JP7287184B2 - Icモジュール - Google Patents
Icモジュール Download PDFInfo
- Publication number
- JP7287184B2 JP7287184B2 JP2019154423A JP2019154423A JP7287184B2 JP 7287184 B2 JP7287184 B2 JP 7287184B2 JP 2019154423 A JP2019154423 A JP 2019154423A JP 2019154423 A JP2019154423 A JP 2019154423A JP 7287184 B2 JP7287184 B2 JP 7287184B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- magnetic field
- wire
- field connection
- connection coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
Description
基板の上面に外部接触端子とブリッジ配線を有し、前記基板の下面に磁界接続コイルとICチップを有し、
前記ブリッジ配線は、前記磁界接続コイルを跨いで配線し、
前記ブリッジ配線の内側端部を底に露出させた第1のスルーホールと、前記ブリッジ配線の外側端部を底に露出させた第2のスルーホールと、前記外部接触端子を底に露出させた第3のスルーホールを有し、
前記第2のスルーホールの直径を前記第1のスルーホール及び前記第3のスルーホールの直径と同等又はより小さく形成し、
前記第2のスルーホールを前記基板の縁側よりも中央部側寄りに形成し、
前記第2のスルーホールよりも前記基板の中央側に配線する前記磁界接続コイルを前記第2のスルーホールを避けて湾曲させ、前記磁界接続コイルの外周部を前記第2のスルーホールに接近させて前記第2のスルーホールを囲って配線し、
前記ICチップの第1の端子と、第1のワイヤと、前記ブリッジ配線の内側端部と、前記ブリッジ配線と、前記ブリッジ配線の外側端部と、第2のワイヤと、前記磁界接続コイルの外側端子部と、前記磁界接続コイルと、前記磁界接続コイルの内側端子部と、第3のワイヤと、ICチップの第2の端子、により閉回路を構成し、
前記第2のワイヤの第1の端が前記第2のスルーホールの底に露出させた前記ブリッジ配線の外側端部にボ-ルボンディング方法により接続され、
前記第2のワイヤの第2の端が前記磁界接続コイルの外側端子部にウェッジボンディング方法により接続され、
前記第1のワイヤと第2のワイヤと第3のワイヤが樹脂封止部で保護されている
ことを特徴とするICモジュールである。
以下、本発明のICモジュールの第1の実施形態を、図1から図7を参照して説明する。図1は本発明のデュアルインターフェース型のICモジュール20を設置する通信媒体の1つであるICカード10を模式的に示す断面図であり、図2は、その平面図である。図3はICモジュール20の平面図であり、図4は側断面図である。図6は、ICモジュール20の樹脂封止部を示す側断面図である。
構成している。
アンテナ基板13に形成する通信用コイル16は、非接触で外部機器のリーダ/ライタと通信し、結合用コイル15は、ICモジュール20が持つ磁界接続コイル25とトランス結合する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るICモジュール20の平面図である。図3(a)は、ICモジュール20の基板接触端子面(上面)側の形状を示す図であり、図3(b)は、ICモジュール20の上面側からの透視図で表した、基板コイル形成面(下面)側のパターンを示す。ICモジュール20のモジュール基板20aの厚さは、例えば50~200μmである。
モジュール基板20aの下面に形成する磁界接続コイル25は図3(b)の様に、ICチップ30、およびスルーホール22、24の周りに螺旋状に数回巻きで形成する。外側端子部25aの近くに第2のスルーホール23を形成する。
図3(a)の様にモジュール基板20aの上面に形成したブリッジ配線26は、図3(b)にモジュール基板20aの上面側からの透視図であらわしたモジュール基板20aの下面に形成した磁界接続コイル25を跨ぐように形成する。
ICモジュール20は、モジュール基板20aの下面全面に銅箔を接着した後、パンチング等の方法により磁界接続コイル25の内側の第1のスルーホール22と、磁界接続コイル25の外側の第2のスルーホール23と、磁界接続コイル25の内側の第3のスルーホール24を形成する。
第2のスルーホール23の底にブリッジ配線26の外側端部を露出させる。その第2のスルーホール23の直径を、第1のスルーホール22及び第3のスルーホール24の直径と同等、若しくはより小さい直径に形成する。
磁界接続コイル25の最も外側に配された外側端子部25a、および最も内側に配された磁界接続コイル25の内側端子部25bは、素線よりも幅を広く形成する。
