JP7274363B2 - 密封構造 - Google Patents
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Description
内部の圧力が高くなる環境で用いられるケースと、
前記ケース内に取り付けられ、前記ケースに設けられた開口部に対して相対位置の移動が許容され、かつ前記開口部からケース外部に一部が飛び出るように構成される取付部品と、
前記開口部と前記取付部品との間の環状隙間を封止するガスケットと、
を備える密封構造であって、
前記ガスケットは、
補強環と、
前記補強環に一体的に設けられる弾性体製のシール本体と、
を備え、
前記補強環側が前記開口部の内周面に密着した状態で嵌合により固定されることで、前記開口部の内周面との間の隙間を封止させると共に、
前記シール本体は、
前記補強環に一体的に固定される被固定部と、
締め付け部材により外周面側から締め付けられることにより、前記取付部品の外周面に密着した状態で固定される取付部品側シール部と、
前記被固定部と前記取付部品側シール部との間に設けられ、撓み変形可能に構成されることで前記被固定部と前記取付部品側シール部との相対的な移動を許容する可撓部と、
を備えると共に、
前記補強環は、
前記開口部の内周面の内側の位置に配される筒状部と、
前記筒状部の一端側に設けられ、前記ケースの内部側において、前記開口部よりも外側に飛び出るように設けられる外向きフランジ部と、
を備えることを特徴とする。
前記被固定部と前記取付部品側シール部にそれぞれ一体に繋がるように設けられた蛇腹状部分により構成されているとよい。
図1及び図2を参照して、本発明の参考例に係るガスケットについて説明する。図1は本発明の参考例に係るガスケットの模式的断面図である。なお、本参考例に係るガスケットは略回転対称形状であり、図1においては、ガスケットの中心軸線を含む面で、ガスケットを切断した断面を模式的に示している。図2は本発明の参考例に係るガスケットを備える密封構造の模式的断面図である。なお、図2においても、ガスケットの中心軸線を含む面で、ガスケット等を切断した断面を模式的に示している。以下、ガスケットの中心軸線が伸びる方向を「軸線方向」と称する。
本発明の参考例に係るガスケット10を備える密封構造について、特に、図2を参照して説明する。本参考例に係る密封構造は、ケース500と、ケース500内に取り付けられる取付部品600と、ケース500に設けられた開口部510と取付部品600との間の環状隙間を封止するガスケット10とを備えている。なお、図2中、下方がケース500の内部側(I)であり、上方がケース500の外部側(O)である。本参考例に係る取付部品600は、開口部510に対して相対位置の移動が許容され、かつ開口部510からケース外部に一部が飛び出るように構成されている。なお、本参考例に係る取付部品600は、開口部510に対して、軸線方向への相対的な移動と、軸線方向に対して垂直方向への相対的な移動と、軸線方向に対して傾く方向への相対的な移動と、これら3種類の相対的な移動のうち2種類以上の複合的な移動のいずれも可能に構成されている。
本発明の参考例に係るガスケット10について、より詳細に説明する。本参考例に係るガスケット10は、金属などにより構成される補強環100と、補強環100に一体的に設けられる弾性体(例えば、ゴム)製のシール本体200とから構成される。補強環100は、筒状部である円筒部110と、円筒部110の端部に設けられる内向きフランジ部120とから構成される。
側シール部220と、被固定部210と取付部品側シール部220との間に設けられる可撓部230とから構成される。例えば、補強環100をインサート部品として、インサート成形によって、シール本体200を成形することにより、補強環100に対して被固定部210を一体的に固定させることができる。なお、本参考例においては、被固定部210は、補強環100の円筒部110の外周面を覆う部分を有している。また、本参考例においては、被固定部210の外周面は円柱面で構成され、取付部品側シール部220の内周面は円柱面で構成されている。前者の外径の方が、後者の内径よりも大きく構成されている。
ース500の開口部510の内周面511に対して、補強環100の円筒部110が直接密着し、かつ、弾性体からなる被固定部210の一部も密着する構成を採用することもできる。
本参考例に係るガスケット10によれば、補強環100側がケース500の開口部510の内周面511に密着した状態で嵌合により固定され、取付部品側シール部220が取付部品600の外周面に密着した状態で固定される。これにより、開口部510と取付部品600との間の環状隙間が封止される。
それぞれ一体に繋がるように設けられた蛇腹状部分により構成されている。これにより、被固定部210と取付部品側シール部220が軸線方向に相対的に移動した場合、被固定部210と取付部品側シール部220が軸線方向に対して垂直方向に相対的に移動した場合、被固定部210と取付部品側シール部220が軸線方向に対して傾く方向に相対的に移動した場合、または、被固定部210と取付部品側シール部220が上記3種類の相対的な移動方向のうち2種類以上の移動が複合した場合のいずれに対しても、可撓部230は無理なく変形する。
図3及び図4には、本発明の実施例が示されている。本実施例においては、補強環に関する構成が、上記参考例とは異なる場合の構成を示す。その他の構成および作用については参考例と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。図3は本発明の実施例に係るガスケットの模式的断面図である。なお、本実施例に係るガスケットは略回転対称形状であり、図3においては、ガスケットの中心軸線を含む面で、ガスケットを切断した断面を模式的に示している。図4は本発明の実施例に係るガスケットを備える密封構造の模式的断面図である。なお、図4においても、ガスケットの中心軸線を含む面で、ガスケット等を切断した断面を模式的に示している。以下、ガスケットの中心軸線が伸びる方向を「軸線方向」と称する。
本発明の実施例に係るガスケット10Xを備える密封構造についても、上記参考例の場合と同様に、ケース500Xと、ケース500X内に取り付けられる取付部品600と、ケース500Xに設けられた開口部510Xと取付部品600との間の環状隙間を封止するガスケット10Xとを備えている。取付部品600に関する構成、及び具体例については、上記参考例で説明した通りであるので、その説明は省略する。
