囲に、帯電装置30Y、現像装置40Y、中間転写ローラ50Y、クリーニング装置60Yが配されてなり、作像ユニットUYとして「プロセスカートリッジ」を構成している。
中間転写ベルト11は、感光体20Yと中間転写ローラ50Yとの間を通っている。
全く同様に、作像ユニットUMではマゼンタトナー画像が、作像ユニットUCではシアントナー画像が、作像ユニットUBでは黒トナー画像が形成される。
これら各色のトナー画像は中間転写ベルト上に、順次「重なり合う」ように転写されてカラートナー画像となる。このカラートナー画像は、シートケース15から給紙される転写紙S上に転写装置17により転写され、定着装置19により定着される。
トナーカラー画像を定着された転写紙は、トレイTR上に排出される。
従って、画像形成装置は、現像装置の現像ローラにおけるフィルミングが有効に抑制されることにより、長期間にわたる安定した画像形成が可能である。
この発明の実施の形態に記載された効果は、発明から生じる好適な効果を列挙したに過ぎず、発明による効果は「実施の形態に記載されたもの」に限定されるものではない。
2 現像装置
21 ケース
22 現像ローラ
23 供給ローラ
24 現像剤規制部材(規制ブレード)
T1 トナー
B 短周期的粗さ
C 長周期的うねり
Z トナー粒子の残滓
B2 粗さ深さの算術平均
C1 うねり深さの算術平均
Claims (9)
- 潜像担持体に形成された静電潜像を乾式1成分系現像方式で現像し可視化する画像形成方式に用いられ、周面に粉体のトナーを層状に保持して回転し、前記潜像担持体上の前記静電潜像を可視化するための現像ローラであって、
前記現像ローラは、中心部に設けられた芯金と、前記芯金の外周部に設けられた弾性層
と、前記弾性層を被覆する表面層とを有し、
前記表面層は微細な凹凸による短周期的粗さを有し、前記短周期的粗さにおける粗さ深
さの算術平均:Raが0.5μm≦Ra≦1μmを満足し、
前記弾性層はその周期が前記短周期的粗さの周期よりも長周期的にうねる長周期的うねりを有し、前記微細な凹凸は前記長周期的うねりに従ってうねっている周面に、回転軸方向へ連続して形成されている現像ローラ。 - 請求項1記載の現像ローラであって、
前記長周期的うねりのうねり深さの算術平均が、前記短周期的粗さの粗さ深さの算術平
均と同程度以上に設定されている現像ローラ。 - 請求項1または2記載の現像ローラであって、
前記短周期的粗さにおける粗さ深さの算術平均が、トナー粒子の平均粒径の20%を超
えない現像ローラ。 - 請求項1記載の現像ローラの製造方法であって、
前記弾性層を、前記長周期的うねりを有する金型を用いて成形する現像ローラの製造方法。 - 請求項1乃至3の何れか1項に記載の現像ローラ、もしくは請求項4に記載の製造方法により製造された現像ローラであって、
前記周面に微細な凹凸として形成された前記短周期的粗さが長周期的にうねる長周期的うねりを有し、前記長周期的うねりのうねり深さの算術平均:Waが、条件:
0.5μm≦Wa
を満足する現像ローラ。 - 粉体の1成分系現像剤を収容するケースと、
該ケースに回転可能に設けられて前記1成分系現像剤を担持する現像ローラと、
該現像ローラに接触して前記1成分系現像剤を供給するための現像剤供給手段と、
該現像剤供給手段により前記現像ローラに供給された前記1成分系現像剤の薄層を形成するために前記現像ローラに接触するように前記ケースに設けられた現像剤規制部材と、を有し、
前記現像ローラが請求項1ないし3の何れか1項、もしくは請求項5に記載の現像ローラ、または請求項4記載の製造方法により製造された現像ローラである現像装置。 - 潜像担持体と、この潜像担持体の表面を一様に帯電する帯電装置と、前記潜像担持体に
形成された静電潜像を現像する請求項6記載の現像装置と、を備えるプロセスカートリッ
ジ。 - 請求項6記載の現像装置、または請求項7記載のプロセスカートリッジを備えた画像形
成装置。 - 請求項8記載の画像形成装置であって、
前記現像装置または前記プロセスカートリッジを複数備えた画像形成装置。
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