ICチップ30の外面に第一の端子31、第二の端子32および複数の第3の端子33が形成されている。
ICチップ30の第1の端子31とブリッジ配線26の内側端部とは、第1のワイヤ41を用いたパンチングホールワイヤボンディングにより接続する。
第1のワイヤ41をICチップ30の第一の端子31にボ-ルボンディング方法により接続する。すなわち、ボンディングツ-ルに挿入装着させた第1のワイヤ41の第1の端を、放電等の熱を利用して金属ボ-ルを形成し、この金属ボ-ルを、ボンディングツ-ルで抑えながら熱圧着、熱超音波接合、超音波接合のいずれかの手段により、ボンディング領域に圧着させるボ-ルボンディング方法によりICチップ30の第一の端子31に接続する。
ICチップ30の第2の端子32と磁界接続コイル25の内側端子部25bは、第3のワイヤ43を用いたワイヤボンディングにより接続する。すなわち、第3のワイヤ43の第1の端をICチップ30の第2の端子32にボ-ルボンディング方法により接続する。第3のワイヤ43の第2の端は、磁界接続コイル25の内側端子部25bにウェッジボンディング方法により接続する。
ICチップ30の第3の端子33と外部接触端子21は、第4のワイヤ44を用いたパンチングホールワイヤボンディングにより接続される。すなわち、第4のワイヤ44の第1の端をICチップ30の第3の端子33にボ-ルボンディング方法により接続する。第4のワイヤ44の第2の端は、第3のスルーホール24の底に露出する外部接触端子21にウェッジボンディング方法により接続する。
また、図4(b)の様に、第1のスルーホール22及び第3のスルーホール24の直径と同等若しくはより小さい直径で形成した第2のスルーホール23の底に露出させたブリッジ配線26の外側端部を、第2のワイヤ42を介して、磁界接続コイル25の外側端子部25aに接続する。
図5の平面図と図6の断面図の様に、ICチップ30と、第1のワイヤ41、第2のワイヤ42、第3のワイヤ43、第4のワイヤ44の全体を覆う樹脂封止部50を設ける。樹脂封止部50は、エポキシ樹脂などで形成することができる。ICモジュール20に樹脂封止部50を備えることで、ワイヤ41、42、43、44の断線を防ぐ。
次に、以上のように構成されたICモジュール20を製造するICモジュール20の製造方法について説明する。
変形例1として、外部接触端子21やブリッジ配線26は、予め所定のパターンが形成された銅箔パターンをモジュール基板20aの上面にラミネートすることで形成することもできる。このとき、第1のスルーホール22と第2のスルーホール23にブリッジ配線26の端が重なるように銅箔パターンを位置合わせする。
第3のスルーホール24の底に外部接触端子21の電極を露出させて形成する。
第1のスルーホール22及び第3のスルーホール24より同等又はより小さな直径で形成した第2のスルーホール23の底に露出させたブリッジ配線26の外側端部と、磁界接続コイル25の外側端子部25aとを、第2のワイヤ42で接続する。
第2の実施形態が第1の実施形態と相違する点は、図8の平面図の様に、モジュール基板20aの縁側よりも中央部側寄りに形成した第2のスルーホール23を避けた磁界接続コイル25の、第2のスルーホール23を囲むように湾曲させた部分の配線幅を、それ以外の磁界接続コイル25の部分の磁界接続コイル25の配線幅よりも細く配線する事である。
第3の実施形態が以上の実施形態と相違する点は、図9の平面図と図10の断面図の様に、ICチップ30、第1のワイヤ41、第3のワイヤ43、第4のワイヤ44を覆う第1の樹脂封止部51と、磁界接続コイル25の外側端子部25aと第2のワイヤ42を覆う第2の樹脂封止部52を別々に設ける事である。
第3の実施形態の変形例2として、第1の樹脂封止部51は、ダム材とフィル材の2種類の樹脂を用いてモールドし、第2の樹脂封止部52は、先のダム材又はフィル材のどちらか、若しくは他の樹脂等の一種類の樹脂を用いてモールドすることができる。
第3の実施形態の変形例3として、第1の樹脂封止部51の高さよりも第2の樹脂封止部52の高さを低く形成することができる。
更に、第3の実施形態の変形例4として、第1の樹脂封止部51の高さよりも低く形成する第2の樹脂封止部52の高さを、ICモジュール20をICカード10の凹部12に接着するための接着テープ厚又は接着樹脂の塗布厚と同等かそれよりも低くする。そして、ICモジュール20をICカード10の凹部12に接着剤により接着・固定する場合に、その接着層の厚みを、第2の樹脂封止部52の厚みよりも大きくなるようにする。
11・・・カード基材
12・・・凹部(キャビティ)
13・・・アンテナ基板
14・・・共振用容量性素子
15・・・結合用コイル
16・・・通信用コイル
20・・・・ICモジュール
20a・・・モジュール基板
21・・・外部接触端子
22・・・第1のスルーホール
23・・・第2のスルーホール
24・・・第3のスルーホール
25・・・磁界接続コイル
25a・・・磁界接続コイルの外側端子部
25b・・・磁界接続コイルの内側端子部
26・・・ブリッジ配線
30・・・ICチップ