本発明の実施例に係るガスケット10Xについて、より詳細に説明する。本実施例に係るガスケット10Xにおいても、上記参考例の場合と同様に、金属などにより構成される補強環100Xと、補強環100Xに一体的に設けられる弾性体(例えば、ゴム)製のシール本体200とから構成される。シール本体200及び締め付け部材300の構成については、一部の形状が異なる程度で、基本的な構成は、上記参考例の場合と同様であるの
で、その説明は省略する。
、本実施例においては、被固定部210のうち、補強環100Xの円筒部110Xの外周面を覆う部分が、ケース500Xの開口部510Xの内周面511Xに密着した状態で嵌合により固定され、かつ外向きフランジ部120Xを覆う弾性体の一部が、ケース500Xの端面520Xのうち開口部510Xの周囲の部分に接する場合を示した。しかしながら、図中、丸で囲んだZ部分に示すように、ケース500Xの開口部510の内周面511X、及び端面520Aに対して、補強環100Xの円筒部110Xと外向きフランジ部120Xがそれぞれ直接密着し、かつ、弾性体からなる被固定部210の一部も密着する構成を採用することもできる。また、特に図示はしないが、ケース500Xの開口部510の内周面511X、及び端面520Aに対して、補強環100Xの円筒部110Xと外向きフランジ部120Xのみがそれぞれ直接密着する構成を採用することもできる。
本実施例に係るガスケット10Xにおいても、上記参考例の場合と同様の効果を得ることができる。また、本実施例の場合には、外向きフランジ部120Xと、外向きフランジ部120Xを覆う弾性体の一部は、ケース500Xの端面520Xのうち開口部510Xの周囲の部分に接するように配される。従って、ケース500Xの内部の圧力が高くなる環境下であっても、ガスケット10Xがケース500Xの外側に外れてしまうことを抑制することができる。つまり、ガスケット10Xがケース500Xの外側に移動しようとしても、外向きフランジ部120Xの付近が端面520Xに引っ掛かるため、ガスケット10Xがケース500Xから外れてしまうことが抑制される。
100,100X 補強環
110,110X 円筒部
120 内向きフランジ部
120X 外向きフランジ部
200 シール本体
210 被固定部
220 取付部品側シール部
221 環状溝
230 可撓部
300 締め付け部材
500,500X ケース
510,510X 開口部
511,511X 内周面
512 内向きフランジ部
512a 端面
520X 端面
600 取付部品
Claims (2)
- 内部の圧力が高くなる環境で用いられるケースと、
前記ケース内に取り付けられ、前記ケースに設けられた開口部に対して相対位置の移動が許容され、かつ前記開口部からケース外部に一部が飛び出るように構成される取付部品と、
前記開口部と前記取付部品との間の環状隙間を封止するガスケットと、
を備える密封構造であって、
前記ガスケットは、
補強環と、
前記補強環に一体的に設けられる弾性体製のシール本体と、
を備え、
前記補強環側が前記開口部の内周面に密着した状態で嵌合により固定されることで、前記開口部の内周面との間の隙間を封止させると共に、
前記シール本体は、
前記補強環に一体的に固定される被固定部と、
締め付け部材により外周面側から締め付けられることにより、前記取付部品の外周面に密着した状態で固定される取付部品側シール部と、
前記被固定部と前記取付部品側シール部との間に設けられ、撓み変形可能に構成されることで前記被固定部と前記取付部品側シール部との相対的な移動を許容する可撓部と、
を備えると共に、
前記補強環は、
前記開口部の内周面の内側の位置に配される筒状部と、
前記筒状部の一端側に設けられ、前記ケースの内部側において、前記開口部よりも外側
に飛び出るように設けられる外向きフランジ部と、
を備えることを特徴とする密封構造。 - 前記可撓部は、
前記被固定部と前記取付部品側シール部にそれぞれ一体に繋がるように設けられた蛇腹状部分により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の密封構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019117330A JP7274363B2 (ja) | 2019-06-25 | 2019-06-25 | 密封構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019117330A JP7274363B2 (ja) | 2019-06-25 | 2019-06-25 | 密封構造 |
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JP2021004619A JP2021004619A (ja) | 2021-01-14 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019117330A Active JP7274363B2 (ja) | 2019-06-25 | 2019-06-25 | 密封構造 |
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JP (1) | JP7274363B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007023803A1 (ja) | 2005-08-24 | 2007-03-01 | Ntn Corporation | 等速自在継手用フレキシブルブーツ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3881053B2 (ja) * | 1996-03-07 | 2007-02-14 | Nok株式会社 | 密封装置 |
-
2019
- 2019-06-25 JP JP2019117330A patent/JP7274363B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2007023803A1 (ja) | 2005-08-24 | 2007-03-01 | Ntn Corporation | 等速自在継手用フレキシブルブーツ |
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