31・・・ICチップの第1の端子
32・・・ICチップの第2の端子
33・・・ICチップの第3の端子
41・・・第1のワイヤ
42・・・第2のワイヤ
43・・・第3のワイヤ
44・・・第4のワイヤ
50・・・樹脂封止部
51・・・第1の樹脂封止部
52・・・第2の樹脂封止部
Claims (5)
- 通信媒体に設置して用いるICモジュールであって、
基板の上面に外部接触端子とブリッジ配線を有し、前記基板の下面に磁界接続コイルとICチップを有し、
前記ブリッジ配線は、前記磁界接続コイルを跨いで配線し、
前記ブリッジ配線の内側端部を底に露出させた第1のスルーホールと、前記ブリッジ配線の外側端部を底に露出させた第2のスルーホールと、前記外部接触端子を底に露出させた第3のスルーホールを有し、
前記第2のスルーホールの直径を前記第1のスルーホール及び前記第3のスルーホールの直径と同等又はより小さく形成し、
前記第2のスルーホールを前記基板の縁側よりも中央部側寄りに形成し、
前記第2のスルーホールよりも前記基板の中央側に配線する前記磁界接続コイルを前記第2のスルーホールを避けて湾曲させ、前記磁界接続コイルの外周部を前記第2のスルーホールに接近させて前記第2のスルーホールを囲って配線し、
前記ICチップの第1の端子と、第1のワイヤと、前記ブリッジ配線の内側端部と、前記ブリッジ配線と、前記ブリッジ配線の外側端部と、第2のワイヤと、前記磁界接続コイルの外側端子部と、前記磁界接続コイルと、前記磁界接続コイルの内側端子部と、第3のワイヤと、ICチップの第2の端子、により閉回路を構成し、
前記第2のワイヤの第1の端が前記第2のスルーホールの底に露出させた前記ブリッジ配線の外側端部にボ-ルボンディング方法により接続され、
前記第2のワイヤの第2の端が前記磁界接続コイルの外側端子部にウェッジボンディング方法により接続され、
前記第1のワイヤと第2のワイヤと第3のワイヤが樹脂封止部で保護されていることを特徴とするICモジュール。 - 請求項1記載のICモジュールであって、前記磁界接続コイルの外側端子部が前記第2のスルーホールよりも前記基板の縁側に配置され、前記磁界接続コイルの外側端子部に前記第2のワイヤの第2の端が前記基板の面から成す角度が15°以下の傾きで接続されていることを特徴とするICモジュール。
- 請求項1又は2に記載のICモジュールであって、前記磁界接続コイルの前記第2のスルーホールを避けて湾曲させた部分の配線の幅が、それ以外の前記磁界接続コイルの配線の幅よりも細く形成されていることを特徴とするICモジュール。
- 請求項1から3の何れか一項に記載のICモジュールであって、前記第2のワイヤを覆う樹脂封止部が、他のワイヤを覆う樹脂封止部とは別の樹脂封止部であることを特徴とするICモジュール。
- 請求項4記載のICモジュールであって、前記第2のワイヤを覆う樹脂封止部が、他のワイヤを覆う樹脂封止部の高さよりも低く形成され、かつ、前記ICモジュールを前記通信媒体に接着するための接着テープ厚又は接着樹脂の塗布厚と同等かそれよりも低く形成されていることを特徴とするICモジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019154423A JP7287184B2 (ja) | 2019-08-27 | 2019-08-27 | Icモジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019154423A JP7287184B2 (ja) | 2019-08-27 | 2019-08-27 | Icモジュール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021033744A JP2021033744A (ja) | 2021-03-01 |
JP7287184B2 true JP7287184B2 (ja) | 2023-06-06 |
Family
ID=74678309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019154423A Active JP7287184B2 (ja) | 2019-08-27 | 2019-08-27 | Icモジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7287184B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011210936A (ja) | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Renesas Electronics Corp | 半導体装置の製造方法および半導体装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6090006B2 (ja) * | 2013-06-25 | 2017-03-08 | 凸版印刷株式会社 | Icモジュール、デュアルicカードおよびicモジュールの製造方法 |
JP2018097724A (ja) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | 凸版印刷株式会社 | Icモジュール、およびicモジュールを搭載した媒体 |
-
2019
- 2019-08-27 JP JP2019154423A patent/JP7287184B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011210936A (ja) | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Renesas Electronics Corp | 半導体装置の製造方法および半導体装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021033744A (ja) | 2021-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6292277B2 (ja) | 複合icカード | |
JP3800766B2 (ja) | 複合icモジュールおよび複合icカード | |
US9033250B2 (en) | Dual interface smart cards, and methods of manufacturing | |
US6378774B1 (en) | IC module and smart card | |
EP3564852A1 (en) | Fingerprint sensing module and method for manufacturing the fingerprint sensing module | |
US11222861B2 (en) | Dual-interface IC card module | |
JP6090006B2 (ja) | Icモジュール、デュアルicカードおよびicモジュールの製造方法 | |
JPH11149536A (ja) | 複合icカード | |
US10366320B2 (en) | Dual-interface IC card | |
JP6653024B2 (ja) | 集積回路モジュール及び集積回路モジュールを内蔵するスマートカード | |
CN105512715B (zh) | 芯片卡模块装置、芯片卡装置和用于制造芯片卡装置的方法 | |
CN102891128B (zh) | 半导体存储装置 | |
US20240242054A1 (en) | Data-bearing card and semi-finished product and wiring layout for same, and method for producing same | |
US20110198740A1 (en) | Semiconductor storage device and manufacturing method thereof | |
WO2018092897A1 (ja) | 電磁結合デュアルicカード及びicモジュール | |
JP7287184B2 (ja) | Icモジュール | |
JPH11328341A (ja) | 複合icカード | |
CN116529734A (zh) | 卡型介质以及卡型介质的制造方法 | |
JP2018097724A (ja) | Icモジュール、およびicモジュールを搭載した媒体 | |
JP7306123B2 (ja) | Icモジュール、デュアルicカードおよびicモジュールの製造方法 | |
JP2001056850A (ja) | 非接触交信機能付きicモジュールと接触型非接触型共用icカード | |
JP2010117833A (ja) | インレイ及びその製造方法並びに非接触型情報媒体 | |
KR20210060476A (ko) | 휴대용 오브젝트용 전자 모듈을 제조하기 위한 방법 | |
JP2001067451A (ja) | 非接触icタグ及びそれに用いるコイル | |
JPH11250207A (ja) | Icモジュール、その製造方法及び該モジュールを搭載した非接触型icカード |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220725 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230419 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230425 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230508 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7287184 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |